昭義のひとりごと2017年4〜6月分  


このページは私の日記のようなものです。私の感じること、周りで起こったことを書きます。

このページは下から上へ順番に日付が新しくなっています。前のものを読みたい方はこちらからどうぞ。

生徒さんへの重要な連絡があります。こちらです。(2017.5.1)必ずご覧下さい。

〜栄子の花日記〜...ときどき音楽こちらです。


6.29

 私がN響に入団した頃、とても有名な楽器製作者で楽器の調整もされたTさんという方がいらっしゃいました。とても世話好きな方で、夕方になると電話がかかってきて、作業場兼お店で飲んだり、飲み屋さんに連れて行かれました。毎晩夜になると何人かを呼び出して、飲み会をされていたようです。昨日お会いしたIさんにはこのTさんの縁で色々お世話になりました。当時オーケストラのメンバーや音楽コンクールを受ける方がよくTさんのところに来ていました。昨日Iさんとお話をしていて、当時を思い出しとても懐かしかったです。
 Tさんはとても強い調整をされるので、Tさんのところに行っていた人は皆苦労していました。 このTさん、お嬢さんと外房に釣りに行った時にくも膜下出血で倒れ、12年の闘病の末亡くなられました。私たちがこのTさんにお世話になった最後の世代で、若い世代はこの方の名前も知らないでしょう。


6.28

 今日はN響練習所のラウンジで、2017年度の組合大会の後開かれる、現役メンバーとOB(団友)との懇親パーティーに行ってきました。私が着いた時にはちょうどパーティーが始まったところでした。先輩で入団前後に大変お世話になったIさん(私の奏法の基礎を作って下さった方です。)もいらっしゃっていました。弦について色々教えていただきました。(LarsenのスタンダードとGoldbrokatのE線が良いそうです。Iさんもいくつになってもより良い音を求めているということです。)私はすべてOliveEndを使っていますが、余裕が出来たら試してみます。
 ただ良い音の出る期間は短いので、良い状態を保とうと思うとガット弦と同じくらいかかってしまうでしょう。ガット弦の弱点は、馴染むまでに時間がかかることと、音程が変わりやすいことです。でも音の良さには一日の長があります。


6.27

 梅雨になり連日湿度が60%を越える日が続いています。ピアノもヴァイオリンも50〜60%が望ましい湿度です。我が家には調律師さんに紹介していただいたピアノ用の湿度計があります。

 湿度が40%以下75%以上になると警告が出るものです。母家のレッスン室は除湿器が故障しているので、ご覧の通り68%もあります。レゾナンスにも同じ湿度計がありますが、こちらは除湿器を使っていませんが55%です。調律師さんにはこれを使ってピアノの状態をキープするようお達しをいただいています。

 スコちゃんの生徒さんが来た時の反応は2つに分かれています。1つは生徒さんが来ると2階に上がってくる場合、もう1つは逃げずにお迎えする場合です。場合によって違うのではなく、人によって反応が違います。ペットを飼っている生徒さんの場合など、本能的に分かるようです。


こんにちは!
(栄子先生の生徒さんが撮った写真です)


6.22

 一生懸命弾こうとすると、どうしても意識過剰になり右手が押さえつけるような弾き方になりやすいです。弓を強く握るように持つと、弓が弦に跳ね返されるようになります。そこでそれを抑えるために右手で押さえるようになってしまいます。弓の張りを弱くすれば良いように思いますが、弓との相性で張った方が良い場合も多いです。
 まず自分の楽器と弾き方に一番合う弓の張りを見つけ、その張り方で一番弾きやすい弓を持つ強さを加減すると良いでしょう。やり方としては張り方を弱中強の3段階に分けて試せば傾向がはっきり掴めます。どれが良いかが分かったら、更に微調整をすればベストポイントが分かります。

 顎あて&テールピースの材質によっては、ハンカチを使った方が良いことがあります。黒檀とローズウッドは汗で変色することはあまりないので、ハンカチを使うかどうかは出てくる音と好みで決めれば良いです。ですがツゲの場合は汗ですぐに変色します。気にならなければ良いですが、私は気になります。ハンカチは厚過ぎると音が抜けません。畳み方としてはハンカチを4つ折りにして、正方形にして使うのが良いでしょう。更に半分に折って長方形にして使うのは、私の感覚では少し厚すぎですが、薄着の場合(梅雨から秋口まで)はこれもありでしょう。私はその時期に弾く時は薄手のジャケットを必ず着ます。楽器がよく持てるからです。家では半袖のジャケットで弾いています。あまり見栄えは良くありませんが........


