今回の定期は降り番ですが、昨日はヴァイオリンの1次オーディションがありました。私はその前に楽しみにしていたものが届いたので、出かけるまで色々やっていたら結局ぎりぎりに練習所に着く事になりました。
少し前にひょんな事から運転する時の座り方に目覚めたのですが、姿勢は何事についても大切なのだという事を再確認しました。BMWの小冊子などを見るとイスに深く腰掛けて背中を立て気味にしてハンドルは押して操作するのが正しいと書いてあります。このところそれを参考に自分でも運転の位置を直すようにしています。
ヴァイオリンも楽器の持ち方の発想を変えると、とても楽に大きな音が出るようになったりします。これは決して秘密ではなく誰でもよく知っている事なのですが、その意味合いがちゃんと分るにはたくさんの試行錯誤を必要とします。例えばいくら本で読んでも実際と結びついていないと本当のところは分からないのです。
26日にオーディオの音を決めるのには現状の両側に思いきり条件を振ってやってみる事をお奨めしますと書きましたが、今日それに関連してとてもうれしいメールをいただきました。その方はスピーカーを後ろの壁から離したいとずっと思ってこられたそうなのですが、試しに逆に壁に近付けてみられたそうです。そうしたら思いの外の効果があったそうです。私自身も今まで飛躍的に音が変わった時というのはそれまでの思い込みの逆を試した時がとても多いです。この方には近いうちに私の家にStirlingを聴きにいらしていただく事になりました。(といっても今年中は忙しいので来年の1月になりそうです。)
今のオーディオについての楽しみは樽miniスピーカーと樽アンプです。今は1階のレッスン室とリビングのステレオはやっと決まりましたが、ソルフェージュのレッスン室とピアノのレッスン室はまだ決まっていません。SV9T+Rogers LSをピアノのレッスン室に、樽miniスピーカー+樽アンプかSV-501iをソルフェージュのレッスン室に置こうと思っています。(色々やっていくうちに変わってしまうかもしれませんが.....)
今日はNHK大阪80年記念コンサートでした。昨日のホテルは最初は名鉄インの予定だったのですが、A建築事務所がからんでいるという事で安全性が確認されるまで急遽営業停止になってしまいました。近くのエースインというところに泊りました。11時頃にゆっくり刈谷を発つ予定にしていたのですが、チェックアウトが10時なので早いのぞみに変更して大阪に行きました。予定より40分位早く大阪NHKに着きました。
大阪NHK15階の食堂から |
2時半からズィッツプローベがあり、4時から本番でした。普通は本番3回目ともなるとテンポが落ちてくるものなのですが、今日もすっきりとしたフィガロの結婚から始まり、最後のブラームスも良いテンポでした。次の定期もイルジ・コウトさん指揮でマルティヌの交響曲第6番とブラームスのピアノ協奏曲第2番です。(次のC定期は私は降り番です。降り番だからこそ12月3日に生徒の勉強会が出来るのです。)
今日は昨日ご一緒した第9のIさんがMalt Audio Boardを試されているはずです。IさんはSpendorを持っていらっしゃるのですが、昨日聴いた樽miniの音がとても気になっていらっしゃったようでした。大橋さんがMalt Audio Boardを使うとSpendorの音が変わるとアドバイスをされたのでした。その時大橋さんは私に1階のDevonのセッティングは動かさないように厳命されました。10月の初めにお2人でいらっしゃった時の話でしばらく盛り上がりました。(ミルシュタインの降臨の事など.......)
その話に関連して私は調整のやり方として3通りやられる事をお奨めします。今の自分の状態を中央として、方や思いきり左寄り、方や思いきり右寄りの状態にしてみて傾向を掴むと良いと思います。人間思い込みのせいで見逃しをするという事が多々あるので、良くないと思う方向にも試しに振ってみる事をお奨めします。
来年のアイシンのハーモニーホールでの演奏会の時にまたご一緒する事になっています。今からとても楽しみです。
今日はN響はB定期と明日の大阪NHKでの演奏会の間の休みで、私は午前中に色々の用事をすませてからサンバレーにお邪魔しました。昼前に家を出て午後3時半に三河安城に着き大橋さんに迎えていただきました。まずサンバレーのショールームに行きましたが、入った時にモーツァルトのヴァイオリンソナタが鳴っていました。私はいつものようにStirlingが鳴っているのだと思ったのですが、実はとてもかわいい樽スピーカーから音が出ていました。
今日は雲の間から頂上だけが見えました。 |
樽スピーカーとStirling |
WE350の樽アンプ | 大橋さんのお宅のAutograph |
ちょっと聴くととてもこのサイズのスピーカーから出ているとは思えない充実した音です。内田光子さんとスタインバーグさんという私は初めて聴くヴァイオリニストのモーツァルトのヴァイオリンソナタが流れていました。たしかにこのサイズですから低音はちゃんと出ていないはずなのですが、そんな不安を吹き飛ばすような見事な音でした。今まで聴かせて頂いた樽スピーカーシリーズの中では最高のパフォーマンスを味わえました。私も1つ欲しくなってしまいました。更にアンプをビーム管のWE350シングルに替えていただいたら300Bに似た肌合いの音が聞こえてきました。この2つの樽シリーズ。なんとも魅力的でした。
