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今日はチェックアウトでホテルを出て長野に行きました。1時半過ぎに長野の会場に着き、それから善光寺の参道のそば屋さんに行きました。私はお腹を一杯にしたかったので、蕎麦ではなく天丼を頼みました。ごく普通の天丼を想像していたのですが、出てきたのはとても美味しい天丼でした。蕎麦もとても美味しかったそうです。お腹を一杯にしてから会場に戻りました。
会場に戻って書き始めていた原稿を一生懸命仕上げようと思ったのですが、時間が足らずあと一息というところで終わってしまいました。
今日の会場は前に何回も来ている会場です。前は甲府、松本、長野というような順番でよく来たものです。今回は昨日の新潟も今日の長野もお客さんがたくさんいらっしゃっていました。今回の指揮者シモノフさんは弾く側から言うと決して分かりやすい指揮ではないのですが、ロシア音楽についてはなるほどとうならされるところがある人です。会場は思い入れたっぷりの指揮振りにとても受けていました。
終演後家に無事着いたのは11時ちょっと過ぎでした。今日1日で500km以上運転したことになります。
今朝は目が覚めたら10時ちょっと前という具合で、とてもよく眠れました。いつも通り起きてからお風呂に入りました。昼過ぎに生徒に薦められたお寿司屋さんに行きましたが、東京では考えられない位の充実したランチでした。軽く食べるつもりが腹いっぱいのお昼になってしまいました。
2時半頃会場に行きましたが、まだ誰も来ていませんでした。
今日の会場市民芸術文化会館は私は初めて来た会場です。最初の印象は少しデッドなのかなという感じでした。ですが他のパートの音は聞き取りやすいし変な響きが付いてこないことが分かりました。更に言うなら本番の時にはこの他のパートが聞き取りやすかったために救われました。というのはシモノフさんのいささか強引な棒でもオケがバラバラにならなかったのは他のパートが聞き取りやすかったからだと思います。
シモノフさんはとても面白いものを持った方です。チャイコフスキーの5番についてもいつもとはかなり違う持って行き方であるのですが、なるほどと思わされるところはたくさんあります。会場で聴いていても、面白さとこの強引さとが妙に同居していると思います。
今日の会場はちょっと乾いた響きではあるのですが、響きの質はとても良いホールだと思います。特に他のパートの音が聞き取りやすいのはとても良かったです。それに妙な響きが付いて回らないことも良いです。もう少し響きが多い方が私は好きですが。
演奏会が終わってから新潟に来ると必ず行く店に行きました。本当に美味しいのは冬なのでしょうが、季節外れのこの時期でもとても美味しかったです。演奏旅行の場合美味しい店に行くと必ずN響の人がいるのですが、今日は私たち以外には誰もいませんでした。これはとても珍しいことです。
今日は午後3時頃家を出て7時過ぎに新潟に着きました。いつもは四つ木から首都高に乗っていくのですが、今日は都心を抜けて5号線を下っていきました。西神田を抜けるまで渋滞していて、思ったより時間がかかってしまいました。大泉は渋滞していなかったので、西神田を抜けてからはとても順調に行きました。家から新潟まで350kmあるので、一人で運転するのはやはり疲れます。
今は夕食を食べて部屋で休んでいます。もう新潟に来ているので明日はラクチンです。明日はゆっくり起きようと思っています。私の部屋は万代橋に面していて、とても景色の良い部屋です。
まずは手始めにお詫びから。昨日ご紹介した仙台国際音楽コンクールの会場ですが、仙台の青少年文化ホールではなく仙台市青年文化センターでした。仙台のNさんからご指摘のメールをいただきました。ありがとうございました。
演奏旅行が多いので、今では国内の演奏旅行の用意など20分もあれば完璧に出来るようになりました。持って行く物はもう決まっていますから、それを揃えるだけだからです。入団当時は演奏旅行というと1月位前からホテルをとって、2〜3日前には荷物をちゃんと作っていたものです。ですが最近は2〜3日前になってもホテルを決めていないことがあります。(そのため大きな催しがあってホテルがとりにくい時などとても困ることがたまにあります。といっても目的地に泊まれなかったということは今まで一度もないので、いまだにノンビリしています。)
今回のように車で行く場合は必要なものを詰め込んでおけばあとは何とでもなるので一段と気楽にやっています。毎回悩むのは暇つぶしに何を持って行くかです。新しいゲームを買った後ならそれを暇に任せてやれば良いのですが、今はそういうゲームもないので無線と実験などの本を持って行きます。
今回は22日に盛岡で弾いて以来1週間振りに30日に新潟で同じプロを弾きます。こういう場合チャイコフスキーの5番などのよく弾く曲はあまり困らないのですが、プロ前半の2曲はあまり弾かないので早めに会場に行って調子を整えておかないといけません。特に1曲目は初めての曲なので大変です。(今回チャイコフスキーも指揮者持参の譜面なので、ボーイングが変わっているのでそれを迷わされないようにしておかないといけません。)
いよいよ我が家でもブロードバンドを導入することにしました。地元の市川ケーブルテレビのインターネットサービスに入ることにしました。(といっても家以外のところからアクセスするためには今までのプロバイダをやめるわけにはいきません。それにホームページの問題もありますし。皆さんが私のホームページをお読みになるのに何か変更があるわけではありません。私がインターネットにアクセスするときだけの問題です。)
