ひとりごと2004年2月分  


このページは私の日記のようなものです。私の感じること、周りで起こったことを書きます。


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栄子先生のピアノ教室プロフィールひとりごとも是非ご覧下さい。


2.29

 今日で2月も終わり、明日からは3月です。それと同時に神々の黄昏の練習が始まります。規模の大きい演奏会なので練習も普段とは時間帯が違い、場所も練習所、渋谷のNHK、国立劇場と色々の所に行きます。差し当たり明日は弦は午後から2時間練習所に行きます。

 これが神々の黄昏の自分の練習用のコピー譜です。ページ数88、ヴィオラは90何ページだそうです。従ってかかる時間も半端ではありません。しかしジークフリートの時もかかる時間の割には疲れは感じませんでした。

 最近レッスンで強く感じるのですが、思ったように弾けない人はほとんどが体が硬くなっています。うまく弾こうという意識が強ければ強いほどこの硬直は強くなります。ですから上手くはなりたいけれど器用にこなす事が出来ないという人(ほとんどの人がこの状態です。)に共通した問題点です。一生懸命思いきり弾こうとすればするほど無理して弓をたくさん使うようになり、右腕が硬直してしまうのです。試しに弓幅をいつもの半分くらいにして弾かせても、しばらくするといつも通りの弾き方に戻ってしまうのです。注意するとその時だけは直るのです。
 これを防ぐのに有効な方法をここ2〜3日のレッスンの中から発見しました。自分自身にやってみてもかなり有効なように感じます。もう少しやってみないと結論は出せませんが、大きな期待を持ってしばらくやってみようと思っています。

 昨日試したセッティングですが、完全なオーディオルームに出来るなら話は簡単ですがレッスン室にステレオを置くのだったら演奏の方がメインです。(私は出発点からステレオは主役にしたくないのです。QUAD[Quality Unit Amplifier Domestic]が基本的な考え方です。普段の生活の中に馴染むステレオという事です。それにしては大きすぎるという声が聞こえてきそうですが.........?)ですから今までのセッティングの手直し程度にする事にしました。でも昨日のトライアルでピアノを後ろに移してスピーカーを前に出せば良い事が確認できたのは大収穫です。

 上に書いたセッティングの変更は私1人で出来るのですが、聴く度にやれるほど簡単ではありません。普段はこの写真の時よりピアノを少し前に出し、スピーカーを前に出して後ろに空間を持たせるようにすれば良いようです。(今までより内向きの角度を半分にしました。完全に正面に向けると音が中抜けしてしまいます。スピーカーと聴取位置との距離はスピーカーの間隔の2倍半位あります。)


2.28

 今日は昼前から用事があってホテルイースト21に行ったのですが、そこではフィリップスの先端技術の展示会のような物が行われていたようで帰りがけは人の出入りがとても多かったです。家に帰って色々家事を済ませてからレッスンをしたらアッという間に夜になってしまいました。(普段やらない事をやるものですから、色々失敗談には事欠きません。)夕食後自分の練習をしばらくしてから、一度やってみたかったレッスン室のスピーカーの配置替えを試しました。レッスン室の中央にはピアノがあるので、スピーカーはその両側に置かないと具合が悪いのです。ですが試しにピアノを少し後ろに動かして、スピーカーをピアノの前に持ってきました。スピーカーの間隔を狭めてみたらなかなか良い音になりましたが、残念ながらこの状態ではレッスンが全然出来ません。(まるでオーディオルームになってしまっているのです。)今までよりピアノを少し前に出して、スピーカーを後ろの壁面から少し離し、今までフローリング1枚分内側に振っていたのを板半分ぐらい内向きに振る事にしました。前に出した時のような音にはなりませんが、この配置にしては良い音になりました。

 というような事をやっていると、スリッパが何度も寄ってきて机の上に飛び乗り私の手を取ろうとするのです。これは私に頭を撫でろという催促です。昼間は家にいなかったりレッスンしていたりでほとんど相手をしてあげられないので、甘えたくて仕方がないようです。(いつもなら全身でかわいがってくれる栄子先生が今はいないのですから、当然といえば当然です。)今は2階のリビングにいるのですが、スリッパは私のすぐ隣のCATLANDの上にのって外を見下ろしています。ここはスリッパのお気に入りの場所で、庭と表通りが見える特等席なのです。(しばらくしたら片付けていない旅行カバンの中で寝てしまいました。ここもスリッパのお気に入りです。)

 今1人でいる事を忘れて健康食品やコーヒーを2人分入れてしまい、仕方なく2人分飲んだりしています。栄子先生は無事ワルシャワに着いたというメールが今日の明け方に来ていました。栄子先生は少し離れた所のホテルに泊まっています。日本のガイドブックなどには出てこないようなホテルですが、ホームページなどを見ると気さくな良いホテルのようです。(理恵子がワルシャワでの生活にまだ慣れない中で一生懸命探してくれたホテルです。)


2.27

 今朝栄子先生はポーランドに向けて旅立ちました。向こうには日本時間で真夜中の2時位に着くと思います。ほとんど渋滞もせずに順調に成田に着き、搭乗手続きの後ユーロへの両替や色々の買い物をしました。栄子先生は行きの車の中で家のパンジーがナメクジに食べられている事を思い出し、家に帰ったらオルトランを蒔いておいてと念押しをされました。
 夕方からレッスンがありそれが終わってから夕食をとりましたが、スリッパは普段以上に私の所に寄ってきます。スリッパはお母様がいないので寂しいようです。
 それにしてもユーロの値上がりはすごいものがあります。今日は1ユーロ=143円というレートでした。500ユーロが72000円でした。N響は夏にヨーロッパに行きますが、円でお金をもらったのでは目減りが大きくてたまらないという感じです。この前のヨーロッパ旅行の時も円でもらったために目減りが激しかった事をまた思い出しました。

 今日からは夜は少しずつステレオを聴こうと思っています。ステレオも楽器と一緒で音を出さないと鳴らなくなってしまうものです。私のサブの楽器の方もこの前の鎌倉の演奏会からほとんど音を出していないので、こちらの音出しもしないといけません。スピーカーのコーン紙やエンクロージャーも楽器と同様鳴らし込みをして行くとだんだん細かいニュアンスがよく出てくるものです。


