昭義のひとりごと2008年11月分  


このページは私の日記のようなものです。私の感じること、周りで起こったことを書きます。

このページは下から上へ順番に日付が新しくなっています。前のものを読みたい方はこちらからどうぞ。

生徒さんへの重要な連絡があります。こちらです。(2008.12.2)必ずご覧下さい。(12月のパスワードに変更しました。)

栄子先生のひとりごとはこちらです。理恵子の公式サイトはこちらです。
根津理恵子の ポーランド通信第9回がアップされました。 こちらからどうぞ!


11.30

 今日からデュトワ先生の指揮で明日のオペラシティと12月の定期3本を演奏します。練習の始まる時に先生はにこやかに登場されました。
 くるみ割り人形、ペールギュント組曲、ウィリアム・テル序曲、フンメルのトランペット協奏曲の順に練習しました。私は最後のトランペット協奏曲は曲降りでした。久しぶりの先生の指揮は何か懐かしさを感じました。「あぁ、この感じ!」............いつも通り最初に全体を通してから、もう1度細かく分奏して練習しました。今回のプロは有名な曲ばかりですが、次のA定期は今まで弾いた覚えのないストラヴィンスキーの曲2曲ですから、さぞかし大変でしょう。このようににこやかに、という訳にはいかないでしょう。
 明日のコンサートは、ウィリアム・テル序曲のチェロのソロを初めとして、色々な楽器のソロが聴けるとても面白くて音色の変化に富む楽しいプロです。
 明日は初台のオペラシティでのNTTコンサートです。ゲネプロは15:00〜、本番は19:00〜です。このスケジュールだと13:00頃会場について、軽く食べてからゲネプロの準備という感じです。ゲネプロが終わってからの2時間も微妙な時間配分で、外に出られるほどの時間はないので軽く食べて過ごすしかありません。これだけの曲をゲネプロで思い切り弾いて、その2時間後に本番というスケジュールは気持ちの上でもスッキリしません。


11.29

 朝から用事で東陽町に出かけ、そのあと家に戻ってレッスンをしてから夜は虎ノ門のJTコンサートホールに演奏会を聴きに行きました。ファーストのフォアシュピーラー(次席奏者)の酒井敏彦さんの10回目のリサイタルです。前にも酒井さんのリサイタルを聴きに津田ホールに行った事があります。今回はシューベルトのソナチネ第3番、ブラームスのソナタ第2番、メシアンの主題と変奏、ウェーベルンの4つの小品、ヴィエニアフスキの創作主題による華麗な変奏曲というプロです。前半の2曲は有名な曲で、そのロマンティックな面を楽しみました。後半のメシアンとウェーベルンはあまり聴かない曲ですが、ピアノととてもよく息の合った演奏で面白かったです。そしてヴァイオリンの巨匠ヴィエニアフスキの難曲で最後を締められていました。そしてアンコールを3曲弾かれました。会場にはコンマスの堀さんを初めとして、N響の方がたくさん聴きに来られていました。

 いよいよ明日からは12月の定期の指揮者デュトワ先生の登場です。最初の演奏会は12月1日のオペラシティでの演奏会です。プロは
1.ロッシーニ/ウィリアム・テル序曲
2.フンメル/トランペット協奏曲(トランペット:フランシスコ・フローレス)
3.グリーグ/ペールギュント第1組曲
4.チャイコフスキー/くるみ割り人形第1組曲
です。


11.28

 この前作ってもらった演奏用のメガネを取ってから、晴海のトリトンスクエアに行きました。トリトンスクエアは中の構造が分かりにくく、車で来た人も電車で来た人も楽屋に着くまで皆苦労していました。ビルのインテリアがとても凝っていて、アプローチが皆曲線になっているのでしばらくすると自分がどちらを向いているのか分からなくなります。前にもN響の仕事でここに来た覚えがあるのですが、楽屋の入り口など全く忘れています。大きなショッピングセンターになっているのですが、お客さんはあまりいませんでした。
 今日の会場第一生命ホールはここの4階に入り口があります。お客さんの入り口はとても大きく案内があるのですが、楽屋口の案内はありません。まあここに限らずどの会場でも楽屋入り口は分かりにくいものですが........この第一生命ホールは収容人員が約700人位だそうで(会場のセッティングによって50人位収容人員が変わります。)、オーケストラを収容する規模ではありません。ですが今回は弦の編成を普段より2プルト小さくして、ステージに納めました。

 今日のコンサートは賛助会員の企業の皆さんを対象に開かれたもので、NHKのアナウンサー黒崎めぐみさんのナレーション付きで進行しました。指揮の外山先生はその昔N響に打楽器で入団されたそうで、その頃のこぼれ話まで含めてとても面白い話を聞く事が出来ました。ナレーション付きのコンサートは話が脱線してとても長くなる事が多いのですが、今日は黒崎さんのトークがよくまとまっていて脱線しなかったので、とても要領よく進行しました。

 この前楽器屋さんで教わった話を1つ、駒には松ヤニの粉が飛んで着いているものですが、これを取るには筆を使うのが良いそうです。特に駒の下や駒の穴の中には松ヤニがたまりやすいです。この方法は某巨匠が実際にやっている方法だそうです。皆さんもどうぞお試し下さい。

 ゲネプロが終わってから本番が始まるまで3時間以上あったのでトリトンスクエアの中を散歩しましたが、あまり時間を潰せるところはありませんでした。結局私は本屋でステレオサウンドのTANNOY特集を立ち読みしました。面白そうな記事もあるのですが、買うには高すぎました。
 TANNOYの本領はAutographのような大型のスピーカーにあるのでしょうが、私はDevon、Stirling、Autograph Miniのような小さいものに魅力を感じます。Autograph Miniは落ち着いてその音を聴いた事はないのですが、これを持っている人の話から是非SV-20D+mini91Bと組み合わせて聴いてみたいです。


