昭義のひとりごと2007年9月分  


このページは私の日記のようなものです。私の感じること、周りで起こったことを書きます。


このページは下から上へ順番に日付が新しくなっています。前のものを読みたい方はこちらからどうぞ。

生徒さんへの重要な連絡があります。こちらです。(2007.9.28)必ずご覧下さい。

栄子先生のひとりごとはこちらです。理恵子の公式サイトはこちらです。
根津理恵子の ポーランド通信第9回がアップされました。 こちらからどうぞ!


9.30

 今年も既に3/4が過ぎ去ってしまいました。今年の春からの栄子先生の活動を横から見たり協力して行く中で、色々のヒントを得る事が出来ました。中には自分が弾く事にも良い影響を与えた事もあります。
 弓の頭を飛ばしてしまって弓を替えたのとたまたま時期が重なったので、その両方がうまく噛み合ったのでしょう。もしPeccatteを壊すというショッキングな事件がなかったらここまで変われなかったでしょう。この3ヶ月は私にとって今までの人生の中で最も収穫の大きかった時期と言えます。

 この前書いたSV-4のノイズの件ですが、大橋さんから管に原因があるという事が一番考えられるとのメールをいただきました。どの管に原因があるのか調べるためにまず初段の管を左右入れ替え、もしノイズが移れば更にそのどちらに原因があるか調べ、もしノイズが移らなければKT66を入れ替えてみてどの管に原因があるかを調べるようにとの事でした。
 そこでまず初段のEF806Sを入れ替えたらノイズはやはり右から聞こえます。次にKT66を左右入れ替えたら、なんと左右どちらからもノイズは聞こえないのです。しばらくそのままにしてみたのですが、やはりノイズは聞こえてきません。そうなるとソケットと管の接触不良だったのかな?という事になります。まだ結論を出すには時期尚早ですが、しばらくこのままで様子を見る事にしました。
 RogersのLS5/9のセッティングはまだ完璧とは言えません。

 スケール感の点でまだ不満があるのです。元々ニア・フィールド型のモニタースピーカーですから、ピアノの前にLS5/9を出せれば良いのですが、それではレッスンの時に邪魔になります。どのようにこれを手懐けるかがしばらくの宿題になりそうです。スピーカーの左右の感覚、後ろの壁からの距離、スピーカーの内振りの角度の3点をもっと追い込まないといけません。


9.29

 今日は夕方からソルフェージュのレッスンがあるので、その時間は弾けないので教本作りに専念しました。導入部分は開放弦→4種類の指の押さえ方→全調のスケール→ポジションという順に進みます。開放弦と4種類の指の押さえ方まではこの本を中心に進んで行きますが、スケール、ポジションについては練習曲のような扱いにしようと思っています。(今まではポジションの所までをカバーする教本にしようと思っていましたが、他の教本を弾きながらスケールとポジションの基礎を身に付けるように副教材にする事にしました。)
 自作の教本の良い所は、具合の悪い所が見つかったりより良い練習法が見つかった時にすぐに対応出来る事です。(場合によっては生徒によって違う課題を与える事も出来ます。)ある程度まで進んでしまえば課題となる曲はほぼ決まっていますが、導入から中級までの部分をうまくリードする教材はあまり多くありません。どんなに良い教本でも日本語ではなく譜面の小さい物では使えません。最初からしっかり練習する習慣が身に付くようになるか否かは最初の3ヶ月が勝負です。
 昨日栄子先生に教えてもらった体操で指が力を入れなくても指板に貼り付くような感覚を味わえるので、私自身もとても役に立ちました。弓が変わって以来の奏法の変化もいよいよ最終段階に入りました。気持ちが先走ると弾けるものも弾けなくなる、というのが私の体得した結論です。


9.28

 夜栄子先生にこの前の講座でした話を教えてもらいました。導入期の子供を飽きさせないようにするためのいくつかの体操なのですが、ヴァイオリンにもとても有効なので細かく教えてもらいました。脱力しながら一点に集中するのです。うまく出来ないとムキになってのめり込んでしまいます。(きちんと練習出来なくて手袋をはめたようになった手のリハビリには持って来いです。)勿論そのままヴァイオリンに使えるわけではありませんしそれが出来ればヴァイオリンがうまく弾けるわけではありませんが、とても良い刺激を受ける事が出来ます。この方法は栄子先生が教えている中で見つけたものだそうで、私もありがたく使わせてもらいます。
 要するに何かが起きた時にそれに対していかに素早く対応出来るかの問題です。そのためには何が必要なのかをあらためて教えられました。そして子供が音楽をして行く上でセンスという言葉で片づけられてしまう事の正体の一部がこういう事の中にあるのではないでしょうか?この基礎をきちんと身に付けていないと、その先どんなに良い教育を受けてもそれを活かせないのですから。


9.27

 昼ごろ雑草取りを始めたらポツリと雨が降り出し、離れの前の雑草を取り終えたらずぶ濡れになってしまいました。その後シャワーを浴びてお昼を食べたら晴れてきました。私たちが外にいた時だけ降っていたようです。でも離れの前は見違えるように綺麗になり、やった甲斐があったというものです。