2.26

 いよいよ明日栄子先生がポーランドに向けて出発します。わが家は皆外国に行く事に慣れてきたので、荷物はギリギリにならないと作りません。今日夜になってやっと荷物が出来上がりました。今回はあらかじめEMSで荷物を送ってあるので、自分で持っていく荷物は少なく身軽です。

 栄子先生は今朝から庭の手入れをして一日中動き回っていました。夕食の頃ひとりごとをアップしたようで、今日は写真のオンパレードのきれいなひとりごとです。これから2週間私はスリッパと2人で過ごします。スリッパは何も知らずに私の旅行カバンの中に収まって寝ています。(栄子先生の22日のひとりごとの写真と同じ状態です。)
 明日から毎日やらなければいけない事のリストをプリントし、キッチンの棚に貼ってあります。その項目の多い事、時間があるかな〜〜?........ではなくやらなければならない事でした。 ここ何日か自分の部屋で落ち着いてステレオを聴くなどという状態ではありません。更に悪い事に左手の中指を包丁で切ってしまいました。指を押さえても痛みのある場所ではないのですが、かなり深く切れているのでしばらくはバンドエイドを付けておかないといけないでしょう。バンドエイドが邪魔になる以外はヴァイオリンを弾くのには関係ない程度なのがせめてもの救いです。
 栄子先生は明日早く起きるのでもう寝てしまいました。私も居眠り運転しないように早く寝ます。


2.25

 今日は10時過ぎに家を出て、秋葉原に寄って昨日書いたサスコムを買おうと思っていたのですが、今は更に新世代のアダプターが出ていました。こういう小物もどんどん新しくて良いものが出てくるものなのですね。これ1つあれば電源アダプターの心配はいりません。私も今年の夏のヨーロッパ旅行でお世話になると思います。

 左の写真の中央の薄い青の物がサスコム(これは2001年8月のヨーロッパ旅行の時に買ったものです。)、右の写真が新しいゴーコンというアダプターです。
 この買い物の後練習所に行って、昼休みと練習終了後に会議がありました。 6時前に全てが終わりましたが、妙に気疲れした一日でした。
 今回ワルベルク先生のN響デビュープロの再現のせいか、とても張り切っていらっしゃるそうです。画家マチスという曲はSF映画で時々使われている曲で、最初に弾いた時に「ああ、これ聴いたことある。」と感じました。10年に1回くらいしか弾かない曲ですが、私はこの曲は割と好きです。今日練習所に着いた時には画家マチスのフィナーレを練習していました。

 いよいよあさって栄子先生がポーランドに出発します。


2.24

 栄子先生のポーランド行きが間近に迫り何かと気ぜわしいですが、栄子先生は毎日レッスンのオンパレードです。今も自分の練習をしないといけないというので、離れの方に行っています。

 今までの色々な反省を込めて自作の教本を作り直すことにしました。課題を作り直さないといけません。基本ファイルを見ると93年の4月が最終変更日になっているので、もう10年も前のことになります。その頃のファイルも単にダブルクリックしたのでは開きませんが、Finale2003から開くとちゃんと見られます。ですから使える物はそのまま、直す必要のある物は新規に作ったり追加したりします。初歩からポジション移動くらいまでを対象にすることは変えないつもりです。
 実は今までOS XにするとMIDI関係がちゃんと動かなくなるのではないかという心配があって、踏み切れなかったのです。(今までOSが変わるとMIDI関係はなかなか対応せず、うまく行かないというケースが多かったのです。)ですがこの前QY70をつないでやってみたら最初は譜面に音符が入らなかったのですが、色々やっているうちにちゃんと入力できるようになりました。それにこの前買ったショルダーバッグにQY70と電源アダプターがちょうど入りました。これでPowerbookとこのショルダーを持っていけばどこででも譜面を作れます。

 明日は昼前から夕方まで練習所で用事があるので出かけます。その前に秋葉原でサスコムというプラグアダプターと電圧変換器を買わないといけません。このサスコムというのはどの国に行ってもそこのコンセントの形に合わせられるという優れ物です。これを知る前はプラグアダプターを山のように持って行っていたのですが、今ではこれ1つで用が済みます。デジカメや携帯の電源アダプターが使えるようにしたいからです。私も今年の7月にはヨーロッパに行くので、この際買い足すことにしました。(今までの物は理恵子が持っていっています。)


2.23

 今日は昼頃近くの歯医者さんに行ったのですが、今日解決すると思った事が少なくとも2週間先送りになりガックリ来ました。今まで4時間近くかけているのに.......家に帰っても気分が乗りませんでした。
 栄子先生の荷物作りはまだ進んでいませんが、今日かさばる物だけEMSというエクスプレス郵便のサービスで理恵子のもとに送りました。 旅行の荷物はこれから作るようです。

 OS Xを使うようになってほとんど落ち着いたのですが、1つだけ残っている問題がデータのバックアップです。作ったデータを外付けのLAN上のハードディスクにバックアップしたいのですが、どのソフトも今1つも2つも感覚に合いません。OS9の時には便利に使っていたHyBackUpもOS Xではどうもピンと来ません。(1度完全なバックアップを取っているのに、全てのファイルをもう1度コピーしようとするのです。LAN上のバックアップには対応していないと書いてあるので、そのせいかもしれません。)データのバックアップはちゃんと取っておかないと困るのは自分ですから、何とかしたいのですが.........

 このところ何をやっても思うように行かないのでイライラしている私です。


2.22

 昨日の夜ひとりごとを書いてからちょっとだけ練習しようと思ったのですが、調子が良くて1時ぐらいまで弾いてしまいました。そのおかげで今朝は少し寝坊をしてしまいました。結局家を出たのは10時15分位でした。交通情報では江戸橋までかなり時間がかかるように出ていましたが、実際に走ってみたら15分ほどで環状線に合流でき目的地の大船には思ったより早く着きました。
 会場である鎌倉芸術館に着いてからお昼を食べ、ゲネプロに備えました。
 今日も定期と同じシュトラウス・プロの演奏会でした。今回は3日とも最初のこうもり序曲が終わった時は会場が今一つ乗り切らない反応なのですが、プロが進むにつれてだんだん盛り上がりアンコールのラデツキー行進曲は会場全体がワルベルク先生の手拍子に合わせて手を打っていました。こういう楽しい演奏会はいつやっても良いものですね。
 休憩時間には先輩であるMさんが舞台裏にいらっしゃっていました。Mさんは逗子にお住まいです。
 会場に着いた時には雨が降る気配など全然なかったのですが、終演後車の所に行ったら雨の滴が窓ガラスに付いていました。いつも終演後が大変なのですが、今回はさほど混まないで家に帰れました。(渋滞で有名な難所の抜け道を思いもかけぬ事で発見しました。右折が短くて大変な事で有名な交差点の裏道です。今まで帰りは2時間以上かかっていた事がウソのようです。)

