ひとりごと2004年1月分  


このページは私の日記のようなものです。私の感じること、周りで起こったことを書きます。


このページは下から上へ順番に日付が新しいものになっています。
前のものを読みたい方はこちらからどうぞ。


栄子先生のピアノ教室プロフィールひとりごとも是非ご覧下さい。


1.31

 最近レッスンを通して新しい事に気がつく事がとても多いです。今日もアマチュアオケの人のレッスンをしていて、左手の指の押さえ方について閃いた事がありました。自分では理屈では分かっていても弾く時にはそれほど重要視していなかった事が大切な事だったのです。後で自分で練習している時に、自分でもちゃんとやっていなかったなと反省しました。ただ何となく曲を弾いているだけではいけないと生徒には言っているのに、自分でも同じような事をやっていました。
 ヴァイオリンの演奏も構え方などのごく基本の事が演奏の出来栄えを決定的に左右してしまいます。どんな人でも皆自分の何が問題でどうしたら良いかという事は気がついてはいるのです。ですが何となくそれ以上深く突っ込まないでそのままにしてしまうから、いつまでたっても中途半端になるのです。(という事を今日レッスンをしながら思い知らされたという事です........)


1.30

 昨日のホテル ニューオータニ大阪では部屋についているEtherのポートを通してブロードバンドでメールは読めるしホームページは見られるのに、ひとりごとのアップロードだけが出来ませんでした。そこでH"で接続しようとしたのですが、こちらもうまくいきません。表面上は接続しているような表示になるのですが「サーバーが見つからない」というメッセージが出ていくらやっても接続できません。家に帰ってから色々調べていくうちにカード自体がOS Xに対応していない事が分かり、カードの機種変更しなければいけない事になりました。(今使っているOSは10.2.8ですが、近いうちに10.3.2にしたいのでそれに対応しているカードは1種類です。いずれ近いうちに他のメーカーも対応するのでしょうが、現状では富士通のAH-F401Uだけが10.3.2に対応しています。)

富士通のAH-F401U

 今回の演奏旅行はOS Xにしてから初めてなのですが、たった1泊の演奏旅行なので何とかなるだろうと軽く考えていました。今から思うとDreamweaverのサイトの設定をちゃんとしていなかったためのようですが、サイトのアドレスやパスワードなどを書いたものを家において来てしまったので動きが取れませんでした。OS9の時は出来ていたので、9で起動してひとりごとをアップして事無きを得ました。ただメールはOS Xの方で読んでいるので、9で読み書きするとデータが混乱してしまうので気をつけないといけません。

 このため昨日の夜3時近くまで色々やっていたので、帰りの新幹線は乗ってすぐ寝てしまい、目が覚めたらもうすぐ新横浜という所でした。(富士山が見えたかどうかも知らないうちに........こういう時によく使う私の睡眠薬は少量のビールです。新大阪駅のレストランで朝食を食べた時に一緒にグラスビールを飲んだのです。眠り上戸の私には最高の薬........?)


1.29

 今は大阪への新幹線の中です。私は新幹線に乗る時は山側の窓際の席を取るのですが、それは富士山を見たいからです。

 今日は少し雲が出ていて全体がきれいに見えるという訳にはいかないのですが、一応目的は果たしました。富士山が見えたからどうという事もないのですが、折角前を通るのですから見えた方がうれしいには違いありません。昨日少し夜更かしをしたので新幹線に乗ったらビールを飲んで寝てしまおうと思っていたのですが、今のところは眠くならないので困っています。大阪まであと1時間20分位、ちょっとでも寝られればうれしいのですが.........