しばらくして第九のIさんが合流されて樽スピーカーを楽しんだ後、 大橋さんのお宅にお邪魔してAutographの音を聴かせて頂きました。スピーカーからの距離や耳の高さを変えると音の感触がすごく変わります。現状ではスピーカーからの距離は正三角形の頂点、耳の高さはイスに座った位の高さが私の求める感触を聞かせてくれます。といっても求める音の感触が違えばスイートスポットも違ってきます。樽スピーカーでもAutographでもどちらも良い音を聴かせてくれますが、あとはその人の感覚の問題です。Iさんもどちらも良い音だと私と同じ感想を感じていらっしゃいました。
今日はAutographで色々なヴァイオリニストを聴き較べました。雰囲気の良いサロンで少し距離をおいて聴いている感じの音でした。ショールームで聴いたら響きがつまってしまってつまらなく聞こえたCDがこのAutographではそれなりの響きを伴って聞かせてくれていました。良い物は皆それぞれに独特の良さを持っているという事です。
そのあとお2人とご一緒に飲みに行きました。そこでは大橋さんとの最初の出会いの時の話で盛り上がりました。今から4年位前の話ですが、その記念碑とも言うべきアンプはSV-3でした。
今日はB定期の本番初日でした。今回のメインプロはブラームスの4番ですが、この曲の想い出はたくさんあります。私にとって特に印象が強いのはサヴァリッシュ先生とコンドラシン先生です。サヴァリッシュ先生は4番を弾く時に全楽章をattacca(休みを取らずに続けて演奏する事)で演奏したのです。この重い曲をattaccaで弾くのは弾く側だけでなく聴衆の皆さんにとっても大変だと思うのですが、ものすごい緊張感で全曲引っ張られてしまった事を覚えています。コンドラシン先生の場合はこの曲のcrescendo diminuendoを製図のように正確に弾くように言われました。4楽章の41小節目からの部分でその事を言われたのです。この時の演奏も異様な緊張感に満ちていました。
今回のコウトさんは細かくディナミークをコントロールしていらっしゃいました。これはプログラムの前半のモーツァルトでもとてもよく分りました。フィガロの結婚序曲でも普段はあまり目立たないセカンドの動きを、ファーストに抑えて弾かせてセカンドがよく浮かび上がっていました。ブラームスもそれこそ「Only forte, yeah!」というセリフを彷彿とさせるような持って行き方でした。ただ本番の時は途中からテンポがとても速めになっていました。コウトさんはとても曲に対する思い入れがあるようで、こちらがそれを受け入れられる気持ちの準備が出来ていないと気持ちがついていきません。
本番前に軽く夕食を食べに行ったらアークヒルズはクリスマスの飾り付けになっていました。カメラを持っていなかったのであわてて楽屋に取りに戻り写真を撮りました。
Karajan Platz | ArkHillsのメインストリート |
明日2日目の本番の後土曜日に大阪NHKホールで同じプロで演奏会があります。私は金曜日の午後サンバレーにお邪魔します。皆様おなじみの第九のIさんとご一緒に大橋さんのお宅のAutographの音を聴かせていただく事になっています。私の家にはこんなに大きなスピーカーの入る余地がないのですが、生の演奏の音を知っている者からするととても魅力的です。
オーディオの小道番外編に「部屋の響き」を追加しました。
今日はN響は休みなのですが10時までに練習所に行き、それからあわてて家に戻り11時からレッスンをしました。練習所でフルートの小出さんにお会いしました。小出さんは一時期私と同じホンダのアコードに乗られていましたが、今はBMWの320iに乗られていました。やはりFRの方が感覚に合うとの事でした。さすがに日曜日の午前中は道も空いていて、行きも帰りも40分かかりませんでした。家に戻ってから夕方までレッスンと自分の練習をしました。
今日は来年の春ごろに予定しているコンサートの曲選びをしました。小さいサロンコンサートが目的なので、お知り合いの方にお集まりいただくつもりです。プログラムの大筋は決まったのですが、後半の小品集がまだ決まっていません。今までコンサートは何回も開いてきましたが、いつも難しい曲のオンパレードになってしまっていました。今回は皆さんがよく知っている楽しい曲を中心にしようと思っています。これからヴァイオリンやピアノを弾こうという小さい子供さん達がこんな曲を弾きたいなと思うような物を集めようという事です。
肩当てを使うかどうかという事で悩む人はたくさんいるようです。私も最初は肩当てを使っていましたが、ある時を機会に肩当てを外そうと決意しました。しかし肩当てをただ外したのでは絶対にうまく行きません。肩当てを使った時と外した時では楽器の支えるポイントがまるで違うのです。(楽器が肩に載る位置が肩当てのあるなしで違うのです。)肩当てを付けていた時の持ち方で単に肩当てを外すと、楽器が全然安定しないのです。この事が分かっていないと結局は肩当てがないとダメという結論しか出てきません。私はこの事のポイントが本当に分ってから奏法が安定しました。(楽器の支え方が右腕の動きに与える影響は想像以上のものがありました。)高さの調整には綿のハンカチを使います。絹のハンカチは滑るのが心配なのです。でもこのハンカチのあるなしは今の私にはほとんど影響ありません。
ソリストはあまり肩当ては使わないけれどオーケストラプレーヤーは使うという説もあるようですが、個人差の方が大きいです。ソリストでも使っている人はいますし、オケマンでも肩当てを使わない人はたくさんいます。