 これで来週の定期は降り番です。ウィンザーの陽気な女房達、ヒンデミットの画家マチス、ドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲、 タンホイザー序曲という弾きっ放しの曲が並んでいます。その後いよいよ神々の黄昏が始まります。(と同時に栄子先生がポーランドに行きます。)


2.21

 昨日の夜更かしのせいで今朝は9時半頃やっと目が覚めました。(といってもスリッパに朝方に起こされて食事をあげたのですが......スリッパは最近夜は私の布団の上の私の足の間で寝ています。とても重いので寝返りが打てません。)昼過ぎからレッスンが続き、今になってやっとユックリ出来ました。

 明日は鎌倉芸術館(といっても最寄り駅は大船ですが.......)での演奏会です。ここの演奏会はいつもマチネーで、終演後家に帰るのにいつも日曜日の渋滞に巻き込まれるのです。いつも行きは良いのですが、帰りは横浜に出るまでが大変なのです。大体いつも大船から横浜に出る方が、横浜から家までより余計に時間がかかっています。
 栄子先生がワルシャワの理恵子のもとに旅立つのが来週の金曜日27日です。まだ用意は何もしていません。(といっても私も海外の旅行でもその2〜3日前にならないと荷物は作りません。)ほぼ2週間の旅行ですが、その間私はスリッパと2人でこの家で過ごします。来月初めからは神々の黄昏の練習が始まるので、栄子先生の不在の時期には演奏会はほとんどありません。差し当たり来週は降り番です。

 事務局のKさんも真空管アンプを使われているのですが、最近は家でステレオを聴く機会がほとんどないと嘆いていらっしゃいました。私もなかなか落ち着いて聴く時間が持てないのですが、CD1枚でも出来るだけ毎日聴くように努力しています。この方も昔からの筋金入りのオーディオファンですが、真空管アンプに傾倒されているようです。(といってもご自分で作るという事ではないようです。)私達にとっては自分で作るかどうかが問題なのではなく、出てきた音が気に入るかどうかだけが問題なのです。楽器の場合弦を替えても基本的な音が変わらないのと同様、アンプも部品を色々取り換えてみても基本的キャラクターがガラッと変わるという事はありません。調味料が変わるといった程度の違いしか感じられません。
 アンプをいじるよりはスピーカーの選択とセッティングの方が遥かに大事です。昔から音の入り口と出口で音はほぼ8割りが決まってしまうものだと言われています。 セッティングの基本条件をちゃんと守るだけで音のクォリティーは適当に置いたものと較べてかなり上がります。今持っている物の能力を100%発揮させてから、その先を考えるべきもののようです。


2.20

 実は昨日ひとりごとをアップロードしてから、私はFinaleの音の入力にQY70を使えるようにする事にそして栄子先生は新しい携帯の使い方を極めるためにお互い懸命で、寝たのは3時過ぎでした。その上今朝から夕方まで2組の来客がありました。私は途中で昼寝をしてから本番に行きました。更に悪い事に今日は行き帰りともにあまり空いていなくて思ったより時間がかかりました。

 今日も昨日とほぼ同じ感じで、1曲目のこうもりの時は会場も何となく盛り上がりきらなかったのですが、プロが進むにつれてだんだん盛り上がって行きました。最初はワルベルク先生は2〜3回袖に戻る予定だったのですが、今日は先生は袖に戻らずにどんどんプロを進行されていました。
 私達セカンドからいうと今回のようなプロは集中力が切れたら終わりというプロです。伴奏といっても後打ちだったり拍の頭に入ったりとどんどんパターンが変わるのです。1回外れると譜面にして2段位は持ち直せません。でも全体を聴いているととても楽しいのです。ですから全体の流れにうまく乗れれば、たとえ弾き間違えてもすぐ元に戻れます。
 あさっては大船の鎌倉芸術館で同じプロでマチネーです。ここに行く時はいつもマチネーの演奏会で、行きはよいよい帰りは恐いというパターンです。(いつも行きは1時間ちょっとで着くのですが、帰りは大体2時間近くかかっています。)


2.19

 今日のシュトラウスプロは最初のこうもり序曲では割と醒めた反応だったのですが、プロが進むに従ってどんどん盛り上がって行きました。前半の最後のポルカ「雷鳴と稲妻」が終わったあと、先生は袖から出ていらして指揮台に飛び上がろうとされたのですが、足が引っ掛かってしまいました。楽屋に戻られた時に指揮台が思ったより高かったと仰っていたそうです。今日の演奏会ではコンサートマスターの堀さんが一番大変だったでしょう。微妙なテンポの変化をご自分の音と合図でみんなに知らせなければいけないからです。私の正面に堀さんがいらっしゃるのですが、今日は堀さんにとって一瞬も気を抜けない本当に大変な演奏会に見えました。ご苦労様でした。
 全体にゆったりとしたテンポで、場所によるともちょっと速くてもと思うのですが、このゆったりとした感じがまたとても良かったです。

 ゲネプロが終わってからヤマハにインターフェースがUSBの音源+キーボードを探しに行ったのですが、そのような物は出ていないようです。私はQY70を持っているのですが、電源アダプターが大きいのとMIDIインターフェースをいつも持って行かないといけないのが気に入らないのです。(結局今のQY70をそのまま使うしか良い方法はないであろうというのが結論です。)USBが出てから何年も経つのにいまだにUSBに直接つなげられるシークェンサーが出ないのが不思議です。その後渋谷の駅前のビックカメラに行ってOS X用のソフトをいくつか見ました。前から欲しかったTECHTOOL PRO 4を買い早速楽屋でインストールしてみました。ハードもファイル構造もエラーは出なかったので一安心です。

 演奏会が終わってから用事で青山に来ていた栄子先生と待ち合わせて家に帰ってきました。高樹町から首都高に乗ったのですが、さほど混んでいなかったので順調に帰れました。


2.18

 今日はA定期の練習2日目でした。今日は割とあっさりと練習が進みました。先生にとっては十八番の曲なので、繰り返しの仕方だけ確認しておけば良いようなのですが、私達にとってはそれほど馴染みのある曲というわけでもないのでやはり何回か弾かせてもらわないと不安です。先生はイン・テンポで弾くように何度も注意されています。ただ細かい音形が急がないようにかなりユックリ目のテンポで振られています。本番になると違うとは思いますが、練習の時でもこのようにゆったりとしたテンポで振られると細かい音形がとても弾き難いです。
 今回のようなプロはセカンドやヴィオラにとっては苦痛です。右手の支えが欲しくなるのです。それに常にリズムを刻んでいるので休む暇が無いのです。一晩シュトラウスばかりだと終わった時は右手が腫れたようになってしまうでしょう。聴く側からいうと楽しいプロなのでしょうが........