11.27

 明日の「感謝の集い」のために昨日ご紹介した曲目を外山雄三先生の指揮で練習しました。練習はとても順調に進み、早めに終わりました。明日はトリトン・スクエアの第一生命ホールで本番です。今回は小さめの編成で12型(ファーストが12人)です。15:00ゲネプロ、19:00開演です。

 錦糸町の本線上の料金所でいつも思う事なのですが、ETCは渋滞を解消するために導入されたはずなのに、今では3車線あるETC専用レーンは渋滞、残りの2車線の一般レーンはガラガラなのです。実情に併せて一般レーンをETCと共用にするなど、いくらでも柔軟に対応できるのではないでしょうか?空いている時はこれでも問題ないでしょうが、朝のラッシュ時間帯にこれではイライラさせられます。.......「何のためのETC?」


11.26

 昨日買ってきて環境も移行した新型MacBookですが、日本語環境はまだ完璧とは言えません。


奥が私のMacBook Pro
手前左が9月に買ったMacBook
、右が新型MacBook

 日本語環境についてはiBookの時はEGBridgeを使っていましたが、LeopardになってしばらくしたらエルゴソフトがEGBridgeをやめてしまったので今ではATOKしかありません。ことえりは依然としてあまり賢くありません。
 とは言ってもアルミ製で軽くて小さく、Proを持っている私が見てもうらやましくなります。AirMacの環境も本体だけ言えばn規格にしたいところですが、nに対応していないプリンタやケーブルテレビもあるので今のところはb/g互換モードで使っています。

 今日はまた12月の演奏会のアレンジをしました。この前アレンジしたものを実際に弾いてみたら、色々気づくところがあり、今日また手直しをしました。明日その版を音にしてみます。


キッチンの窓から外を見るスリッパ
窓枠に足をかけるこの姿がスリッパのトレードマーク!
まだ快調ではありません..........

 明日は「感謝の集い」の練習です。指揮は外山雄三先生で、アンダーソンの「舞踏会の美女」、メンデルスゾーンの結婚行進曲、ヘンデルの水上の音楽の第6曲、バッハのアリア、芥川也寸志さんの「赤穂浪士」、ベートーヴェンの「英雄」の第1楽章というプロです。


11.25

 思ったより午前中の用事が早く終わったので、帰りに銀座のAppleStoreでMacBookを買いました。古いiBookの調子がだんだん悪くなって、何をやっても風車が回るようになってしまったし、最近アルミ製の新型MacBookが出て薄く軽くなったので乗り替えました。
 今まで30GBしかなかったハードディスクが250GBになり、薄く軽く(2kg)なり、もちろんCPUも2.4GHzと速くなっています。それに2.4GHzの方はキーボードにバックライトが付いています。これで我が家のBookはすべてIntelMacになりました。今までとは比べ物にならないほど快調に動いています。
 今回初めて環境の移行アシスタントを使ってみました。Etherのケーブルで前のiBookと新しいMacBookを接続し、あとはアシスタントの言う通りにしたら1時間ほどでMacBookに前と同じ環境が移りました。

 N響はあさって感謝の集いの練習をして、金曜日に本番です。そして1日おいて日曜日からデュトワ先生の練習が始まります。12月1日のオペラシティでのNTTコンサートを皮切りに12月の定期を指揮されます。そして今年の年末の第9はレナード・スラトキンさんの指揮です。
 第9は1曲だけ弾くと1時間20分ほどで終わりますが、これにもう1曲弾くとその時間に休憩15分がプラスされます。レオノーレの3番だと演奏時間が15分、休憩15分で30分プラスになります。1番の交響曲だったりすると演奏時間30分プラス休憩15分ですから45分プラスとなり、とても長いプロになります。お客様の方から言っても第9のそれも合唱の部分を聴きに行っているのに、そこまでに1時間40分もかかるのではたまらないでしょう。第9を1曲だけというのはプロとしては短いのですが、第9公演としてはこれ1曲で充分でしょう。


11.24

 昨日写真で登場したスリッパ、このところ風邪気味でクシャミをして少し熱がある感じです。でもとても元気です。この前毛玉がお腹に残ってあまり食欲がなかったのですが、注射をしてもらってからはとても食欲旺盛です。この調子だとデブッパ街道まっしぐらになるので、食事をあげなかったら怒って1階に降りていってしまいました。

 明日は私は朝早く起きないといけないので、今日は早々に寝ます。


11.23

 このところ急に寒くなって、スリッパも午前中は日の当たる暖かいところで昼寝という冬のモードに入りました。今日は私のフトンの中に埋もれるようにして昼寝、ごらんの通りです。

 昨日から時々クシャミをしているので、風邪を引いたのかと心配です。厚手の毛皮を身につけているといっても、これだけ急に温度が下がると調子も悪くなるでしょう。早く元気になってね!

