6.17
難しいところを弾くのにリズム変奏はとても有効な方法ですが、元のボーイングによってはとても難しくなります。

今日もPaganiniのCapriceをリズム変奏していたら、付点の方は難しくないのですが、3連の方はスラーとの組み合わせでかなりの難物になります。でもこれをすると、元の音形がただ弾くのよりずっと均一に滑らかに弾けるようになります。特に速い音形にはとても有効な練習法です。ただこれをする場合、テンポが重くなってドタバタしないように気をつけましょう。
またフォルテ(f )でスタッカートで弾いたり、 ピアノ(p )で本来のテンポより速く軽く弾いてみるのも有効です。
ある程度のレベルの楽器になるとぜひガット弦を使って欲しいのですが、悩みはヴァリエーションが今はEudoxaかOliveしかないことです。Eudoxaは柔らかいのですが、音の張りを求めるとOliveしかありません。でも手に汗をたくさんかく人は、特にA線がすぐにダメになります。私も若い時には、OliveのA線が汗で1週間もしないうちに巻きが剥がれてきたものです。今生徒さんに同じ悩みを持つ人がいて、今回試しにGはOliveのrigid、DはOliveのsilver、AはObligato(ガットではありませんが、張りを求めるならこれが良いのではという楽器屋さんのお奨めです。)、EはGoldという組み合わせにしました。ゲージ選びも大変ですが、弦の種類選びも大変です。
カタログにはEudoxaのD線 silver-aluminum brillantというのがあるのですが、日本には入ってきていないそうです。ぜひ輸入してほしいものです。 |