昭義のひとりごと2007年1月分  

メールはこちら


このページは私の日記のようなものです。私の感じること、周りで起こったことを書きます。


このページは下から上へ順番に日付が新しいものになっています。
前のものを読みたい方はこちらからどうぞ。

生徒さんへの連絡があります。こちらへどうぞ。(2007.2.4)ピアノの生徒さんは栄子先生から重要な連絡があります。必ずご覧下さい。

理恵子の公式サイトが出来ました。こちらをご覧下さい。(2006.11.17!


1.31

 今日は午前中に来客があるので、早朝からその準備に追われました。ついでに昨日運んできたたくさんの荷物の片付けも夕方までやりました。家中総掛かりでやったので、1日で見違えるほど綺麗になりました。部屋の響きも艶が増したようです。

 明日また渋谷に用事で出かけます。BMWの運転読本を参考にシートの位置を見直したら、一見とても窮屈に感じる位置になりました。でもハンドルのどこを持っても身体がシートから浮かないので、運転が楽で疲れません。(そのために足利→名古屋を車で行けたのです。)まずペダルを奥まで踏んでも膝が伸び切らない位置にシートを合わせ、ハンドルのどこを握っても背中がシートから離れない位置にリクライニングを調整します。そうすると思いの外にハンドルに近い位置になり、最初は窮屈に感じますがすぐに慣れます。そしてその方が楽に感じるようになりました。構えが大事だとはよく言われる事ですが、演奏についても全く同じ事が言えます。でもその詳細は企業秘密.......


1.30

 今日は名曲アルバムの録音でした。12:00〜15:15という予定なので、11時少し前にNHKに着いて軽く食事をしてから509スタジオに入りました。今日はR.シュトラウスの「ツァラトゥストラはこう語った」とツェムリンスキーの「人魚姫」を1曲5分の短縮版で録音しました。(ツァラトゥストラは有名な出だしとその先のクライマックスまでの部分を、人魚姫は第2楽章です。)指揮は尾高忠明さんです。収録は順調に進み、ほぼ半分の時間で終わりました。

 録音が早く終わったので、母の住んでいた白井のマンションに片付けに行っている栄子先生を迎えに行きました。この前は練習のあと湾岸→千葉北→16号線を使いましたが、今日はNHKだったので京葉道路の原木で降りてあとは一般道というコースを使いました。距離が短い上に高速代も安いので、今日のコースの方が正解でした。それにしてもこのところ車に乗るたびにBMWの有り難みを痛感しています。(安定感が高いので疲労が少ないのです。)
 白井から家まで荷物をたくさん載せて帰りましたが、 持って来た物をしまう場所がありません。どうすれば良いのだろうかと思案投げ首.......

 明日からは来月2日(金)19:00にNHKホールで開かれる「五木ひろし&N響ポップス シンフォニックナイト」の練習が始まります。私は色々事情がありこれには出ません。その後はアシュケナージ先生の定期が始まります。2月は出張定期としてB定期のプロで福岡と岡山に行きます。(B定期ではプロの最初にソルケル・シグルビェルンソンのスマルトーナルがあり、その後エルガーの「エニグマ」、R.シュトラウスの「英雄の生涯」の3曲を弾きます。福岡と岡山では「エニグマ」と「英雄の生涯」の2曲を弾きます。)


1.29

 1階のレッスン室の手前の本棚を片付け始めたら、ステレオがいやでも目に入ってきました。今は1階には普段のシステムの他にSV-310の出力をSV-9tに入れて、Rogers LS5/9 or kitLS3/5Aでも聴いています。それを見ているうちに私のオーディオ遍歴の中で何が一番の転機だったのだろうと考えました。たしかに真空管アンプに再開したのが大きな転機ではあったのですが、今から思うに最大の転機は店主のひとりごとに出た「麗しきタンノイ」でした。
 それまではたしかにトランジスターアンプの頃に較べれば良い音ではありましたが、今から思うと音の芯がまだよく出ていませんでした。当時自分でもまだこれは本物ではないという感じがしていました。それがこの記事を読んでから自分でも驚くほど音がまとまって行きました。
 N響に入団した時に揃えたセットから思ったような音が出て来ないという悩みはずっと持っていました。これが真空管アンプとの再会がきっかけで、N響入団当時のサトー無線の店長さんとの再会があったり、サンバレーの大橋さんとお近付きになる事が出来ました。
 こうやって振り返ってみると、新しい物にめぐり合う事が転機になるのではなくその使いこなしの技術にめぐり合う事が転機になるようです。自分が納得のいくまで疑問点を突き詰めてみる事の中から転機が掴めるのです。
 ヴァイオリンの奏法もよく似ています。新しい楽器や弓を持ったらうまくなるのではありません。うまくなる時は弾き方と音に対するイメージがきちんと決まった時です。不器用だからといって心配する必要はありません。不器用な人は苦労しますが、途中で諦めない事です。どの世界でも長続きする人はどちらかというと不器用なタイプの人です。


1.28

 今日はA定期2日目、デュトワ先生の今月の定期の最後の演奏会でした。今回はシェへラザード(オーチャード定期)、アレクサンドル・ネフスキー(C定期)、悲愴(B定期)、そして今回のサン・サーンスの3番(A定期)をメインプロとして取り上げられています。ロシア系の色彩感溢れる曲が中心になっていますが、幻想とか今回のサン・サーンスの3番などもお得意の曲です。昨日と較べると今日の方が乗りが良かったという感じです。
 来月はアシュケナージ先生が登場され、マーラーの4番(A定期)、チャイコフスキーの5番(C定期)、英雄の生涯(B定期)がメインプロになります。 C定期のチャイコフスキーの2番「小ロシア」と5番はレコーディングも予定されています。

 今日は両国で1〜2kmの渋滞と表示されていましたが、実際には6号線との合流の所が少し混んでいただけでとても順調でした。今の車になって1年2ヶ月が経ちましたが、とてもボディの剛性感が高くて気持ちが良いです。今まで新車になって1年も経つと、段差を乗り越える時に「あれっ、もう疲労感が出て来た.....!」と感じ増し締めして欲しいなと思ったものですがさすがに今回はそういう感じはありません。乗って行くほどに調子が良くなっていく感じです。代金は国産の同じクラスの1.5倍位しますが、持ちが良いし飽きも来ないので結局は安上がりだったりして........