この肩当ての問題はプレーヤーの価値観の問題まで関係してくるので、ここではこれ以上は書けません。それぞれの人が自分の好みで決めるしか方法はありません。私には私の考えはありますが、人にそれを押し付ける気はありません。でも肩当てを使うか悩んでいる人はほとんどが今は使っているけれど、外そうかなとか外したいなと思っているはずです。その時肩当てをつけている時の持ち方のままでやっても意味がないのです。
11月も末になって寒くなってきましたが、スリッパも冬のモードに入りました。夏は涼しいところにいるスリッパですが、今は暖まっているテレビの上でぐっすり寝ています。
明日からは次のB定期(23日と24日)+大阪NHKのコンサート(26日)の練習が始まります。イルジー・コウトさん指揮で、前半がモーツァルトの「フィガロの結婚」序曲と協奏交響曲(ヴァイオリン:堀正文、ヴィオラ:店村眞積)、後半がブラームスの4番というプロです。今週の終わりには楽しみにしている事が2つあります。早く週末にならないかなと今から心待ちにしています。
今日はC定期2日目でした。昼前に家を出てホールには1時前に着きました。それから東急ハンズにもう1度行って、リフィルの不足分を買ってきました。NHKに戻ってから5食(土曜日は5階しか開いていません。)でお昼を食べて本番の用意をしました。
今日の本番は昨日以上に溜めが多く、待ちが多い感じでした。バーメルトさんは全体的には振り分けを細かく決めていらっしゃるので弾く方から言うと分かりやすいのですが、その中で余韻が失われていくところもあるような気がしないでもありません。このような曲で本番を重ねていくと段々発音のタイミングが少しずつ遅くなっていく傾向があります。昨日もそうだったのですがブルックナーの2楽章の終わりなど本当に遅かったです。この感じは昔のN響のタイミングです。
今回のブルックナーはデュトワ先生アシュケナージ先生の路線とは一味違うとても懐かしい感じでした。この後ブルックナーは来年2月にはブロムシュテット先生が3番を振られます。その後は5月にスクロバチェフスキ先生が7番と8番を振られます。
今日は特に帰りは大渋滞でした。土曜日は普段なら1時間あればホールから帰る事が出来るのに、今日は1時間半もかかってしまいました。
今日はゲネプロ本番の一日でした。本番を弾いていて感じたのは本番になるとN響はゲネプロの時とはまるで違う感触だという事です。オーケストラは指揮者に色々指揮される前に自分たちでまとまらなければいけないものです。練習の過程で何が問題になるのかは言われなくても自分たちで分かっていますから、本番では破綻を来さないように自然にまとまっていきます。今日の本番は前半はテンポ感が良かったと思いますが、残念だったのは後半のブルックナーの最初のところでずれてしまった事です。練習では一度もこんな事は起こらなかったのですが、本番は何が起こるか分からないという事の典型です。
今日の演奏会では2曲目のイモジェン・クーパーさんの弾かれたモーツァルトのピアノ協奏曲がなんと言っても聞き物だったでしょう。とてもエレガントなモーツァルトでした。
今日本番の前に東急ハンズに行き、来年のシステム手帳のリフィルを買いました。私の場合はウィークデーと週末の区別がないので、週末が小さくなっている物は本当は使い難いのです。それに時間軸が縦になっている物が欲しいのです。なかなか希望の物はなく、自作するのが一番良いのでしょう。でも見栄えや印刷の手間などを考えると出来合いの物を我慢して使った方が良いという結論になります。
手帳売り場で新しいシステム手帳を見かけました。毎年色々な新企画の手帳が出てきますが、次の年になると消えていたりするケースが多いです。私にとっては手帳はごく普通の物が一番で、ToDoやメモのとり方を工夫すれば良いと思っています。一番問題になるのはプロジェクト管理とデータベース用のメモのとり方の工夫です。持ち歩くデータを出来るだけ簡略化する事が一番大切です。そうしないとどんどんデータが増えて、どんどん手帳の厚さが厚くなるからです。私は何とか薄いA5版の手帳ですませたいのです。
毎年この季節になると色々なシステム手帳に目が行く私です。
今日は最初にブルックナーを通して、それからプロメテウスを弾きお昼休みになりました。午後はモーツァルトのピアノ協奏曲を2コマかけて練習しました。これ位の長さの協奏曲を2コマかけて練習するのはとても珍しいのですが、バーメルトさんは細かくニュアンスを詰めていかれました。
今回のピアノ協奏曲第22番はあまり演奏する機会が多くない曲ですが名演だと思います。
ブルックナーについて昨日書いたテンポ感の事ですが、テンポが落ち着いてからまた速くなるようなところでテンポの戻り方がよく分らないのです。テンポの戻り方がいささか急に感じるのです。こういう問題はゲネプロ本番と進む中で自然と解決していくものなので、あまり心配する必要はないのです。N響は特に本番になるとお互いに聴き合ってこういうトラブルをどんどん自発的に解決してしまうのです。
明日はC定期の初日、ゲネプロ本番の一日です。明日は本番は夜7時からですから、例によって長い昼休みが待ち構えています。明日は来年のシステム手帳のリフィルを買わないといけません。(もうすぐ年末ですから。)私はバイブルサイズでは足らないので、A5版のシステム手帳を使っています。今使っているショルダーバッグにA5版のシステム手帳が丁度ピッタリ入るので、A5版を使っています。本当はB6版が最適なのですが、そういうサイズの物は売られていません。バイブルサイズだと少しスケジュールが込み入ってくると整理し切れないのです。