 夕方から用事で与野まで出かけました。最初は松戸→三郷→外環と行くつもりだったのですが、首都高があまり渋滞していないようなので都心に出て5号線経由で行きました。いつもは渋滞している首都高は使わないのですが、今日は珍しく竹橋を通って行きました。ガソリン代が一時より50円以上安くなっているのに、車の台数はあまり多くありません。それだけ不景気だという事なのでしょう。
 この影響は巡り巡ってN響の契約公演の数の減少に結びつかないと良いのですが、これだけ株安が続くと影響なしというわけにはいかないでしょう。N響の予算の柱はNHKからの交付金ですが、これは聴取料の上に成り立っているわけです。今ディジタル化のためにものすごいお金がかかる上に、昨今の金融不安のダブルパンチでN響の運営も色々厳しいものがあるようです。道が空いている、などと言って喜んでいられないわけです。NHKも経済状態が逼迫すれば、基幹である放送業務だけに絞っていくでしょう。こうなるとN響のような芸術活動はもともと収益が上がる活動ではないので、経済状態が悪くなれば最初に切られる運命にあるわけです。
 自分たちの芸術的な価値を問う定期演奏会が最も大切な基幹の活動である事はもちろんですが、この種の活動とは違う分野に進出していく事をもっと積極的に模索しないといけないでしょう。たとえば放送業務や音楽教室への進出、ボストン・ポップスに似た分野での活動、もっと小さな編成での活動など考えられるものはたくさんあります。付随して起こる問題はたくさんあると思いますが、それより経済的基盤をしっかりさせる事の方が遙かに大事だと思います。


11.22

 今日は夜に家で合わせの練習があるので、そのためにヤマハに行ってきました。ヤマハは今改装中で有楽町の駅前の仮店舗で営業しています。そしてついでに伊東屋に行ってきました。未だにしっくり来るリフィルが見つかりません。特に長期的な計画が一目で分かるようにしたいのですが、なかなかピッタリ来るリフィルがありません。スケジュール管理は一般的には月間で充分なのですが、月間リフィルだけだと細かいデータを書いておくスペースがありません。そこで週間リフィルと併用していますが、あまり具合が良くありません。
 今日伊東屋で初めて見た3ヶ月が1枚に収まっている折りたたみ式のリフィルは具合が良さそうです。こんどはうまく活かせるかな?とはいってもリフィルへの書き方のルールをきちんとしなければ、どんなリフィルを使っても不満は出てきます。いつまでに何をしなければいけないかが見える事が大事です。

 11月の初めに車検を受けてから降り番のせいもあってあまり車に乗っていません。今日車に乗ったら何となく切れが悪く、くすぶっている感じです。来週になればいろいろあるので、自然と走行距離が伸びて調子が良くなるでしょう。今年の3月に青森から1日で帰ってきた時などは、ススが全部燃え切ったせいかそのあとしばらく快調でした。そこまで遠くなくても、たとえば名古屋あたりまで行くだけでもずいぶん違います。来年の初めには足利、名古屋という遠出にはもってこいのスケジュールがあります。足利は良いのですが、次の日の名古屋は会場練習が13:30です。順当に新幹線で行く事にしました。そして名古屋の演奏会のあと知り合いとおいしい焼き鳥を食べに行くことになっています。新幹線なら飲めますし........


11.21

 1997年5月にこのホームページを始めましたが、それから11年半が過ぎました。そして年内には200万アクセスに到達しそうです。そこでこれを記念して前後賞を含めて3人の方にプレゼントを差し上げます。今まではN響グッズなどを差し上げていましたが、今回は獲得された方の環境によってプレゼントを決めさせていただこうと思っています。たぶん年の瀬も押し迫った頃になると思いますが、1,999,999〜2,000,001を引き当てた方は画面のキャプチャーを添えてご連絡下さい。

 私がインターネットをやるようになったきっかけは、96年にスウェーデンに行くことになった時に現地の情報を得るためでした。スウェーデンといってもストックホルムではなくスウェーデン第2の都市Karlstadtというところで、ガイドブックを見てもほとんど情報が得られなかったのです。そこで急遽インターネットを始めて、スウェーデンの音楽に縁のありそうな人を検索してメールを出しまくりました。結局あまり有益な情報は得られませんでした。
 そして翌97年5月17日にこのホームページを始めました。当時はまだモデムとかISDNという時代で、ブロードバンドという言葉などまだない時代でした。最初の頃はひとりごとを残さずどんどん更新していたので、今では同年の9月からのひとりごとは残っていますが、5〜8月の3ヶ月半の分は消えてしまいました。今から思うともったいない話です。

 ではコンピューターは、と言うと始めたのは90年の春でした。当時のCPUのスピードは今の1/100で、ハードディスクの容量は100MB、メモリーは8MBでした。(それでいながら本体+ディスプレー+プリンターで優に70〜80万していました。今だったらiMac+プリンターが20万もしないで買えます。)今はN響をやめられたY本さんもちょうど同じ時期にMacを始められました。(機種も私と同じ IIci でした。当時のOSは漢字Talk6.7といい、フロッピーで起動できる時代でした。今ではこの漢字Talkをご存じの方はほとんどいらっしゃらないでしょう。)本体を買い換える時期も、別に相談したわけではないのに不思議と一緒でした。歴代のMacの中でも最も印象に残っているのがPowerbook2400です。これが売り出されるという情報が流れてきて、当時行きつけの店に予約を入れました。そして売り出された時に大宮で演奏会があったのですが、上に書いたY本さんが駅前の電気店に行ってPowerbook2400を買ってきたのには驚きました。Y本さんはたまたまあったから買ってきたと言われていましたが、私は3〜4日遅れて手に入れました。残念!


Powerbook2400(左)、普通のブックより一回り小さい
右は先代のPowerbook1400、こちらは普通の大きさ


11.20

 今日はまた来月のミニ・コンサート(病院でのコンサートです。いずれその様子はご紹介します。)のための譜面作りをしました。ピアノ譜からカルテット用の楽譜を起こすのですが、変則的な編成なので音域の問題もあってなかなか悩ましかったです。
 譜面の入力には小さいキーボードがあれば良いのですが、QY70より小さい物は見た事がありません。今では製造中止になっていますから、同じような物としてはQY100があります。出来たら今では使い道のないTO HOST端子をやめて、USBかFireWireの端子をつけてMacとコードで直接つなげるようにして欲しいです。(こういうものは手軽に持ち運べてこそ意味があるのですから、付属品の構成についてももっと吟味して欲しいです。本体だけでなく必要な物すべてが軽くなければ意味がないのです。)


