昭義のひとりごと2009年7月分  


このページは私の日記のようなものです。私の感じること、周りで起こったことを書きます。

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生徒さんへの重要な連絡があります。こちらです。(2009.8.6 )必ずご覧下さい。

栄子先生のひとりごとはこちらです。理恵子の公式サイトはこちらです。
根津理恵子の ポーランド通信第15回がアップされました。 こちらからどうぞ!


7.31

 午後から車で都心を抜けて楽器屋さんに行きましたが、そこら中ものすごい渋滞でした。行きも帰りも5号線下りでの事故の影響で、一寸刻みの渋滞を何キロも味わいました。
 本論の弦の話ですが、一時期ユーロが上がった時に弦の価格が上がりました。でもその後ユーロのレートが下がっても弦の価格はあまり下がっていません。その差額はどこに消えているのでしょう。弦1セットが18,000円超というのはハッキリ言って異常です。弦代が支給される人は良いですが、自腹で買わなければいけない人はたまらないです。弦が突然切れないように、湿度管理をしっかりしなければと思いました。

 今日で7月も終わりです。アッという間に過ぎてしまった感じです。その中で8月になったらmini91Bの姿が見えそうです。これは玄関脇のレッスン室に樽プリ+mini91B+Autograph miniというラインナップで置く予定です。近いうちに2009年版のステレオのページをまとめてアップする予定です。


7.30

 おとといはサブの楽器のA線が、今日はメインの楽器のD線が切れました。弾いている時は必ずドライをかけるようにしていますが、このところの高温多湿で弦が弱っていたのでしょう。
 スペアの弦も楽器と同じケースの中に入れてありますから、スペアの弦も一緒にダメになっている恐れがあります。もし続いて切れるような事があるとスペアなし!という事になるので、明日スペアの弦を買ってこようと思っています。
 今はガット弦はほぼPirastro1社しか作っていないので、Eudoxa(オイドクサ)とOlive-end(オリーブエンド)の2種類しかありません。最近は色々な材質の弦が出てきているようです。でも長期にわたって良い状態を維持できるものにはほとんどお目にかかりません。たしかにガット弦は当たり外れがありますが、音色的には絶対にガットの方が良いです。ナイロン弦は良い状態はせいぜい2〜3週間しか保ちません。ガット弦は2ヶ月位は保ちますから、維持費はほとんど変わりません。
 この前気になる事があったので肩当てを2〜3回試してみました。でもどのように持っても少しも楽にならず、結局肩当てはやめました。タオルやハンカチを折って肩に入れるのもやってみましたが、これもあまり具合良くありません。肩当てを使った時と使わなかった時では、楽器の持ち方が違います。肩当てを使うかどうか試すのでしたら、それぞれの持ち方の違いを充分に分かって試して下さい。
 また乾燥した季節と違って夏には何も使わずに楽器を持つと汗が落ちる危険があるので、それを防ぐためにハンカチか小さいタオルを使って下さい。


7.29

 午後からリハーサルをしてきました。ホールで弾くと自分の部屋とかレッスン室では気づかなかった事が表に出てきます。近くで気になることが離れて聴くとあまり気にならなかったり、その逆に近くでは気にならない事がすごく問題になる事もあります。リハーサルの時にはあまり感じなかったことが、録画を見るととても気になる事もあります。生徒さんにはこういう機会を出来るだけ持って、演奏を磨く良いきっかけを掴んで欲しいです。
 暗譜したら良い演奏が出来るわけではありませんが、暗譜は最低条件です。特にいつも同じところで間違える場合には、なにか勘違いしている場合がほとんどです。適当に練習して間違えて覚えてしまうと、それを忘れて正しい進行を覚えないといけません。その間違えて覚えたものを忘れる、というのがとても大変なのです。たとえばあるパッセージをいい加減なフィンガリングで覚えたとします。後から正しいフィンガリングを覚えて、練習の時にはきちんと弾けるようになっても、本番のプレッシャーの中で弾いたのは、忘れたはずの最初のいい加減なフィンガリングだった、という経験は誰でもあると思います。
 それくらい最初に覚えたものは最後まで残ってしまうのです。「暗譜する」という事は単に音を覚える事ではありません。一連の動作の連続を身につけるのが暗譜なのです。ですからいい加減に練習するとなにかをきっかけにフラッシュ・バックが起こり、最初に覚えた悪いものが蘇ってくるのです。
 暗譜を単に音を覚える事だと思っていると、いつまでたっても暗譜できません。暗譜は頭でするものではなく、全身の動きのイメージを覚える事です。