練習が終わってからかえる途中でいつもお世話になっているタイヤ屋さんに行きましたが、このタイヤ屋さんはお父様の代からの筋金入りのタイヤ屋さんです。新しいタイヤ選びについて相談にのってもらおうと思ったのですが、普通には知る事の出来ない特別な情報を色々教えていただきました。(どの業界でも世の中で流布されている話とその業界の専門家の話との落差は物すごいものがあります。私の回りには不思議に色々な業界の方がいらっしゃって色々話を聞く機会があるのですが、外には出て来ない話を聞くのはこの上なく面白いものです。)私はどの車の場合にもここでMICHELINのタイヤに履き替えています。(今のINSPIREは初めからフランス製のMICHELINが付いていました。)1時間位お話を聞いて帰ろうとしたら外はもう暗くなってその上とても寒くなっています。もうすぐ冬真っ只中になります。
今日はブルックナーの2楽章から順に4楽章まで練習し、それから1楽章を通して最後にプロメテウスを練習しました。バーメルトさんの指揮は正統派なのですが、私はテンポ感が今一つ掴み切れていません。明日もう1日練習があるので、本番は大丈夫だと思います。
テンポの変わり目などで指揮者とオケがお互いに見合ってしまっているような感じがしています。というのは棒を見ていると最初は速く動いている棒が音に合わせて遅くなって行くように見えるのです。明日はこの他にモーツァルトのピアノ協奏曲を弾きます。
私は最近色々な意味で転機のような感じがしています。ヴァイオリンを弾く上でも音楽的な面でもそれ以外のプライベートの面でもです。9月頃から少しずつ変わってきていたのですが、最近ハッキリ形をとって変わってきました。早く栄子先生とのコンサートでそれを披露してみたいと思っています。
このところしばらくステレオをゆっくり聴く機会がなかったのですが、やっと落ち着いて聴けるようになってきました。この前Malt Audio Boardを手に入れて試してみましたが、私の家ではもともと床もラックも木製なので劇的に音が変わるという事はありませんでした。でも2階ではCDプレーヤーとModel2の下に入れてみたら、音の肌合いがとても良くなりました。また1階ではSV-91Bの下に入れています。今は2階ではプリアンプSV-722とスピーカーStirlingの下にはコーリアンのボードを入れています。(Stirlingには前部に金属のスパイクを履かせて金属の受け皿に載せてそれをコーリアンに載せています。)2階の基本的な音はCDプレーヤーTL51XとModel2はそのまま木製のラックに入れて決めました。その状態でCDとDACの下にMalt Audio Boardを入れてみました。
1階ではSV-310の下にもMalt Audio Boardを入れたいのですが、まだ接続コードを買う時間がないのでそのままになっています。
近いうちにまたサンバレーにお邪魔する機会があったら大橋さんのAutographの音がどう変わったか聴かせていただきたいなと思っています。私自身もこのような大きなシステムを何とか手懐けてみたいのですが、こんな大きな物を入れると人間の居場所が制限されるのでどうしても導入出来ません。(ステレオをよけながらヴァイオリンを弾いたりレッスンするのは私の環境では本末転倒なのです。)
今日は1日ブルックナーを練習しました。割と速めのテンポで淡々と進み私としてはいささか意外でした。最初に1楽章から振り分けの仕方の説明があり、それから通して弾き、次の楽章に進んで行きました。そして4楽章まで行ってから今日は1楽章を細かく練習しました。明日は2〜4楽章とベートーヴェンのプロメテウスの創造物序曲を練習します。
この次の勉強会(クリスマス・コンサート)を来月3日に控え、今晩はプログラムなどを作りました。OS9の頃はもっぱらPageMakerでプロ等を作っていましたが、OS XになってInDesignに移りました。今はInDesign2になっています。PageMakerの時に作ったものはInDesignで開けるのですが、レイアウトが微妙に変わってしまいます。それと楽譜のepsファイルに関連してエラーというか文字化けが出ます。プログラムのようにInDesignだけで完結するものは良いのですが、教本のように楽譜のデータ(楽譜のフォントが関連してきます。)を扱う場合には、変なエラーが出ます。
今度のクリスマス・コンサートは生徒たちが頑張っているので私達の出番はなくなりそうです。生徒たちの演奏だけで時間一杯になりそうだからです。
今日は身体検査のためにNHKの近くのクリニックに行ってきました。受付が1時、開始が2時からという事で家を12時過ぎにでたのですが、行きはとても順調で1時前には着いてしまいました。受付だけすませてからNHKに行って用事をすませ、戻ったら丁度2時少し前ですぐに検査が始まりました。その場で分かる部分については異常はないとの事でした。
帰りは原宿の駅前を抜ける道を普段は使うのですが、なぜかその道が大渋滞。それをよけて違うコースをとったのケチのつき始め、どこを行っても大渋滞の連続でウンザリしながら帰ってきました。身体検査のためにお昼を食べていないのでお腹がペコペコで、インター近くの回る寿司で食べたのですが今日はハズレでした。
明日からは今週のC定期の練習が始まります。今度はブルックナーの6番です。最近ブルックナーとかマーラーとかあまり弾かないので久し振りです。バーメルトさんがどのようにブルックナーを調理されるのか楽しみではあります。以前はブルックナーとかマーラーとか続けて定期で取り上げる事が多かったのですが、今ではそれらを得意とするドイツ系の指揮者があまり登場してこないのです。昔の名演という事では私自身はロブロ・フォン・マタチッチ先生のブルックナーが強く印象に残っています。細かく指揮されないのですが顔の表情で今何を求められているかがよく伝わってくる真の意味でのカリスマ性のある大指揮者でした。