 昨日書いた今使っているカラーレーザープリンタは沖電気のC8600dnで、去年の末に買いました。

 この前黒のトナーがなくなって交換しました。また時々マゼンタの縞模様が出る事があるので、一緒にマゼンタのドラムカートリッジごと交換しました。今日プリントしていたらシアンのトナーが少なくなっているとのメッセージが出ました。あと半月くらいで交換しないといけないでしょう。イエローのトナーは残り1/3位になっています。私のペースだとトナーは大体9〜10ヶ月位しかもたないようです。(このCMYKの4色のトナーはかなり高価です。)
 教本作りにもう1つ欠かせないのが製本器です。初めは人に奨められて糊を加熱してつける形の製本器を使っていたのですが、小さい子の手にかかるとあっという間にはがれてしまうのです。そこでリング式の製本器に移りましたが、今使っているのはその2台目です。教本のように何度も手荒く使われるものの場合には、厚口の専用紙を使うべきでしょう。そのため厚口の用紙を3000枚買いました。
 この製本器は自分専用の譜面を作るのにも大活躍です。譜面をコピーしてそれに自分の指遣いやボーイングを書き込んだものを本にするのです。小品の場合は枚数も少ないので紙絆創膏ですみますが、ソナタや協奏曲の場合は楽譜の両面コピーさえ出来ればアッという間に本に出来ます。
 私はこの製本器を使ってネット上の資料をいくつも本にしてきました。上のプリンタと組み合わせると家にいながらカラーのマニュアルを製本出来るのでとても重宝します。


9.26

 去年の今日のお昼に母が亡くなりました。その日はたまたま最初の1コマ目だけが出番だったので、終わり次第新橋の国立がんセンターに駆けつけました。11時半過ぎには病室に着いたのですが、それから1時間ほどで母は息を引き取りました。最後は苦しそうにしていましたが、亡くなったあとの顔はとても穏やかで綺麗でした。

 今日からの10月分のA定期は降り番です。昨日の夜気になっていた事を今日は色々試してみました。子供用の教本なので見やすいように譜面の大きさを120%に拡大していたのですが、出来上がりが見難かったのです。譜面を120%に拡大したもの、100%の譜面の符頭(音符の頭)だけを大きくしたもの、100%の大きさのデフォルトの譜面の3種類でプリントしてみました。またページの余白(InDesignのデフォルトは20mm)と5線の巾が合わないのも見難い原因でした。120%に拡大した譜面を読み込んでページの余白を15mmにしたら整理されてとても見やすくなりました。上下左右ともに1cmの余裕ができてレイアウトが楽になりました。
 それにしてもその前に使っていたモノクロのA3プリンタが15万位していたのに(ポストスクリプト対応だから高かったのですが)、10万ちょっとでA3対応のカラーレーザープリンタが買える時代になりました。確かに写真については高性能なインクジェットには追いつきませんが、普通の写真なら充分に使えます。教本での説明に色が使えるのはとても便利です。何といっても気に入っているのが両面印刷を標準でサポートしている事です。(今までは両面に印刷しようとすると色々エラーが起きました。)プリントのダイヤログで「両面印刷なし、長辺とじ、短辺とじ」の3種類から選べます。

 今0時半くらいですが、1階で久しぶりにゆっくりCDを聴いています。SV-4+Rogers LS5/9とSV-91B+TANNOY Devonの両方を同じソフトで聴いています。私の基本的な好みはSV-91B+Devonですが、Rogersの方は同じ曲でも全く違う面を見せてくれます。ただ最近右チャンネルのSV-4から「ブツブツッ」というノイズが出てきています。Devonからは聞こえないし左右を入れ替えるとノイズも移るので、原因はメインアンプにあるはずです。


9.25

 今日は来年の大河ドラマ「篤姫」のテーマ録りでした。吉俣良さん作曲、井上道義さん指揮でした。

 今日はテーマ曲だけを録ったので、11時に始まって12時過ぎには録り終えました。録画がからむ場合は101スタジオですが、録音だけの場合は509スタジオで録ります。右の写真のようにたくさんのマイクを使います。

 テーマ録りが思ったより早く終わったので、早々に家に戻って別棟の模様替えをしてから、ずっと教本の楽譜の入力をしました。Finaleの使い方はとても複雑で、一度出来た事も次の機会にはすっかり忘れている事が多いです。オンラインのヘルプしかないというのはある意味とても不便で、ヘルプをすべてプリントして製本する事など現実的ではありません。Finaleは操作法はバージョンが新しくなってもあまり変更がないので古いバージョンの紙のマニュアルを読んで、それを新バージョンでも試しています。
 教本の作り方で問題になる事を初めのうちに洗い出しておかないと、あとですべてやり直しになってしまいます。最初の教本より曲数が多いので、楽譜を詰めて配置すると見難くなります。だからといって隙間を開けるとページ数がとても多くなってしまいます。ここら辺のバランスの取り方が難しいです。
 次の定期は私は降り番なので、その1週間の間に楽譜の倍率とか余白の取り方など色々やってみようと思っています。いつになったらSV-14(プリアンプ)に手が出せるのやら..........困ったなぁ、スリッパの手でも借りようかな?