今日N響は浜松のアクトシティで演奏会があったはずです。1998年8月に浜松で演奏会があった時に、駅前のアクト・シティ・ホテルに泊まったことがあります。その時は突然泊まることにしたのですが、とても良い部屋ですごくリラックスできたことをよく覚えています。アクト・シティ・ホテルはオークラ系のホテルですが、今度の新潟の演奏会の時もホテルオークラ新潟に泊まります。今回は演奏会の前の日29日から泊まるつもりです。(31日の長野の演奏会のあと家まで車で帰るつもりなので、30日は楽をしたいからです。それにオークラホテル新潟の初代の支配人は親戚筋の方なのです。)
今回の新潟の会場市民芸術文化会館は2000年7月にN響が新潟に行った時に弾いた会場なのですが、私はその時降り番だったので今回初めて行きます。その前新潟に行った時、県民会館の横にこの会場が出来つつあるのを見てはいたのですが。
これを書きながら昔のひとりごとを読んでいたらとても懐かしくなりました。前回の新潟公演は2000年7月、浜松公演は1998年8月でしたが、ついこの間のようなずいぶん遠い昔のような人間の感覚とはいい加減なものです。
昨日仙台国際音楽コンクールの要項が送られてきました。2004年の5月にヴァイオリン部門、6月にピアノ部門が仙台の青少年文化ホールで行われます。詳細はこちらをご覧下さい。(ホームページはまだ第1回の結果報告しか載っていませんでした。)
少し前から気になっていた奏法の問題がつい最近解決しました。結論から言うと立ち方をちょっと変えただけなのですが、聴いていると出てくる音はかなり違うようです。人に聴いてもらって音が違うと言ってもらえるのはとても珍しいことです。誰かの本にも書いてある通りヴァイオリニストは一生の間に何百もの新発見をするものであるが、そのうち使い物になるものはほとんどないものです。今までと違うという事と良いという事は違うのです。初めは弾き方が変わったということが新鮮でまるで新発見をしたように感じるものですが、しばらく経つとまたマンネリに戻ってしまうというのがほとんどの場合です。結局は両手の力のバランスをとることが大切だということになりそうです。
気がついたらもう8月もそろそろ終りです。いまだに昼間に外に出ると頭が温まってしまいますが、夕方雨戸を閉めようと窓を開けると今日など涼しい風が吹き込んできて、もう秋なのだなとつくづく感じます。
この前から不調だったリビングのメリディアンのCDプレーヤーを今日修理に出しました。症状は突然ちょっと大きい音になると音が歪むようになったのです。昨日もう1回動作確認をしたら、今度はCDを認識しなかったり、プレーの途中で音が飛んだりというような症状が出てきました。メリディアンの207、207
IIはもう出てからかなりの年月が経つので、既に色々問題を起こしているようです。その後継機種である現行の507の音を聴かせてもらいましたが、よく言えば優等生的な音なのですが線が細くてメリディアンのイメージではありません。これならむしろもっと安いCDプレーヤーの方がずっとマトモな音がしています。ちょっとガッカリさせられました。どうして存在感の薄い線の細いものばかりがもてはやされるのでしょうか。
一見分解能が高いようなふりをしているが、実は単に線が細くていくつかの声部がまとまって聞こえてこないステレオがとても多いように聞こえます。弾き手はオーケストラにしろ弦楽四重奏にしろ(他のアンサンブルでも同じですが。)何人かが1つにまとまって聞こえることを目指しているのです。それが高価なステレオの試聴記事などを読むとそれぞれのパートが分離して聞こえることを誇っているようにしか聞こえないのです。音がまとまって聞こえないのだとしたら、それは弾き手が拙いかステレオの目指す方向が間違っているかのどちらかです。これは音楽の聴き方の基本的な姿勢の問題で、どこでも触れられていないですがとても深刻な問題です。(弾き手の意志とはまるで違う聴き方をして、演奏について色々書かれているのを読むととても妙な気分にさせられます。もっとも音楽をどう楽しもうとそれは各人の自由なのですが。)ある演奏を聴いてそれが良く聞こえたということが即そのステレオが良いという事の証明ではないのです。名演はラジカセを通してでも名演に聞こえるのです。
もしメリディアンの207 IIが直らなかったら一体どこのCDプレーヤーを買ったら良いのか暗澹たる気分にさせられました。(幸運なことにまだ私の求めるような音のプレーヤーがあるとのことで、不満な部分はあるにしても楽しむ分には充分のプレーヤーがあるそうでした。でも今ではそういう音のものはもうほとんどないとのことです。)
小さい子のレッスンというのは色々な意味で駆け引きの連続です。今日来た子も本気でやればとても良く出来るのですが、いつもレッスンの初めは調子が出ないのです。音はよく分かるし頭も良いのですが、甘えが出て駄々をこねるようになるとレッスンにならないのです。こういう時に課題が1つでも良く出来ると突然調子が出てくるのです。初めがどうであってもこのように調子良くレッスンが進むと本当にうれしいです。
最近楽器の持ち方の力のバランスが変わったのですが、それによってとても楽に弾けるようになってきました。言葉で説明するのは難しいのですが、重心を少し左半身の方に移してみたのです。もう少しやってみないと結論は出ませんが、今はとても楽しみにしています。
N響は明日から夏の演奏旅行のもう1つのBプロのシリーズが始まります。明日から福井、岐阜、浜松の3連戦です。
昨日は11時過ぎにはホテルに帰り、それからひとりごとを書き始めたのですが、色々考えているうちに寝入ってしまいました。目が覚めたら午前2時過ぎで、それからあわててアップロードしました。今朝は7時に起きて、それからお風呂に入り(旅行中はいつも朝風呂に入ります。)朝食を食べに行きました。盛岡は東京よりかなり涼しく、長そでを着てきた方が良かったかなと思いました。今朝もホテルから駅まで歩いている途中、道を歩いている人はほとんどが長袖を着ていました。