 と書いた頃から睡魔に襲われて結局目が覚めたのは京都に着く少し前でした。40分位寝られました。すっきりした気分で新大阪で降りる事が出来ました。

 演奏会の印象は昨日と同じです。1曲目のさまよえるオランダ人の終わった時は会場の反応は割と醒めている感じでしたが、シベリウスからはとても盛り上がってきました。特に火の鳥とアンコールが終わった時はすごい拍手でした。

 終演後ホテルに入って軽く食事をしたあとインターネットにつないだのですが、ホテルにはブロードバンドが入っているのでメールを読んだりホームページを見たりは快適です。ですがホームページをアップロードしようとするとホテルのブロードバンド経由では接続出来ません。色々やっているうちに時間も遅くなってきたので、今日はこれで失礼します。


1.28

 今日はオーチャード定期でした。11時からゲネプロがあり、夜7時に開演というスケジュールです。
 今回はエキストラに理恵子の芸大時代の同級生Kさんが来ていました。これからは更に若い人たちがどんどんエキストラで来てくれるようになるのでしょう。(私としては複雑な心境.......)
 シベリウスのソリスト  リサ・バティアシュヴィリさんはすごい演奏を披露されていました。昨日も書いたようにG線のハイポジションが、低いポジションと同じような音色で音の出方をしているのです。普通G線のハイポジションというと少しは音が曇るものですが、少しもその気配を見せない音なのです。去年の暮れにはウート・ウーギさんのdel Gesuに驚かされましたが、今回のStrad(だと思います.....?)の音もすごかったです。ゲネプロの時は音量が少し小さいのかなと思ったのですが、本番になったら会場の奥まで音がそのまま届いているのがよく分かりました。(練習の時はいくぶんセーブされているようで、本番でも無理せずに弾いているのは同じですが、音の迫力は一回り大きく聞こえました。)
 今回デュトワ先生は遅い所を今までになくじっくり遅いテンポで振られています。ペレアスとメリザンドのゆっくりした楽章など今までの先生とは一味違う持っていき方でした。

 明日は大阪のNHKホールでの演奏会です。夕方ズィッツプローベという短いステージ練習があるので、それに間に合うように昼過ぎののぞみで大阪に行きます。

 家に帰ってから、アレトゥーザの泉と悪魔のトリルが入っているのでカントロフのレコードを聴いています。(とても若々しい演奏です。)実は最初にレコードをかけた時にメインアンプのB電源のスイッチを入れるのを忘れていました。それでも音が出るので何でこれほど感度が低くて音がひずむのだろうかと不思議だったのですが、B電源を入れたらいつも通りの良い音が聞こえてきて安心しました。
  楽器と同じで毎日少しでもちゃんと音を出していないとスピーカーもちゃんと反応してくれなくなります。楽器もこういう音を出そうという意図をもって弾いていないと、すぐただ音だけが出ているという状態になるのと同じです。
 N響にいて幸せだと思うのは、色々な指揮者やソリストと共演してどういう音が良い音なのかをいつも吸収出来る事です。 言い換えればいつも目の前にお手本があるという事です。


1.27

 デュトワ先生の本領は火の鳥で発揮されるようで、練習している時も火の鳥に一番こだわっていらっしゃいます。そういえば先生がN響を初めて振られた時に衝撃を与えられたのもストラヴィンスキーの春の祭典でした。込み入った変拍子をいとも簡単に振り分けられていた事をつい昨日のことのように思い出します。次にワグナーのオランダ人、それからフォーレのペレアスとメリザンドを練習しました。昼食後シベリウスのヴァイオリン協奏曲を合わせましたが、今回のソリスト リサ・バティアシュヴィリさんはG線のハイポジションなど音が曇らずに抜けてくるあたり、技量楽器ともに素晴らしかったです。1楽章などかなり遅めのテンポでした。今回のプロもワグナー、シベリウス、フォーレ、ストラヴィンスキーと多彩でとても楽しめるでしょう。


1.26

 デュトワ先生の手の調子もかなり回復されたようで、見た目に目立つほどの腫れは今ではなくなりました。指揮されていても手をかばうようなことはなくなりました。
 午前中いっぱいかけて火の鳥を練習しました。最初に例によって全曲を通して弾き、その後とても念入りにニュアンスやバランスの調整をしました。午後はさまよえるオランダ人序曲、フォーレのペレアスとメリザンドを練習時間いっぱいまで丁寧に練習しました。最近の先生は若い頃のような細かさを大切にする行き方に戻られたように感じます。今回は最初がオーチャードホール、2日目が大阪のNHKのホールです。ホールの寸法が違うので、楽器の配置がかなり変わるようで、現場に行ってみないとどうなるのか分かりません。