 私が真空管アンプに開眼したのは2001年の5月末でした。その頃はキットというと完成品より出来が良くない物、という先入観がありました。でも音を聴くとはるかに高い完成品より2万円しない6BM8のシングルアンプの方がまともな音がしていたのです。私にとっては音が良ければキットでも完成品でもどちらでも良いのです。自分でキットを作る事も楽しみではありますが、それ以上に音楽を聴く方に関心があるのです。
 今でもエレキットの TU-870(6BM8シングル)を聴くとこれでも充分に楽しめると感じます。私のメインシステムは今はWEの管のSV-310EQ+SV-310+SV-91Bですが、ここまでしなくてももっと気軽に良い音楽は楽しめます。でもこのメインシステムでこそ聴ける世界がある事も事実です。でもそれにはかなりの投資が必要です。どこでバランスを取るかの問題で、ここまで来ると価値観というか人生観の問題です。
 音の芯をしっかり伝えてくれる物であれば高い物でなくても充分に音楽は楽しめますし、そこから先は使い手がどこまで使い切れるかの問題です。自分自身への戒めも込めて、高ければ良い音がするのではないのです。


1.26

 今日も昨日と同じ曲順で練習しましたが、やはり今日も「Don't sit!」としばかれました。
 今回のプロはハフナー+ベルリオーズのあと休憩が入り、後半はサン・サーンスの「デリラのアリア」のあと交響曲3番という進行になります。この定期はプロも多彩な上にグレーヴスさんも素晴らしく、とても楽しめると思います。明日からの本番が楽しみです。

 今日久し振りに1階でDevonとLS5/9を聴き較べてみました。DevonはSV-91B、LS5/9はSV-9tでドライブしています。印象としてはSV-9tでドライブするLS5/9は厳しい感じが強く、SV-91BがドライブするDevonがソフトに聞こえます。サンバレーで聴かせて頂いたSV-4はもう少しダークで余裕のある響きでした。
 ただ今日聴いて意外だったのは、スピーカーとアンプの違いより部屋の響きの方が出て来る音に対する影響力が大きく聞こえる事です。もちろんアンプ+スピーカーを替えれば音は替わります。でもどちらかというと共通点の方が強く聞こえます。


1.25

 午前中はまずサン・サーンスの3番、次にモーツァルトのハフナーを練習しました。サン・サーンスの3番は昨日はゆっくり目だったのですが、今日は「Don't sit on the note!」と容赦なく追い上げられました。いつも本番では速めのテンポになるので、その方が先が見えて良いとも言えます。
 午後からはソロ付で歌の2曲をベルリオーズの「クレオパトラの死」、サン・サーンスの「デリラのアリア」の順に練習しました。とても素晴らしい歌で本番が楽しみです。 明日も同じ順に練習の予定です。

 この前サンバレーでSV-4でRogersのLS5/9を鳴らした事を書きましたが、今回はたまたま私が持っているLS5/9をフルに鳴らす事が問題だったのでSV-4が浮かび上がって来たのです。DevonやStirlingを鳴らすのだったら直熱3極管のシングルを選ぶでしょう。全てにオールマイティな物を探そうとしているのではないので、それぞれの物の得意分野と苦手分野をハッキリ意識して使わないと不満ばかりが募ります。発音体であるスピーカーを決めて、それを最大限に活かすアンプを探すという順にしないといつまでも迷路から抜け出せません。これは私が永年さすらった結果得た結論です。
 また他人の言う事は参考にはなりますが、音は自分の表現なのですからご自分でお聴きになって決めて下さい。1回でうまく行かなくても、何回か試行錯誤していくうちに自分の進むべき方向が見えてきます。


1.24

 午前中はサン・サーンスの3番、午後はベルリオーズの「クレオパトラの死」を練習しました。先生のいつものパターンで、まず最初に一度通して弾いてから細部を詰めて行きました。サン・サーンスは細かい所を急がないように、練習の時は意識的に遅めに振られています。1楽章の主部は6/8拍子で最初の16分音符が休符になっているのですが、急ぐとリズムがメチャクチャになってしまうのです。
 午後に練習した「クレオパトラの死」は速い所がなかなか手強かったでした。今日はオーケストラのみの練習でしたが、明日からはソロも入っての練習になります。

 帰りにこの前着けたスタッドレスタイヤの様子を見てもらいました。そのお店のご主人は職人気質の方で、最近のコストだけを問題にして技術など全然問題にしない風潮を嘆いていらっしゃいました。良い物を出すには手間がかかるのでどうしても値段は高くなってしまうけれど、その事を分かってくれる人だけを相手に仕事をするのだと仰っていました。
 最近はネットの普及で値段だけを問題にして、それを実現するための技術などは問題にしない風潮が広がっています。良い物を安くはたしかに理想ですが、良い物を実現するには手間と技術が必要なのです。ですからそれなりにコストはかかるのです。そのコストが適正かどうかの議論はありますが、安ければ良いというものではないでしょう。


1.23

 旅行に出てから風邪を引いたのかアレルギーなのか分からないのですが、鼻水が止まらなくなってしまったので今日は昼近くまで寝ていました。かなり良くはなりましたが、まだ完調ではありません。
 午後からは毎月1回の用事で出かけました。帰りにスタンドで給油したら普段は7.5km/l位しか出ないのに、今回は高速ばかりだったので11km/l出ていました。いつもこれくらい走れると良いのですが......

 明日からはデュトワ先生指揮の1月最後のA定期の練習が始まります。
 モーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」
 ベルリオーズ:叙情的情景「クレオパトラの死」
 サン・サーンス:歌劇「サムソンとデリラ」より
    デリラのアリア”あなたの声に心は開く”
 サン・サーンス:交響曲第3番
 メゾ・ソプラノ:デニス・グレーヴス
 オルガン:ギラン・ルロワ
 指揮:シャルル・デュトワ
というプロです。最初と最後の曲はよく弾く曲なのですが、間の曲は私は弾いた覚えはありません。
 来月はアシュケナージ先生の指揮で、A定期がマーラーの4番、C定期がチャイコフスキーの5番、B定期がR.シュトラウスの「英雄の生涯」がメイン・プロです。そして最後のB定期のプロで福岡と岡山で演奏会をします。福岡と岡山では前半にエルガーのエニグマ、後半に「英雄の生涯」という普通の旅行とは違うプロです。このように出張定期は聴かれる方にとっても面白いでしょうし、私達にとっては同じ曲を色々なホールで弾くのでそれぞれのホールの特性をよく掴めます。今はC定期が金曜土曜、A定期が土曜日曜の上にこのB定期の出張定期があると月4週のうち3週の土日が拘束されるので、スケジュールの調整が大変です。この2月末の旅行は福岡の本番の前の日に福岡入りしないといけないのですが、受験と重なるらしく本番の前日24日(土)のホテルが取り難いです。私の福岡の定宿は既に満室で取れませんでしたが、他のホテルを何とか押さえました。でもとても高いです。
 その後は九州への旅行で、3月4日のオーチャード定期の後6日(火)に大分、翌7日(水)に宮崎、1日おいて9日(金)に鹿児島、10日(土)に熊本というスケジュールです。
 この2つの旅行はどれもブロードバンドが入っているホテルを取りました。ブロードバンドがない時の準備のためにauのW01Kを持っているのですが、最近ではホテルではその出番はほとんどありません。でも会場や新幹線の移動中などの時にひとりごとのアップやメールチェックに使うので、まだ止める訳にはいきません。(スピードが速い上にサービスエリアが広いからです。またW01Kを使わないといけないので、カードスロットの規格が替わった新しいBookには移行出来ません。)