11.19

 この前メガネを作ってから4年近くが経って、見え方が微妙に変化してきているので、今日銀座の某老舗眼鏡店に新しいメガネを作りに行きました。検眼の結果では全体的には視力はほとんど変化がないそうですが、近いところの見え方に変化があると言われました。実際角度によってはシャープとナチュラルが見分けにくい事があります。手書きの譜面だったりすると大変です。
 ソロの曲だと覚えて暗譜してしまえば良いので、ほとんど影響はありません。ですがオーケストラの場合は譜面と指揮者を見ながら弾くので、目が追いつかないととてもきついのです。目の老化は誰にでもついて回っている事ですが、私は幸運な事に症状は軽めですんでいます。
 遠くを見る視力はほとんど変わっていないので、長距離運転しても目が疲れる感じはほとんどありません。名古屋、新潟、仙台位からならノンストップで帰ってきてもさほど苦になりません。

 先月24日に弦のゲージを変えてほぼ1月が経ち、その影響が身体全体を巡って大体落ち着きました。発音する時の身体の使い方は、条件反射のようなものです。新しい弦に適した身体の使い方がまとまるにはそれなりの時間がかかります。特に意識して弾かなくても、新しいバランスで弾けるようになりました。


11.18

 今日から練習の始まったこの次のC定期は降り番です。先週と同じくイルジ・コウトさん指揮で
 ドヴォルザーク/交響詩「真昼の魔女」
 ドヴォルザーク/ヴァイオリン協奏曲
  ヴァイオリン:ヴェロニカ・エーベルレ
 ショスタコーヴィッチ/交響曲第9番
というプロです。

 実はこのところ長男スリッパがおなかに毛玉がたまってしまいずっと調子が悪かったのですが、昨日かかりつけの獣医さんの所に行って注射をしてもらいました。昨日の午後から今朝まで絶飲絶食にして、荒れたおなかを治すように言われました。スリッパは夜寝る頃からおなかが空いたらしいのですが、我慢させました。そして明け方4時半頃私はスリッパにパンチされて目が覚めました。(昨日ついでに爪を切ってもらったので、今までのような爪が刺さるのではないかという怖さはありません。)そしてささみを少しあげたのですが、とてもおいしそうにペロッと食べました。そしていつも通りのスリッパが戻ってきました。


11.17

 昨日書いた拍手のフライングについては予想以上に多くの方からの反響をいただき、やはり多くの方が悩まされていらっしゃる事がよく分かります。音が終わってから拍手が来るまでのほんの一瞬の静寂が、演奏会の醍醐味なのに.........と誰もが思っています。あのタイミングで拍手が来るという事は、はじめから最後の瞬間を狙っていなければ出来ません。もうそろそろこの段階を卒業しても良いのでは.........?
 この拍手はわざわざ日本まで来て下さったソリスト指揮者の皆様に対しても失礼です。会場に来て下さっているごく普通の音楽愛好家の皆さんも同様にお感じです。
 「じゃ、どういうタイミングなら良いの?」........そんな事わざわざ聞かなくても、音楽を心から楽しんで自然に反応すれば、自然に良いタイミングになります。
 こういう状態が続くと、本当の音楽愛好家は生の演奏会に行きたくなくなるでしょう。せっかく出かけていって良い演奏を聴いたのに、最後の最後に一発屋のブラヴォーと拍手に一晩の感動を台無しにされるのですから。「誰よりも早くブラヴォーを言うのが偉いんじゃないよ!」と、誰もが思っています。


11.16

 昨日以上に盛り上がった演奏会で、弾いている私たちも気分が良かったです。今回のソリストの皆さんの声を聴いて感じたのは、しゃべるような感じで歌っているのにその声が会場の奥までよく届いているのです。余裕がありながら無理をしないで発音しなければ、このような素晴らしい声にはなりません。こういう素晴らしいお手本を目の前に見て聴く事が出来るのが、N響にいる事の役得です。今日は演奏を楽しんだ上に、目の前にこのようなお手本を見たとても有益な1日でした。
 今日の演奏会で唯一惜しかったのは、拍手がまだ曲が終わる前に来てしまった事です。最後の音が最後の小節の1拍目にあるのですが、楽譜上はそのあと2〜4拍目まで休符があります。つまりその4拍目まで終わって初めて曲は終わるのです。今日の最初の拍手は最後の小節の3拍目に来ています。
 曲が終わった時の一瞬の余韻も音楽に含まれるのです。その一瞬の静寂を楽しんでいる人もいるのですから、そういう人のことも考えて欲しいです。曲が終わった時の余韻はそのとき会場にいる人みんなで共有するものです。せっかくお金を出して演奏会に行っても、こういうフライングの拍手に悩まされるのだったら、自分の家でステレオを聴いている方が良いという人もいるのです。


11.15

 午前中にレッスンをして、12月に開くコンサートのためのアレンジをしてからホールに向かいました。私は楽譜の入力にはFinaleを使っていますが、すぐに再生できるので入力の間違いや具合の悪い所がすぐに分かるのがとても便利です。


純正の電源アダプターとの違いを画像にカーソルをのせてご覧下さい。
色調の違いはお許し下さい。

 楽譜の入力には今では廃盤になっているQY70を使っています。これは一時表示が見にくくなったのですが、液晶を入れ替えてきれいになりました。モバイル音源としてはとても小さくて使いやすいのが気に入っています。Finaleの場合コンピューターのキーボードで音程を指定できるのですが、QY70だと和音を一度に入力できるのが具合が良いです。MIDIインターフェースはEDIROLのUM-1EX、電源のアダプターは秋月電子の12V1Aのものを使っています。これを車検の時にBMWにもらったポーチに入れて持ち運んでいます。持ち運びに一番の問題であった電源アダプターが小さいスイッチング電源になり、とても便利になりました。