今日はA定期2日目でした。今日はほとんど渋滞もなく昼過ぎに家を出たら1時前にはホールに着きました。昨日は首都高はそこら中で事故に伴う渋滞だらけでしたが、今日は運の良い事に順調に4号の代々木まで行きました。ホールに着いてから買物をして、またNHKに戻って軽く昼食を食べて本番に臨みました。
マチネの演奏会というのは前日が夜の演奏会なので、半日で次の演奏会に臨むような感覚です。気分的にはA定期とC定期の2日目はいささか気が重いです。
今回は自分としては2日ともほぼ同じ状態でしたが、全体的には昨日の方がいくぶん良かったかなという感じです。私達は圧倒的に夜の演奏会が多いので、無意識のうちに夜の演奏会に合わせてペースを作ってしまうのです。
今日のようにA定期が終わるのは夕方5時位ですが、夏だとまだ外は明るいのですが、今日などはもうしっかり日は落ちていました。もう1月もすれば一番日が短い時期になり、4時半位には日が落ちてしまいます。こんなに早く外が暗くなると何か損をしたような気分になってしまいます。
次のC定期は今回と同じくバーメルトさんの指揮で、「プロメテウスの創造物」序曲、モーツァルトのピアノ協奏曲第22番Es-Dur(ピアノ:イモジェン・クーパー)、ブルックナーの6番というプロです。明日はN響は休みですが私は定期点検に行ってきます。車の定期点検ではなく人間の定期点検つまり健康診断です。
今日はA定期初日、ゲネプロ本番の一日でした。私は8時半すぎに家を出て9時半にホールに着きました。それから放送センターで朝食を食べゲネプロに備えました。
ゲネプロはプログラム順にチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲、ブラームスの2番の順に弾きました。チャイコフスキーは予想したより繊細な響きで、オーケストラの方もかなり控えめに弾きました。本番は丁度良いバランスだったと思います。ブラームスについてはバーメルトさんが割と控えめなテンポで振られるので、普段の弾き方から言うとかなり押さえ目の感じでした。でもこの持って行き方はドイツ系の指揮者にはよくある感じです。
私が入団した当時はN響に来る指揮者はドイツ系中心でした。
毎月毎月指揮者が替わっても今回のようなプロの連続でした。今日弾いていてもN響の原点はこのドイツ音楽なのだなとつくづく感じました。例えばN響独特の発音のタイミングはこの伝統から来ています。デュトワ先生がいらっしゃってからずっとOn Timeで弾くようにトレーニングされてきましたが、今日など昔を彷彿とさせるようなタイミングでした。
栄子先生がホームページをアップするのに毎日何時間もかけていたと昨日書きましたがそれは場合によって深夜にまで及ぶ事もあり、私は気が気ではありませんでした。 実は栄子先生がひとりごとをやめてしまった翌日から連日物凄い数のメールが私のところと栄子先生のところに来ています。そのほとんどが「今までありがとう、毎日楽しみにしていました。今はゆっくりして下さい、・・・」というものです。その日にあった出来事や自分の気持ちを正直に書いてきたようですが、多くの方が楽しみにしていらっしゃった事を知り、栄子先生が4年間にわたってほとんど毎日続けてきた意味はあったのかな・・・という気がしました。
お風呂場のカゴに納まって寝てしまったスリッパ |
栄子先生はひとりごとをやめてしまいました。何でも人一倍頑張り屋の栄子先生ですが、ひとりごとをアップさせるまでに毎日何時間も費やしていましたから今はその分、家の掃除や庭の手入れに充分時間をかけられるようで、それもとても嬉しそうです。来年は私たちのデュオコンサートを控えているので、そのためにも少し身体を休めて欲しいです。
ブラームスの2番の後ヴィヴィアン・ハーグナーさんのチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を練習しました。今日はカメラを持って行っていたのですが、練習室に持っていくのを忘れてしまいました。それで写真を撮り損なってしまいました。今回は3楽章は最初の速い部分のカットはありますが、それ以外の部分はオリジナル通りに演奏しています。
ブラームスは落ち着いたテンポで進んでいき、同じような音形でも場所によってニュアンスの違いがある所を明確に出すように注文されています。(1回目は何も書いてないが、2回目はcrescendo diminuendoがあるというようにです。)また f と ff の違いをきちんと出しています。そしてとてもよくまとまっています。
チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲については明日会場で弾いてみないとよく分らない所があります。
おととい昨日と普段の私には珍しいほど早く寝ているのですが、それでも睡眠不足は解消していません。普段から早く寝るようにしていかないといけないようです。睡眠不足だとつまらないミスがとても多くなります。譜面を見ているのにリズムを見違えたり、弓の方向を間違えたりと恥ずかしい事をやってしまいます。N響の練習は1時間やって15分休むというリズムですが、この1時間1コマというのはとても微妙な長さです。アッという間に1時間が過ぎてしまうという事もあるのですが、終わりの10分位になると時計が止まったように感じる時もあります。今回の練習は順調に進んでいるので、全然長くは感じません。