今日の新幹線は10:06でしたが、同じ車両には他に3人N響の人が乗っていました。人によってスケジュールはさまざまで、今朝6時に釣りに行って午後家に帰るという人もいたようです。昨日など10:04のやまびこが盛岡に着くのが13:26、11:04のやまびこが盛岡に着くのが13:31ということで、1時間早く出ても着くのはたった5分前という何とも不可解な時刻設定でした。私は2日ともPowerbookでメールをやっていました。出発する時にメールを読んでおいて、車中ではその返事を書いておいて途中の停車駅(行き帰りともに上野、大宮、仙台しか止まりません。)でそれを送信したのです。
家に帰って一休みしてから2人レッスンしました。1人はこの前書いた楽器を買おうとしている子です。出来立て(今年出来たばかり)というせいもあって、まだちゃんと音は出きってはいません。でも素性は良さそうです。本人は今までの楽器に較べて音が良いととてもうれしそうです。(今までの5倍以上もする楽器ですから当然です。)雨が降っているのでケースだけは今までの物を使って新しいケースが濡れないようにしていました。この様子を見て私も小さい時楽器を買ってもらった時のうれしさを思い出しました。この楽器が変わる時というのは弾き方を変えるとても良い機会です。
今日は盛岡の県民会館での演奏会でした。午後1時半くらいに盛岡につき、ホテルに荷物を置いてから県民会館に行きました。午後3時から4時半までゲネプロがあり、6時半から本番でした。ここの県民会館は出来て30年近くたつようです。(という事は私が入団した頃からこの会場はあったということになります。入団当時からこの会場だったかどうかはあまり記憶にないのですが、かなり前からこの会場に来た覚えはあります。)
シモノフさんの指揮は、普通とは持って行き方などが違います。チャイコフスキーの5番も最初は小さめの音量から始めます。例えば4楽章の主部など初めは普通に弾かれるのよりはるかに弱い弾き出しです。次のフレーズで ff と書いてあるところで初めて ff にするという弾き方でたしかに効果的です。ただテンポについては不安定に感じました。メロディーを弾いているのだと面白いのでしょうが、伴奏音形を弾いていると同じテンポで進むべきところでもいつもテンポが変わっているように感じて、とても弾きにくいです。でも全体としては面白いところがたくさんあります。
本番のあと会場のすぐ近くのお店で3人で盛り上がりました。そのお店は前回盛岡に来た時に見つけたお店でした。その時はカウンター席で店のご主人と話をしながら飲み始めたのですが、しばらくして隣の席のこちらの大学の先生ご夫妻と楽しいお話をするようになったのです。東京では考えられないくらい安くて美味しい店で、今回も依然としてそのお店は健在でした。(良い店を見つけても、次に行ったらつぶれていたというケースもたくさんあります。)これこそ演奏旅行の一番の楽しみです。
昨日からN響は練習が始まっていましたが、私は今日が休み明けでした。この休みの後半はいささか寛いでいたので、しばらくペースが合わせられませんでした。リムスキー・コルサコフの「サドコ」から練習しました。私は今までこの曲を弾いた事はないと思います。とてもドラマチックな曲で、演奏会の幕開けには良いかもしれません。次にチャイコフスキーの5番を4、3、2、1楽章の順に練習しました。フィナーレなど普通はただ大きい音で弾かせることが多いところを、余裕を持たせて曲の展開に合わせて音量を段々大きくさせるなど面白い持って行き方をさせています。練習であるフレーズを最初に弾く時にテンポの持って行き方が分からないのが問題なのですが、2度目に弾く時には大体分かるので演奏するときにはさほど問題にはならないです。最後にフレディ・ケンプさんのソロでラフマニノフのパガニーニの主題による狂詩曲を弾きました。とても若々しい演奏でした。ところどころ指揮者とソロのテンポが微妙にずれているところがありましたが、練習後細かく打ち合わせをしていたようでしたので明日は問題なく行くでしょう。1998年のチャイコフスキーコンクールで第3位を取られていますが、さすがにロシア物が合っているという音色です。
私自身は今日はリハビリの1日のようなものでした。今日の練習で弾く上で一番邪魔になるのは意識過剰だということを再確認しました。
明日は11時過ぎの東北新幹線で盛岡に行きます。帰りはあさってです。
朝一で楽器屋さんに行って楽器を見てきました。今年出来たばかりの新作ですが割と音がまとまっている楽器を3つの候補の楽器の中から選び、借りてきました。今月一杯くらいまでその楽器を生徒に弾かせてみて様子を見る事にしました。多分問題はないと思うのですが、本人が楽器を納得して買うことが大切だから試し弾きをある程度の期間やった方が良いと思います。
その後昼休みに練習所に行きました。午後の練習が始まった時に、練習所を出ました。そのあと家に帰って3人レッスンをしました。今日レッスンした子の1人はいつも指の押さえ方が弱いと思っていたのですが、弓の動かし方の感覚をちょっと説明したら急に面白そうに弾き出しました。こちらが当然だと思っていることでも、生徒から見ると当たり前ではないのです。生徒1人1人受け取り方が違うので、誰にも通用するわけではないのですが、その子に合った表現が出来ると見る間に変わっていきます。
いよいよ明日はN響の練習です。チャイコフスキーの5番の交響曲がメインのAプロです。あさって盛岡、30日新潟、31日長野で演奏会があります。(もう1つのチャイコフスキープロは25日福井、26日岐阜、27日浜松で演奏会です。)