6.18

 今日は今回のシリーズの最後豊川市文化会館でのコンサートでした。ズィッツプローベがなくなったので、昼過ぎのひかりに変更しました。行きは豊橋で飯田線に乗り換えて豊川からタクシーに乗りました。帰りは豊橋発18:46のひかりに乗るため、豊橋までタクシーに乗りました。豊川駅までタクシーで行ってそこから飯田線に乗る、というのが最初の計画でしたが、列車が豊川を出る時刻には、豊橋に着いていました。時間が余ったので、ゆっくり名物のちくわをお土産に買いました。
 今回は弱音を大事にしたとても楽しい演奏会シリーズでした。 なんといってもコープマンさんの明るいお人柄によるものです。


6.17

 上田のサントミューゼでのコンサートでした。

 北陸新幹線で東京から1時間20分位で着きます。実際に乗るとあっという間に着いてしまいました。これなら車はないでしょう。駅を降りて会場に向かって歩いていたら、前にも来た事を思い出しました。ホールに着いて楽器をおいて衣装を取り出してから、向かいのアリオにお昼を食べに行きました。今日はあまり重いものを食べたい気分ではなかったので、パンを買って楽屋で食べました。

 ズィッツプローベの時は会場が暗かったので、本番前に写真を撮りました。
 コープマンさんはいつも楽しそうにされていて、ニュアンスも毎回微妙に違います。普通はエコーにするところも、時によって同じ音量で弾いたりするのでいつも棒を見ていないといけません。それもまた楽しです。

 今回のプロは短いので、最初にとっていた列車より1本早いのに乗れました。明日は行き帰りともに指定を取り直して、ゆっくり出ることにしました。そのおかげで行き帰りともにひかりに乗ることになりました。こだまとひかりでは豊橋東京間が1時間近く違います。
 品川駅は横須賀線のホームから新幹線口が近いので、東海道新幹線に乗る時は品川で乗り換えるようにしています。ただ夜になると電車があまり来ないで、横須賀線のホームで待たされたことがあります。


6.16

 昨日は家に戻ってから色々のことをして、やって気がついたら12時、ひとりごとは書けませんでした。

 朝起きてiPhoneを見たら充電が出来ていません。出かけるまでMacbook Proにつないで、車ではUSBにつないでいたのですが、川崎に着いて駐車場に入れる時にそのまま預けてしまいました。
 ホールに着いて楽器と衣装を取り出し準備をしてから、ここに来る時にはいつも行く牛タンの店でお昼をたべました。13:30から30分のズィッツプローベ(Sitz Probe)、 15:00から本番でした。
 コンサートの印象はおとといと同じです。今回のコンサ−トは「N響 午後のクラシック」というタイトルで、ウィークデイの午後3時に開催されます。ウィークデイの午後3時という普通の人はなかなか来られない時間ですが、とても多くの方々がいらっしゃっていました。これからこのような企画は増えていくでしょう。

 明日は上田のサントミューゼ、あさっては豊川市文化会館でのコンサートです。どちらもマチネーなので、結構きついスケジュールです。


6.14

 今日は「N響 水曜夜のクラシック第3夜」でした。トン・コープマンさん指揮のモーツァルト・プロです。躍動感と愉悦感に満ちたというプログラムの解説通り、速めのテンポで楽しそうに振られています。今日は栄子先生が聴きに来て、とても感動的で楽しかったそうです。会場の反応も皆さん楽しまれたようです。
 ゲネプロの時に楽器屋さんに電話したら、mideumのボールエンドのE線があるそうなので、ゲネプロの後買いに行きました。錦糸町まで行くので、その後家に帰って昼寝をしてから、5時過ぎに栄子先生とホールに向かいました。本番も思った通り、starkよりmediumの方が柔軟に反応してくれました。

 明日はミューザ川崎、土曜日は上田、日曜日は豊川です。明日は車で移動しますが、土日は新幹線です。金曜日に上田に前乗りして、上田のコンサートの後豊橋まで行くという人もいます。


6.13

 コープマンさんは1979年にアムステルダム・バロック管弦楽団を創設、1992年にはアムステルダム・バロック合唱団を併設されました。今回のコンサートも普通の楽器で演奏しますが、求める音は古楽器のような音です。2楽章の最初など典型的な例でしょう。とても面白い表現ですが、聴かれる方の好き嫌いははっきり別れそうです。コープマンさんはとても細かく何度も表情を説明されながら、練習を進めていかれます。(私はジュピターのみ出番です。)
 明日は19:00開演ですが、あさって以降はマチネです。(あさっては木曜日ですが、15:00開演です。)
 今回のような弾き方だと、E線はstarkよりmediumの方が合うかもしれません。手元にmediumはないので、探してみようかな?


6.12

 N響の特別公演+川崎、上田、豊川の練習が始まりました。コープマンさん指揮のモーツァルト・プロで、「魔笛」序曲、フルートとハープのための協奏曲(フルート:カール・ハインツ・シュッツ、ハープ:シャルロッテ・バルツェライト)、交響曲第41番「ジュピター」というプロです。14日(水)にNHKホールで、15日(木)にミューザ川崎、1日おいて17日(土)に上田、18日(日)に豊川というスケジュールです。「魔笛」、「ジュピター」、フルートハープ協奏曲の順に練習しました。
 コープマンさんのモーツァルトは独特な表情を持っています。明日の練習でその全貌が分かるかな?
 この旅行、初めは車で行こうと思ったのですが、上田は宿泊費が出ない距離なので、新幹線で移動する事にしました。