 今日は練習のあと銀行に行ってこの前登録したSharewareのiView MediaProの代金を送金しました。OS9の頃はiViewMultimediaという名前で、デジカメの内容を一覧で表示するソフトでした。OS XになってiView MediaProという名前になり、更にありがたい事にデジカメの写真の表示のスピードがかなり上がりました。OS Xが出てからもずっとOS9を使っていたので、新しいソフトが出てもその恩恵にあずかれませんでしたが、OS Xを使うようになってまた色々なソフトに興味が出てきました。
  今回OS XにしてOffice、Dreamweaver、AdobeのCreative Suiteなど新しく使い始め、古いOS9用のバージョンと使い方が変わりました。プリントも普通に使う分には不都合もなく出来ますし、インターフェースが洗練されているので使い心地も最高です。


2.17

 今日は栄子先生の?回目の誕生日です。今日午前中に華やかなランのアレンジメントが配送されるように手配してあったのですが、午前の練習が終わった時に携帯に花が配達されたというメールが入っていて一安心しました。練習中に胸のポケットで携帯が何度も振動していたのです。何か事件があったのだなとは思ったのですが、家に電話をかけてみたら携帯の電源が入らなくなっているという事で、どうしたら良いか分からず右往左往していたようでした。結局新しい携帯に機種変更したようでした。

 今日はワルベルク先生のシュトラウス・プロの練習でした。ワルベルク先生の得意中の得意のプロというわけで、先生も張り切っていらっしゃいます。先生は足が悪いようで練習開始の時間になってもなかなか控室から練習室まで歩いてこられないようです。今回と次の定期はワルベルク先生のN響デビューの時のプロの再現のようです。シュトラウスの曲は繰り返しの仕方が場合によって色々違うので、その確認が大変でした。先生は今回普通ルバートする所をほとんどイン・テンポで弾くように指示されています。
 今日は普段通りに練習したあと、ヴァイオリンセクションのアカデミーのオーディションがありました。12名の方が受けられました。(結果については公式の発表をごらん下さい。)皆さんそれぞれに頑張っていらっしゃて、とても張り切っていらっしゃる様子がよく見て取れました。

 家に帰って栄子先生のお誕生日を祝いました。今日は練習とオーディションで疲れたのでもう寝ます。


2.16

 今日は朝から国民の義務である確定申告をしに青色申告会に行ってきました。今月の初めには帳簿を整えてあったので、今年は早々に済ませました。結局2時間半ぐらいかかってしまいましたが、今日は初日なのでまだそれほどの混雑ではなかったので助かりました。これが3月になってからだと多分大混雑になるでしょう。
 それが終わって家に帰ったらグッタリ疲れました。でもこれで毎年この季節気の重い作業が初日にすみました。家に帰ってホッとしたのもつかの間青色申告会から電話があって計算に間違いが見つかったとの事でした。
 最初の予定では今日は次のA定期の練習初日だったのですが、ワルベルク先生は練習は2日で充分という事で休みになりました。次のA定期は〜ヨハン・シュトラウスの夕べ〜です。ワルベルク先生のシュトラウスの夕べはお得意のプロという事もあり、今まで何度も定期はもちろんの事演奏旅行でも取り上げられました。10年以上前の事だと思いますが、東北の演奏旅行でこのシュトラウス名曲集を取り上げた事があります。聞いた話では秋田の演奏会のあと、先生が泊まっていらっしゃったホテルのバーで先生がピアノでその日に演奏したシュトラウスの曲を弾き出されたそうです。お客様も何人かそのバーにいたそうですが、その場にいた人は得がたい経験をしたでしょう。私もその演奏旅行には行っていたのですが違うホテルに泊まっていたので、次の日にそんなことがあったという事を聞きました。私もその場にいたかったなとつくづく思いました。
 秋田というと私が我孫子に住んでいた頃親しくしていただいた酒屋さん(春日やさん)に刈穂というお酒を奨められました。秋田に行って地元でそれを飲もうと探したのですが、まだ地酒ブームの前だった事もあり飲み屋ではなかなかお目にかかれなかった事を思い出します。

 昔は東北の演奏旅行は2〜3年おきに必ずあったものでした。郡山、福島、仙台、盛岡、青森、秋田、山形というような経路でよく行ったものです。山形の隣町天童には先程の酒屋さんに紹介していただいた出羽桜があり、山形や仙台の演奏会の時にはよく一緒に飲んだものです。天童にはとても落ち着いた平屋作りの名旅館があり、山形の演奏会の前には仲間と一緒に必ずそこに泊まったものでした。ここ何年と以前のような東北旅行はありませんが、また是非ともこのような演奏旅行を味わってみたいものです。
 この酒屋さんには六日町にある手作りのおいしい料理を食べさせてくれる食事処も紹介していただきました。本場のコシヒカリと新潟のおいしい地酒を味わえる所です。ここも何回か泊まっています。家族でも遊びに行った事があります。新潟の料理は大体塩気が強い濃い味付けがほとんどなのですが、ここは薄味でとても美味しいのです。
 今日はワルベルク先生の話から脱線して、演奏旅行の話になってしまいました。今年は8月に川崎、石巻、福島、秋田、山形という久し振りの東北旅行が予定されています。福島と秋田の間に旅行日が1日あるのですが、どこで過ごそうかと今から楽しみです。