今高校生の生徒が楽器を探しています。予算は200〜300万のセット(楽器、弓とケース)が欲しいのです。楽器を探すというのはタイミングがとても難しいのです。私がサブの楽器を探した時はたまたま良い楽器がありましたが、急に楽器が欲しいといってもすぐにはなかなか見つからないものです。
予算があっての話ですから仕方ないのですが、この値段だとフランス物を探すかイタリア物を探すか微妙なところです。500万以上になってくるとイタリア製で探す方が良いといえるでしょうが、この値段だとフランス物の傷のない健康なものを探した方が結果は良いようです。(500万以上でも下手なイタリア製など目じゃないくらいの素晴らしいフランス製があります。)年代物のイタリア製の楽器など今では何千万という値段がついています。(よくこれは掘り出し物ですよ等と言われてその気になって手を出す人がいますが、世の中そんなに甘くはありません。そういう物はほとんどが偽物か傷物です。楽器が本物でも表板を削られすぎていて音が出なくなったので、ひどい場合など紙を貼ってあるというような物さえあるのです。そういう楽器が掘り出し物なのではなく、それを買おうとするお客さんの方が楽器屋にとって掘り出し物だということです。)
明日この生徒のために楽器屋さんに行っていくつかの候補の中から一番良い物を借りてきて、しばらく生徒に弾かせようと思っています。(楽器は安いものではないので、しばらくそれを弾いてみて気に入るかを本人に確認させないといけないです。)楽器が替わる時というのは弾き方を変えるとても良いチャンスです。新しい楽器に慣れる過程で、弾き方の問題点が自然に浮かび上がってくるものです。(私もサブの楽器を買って色々なことを発見しました。)
夏休みもあと1日だけとなりました。去年は7月の終りから2週間クリーブランドに行き、その後N響でヨーロッパに行くという強行軍でしたが、今年はその逆にどこにも出かけないという夏休みでした。(去年は同時多発テロの直前にほぼ1月間外国にいたという、今から考えると恐ろしいことをしていました。)この1年で海外旅行は計4回、1月半くらい外国にいたことになります。また来年も外国に行く予定があるようです。
今日は朝はゆっくり起きて、11時からケーブルテレビの人がインターネット接続について説明に来ました。今日はそれしか用事がないと思っていたのですが、家族が買い物に出かけてからVisorを開けたら1つ用事が入っていました。ついでに買い物もしたら夕方になってしまいました。結局何もしないうちに夜になってしまった感じです。やることは山ほどあるのに、休みが終わりそうになってもほとんど片付きませんでした。(明日には連絡を取らなければいけない用事が3つあり、明日も忙殺されそうです。)
今日は久し振りに我孫子に行ってきました。私は結婚してから10年間、我孫子の手賀沼のほとりに住んでいました。今ではその時住んでいた家は人手に渡ってしまいました。その姿を見てから、我孫子にいる時よく出前を頼んだ鰻の老舗宇田川さんでうな重を食べました。私たちの他にも家族連れで何組か鰻を食べに来ていました。
演奏旅行で色々なところで鰻を食べることがありますが、ここより美味しいものにはなかなかお目にかかれません。その後地酒といえば知らない人はないくらい有名な春日やさんに行き、お酒を買いました。我孫子にいた時はよくここにお邪魔して、色々お酒のことを教えていただきました。今となっては我孫子に行く機会がないので、とても残念です。
その後柏に一人で住むおばのところに遊びに行き、夕方家に戻ってきました。今日一日で100km近く運転しましたが、高速ではなくごちゃごちゃ入り組んだところを運転したので疲れました。今日は土曜日なのに妙にそこら中混んでいました。
レッスンはお盆休みなので、ショッピングセンターに行ってガーデニングの本を買い込んで来ました。近いうちに庭を造りたいのでそのプランを立てたいからです。実は昼前に1冊買ったのですが、読んでいるうちにもっと色々な物を読みたくなったので、夕方もう1度同じ本屋に行きました。(これだから入れ込むと大変だと家族に言われるのです。)
今日リビングでCDを聴こうとしたら、メリディアンの207IIが歪んだ音を出すようになってしまいました。どのCDでも同じ症状が出ますし、違うCDプレーヤーをつなぐとちゃんと音が出るのでメリディアンが悪いのは間違いありません。ついこの間トレーがちゃんと引き込まなくなったので修理に出して、その時に動作は確認してもらったのですが、一年も経たないうちにこういう症状が出るようではそろそろ寿命かもしれません。修理が出来るか(修理の部品が今でも手に入るか)来週の月曜日に確認しようと思っていますが、どうも8:2の割合でダメではないかと言われてしまいました。
今日夕方青山まで車で行きましたが、車の台数は少ないのですがとても運転しにくかったです。普段でも土日は妙に強引な人とやたらに慎重な人が同居していますが、今日はそれ以上でした。首都高の上でも何ヶ所かで接触事故を見かけました。朝から色々な用事があり一日中車に乗っていましたが、無事に家まで帰れて良かったです。
昨日出来上がった300Bのアンプをエージングしたかったのですが、色々な用事で今日は全然聴けませんでした。毎日CDを1枚でも聴いているとすぐ音が馴染んでくるのですが、今回のアンプはリビングに置いているのですぐに音が練れてくると思います。
演奏する側というのはステレオ自体に興味があるのではなく、それを通して聞こえてくる演奏そのものに興味があるのです。どんなステレオであっても演奏の本質は聞き取れるものなのです。
私は仮にそうであっても出来るだけ良い音で聴きたいと思うのでステレオに入れ込んでしまうのですが..........