9.24

 今日はN響はお休みで、レッスンと教本の手入れをしました。教本は一度ある程度まで手を入れたのですが、折角やるのなら内容的にも最初から全部作り直そうと思い完全に新しくしています。アウトラインのイメージは決まっているので、あとはどれだけ早く譜面を入力できるかです。ちょうど良い具合に10月は割と時間があります。
 譜面はFinaleで作り、それをEPSで書き出します。奏法については写真入りで説明した方が分かりよいので、デジカメ(D80)で写真を撮りそれをAdobe Photoshopで細工します。そしてそれをAdobe InDesign上でまとめるというのが教本の作り方です。OS 9までの時はDTP(デスク・トップ・パブリッシング)ソフトは同じAdobeのPageMakerでした。古い教本は今では古い機種でないときちんとプリントできなくなってしまいました。
 この前カラーレーザープリンタを手に入れたので、写真も見やすくなりました。それに大事な事を強調するのに太字やアンダーラインだけでなく、色を使って目立たせる事ができます。
 ついでに言うと製本器も今までの物の歯が欠けてきたので、今までより高機能の物に入れ替えました。

 この前子育て講座のシリーズの第1回をした栄子先生ですが、初めはあまり人が集まらないのではないかと心配していました。それが第1回の前には4回シリーズのチケットでほぼ満席の状態になってしまいました。次の講座は既にキャンセル待ちの状態になっているそうですが、第3回目からはさらに広い会場に移るので、多くの方に聞いていただけるようです。


9.23

 昨日というか今朝寝たのは2時半でした。以前はOSの動きがおかしい時はハードディスクをイニシャライズしてもう1度インストールし直せば良かったものでした。それにそうしてもそれほど大した手間はかかりませんでした。ところが今はハードディスクをイニシャライズするのはとても大変な事です。OS自体の容量も大きいし、ソフトもとても規模が大きくなっています。ソフト会社も違法コピーで大きな被害を受けている事はよく分かりますが、そのガードを厳しくすると一番その被害を受けるのはまともに金を払って使っている正規ユーザーです。今回もソフトをインストールし直していて腹が立ってきました。これだけインターネットを使えるのだったら、シリアル番号を何十桁にするのではなくもっと別の方法を考えたらどうでしょう。

 この寝不足のおかげで今日はとてもきつかったでした。
 今回はオーケストラと指揮者がお互いにまだ探り合いの状態だったようでした。
 ラフマニノフの3番はブラームスのピアノ協奏曲などと同様に、今回も弦はフル編成で臨んでいます。ところがその弦の厚さが災いして、今回はピアノの動きが私のところではあまりよく聞き取れませんでした。展覧会の絵は全体的にとてもゆったりしたテンポでした。今まで持っていた曲のイメージとはかなり違った世界でした。今度のA定期(ティル、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲5番、ブラームスの1番)でこそもっとお互いに馴染んでその本領が分かると思います。


9.22

 今日はリンクのページの更新と手持ちのソフトのシリアル番号を整理し始めたら思いの外に手間がかかり、1時を過ぎてもまだ終わりません。今回のコンサートについての感想は明日書きます。


9.21

 今日はN響は休みです。今日はずっと気になっていた事がめでたく解決したので、とてもうれしいです。そのために昼過ぎに3時間近くいろいろなところを車で走り回りました。
 17日にOSを入れ替えて4日が経ちましたが、まだ設定しきれていないところがたくさんあります。最後に1枚プリントして寝ようと思ったらプリンタをきちんと認識しなかったりで、夜になると色々の問題が頻発します。いまだに解決していない問題もいくつかありますが、最終的にはすべてをリセットしてやり直した方が早いのかもしれません。
 今回MissingSyncでのCLIEとPowerbookの同期で、今までカテゴリーはうまく同期できなかったのが最新バージョンでは修正されていました。今までとても不便だったカテゴリーの管理がとても楽になりました。

 明日は日曜日のオーチャード定期の練習です。モーシェ・アツモンさんの指揮で
1.ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第3番(ピアノ:若林顕)
2.ムソルグスキー/展覧会の絵
というプロです。もともとはコンスタンティノス・カリーディスさんが指揮される予定でしたが、体調不良という事でモーシェ・アツモンさんに変わりました。


9.20

 今日はB定期の2日目でした。今回は初日昨日の方がよく噛みあっていたように感じました。
 ホールの音について言うと管楽器の載っている台の高さが今までより高いので、管楽器の音の抜けが良かったのでしょう。私たちヴァイオリンはその前の平場にいるので、後ろというか横にいる管楽器が今までより高いので弾いていると何となく圧迫されるものを感じます。時間をかけていろいろな曲で弾いてみないとホールの音についてはコメントできません。
 何年か前にプレヴィン先生の体調が優れず来日不可能と言われた時は、今回のようなことはもう経験できないものと思いました。でもそれを押して今回来日して下さった事はとてもうれしいです。近いうちにぜひまた来日していただきたいです。

 それにしても9月も20日なのに真夏日とはどうなっているのでしょう。今日夕方出かける時に夏物のジャケットを着たら、暑くて暑くてたまりませんでした。今日は5時過ぎに家を出たのですが、7号線の上で前を見ると、太陽が正面に見えてサングラスをしていても眩しくてたまりませんでした。高速なので歩行者がいないので救われますが、一般道だったらとても運転しにくかったでしょう。

 去年の9月の今ごろはタン・ドゥンさんの「TEA」の再演に出ていました。この時はサントリーホールでの練習が終わるとその足で国立がんセンターに入院している母のところに行くという日々の連続でした。今だからこそ言えるのですが、TEAの本番初日の時に弓のフロッグが割れてしまった時は母に何かあったのかと思いました。本番のあと栄子先生に電話を入れたら、変わった事はないと言われて胸をなで下ろしたものでした。母が亡くなったのはその2日あとでした。