2.15

 午前中にレッスンをしてから、習志野フィルの弦分奏に行きました。今日はデュカスの魔法使いの弟子とルーセルのバッカスとアリアドネが題材でした。先週全体練習での問題点を聞いてあるので、気になる所を中心に練習しました。といってもやり出すと色々気になる事があり、要所をうまく取り出すのはなかなか難しかったです。習志野フィルの皆さんは注意をするとすぐ直ります。それを忘れないで次の練習の時は初めから出来る事を祈っています。今日の予定は14:30〜17:30だったので初めの1時間はデュカスを、あとの2時間はルーセルにするつもりでいたのですが、デュカスに思いの外時間がかかりました。
 本番は7月4日です。デュカスの魔法使いの弟子、ルーセルのバッカスとアリアドネ、フランクのニ短調 という意欲的なプロです。お近くの方はぜひ聴きにいらして下さい。
 今日の練習会場はいつもの消防署ではなく習志野一中だったのですが、カーナビを頼りに行ったら側道に入らなければいけないところをちゃんと教えてくれず大回りさせられました。20年ほど前に一度行ったことがあるのですが、その経験はなんの役にも立ちませんでした。充分時間に余裕を見て出たのに、着いたら3分ほど遅刻してしまいました。

 昨日買ってきたLAN上のHDDは快調です。といっても昨日データをここにコピーしながら寝たのですが、 朝起きてみたらエラーが出て途中で止まっていました。全体で4つほどエラーがあったのですが、どのファイルに問題があるのか探すのがとても大変でした。夕食後バックアップソフトを使ってもう一度最初からやり直してやっと先ほど終わりました。何事も軌道に乗るまでは大変です。サンバレーの大橋さんがひとりごとで2日続けてセッティングの事を書いていらっしゃったので、このバックアップをしながら1階のStirlingの使いこなしを色々試してみました。色々なCDを手当たり次第に聴いているだけなのですが、たしかに有効なようです。
 こういう事に手を出すと収拾がつかなくなるような気がして私自身はあまり乗り気ではなかったのですが、バカに出来ない効果があります。今までにぎやかに聞こえていたCDが、今まで以上に音は前に出ているのに全然うるさく聞こえないのにはビックリしました。今まであまり面白くない演奏だと思っていたものがとてもしっとりした良い演奏に聞こえたりして、手持ちのソフトをもう一度聞き直してみないといけません。
 ついでにStirlingの上に置いてあるRogersのLS5/9のネットを取ってみたらかなり音が変わりました。(外してみたら左側のネットは上下反対に付いていました。)


2.14

 今日は都民フェスティバルの本番でした。久し振りに文化会館の演奏会でした。ベートーヴェンの3番の時は仲道さんはテュッティのところはオーケストラの方を向いてじっと見つめられるので、こちらも気が抜けません。今回のプロは思ったより長いプロで、楽に2時間の枠に入ると思っていたのに、終わってみたら8時を回っていました。今回岩村さんは全体にゆっくり目のテンポでじっくり進められていました。特にゆっくりした所をとてもじっくり持って行っていました。
 18:00からの演奏会というのはとても珍しいですが、弾く方から言うと家に帰ってもたくさん時間があるのですごく得をした気分です。

 今日は文化会館に行く前に秋葉原に寄ろうと思ったのですが、駐車場の車の列を見たらいつになっても入れなさそうなのでそのまま文化会館に行きました。LAN上のハードディスクが見たかったのです。
 ゲネプロが思ったより早く終わったので、Yさんと秋葉原に行きました。YさんはすでにLAN上のハードディスクのユーザーで、とても便利だからぜひ使ってみると良いとのお奨めでした。まだ実際に繋いでいないのですが、ひとりごとを書いてから試してみようと思っています。


2.13

 今日は岩村さんの指揮の都民フェスティバルの練習でした。悲愴、アンコール(曲目は当日のお楽しみ)、絹のはしご序曲、ベートーヴェンの3番のピアノ協奏曲の順で練習しました。悲愴のように定番の曲であればこそ、聴いている人を納得出来るように持って行くのはとても大変です。ちょっとしたテンポの違いでもこういう曲の場合には致命傷になる場合もあります。色々な指揮者の練習を間近でいつも見られている経験が活きていると思いました。

 今までOS9でやっていた時は左のカード型のH"を使っていたのですが、OS Xを使うようになったらカードの方が対応していないので、10.3.2にも対応している富士通のAH-F401Uを新規に購入しました。そのため今までのカードを今日解約しました。つなぎ放題でオプション128をつけた契約に変更しました。これで旅行中のアクセスは今までよりずっと楽に出来そうです。
 最近はEthernetでブロードバンドに接続出来るホテルが多くなっていますが、そういう接続の出来ないホテルではこのAirH"はとても重宝します。今私は旅行の時はPowerbookとその付属品の他に1mほどの短いEthernetのケーブルとAirH"を必ず持って行きます。差し当たりこれが重宝するのは来月半ばの豊橋豊田の演奏旅行です。

 明日は14:00からゲネプロです。普段は11:00からゲネプロなので午後一杯フリーになるので秋葉原に遊びに行くのですが、明日は本番まで2時間しかないので秋葉原には行けません。行くならゲネプロの前ですが、今それほど見たいものはありません。

 ティボーのフランク、ドビュッシー、フォーレのヴァイオリンソナタのCDを聴いていたのですが、今まで聴いた事もないような太い音が聞こえてきてビックリしました。Stirlingのフロントパネルを取ってタスキ掛けにした状態で聴いています。(これはスピーカーだけでなく、メインアンプSV-91Bとの相性も多いに関係があると思われます。)古いSPの復刻版なのに性能の悪さなどなんの関係もなく、音楽にのめり込んで酔ってしまいます。今ではステレオのどこをどうしたいというような気持ちはあまり起こってきません。今の状態で音のバランスや音色について特に不満はないので、私のシステムもやっと落ち着いたのでしょう。


2.12

 フィットペダルの発売元ドンナハウスの社長さんが今朝家に来られたのですが、お話を聞いているととてもアイデア満載の方でいくつか特許を申請中だとの事でした。本題は家のリフォームの事だったのですが、それ以外の話の方が面白かったです。結局2時間近くお話をしてしまいました。

 夕方レッスンをして夜自分の練習をしたのですが、たまたま同じ曲を弾きました。昨日も書いた余計な力を使って体をこわばらせない事に最大の注意を払いながら、ゆっくり目のテンポで練習しました。力の配分の仕方が悪いと弾けるものも弾けなくなるものだという事を再確認させられました。