7.28

 このところステップとかコンペティションの審査が続いています。明日は色々なコンペティションやコンクールに向けて、わが教室のステージリハーサルを行います。本番のシミュレーションをすることによって色々見えてくることがあります。たとえば本番で初めてドレスアップして弾くと、袖の長さが身体に合っていないとか、靴が足に合わないとかの問題が起きる事があります。リハーサルだけでなく家での練習でもシミュレーションをした方が良いです。またリハーサルで他の人の演奏を聴く事もとても大事です。
 この前審査したコンクールで意外だったのは、参加者のみなさんが自分の演奏が終わった後、ほとんどの方がすぐに帰ってしまった事です。同じ曲を他の人がどう弾くかを聴くのはとても参考になるのに、自分が弾き終わったら「お疲れさま」では勿体ないでしょう。同じ曲でも人によって弾き方は違います。場合によっては同じ曲がまるで違う曲に聞こえる事もあります。同じソース(曲)をどう表現するか?という意味ではアンプの聴き較べに似ている、とも言えますね。


7.24

 今日午前中に玄関横のレッスン室に置いているAutograph miniのインシュレーターの上下を入れ替えてみました。初めて剣山形にした時のことはご報告しましたが、今日その追試をしたわけです。結論から言うとAutograph miniについてはインシュレーターは元に戻しました。というのは響きが普通の置き方の方が出るからです。どちらの音もそれぞれに良さはあるのですが、剣山形で色々なソースを聴いてその音に馴染んだ後、元の置き方に戻したら最初に剣山形にした時とは違う印象を受けました。中低域重視の私はAutograph miniについては普通の置き方の方が好みに合いました。しばらくこれで行きます。
 この2〜3ヶ月の試行錯誤で、低域がかなり整理されました。でもAutograph miniだけは容積が小さいので、あまり低域を抑えすぎない方が良いようです。今度時間があったらDevonとLS5/9も試してみますが、こちらは剣山形で行きそうです。


7.23

 この2〜3ヶ月の変化というのはAutograph miniと樽プリの導入、黒御影石と防振ゴム、インシュレータの剣山化ですが、これはAutograph miniをドライブするメインアンプを探す過程で見つかったものです。現在我が家にはシステムは4つあります。リビングのSV-722(Macintosh形)+SV-501 SE+Stirling、1階レッスン室のSV-310+SV-91B+DevonとSV-310+SV-4+Rogers LS5/9、1階手前のレッスン室のSV-20D+樽アンプ+Autograph mini、離れのレッスン室のSV-14 LB+SV-9t+kitLS3/5aです。今はAutograph miniを聴く機会が一番多いのですが、いつ聴いてもこれはすごいスピーカーです。そのすごさを経験していくと、最初はセカンドスピーカーとして気楽に導入したのに、Stirling、Devon、LS5/9と同列の強者です。口径は小さいですから響きの余裕は不足しますが、メインアンプの違いをとてもハッキリと聴かせてくれます。そしてスピーカーから得るものが最もたくさんあったのはAutograph miniです。
 他のプリだったら多分迷わずにmini91Bをとったのでしょうが、樽プリ+mini300はとても魅力的な音を聴かせて私を迷わせてくれました。仕上げはmini91Bを作る事です。この夏休み中には作り上げたいと思っています。


7.20

 昨日の宝塚ステップも無事終わり、今日は家に戻ってきました。10時過ぎに新大阪を出て、12時半には品川に着きました。のぞみも段々新型車両になってスピードが上がり、所要時間がどんどん短くなっています。そのうち東京→大阪が2時間というような事になるのでしょうか?
 飛行機も新幹線もどちらもエコノミー席はどうしてあのように窮屈に作るのでしょう。まだ日本人の体格が良くなかった頃の規格のままで作られているので、隣に体格の良い人が来たら最悪です。前後は今のままでもせめて横は4人にして欲しいものですね。これからは速度と同時に居心地の良さが決め手になってくるでしょうから、そう遠くない将来に変わってくるでしょうが........

