9.18
11日にご紹介したイザイのCD、NHKホールから東急ハンズに向かう通り(渋谷区役所、神南小学校の横を通る通り)の奥にあったCD店で手に入れました。今から30年近く前の話ですが.......この店は輸入盤の一点物ばかりを扱っている店で、オイストラフの技巧的小品集やハイフェッツのKorngoldのViolin ConcertoとWaxmanのCarmen Fantasyの入った珍しいCDはここで買いました。当時はゲネプロが終ると、前にご紹介したIさんを中心とするグループでお昼を食べに行き、その後私は東武ホテルの向かいにあったサトー無線に行ったり、東急ハンズに行き、そして最後にこのCD店に行ったものでした。ある時その店に行ったらRodeかDontかどちらかのEtudeのCDがありました。その時はこの次買えば良いやと思っていたのですが、次に行ったら売り切れ、そしてその後2度と見ることはありませんでした。今から思えばもっとたくさんの掘り出し物を買っておくべきでした。というのはある時突然閉店してしまったからです。
CDだけでなく、楽譜についても一点物を扱う面白い店があります。表参道のカワイです。品揃えが充実しているわけではないのですが、「なんでこんな譜面、置いてるの?」みたいな物があるのです。たとえばフーバイの小品(そよ風、Hejre Kati[今ではこの2曲、弾かれることはまずありません。楽しくてきれいな曲ですが。]、ハンガリー幻想曲[この曲、多分誰も知らないでしょう。今まで音を聴いたことは1度もありませんから。])やCarl Fischerの小品集2種類もここで買いました。もちろんヤマハやアカデミアの方が物はたくさんあります。でもここは意外な物が手に入る楽しみがあります。(最近行っていないので、今どうかは知りません。)
その昔、入団して2〜3年後の大阪の演奏会の時、会場練習と本番の間にササヤ書店に行きました。件の先輩Iさんに大阪にはササヤがあると教えられて、なんとなく行ったのです。

そうしたら前から欲しかったヴァイオリンと弓の製作者の事典が目に入りました。出先ですし、かなり高価だったのですが、思い切って買いました。でもこの事典とても重く、旅行カバン+楽器+この事典を持って家に帰るのに一苦労したことを覚えています。今でもこの事典には当時のササヤさんのカバーがついています。
もう1つ若い頃一生懸命集めたのが、右の写真の「The Way They Play」全14巻です。(15巻以降は見たことがないので、多分14巻までだと思います。その左隣の厚いのが上に書いたヴァイオリンと弓の製作者の事典です。)こちらは先生のお宅で第1巻を拝見してから、集め始めました。各巻名ヴァイオリニスト10名位の写真付きインタビュー記事が載っています。当時渋谷や銀座のヤマハには、このシリーズがたくさん置いてありました。 |