 明日はあさっての岩村力さん指揮の都民フェスティバルの練習です。ロッシーニの「絹のはしご」序曲、ベートーヴェンの3番のピアノ協奏曲(ピアノ:仲道郁代さん)、チャイコフスキーの悲愴というプロです。


2.11

 もともと今日は昨日のサントリーでの演奏会のライブレコーディングの手直しに充てられていたのですが、フォスターさんのケガで今日は一日休みになりました。11時にこの前のショパン・コンクール・イン・アジアで銀賞をとった2人の栄子先生の生徒が来ました。私はその間にリビングの片づけをしようと思ったのですが、書かなければいけない書類が山のようにあり少しも片付きませんでした。ちょっとした書類1枚書くのにも色々確認しないといけないので、また新しく書類が積み上がるという調子です。
 栄子先生と長谷川先生はともに自然な演奏を求めるという点で同じ方向を向いていますが、そこへのアプローチはかなり違います。栄子先生の生徒にとってはほぼ出来上がったところで長谷川先生のレッスンを受けるというのがとても良い刺激になっているようです。今回はそれがうまく噛み合った結果だったわけで、長谷川先生にはお忙しい中わざわざいらして頂いてとても感謝しております。

 それからレッスンをして早めに夕食を食べてから、自分の練習をしました。今日はルクレールと悪魔のトリル、ザジツキの3曲を練習しました。弾く時に気負わない事が大切なのですが、分かってはいても実際に楽器を持つとなかなかそうは行きません。楽に弾いてみてその中から普段いかに余計に力を使っているかを見つけるような練習の仕方をしています。あと3ヶ月半あるのですが、3月は神々の黄昏に忙殺されるでしょうから実際はそれほど時間はありません。

 昨日買ってきたバナナプラグを使ってタスキ掛けをやってみました。IXOSのスピーカー切り替え器を使うと演奏を聴きながらでも切り替えられるので、とても楽です。結果はこんな簡単な事でずいぶん音が変わるなという印象です。一番大きな違いは低音の締まりでしょう。高域もきれいに出ています。全体に音が明るくなった印象です。私の家ではタスキがけの方が良い音で聞こえます。
 今ギーレン指揮のマーラーの2番の2楽章を聴いています。以前レコード芸術の座談会の時に題材になったCDの中で私が一番気に入っているのがこの楽章です。Stirlingの高域は一番絞った状態(-3.0dB)にしていますが、次の-1.5dBにした方が音色がよく出るようです。スピーカーのエージングが進むと高域を上げてもきつくならなくなるので、徐々に0に近くなって行くでしょう。


2.10

 今日はサントリーホールでの演奏会でした。いつもの事なのですが練習本番と進んで行くに従ってオーケストラ側のやり方になって行ってしまうものです。今回も昨日よりは今日の方がN響の色が濃かったように思います。音を出すのはオーケストラの方ですから、良い悪いという次元ではなく自然とオケのペースになって行くものです。昨日と較べると今日の方が良く馴染んでいました。
 これは内輪話ですが昨日アンコールの最後の部分ではズレてしまったのですが、 今日はしっかり噛み合いました。
 フォスターさんの怪我が起きてから何日も経たないうちに、誰でもがよく知っているブラームスの交響曲を指揮するというのはとても負担が大きいと思います。その中を押して指揮をして下さった前回の尾高さんも今回の外山さんも有難うございました。

 今日はサントリーホールに行く前にバナナプラグを買いに秋葉原に行ったのですが、ヤマギワのソフト館の火事のせいでメインストリートは通行止めになっていました。私はいつも少し離れた秘密の場所に車を止めるので、今日も最初は何も知りませんでした。ですがヒノオーディオのスピーカー館にバナナプラグを買ったら、店の人に外はどうなっていますかと聞かれ初めて火事の事を知りました。あとでヤマギワの方を見たら通りは通行止めになっていました。
 Stirlingのタスキ掛けワイアリングをするのにはバナナプラグがあった方がやりやすいので予備も含めて2セット買いに行ったのです。残念ながら時間がないのでまだ試してはいません。明日から2日間お休みなのでゆっくり試して見ます。(明日は本来レコーディングの手直しの日だったのですが、フォスターさんのケガのために急遽休みになりました。)

 このところ不明の相手から送られてくるメールの添付書類は間違いなくウィルスに汚染されています。更にはメールが送れなかったというサーバを名乗るところからのメールについている添付書類が全てウィルス付き、いささかウンザリするような状況です。


2.9

 今日はオペラシティーでの本番でした。練習の時はテンポの設定が今一つ納得がいかなかったのですが、N響の癖をよくご存知の外山さんのシナリオによるものだったようです。本番の時には会場によく響いた音が出ていたように思いました。今日のプロは2曲とも普段の演奏会ならメインになる曲です。ですから前半を弾いて袖に戻った時には皆異口同音に「もう演奏会が終わったような感じだね。」と言っていました。今日はアンコールにブラームスのハンガリア舞曲第4番を弾きました。この曲はN響ではほとんど弾いたことのない曲です。
 明日はサントリーホールでの演奏会です。サントリーもよく響きますが、オペラシティはとてもよく響きます。天井が高く、ステージ上から上を見ると「うわぁ〜っ」という感じです。

 楽屋口を出た所のホールの案内には残響時間2秒と書いてありました。ホールも楽器という趣旨で作ったホールだそうです。 ゲネプロの最初は音がきついかなと思ったのですが、すぐに柔らかく響かせるような弾き方に替わっていき本番の時には良い音だったと思います。こういう専用ホールを持てたらさぞかし幸せだろうな.......