 これでいよいよ落ち着いて普段のペースに戻れます。しばらくご無沙汰だったステレオにもじっくり取り組もうと思っています。そしてこの2〜3ヶ月でかなり変わったステレオの音をまとめたいです。


7.19

 朝から宝塚西地区ステップにアドバイザーとして参加してきました。小さい方たちのジュニアと大人の方たちのグランミューズの2つのジャンルから構成されたステップです。今回はヴァイオリンとのアンサンブルの部には15人の方が参加されました。小さいお子さんから社会人まで色々な年代の方が弾かれました。私もほとんど知らないラヴェルの遺作のソナタを弾かれた方もいらっしゃいました。弦楽器の人にはこういう発表の場はあまりありませんから、こういう催しに出来るだけ多くの弦楽器の人に参加して欲しいと思います。我が市川フレンドステーションも室内楽ステップを予定していますので、出来るだけ多くのヴァイオリニストチェリストに参加していただきたいです。
 今日はアドバイスが始まったらあっという間に1日が過ぎてしまった感じです。最初は長くて辛い長丁場を想像していたのですが、今日は大変だと思う暇もないうちに終わってしまいました。というかそうやって自分を鼓舞しないと持たないスケジュールではありました。今日1日アドバイスをしてつくづく感じたのは、アドバイスやコンペの審査は弾いている人達のエネルギーを正面から受け止めないといけないとてもハードな仕事だということです。


7.18

 4時過ぎののぞみで大阪に来ました。夕食を食べてからホテルに戻ったところで、N響の理事長にお会いしました。今日はN響はザ・シンフォニーホールで「夏」の公演をしています。理事長のお話では昨日も今日もとても沢山のお客様がいらっしゃり、指揮者もとてもご機嫌だったそうです。
 今回は途中で写真を撮る暇もないので、一眼は持ってきませんでした。(もしなにかあった時に撮れるように栄子先生のデジカメを借りてきました。)今回は大阪に2泊する上に、楽器を持っての移動ではないので、移動は割と楽です。私は明日は朝10時から夜8時半までの長丁場なので、今日は早く寝ます。


7.17

 明日は午後から大阪に行き、日曜日は朝から宝塚西地区のステップにアドバイザーとして参加します。宝塚西ステップは何年か前に栄子先生と一緒にお邪魔したことがあります。PTNAはピアノの組織ですが、その中でアンサンブルを取り上げる場合もあります。(市川フレンドステーションでも室内楽ステップと名付けて、アンサンブルを取り上げました。)今回宝塚西では第5部にヴァイオリンとピアノのアンサンブルが計15組も参加されます。小さいお子さんから社会人の方まで色々な曲を聴かせていただけるのが今からとても楽しみです。
 N響は今日はNHKホールで、明日は大阪のザ・シンフォニーホールで、あさっては松山で「N響夏」を演奏しています。(プロはドヴォルザークの「謝肉祭」、モーツァルトのピアノ協奏曲第21番、ブラームスの交響曲第4番です。)明日はマチネで16:00開演ですので、私が大阪に着く頃には演奏会も終わっているでしょう。


7.15

 昨日の夜からスピーカの下に入れているインシュレーターを上下逆にする剣山形に挑戦してみました。今まで試したことはなかったのですが、宮城さんがご自身のブログでとても評価されているのに刺激されました。

 Autograph mini、Devon、LS5/9の3つとも同じ反応で、普通の置き方(真鍮が下、ステンレスが上)より音の帯域間のバランスも肌合いも共に良い感じです。普通の置き方よりかすかに音量が下がる感じがします。また曲のテンポが幾分ゆったりするような感じがします。ですが普通の置き方の時に高域に感じるわずかなきつさがなく、帯域のバランスの良さは素晴らしいです。我が家ではどのスピーカーでも良さが出ましたが、他の方のお宅でどうかは私には分かりません。でもインシュレーターを上下逆にするだけですから、追加の出費を伴うわけではないのでこれをお持ちの方は是非お試し下さい。Stirlingだけは剣山が本体にネジで付いているので、これは試せませんでした。
 私の家では前2点の3点支持ですが、左手でインシュレーターが入っているスピーカーの部分を少し持ち上げ(上の写真のインシュレーターがスピーカーに接している部分を左手で持ち上げるのです。)、右手でインシュレーターのセットを外し、その場で上下を入れ替えてスピーカーの下に入れ直せば簡単に試せます。(その間左手でスピーカーの支えておきます。スーパーツイーターなどを上に載せていらっしゃる場合は落とさないようにお気をつけ下さい。)