1.22

 昨日は9時過ぎにホテルに戻ってからすぐ寝込んでしまい、目が覚めたのが12時半、また寝たのが3時でした。今朝は7時に起きて出発の用意をして9時半にサンバレーに向けて出発しました。すぐに名古屋高速に乗れて正味40分くらいでサンバレーに着きました。
 早速トランクからRogersのLS5/9を下ろしてセッティングしていただき、試聴を開始しました。

 最初に聴いたメインアンプは近いうちに復刻されるはずのSV-4でした。これがとても素晴らしく、これ以上聴き較べなくても良いくらいの素晴らしい音でした。箱が大きいだけあって3/5より懐の深いダークな音です。今日聴いたアンプは右の写真の通りQUAD IIを範とするSV-4、左奥のSV-91B、そしてSV-2(2007)でした。
 今日はRogersのLS5/9をドライブするという観点で聴いているので、絶対的なアンプの評価ではないという事をご承知いただいてお読み下さい。スペック的に言えばLS5/9は大した物は持っていませんが、SV-4でドライブされるLS5/9はDevonやStirlingとはまるで違う世界を持っています。これはどちらが良いとか悪いとか言える次元の問題ではありません。これは弾き手が楽器を通してどういう世界を聴き手に提供しようとするかというのと全く同じで、鳴らし手の音への夢というか音に何を託すかという事を問われていると言えます。SV-9tだともう少しシャープに聞こえるのですが、SV-4だと「まさにこれ!」という音になります。高域とか低域というような事を全然意識させないで、音楽の芯をバランス良く聴かせてくれるところに参りました。KT66の音をマトモに聴いたのは今日が初めてでしたが、KT88のような明るく張り出してくる印象の音とは一線を画する物があります。オリジナルのKT66が欲しいところですが、状態の良いオリジナルを探すの至難の業だとの事でした。
 そう言えばLS5/9も今となってはまず手に入らないでしょう。その意味ではここに書いた事は皆さんの参考にはならないですね。このLS5/9を紹介して下さったサトー無線のKさんには本当に感謝します。このKさんは今では悠々自適の生活に入られているそうで、オーディオの世界からは退かれてしまいました。Kさんは私の初代のオーディオの師匠です。2代目は大橋さんです。
 SV-2(2007)の場合は音の重心が上に上がってしまい、ピアノの左手の音が存在感が薄くなってしまいます。SV-91Bはもっと重心が下がってきますが、音楽の中心をしっかりグリップする感じはSV-4の方が持っています。
 スピーカーをkitLS3/5Aにしてみてもほぼ同様の印象ですが、5/9に較べると口径が小さいだけドライブはしやすいようです。 kitLS3/5A の場合はシングルでもSV-91B位の力があれば充分ドライブ出来ます。ただ時に立ち上がりに「?」を感じる事があります。DevonやStirlingの場合は直熱3極管のシングルが良いのですが、RogersのLSシリーズの場合は出力が小さくてもプッシュプルの方が良い結果が出ます。
 それぞれの良さをよく理解してそれらを充分に活かす組み合わせを見つける事が、 ヴァイオリンと弓の組み合わせを見つけるのと同様にオーディオの醍醐味になるのです。それぞれに良さがあってもそれを1つの方向にまとめられないと、和食と中華とフランス料理を一度に食べるのと同じになってしまいます。

 今日はほとんど渋滞もなく(谷町から浜崎橋の間が渋滞していただけでした。)順調に4時間ちょっとで帰る事が出来ました。(5時間位かかるだろうと予想していました。)1人で動いているので無理をするのは禁物なので、途中で浜名湖と海老名のサービスエリアでちょっと休憩を取りました。今回の初日の自宅→足利→浜松と今日の名古屋→自宅という400km前後の長距離を走るとボディの剛性が高いと疲労が少ないという事を実感出来ます。
 それにしても東名の上の80kmで走っているトラックを抜くために81kmで追い越し車線に出て来るトラックは何とかならないのでしょうかね?今日も何回急ブレーキを踏まされた事か........!(怒)


1.21

 今朝は10時過ぎに浜松のホテルを出て昼前には会場に着きました。今日の会場はいつもの愛知県芸術劇場です。

 今回サントリー、足利と弾いてきているので、ここ愛知県芸術劇場の響きの特質がとてもよく分かりました。最後の写真を見て分かるように、このホールは対向する面があまりありません。そのため音がよくブレンドされるのでしょう。

 今日の演奏会は今回のシリーズの中では一番良い感じに聞こえました。 会場の反応もとても良く、うれしくなりました。今回のように定期のプロをそのまま持ってくるのは、地方の方にも定期の興奮を聴いていただけるのでとても良い事です。定期ではアンコールをしないので、昨日も今日もアンコールはありませんでした。地方の方にとってはそれが唯一残念な点かもしれませんね。

 終演後大橋さん、第九のIさんとご一緒に盛り上がりました。その中で特に面白かった話は、横山さんも私も同じN響で弾いていますが、音に対する好みはかなり違います。それは好みの違いという事もあるのですが、音を聴くポイントが違うからです。ですから同じ物を持ってもその鳴らし方はまるで違います。多分私の方がポイントを下に感じているのだと思います。
 とても楽しかったのですが、昨日の強行軍のせいかちょっと飲んだらすぐに気持ち良くなってしまいました。ホテルに戻ってちょっとベッドに寝たらすぐに3時間ほど寝込んでしまいました。
 明日はサンバレーのショールームにお邪魔して、RogersのLS5/9に合うアンプを聴かせていただこうと思っています。その結果はまた明日ご紹介します。


1.20

  今日は10時過ぎに家を出て、松戸から三郷へ出て外環経由で東北道に入りました。そして館林で降りて足利市民会館へ行きました。今までよりずっと楽に時間もかからずに足利まで行けました。私が入団した頃からこの会場で演奏会をしている、とても年季の入った会場です。

 サントリーでのB定期と同じプロの演奏会でした。今日は終演時にデュトワ先生が何か怒っていらっしゃったのですが、「この悲しい終わり方をする曲でなぜこのようにブラヴォーが出るのだ?」と言われていたそうです。初日の拍手と言い今日の件と言い、ただ騒げば出演者が喜ぶのではないという事をそろそろ理解していただきたいと感じた今回のシリーズでした。