弾く側はボヤッと聴いている人にも自分の考えが伝わるように弾いています。つまり言ってみればラジカセでもそれが伝わるように弾いているのです。これは演奏家が安い楽器で弾いてもStradで弾いてもその人の個性がちゃんと伝わってくるのと同じだと思います。私はステレオに何百万もかけるなら、何十万でステレオを揃えて残りのお金で生の演奏会を聴いた方がはるかに幸せな音楽生活を送れると思います。そうすれば安いステレオを通してでも演奏の本質を聞き取れるようになれます。(例えば良い音というのはどんなステレオでも良く聞こえます。このシステムだと良く聞こえるが、他のシステムだと良さが出ないというのはおかしいのです。私は楽しむのだったらどのステレオででも楽しめます。)
試聴記事を読んでいるとステレオの音について色々良い事を言っていても、演奏についての批評を読むとズッコケルという事はよくあることです。「オーケストラの音を聴くのにどうしてそのCDを聴くの?」というたぐいの疑問です。試聴に使うCDはもっともっと慎重に選んで欲しいものです。(新しく出たCDの広告をしているような試聴記を読むとガックリきます。それにステレオの試聴と演奏の批評を一緒にしないで欲しいものです。)
7月の末に届いていたホームページの作成ソフトDreamweaver MXをインストールし、昨日から使ってみたのですが、今のところ快調です。(といっても昨日ちょっとしたチョンボをやってしまいました。というのはグラフィックのファイル名に”/”を使ってしまったのです。こうするとグラフィックを入れているフォルダの中に別のフォルダを置いたことになってしまうのでした。このために昨日しばらく絵が表示されないという問題に付き合わされてしまいました。)
今朝メールを読んでいたら新しいPowerMac G4が出て、全てのPowerMacがデュアルプロセッサになったようです。867MHz、1GHz、1.25GHzの3種類になり、OSはMac
OS X バージョン10.2が搭載されているそうです。OS9でも動作させられるようで、ここら辺がOS9でも動く最後になるのかもしれません。
今私が使っているのはPowerbookG3 500(FireWIRE)とPowerMacG4/400とiBook/500の3つですが、そろそろ前世紀の遺物になりかけているのでしょう。でも今のところ全然不自由さを感じないので、新しい物にする必要性を感じないのです。
夕方レッスンが始まる前にリビングのメインアンプをSV-501iにしたのをきっかけに、1階のレッスン室のB&Wのスピーカーをソルフェージュのレッスン室に入れ、リビングにあったエレキットの300Bをここに持ってきました。ここにあった6BQ5のアンプとKEFのスピーカーは隣の家に置くことにします。下の写真のB&Wがなくなり、部屋はすごくスッキリしました。
(夜22:00)
このところ掛かり切りだったサンバレーのSV-501iの音出しをしてみました。まだ出来上がったばかりでエージングが全然出来ていない状態ですが、チェロの音を聴くと今までのエレキットのアンプより音が太く出ていますし、音色も良いようです。トランスの容量の違いが音に出ているようです。
作る上で気に入っているのは電源コードや入出力の端子がシャ−シ上面に出ていることです。どこが始めたことかは知りませんが接続がとても楽で、特に重量のあるアンプの場合は是非この方式を取り入れて欲しいものです。
作っていく上で1つ笑い話のようなことがあったのですが、トランスのカバーをシャーシにつけるネジが1個どこかに行ってしまいました。作っていたテーブルの上、その下の床とカーペットを散々探し回ったのですが、見つかりませんでした。半分諦めていた時に眼鏡を外そうとして眼鏡に触ったら、何かが手に触れました。何とネジが眼鏡のフレームの磁石に付いていたのでした。
私はこのアンプで作ったのは7つ目になります。配線済みの基盤が入っていてかなりの部分が出来上がっている状態のものですからもっと早く作れると思ったのですが、思いの外に時間がかかりました。
朝からこのアンプでCDを聴いていますが、早くエージングを済ませて本調子になるのが楽しみです。(正午)
昨日用事から帰ってきてからサンバレーのSV-501i作りを再開したのですが、思ったより手ごわくて先ほどやっと出来上がりました。といっても電圧が全体に高めに出ているので、明日ゆっくり音を出してみようと思っています。今日は一応作っただけです。
今日は栄子先生が書いたように、私の弟の家族が両親のところに遊びに来たので、久し振りに3家族で楽しく母の手料理を楽しみました。私たちはレッスンがあるので途中で家に戻らなければなりませんでした。
この前に新しいドメインに移行して見えなくなってしまったページがあるので、全てのページを開いてみて気がついたところは全てちゃんと表示されるように直しました。といってもページ数にして122ページあるサイトですから、見落としがあるかもしれません。おかしいところがありましたら、是非お知らせ下さい。ここ2日ほど休養しましたが、明日からはまたいつも通りの生活の再開です。
今日は昼過ぎまで家の片付けをしました。(昨日の「栄子先生のひとりごと」に片付けをやらせると書いてあったのをあとで知りました。)お昼を食べてからいよいよアンプ作りを始めたのですが、すぐに部品が1つ足りないことが分かり、出来るところまでやって今日は終わりました。それにしてもキットというのは部品数が多いので、ちゃんと部品が入っているか確かめるのは大変だと思います。(今までも部品が足らないとか部品が不良だったということはありました。キットを作る以上ある程度のことは覚悟してかからないといけないでしょう。)不足している部品を早速送ってもらう手筈をとってもらったので、明日かあさってには再開できるでしょう。
昼食の時にリビングで聴いたレコードが思ったより音が良くなかったので、いま下のレッスン室で聴いているのですが、お昼に感じたほど悪い録音ではありません。これはリビングのREGAと下の部屋のLINNの違いによるものでしょう。やはりかなり実力の差はあるようです。(といってもリビングのREGAのPlanarは聴ければ良いと割り切っているので、これ以上手を入れる気はありません。)
このレコードはオイストラフの弾くハチャトリアンとシベリウスで、お昼に聴いたのはハチャトリアンの方でした。お昼に聴いたときは特にオーケストラの部分がうるさい感じだったのですが、今聴くとそういう感じはしません。今の方がボリュームは大きいのにです。全ての音がハッキリと出ていて単に技術的に素晴らしいだけでなく、聴いているとコーカサスの景色が目に浮かんでくるような名演です。(コーカサスの景色は残念ながら見たことはありませんが..........)