6.9

 私は覚えることと理解することは別物だと思っています。たとえば問題を解く時に、塾に行くと解き方をたくさん教えてくれます。こういう場合はこう、この場合はこう、これは試験に出るから覚えなさい!と気合いを込めて教えられます。何度も何度も繰り返し勉強しなさい!とも言われます。でもそれは方法論を覚えているだけなのです。
 私は誰かに問題を説明する場を想像することによって、頭の中を整理してポイントを理解しました。(大事なのは頭の中で説明していく時に、こういう質問をされたらどう答えるのかを考える事です。その質問と答が分かるとその問題は完璧に頭に入ります。)解くなら簡単な基礎的な問題で充分です。基礎的な問題をある程度解いていくと、ある時突然「ああ、こういう事なんだ!」と思える瞬間が訪れます。今までゴチャゴチャだった頭の中に、すっきりと1本筋が通るのです。とても気持ちの良い一瞬です。


6.5

 このところ色々のことがあり、連日出かけています。今日も1日で130km近く走りました。長距離走る時の重厚さは5シリーズに負けますが、狭いところでの取り回しや機敏さは3シリーズの特徴です。5は図体が大きいので、狭い駐車場から出る時など気をつけないと助手席側を擦ってしまいます。今までの経験から言うと300km位[名古屋くらい]までなら3シリーズはそんなに引けは取りません。今まで3シリーズで1日で500km[大阪くらい]以上走ったことがないので、それ以上の比較は出来ません。

 このようなスケジュールの中での練習で気をつけなくてはいけないのが疲労です。元気な時と同じに構えているつもりでも、疲れてくるとどこかが微妙に狂ってきます。いつもならきちんと音が出るのに、なぜか今一。こういう時はさっさと諦めて寝ること!翌日元気になってから、もう一度トライすべし!


5.30

 この1週間は妙に忙しく、あっという間に過ぎてしまいました。バラは最盛期を過ぎて、最初に咲いたアーチの赤いバラはかなり散ってきました。

 色々なCDを聴いていると、譜面を見たくなることが多いです。前はヤマハやアカデミアに行って探しましたが、今は著作権の切れたものはIMSLPで見られます。必ずあるという訳ではありませんが、かなりの確率で見つかります。たとえばMILSTEINの小品集の中にあるMussorguskyのSorochintsy FairのGopakというとても楽しく2分位のアンコールに最適な曲、これもIMSLPで見つかりました。協奏曲もあまりお目にかからないものが見られます。厚めの上質紙にプリントして適当な表紙をつければ、充分実用に使えます。
 楽譜は普通A4より少し大きいですが、私はA4に縮小コピーしています。ものによって微妙に違いますが、ソロの譜面は95%位に縮小するとA4にうまく入ります。オーケストラの譜面はもう少し縮小させないといけません。なぜA4にするのかと言うと、持ち歩くのが楽だからです。
 生徒さんはレッスンに譜面を持ってくるのに、コピーした譜面をアルバムに貼る人がとても多いですが、枚数が10枚位までだったら紙テープ製本を、それ以上はリング式製本をお奨めします。どちらも譜面がぴたりと開くのが良いのです。糊式の製本は譜面が完全には開きません。紙テープ製本はその昔N響の譜面係だった方に教わった方法を私がアレンジした方法です。(昔は両面コピーは出来なかったので、2枚のコピー用紙を糊で貼り付け、セロテープで製本していました。今でも両面コピーしてないものを製本する時は、強力スティックのりを使って2枚を貼り付けます。)


あまりお見せ出来ない乱雑な作業場にある製本機
奥に見える赤と白の箱にリングが250本入っています。

 リング式製本機の一番の問題は価格でしょう。私が買った時はたしか本体が5万位だったと思います。ネットで調べたら、今は本体が128,000円、リングが17,500円だそうです。(税別)リングは250本が箱に入ったものが単位で売られています。
 紙テープ製本は基本的には何枚でも出来ますが、枚数が多くなると手間が大変です。そして製本の最後に、背にあたる部分に普通の12mmではなく、25mmの幅広のテープを貼れば良いのです。


5.23

 このところ急に我が家のバラが咲き始めました。2週間前の赤松先生のレクチャー・コンサートの時は赤いバラだけが咲き始めたところでしたが、今は最盛期を迎えています。

今月10日のレクチャー・コンサートの時

今日の様子

 2週間前にはまだ何も咲いていなかった駐車場が今は下のような具合に満開となっています。

 このところの猛暑のせいかあっという間に上の写真のようになりました。こちらも猛暑のせいでしょうか?


5.22

 弾く時全身のバランスがとれていないと、右手にそれが返ってきます。瞬間的に左手で楽器を持ち上げることはあっても、基本的な構えは楽器を持ち上げてはいけません。持ち上げるとフォルテで弾いた時に、楽器が支えきれず沈み込んでしまいます。それに釣られて右手のアーチが崩れてしまいます。

 弾く時には考えなければいけないことがたくさんあるので、楽器と弓の接触点をいつも同じ状態に保つのはとても難しい、というか無理です。ですから基本的には楽器が動かないように支えるのが大切です。もちろん弾く時には曲想に合わせて楽器の角度は変わりますが、基本軸は動きません。
 こういう持ち方をすると右手が楽になるし、 ヴィブラートも楽器が動かないのでしっかりかけられるようになります。こういう基礎的なことは想像以上に演奏(呼吸にも拍子の数え方にも)に影響します。奏法上の問題は楽器の持ち方をきちんとするとほとんどが解決出来ると思います。でも一番核になる部分は、実際の持ち方を見せて、詳しく説明しないとなかなか分かってもらえません。