 6時に演奏会が終わり、私にとっては本日の一大イベントである浜松への移動が始まりました。8時少し前に用賀につき、途中で少し渋滞箇所がありましたが11時前には浜松のホテルに着きました。初めに予想したほど疲労は感じませんでした。それから途中のサービスエリアで買ったお弁当を食べて夕食としました。
 明日は名古屋の愛知県芸術劇場に向かいます。距離的には100km少々という感じですから、2時間見ておけば充分でしょう。会場の駐車場に車を入れて、本番が終わってからホテルに入るという手順になると思います。いずれにしても今回一番長距離の移動が無事終わったので、気持ちは楽になりました。


1.19

 今日はN響は休みですが、昨日の夜2〜4月の演奏旅行の飛行機の手配を始めたら夜遅くなってしまいました。午前中にお客様がいらっしゃり、その後先日送られてきたFinale2007をインストールしました。インターネットを使っての認証に問題がありしばらく苦労しました。カメオのサポートになかなか電話がかからず苦労しましたが、何とか電話が通じたらすぐに問題は解決しました。(97の頃のシリアルから一度変更になっていたそうなのですが、それをちゃんと控えていませんでした。)カメオインタラクティブは以前にも何回か電話した事がありますが、とても丁寧に対応していただけます。(私はFinaleはMacを始めた時から使っています。17年目という事です。)
 その後明日からの旅行のために洗車をしてもらおうと思っていたのですが、思いもかけぬ事に時間をとられてレッスンの時間になってしまいました。気がついたらもう10時半過ぎで、今明日からの荷物を作っています。
 明日はまず足利に行き(ほぼ100km)、終演後浜松まで400km弱走ります。都心までどの位で戻ってこられるかが勝負です。明日中には浜松に着けるだろうと思っています。距離的には明日が一番走ります。
 あさっては会場練習が14:30からあるので、12:00過ぎには会場に着きたいです。2時間はかからないと思うので、10時過ぎに浜松を発てば充分でしょう。

 という事で今日はもう寝ないといけません。


1.18

 昨日はコラールさんはアンコールを弾かれませんでしたが、今日はスクリァービンのプレリュードという左手のための曲をアンコールに弾かれました。(最後の1音だけを右手でポンと弾かれていました。他にも2曲ほど左手だけの曲があるそうです。)
 悲愴は昨日より幾分落ち着いた進行になっていました。特に3楽章から4楽章の間は昨日と同じ進行だったのですが、今日は拍手など出ませんでした。先生は拍手が来ないようにほぼアタッカで振られているのですから、こうなるのが当然の姿でしょう。あのタイミングで4楽章に飛び込んでいるのですから.......このフライング現象はなぜか定期初日だけに起こる不思議な現象です。

 明日は1日お休みですが、その後私は2泊3日の旅行に出ます。(旅行規定上は名古屋に1泊のスケジュールですが、折角名古屋に行くのだったらサンバレーにLS5/9を持って行って色々なアンプの音を実際に聴きたいのでこのスケジュールにしました。それに家ではまだ実現出来ていないkitLS3/5AとLS5/9の聴き較べをやってみたいのです。)


1.17

 今回の定期はお客様にもとても好評のようでした。前半のラヴェルと後半のチャイコフスキーとは色合いがまるで違うのですが、客席でもそのように聞こえたでしょうか?
 左手のための協奏曲のソリストコラールさんはとても大きな手の持ち主で、まるで5度か6度を弾くような感じでオクターブを弾かれています。後半のチャイコフスキーは練習の時以上に息もつかせぬようなテンポで押し切られてしまった感じです。3楽章が終わった時に拍手が来ないように先生はほぼアタッカで4楽章に入ったのですが、やはり客席からは拍手が来てしまいました。それにしてもあの流れとタイミングで拍手が来るというのは私には理解出来ません。楽章の合間に拍手をしないのがマナーだというのは皆さんよくご存知だと思うのですが......
 今日の感じだと足利と名古屋の皆さんもこのプロを楽しんでいただけると思います。私は足利の演奏会の後、その日のうちに浜松まで行くつもりです。名古屋まで行ければ次の日が楽なのですが、足利から名古屋まで行くのはいささかきついので。
 名古屋の演奏会の日は終演後横山さんと一緒にサンバレーの大橋さんと第9のIさんと楽しい一時を過ごす予定です。そして翌日サンバレーにお邪魔してから家に帰るつもりです。LS5/9をドライブするのはプッシュプルが良いにしても、どの管が一番合うのかを聴いてみたいのです。


1.16

 今回のプロはデュトワ先生の本領を発揮しています。特に前半のラヴェルの2曲にそれが著しいです。悲愴も速い所は颯爽としたテンポでどんどん進んでいきます。ピアノ、ピアニッシモをしっかり守るように何度も注意されています。逆にフォルティッシモは全弓で思い切り弾くように言われています。コントラストの効いた演奏になるでしょう。
 明日あさってはサントリーホールでB定期、1日おいて土曜日20日には足利で、日曜日21日には名古屋でコンサートがあります。この21日の演奏会にはサンバレーの大橋さんと第九のIさんに聴きに来ていただく事になっています。演奏会は午後3時からですから、終演後は美味しい焼き鳥で盛り上がるつもりです。

 昨日聴いた結論から言うと、やはりkitLS3/5Aには6GW8のプッシュプルアンプであるSV-9tが良さそうなので、LS5/9用のプッシュプルアンプを検討しようと思っています。SV-9tは片チャンネル8Wですから300Bのシングルアンプと同等の出力しかありません。でも9tの方がきっちり芯まで鳴らしています。コーン紙をがっちりグリップしていれば、出力は問題ではないようです。 シングルアンプだと最後の所に甘さを感じてしまいます。(弓がしっかり弦を捉えていないのに似た物を感じるのです。シングルに合うスピーカーとプッシュプルに合うスピーカーがあるようです。)SV-9tをもう1台でも良いのですが、折角作るのだったら違うアンプにしたいです。
 そこでRogersのLS5/9を持って行って色々なプッシュプルアンプで聴かせていただこうと思っています。でもこのSV-9tはTANNOYと組み合わせるとあまりその良さは発揮されません。楽器と弾き手の相性に似たものがスピーカーとアンプの間にもあるようです。


1.15

 午前中から午後最初の1コマ目までは悲愴の練習でした。いつもの通り最初はまず全曲を通して弾き、それからデュトワ先生が気になる所を順に潰していきました。今回は先生は弱音をキレイに出す事をさかんに注意されます。しばらく私達が忘れていたものを思い出した気分です。今回の定期は弾いても聴いても楽しいと思います。