最近ヴァイオリンというとオイストラフかミルシュタインのものをよく聴きます。2人の持ち味はまるで違うのですが、ともに音の出方が好きなのです。ハイフェッツは技術的には信じられないほど素晴らしいのですが、曲よりハイフェッツの方が前に出てきてしまうことが気になるのです。
明日は朝から池袋の芸術劇場で用事があります。お盆の週なので道は少しは空いているのではないかと思っていますが、どうでしょうか。オーケストラ協議会の集まりがあるので、参考までに参加してこようと思っています。
昨日で解体作業も終わり今日は一日静かでしたが、強風にあおられて砂ぼこりが大変です。お盆を迎えて帰省される方が多いと思いますが、高速で車が炎上する事故があったりしていつも車で動く私からすると他人事ではありません。いくら自分が気をつけていても前後を車に挟まれているのでは、何かあっても逃げようがありません。今週はほとんど車に乗っていませんが、来週はまた乗る機会が多いのでちょっと心配です。
今学生時代によく聴いたフランチェスカッティの弾くシベリウスとブルッフのヴァイオリン協奏曲のレコードを聴いています。(シベリウスはバーンスタイン指揮、ブルッフはトマス・シッパース指揮のニューヨーク・フィルの演奏です。)学生時代にシベリウスを練習していた時に、このレコードを手本によく聴いたのです。学生時代に聴いていたより迫力のある音で聞こえています。(学生時代というと今から30年ほど前のことです。その頃聴いていたステレオは父が作った2A3プッシュプルの自作アンプと型番は忘れましたがパイオニアのスピーカーだったと思います。私がアンプ作りに夢中になるのは父譲りなのでしょう。)今このレコードを聴いてみて一番感じるのは、学生時代と今とのテンポ感の違いです。年齢のせいなのでしょうが、こんなにフランチェスカッティが速く弾いていたとは思いませんでした。私が今の娘の年の頃の話ですから感じ方が違って当然なのですが、同じものを聴いてこれほど受け取り方が違うのは意外です。
こうなると昔聴いた演奏の印象をどこまで信用できるのか疑問です。ひょっとするとついこの間聴いた演奏でもこの問題はついて回っているのかもしれません。
この休み中に1つアンプを作ろうと思っています。今リビングで聴いているエレキットの300Bのアンプが今一つ納得出来ないところがあるのですが、多分トランスの容量の問題だと思うので、300Bのシングルアンプの中で10万以下のアンプの中で一番良いと思うサンバレーのSV-501iを作ってみようと思っているのです。(私はリビングで聴くのですから精々10万までのアンプでなければ現実的ではないと思っています。メインシステムは別にあるのですから。)
今日で私の家の前の家の解体作業は終わり、整地された空き地が家の前に広がっています。昨日書いたキャタピラのオペレーターもこの暑さのためにダウンしてしまい、解体作業は1日遅れてしまいました。来週はちょうどお盆休みなので、この先の作業はお盆開けの19日からの週になりそうです。この解体作業は見ているだけでも面白いもので、暇があるとつい見とれてしまいます。
スリッパがこの解体作業の揺れと音におびえて、クローゼットの奥に入り込んで夕方まで出てきません。特に木の根を切るチェーンソーの音が大嫌いな掃除機の音に似ているので窓からへっぴり腰で外を見ています。
今N響は夏休みですが、私も今週いっぱいは夏休みです。今月の初めからオーケストラの中で弾いていませんが、先ほどNHKのFMでウィーン・フィルのシューベルトのグレートを聴いていたら、無性に弾きたくなってきました。といってもあと10日間夏休みなのです。その後シモノフさんのチャイコフスキーの5番のプロで、盛岡、新潟、長野という演奏旅行があります。(といっても22日に盛岡で弾いた後、もう1つのBプロ[私は降り番]で福井、岐阜、浜松の演奏会をしたあと、30日に新潟、31日に長野で演奏会をするので、3つの演奏会が続いているわけではありません。)今度の新潟の会場は新しい会場で、N響はこの前ここで弾いているはずですが、私はその時降り番でした。私は今回初めて弾きます。今回は新潟から長野への移動が新幹線でも具合が良くないので、全行程車で行くことにしました。30日の朝家を出て新潟に行き、次の日に長野そして終演後家に帰ります。(この2日目が1人で運転するとちょっときついのですが頑張ります。)
今日正午ごろやっと新しいドメインに移行しました。内容的には今までと変わりはありませんが、ひょっとすると古いひとりごとの中にリンクが切れてしまったものがあるかもしれません。全てを確認することはとても出来ないので、もしその様なものがありましたらお知らせ下さい。よろしくお願い致します。メールについては今までのアドレスは生きておりますので、今まで通りで結構です。
今私の家の前の家を解体している業者の仕事振りが私の家の2階の窓からよく見えるのですが、これがとても見事なものです。キャタピラをまるで自分の手のように見事にコントロールしているのです。塀を壊すのもまず塀を地面から引き抜きます。そのあとその塀の残骸を上手につかんでちょうどトラックに載るくらいの大きさに折っていきます。それがとても見事なのです。家を解体するというので、強引に壊していくものだと思っていたのですが、とても丁寧に水をまいて埃がたたないようにしながら仕事をしていくのです。今は南側が空き地になって、とても陽当たりが良いです。
おととい書いたデュプレのCDの話ですが、ベートーヴェンのソナタ集が最後の録音というわけではありませんでした。このCDはデュプレが体調が良くなく、レコーディングに堪えられないようなので、演奏会の録音をCDにしたというものだそうです。フランクとショパンのチェロソナタをこの後録音したようです。娘はベートーヴェンの全集とブラームスとフランク、ショパンのチェロソナタの全集の2つを持っています。自分がショパンのチェロソナタを弾くので、このCDをよく聴いています。そして次にはベートーヴェンの2番を弾いてみたいというのでこれもよく聴いています。
今日中には新しいドメインに移行できると思っていましたが、色々なことがあり明日にしました。また栄子先生は広島の審査のあとのレッスンが大変で、今日は疲れたと言って早々に寝てしまいました。今日は「栄子先生のひとりごと」はお休みです。
午前中に外に出て日に当たりながら用事をしていたら、あまりの暑さに頭がボーッとしてきました。この暑さの中で現場の仕事をしなければいけない職人さん達はさぞかし大変でしょう。
今私の家の前の家を取り壊しているのですが、そこを住み家にしていたらしい野良猫の親子達が家のデッキの辺りに時々出てきます。エサが充分にないらしく、とても痩せているのでかわいそうです。スリッパと同じような身の上なので何とかしてやりたいのですが、新たに4匹を育てられるわけでもないのでエサをやるわけにもいきません。(一度エサをやって居着いてしまったら、あとまでちゃんと面倒を見てやらないとかわいそうですから。)そのスリッパは窓の外にその猫達を見つけると、ニャーニャーと鳴き出します。野良猫だったスリッパは今では当然のような顔をして飼い猫になっていますが、一緒に生まれた他の2匹の猫達はどうなったのでしょうか?