5.21

 昨日書いたふと思いついたこととは、楽器の先の高さです。人によって意見は色々あると思いますが、私の場合には楽器の先を手で上げるのは百害あって一利なしです。楽器を持つ時に、楽器の裏をしっかり鎖骨に載せることが大事です。そうすると楽器の先は上には向きません。この構えをすると無駄な上下動が防げ、無理なく弾けます。


5.20

 ヴァイオリンを弾く時に身体の左右動は良いが、上下動は良くないと言われます。上下動によって身体の芯がブレるからですが、ではどうしたら上下動を止められるのでしょう?実は動きを止めるのではなく、動かなくなるところで楽器を持てば良いのだと思います。そうすれば自然と上下動はしなくなります。生徒さんにこの持ち方をしてもらったら、とても持ちやすくて良い音だと大喜び!無理をしないでもしっかり楽器を支えられます。ヒントは前にもご紹介した「The Way They Play」という本にありました。20世紀の著名なヴァイオリニストへのインタビュー記事を中心とする全14冊のシリーズですが、その写真を見ていてふと思いつきました。ヴィブラートも慣れが必要ですが、基本的にはこの持ち方でうまくいきます。


色々の角度から持ち方を紹介しています。
これが参考になりました。


5.17

 楽器がしっかり持てていないとなぜいけないのかと言うと、右腕の重さを支えきれないからです。楽器はエンドピンの下を鎖骨に載せますが、鎖骨に載る角度によって安定感はかなり変わります。楽器が安定していないと、右手の圧力を受けきれず、フォルテの時に音が潰れてしまいます。と同時に右手に大きな負担がかかってしまいます。楽器の先の向きも大事な問題です。楽器の振動は鎖骨を通して胸郭に伝わりますから、鎖骨への載り方が悪いと音量音質に大きな影響を与えます。良い角度で持てると無理しないでもよく響いてくれます。
 ただ考えられるファクターを色々変えて、ベストポジションを見つけるのはかなりシビアなので、忍耐力(と同時にかなりの年月も)を必要とします。というのは奏法だけではなく、楽器の調整がすごく影響するからです。自分の楽器を活かして自分の好みを発揮出来る調整をしてもらえる楽器屋さんを見つけないといけません。基本的には音は楽器と弓で決まりますが、それを活かすアクセサリー(弦のブランドとゲージ、弓の毛の産地等々)も大事です。


5.15

 この1週間のイベントがPTNAのコミュニティのページに紹介されました。7日のステップ、8日の今野万実先生講座、10日の赤松林太郎先生コンサートです。

 思ったように弾けない時、その原因は楽器がしっかり持てていないことがほとんどです。どうしてしっかり持てないかと言うと、どこかで無理をしているのです。人によって症状は違うのですが、ほとんどの場合「こうすれば良い!」と思って無意識にしていることが原因になっています。教える身としては、こういう事についてたくさんの引き出しを持っていないといけません。
 私も悩んでいる時に色々奏法の本を読んでも、疑問について書いてある本はありませんでした。そうなると自分で色々試して解決するしか方法はありません。立ち方、構え方のように基本に近いところで勘違いというか錯覚があると、奏法にとても大きな影響があり、何をしてもすぐに暗礁に乗り上げてしまいます。こういう基礎の基礎は皆無意識でする動作なので、厄介なのです。


5.14

 このところ続いていたイベントの最後を飾る「第7回輝く未来」が無事終りました。宗次ホールとかつしかシンフォニーヒルズで弾けるというこの企画は中学生2人にとってとても良い経験になったと思います。本番とそれに向けての練習を通してどんどん変貌していく様子が今回も見られました。その2人を支えるべくお手伝い下さった教室のご両親の醸し出す雰囲気がとても暖かく柔らかいので、ご来場いただいた方も皆さんとても良い笑顔でお帰りになっていました。コンサートは演奏者だけではなく、スタッフ、お客様の皆さんが作るものだということを再確認しました。今日のコンサートに関わって下さった皆様に心よりお礼を申し上げます。
 私はリハーサルが終ってから用事がありロングドライブをしましたが、戻ってきたらちょうど後半が始まるところでした。私はファミリールームという会場の後ろにある室で後半を聴きました。

今日の主役の2人
開場前の打合せ 教室の生徒さんのご家族が皆さんお集まり下さいました!
今回のコンサートを企画された
プランディール音楽事務所の清水さん
スタッフの方(教室のお母様)がご用意下さった
出演者とスタッフの皆さんへの温かいお茶

5.13

 明日はいよいよ「輝く未来」の東京でのコンサート、かつしかシンフォニーヒルズのアイリスホールで14:00に開かれます。お申し込みはこちらへお願いします。

 ゴールデンウィークから色々なイベントが続き、弾く時間がきちんととれません。昨日はサビ落としのために少し弾きましたが、今日明日は明日のコンサートのために弾けません。来週はじっくり時間をとって練習します。
 気をつけるべきポイントは少ない方が良いです。たくさんあると、本番の時などどれか忘れるからです。私はポイントは3つ、足の巾、顎の位置、顔の表情です。それぞれのタイミングでは1つのことを注意するようになっています。(この順に気をつければ良いのです。)気をつけるポイントはたくさんありますが、私の場合3つのポイントをクリアすると他のポイントもクリアできます。