9.19

 今朝は船橋の伊藤楽器で講座をする栄子先生を送ってから、サントリーホールに向かいました。最近六本木近辺の駐車場代が軒並み上がっているようです。アークヒルズの駐車場も今まで時間600円だったものがなんと800円になっています。これは33%の値上げです。

 今日は改装なったサントリーホールでの初めての定期でした。

 客席のシートも壁も張り替えられたようですが、今までとはセッティングが違うので音に対する影響はよくわかりません。ただ弾いていて弓が強く張られてしまったり弦の音程がすぐ狂ってしまうのはホールがとても乾燥していることを表しています。見た目は床などきれいになっています。
 驚いたのは楽屋でワイヤレスLANにアクセスできたことです。楽屋でPowerbookを開いたら突然「オープンワイヤレスLANにアクセスしますか?」と聞かれました。OKをクリックしたらインターネットにアクセスできました。楽屋のテーブルの上にはEtherのコードも出ていました。NHKホールでも楽屋でLANにアクセスできるようになったという話も聞きました。こうなるとホールでメールのチェックをすることも簡単にできます。便利な時代になったものです。
 本論の演奏の話ですが、私自身としてはもう1日練習が欲しかったです。ラフマニノフだけの私でもそう感じるのですから、全曲出番の人はさぞかし大変だったと思います。プレヴィン先生は私たちに緊張を与えないようにされていますが、曲に対する馴染みが熟成するには時間が少し足りなかったです。楽屋のモニターで聴いていると前半の2曲はなかなか良く聞こえました。オーケストラの中で聴くのと客席で聴くのとの違いを再発見した今日の本番でした。

 今日は楽屋で譜面を入力したかったので、PowerbookとQY70を持って行きました。ところがOSを10.4にした時にMIDIインターフェースのドライバを入れ忘れていました。そこでホールのワイヤレスLAN経由でドライバをダウンロードしたのですが、インターフェースのランプが点きません。FinaleのMIDIセッティングにもUX16(MIDIインターフェース)が出てきません。そこで試しにPowerbookを再起動してみたら、ランプが点き無事使うことができホッとしました。


9.18

 私は今回の定期は前半が降り番になりました。今日は午前中に前半のプロ武満さんとコープランドを練習するので、私の出番は午後のみになりました。そこで急遽午前中に今日フランスに向けて旅立つ理恵子を成田に送りました。その後練習所に行きました。
 プレヴィン先生はラフマニノフの2番は今日はつまんで練習するだけで、明日のゲネプロで通して弾くと言われて午後の練習を始めました。1楽章は通しましたが、その他の楽章は半分から2/3位弾きました。武満さんのセレモニアルはデュトワ先生が海外旅行でよく取り上げられていましたが、その後の2曲は頻繁に弾かれる曲ではありません。ラフマニノフは70分かかるとプレヴィン先生が言われていましたが、明日からの定期はかなり長いものになりそうです。

 練習が終わって家に帰ったら、なんとPowebookを練習所に置き忘れてきてしまいました。1人レッスンをしてから、練習所に取りに行きました。おかげで今日1日で200km以上走ってしまいました。(家から成田の往復が100km、練習所への2往復が100km以上です。)さすがに疲れました。


9.17

 昨日は昼間にソルフェージュの教材を作り、その後ずっと宿題になっていたMacOS X10.4Tigerをインストールしました。OSのインストール自体は30〜40分も待てば終わるのですが、その後いろいろなソフトをインストールするのにとても手間取ります。一番大規模なのはAdobeのCreative Suite3で、InDesign、Photoshop、Illustrator、Dreamweaver(MacromediaからAdobeに移りました。)をインストールします。この他にMicrosoft Office2004、Eudora、FileMaker、Finaleが主なところです。この他にユーティリティをいくつかインストールすれば完成です。
 今回一番手間取ったのがCLIE TH55とPowerbookのiCalを同期させるMissing Sync for Palm OSでした。古いMissing Syncではうまく行きませんでしたが、最新版を手に入れたら何ということなしにうまく行きました。それにしてもOSの入れ替えは最低でもまる1日は優にかかります。バージョンアップしているソフトも思いの外にたくさんありました。今までバージョンアップしても10.4が動作条件になっていて使えなかったソフトがやっと使えるようになりました。
 昨日結局寝たのは午前3時でした。

 今日は改装なったサントリーホールでのB定期の練習でした。今日はラフマニノフの交響曲2番だけを1日練習しました。プレヴィン先生はゆったり目のテンポですが停滞しないで進んでいくので、通して弾くとそれほど長く感じません。今までとても速くて難しいという印象が強かったラフマニノフの2番ですが、今回は仕組みもよくわかり弾いても楽しい演奏会になると思います。
 明日は午前中に武満、コープランドの2曲を練習し、午後からラフマニノフを弾きます。


9.15

 今日はC定期2日目でした。いつも2日目の方がペースを作るのが難しいのですが、今日は割とうまい具合にペースが作れました。
 今日は錦糸町から竹橋まで大渋滞のようで、所要時間35分と出ていました。錦糸町の料金所の手前から渋滞していたので、無条件で錦糸町で下に降りました。そしていつもの裏道を使ってホールに向かいました。下の道はどこも空いていて、予想より早くホールに着きました。 帰りも首都高は大渋滞、いつも通り箱崎まで下で行きました。