 今日は朝8時半過ぎに家を出て、オペラシティーには順調に着きました。楽屋に荷物を置いてから、モーニングサービスをやっている店を探して朝食を食べ、それからゲネプロに臨みました。外山先生は私達に自分の弾いている音をよく聴くようにされているようでした。ゲネプロの後軽く昼食を食べ、私は渋谷の東急本店に行きました。電車を考えるとオペラシティから東急というとすごく時間がかかるように思いますが、車だと15分位で着きます。1時間近く色々見てからオペラシティーに戻り、楽屋で昼寝をしました。楽屋でかばんに顔を載せて寝ていたので、目が覚めたら見事にその痕が額についていました。寝ぼけ眼でこの前手に入れたAirH"をUSBポートにさしてメールを読もうとしたのですが、部屋では接続出来ませんでした。ロビーに出てやったらちゃんと接続出来ました。ブロードバンドに較べれば速度はかなり遅いですが、今までのH"の倍の速度はやはり快適でした。それに繋ぎっ放しですから、電話代を気にしなくて良いのは助かります。
 そうやってゲネプロと本番の間の時間を何とか過ごしてから、本番前におにぎりを1つ食べて本番に臨みました。
 来月はここに何回も来ることになります。(といってもオペラシティではなく新国立劇場ですが.....)来月16日から合計14回新国立劇場に通います。終わりが夜になるようだと車の方が楽なのですが、昼間の練習だと本八幡から初台まで1本で行けるわけですから、G.P.までの練習は電車で行きます。(去年もそうでした。)一昨日習志野フィルの練習に行った時に、メンバーの方に「3回分のチケットを買いました。」と言われて、これは頑張らなければいけないなと思いました。


2.8

 今日は昨日とは反対に4番2番の順で練習しました。明日はオペラシティでの本番です。今回レコーディングが流れてしまったのはとても残念です。
 降り番の時にやることが多すぎて夜更かしした報いが今ごろ来ています。それなりに睡眠はとっていてもすぐ睡魔に襲われます。特に一杯飲むと、眠くて眠くて.......(運転している時は眠くはならないのですが。)

 昨日家に帰ってからザ・キット屋店主の6日付けのひとりごとに載っていたタスキ掛けワイアリングを試してみました。昨日も今日も大ざっぱにしか聴いていないのですが、たしかに表現力はあるようです。高音は1レベル下げた方が良いようです。(ネットをとった時に1レベル上げたので、結局元に戻ったということです。)

 上述のページからタスキ掛けの部分の写真を拝借してここに紹介させていただきます。私自身は今までコードは高音側につないでいました。(低音より高音の方が減衰しやすいからです。)でもタスキ掛けにした方が音が活きるようです。増し締めについてはまた別途考えます。
 今日もこれから少しCDを聴いてみます。

 メールの確認をした後、メールのフォルダのウィルスチェックをすると必ずウィルスが見つかります。こうなると意味のないメールは添付書類ごと即削除するしか防御の方法はありません。今ではメールの確認をするたびにウィルスチェックをしています。でもここまで人を信用出来ないとは悲しい限りです。


2.7

 今日はあさってからのブラームスの2番4番の演奏会の練習でした。前にも書いた通りケガをして来日できなくなったローレンス・フォスターさんの代わりに外山さんが指揮をされます。今回はいつもの外山さんとは一味違う持って行き方でした。

 今日は練習の後習志野フィルの練習を見に行きました。今日は本番の指揮者山田さんの練習なのですが、来週私が弦分の練習をするので、全体練習の時に何が問題になっているのか見ておこうと思って行きました。今日はデュカスの魔法使いの弟子とフランクのニ短調の練習でした。指揮者に色々注文をつけられるとなかなかの出来になるのですが、問題は本番は弾き直しが出来ないことです。もちろんその事は弾いているご本人達もよく分かっているのですが、なかなか思い通りにはなりません。私達も理屈で分かっていても、実際その場に置かれると同じような状態になってしまうのですから、誰でも同じことを悩んでいるのです。でも何とかそれを克服しないといけないのですから、そのお手伝いが出来れば良いのですが......

 今日はもう1つとてもうれしい出来事がありました。それは栄子先生の生徒で今日ショパン・国際コンクール・イン・アジアの最終のアジア大会を受けた2人がともに銀賞をとった事です。詳細は栄子先生のひとりごとをごらん下さい。この結果はもちろん本人の努力によるものではありますが、それと同時にその子を囲むご家族全員の協力がないと果たせなかったものです。特にいつもついていらっしゃるお母様の努力には頭の下がるものがあります。また家で練習する時に、本人が練習しているのを周りで暖かく見守って下さるご家族の存在も大きいものです。
 またこういう晴れ舞台になるとそれに臨む本人の気の持ち方が結果を決める大きなファクターになります。気合いだけが先走ってしまって、演奏する時には全身がこわばっているのがかなり目立ったようです。どんな場合も自然体で臨めるだけの心の余裕を持って欲しいものです。今日銀賞をとった2人の生徒さんとそのご家族に「おめでとう!」の言葉をおくり、今日のひとりごとを終わります。


2.6

 今日は昼からずっと用事で外に出ていました。夕方家に戻ってからレッスンをしました。
 その後冬らしく熱燗で一杯楽しみながら、湯豆腐をしました。普段は燗のお酒は飲まないのですが、こんなに寒いと冷酒は飲めません。今飲んでいるのは出羽桜の枯山水です。3年物の古酒で冷でも燗でもOKというお酒です。私の家では栄子先生はお酒はホンの1杯しか飲まないので、いつも栄子先生は食べ終わっているのに私だけがゆっくり飲んで食べているという状態です。
 出羽桜は私が我孫子にいる頃いつも行っていた酒屋さん春日やさんに紹介してもらいました。出羽桜というと地酒ブームの頃は女性向けの入門酒のように言われることが多かったですが、久し振りに落ち着いて飲んでみるとなかなかのバランスの良さです。腰掛庵という醸まんのお店もあり、私も3回ほどお邪魔しています。春日やさんにはその他に新潟の六日町の豪農の館で食事の出来る所も紹介していただきました。雪国は大体とても濃い味付けをしますが、ここは素材を活かすように薄味のとても洗練された味で、知る人ぞ知るという隠れた名所です。
 こういう所は昔は演奏旅行の中で本番のない旅行日によく行きました。夕方から近くの温泉に入って、ゆっくり食事を楽しめたものです。最近は演奏旅行そのものが短くなり、3〜4日で一度東京に戻るケースがほとんどです。

 明日からは外山さんの指揮でブラームスの2番と4番です。この降り番の時夜更かしが過ぎていたので、今日は早く寝て明日に備えます。明日は練習のあと習志野フィルの練習を見に行きます。