明日は11時からゲネプロ、夕方6時から本番です。今まではゲネプロ11時本番夜7時だった訳ですが、このたった1時間の変更が気分的には案外大きな違いがあります。ゲネプロが1時過ぎに終わりますから、それからお昼を食べると2時位になります。ホールには本番の1時間半位前には入りたいです。そうすると夜7時の本番だと3時間位あるのですが、6時の本番だと2時間ちょっとという感じになります。今でもB定期(サントリーホール)とC定期の時は本番は夜7時ですが、A定期だけは6時です。
勿論それだけ早く終わる訳ですから、早く家に帰ってビールが飲める訳です。お客様にとっても8時に終われば、それからどこかに行ってゆっくりできます。
今日はバーメルトさんの練習初日でした。もともとはサヴァリッシュ先生の指揮のはずだったA定期です。今回のチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲+ブラームスの2番というプロもとてもよくまとまったプログラムです。今日は1日ブラームスを練習しました。まず全曲を通して弾き、それから楽章を追って細かく練習していきました。バーメルトさんは2003年6月に定期で振られています。その時はモーツァルトプロでカッサシオン+戴冠式+40番というプロでした。今回はその時とはまるで違うジャンルの音楽ですが、とても正統派的なアプローチをされています。前回の指揮の様子はあまり克明には覚えていませんが、横顔は見覚えのある姿です。今回はその次の定期もバーメルトさんが振られます。
明日はブラームスの2番を練習した後、ヴィヴィアン・ハーグナーさんの弾くチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を練習します。
今日は帰りは浜崎橋から湾岸に回って9号線の千鳥町で降りてみました。この道は時々江戸橋が混んでいる時に使うのですが、今日は都合でこのコースを通りました。距離は普通に江戸橋を通るコースより5km位余計に走るのですが、走りやすいのです。前は千鳥町を降りた所の下の357に合流する所がネックになって渋滞していたのですが、今は信号を通らずに直接357の下りに合流するコースが出来とても走りやすくなりました。残念なのは上りにはこの逆コースは渋滞が激しくて使えない事です。(行きはとにかく錦糸町まで7号線で行って、そこでどうするかを交通情報をもとに考える事にしています。渋滞していなければ首都高で行くのが一番速いのですが、渋滞が激しいとどのコースでも結局はかかる時間はほとんど変わらないようです。)
今日は習志野フィルで弾いている2人の女性ヴァイオリニストがレッスンに来ました。ヴィヴァルディの2台ヴァイオリンのための協奏曲イ短調を今度のクリスマス・コンサートに弾くのです。今度のコンサートではディズニーとクリスマスのメロディー(ハイ・ホー、きよしこの夜、ジングルベル)をヴァイオリン2台とピアノに書き直して合わせるように計画しています。クリスマス・コンサートはソロと合奏を交えて、更に休憩時間にプレゼント交換をしたりティータイムを楽しんだりと盛りだくさんの企画です。本当はもっと遅い時期にしたかったのですが、会場が空いていなかったので仕方なくこの早い時期になってしまいました。
明日からは次のA定期の練習です。チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲とブラームスの2番というプロです。(指揮はマティアス・バーメルトさん、ヴァイオリンはヴィヴィアン・ハーグナーさんです。)
年末にNIKONからD200という新しいディジタル一眼が出ます。10.2メガピクセルというものですが、画素数だけでなく色々な所が変わっているようです。魅力的なスペックのカメラではあります。
スリッパを病院に連れて行くのは大事業なので、2人がかりでやらないといけないのです。でも今日は栄子先生は大風邪をひいているのに11時からレッスンがあるので午前中に連れて行けませんし、午後からはレッスンが4時半からなのでその前に消耗したくないという栄子先生の希望からしばらく延期する事にしました。なんと言ってもスリッパをケージに入れるのが大変なのです。一瞬ケージに入ってもそこは猫、フタを閉めようとしてもスルリと人間の手の中からすり抜けて出てしまうのです。それにどこかに手がかりがあるとそこで突っ張って飛んでしまうのです。今度の休みの時にケージの中に大好物の煮干しを入れておびき寄せようと思っています。うまく行くと良いのですが、下手をすると何ヶ所も引っ掻かれてしまいます。
そこで午後からは買物に出かけてから自分の練習をしました。この1月で弾き方が変わりました。楽器を持つポイントが少し変わったのですが、顎が開放された感じです。夜栄子先生と合わせたら良い感じだとの事で、効果は充分あったようです。楽器を顎で押さえるのではなく、鎖骨に載せる感じにしたのです。こういう奏法上の問題は分ってみれば当たり前でも、分からない時はピントが外れたままどうでも良いような事ばかりに拘ってしまいます。とにかく無駄な力を抜く事が一番大切です。(必要な力まで抜いてしまってはいけませんが.........)
今日はスリッパがCATLANDで遊んでいるところを10枚近く撮りました。フラッシュを焚くと身構えるので、フラッシュを焚かずに撮ったのでシャッタースピードが上げられずブレてしまいました。ご本尊は病院行きの事も知らずに私の布団上でひっくり返って寝ています。
スリッパの病院行きは結局明日になってしまいました。今度は引っ掻かれないようにしようっと!