 今日の本番は基本的には昨日と変わりありませんが、出来は昨日の方が少し良かったかな?という感じです。来週は久し振りのサントリーホールでのB定期です。今回の改装でどのように変わったのか楽しみです。来週のプロは
武満徹/セレモニアル
 笙:宮田まゆみ
コープランド/バレエ組曲「アパラチアの春」
ラフマニノフ/交響曲第2番
です。ラフマニノフの2番というとスヴェトラーノフ先生が、ラフマニノフはあまり評価されていないがとても良い曲であると強調されていた事を思い出します。プレヴィン先生はどのように振られるのでしょう。今までのモーツァルト・プロ、ラヴェル・プロではともに作曲家としての面が強く出ていると楽屋で言っている人がいました。そう言われてみると確かに今回のラヴェル・プロなどその面が伺えました。


9.14

 今日はC定期の初日でした。ゲネプロはプロ順にマ・メール・ロワ、ピアノ協奏曲、ダフニスとクロエと弾きました。今回のラヴェルプロは特にダフニスなどとても大きな編成ですが、室内楽的によくまとまった馴染んだ響きです。遅めのテンポなのですが絶対にテンポが停滞しないので、弾いていると少しも間延びした感じがしません。というか実際にかかった時間より短く感じます。本番の時もお客様も同じように感じられたと思います。プレヴィン先生は本番は体調の事もあってイスに座りながら指揮されていました。それにしても何があっても全然動ぜずに指揮され、こちらもとても落ち着いて弾けました。

 昨日PMUのリセットをしたのですがPowerbookのバッテリーの持ちはあまり改善されませんでした。バッテリーは交換してから1年以上経つので当然消耗はしています。そこで渋谷のApple Storeに行って新品のバッテリーを買いました。本番の前半の時にフル充電して、休憩から後半にかけて放電して、家に戻ってから再度フル充電しました。
 渋谷のApple Storeではバッテリーを持たすには使い切ってから電源のアダプターにつなぐようにした方が良いと言われました。 新品のバッテリーはやはり持ちが良いようです。

 私が家に戻るとすぐに寄ってくるスリッパですが、ちゃんと相手をしなかったらふて腐れて寝てしまいました。ニャ〜オン!


9.13

 ダフニスとクロエについては最終的な調整をして、練習は軽く終わりました。次にマ・メール・ロワを普通に練習して、午後からはピアノ協奏曲を練習しました。プレヴィン先生は昨日のピアノ協奏曲のカラオケの練習の時に、ソリストは速く弾くかもしれないと仰っていましたがその通りソロのティボーデさんは3楽章などかなり速く弾かれていました。プレヴィン先生は私達を追い込まずにいつも余裕の笑顔で接して下さいます。プレヴィン先生はとにかく音が他の楽器とよく馴染むように注意されています。明日からのC定期はとても楽しめると思います。

 今日家に戻ってから1階のRogersのLS5/9の下に左の写真のように木の台を入れました。そうする事によってイスに座った状態でも右の写真のようになりました。これによって音の抜けはかなり良くなりました。
 また今までのセッティングと較べて、スピーカーの間隔を少し開き2〜3cm後ろに下げました。1階の部屋の基本的な置き方は現在のようにスピーカーをピアノの後ろに置くしかありません。音だけを言えばRogersをピアノの前に出したいのですが、レッスンや演奏にとても邪魔になります。これ以上スピーカーを上げると音の軸が頭より上になってしまうので、これが限度でしょう。あと調整出来る部分はスピーカーの開きと内振りの角度です。(スピーカーの後ろの壁からの距離は最大にしています。)


9.12

 今日はピアノ協奏曲、マ・メール・ロワの順に午前中の練習が進み、午後からはダフニスとクロエを練習しました。ピアノ協奏曲はソロなしのカラオケで進みました。明日は逆順にダフニスとクロエ、マ・メール・ロワ、ピアノ協奏曲の順に練習します。ダフニスとクロエは音がまとまってきて、プレヴィン先生もニコニコされています。先生の棒の元で弾いていくととても柔らかく充実した音になっていきます。今回のラヴェル・プロはとても楽しめるものになると思います。

 今朝は小松川の辺りから流れが悪く、錦糸町で早々に下に降りました。ナビは初めは首都高を行くように言っていましたが、途中から普段言ってこないような道を行くように指示して来ました。その通りに従ったのですが、今日はほぼ1時間かかりました。かなり重症の渋滞という事になります。

 練習が終わった時に控室のテレビを見たら阿部首相の辞任のニュースが流れていました。家に帰ってからもテレビはどこもこのニュースをやっていました。


9.11

 今日からプレヴィン先生のラヴェル・プロの練習が始まりました。

 今日は1日「ダフニスとクロエ」を練習しました。第2組曲はよく弾きますが、その前の第1部はほとんど弾かれないので、まず通して弾いても「あれっ?」、というようなところがたくさんあります。とは言っても先生は充分承知の上でいらっしゃるので、ニコッとされながら練習は進んでいきます。
 無理をしないで他とのバランスをとって良い響きを出すように導かれています。遅めのテンポで全ての音の動きをきちんと出すように言われています。あとは私達が先生の要求にどこまで応えられるかでしょう。出来上がりが先生のピアノの弾き語りのようになれば最高なのでしょう。
 前に全曲版を弾いた時は今回よりテンポが速かったせいかとても難しいという印象が強かったのですが、 今回はじっくりとしたテンポなので前ほど難しいという印象はありません。とは言っても決して簡単な訳ではないです。
 明日は午前中にマ・メール・ロワとピアノ協奏曲の練習をし、午後からダフニスとクロエを練習します。