2.5

 今日は久し振りにじっくり練習できましたが、しばらくは指が思ったように動きませんでした。どうしても力を入れて構えてしまいます。これは反射運動ですから、頭でコントロールしようとしても体は言うことを聞きません。最初の1時間位はただ弾いているだけになってしまいました。栄子先生も今は防音室に行って今度のコンサートの曲を練習しています。
 今度のコンサートは気軽なコンサートを目指しているので、聴いて楽しい曲を集めてみました。でも今までコンサートでは弾いたことのない曲が中心になっているので、いささか大変です。ルクレールのソナタなどとても良い曲だと思うのですが、最近このような曲はほとんど取り上げられません。
 今回のプロの目玉はポーランドの作曲家達のヴァイオリン曲です。ウィニアフスキーはよく弾かれますが、シマノフスキーのアレトゥーザの泉とザジツキのマズルカはあまり弾かれないでしょう。特にザジツキはCDやレコードで聴くことはあっても本番で聴くことはほとんどないでしょう。 シマノフスキーには他に夜想曲とタランテラという曲があります。レコードでレオニード・コーガンの弾いたものを今でも持っています。ただこのレコード針飛びを起こすのです。といっても針飛びを起こすのはパガニーニのキャプリース第23番ですから、そこだけ避ければ良いのですが.......
 シマノフスキーにはヴァイオリン協奏曲も2曲あります。私の持っているこの2曲のヴァイオリン協奏曲のCDの最後にこの夜想曲とタランテラのオーケストラ版の編曲が入っています。原曲はヴァイオリンとピアノのために書かれていますが、この版は完全なオーケストラ曲になっています。
 N響ではシマノフスキーのヴァイオリン協奏曲は1999年1月の定期で1番を、2002年の4月には2番をともにコンスタンティン・クルカさんのヴァイオリンでスクロヴァチェフスキさんの指揮で弾いています。 私の持っているCDも1番の方はクルカさんが弾かれています。(指揮はKarol Stryjaという人で、ポーランド国立管弦楽団が弾いています。)2番の方はRoman Lasockiという人がソロを弾いていますが、私はこの人は知りません。

 今そのCDを聴きながらこれを書いています。聴いているのはクルカさんの弾いている1番の方です。残念なことに録音が今一つという感じです。


2.4

 折角の降り番もアッという間にあと2日になってしまいました。昨日練習所に行って用事が済んだ時には午後の練習が始まっていて、預けてあった楽器と衣装を取ることが出来ませんでした。それで今日昼頃取りに行ったのですが、今日は首都高がガラガラで30分ちょっとで着いてしまいました。いつもこれだったら言うことないのですが.......
 ついでに色々の用事を済ませて家に帰ってきてから、恒例の行事もやっと終わりました。

 この前栄子先生の新しいiBook G4を触ってからから自分のOSも10.2.8にしました。使い心地はなかなか良いのですが、細かい所でなかなか思ったようになりません。たとえばOS9までとフォントの扱いが違うので、今までアウトラインフォントだったものがビットマップでプリントされたりして困ります。(前は見出し明朝見出しゴシックをわざわざ買っていたのですが、今ではヒラギノフォントのウエイトの違うものが最初から入っているので、それに移すことにしました。)
 また 9.2.2では使えていたH"のカードがOS Xには対応していないので、10.3.2にまで対応している富士通のAH-F401Uを新規に買いました。
 OS XのDockの使いこなしが分からず苦労していたのですが、今日近くの本屋で立ち読みをした本に色々なTipsが書いてありました。Dockからハードディスクの中身を起動する方法(一種のランチャーです)も書いてあり、とても参考になりました。
 私は今Palmを使っています。(m515です。)PowerbookとHotSyncしたいのですが、OS X上でHotSync出来るかどうかご存知の方は教えて下さい。PalmDesktopのバージョンは2.6.3です。英語版のバージョン4.1をインストールしたらユーザデータとコンジットを読みません。(名前を英語にしてもダメでした。)
 この時OS9とOS Xを行ったり来たりしたのですが、OS9のファインダからはOS Xのデスクトップが見えないのでユーザデータとコンジットをXのデスクトップに置いたままにすると9からは見えないのです。もう1度OS X上でこれらを然るべき場所に移さないといけません。

 というようなことで、ここ何日かOS Xに悩まされています。10.2.8と10.3もかなり違うようで、早くPantherにしてしまって慣れた方が良いのか迷っています。
 最近私になりすましてWin32/Mydoom.A@mm入りの添付ファイル付きのメールを送り付けている不届き者がいるようです。【重要】ウィルスチェックの結果 (RAV AntiVirus scan results)というタイトルのメールが何通も来るのです。昔からホームページなどをやってメールアドレスが知られているとこういう輩のターゲットになるそうです。「ふざけるな〜〜!」と言いたい所ですが、相手が分からないのでどうしようもありません。


2.3

 昨日終わったと思った恒例の行事、今日見たらまたやり残しがありプリントのやり直しをしなければならず、今夜中の2時少し前です。まだ少しやらなければならないことが見つかり、もうウンザリしています。今回降り番だから良いようなものですが........

 今日は昼休みに練習所に行きましたが、レコーディングがキャンセルになり拍子抜けの感じでした。


2.2

 昨日書いた恒例の行事はやっとメドが立ちました。1日で出来ると思っていたのですが、まる2日かかってしまいました。Powerbook相手に悪戦苦闘しました。色々考えながらやっていると折角曲を聴いていても、知らないうちに通り過ぎて行ってしまいます。昨日はマーラーの6番とシューマンの1番4番のCDを聴いたのですが、気がついたらもうフィナーレというような事の連続でした。

 午前中は病院に行っていたので、気がついたらアッという間に夜という昨日と同じパターンです。(今は23:00です。)これから手帳を整理しないといけないので、今日も楽器には触れなさそうです。明日から4日間頑張らないと.......!

 実は今回のB定期と次のオペラシティサントリーのシリーズではローレンス・フォスターさん指揮でブラームスの交響曲のライブ録音を行う予定でした。ところがフォスターさんはケガをされたようで、この2つの演奏会はキャンセルになってしまいました。B定期は尾高忠明さん、次のシリーズは外山雄三さんが代わりに振られます。折角のレコーディングがキャンセルになってしまい残念です。


2.1

 今日は毎年この時期恒例の作業をしたため、一日があっという間に終わってしまいました。夜中1時半過ぎになってやっと一段落つきました。今日は何も書く事のない一日になってしまいました。あ〜〜ぁ!!


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