 今日は定期初日でしたが、ゲネプロは昨日済ませているので本番のみでした。前奏曲が始まった時はテンポが幾分速めに感じたのですが、全部終わってみたら昨日とほぼ同じでした。今回ソリストの皆さんの素晴らしさのおかげで、今年の名演の1つに入るような演奏が出来たと思います。コウトさんは今回の演奏がとても気に入っていらっしゃるようで、カーテンコールの時とてもうれしそうにニコニコされていました。出来たら2幕だけの抜粋でなく全曲を弾いてみたいです。明日は午後3時からの本番です。


11.14

 朝から色々家の用事をすませたあと、レッスンをしてからホールに向かいました。ホールには4時過ぎに着き、ゲネプロに備えて腹ごしらえをしました。
 明日の本番と同時刻18:00にゲネプロはスタートしました。はじめの部分は2〜3回小返しをしましたが、それからはほとんど通して弾きました。コウトさんはとてもご機嫌で、終わった時にはニコニコして明日もよろしくと言われてゲネプロは終わりました。「前奏曲と愛の死」を弾いて休憩が入り、それから第二幕を通して弾いて19:40位には終わりました。今回のプロは時間的には短めですが、その重量感から弾いていて短いという感じはありません。

 帰りに外苑から4号線に乗ってナビを見ると7号線の下りが異様に時間がかかっています。下りの一之江までの所要時間が45分と出ています。これは事故だなと思ったので、三宅坂で内回りに入って浜崎橋から湾岸線に出ました。こちらは空いていてとても順調に帰れました。

 サンバレーの10周年記念の作品mini91BとSV-192Sはどちらもとても興味があるのですが、SV-192Sだけを予約しました。mini91Bは近い音が好きな私にとても合うだろうと思いますが、今は置く場所の問題もあって断念しました。その音を聞いたら無性に欲しくなるような気はするのですが........
 SV-192Sが手に入ったらMYRYAD MCD500の同軸のOUTをこれに入れてディジタルのコントロールセンターにしようと思っています。でも配置をどうするかは工夫の必要があります。

mini91B
SV-192S
写真はサンバレーのホームページからお借りしました。

 SV-91Bとmini91Bでバイアンプ駆動をすると面白いかもしれませんが、Devonは入力が高域と低域に分かれていないのでバイアンプは出来ません。


11.13

 午前中に楽器屋さんに行って、昨日預けた楽器を取ってきてからホールに行きました。指板をきれいに削っていただいたのと同時に、楽器そのものもきれいに磨いていただきました。13:00からの練習の前に楽器を弾いてみたら、思った以上に弾きやすくなっていました。この感激を忘れないように、いつも楽器の状態を管理しておかないといけません。もう1台の方は状態は良いのですが、状態の悪い楽器に引きずられて弾き方が少し悪くなっていました。
 弾き方はとても微妙なバランスの上に成り立っているので、何かおかしいとすぐに悪い弾き方になってしまいます。そのポイントをきちんと分かっていて、いつもそれを確認していないといけません。ちょっとした事で弾き方がかなり変わります。

 今日の練習についての印象は昨日と変わりありません。コウトさんの意気込みがズシッとこちらの肩にのし掛かってくる感じで、とても迫力があります。今日のステージ・リハーサルの写真を撮ろうと思ってカメラを持っていったのですが、タイミングがうまく合わず写真は撮れませんでした。たぶん明日も同様の進行になるでしょうから、今回は写真は諦めました。(私の所からだと大体背中しか撮れないのです。)
 明日はいよいよGeneral Probeゲネプロです。本番と同じく18:00に始まります。

 練習が終わってから渋谷のヤマハに楽譜を買いに行きました。欲しかった楽譜の他に、CarlFischer版の小品集を見つけたのでそれも買ってしまいました。いつもだと渋谷から帰る時は箱崎まで下道を行くのですが、今日は交通情報を見ると首都高が空いているようなので高樹町から3号線上りに乗りました。そして環状線は外回りで江戸橋→箱崎を通って家に帰りました。最近は車の台数が全般的に少なく感じます。


11.12

 今日からソロの入った練習になりました。今日の練習は練習所です。トリスタン: アルフォンス・エーベルツ イゾルデ: リンダ・ワトソン 国王マルケ: マグヌス・バルトヴィンソン ブランゲーネ: クラウディア・マーンケ メロート: 木村 俊光というソリストの皆さんです。
 コウトさんは何か期するところがあるような感じで、全身全霊で指揮されています。第2幕が終わったところで、フラッとされたようでした。それにしてもものすごい意気込みの指揮です。
 今回は「前奏曲と愛の死」はワトソンさんのソロ付きで演奏します。コウトさん、ソリスト陣のおかげで、今回の「トリスタンとイゾルデ」はとても印象的なものになりそうな予感がします。明日あさってとホールで練習して本番を迎えます。

 「1日に2度第2幕を弾く事はできない。」というコウトさんの言葉で、練習はお昼には終わりました。私はおなかがすいたのでお昼を食べてから、楽器屋さんに行って指板の凸凹を削ってもらうために楽器を預けました。このところ音の出方が気になっていたのですが、昨日指板を見たら弦のあたるところに溝が出来ていました。この修理は1泊が必要なので、明日13:00からのホールでの練習の前に取りに行き、それからホールに行きます。(楽器屋さんからホールまでは20〜30分です。)明日のHauptProbeは13:00〜17:45です。あさってのGeneralProbe(ゲネプロ)は18:00〜21:00です。本番は最初に「前奏曲と愛の死」を弾いて休憩、そしてそのあと第2幕を通して弾くという形で、全体としてはほぼ2時間位で終わるそうです。