 最後にこの猛暑でいささか夏ばて気味のスリッパです。


7.14

 今日は午前中に目黒まで出かけましたが、朝から猛暑で車を日の当たる所に10分ちょっと止めていただけで中は暑くなってしまいました。道路情報は途中渋滞している表示になっていましたが、実際に行ってみたら大したこともなく順調に走れました。帰りも江戸橋が混むようだったら湾岸に回るつもりだったのですが、江戸橋が少し混んだだけでした。家に戻ってから近くの買い物に車で行きましたが、気を遣うのは近場の買い物の方です。歩行者自転車の行き交う中を走る方が高速を走るよりはるかに気疲れします。
 高速はたしかにスピードは速いですが、ランプの出入り口以外のところでは皆同じ方向に走るので、一般道より余計な神経を遣わなくて良いのではるかに楽です。
 また私は運転している時にタクシーのするように「デイドライビングライト」(Day Driving Light)を常に点けていますが、他の車にこちらの存在に気がついてもらうためにはとても良い方法です。真っ昼間にライトを点けても気がつかれないという方がいますが、絶対にそんな事はありません。たとえばこちらが右車線を走っていて、左車線の車が右に出ようとした時にこのライトに気がついて車線変更をやめるということを何回も経験しています。今日も2度ほどそういうことがありました。また歩行者に対してもこちらと同じ方向に歩いている人には見えませんが、反対方向に歩いている人にはこちらの存在をアピールできます。クラクションを鳴らすよりよほど効果的です。


7.12

 10時前にホテルをチェックアウトして、今日の演奏会場リーデンローズに来ました。定期の時と同じ11時にゲネプロが始まりましたが、演奏旅行でこのように早い時間にゲネプロが始まるのは珍しいです。これは2時間のゲネプロの後2時間以上空けて3時半から本番をするからです。(ゲネプロでショスタコーヴィッチの5番をフルに弾いた後、本番までに特に金管が回復するには2時間以上の時間が必要です。)

 今日の曲目の中では湯浅さんの曲が一番大きな編成で、打楽器がとても多くなっています。メインのショスタコーヴィッチより大きい編成です。
 今はゲネプロと本番の間の休憩時間です。昨日の新幹線はエアコンが効き過ぎだったのですが、このホールも効き過ぎでいささか調子が狂っています。まだ本番まで1時間半以上あるのですが、早くステージ衣装(夏の演奏旅行ですから燕尾服ではなく黒服です。)に着替えた方が良さそうです。夏の演奏旅行にはどんなに暑くても長袖は絶対に持っていないといけません。その昔甲府から松本への列車のエアコンがものすごく寒くて風邪を引いてしまい、その後新潟への移動日に熱が出て1日苦しんだ事がありました。その時の教訓です。

 開演前のトークののりが良かったため、開演は5分遅れでした。1曲目の「祝賀前奏曲」はHappy Birthdayのパロディーで、リーデンローズの誕生日を祝うものなのでしょう。2曲目の武満さんの「弦楽のためのレクイエム」、3曲目の湯浅さんの新作はお客様には馴染みがない曲なので、今ひとつ乗り切らないまま終わってしまった感じでした。この会場の反応は意外でした。後半のショスタコーヴィッチの5番はとても分かりやすいので、とてものりが良かったでした。今回のコンサートが1回で終わってしまうのはちょっと勿体ないです。
 来週は大阪、その次の週はコンクールの審査と色々のイベントが続きます。