5.10

 今日は赤松先生のレクチャー・コンサート、今年のPTNAのB級〜F級の課題曲を題材にしています。B級は小学3〜4年生を対象にしていますが、その課題曲が立派にコンサートピースとして通用するということを身をもって教えて下さいました。今日お聴きになった方はそれぞれの曲の目指すべき方向が分かったと思います。時々題材にない曲の断片を弾かれるのですが、これがまた絶品。あっという間の2時間半でした。

コンサートが終って
手元がどこからでも見えるように
ビデオ映像を映しています
急に咲き始めた大輪のバラをバックに

 本番が始まる直前、急に思い立って録音をしました。レベル調整が間に合わず、最初の何曲かはレベルオーバーしてしまいましたが、段々思い出してきました。今日は急いでいたのでR-44内蔵のマイクで録音しましたが、マイクを立てて録音すべきでした。

 私は用事があったので行けませんでしたが、皆さんは近くの中華で打ち上げをしました。その後赤松先生は羽田に行かれるとのことで、最寄りの駅までお送りしました。


5.9

 昨日はおとといのアドバイザー今野万実先生の講座でした。とてもユニークなエネルギッシュなお話に圧倒されました。一瞬も気が抜けないお話にあっという間に2時間が過ぎていきました。

 そして明日は赤松林太郎先生のPTNAの課題曲を題材にしたコンサート with レクチャーです。(10:15〜12:45と普段より30分拡大されています。)B級からF級を取り上げられるそうです。ステップ、講座、コンサートと4日間に3つのイベント、そして週末に「輝く未来」、さすがにいささか強行軍です。無事に終えられることを願うのみです。


5.7

 今日は江戸川東地区のステップでした。10時に始まり、ほぼ夜7時に終りました。(私たちが家を出たのは8時半過ぎ、戻ったのは夜9時前でした。)とても多くのお手伝いの方々にご協力をいただき、滞りなく終えることが出来ました。私は今回アドバイスをしないので、舞台袖で出演者の送り出しをしました。緊張した表情の子に背伸びをして深呼吸、脱力をして、ニッコリしてからステージに送り出しました。今回は今まで以上に時間通りに進行できましたが、これもひとえにご協力いただいた皆様のおかげです。ありがとうございました。


アドバイザーとスタッフの皆さん

 明日は今日のアドバイザー今野万実先生のレクチャー、1日置いて10日は赤松先生のコンサート with レクチャー、そして14日日曜日には「輝く未来」の葛飾シンフォニーヒルズでのコンサートとまだイベントが続きます。


5.4

 昨日は第7回輝く未来の宗次ホールでのコンサート、とても盛会で良い演奏会だったそうです。地元の方がゲストを迎える形のデュオ・コンサートなので、昨日は中野すみれさんがゲスト、14日は佐原さんがゲストということになります。(14日は葛飾シンフォニーヒルズ アイリスホールで14:00開演です。)お近くの方はどうぞお聴きになって下さい。よろしくお願い致します。ご興味のある方はこちらへどうぞ。

 今日は都立新宿高校管弦楽部の第38回 May Concertに行ってきました。国立オリンピック記念青少年総合センターのカルチャー棟大ホールが会場でした。(首都高4号線代々木の出口を出てすぐのところにあります。)プログラムは
 ロザムンデ序曲/シューベルト
 くるみ割り人形より花のワルツ/チャイコフスキー
 フィンランディア/シベリウス
 −− 休 憩 −−
 交響曲第2番/シベリウス
指揮はメンバーの中から2人が前半と後半に別れて振っていました。ヴァイオリンの人数が少なく、ロザムンデは1曲目ということもあってか、音が出ていませんでした。でも曲が進むに従って段々調子が出てきて、後半にはヴァイオリンだけが弾いている時にも貧弱に聞こえませんでした。

 この前書いたもう1つのポイント、それは怖い顔をしないことです。しっかり楽器を支えて、楽しそうに弾く!これがうまく弾けるための大事な条件です。
 細かく言えばこの他にも守るべきポイントはたくさんあります。でもそれを気にするあまり、萎縮してしまったのではいけません。ネガティブなクヨクヨ考えた演奏ではなく、ポジティブな明るい演奏にしましょう。そのためにも顎が解放されていないといけません。


5.2

 家から10分ほどのところにある藤で有名な高圓寺(こうえんじ)に行ってきました。ご覧のように雲一つなく晴れていて、空の青さが印象的でした。駐車場には県外ナンバーもちらほら、遠くからいらしている方もいらっしゃるようです。ここは2年前にも行ったことがあるようで、Facebookにその記録が残っていました。

境内に入ると正面に藤が
樹齢200年、これが1本の樹だとは驚きです 最初の写真の右手前には鯉の泳ぐ池があります

 先月10日に訪れた真間の弘法寺(ぐほうじ)といい、この高圓寺といい、遠くまで出かけなくても市川にも見どころがたくさんあるようです。

 ヴァイオリンを弾く時に大事なポイントを1つご紹介します。それは足の巾です。きちんと足を開かないと身体が安定せず、右腕を動かした時につられてブレてしまいます。その目安はその場飛びをして着地した時の巾です。(皆さんが想像されるより開いているでしょう。)これくらい開くと身体が安定します。この巾をよく覚えましょう。その先にもポイントがありますが、それはまた次の機会に.....