 夜になって久し振りに1階のステレオを聴いています。まずDevonの音を聴いていますが、スピーカーを意識させない音の出方は変わりありません。ですが音域のバランスについては少し変わった気がします。これがしばらく聴いていなかったからなのか、スピーカーの内振りを少し強めにしたからなのかはしばらく聴き込んでみないと分かりません。今までは焦点が自分の後ろに来るようにしていましたが、今はちょうど自分のところに焦点を結ばせています。次にRogersのLS5/9を聴いてみました。こちらも今までより内振りを強くしています。1階の部屋はオーディオルームではないので、特にLS5/9の方はセッティングは工夫の余地がありそうです。

 普通にイスに座るとLS5/9は左の写真のような角度になります。ところが同じ位置で中腰になると右の写真のようになります。このちょっとした角度の違いで音がかなり違うのです。左の位置だと音の伸びが今一つなのですが、右の位置だと音が伸びてきます。ホンのちょっとした違いでもかなり音が違います。
 今は大きなスリッパの練習部屋になっているのであまり自由に音を聴けないのですが、今日聴いてまた火がつきました。


9.10

 今日は我が家のインターネットがひかりONEに変わりました。とは言っても性能が下がるのですからこちらとしては歓迎出来ません。今のところスピードが落ちたという感じはあまりありませんが、アクセスが多くなれば間違いなくスピードは落ちます。
 ひかりONEに変わってすぐにインターネットに接続は出来ましたが、AirMac関連の接続については時間がかかりました。メインベースステーションを決めてリレーベースステーション3台を設定するのですが、このWDSの設定がなかなか難しく結局は全てのAirMacをリセットしてゼロからやり直しました。今は快調に全てが動作しています。
 調子に乗ってその後1階のiMacG5のOSを10.4Tigerにしました。10月にはOS Xの最大のアップグレードLeopard10.5が出ます。それを前にしてソフトもほとんどが10.4を前提とするようになってきたので、家中のMacのOSを最低限10.4.10にしておかないといけません。近いうちに私のPowerbookも10.4にします。栄子先生と理恵子の場合は本体を替えた時に10.5にします。(それまでは古いバージョンのソフトを使ってもらいます。2人の場合はそれでも別に不都合は感じないと思いますので。) 我が家の一番古いiMacG4/800MHzだとそろそろきつくなってくるかもしれません。

 明日からは9月のC定期の練習です。何年かぶりのプレヴィン先生の指揮が楽しみです。


9.9

 今日は理恵子のヤマハでのサロン・コンサート、朝から色々の用事で走り回りました。昼過ぎに栄子先生と理恵子をヤマハに送り、私は家に戻って両親をヤマハに連れて行きました。
 ヤマハの仮店舗は有楽町の駅前にあります。(といっても私は電車で行った事がないので、地図の上でしか分かっていません。) ヤマハの近くは駐車場があまりなく、あっても満車の場合がとても多いです。今日も両親をヤマハの前で下ろしてから、近くの満車の表示の出ている地下駐車場に5分くらい待って車を入れました。ヤマハに戻って6階のサロンに着いたら、開場の直前で既にたくさんの方が列を作って待っていらっしゃいました。
 コンサートについては栄子先生と理恵子が後でご報告すると思うので、それをお待ち下さい。
 私は弾き手と楽器の相性について強い印象を持ちました。理恵子は前半はヤマハのピアノとピッタリと行っていなかったのですが、プロの後半になったら急にピアノと折り合いが着いたように聞こえました。楽器と上手く折り合いが着くようになると、弾いていてどんどんイメージが膨らんでくるものです。楽器が自分の想像通りの反応をしてくれるようになると、弾き手にはどんどん「ああしたいこうしたい」というイマジネーションが湧いてきます。今日は後半になって理恵子がその感触を得たように感じ、後半は安心して聴く事が出来ました。

 家の近くのショッピングセンターの周辺は週末のお昼以降は大渋滞になります。今日も昼前に買い物に出かけた時はまだ大して渋滞していませんでしたが、昼過ぎは長蛇の列をなしていました。でも7号線に乗ったら後はほとんど渋滞もなく予想以上に順調にヤマハに着けました。いつもこの調子なら車も意味があるのですが、普段の日はここまで順調には行きません。今日は結局90km近く走りました。

 びわ湖ホールと今回のA定期を続けて降り番だった私ですが、あさってからのC定期は出番です。C定期はプレヴィン先生のラヴェル・プロです。
 1.組曲「マ・メール・ロワ」
 2.ピアノ協奏曲ト長調
 (ピアノ:ジャン・イヴ・ティボーデ)
 3.組曲「ダフニスとクロエ」全曲
 今週のモーツァルト・プロとはまた一味違う面を味わう事が出来る楽しい定期になるであろうと今から楽しみにしています。