7.11

 今日は午後から福山に来ました。天気がよくないので楽しみにしていた富士山は裾から全然見えませんでした。福山には6時過ぎに着きました。駅前のホテルに泊まっていますが、窓からの景色を見て、前にもご紹介した事を思い出しました。(前のひとりごとを調べたら、2005年3月16日に来ていました。ついでにカバンも紹介していました。)


部屋からの夜景もご覧下さい

 夕食にこちらの名物鯛のあら炊きを食べましたが、とても美味しかったでした。
 明日はリーデンローズの開館15周年記念コンサートで11時からゲネプロ、3時半から本番です。

 この前のスイス旅行では飛行機に預ける大きなカバンと機内持ち込みのキャスター付きの布製バッグを持って行きました。でも軽いカバンにMacBook ProとD90を入れると、それがとても大きくて硬いので取り回しが悪いです。そこで今回は4輪キャスターの大きなバッグを持ってきているのですが、1泊にはとても大げさです。今度Appleから出た13インチのMacBook Proならもっと身軽なのでしょうが.........


7.10

 今日も昨日と同様の進行で練習しました。最初に湯浅さんの新曲『秋風の芭蕉』を練習しましたが、この曲は3楽章からなり、各楽章には基になる俳句があります。練習の初めに湯浅さんからそれについて説明がありました。そのあとショスタコーヴィッチに移り、次にストラヴィンスキーを弾きお昼休みになりました。午後は武満さんとアンコールを練習しました。今回のプロは前半の曲は割と短めですが、曲数が4曲と多い上に、楽器編成が曲ごとに変わるので、結局はとても時間がかかりそうです。
 明日は移動日、あさってはいよいよ本番です。明日は午後から新幹線で福山に向かいます。あさっては本番が15時半に始まるので、演奏旅行には珍しく11時〜13時までゲネプロがあります。


7.9

 今日からは山下さん指揮の福山リーデンローズでのN響コンサートの練習です。湯浅さんの新作、ショスタコーヴィッチの5番、ストラヴィンスキーの祝賀前奏曲、武満さんの順に練習しました。ショスタコーヴィッチも武満さんもデュトワ先生の時に何度も弾いているので馴染みがありますが、他の2曲は初物です。ストラヴィンスキーの祝賀前奏曲という曲は今まで弾いた事がありませんでしたが、"Happy Birthday to you"に基づく短い曲です。明日また同様の練習をしてあさっては福山に向かいます。

 先月末から落ち着いてAutograph miniを聴けていません。福山から戻ってきたら、新しい一歩を踏み出そうと思っています。この前結論を出したように、mini91BでAutograph miniをドライブしようと思っています。管を何にするかという問題がありますが、出来たらWEにしたいです。もしWEでなければ、中域重視の私ならPrimeTubesのVer.4を選ぶでしょう。ナス型300Bにも共感を覚えるのですが、落ち着いて聴けるのはVer.4の方です。mini91Bはインプットトランス付きなので、比較的に作りやすいと思います。


7.8

 明日からはN響の練習が始まります。前はよく福山に行っていた覚えがありますが、最近はあまり行っていないと思います。前は夏の演奏旅行というと、毎年一番長いもので2週間以上がほとんどでした。私が入団してすぐの時など、山陽で4回、山陰で4回、そのあと九週を全県周り、最後に沖縄に行くという3週間近いものでした。この頃は海外旅行も一度出ると40日という長さでした。私も東南アジア+オーストラリアと東西ヨーロッパの2回、40日の演奏旅行を経験しています。この頃は若い人はほとんどがツイン部屋でした。シングルの部屋が回ってくるのは夜遅く1泊するような時だけでした。ですからその頃は海外の演奏旅行は大嫌いで行きたくありませんでした。
 ところがデュトワ先生で海外に行くようになってからは長くて2週間になりました。と同時にシングルが原則になったのです。ついでに言うと飛行機は未だにエコノミーです。また国内旅行も1週間以上というケースはほとんどなくなりました。旅行規定上は国内旅行は4連戦すると1日旅行日を入れる事になっているので、4連戦に1日休み、また4連戦に1日休み、という事の連続で2〜3週間旅行が続いたものでした。でも今では長くても3連戦、4連戦という事はほとんどなくなってしまいました。(とはいってもこれは契約が取れないからそうなっているだけで、条件が良くなったわけではありません。)
 また昔の演奏旅行は一筆書きでかけるようなコ−スで移動する事がほとんどでした。でも最近は交通手段の発達で4時間もあればどこへでも行けるので(本番のある日の移動時間の上限が4時間なのです。)、一見無駄に見える移動の旅行が増えています。また契約した時には4時間で行けていたのに、本番の日になったらダイヤの変更で4時間以上かかるようになっているケースもあります。
 また会場があまり大きくない場合には編成を減らす事もたまにあります。また曲によってはとても編成が大きくて、弦の後のプルトがとんでもない所に行く場合もあります。
 演奏旅行というと、皆様から見るとただ現地に行って弾いてくるだけに見えると思いますが、色々な思いもしない問題が起こるのです。