 夜になってからいよいよSV-9t、WS-350B(樽アンプ)、42シングルを聴き較べました。どのアンプもそれなりにLS3/5Aをドライブしています。でもLS3/5Aを一番芯までドライブしているのはSV-9tでした。LS5/9の時ほどシビアではないのですが、傾向としてはシングルではなくプッシュプルの方が合っているのは同じでした。この違いは私には大きく聞こえます。こうやって聴き較べるとアンプの違いより、LS3/5Aの良さの方が心に残ります。私が普段聴くより音量を大きくしても音像は乱れませんし、ここまで細部が浮き出して聞こえるというか見えるとうれしくなります。私はTL-51X+Model2+SV-3+SV-9tを可愛いメインシステムとしてお奨めします。TL-51X+Model2が少し場所をとりますが、SV-3+SV-9tは可愛らしくてkitLS3/5Aをとても合っています。まさに9t(Cutie=可愛らしい)です。このSV-9tというアンプは出力は大した事ないのですが、3/5よりずっと大きい5/9でもきっちりドライブしてくれる力持ちです。このkitLS3/5Aは思いの外にメインアンプに要求するものが大きいです。
 422Aのバーンインも一応終わりました。といってもその後の鳴らし込みが難しいようで、整流管だけでなく他の管もコーン紙もよく鳴らし込まないと思ったような音になりません。(私は鳴らし込みは大きめの音ではなく、小さめの音で時間をかけてやるようにしています。時間をかけて鳴らし込んだ方が出来上がりがはるかに緻密な充実した音になります。皆様も是非お試し下さい。)


1.14

 結局kitLS3/5Aをドライブするアンプを替えてみる事は出来ませんでした。夜になったら時間があると思ったのですが、やり残した宿題をやっていたら夜が更けてしまいました。

 明日からはデュトワ先生のB定期+足利+名古屋のシリーズの練習が始まります。プログラムは
ラヴェル:優雅で感傷的ワルツ
ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲(ピアノ:ジャン・フィリップ・コラール)
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
 水曜日木曜日にサントリーホールでB定期、1日おいて土曜日に足利(16:00〜)、日曜日に名古屋(15:00〜)で演奏会があります。最近はB定期の後同じプロで演奏旅行をする事が多くなってきました。先月は大阪+佐賀、今月は足利+名古屋、来月は福岡+岡山という具合です。
 4〜6月のB定期はサントリーホールの 改修工事のためにお休みになります。(それにしてもサントリー・ホールが出来てもう20年も経つのですね。サントリーが出来たのはついこの間のような気がしているのに。これって年をとった証拠?)その代わりなのでしょうがその間は東京文化会館で同じく水木の2日コンサートがあります。4月は18(水)19(木)の後大阪+福井、5月は16(水)17(木)の後アイシンAWで東京と同じプロで演奏会をします。定期の響きを色々な所で聴いていただけるのは我々弾く側にとっても聴かれる皆さんにとっても良い事です。是非定期の気分を味わって下さい。

 ご覧の通りトップページとこのひとりごとのページのレイアウトを変更して、横幅に制限をつけて文章が横に広がり過ぎないようにしました。全てのページを直すにはいささか時間がかかるので、ページを更新する時に徐々に直していきます。


1.13

 今日やっとバーンインした274Bの音を聴きました。この前フィラメントが切れてからはGolden Dragonの274Bをつけていました。それだけ聴いていれば別に不満はないのですが、こうやって付け替えてみるとやはり音の緻密さと浸透力については一日の長があります。今は新しい274BをつけたSV-310を聴いていますが、平行してSV-91Bで422Aのバーンインをやっています。明日はいよいよLS3/5Aに組み合わせるメインアンプを樽アンプや佐藤さん作の42シングルにして聴いてみようと思っています。
 SV-91Bなどの場合出力管よりも整流管の方がある面影響が大きいです。音の重心が274Bになると下がります。今回はプリアンプSV-310ですが、やはり整流管の違いは大きいです。

 今日はこの他にプリンタにも少し触ってみました。前のCANONのインクジェットプリンタiP8600の時は、iMacG4/800につないでプリンタ共有をONにしても時々他のMacから見えなくなる事がありました。でも今回のMP960はドライバをインストールしてプリンタ共有をONにするだけでどのMacからもちゃんと見えています。OKIのC8600dnはEthernet上に、CANONのMP960はiMacG4/800(今ではほとんどプリンタサーバーとして使っています。)のUSBにつないでプリンタ共有で家中のMacからアクセスしています。
 また年末に頼んだ4色のインクカートリッジと厚手のプリント用紙が届きました。インクジェットは写真などキレイですが、ネット上のホームページのプリントなどはC8600dnの方がキレイです。何と言っても水に濡れる事を心配しなくて良いのがありがたいです。私の手帳も一遍にカラフルになりました。

 4月までの演奏旅行のホテルの予約をとったのですが、今回とったホテルは全て高速LANを無料で開放しています。こうなると旅行の時に持って行く物はLANケーブルとAirMacExpress、移動中にアクセスするためのauのW01Kという事になります。モデムなど2004年7月のブルージュで使って以来1度も使った事はありません。(外国に行く時はモデムのアダプターをたくさん持っていくのが大変でした。)国内でしたらモデムよりW01Kの方がはるかに高速ですから、モデムの出て来る場所などありません。ちょっと前まではモデムに極性のチェッカーをつないで........というのが常識だったのに、今やLANケーブルさえ持っていれば良い時代になりました。そのケーブルに煩わされないためにAirMacExpressも持って行きます。これで家にいる時と全く同じ環境になります。これでSkypeを使えば家族ともいくら話しても良いわけで、凄い時代になったものですね。


1.12

 今日明日の定期が村上さんの最後の定期出演になります。村上さんは私が我孫子に住んでいた頃お近くに住んでいらっしゃった事があり、よく一緒に演奏旅行に行きました。N響には在籍28年だそうです。村上さんは芸大卒業後オランダに行かれ、コンセルトヘボーなどのオーケストラにいらっしゃいました。そして日本に戻ってN響に入られた訳です。
 村上さんは同じ楽屋の私の反対側の席にいつもいらっしゃいました。(私の後ろで、お互い背中合わせです。)隣のブロックには去年卒業された大松さんがいらっしゃいました。これからもどうぞご活躍下さい。

村上さんと一緒に 同じ楽屋の皆さんと
 村上さんは卒業を機会に良いステレオを揃えようと思って秋葉原に行かれたそうです。ところがどれもピッタリ来なかったという相談をされたので、大橋さんに良いセットを揃えていただくようにお願いしました。今月の末には揃うはずです。私、鶴我さん、村上さんと3人ともSV-91Bを選んでいます。お2人にはSV-91Bはいささか高価なので事前に何もお話しなかったのですが、2人ともSV-91Bを選ばれました。SV-91Bは弾き手の求める理想の音を表現しているのだと思います。

1.11

 今日は私と理恵子が卒業した市川市立冨貴島小学校の芸術鑑賞会に家族で出演してきました。私の在学中は古い2階建ての木造校舎の時代で、今ではその跡形もなくなっています。でも学校近辺は基本的に私の在学中と変わっていません。もちろんそれぞれの家は建て直されてはいますが。今日のコンサートについては理恵子のページをご覧下さい。