11.11

 今日までカラオケ(ソロなしのオーケストラのみ)の練習でしたが、明日からはソロが入ります。私たちは「トリスタンとイゾルデ」に限らずワグナーの楽劇はほとんど弾かないので、「前奏曲と愛の死」はともかく、それ以外の部分は今回初めて弾きます。あるいは部分的には弾いた事があるかもしれませんが、記憶に鮮明に残っている、というわけではないので初対面とほぼ同じ状態です。ですから今回のように、練習所で3日、ホールで2日とじっくり練習してもらえるととても助かります。明日からいよいよ練習も佳境に入っていきます。

 今朝もエンジンをかけたら同じアイコンが出てきました。昨日は気がつかなかったのですが、今日はアイコンとともに冷却水のレベル不足というメッセージが出てきました。行きはしばらくしたらそのアイコンは消えたのですが、帰りはずっとそのアイコンが出たままになってしまいました。原因がハッキリしたので、帰りにディーラーに寄って直してもらいました。


11.10

 今日からイルジ・コウトさん指揮の「トリスタンとイゾルデ」の練習が始まりました。ヨーロッパでも「前奏曲と愛の死」〜第2幕という形でコンサートをされていらっしゃるそうです。今日はオケのみで、まず前奏曲と愛の死を、そのあと第2幕を練習しました。
 ワグナーの曲の進行は日本人にはついて行きにくい位粘着気質を感じます。前奏曲など15分経ってもまだ1ページ目を弾いています。不思議な事に時間を気にしている時は時間は過ぎていかないのですが、この世界に入り込むとアッという間に時間は過ぎていきます。雑念があると長く感じる、という事のようです。
 「トリスタンとイゾルデ」は部分的に弾きにくい所はありますが、全体としては指環のジークフリートや神々の黄昏ほど難しくはありません。

 今日久しぶりに自分の車で移動しました。朝エンジンをかけた時に今まで見た事もないラジエターのアイコンが表示されましたが、その内容を知りたくてマニュアルを見ているうちにそのアイコンは消えました。そして今日1日走ってなにも起こりませんでした。今日はディーラーが休みの日なので、明日帰りに寄ってその内容を聞いてこようと思っています。それにしてもラジエターのアイコンにはドキッとしました。


11.9

 ポーランドに行っている理恵子がホームページを更新しました。ヴィエニャフスキはポーランドを代表する歴史上の名ヴァイオリニストで、ヴァイオリン協奏曲2曲、華麗なポロネーズ2曲、スケルツォ・タランテラ、モスクワの思い出などの名曲を作曲しています。私はそのお墓の写真を初めて見ました。

 今日1週間ぶりに愛車が戻ってきました。116はハンドルが重かったのでその癖が残って、ディーラーから道に出る時にハンドルを切り過ぎてしまいました。今回の車検は結局17万位かかりましたが、サービスフリーウェイのおかげで色々な所を直してもらいました。(フロント・ブレーキ、バッテリー、タイヤなどはさほど消耗していないので、もう少しこのままで行く事にしました。)
 家に帰って早速携帯の電話帳をiDriveに読ませました。説明書を読んでも最初はあまり意味がよく分かりませんでした。でもいろいろやっていくうちにiDriveに電話帳が突然表示され、無事読み込みに成功しました。

 明日からは「トリスタンとイゾルデ」の練習が始まります。普通の定期と違って、普通の練習3日のあとHP(Haupt Probe)、GP(General Probe)があり、本番が2日続きます。ゲネプロが本番の前の日にあるので、普通の定期+2日というスケジュールです。同じ日にゲネプロと本番をするとソリストは喉が大変でしょうから、オペラの時はいつもゲネプロと本番は違う日にします。前に新国でジークフリート(2003年3月)神々の黄昏(2004年3月)を弾いた事を思い出します。


11.8

 今日はN響は横浜みなとみらいホールでB定期と同じプロで演奏会をしています。今回私は降り番なのですが、みなとみらいホールは私の家からはほとんど首都高のみで行けるので、電車よりずっと速く行けます。今のBMWになって最初の遠出が横浜みなとみらいだったので、とてもよく覚えています。最近はガソリンも値段が下がってきました。でも元値が半分以下になっているのに、なぜもっと値下がりしないのでしょうか?
 代車の116の表示を見ると燃費は10.5km/lを示しています。525ではお目にかかれないような数字です。
 来週はワグナーの楽劇「トリスタンとイゾルデ」から「前奏曲と愛の死」第2幕を演奏会形式で弾くA定期です。練習所で月曜〜水曜まで練習、木曜日と金曜日はホールで練習、土曜日と日曜日に本番というスケジュールです。

 夜になってプリントをしようとしたら、うまくいきません。ネットワークの設定を1時間近くかけてやり直したら、なんとかきちんとプリントできるようになりました。プリンタがつながっているAirMacの設定の問題でした。AppleCareに電話をして言われた通りにしても、必ずしも解決しません。最後は電話で聞いた事を基に試行錯誤をしないといけません。こうなるとすぐ半日が無益に過ぎてしまいます。

 夕方パンジーの株が4ケース(1ケース24株ですから、96株あります。そんなにどこに植えるの?)また届いたので、明日は朝早起きをして植えないといけません。そして午後からは車検に出していた525を取りに行かないといけません。この1週間は車ではほとんど出かけていないので、代車の116には馴れずじまいでした。特にアクティブ・ステアリングに馴れた身には、カーブの立ち上がりなどハンドルが重くて苦労します。


11.7

 このところ連日3時過ぎまで夜更かしが続いていて、夜お風呂に入っている時に温まっている間に寝てしまいます。そのおかげで朝は起きられない状態が続いています。今朝も7時半に一度起きて、その後10時過ぎまでまた寝てしまいました。