7.7

 7月になってから色々のことが重なり、気がついたら7日になっていました。なんといっても1階レッスン室のエアコンの不調には参りました。点けてしばらくするとフラップが閉まってしまい、タイマーのランプが点滅します。そのため楽器にドライをかけたくても途中で止まってしまいます。そのためバスタオルにアイロンをかけケースの湿気を吸わせたので、楽器の反応は良くなりました。でもエアコンの不調の原因が分からず困っていましたが、マニュアルをよく見たらこれは室外機の故障だそうでした。
 スリッパは1階レッスン室の窓が大好きで、私が朝起きるとすぐにその窓を開けるように催促します。(放っておくと1日中この窓のところにいます。)本当は窓を開けたくないのですが、開けてくれるまでそこでニャ〜〜と鳴いて待っています。ですから早くエアコンを修理して、DevonとLS5/9の湿気を飛ばしてやりたいのです。

 今週日曜日には福山のリーデンローズ開館15周年記念のN響コンサートがあり、私も出演します。
 ストラヴィンスキー『祝賀前奏曲』
 武満徹『弦楽のためのレクイエム』
 湯浅譲二『秋風の芭蕉』
       ※リーデンローズ委嘱作品,世界初演
 ショスタコーヴィッチ『交響曲第5番』
というプロで、指揮は山下一史さん、プレトークは湯浅譲二さん,溝入敬三さんのお2人で15:00からです。コンサートは15:30開演です。9日(木)10日(金)と練習して、11日(土)は旅行日、12日(日)に本番というスケジュールです。
 翌週はPTNA宝塚西地区のステップのアドバイザーとして大阪に行きます。以前にも栄子先生と一緒に行ったことのある所で、今からとても楽しみです。会場はJRと阪急の宝塚駅からすぐのソリオホールです。宝塚西地区の皆様、よろしくお願いいたします。


7.1

 今年ももう半分が過ぎてしまいました。未だに時差ぼけがあり、午前2〜3時になると目が冴えてしまいます。厚かましくずっとmini300とmini91Bを借りたままになっていますが、昨日今日とまた色々管を替えて聴いてみました。(WE、PrimeTubesのVer.4、ナス型300Bなど)
 スイスでは1回も雨に降られませんでしたが、5日間雨が降らないというのは珍しいらしいです。そういう所からこのジトッとした日本に帰ってくると、まず湿気にウンザリします。久し振りに楽器を手にしたら、湿気ていて音が前に出ません。昨日の夜から午前中までドライをかけてみたら、少し反応が戻りました。これはスピーカーについても同様でしょう。明日からは1階のDevonとLS5/9も音を出して、ドライをかけようと思っています。

 楽器を乾燥させるには、楽器の湿気をケースにすわせるのが一番良いそうです。そのためにはケースを乾燥させないといけません。そのために一番確実なのは、バスタオルにアイロンをかけて、それを中身を全て外に出したケースの中に1時間位入れておく方法です。(ケース自体にアイロンをかけるのはお奨めできません。)その間はもちろんケースのふたは閉めておきます。そして熱気がなくなってから、タオルを取り出して楽器を入れます。湿気がひどい場合はこれを繰り返して行えば良いでしょう。エアコンのドライをかける方法は手軽ですが、湿気の取れ方はバスタオルの方が良いです。まずドライをかけて、それでも今ひとつだったらバスタオルを使うと良いでしょう。梅雨時は結構頻繁に湿気を取ってやる必要があります。


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