5.1

 新年度が始まってもう1月が過ぎ、ゴールデンウィークになりました。今日明日が休めれば9連休、そうでなくても3日〜7日までの5連休です。我家は3日が生徒が出演する「輝く未来」の宗次ホールでのコンサート(名古屋方面の皆さん、どうぞいらして下さい!)、7日がステップ、8日が今野万実先生の講座、10日が赤松先生のレクチャーコンサート、14日が「輝く未来」の葛飾シンフォニーヒルズでのコンサート(栄子先生の所属する船橋支部のブログでもご紹介いただきました。)とイベント満載です。

 
 去年の暮れにテールピースをツゲに替えて、それに伴う変化に慣れるのに思いの外に時間がかかりました。特にGuadagniniの方が黒檀からツゲに変わり、発音のタイミングがすごく変わりました。
 やはり楽器の持ち方が大事で、なんと言っても楽器の鎖骨への載せ方と顎の処理がポイントです。楽器がしっかり持てていないと、シフト(ポジション移動)が安定しません。奏法の本を読むと、どの本も本人が楽に感じる持ち方が良いと書いてあります。でもこれでは悩んでいる人にとってはアドバイスになりません。
 楽器の性格に合わせて、弦のゲージ、アクセサリーの材質、弓の毛の産地などを選ばないといけません。この組合せがきちんと出来るかが勝負です。自分が苦労したポイントを後進の皆さんに分かりやすくお伝えすることが、これからの私の仕事だと思っています。

4.28

 来月7日の江戸川東ステップの打合せをしました。

 打合せは今まで母家のレッスン室でしてきましたが、10何人が集まると窮屈で仕方ありませんでした。そこで今回はレゾナンスでしました。ステップの準備は広範囲にわたるので、とても手間がかかります。前回の反省を踏まえて、手落ちのないようにしないといけません。それでも皆さん和気あいあいと頑張って下さいました。

 実は昨日の夕方、スコちゃんを抱っこして移した時に、Macbook Proを引きずってしまい、テーブルから落としてしまいました。カーソルが動かなくなってしまい、ひょっとして昇天?とビクビクしました。でも電源ボタンの長押しで電源を落としてから再起動したら、無事立ち上がり動作してくれました。良かった良かった!!
 何かあると困るので、早速TmeMachneバックアップをとりました。USBでのバックアップはWirelessと較べると速いので、Wirelessほど楽ではありませんが毎晩寝る時に手動でバックアップするのも苦にはなりません。


4.26

 今日は夕方からNHKホールに「N響 水曜夜のクラシック第一夜」を聴きに行ってきました。プロは広上淳一さん指揮で

 ラーション/田園組曲
 ブルッフ/ヴァイオリン協奏曲第1番
    ヴァイオリン:ダニエル・ホープ
 ベートーヴェン/交響曲第7番

です。1曲目は初めて聴くスウェーデンの作曲家の曲、とても綺麗でした。2曲目はブルッフのヴァイオリン協奏曲、独特な表現が面白かったです。アンコールはラヴィ・シャンカールの「ラーガーピール」に基づく即興でした。すごい迫力に会場が引き込まれていく感じでした。後半はベートーヴェンの7番、ゆったり目のテンポで進んでいきました。オーケストラもアンコール、グリーグの2つの悲しい旋律から春でした。

 昨日SSD化したMacbook Proは快調です。MountainLionのように軽いOSだと、その効果はElCapitanより印象的です。キーを押してすぐ画面が変わる、そのスピードが今まで見たことのないものです。古いコンピューターを使っている方は是非SSD化を検討されることをお奨めします。自分でも換装できますが、静電気の怖さもあるので、換装サービスを使った方が安全です。(工賃4,000円)メモリーの増強よりもSSD化の方が効果は大きいです。1TBのSSDにするのに工賃を含めて4万弱です。メモリーの増強16GBにするのがほぼ2万です。5年物の中古が現役に復帰しました。


4.25

 昨日は栄子先生のMacbook Pro、今日は私のMacbook ProをSSD化しました。おととい甥の結婚式の最中にSSDを頼んだ店から電話があり、入荷したとのこと、昨日早速本体を持っていって作業をしてもらいました。2時間位で換装、早速家に持ち帰ってTime Machineから復元しました。設定にミスがあり、4時間近く無駄足を踏みましたが、なんとか復元して再起動したら、動作の速いこと!あまりに気分が良いので、今日午後から秋葉原に行って自分のMacbook ProもSSD化しました。今日は換装に1時間!12年型ユニボディーモデルという大昔のモデルですが、メモリー増強+SSD化で充分現役で使えます。
 WirelessのTime Machineは遅いですが、USB経由だと桁違いに速く動きます。 これなら寝る時にバックアップをとるのも出来そうです。