そのスリッパはホタテがとても好きで、夕食にホタテが出ているのを見て栄子先生の前にちゃんと座っておねだりの体勢に入っていたそうです。黙って手を出すということを絶対にしないスリッパは、もし野良猫のままだったらどうなっていたのでしょうか。きっとすごく痩せ細ったままだったでしょう。
玄関の床が冷たいせいかそこがとてもお気に入りで、よく2階からトコトコ降りていってドテッと座り込んでいます。猫の避暑法なのでしょう。
明日中には新しいドメインに移ります。今までのアドレスからでも新しいアドレスに移れるようにしますが、アドレスの書き直しをお願い致します。(明日何時に移行するかは分かりませんが、タイムラグのないようには気をつけます。新しいアドレスはhttp://www.nezu.msです。)去年からバーチャル・ドメインを取ってはいたのですが、移すための作業に時間がかかると思っていたので延び延びになっていました。(実際にやってみたら、思ったほどの手間ではありませんでした。)メール等については今のアドレスも残しておきますので、今まで通りで結構です。
新しいドメインへの移行にともない、ページの内容も少しづつ変えていこうと思っています。アマチュア・オケやヴァイオリンに関するページは真っ先にその対象になります。今年は夏休み前後時間があるので、ページの内容を一新するかもしれません。ちょうどMacromedia
Studio MXが届いたところです。
このところ娘がリパッティとデュプレの最後の演奏のCDを聴いているので私もつられて何度も聴くことになりました。どちらのCDもとても体調不充分の半病人が弾いているとは思えないような名演奏です。最後まで演奏家としての務めを果たそうとして、医者に止められているにもかかわらず演奏会で弾いたりレコーディングをしたりしています。リパッティのは生前の最後のブザンソンのリサイタル、デュプレはご主人バレンボイムとの最後のレコーディングです。(ベートーヴェンのチェロソナタ全集です。)この2つは本当の意味で聞き物です。
夜になると私と娘が1階と2階でそれぞれCDを聴きまくっています。私がステレオを聴き始めるとスリッパが私の前にやってきてグルーミングを催促します。今もしばらく背中を撫でてやりました。今は家中どこに行っても暑いので、スリッパはクローゼットの奥とか開いている窓とか涼しいところで寝ています。
猫がこのように無防備な体勢でいる時は、気を許して甘えているときです。
今私の家では色々なことが起きていて毎日大変です。家のこと、仕事のこと、趣味のことと数え上げたらキリがないです。でもどれも悪い話ではないので毎日とても楽しみです。もうしばらくしたらご紹介できるのですが、今はまだ内緒。
昨日書いたQUADの話を読み返したら、何を書いているのかよく分からない文章になっていました。私が言いたかったのはステレオというのは家族皆で楽しむものなので、他の生活を圧迫するような大きさにはしたくないのです。つまりQUADという言葉の中のDomesticが私にとっては大切なのです。もっとも今の私のメインシステムはDomesticの範疇から少しはずれているかもしれません。
音量についても同様で、私の家ではどちらかというと小音量で聴いています。家族は私が聴く音量でも大きいと言うことが多いです。演奏家は演奏する時に会場の一番良い席(S席)で良い音がするように弾いています。ですから例えばピアノの場合、ピアノの中に頭を突っ込んだような音などお客さんには聞いて欲しくないのです。会場の良い席で落ち着いて聴いているのと同様な音が聞こえるステレオが欲しいのです。難聴者のためのステレオなどいりません。ただその音を通して演奏家の考えが伝わってこないのでは困りますが。
私たちは家で音楽を聴く時は、音楽を勉強したいのではなく楽しみたいのです。試聴記事を読むと名盤で聴いている場合もありますが、ただSACDというだけで演奏が良くなくても聴いている場合もあります。もしSACDが本当に素晴らしいものだったら、下手な演奏など聴いていられないはずなのに、いまだかつてその様なことを指摘している記事を見たことはありません。(頭の中で勝手に脚色して、「この演奏は良いはずだ。」と自分に言い聞かせながら聴いているか、提灯記事を書いているかのどちらかだとしか思えないのです。店頭でSACDを聴かされたりすると、スピーカーやアンプより以前に演奏のことが気になり、聴く気がしなくなる場合がとても多いのです。普通のCDで良いですから、ちゃんとした演奏で聴き較べして下さい。)
昼前に栄子先生が広島から戻ってきました。日曜日なので道も混んでいないので、東京駅まで迎えに行きました。東京駅前の地下駐車場は満車だったので近くの駐車場に車を入れました。休日の昼頃なので、とても多くの人が送迎に来ているようで、私の入れた駐車場も戻ってきた時には満車になっていました。でも道はとても空いていて東京駅からほぼ30分で家に戻れました。いつもこうだったら良いのにというのは日曜日の練習の時にいつも交わされる挨拶です。
栄子先生は休む間もなく3時から夜8時までレッスンをしていました。
今夜は外で雷が鳴っていますが、昨夜は雷かと思ったら江戸川の花火大会でした。近くにマンションが建つ前は家の2階からでも江戸川の花火が少し見えたのですが、今では音が聞こえるだけで全然見えません。ケーブルテレビでその様子を放映していましたが、何も花火をテレビで見なくてもいいです。駅に行って花火を見る人や駅前のビルの屋上のビアガーデンに行く人は毎年たくさんいます。2〜3年前には市川駅まで行って見たことを思い出します。