このところ懸案だった事に今日結論を出し、今まで通りにする事にしました。色々なところを巡ってデータ集めをして実地に体験してみて、自分の感覚と巷間言われている事の落差に戸惑っています。
私は今までCDを作るのにToastやB's Recorderを使っていましたが、急遽iBookで純正のソフトだけでCDを作れないかと聞かれ、色々やってみました。データCDは簡単に作れるのですが、オーディオCDを作る方法が分らなかったのです。今はiTunesの中にCDを作る機能が含まれているようです。早速2枚のCDから好きなトラックを3つほど抜き出して、ヘルプを見ながらiTunesでCDに焼いてみました。それをステレオで再生してみたらちゃんと音が出てその簡単さに驚きました。
OSに付属してくる iアプリだけでも思いもかけぬほどを持っています。
以前はOSに付属のソフトの出来る事など限られていたのですが、今のiアプリ達(iCal、iChat、iMovie、iPhoto、iSync、iTunesそして別売りのiWork)の機能は馬鹿に出来ないものがあります。例えば私の場合iCalとCLIE、iPodのカレンダーは同期しています。OS9の頃はPalmとNow-Up-To-Dateが同期していました。この同期を取りたいが為になかなかOS Xに移行出来なかったのです。今でもiCalよりNUD(Now-Up-To-Date)の方が機能は多かったと思いますが、NUDがOS X版が出なかったためにiCalに移行しました。NowContactの機能もアドレスブックが担えるようです。でも今となってはPalm(CLIE)とよりは携帯と同期を取った方が現実的であるため、アドレスブックはほとんど使っていません。
Palm互換機も日本ではCLIEがもうフェードアウトしそうで、今ではiPodがその代役を果たしてくれます。私は手帳はA5版のシステム手帳をメインに使っています。なぜこんな大きな手帳を使うのかというとメモを取る場所がたくさんあるからです。前はCLIEだけを使っていたのですが、メモを入力するのに時間がかかるので紙の手帳を併用した方がはるかに速いからです。でもバイブルサイズではちょっと小さいのです。ちょっとした会議の記録をとるには最低でもA5の大きさは必要です。それにデータを縮小コピーするのにA5は丁度良いサイズなのです。
このようにPowerbookのソフトの機能が手帳などに大きく影響を与えています。
今日は午後出かけた頃から雨が降り出し、帰る頃には本降りになってきました。出かけたのは近くだったのですが道は思いの外に混んでいて、すぐに帰るつもりだったのが予想の倍位時間がかかってしまいました。
そのあとレッスンがありました。とても楽しそうに弾いているアマチュアのヴァイオリニストなのですが、どうしても身体に力が入ってしまって思ったように弾けなくて苦労しています。呼吸をする事と手首に力を入れない事と右手の圧力と弓のスピードと接触点の事をアドバイスしました。そうしたら今まで出なかったような大きなよく響く音が出てきて、自分の楽器から出てきた音とは思えないと目を輝かせていました。これですぐ上手くなる訳ではないのが大変なところなのですが、何回かのレッスンで続けてこれを直していけば弾き方も変わっていくでしょう。こういう様子を見ているこちらまでうれしくなってきます。この方もこれで関門を1つ抜けてくれたのだと思います。
この人はスケールを弾く時に息をしないので肘がほとんど動かないために弦によって指板に対する指の角度が変わってしまい、音程が決まらないのです。テンポに合わせて呼吸をして弦に合わせて肘を調整すればもっともっと楽に弾けるでしょう。(呼吸をしても弾き出す時に息を詰めてしまうと元の木阿弥です。)
明日は午前中にスリッパを予防注射に連れて行かないといけないのですがこれが難事業です。ケージに何とか入れないといけないのですが、去年は腕をしこたま引っ掻かれました。ついでに伸び放題の爪を切ってもらいます。明日はどうなるのか今から心配です。そのあと夕方からNHKに行かないといけませんが、夕方のラッシュに巻き込まれない事を祈るばかりです。(N響はオペラシティで演奏会です。)
今日は夕方から防音室の前の花壇の雑草取りをしました。栄子先生のいない間にハイポネックスを2度やったのですが、「雑草に肥料をやってどうするの?」と何度も怒られました。最初の時点で雑草は摘んでおかないといけないという事でした。栄子先生は既にパンジーをまとめて注文したようです。庭の中央の花壇は根切り虫とナメクジにやられてしまっていたので、全部抜いて薬を撒いた状態になっています。害虫は見つけたら即退治が鉄則だそうです。
そのあと栄子先生は意気揚々と演奏会を聴きに行ったのです。そして演奏会が始まってほぼ1時間が経った時栄子先生の携帯から電話がかかってきました。何と演奏会が始まったらピアノのリサイタルではなく、弦楽四重奏の演奏会だったそうです。あわててチケットをよく見たら何と演奏会は今日ではなく昨日だったというお粗末の一席でした。
明日はあさってのオペラシティでの演奏会の練習です。プロはエグモント序曲、モーツァルトのフルート協奏曲(フルート高木綾子)、新世界で指揮は小林研一郎さんです。私は降り番です。次の出番はA定期です。チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲(ヴァイオリン:ヴィヴィアン・ハグナー)、ブラームスの2番というプロです。もともとはサヴァリッシュ先生が振られる予定でしたが、健康状態が良くないという事でマティアス・バーメルトさんがピンチヒッターを務められます。その後のC定期もバーメルトさんが振られます。
今日は栄子先生がいない間に荒れてしまった庭の手入れをしました。今日は表側で手一杯になってしまいました。明日は防音室の前をやろうという話になっています。
今日は最近入ってきた子のレッスンをしましたが、同じ事を何回言っても次にやる時には元の木阿弥という事の連続です。今までのレッスンで注意された事を直さなくてもすんでいたので、いまだに本気で直そうとしないのです。この段階を抜けるまではうるさく注意をしていかないといけないのです。でも嫌にならないようにきちんと直させるという事はとても難しく根気のいる事です。これからしばらくこういう事の連続でしょう。予定時間を大幅にオーバーしてしまいましたが、何とかして良い方向を向いて欲しいのでやってしまいました。