4.22

 1晩かけてバックアップは無事に終りましたが、ハードディスクをAirMac Extremeにつないでシステム環境設定のTimeMachineで見ると、昨日とったバックアップがないことになっていました。バックアップに使ったハードディスクの中身を見ると、確かにバックアップファイルはあるのに.......そこでAppleのサポートに電話をしてリモートサポートで診てもらいました。そうしたらUSBでとったバックアップとネットワーク経由でとったバックアップは違う階層にできるそうです。ワイヤレスで保存できるようにするためには、最初にワイヤレスで時間をかけてバックアップをとらないといけないそうです。500GBをワイヤレスでバックアップをとると2日くらいかかりそうで、とても現実的でないので、これからのバックアップもUSBで手動でとることにしました。寝る前にハードディスクをつなぎます。TimeMachineほど頻繁にはバックアップをとれませんが、もし何かあっても1日前の状態には戻せます。


4.21

 去年買ったElCapitanの載るMacbook Proの1つの動作がとても遅いので、SSD化することにしました。小岩にMacも扱うパソコンドック24の支店があるようなので、様子を見に行ってきました。動作が遅いのはハードディスクが疲労しているからではないか?と言われ、ちょうど良い機会なので、SSD化に踏み切りました。費用も秋葉原とそれほど違いません。それに秋葉原だと事務的ですが、こちらの疑問にもよく答えてもらえました。
 ただSSDはいつ突然昇天するか分からないので、TimeMachineを使うことにしました。前はTimeMachineは時間がかかるので、すぐにやめました。でも今回SSD化すると突然死の危険があるし、今ではAirMacもTimeMachineも改善されているでしょうから、もう一度試してみることにしました。
 なんと言ってもTimeMachineの問題は最初のバックアップにとんでもなく時間がかかることでしたが、今はUSBでバックアップをすれば良いそうです。 500GBのハードディスクのバックアップは3時間ほどで終りました。750GBのハードディスクなら一晩あればできるでしょう。


4.19

 2月の末に新宿高校の恩師(3年の時の担任)佐藤喜一先生のお別れの会に行ってきましたが、16日(日)には同期会がありました。恩師の先生は私が1年の時の担任の久保田先生だけがご存命とのことで、久し振りにお会いしました。2月のお別れの会に引き続いて会うことのできた方も何人もいて、高校時代が舞い戻った感じです。残念ながら同期の方達もすでに亡くなられている方がかなりいらっしゃいます。

 先週金曜日の話の続きですが、「エンドピンの下を鎖骨に載せる」と言っても、人によって感覚はかなり違います。同じ場所が触っていても、ポイントが分かっていないと安定感がありません。要は楽器を包むように持てれば良いです。細かいことを気にし出すとキリがありません。迷わないようにポイントは1つか2つに絞りましょう。
  包むように持てるとシフト(ポジション移動)が気にならなくなりますし、特に左手の親指が気にならなくなります。またヴィブラートが安定します。
 楽器を持つ時に特に気をつけるべきは顎です。 顎を前に出さないこと。(13日の記事に面白いイラストがあります。)
 弓についても同様のことが言え、右手で作るアーチが潰れないようにすることが大事で、そのためには弓を太く感じるポイントで持つことが大事です。


4.14

 今日は母校新宿高校に行ってきました。来月に定期演奏会を控えて、最後の練習になります。曲の細部についてと同時に、楽器と弓の持ち方についてワン・ポイント・アドバイスをしました。(楽器についてはエンドピンの下を鎖骨に載せること、弓は包むように持つこと。)細かいことも大事ですが、それ以上に前向きに積極的に進んでいけるような環境作りの方が大事です。ポイントは出来るだけ少なくしておかないと、結局は守れなくなってしまいます。本番は5月4日、オリンピック記念青少年総合センターで13:30に開演です。


4.13

 OSX 10.11(ElCapitan)のiMovieでチャプターを打つ方法を知りたくて、試行錯誤しました。結果的にはiMovieで書き出したMP4の動画をToastで焼く時に、編集画面を呼び出して、そこで章のタブをクリックすると良いことが分かりました。iMovieの解説書に書いてあるのは古いヴァージョンのiMovieの物で、画面が微妙に変わっています。こういうことで引っかかると、解決するのに半日仕事になってしまいます。
 こういう細かいことは、どこかに記録しておかないとすぐに忘れてしまいます。そこでシステム手帳の空いたところに記録を残しておくことにしました。

 この前紹介したタスキですが、試した感じから言うと、普通の伸縮性のないタスキより幅広の伸縮性包帯の方が有効です。伸縮性がないと、きつく締めると弾いている時邪魔になります。包帯だと着けっぱなしでも邪魔になりませんし、外から見ても分かりません。
 これによって何が分かるのかと言うと、肩の処理です。肩が前に出ると、それにつられて顎が前に出ます。すると下の写真のようなことが起こるのです。

 前にもご紹介したドミニク・オプノ著の内なるヴァイオリンのイラストです。文章は読み難いのですが、イラストはとても理解しやすいです。この本に書いてあることを体感するのに、タスキが役に立つのです。