今クレメルの弾く小品集を聴いています。クレメルというとN響の演奏旅行でパリに行った時、リサイタルをやるとのことで他のN響の人達と聴きに行ったことがあります。プロは前半がシューベルトのソナチネ3曲で、後半は現代曲だったような気がします。N響とはそれより前の定期でベルクのヴァイオリン協奏曲を弾いたことを覚えています。いわゆる美音というタイプの演奏家ではないですが、考えられることは何でも出来るという人です。(たしかこの時アンコールにエルンストのエチュード第6番「最後のバラ」を弾きました。とても印象的だったので譜面をそのあと買い込みました。)この後クレメルの弾くイザイの無伴奏ソナタのレコードを聴こうと思っています。前にも何度も聴いた事のあるレコードですが、今のシステムになってからは初めて聴きます。前のQUADの時とは印象がかなり違います。
私は基本的にはステレオが生活の場から浮き立ってしまうのは嫌いなので、QUADとTANNOYの組み合わせのようなこじんまりしたものでクォリティの高いものが好きなのです。Quality
Unit Amplifier Domesticの頭文字でQUADと言うそうですが、今は真空管のメインアンプだけがいささか大きいのですが、それ以外は小振りなものばかり揃えています。
今家の外の模様替えをしているので、朝早くから職人さんが来て仕事をしています。10日頃までには一応終わるという話です。面白いので気がつくとデジカメで写真を撮っています。表の道から見ると今までとは印象がまるで違うと思います。仕上がるのは早くて今月の末位でしょうが、今から楽しみです。
先日いただいたメールに私の推薦するヴァイオリンのCDを教えて欲しいというものがあり、私はオイストラフとミルシュタインの物をご紹介しました。もっと具体的にお話した方が良いのかもしれないので、ここでお話します。私はこの2人のCDの中で特に気に入っているのはともに小品集です。オイストラフはLE
CHANT DU MONDEというところから出ているオイストラフ特集の第15番のpiece rares et virtuoses pour le violonというものです。ミルシュタインの物はA
TRIBUTE TO NATHAN MILSTEINというものです。どちらもレコードから起こしたもののようです。どちらも1曲目の初めがとても魅力的です。今普通に手に入るかどうかは分かりません。またミルシュタインはバッハの無伴奏が好きです。とても自由に弾いているので、お手本になるかというとちょっと疑問ですが、聴いて楽しいです。
手本になるという意味ではシェリングの新しい物が最善でしょう。聴いていると授業を受けているような気になるところがいささか息が詰まるようではあるのですが、とても考えられた演奏だと思います。もう少し古い年代の人の演奏というのは情熱というか気合いは素晴らしいですが、音楽と技術のバランスの点で疑問を感じます。私の持っているミルシュタインのCDはグラモフォン盤ですが、若い頃のエンジェル盤の方がもっと演奏が良いという人もいます。(今手に入るのなら是非欲しいのですが..........)
ミルシュタインのレコードはあまり音質の良くないものが多いような気がしますが、演奏は素晴らしいと思います。またオイストラフについては若い頃の演奏は後年のものと比べてはるかに逞しいもので、ハイフェッツがオイストラフを聞いて焦ったというエピソードもうなずけるものがあります。
私がこの2人が気に入っているのは何と言ってもヴァイオリンの音が素晴らしいからです。特にミルシュタインは単なる技巧派として片付けられている節がありますが、それでは済まされない何かがあります。
午前中は天気が良かったのに、午後3時位からは急に暗くなり豪雨に見舞われました。普段は雨が降り込まない北側の窓がビショビショになっていました。スリッパがその窓枠のところにいたのですが、変な鳴き声がするので行ってみたら雨が降り込んでいました。
そのあと夜生徒が来るまで自分の練習をしました。最初は楽器が駄々をこねていました。弾いてもちゃんと音が出ないで、弦が湿気ているような感じでした。こういう時に無気になって弾いても楽器に馬鹿にされるだけです。弓幅を少し小さめにして弾いたら、しばらくしてやっとちゃんと音が出るようになりました。これから夏休みが終わるまで2台の楽器を平均して弾かないといけません。
審査2日目を終えた栄子先生からさっき電話がかかってきました。こういう人数の多いコンクールではとにかく目立たないとダメのようです。細かいところをきちんとやっていても、おとなしい弾き方だとたくさんの人の中に埋没してしまうという話でした。日曜日に帰ってきたら栄子先生が色々感想を書くと思うのでそれをお楽しみに。
今日は午後から練習所に行きました。結局今日は満足にヴァイオリンを弾けないまま夜になってしまいました。学生時代は弾くことだけが仕事なのでいくらでも時間があったのですが、その時はその幸せさに気がつきませんでした。N響に入って何年か経つようになると、雑用がたくさん出来て自分の用事にちゃんと時間を割けなくなってしまいます。いま学生の皆さん、今の幸せを大事にして下さい。仕事を持つようになると学生時代の幸せが身にしみて分かるようになりますが、その時にはもう時間は自由にならないからです。そしてあっという間に10年単位の時が経ってしまうのです。
今日付けでN響にカムバックされた方がいらっしゃいますが、その方に今日お会いしたらその方も真空管アンプを使われているそうでした。DYNACOの6550のアンプにTANNNOYのRectangularYORKを使っていらっしゃるとのことで、羨ましい環境のようです。今度いつか真空管アンプの話をしましょうということになりました。
栄子先生は今日の審査が終り、部屋に戻って寛いでいるところだというメールが今入ってきました。あと2日審査が続きます。何百人という子供たちの演奏を聴くのはさぞかし大変でしょう。でも子供たちも一生懸命弾いているので、頑張って聴くのだと言っていました。