 その後用事が2件あって出かけ、家に戻って落ち着いたらもう午前1時半になってしまいました。


1.10

  今日もいつも通りの1日でしたが、明日は朝早くから用事があるので早々に寝ないといけないのですが、夜中の12時を過ぎてもまだ起きています。夜になると本調子になるという演奏家の悪い習性で身体に良くない事ばかり毎日やっています。

 この前手に入れた274Bのバーンインは一応20時間ほどやりましたが、その出来栄えを聴く時間がありません。明日昼過ぎになれば時間がとれるので、それから聴いてみようと思っています。422Aのバーンインもしないといけません。LS3/5Aは聴いていると気楽に聴くというよりは思わず聴き入ってしまう性格の持ち主です。樽miniはその反対で細かい事に拘らずにとにかく楽しく聴けてしまうのです。それぞれ固有の性格を持っていて、それを活かすジャンルの音楽だとその本領を発揮してくれます。というかそれを活かす聴き方をしないとその良さは発揮されないと言うべきかもしれません。これは聴き手の個性によるものですから、自分にピッタリ来れば人が何と言おうと自分にとっては定番です。私にとってはこのモニターシリーズの音は色々な事がとても細かくよく分かるのですが、逆にこちらは居住まいを正さないといけない気になります。LSで長い時間一生懸命聴くととても疲れます。(LS3/5Aの場合はそれほど強くは感じませんが、RogersのLS5/9はその性格が強いです。でも他のスピーカーからは聴けないものを持っています。)1つのスピーカーで全ての聴き方をカバー出来る訳ではないのでしょう。というような訳で私の家では部屋ごとにキャラクターのまるで違うものを揃える訳です。
 ただレッスン室のスピーカーはいじられるのが目に見えているので、その事も考えておかないといけません。kitLS3/5Aの場合はユニットを替えればすみますが、LS5/9の場合は替えはないから。


1.9

 どうしても夜更かしが直らず(今日ももう1時前です。)、朝はゆっくり寝ています。というか目が覚めないのです。昼から用事で出かけて夕方になってから自分の練習をしました。
  去年9月24日のTEAの再演の時にフロッグが割れてしまいました。(こちらをご覧下さい。)その前からこの弓で弾いている時に右手へ変な感触が返ってきていたのですが、最近また同じ感触がしています。このフロッグはそのままにして、普段弾くために新しいフロッグを作ってもらわないといけないかもしれません。オリジナルのフロッグは補強してもらうかそのまま取っておくかは楽器屋さんと相談しないといけません。この弓のフロッグには最初から瑕があったのですが、30年近く弾き続けて勤続疲労がたまってこの前割れてしまったのでしょう。予備の弓はいつも持ち歩いていますから、事故があれば持ち替える事は出来ます。でも演奏中はその曲が終わるまでボーッと席に座って待っていないといけないので、とても恥ずかしい思いをしないといけません。この前はオペラだったので隣に座っていたMさんがケースを横に置いていたので、すぐに弓を借りる事が出来ました。でも普通のコンサートの場合はスペアの楽器はステージ上にありますが、スペアの弓はステージ上にはありません。
 弦楽器の事故は弦が切れる以外は圧倒的に弓に起こる場合が多いです。楽器をぶつけたり落としたりするより、弓をぶつけたり落とす方が圧倒的に多いからです。弓の事故は私の場合のようにフロッグが割れるような場合は弓の価値はほとんど落ちません。でも弓の先が割れたりすると弓の価値はただ同然になってしまいます。弓はその弾力が命ですから、割れた所をアロンアルファなどの超強力接着剤でつければ良いわけではありません。 強力な接着剤でつけると接着面が固まってしまって、弓の弾力がまるで変わってしまうからです。この場合は膠を使うのですが、膠では強度が足りず演奏中にまた飛ぶ危険が大です。
 このように弦楽器は弓の事故が圧倒的に多いのに、N響では楽器は保険に入っていますが弓は入っていません。ピットで演奏する場合など隣の人との距離が近いので、弓がぶつかる危険はとても大なのにです。従ってほとんどの人は弓の保険はN響の業務なのに自腹で入っています。(私も弓は2本とも自腹で保険に入っています。何とかして欲しいです.......)


1.8

 世の中3連休の中今日はN響は晴れてお休み、昨日は手帳の整理を始めたらまた午前3時まで起きていたので11時前にやっと起きました。システム手帳がかさばってきてしまったので、ダイエットを試みた訳です。今までネットでとったホテルからのメールをプリンタドライバの1面に2ページをプリントするオプションでプリントしたものを折って手帳にはさんでいましたが、このA4の紙を折ってシステム手帳にはさむのが手帳がかさばる最大の原因でした。今度のC8600は両面印刷をサポートしているので、カッターで切って作ったA5の用紙の両面にプリント出来るのでとてもスッキリしています。今月と来月の旅行のデータをプリントしてはさみました。

 先日書いた整流管の件ですが、274Bと422Aの音の違いを確かめたかったので両者を新たに手に入れました。プリの場合はプレート電圧がそれほど高くないので422Aでも使えるそうです。メインアンプだと定格を超えてしまうそうです。今は274BをSV-91Bに挿してバーンインをしているところです。次は422Aもバーンインして、それから両者の比較試聴に臨みます。
 kitLS3/5Aはとても順調です。このサイズからは想像出来ないような重心の低い音ですが、アンプとの相性はなかなか難しいものがあります。RogersのLS5/9の時は最初は300Bのシングルアンプで鳴らしていましたが、なかなか芯まで鳴り切りませんでした。それが出力はほとんど同じ位のSV-9t(6GW8プッシュプル)にしたら、膜が取れたようにクッキリとした音が聞こえてきたのです。
 LS5/9とこのkitLS3/5Aを別の部屋に置くとしたら、多分もう1台プッシュプルアンプが欲しくなるでしょう。LS5/9でもSV-9tで充分ドライブ出来るので、問題は出力ではないのでしょう。でももう1台SV-9tを作ってもつまらないので今のSV-9tはkitLS3/5A用にして、LS5/9用に別のプッシュプルアンプを探したいと思っています。その目安を今度サンバレーに伺う時につけたいと思っています。それにSV-9tは狭い所にたくさん部品を入れるのでいささか作りにくいです。