4.8

 Macのデータの中で一番容量の大きいのが、ビデオによる動画です。HDDが750GBあってもすぐに満杯になってしまいます。そこで動画のデータを外付けのHDDに保存するようにしました。そこで近くのK's電気にHDDを探しに行きました。2TBで充分なのですが、Seagateの3TBが1万を切る値段で出ていたので、それにしました。私がMacを始めたのが27年前1990年ですが、当時はフロッピーで起動し、内蔵HDDは100MB、つまり1万倍に増えたということです。HDDは1台では不安なので2台にしました。

 楽器の持ち方を確認するためのコツをご紹介します。それはタスキを着けて弾いてみることです。色々試した結果から言うと、タスキといっても本物のタスキではなく、Lサイズの伸縮する包帯(薬局に売っています。伸ばした時に4.5mの物を2つに折って使っています。)がベストです。下着の上に着ければ上からシャツも着られます。幅のある単なる布のベルトでも良いですが、伸縮性があった方が良いでしょう。こうすると、楽器を持つ時の肩の位置についてとても良いヒントが分かります。


4.6

 今日は深大寺に桜を観に行ってきました。10時半に孫を乗せて、まず神代植物公園に行きました。桜の木は思ったほど多くありませんでしたが、綺麗に咲いていました。芝生でしばらく孫と遊んだ後、隣の深大寺に行き、お参りをしておソバを食べました。

 とても手入れの行き届いた公園で、ツツジ園、シャクナゲ園、はぎ園、ばら園など色々な花が集まったコーナーがあります。

 今日は正門から入り、ツツジ園、築山を抜けて、芝生広場でしばらく遊び、深大寺に入り、お参りをしました。その頃にはおなかも空いてきたので、孫達がよく行くという一休庵で十割蕎麦をいただきました。

 食後、深大寺の山門で蕎麦まんじゅう、蓬まんじゅうを食べましたが、どれもとても美味しかった。それから孫の家に行き一休みしてから、家に戻りました。また行きたいなぁ〜!2日続きでお花を見てリフレッシュ、明日からまた頑張ります!

 先日書いたインシュレーターの置き方ですが、大橋さんによると前2点が重心の低さ、前1点が高域の伸びと広がりという言われ方が主流だそうです。私の家は全室フローリングなので、低域はしっかり出ます。ですから前1点で高域の伸びと広がりを求めた方が良いようです。
 またインシュレーターの材質ですが、黒檀や桜材のキューブベース(立方体)、TAOCのインシュレーター、サンバレーの真鍮&ステンレス・インシュレーターと色々試しました。私の環境では真鍮&ステンのインシュレーターが一番効果的です。
 木材のキューブベースは最初は良いと思うのですが、クラリネットとオーボエの音色の違いなどはあまりよく表現できません。TAOCの製品はどれも制振を中心に作られているので、音楽表現が少し抑えられます。 私の環境では真鍮&ステンインシュレーターが一番良い音を聴かせてくれます。
 アクセサリーにあまり深入りしたくはないのですが、聞き込んで見ると音はかなり変わります。自分の持っている物を最大限に活かす程度のトライはしてみるべきだと思います。


4.5

 テレビはお花見のニュースで持ちきり、それに釣られて昼頃真間川のお花見に行ってきました。

お花見の宴 白い花が咲いていました
まだツボミがこんなに 我家の猫ちゃんは皆シッポが立派

 2〜3日前には全然咲いていませんでしたが、この陽気でいっぺんに咲きはじめたようです。ツボミがまだたくさん残っているので、5分咲き程度にもまだなっていないようです。この週末頃が満開でしょうか?お弁当を持った親子連れ、10人近くの年配の方の宴、1眼で写真を撮る方など皆さん思い思いに過ごされていました。家に戻ってきたら、スコちゃんが「お帰り!」先代のスリッパも立派なシッポをしていましたが、スコちゃんも負けず劣らず。


4.2

 何かが変わるわけではありませんが、新年度になりました。今日は栄子先生の元生徒のジョイント・リサイタルが日比谷の松尾ホールでありました。(日比谷交差点にあるビルの地下1階にあり、席数80位です。)連弾と2台ピアノで構成されたプログラムで、聴いて楽しいことを中心によく考えられた面白いプロでした。演奏者は2人とも小学生の子供がいるので、練習時間をひねり出すのにとても苦労する上に、2人のスケジュールを合わせないといけないのでとても大変だったと思います。そのようなことを少しも感じさせない良いコンサートでした。

 昨日の続編ですが、良い音が出ている時は隣の部屋で聴くと分かります。わが家はリビングの隣にキッチンがありますが、よく音が通っている時はキッチンの奥で聴いても細かいところまでよく聞こえます。不思議なことにボリュームを大して上げなくても、よく聞こえるのです。これは名器と同じ反応で、耳をつんざくような音を出さなくても、良い音は想像以上に通ります。
 細かい点の調整によって音色は変わりますが、良い音はよく通るという点は共通です。高域がどう、低域がどう、 というように聴くのも1つですが、違和感があるかどうかを聴くのも音を判断する簡単で確かな方法です。
 私が求める音は黒光りする音です。明るくはありながら重心が低いということを一言で言ったのが黒光りする音です。楽器で言えばStradではなくdel Gesuの音です。


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