 最近は1階では私はSV-4+Rogers LS5/9で聴く事が多いのですが、今日は久しぶりにSV-91B+Devonで昨日聴いたサン・サーンスの作品集を聴きました。私の原点の音を聴いた気分で、聴いた後ホッとしました。そしてまた新たに色々なイマジネーションを起こされました。
 このところのゲージ事件でひょっとすると感覚が変わっているのではと思ったのですが、SV-91B+Devonを聴いてみると音に対する感覚の基本線はなにも変わっていませんでした。演奏上には大きな影響のあったゲージの問題ですが、音に対する基本的な姿勢を変えるような事ではありませんでした。そして再度自分の楽器と弓、そして一生懸命作った3つのセット(SV-91B+Devon、SV-4+Rogers LS5/9、SV-501 SE+Stirling)に惚れ込みました。


11.6

 朝起きてリビングでCDを聴き始めたら、何とも寝ぼけたような音がしています。サン・サーンスのヴァイオリン作品集なのですが、全然魅力的でない音がします。2〜3曲聴いてふと見上げると、なんと高域を担当する42シングルの電源が入っていませんでした。人に借りて初めて聴くCDだったので、最初は古い録音なのでこんな音なのかな?と思いました。電源を入れ直して聴いたら、当然のことながら活き活きした良い音でサン・サーンスの1番の協奏曲が聞こえてきて、ホッとしました。栄子先生に大いに笑われました。(^○^)

 今まで写真を見るためのソフトとしてExpression Mediaを使ってきました。まだiViewMedia Proといった頃から使っています。サムネイルでの読み込みが速くて使いやすいので、ずっと使ってきました。ですがD90に付属するView NXというソフトがビューワーとしても使いやすいので、こちらに乗り替える事にしました。サムネイル一覧とイメージビュワーの2つのモードを切り替えながら使えるのがとても便利です。
 iPhotoも昔に較べてずいぶんスピードアップしたし使いやすそうなのですが、私にはView NXの方がピッタリ来ました。

 弦の太さはいろいろやってみるととても奥の深い問題です。楽器固有の張りの強さ、弦の張りの強さ、弾き手の弾き方、筋力と音への嗜好など色々な要素が絡み合って初めてその妥協点が決まります。
 太すぎると発音するまでにワンクッションが必要で、弾く時はその分早めに準備をしないといけません。細ければその心配はないのですが、芯までしっかり鳴ったという手応えは薄くなります。また楽器が耐えられる張りの強さを掴んで、その範囲内で弾かないと音が潰れてしまいます。
 文字で書くと難しそうですが、色々な曲を弾いてみるとすぐに体に馴染んできます。


11.5

 昨日は夜も携帯をいじっていたので、またまた夜更かしでした。できるだけ前の携帯の環境に近くしようと、色々苦労しています。でも前はP、今度はFとメーカーが違うので、なかなかうまくいきません。さすがにFOMAは通信速度が速いので、今まで読み込むのにかなりの時間がかかっていた交通情報など、すぐに表示してくれます。これならmovaに固執する必要などなかったな、というのが実感です。ワンセグ機能については我が家の近くではアンテナがあまりないそうでまともに見られません。

 今回せっかく代車で116iに乗っているので、夕方市川から箱崎へ、そして箱崎でUターンして市川まで乗ってみました。時間にして20分位でした。さすがに116ですから加速などはのんびりしていますが、普通に乗るには特に不足はありません。でも巡航速度などは体感で同じ感じで運転すると、5シリーズとは10〜15km/h位は違います。でもハンドルを切っていく面白さは堪えられません。同じ土俵で評価する車ではない、というのが結論でしょう。

 少し前のキット屋店主のひとりごとにウレタン・エッジが加水分解したGRFの写真が出ていましたが、私も4年前に同じことを経験しています。

 輸入代理店のTEACに電話したらエッジを張り替えてくれるとの事だったので、その場で修理をお願いしました。TEACのサービスマンが取りに来てから、エッジを張り替えて戻ってくるまではほぼ2週間でした。今ではそのDevonは1階でSV-91Bとの組み合わせで私の1つの基準の音を鳴らしてくれています。
 はじめは2階リビングにいたDevonですが、試行錯誤の末にSV-91Bと組み合わせて1階に安住の地を見つけました。そしてStirlingはSV-501 SEとコンビを組んで2階リビングに引っ越しました。
 キャラクター的に考えると、SV-91B+Stirlingを響きがより重い1階に、SV-501 SE+Devonを響きの軽い2階に持っていくのが良いと思われます。でも実際にやってみると91B+Stirlingを1階で鳴らすと鳴っていない部分を感じますし、501 SE+Devonは気持ち音が軽過ぎに聞こえます。(スピーカー単体の音が分かったとしても、その活かし方は部屋との関わりで決まってくるのです。一見合わなそうなスピーカーでも、使い方次第で化けるかもしれません。)スピーカーを入れ替えたら、2つともちょうど良い感じに変身しました。いくら頭で考えても、実際にやってみると少し違うという部分が出てきます。そして実地にやってみる中から、最良の解決法が自然に浮かび上がってきます。自分の耳を信じてやってみるしかありません。


11.4

 まず最初に今月15日(土)に船橋市民文化創造館 きららホールで開かれる「國谷尊之&根津理恵子 ピアノコンサート in きらら」をご紹介します。国谷尊之先生との馴れ初めについてはこちらをご覧下さい。

 今日は午前中は2件の用事に、午後からは携帯の機種変にかかりきりになってしまいました。車の携帯用のコードをFOMA用に替えるのが思いの外に高いので、今までずっと時代遅れのmovaを使ってきました。でも今の車にしばらく乗るので、今回の車検でコードをFOMA用に替えることにしたので、今日携帯も機種変しました。この前栄子先生と理恵子の機種変の時にも感じたのですが、料金プランが分かりにくいのと手続きが煩雑なのは何とかならないのでしょうか?こちらが機種を前もって決めておかなかったせいもありますが、すべての手続きが終わるのに2時間半位かかりました。