1.7

 今日は今年最初の演奏会でした。細かいトラブルはありましたが、とても盛り上がった演奏会でした。前半の2曲(メンデルスゾーンの「静かな海と幸せな航海」とベートーヴェンのピアノ協奏曲第2番)は普段ほとんど演奏されない曲です。後半は「シェへラザード」です。こういう曲を振られるとデュトワ先生は素晴らしいです。お客様も堪能されたような会場の反応でした。
 今日は昨日より3度ほど気温が高いという予報でしたが、朝からとても寒かったでした。9時少し前に家を出ましたが渋滞らしい渋滞もなく、アッという間に渋谷に着きました。オーチャード定期の時はマークシティによって朝食を食べる事にしています。3号線の渋谷の出口を出て駅方面へ右折して次の信号の所がマークシティの入口です。そこで軽い朝食を食べてから、東急本店(オーチャードホール)に向かいます。東急自体は開店は11時ですが、駐車場は10時に開きます。いつも駐車場の地下2階の洗車場に車を預けてから、楽屋に入ります。(10時に車を入れてから朝食だと慌ただしいので、早めにマークシティで朝食を摂るのです。)
 それから色々用事をすませてから10時半過ぎに指慣らしを始めます。そして11時からゲネプロです。今日はデュトワ先生も念入りにゲネプロを進行されていました。そして1時にゲネプロが終わり、グループでお昼を食べに行ったのですが依然として外はとても寒かったです。少し暇潰しをしてから本番1時間前の2時半過ぎに楽屋で着替えました。そして3時半に開演、終演は5時半でした。

 先日最後の定期公演に出演された田渕さんが、N響最後の演奏会として今日のオーチャード定期に出演されました。田渕さんはN響在籍38年だそうで、N響の組合創設の頃をご存知の最後のメンバーです。今年はヴァイオリンでは大松さん、大澤さん、田渕さん、村上さん、鶴我さんが卒業されます。村上さんは次の定期、鶴我さんは2月末のB定期+福岡、岡山の演奏会で卒業されます。皆さん是非これからもN響に足を運んでお元気なお顔をお見せ下さい。
 卒業される方々がいらっしゃるかたわら、新しいメンバーがどんどん入ってきています。あと2〜3年もすると弦も管もかなりのメンバーが入れ替わる事になります。


1.6

 今日は理恵子がホームページに書いたように私の誕生日です。1番のヴァイオリン協奏曲やスコットランド幻想曲で有名なブルッフも今日が誕生日です。そう言えば今から??年前に入団のオーディションの時に弾いたのもブルッフの1番でした。
 いつも練習の時に持って行く朝食セットのクラッカーが、今日は理恵子が作ってくれた紅茶のパウンドケーキになっていました。

 今日はシェへラザード、アンコール(曲目はひみつ......)、メンデルスゾーンの序曲、最後にベートーヴェンのピアノ協奏曲第2番の順に練習しました。 このベートーヴェンのピアノ協奏曲第2番というのは今まで弾いた記憶がないのですが、フィナーレの音形は聞き覚えがあります。
 明日は今年最初の本番オーチャード定期です。明日はゲネプロが11:00、本番が15:30というスケジュールで、私達からするとなんとも中途半端な時間帯です。13:00にゲネプロが終わって食事をすると2時少し前、本番の1時間前に楽屋に入るとすると気分転換をする暇がないのです。
 明日のオーチャード定期の次のC定期(プロコフィエフ・プロ)は私は降り番です。その後のB定期は足利、名古屋という旅行が一緒になっています。


1.5

 今日は今年の初仕事でした。ほとんど全ての時間をシェへラザードに使い、お屠蘇気分を吹き飛ばすような細かい練習が始まりました。最初はまず全曲を通して弾かせました。それから1楽章のソロのカデンツァの後の部分をかなりの時間を使ってまず弦の音を決め、次に管の音を決め、最後に全体をまとめました。1個所が決まればその他の部分も決まっていくというものです。デュトワマジック健在という感じの1日でした。最後にメンデルスゾーンの「静かな海と楽しい航海」をさぁーっと通して終わりました。
 来週からは定期が始まるので、更に厳しい練習が待っていると思います。しばらく怠惰な生活を過ごしていたので、午後からの練習はいささか大変でした。今日は早く寝て明日に備えます。

 仕事始めの今日はまだ首都高は渋滞がほとんどなく順調でした。もちろん来週からは普段通りになるでしょう。街もまだ半分正月休みで、お昼に開いている店とまだ休んでいる店が半々という感じでした。おかげで開いている店はどこも大混雑でした。明日は土曜日なので開いている店は今日より更に少ないでしょう。


1.4

 今日は冬休み最後の日でした。昨日組み上げたkitLS3/5Aの音出しをしたり、年末から乗っていなかった車に乗って買い物に出かけました。冬用にPirelliのランフラットのスタッドレスを組んでもらった事は前に書きましたが、その感触が現在の夏用のタイヤより良いので春には新しいタイヤを組んでもらう事にしました。

 夕方kitLS3/5Aの音出しをしていたら、突然音がdiminuendo(段々小さくなること:音楽用語です。)していきフィラメントが消えてしまったので、どうも整流管が成仏してしまったようです。手元にはGoldenDragonの274BもRCAの5R4もあるので、今はGDの274Bに挿し替えています。
 本題のkitLS3/5Aはどんどん音がこなれていっています。低音がすごく出て来るという感じはしませんが、昨日に較べると重心がぐっと下がってとても良い感じになりました。昨日に較べると一皮剥けた感じです。RogersのLS5/9に似た感じになっています。もう少し鳴らし込んでから、LS5/9と切り替えて比較試聴してみます。LS5/9の時は300Bのシングルで鳴らしていたせいか、なかなか本来の音は出てきませんでした。でも今回はプッシュプルで鳴らし込んでいるので、5〜6時間鳴らし込めばある程度こなれてきました。
 本来はネットを付けて使うのでしょうが、私はネットを外した時の音の方が好きです。私はお子さんやペットがいたずらする危険がないのだったら、ネットを外してお聴きになることをお奨めします。(私もネットを外すとスリッパがコーン紙で爪研ぎするのが心配だったのですが、スリッパはスピーカーには興味を示しません。)

 明日はN響の仕事始めです。N響の場合仕事始めからフルに練習があるので、明日から普段通りです。1月はデュトワ先生の指揮で、明日あさっては日曜日のオーチャード定期の練習です。


1.3

 今日は目覚ましをかけずに寝ていたらなんと目が覚めたのは11時を過ぎていました。このところの不摂生の賜物です。
 ブランチを食べてから最初に手をかけたのがブラウザからプリンタの設定にアクセスする事でした。初期設定のIDとパスワードを付属のCD-ROMの中のマニュアルから探して、パスワードを変更しました。
 それからやっとkitLS3/5Aに着手しました。メーカーとしてはkitLS3/5Aとして出す以上、出来上がりの音がその名にふさわしくなければいけません。出来るだけ多くの人に作る楽しみを満喫させながら、目指す音を間違いなく味わってもらうのは大変です。出来るだけ自分で作らせながら出来上がりの性能を確保しなければいけない訳で、どこまで買い手に作らせるかに大橋さんのさじ加減の微妙さが活きています。
 最初は最近いただいたハンドドリルを使おうと思っていたのですが、指定されたトルクがとても微妙な数値でこのハンドドリルでは強過ぎるようでした。そこでドリルを使わずに作りました。手で全てのネジの締め方が同じ感触になるように集中しながら作りました。