9.8

 今日は午前中に用事で東陽町に行き、その後羽田に行くという車で移動の1日でした。羽田の第2ターミナルはP3P4がともに満車で入場まで30分という表示を持った係官が立っていました。それで循環車線をぐるぐる回りながらどこか空いているところがないか探したのですが、結局空きが見つからないのでP3に並びました。実際には5分くらいで中に入る事が出来ましたが、それなら人騒がせな入場待ち30分などという表示はやめて欲しいものです。P3の屋上7階にやっと空きがあり、炎天下に車を置いて到着ロビーに迎えに行きましたが、すぐに会えたのでさほど車が暖まる前に発車出来ました。

 家に戻って一休みしてからレッスンをしました。弓を持たずにボーイングの動きをしてもらうときちんと肘からの動きになっているのに、弓を持つと途端に肘と手首の関節が固まってしまう人がいます。レッスンでボーイングの形だけ、鉛筆を持って、弓を持ってと3段階に順にやってもらったら、鉛筆を使っての第2段階まではすぐに慣れました。でも弓と楽器を持つと途端に手首と肘の関節が固まってしまうのです。とにかく音を出すのに力はいらない、という事を感じて欲しいので横から手を添えて弾いたのですが、今までの習慣は簡単には抜けません。このように段階的にやって直らない場合は、本人がよほど不自由さを感じない限りは直すのは難しいものです。問題のありかを感じてもらうように何度も何度も同じ事を注意して、一応問題は分かってもらえました。この先何回かのレッスンで徹底的にこれをやろうと思っています。
 この無駄な力が入るから弾けない、という事は大なり小なり誰にも当てはまる問題です。私が弓を替えて弾き方が変わったという事も、煎じ詰めればこの無駄な力が今まで以上に抜けたのです。この感触を覚えてもらう事が一番大事です。(ただ力を抜けば良いのではありません。しっかりした音を出しながら無駄な力は抜かないといけないのです。だから難しいのです。この感触はとても文字では表現出来ません。)本当はこういう事を直す時は家での練習で元に戻らないように短期間に集中的にやるのが望ましいのですが、社会人の方だとそういう訳にもいかないのが悩ましいです。


9.7

 最強クラスの台風と騒がれた台風9号が今朝上陸して通り過ぎました。昨日の夜は風と雨が凄かったでしたが、それ以外はほとんど影響はありませんでした。今日は理恵子が富山のカワイコンサートで弾くので、東京駅まで送りました。実は台風が来るというので最初は飛行機で当日入りの予定だったのを、富山に前日入りするとか新幹線にするとか色々紆余曲折がありました。結局上越新幹線+ほくほく線という経路で当日入りする事になりました。今日のコンサートも無事終わったそうで、先ほど電話がありました。あさってのヤマハのコンサートの後、理恵子が日記で紹介すると思います。
 今日の首都高は橋の上などでは横風の影響を受けていました。私自身はほとんど横風に悩まされる事はなかったのですが、前を走る車など横に流されているような走り方をしていました。首都高自体は車の数は大した事はなく、順調に走れました。

 今日は最初はメインの楽器と弓で練習しましたが、夕食後はサブの楽器と弓で弾いてみました。違和感なく気持ち良く弾けました。上手く弾けない時は大抵何か思い込みがあるものです。後で振り返ってみると何を悩んでいたのだろうと思うような事でも、その時は自分にとっては大問題なのです。何かを掴む時というのはそれまでの長い雌伏の期間を必要とするものです。何度も壁にぶちあたってその反省から初めてその先に進む術がわかるのです。そして全てが上手く噛み合った時に何かを掴むのです。そうして掴んだものは2度と忘れる事はありません。
  上達の秘薬があるのではありません。どんな問題も自分で解決しなければいけないのです。人によって問題の理解のし方が違うので、人の話を鵜呑みにしても効果は上がりません。自分に本当にしっくり来るまで途中で適当に妥協しないで飽きずにやるといつか報われる時が必ず来ます。


9.6

 今日は2日ぶりに自分の練習がしっかり出来ました。実は今日ずっと懸案になっているSV-14を作ろうかと思ったのですが、それより先に自分の練習をやるべきなので今日は諦めました。次の降り番の時にやります。次の降り番は月末です。SV-14とModel2の両方が出来ないと別棟のシステムは完成しません。TL-51XではなくCD3300Rでも良かったのですが、最初に計画した時にはCD3300の存在を知らなかったのでしかたありません。
 弾き方については一言で言えば力まないようになったのですが、やっと身体全体の動きが1つにまとまりました。サブの弓でも同じ身体の動きが出来るようになれば完成です。

 夕方までは時々雨がすごく降る程度でしたが、夜になったら風も強くなってきました。今は外は横殴りの雨が降っています。明日朝はどのような具合になっているのでしょう。午前中に東京駅まで行かないといけないので、いささか心配です。

 先月大きなスリッパが戻ってきてから夜になると1階の部屋を占領するし自分でも練習する事がたくさんあるので、なかなかDevonやLS5/9の音を堪能出来ません。ステレオも良い状態を保つには毎日最低でもCD1枚分くらいは音を出さないといけません。しばらく音を出さない状態が続くと、スピーカーの反応が必ず悪くなり特に切れが悪くなります。毎日きちんと聴いていると耳も聴く訓練が行き届いていますが、しばらく聴かないと耳も鈍くなってきます。


