4.10
今回の定期は交響曲としては1時間半の超大作なのですが、この前パルジファルを弾いているので案の定短く感じました。ゲネプロの時に先生は第4楽章のテンポをあまり落とさない、という事を説明されていました。普通は1時間40分近くかかるこの曲が、今日は1時間半で終わっていましたから、それだけ第4楽章が流れていたという事です。
先生は15年前と同じテンポで振られているそうです。指揮されている姿を見ていても、とても80代とは思えませんし、緊張感の持続もテンポを維持する力も60代の時と同じです。普通はどんな大指揮者でも年齢による衰えを感じるものですが、実際に弾いていてそんな感じは全然ありません。
パルジファルもすごいと思いましたが、今回のマーラーの9番もとても良い演奏だったと思います。先生もカーテンコールの時、とてもご機嫌でした。
実は昨日の練習中に信じられない事故がありました。1楽章のクライマックスを弾いている時に、何かが壊れたような音が聞こえました。でも誰も何も言っていないので、大した事ではないと思っていたのですが、実はYさんの楽器の表板が割れた音だったのです。

話を聞いたら弓がぶつかったりしたのではないそうで、思い切り弾いていたら突然上の写真の黒い表板の部分が飛んでしまったそうなのです。今までこんな事故は見た事がありません。(楽器の価値という意味では、魂柱があたっているところではないので、きちんと修理すれば大して減額されないでしょう。)Yさんはこの前は弓の事故に遭っています。(上の写真は私の楽器です。事故に遭った楽器ではありません。)
今日はゲネプロと本番のあいだに譜面の入力をしようと思ってMacBookを持っていったのですが、このところの不摂生がたたって盛大に昼寝をしてしまいました。結局持っていったMacBookは日の目を見ませんでした。 |