 夕食後練習をしてからいよいよ音出しをしました。家にあるRogers LS5/9の感触からプッシュプルアンプの方が良さそうなので、1階でSV-310のアウトをSV-9t(6GW8のプッシュプル)に入れてそれでドライブしてみました。第一印象は「この小さいスピーカーからよくこんな音が出るな!」です。スピーカーはTARGETのスタンドに載せてピアノの前に置いています。スピーカーとスタンドの間にはコーリアンを前2つの3点支持で入れています。
 ソースはルッジェロ・リッチの小品集、聴き慣れたピアノ・ソロ、クーベリック指揮のシューマンの2番などです。 まだ聴き始めて1時間位しか経っていないので、まだ表面だけが鳴っている感じです。でもオーケストラを聴き始めたらどんどん音がこなれてきました。色々な種類の楽器の音を出す事によって馴染んでいくのでしょう。今の時点ではまだ少し腰高で鳴り切っていませんが、楽器だって新品だったらこんなにすぐは鳴ってくれません。それよりそう遠くない将来に鳴り切ってくれる事を予感させるこの手応えはただ者ではありません。
 普通ならサブシステムとしか受け取られない大きさですが、部屋の中でよく響かせれば充分メインシステムになれます。第一音からちゃんと活きた音が聴けたのには脱帽です。この感触は樽miniを聴いて以来です。曲が進むに従って私好みの音の肌合い、バランスに変わっていっています。音が出てきたら、5極管のシングルを試してみます。もしダメだったら、もう1台プッシュプルアンプ.........?


1.2

 昨日は何事も起きなかったので、久し振りによく寝られました。トラブルはないといっても新しいプリンタに慣れる必要があるので、色々な条件でプリントをしてみました。
 私は色々なホームページをプリントする時に今まではA4に2ページを縮小してプリントして、それを半分に折って製本機にかけてまとめていました。今度のプリンタの場合にはB5に縮小して両面印刷すればそのまま本にまとめられます。私は最初は熱でノリを溶かして本にするタイプの製本機を使っていました。でもしばらくするとページが剥がれてしまったので、ワイヤを使うタイプの製本機に乗り換えました。最初の製本機の時に大量に買い込んだカバーが残っているので、そのノリの部分をカッターで切って使っています。
 持ち歩きはA5判の方が良いのですが、読みやすさと手間の点ではB5判の方が優れています。手で紙を折るのは折り目がキレイにいかないし、製本のカバーはA4判とB5判のものしかないのでB5のカバーを切って細工するという手間がかかります。
 AirMacネットワークの構成の手引きをプリントして本にしたものが昨日参考書として役に立ちましたが、これは前のインクジェットプリンタiP8600で上に書いたように1枚に2ページをプリントして折って製本したものです。
 この3日間に一体何枚試し刷りをしたでしょう。 それにしても色々なホームページをプリントして製本するとわざわざ本を買いに行かなくても、最新情報を本にして読むという感覚を味わえます。写真の専用紙へのプリントだけはまだ試していません。来週になれば年末に頼んだ厚手の専用紙が4色のトナーとともに届くでしょうから、それから試してみます。
 これで我が家のプリンタはともにカラープリンタになりました。1つはCANONの複合機MP960、もう1つがOKIのC8600dnです。これでコンサートのプログラムもカラーで作れます。
 同じOKIのプリンタでも2030NとC8600では刷り上がりの雰囲気はかなり違います。C8600の方が繊細な感じがします。でもプリントの速さは前の方が幾分速かったです。

 プリンタの事ばかりやってスリッパの相手をマトモにしなかったら、とうとう諦めて寝てしまいました。この足がかわいい.......

 これで明日はいよいよkitLS3/5Aを作ってみようかな.....?と思っています。今年はプリンタ事件のおかげでまだ車にも乗っていません。初乗りもしたいなぁ......冬休みはあと2日です。
 今年は栄子先生と色々新事業を始めなければいけないので、波乱に満ちた1年になりそうです。


2007.1.1

 本年も良い年でありますように!
 実は昨日の夜プリントをしようとしたら、ネットワーク上でプリンタが見つからなくなってしまったのです。IPアドレスのエラーというメッセージが出るのですが、どうやっても解決出来ず結局寝たのは朝5時でした。朝10時に起きてネットワークの設定をゼロからやり直して、午後には何とか解決出来ました。(家族のあきれ顔がいまでも目に焼き付いています。)新年早々のトラブルには本当に参りました。このトラブルが今年を象徴しているのでないと良いのですが。要するにプリンタのIPアドレスを自動にしていたので、電源を入れるたびにアドレスが変わってしまい毎回プリンタの設定をやり直さないといけなかったのでした。(C8600dnはプリンタをIPアドレスで指定するので、サーバ任せにすると毎回違うアドレスが割り当たってしまいます。マニュアルにはIPアドレスを設定するように書いてあるのですが、ネットワークが「DHCPサーバを参照」になっているのでプリンタにIPアドレスを設定してはいけないと思っていたのです。でもプリントが出来る状態のアドレスを控えてそれを手入力で設定したら解決しました。)
 AirMacの設定には管理ユーティリティと設定アシスタントの2つが使えるのですが、それぞれに使い勝手は異なります。いつもは管理ユーティリティで設定するのですが、今回は全て設定アシスタントに任せました。
 こういうトラブルに見舞われた時には、頭を冷やして冷静になれるかどうかが分かれ道でした。今から考えると恥ずかしくなるような思い込みをして、うまく出来ないと怒っていました。今回の事は自分にとってとても良い薬になりました。何をどうするかゼロからシュミレーションして、その通りにやってみればこんなに時間はかからなかったのでした。

 このトラブルの合間にクラシカジャパンでモーツァルトの特集を聴き、今は3チャンネルでズービン・メータさん指揮の ウィーンフィルのニューイヤーコンサート2007を見ています。会場と一緒になって弾く方も心から音楽そのものを楽しんでいて、素晴らしい雰囲気でした。日本人との気質の違いをつくづく感じさせられます。


2002年1月分2月分3月分4月分5月分6月分7月分8月分9月分10月分11月分12月分 
2003年1月分2月分3月分4月分5月分6月分7月分8月分9月分10月分11月分12月分
2004年1月分 2月分3月分4月分5月分6月分7月分8月分9月分10月分11月分12月分
2005年1月分2月分3月分4月分5月分6月分7月分8月分9月分10月分11月分12月分
2006年1月分2月分3月分4月分5月分6月分7月分8月分9月分10月分11月分12月分はこちらです。