夜になって久し振りに栄子先生と合奏をしました。今度のクリスマス・コンサートで弾く曲を合わせたのです。(曲目は内緒!)また今日も遅くなってしまいました。それではお休みなさい。
このところ睡眠不足が続いているので、今日は夜の本番なので昼過ぎまでのんびり寝ていました。昨日の本番を聴かれた方からはサヴァリッシュ先生のピンチヒッターという事で心配していましたが、聴き始めたら全体の流れがとても良く細かい事を気にせずに楽しむ事が出来たというメールをいただきました。今日は昨日以上に落ち着いた感じでした。活きたピアノが出せるとフォルテは無気になって頑張らなくても充分効果を上げられるという事がよく分る今回の定期でした。昨日書いたライトナー先生もまさにその典型で、「Only forte, yeah!」というのは頑張らないでニュアンスを大事に弾きなさいという事です。フォルテとフォルティッシモの間にはすごい差があるのです。
今回のイタリアと田園というプロは時間的には8時40分に終わっていますが、とても充実感のある短いとは感じないプロです。いつもの1曲多い感じのするプロとは一味違うとてもよくまとまったプロだと思います。弾く側が充実感があれば、聴かれた方たちも充実感を味わえたと思います。ギルバートさんは今回のB定期だけを振られますが、昨日今日の演奏会だけで終わってしまうのはとても残念です。
サヴァリッシュ先生がもう1つ振る予定だったA定期はマティアス・バーメルトさんが振られます。チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲(ヴァイオリン/ヴィヴィアン・ハグナー)とブラームスの2番です。
あるディーラーに行った時にそこのセールスマンの人に言われたのが、車のシートを割と立て気味にして肘の角度が120度位になるようにシートを前気味にした方が身体がブレなくて運転しやすいという事です。そう言えば本屋で立ち読みした運転術の本にも同じ事が書いてありました。今日は一日その位置で運転してみましたが、とても運転しやすかったです。ヴァイオリンの奏法と同じでドライビングポジションが運転に及ぼす影響も大きいのでしょうね。背中がシートから浮いていないという事はとても大切な条件のようですね。
今日はギルバートさんのB定期の本番でした。今回は対向配置である上にセカンドはファーストより人数が2人少ないので、客席で聴いてバランスがどうなのかはよく分りません。会場で聴くとバランスは良かったという話ではあるのですが、自分で客席で聴いてみたかったです。とても音量のバランスを吟味した良い演奏だったと思います。今回のギルバートさんの持って行き方はその昔のライトナーさんを思い起こさせるような雰囲気がありました。ライトナーさんと言うと私達が気持ち良く大きい音で弾くと苦虫をかみつぶしたような顔をされて「Only forte, yeah!」という姿がトレードマークでした。最近はドイツ音楽をこのように持って行く人は少なくなりました。特に日本人というか日系人でこのようなやり方をする人は珍しいです。
今回はサントリーホールが会場ですが、ゲネプロから本番までの間は渋谷以上に時間の過ごし方に困ります。NHKホールだと畳の部屋があるので、昼寝をするのには困りません。でもサントリーホールは普通の楽屋しかないので、昼寝をするといってもテーブルによりかかって寝るしか方法がありません。ですから長い時間寝る訳にもいかないのです。アークヒルズの中を歩いても面白い店がある訳でもありませんし、どこかにショッピングに行くにはいささか不便です。前にはゲネプロと本番の間に秋葉原に行ったりしましたが、最近は秋葉原に行っても時間が潰せるような所がありません。
ゲネプロと本番の間に家に戻れると良いのですが、1時過ぎにゲネプロが終わって家に帰ると2時位。それから食事をして4時過ぎには家を出るとすると家には正味2時間位しかいられない事になり、
骨折り損のくたびれ儲けを絵に描いたようになってしまうのです。実は何回か家に戻ってみたのですが、ヨーロッパの街のようにホールから家まですぐに帰る事の出来ない東京の住宅事情だとホールにずっといた方が疲れなくて良いです。
ただ東京のど真ん中に何時間もいて一銭も使わずに時間を過ごすのは至難の業です。どうやっても金がかかる事だけは避けられないようです。
栄子先生は帰国してから風邪を引いてしまい、今日は早々に寝てしまいました。早く元気になって欲しいです。
もう今年も後2月を残すのみとなってしまいました。もともと今度の定期はサヴァリッシュ先生が振られる予定だったのですが、体調が勝れないという事でキャンセルになってしまいました。ギルバートさんは今週だけが空いていて日本に来る事が出来たという話を昨日の練習の始めにお話しになっていらっしゃいました。今日も田園から練習を始め、午後はイタリアに移りました。今回は久し振りの対向配置で昨日は調子が合わずに苦労しましたが、今日はかなり馴染んできました。でもやはりタイミングをとるのは大変です。こういう時は音を聴いて弾くのでは必ず遅れてしまいます。
私は練習所に行く時は7号線で行きますが、錦糸町で下に下りるかそのまま首都高で芝公園に行くか会社線の新橋で降りて第一京浜で行くかを選択しています。今日は浜崎橋の辺りが渋滞しているようだったので新橋で降りました。帰りは色々なコースがあり、芝公園、土橋、箱崎、錦糸町のどこから入るかを選択しています。芝公園から入る場合は江戸橋を通るか湾岸を通って千鳥町で出るかの2つの選択肢があります。今日は内回りの銀座で車4台の事故があったそうで、カーナビが湾岸に行くように指示を出していたので黙ってその指示に従いました。湾岸を通るとすごく大回りの感じがするのですが、こちらの方がずっと走りやすいのです。
このコースで帰ってくると途中に外車のディーラーや用品店が並んでいます。今日は時間があったのでBENZのE280とAudiのA6のカタログをもらってきました。