9.5

 今日は下の写真のような正12面体のサイコロを作りました。栄子先生がこれを講座で使うのです。

 正5角形を12ヶで1つのサイコロが出来ます。正6面体の普通のサイコロはすぐ出来ますが、正12面体は作るのは大変です。最初の1ヶはとても時間がかかりましたが、2ヶ目からはコツがわかったのであまり時間がかからずに出来ました。
 昨日と今日と自分で弾くのではなくその周辺の事に時間を使ってしまい、2日間満足に楽器に触っていません。明日は真面目に楽器に相対そうと思っています。

 今までスリッパが食べていたドライフードがなくなったので臨時に2種類を混ぜてあげたのですが、なんとスリッパは好きな方だけをしっかり選んで食べていました。あまり好きでない方のドライフードだけが物の見事に残っています。スリッパはとても好き嫌いがハッキリしていて、嫌いなものを上げても見向きもせず、好きな物をもらえるまで「ニャ〜〜〜!」と催促してきます。


とてもグルメなスリッパでした......


9.4

 今日はFinaleで譜面の入力に励みました。Finaleは何でも出来るかわりに、その操作法はとても複雑です。オンラインのヘルプを見ながら操作しようとすると、手数がとても多いので何度もヘルプとFinaleを切り替えないといけません。一番良いのは2台を使って1台はヘルプを表示させながら、もう1台で操作する事でしょう。

 Violinのパートは特に変わったところはありませんが、Pianoパートについては臨時記号の非表示など普段あまり使わない技術を必要としています。(最初の小節の3拍目のhの音はレヤー1とレヤー2の両方にありますが、ナチュラルがその両方に付いてしまいます。そこで片方のレヤーのhのナチュラルを非表示にしないといけないのです。)高速ステップメニューの高速編集コマンドの中にこれらの便利なコマンドが並べられているので、困ったらここを探せば良いです。このようにレヤーを多用する曲の場合は音符の入力から手間が多く、なかなか進んでいきません。なおプリントする時は全て黒でプリントされます。全曲は今日入力した分の10倍近くあり、一体いつになったら譜面になるのか不安です。
 この曲はとてもロマンティックで、近いうちに演奏してレコーディングをするかもしれません。


9.3

 昨日の強行軍のおかげで今朝は7時半に一度起きた後、10時過ぎまでぐっすり寝てしまいました。
 長い事古いままになっていたMuse音楽教室ヴァイオリンのページに手を入れました。内容を少し整理しましたが、徐々に全体に手を入れていくつもりです。今日はそれに手を入れていたら、それだけで終わってしまいました。


9.2

 今日は去年亡くなった母の一周忌を鳥羽でしました。普段は起きないような時間(朝4時半)に起きて7時前の新幹線に乗りました。日曜日の早朝なので新幹線は空いているのかと思ったら、かなり混んでいました。10時半に鳥羽に着き、11時から法要が始まりました。その後皆で席を囲んで亡き母を偲びました。母が亡くなったのは去年の9月26日、つい昨日のことのようなずっと昔のことのような複雑な心境です。
 その後私達はせっかく鳥羽に来たので伊勢名物を楽しんできました。五十鈴川のほとりで赤福をいただき、近くで伊勢うどんも楽しみました。

 そして法要の後別行動した理恵子と名古屋で合流して今東京に向かっています。

 それにしても新幹線はすごいという事を再確認しました。東京→名古屋と名古屋→鳥羽(近鉄)がともに1時間40分なのです。これだけ新幹線が速くなると岡山辺りまでは新幹線で、博多は飛行機で、その分岐点は広島辺りという感じです。この前の四国のように新幹線から乗り換えて2時間というような所へは飛行機の方が良いです。しかし馬鹿高い新幹線代を考えると高速バスも便利でリーズナブルです。この競争はこれから更に熾烈を究めるでしょう。私達は今までJRに乗ってその先はタクシーというN響の旅行規定に馴らされているので、飛行機やバスの使い方をよく知りません。色々調べると大損しているところがたくさんあるようです。


9.1

 今日からいよいよ9月、2007-2008年のシーズンが始まりました。その最初のコンサートは明日2日のびわ湖ホールで行われます。このホールへは去年5月にも行っています。今日はびわ湖ホールで午後から練習、明日15:30から本番です。

 理恵子が私が松山に行った次の日に戻ってきました。7月は色々な事があり、私達も夜中にたたき起こされたりと大変でした。理恵子のDiaryには8月12日のマヨルカ島でのコンサートが紹介されています。こちらからどうぞ!

 このところ新しい弓のおかげで弾く事がとても楽しいです。ある意味弓は楽器以上に演奏に大きな影響を与えます。弾き手、楽器、弓の3者が良いバランスで効果を上げられるのがベストですが、今までは弓に幾分振り回されていたようです。どんなに評判の高い物でも自分と上手く折り合いがつかないと、いつも些細な事がしっくり来ないで納得が行きません。そういう物に出会う機会を今までは持てなかったのが、この前の事故のおかげで新しい弓に出会えたのです。事故が起きた時はショックで物も言えないような気分でしたが、今となっては何がどう幸いするか分かりません。今まで何年もかかって分からなかった事が、弓を替えて2ヶ月少しでかなり体得出来たのですから。
 ずっと前に弓を替えていれば良かったのかもしれませんが、その時にこの弓に出会って良い弓だと感じたかどうかは分かりませんね。それぞれの時点で最善の方法を探るしか道はないのですね。


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