 このところ家の用事でほとんどまともに弾けていません。今日で何とか用事は済みましたから、明日からは普段の生活に戻れると思います。


11.3

 昨日植えられなかったパンジーの残りを午前中に4時間ほどかかって全部植えました。午前中からこのように体を動かす事など滅多にないので、終わったらとても疲れました。でも家中の花壇がこれで装いを新たにしました。来年の春にはきっと満開になるでしょう。

 夕方近くのショッピングセンターに買い物に行きましたが、同じBMWでも代車の116は手応えがかなり違うので面食らいます。まずハンドルの重さがかなり違い、右折して加速しながらハンドルを戻す感覚がまるで違います。まあ今週はほとんど出かけないので、あまり問題はありません。ホイールベースが230mm違うのですから、乗り心地はかなり違って当然です。でも高速で長距離というのでなければ、小さくて取り回しの良い1シリーズは扱いやすくて良いです。

 先月の下旬からずっと気になっていたOliveのG線は、弦の反応がほとんど呑み込めました。やはり私の楽器では16 1/2の方がずっと自然な音がしています。そして前より弾きやすくなりました。とはいってもこういう事はだいたい弾いている本人だけが気にしていて、周りで見ている人には違いが分からないケースの方が多いのですが.........

 というような具合で、今日は私にとってはやりたい事ができた良い日になりました。


11.2

 昨日花屋さんからパンジーが300株近く届いたので、朝1/3くらい植えました。レッスンがあるのでそこで一休み、夕方からまたしようという話になったのですが、日も落ちて暗くなってしまったので明朝早起きして植える事になりました。2人で庭をしていると、スリッパが窓の所に来ます。


おかあさま、そしてついでにおとうさま
なにしてるの?

 そして今日車検で車をディーラーに持っていきました。来週の日曜日に戻ってくる予定です。その間は白の116が代車です。車検は丸1週間かかるので、B定期+横浜定期の今週にしました。今車の状態は絶好調なので、少なくとも次の、できたらその次の車検までこのまま乗っていきたいです。


11.1

 私は学生時代に縁あって青山の田中さんという楽器屋さんに巡り会いました。田中さんの所にはその当時、色々なソリストやオーケストラ・プレーヤーが出入りされていました。私もその田中さんのおかげで色々な方に巡り会いました。当時は夕方になると田中さんから電話があり、それから青山まで出かけていく事がよくありました。はじめはヴァイオリンを弾いたり聴いたりしているのですが、そのうち湯飲みで酒を飲むコースに入っていきました。近くの飲み屋に出かけていく事も何回もありました。とても楽しい思い出です。

 そして田中さんに行くようになってから、弦は基本的にOlive-endになりました。(基本的にというのは、E線は色々な弦を使ったからです。その当時からOliveはありましたから、40年以上前からこの弦は輸入されています。)当時は色々なメーカーがガット弦を作っていましたが(当時はKaplanとかWondertoneという弦もありました。私たちの年代にはとても懐かしい名前です。Kaplanは今ではギター弦のメーカーに吸収されて、E線だけが残っています。その昔のKaplanのA線Deluxeは良い音でした。)、今ではガット弦はほぼPirastroしか作っていません。
 Pirastroには2つのラインがあり、1つはEudoxa、もう1つはOliveです。私が使っているのはOliveですが、特にG線のゲージが全体の音のバランスにすごく影響します。G線は田中さんの頃からRigidの16 3/4を使ってきました。この16 3/4は特注だそうで、普通は15 1/2〜16 1/2が売られています。Rigidでない弦は15 1/4〜16 1/4です。
 昔は更に太い17という物もありましたが、今では作られていません。私も一度この17を試しましたが、私には強過ぎました。

 Rigidと普通の弦の違いはどこにあるかというと、Rigidは硬巻きですから弦の振動の巾が普通巻きの弦に比べて小さいので、音が締まってきます。Rigidでない太い弦は音がぼける傾向があります。つまりRigidの太い弦は「ズシーン」という感じの締まった音が特徴です。ただ良い事だけではありません。その点については最後に書きました。

 私は16 3/4をやめて16 1/2にしたのですが、このわずか1/4の違いでもかなり音と反応は違います。これが16 1/4になると、さすがに手応えが弱すぎました。それにしてもOliveのG線はとても高くて、気楽に試せる金額ではありません。ユーロが下がってきたので、これからは少しは安くなるのかな?
 ただこのゲージの問題は楽器や弓によって、更には弾き手によってすごく音が変わります。ここに書いているのは私の楽器と弓の場合の話です。ですから他の方の場合には同じゲージでもまるで違う結果が出るかもしれません。ただゲージがほんの少し変わるだけで、奏法にはとても大きな影響があります。弦の種類だけでなく、太さにも関心を持って試してみる事を強くお奨めします。新しい発見があると思います。

 ボリュームを出したい時は弦が反応してくれる範囲内であれば、太い弦の方が良い音が出てきます。ですがRigidの太い弦は張りがとにかく強いので、スピッカート系のボーイングはとてもコントロールが難しいです。また柔らかい音の発音も気を遣わされます。このボリューム感とボーイングの融通性をバランスにかけて、今の私の環境と状態では16 1/2の方が望ましい反応を示してくれたので、こちらに乗り換えたわけです。弾き手はいつも自分を最上に表現してくれる道具を求めています。道具が自分に合わないと、その道具が自分の足を引っ張ってしまう事があるからです。
 この話は最後はオーディオの話と同じ側面を持っています。でも今日はここでお終い・・・・(笑)


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