 このところとても寒いので夕食後下のレッスン室に行くのが面倒で上のステレオで聴いてばかりいましたが、今日は夕食後じっくり下の部屋で新しいSV-91Bで聴いています。以前にお借りした時のイメージより弱音のニュアンスがよく出るようになっていますし、強音の時の音の出方は迫力を増しているように感じます。トランスの充填剤が違うからだというお話でしたが、この変更はとても成功しています。
 今日はオイストラフ、シェリング、フーベルマンのヴァイオリンを聴いた後、シフラのシューマンの謝肉祭を聴いているのですが、 音の発音が強弱どちらの場合も素晴らしいです。フォルティッシモの所もただ大きいのではなく、1音1音音の太さの違いが分かり、肌合いまではっきりと浮かび上がってくるのです。それに打鍵は強くはっきりと出てくるのに、きつさを少しも感じさせないのは立派です。(強くて太いけれど柔軟性を持つバネを想像させます。)最後にシュワルツコップのシューマンの歌を4曲聴いて幸せな気分で今日は寝ます。私は歌はあまり聴かないのですが、こんな素晴らしい音で聴けるならもっともっと歌を聴きたくなりました。


1.25

 今日は栄子先生がPTNAのステップの審査で東大和に行くので、朝早く家を出ました。私はその後起きて栄子先生ご自慢の庭のパンジーの花殻摘みと水やりをしましたが、地面はとても乾いていました。その後片づけを始めたのですが、この前来たiBook G4の保証書などの書類を確認していたら思いの外時間がかかってしまいました。その後今まで相手にしていなかったMS Office XとかファイルメーカーのOS X版をインストールしました。その後いくつかインストールして、私が普段使っているソフトについてはほとんど使える状態になりました。2月に降り番になったらこのPowerbookを完全にPantherにしようと思っています。

 明日からはデュトワ先生の最後の演奏会オーチャード定期と大阪のNHKでの演奏会です。
1.歌劇「さまよえるオランダ人」序曲/ワグナー
2.ヴァイオリン協奏曲/シベリウス(ヴァイオリン:リサ・バティアシュヴィリ)
3.組曲「ペレアスとメリザンド」/フォーレ
4.火の鳥/ストラヴィンスキー
というプロで、 デュトワ先生お得意のジャンルの曲が集められています。大阪の皆さんにも多彩な音色をお楽しみ戴けると思います。
  今年は3月に去年の「ジークフリート」より更に30分くらい長い「神々の黄昏」を弾きますが、今年はどのような演出が見られるのか楽しみです。去年のジークフリートも長かったのですが、毎回弾いていて全然飽きずに最後まで弾けました。やはり折角弾く機会があるのですから指環の最後の曲も充分楽しもうと今から楽しみです。
 去年のジークフリートを弾いた後の定期で幻想交響曲を弾いた時の楽屋での話ですが、幻想をこんなに短く感じたことはないということで盛り上がりました。幻想は特に第3楽章のゆっくりした所が普段ならとても長く感じるのですが、ジークフリートの後だとあっという間に終わってしまいました。指環をいつも弾いていたらどんな曲でも長く感じなくて良いかも、という結論で大笑いのうちに話が終わったものです。ジークフリートの後の定期では、演奏会が終わってもジークフリートでは1幕が終わった位の時間しか経っていないのです。「ねえ、本当に帰っても良いんだよね?」と言いながら楽屋で着替えたことを思い出します。


1.24

 今日は名曲アルバムの録音でした。ウェーバーの舞踏への勧誘とシューベルトの未完成、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲(ヴァイオリン:篠崎史紀さん)を弾きました。指揮は飯森泰次郎さんでした。飯森さんは細かいニュアンスに拘っていろいろ注文を出されていました。
 普段土曜日というと変な所が混むのに、今日はとても空いていてとても速くホールに着きました。帰りも基本的にはとても空いていました。

 此の所ずーっとSPの復刻版を聴いていると、昔の録音の方が演奏をありのままに録っているように聞こえます。今では雰囲気を演出したり間違えた音を切り貼りしたりなど朝飯前になっていますが、そのことが演奏家が育っていく事を阻害しているように見えます。それに音域のバランスもステージ上で実際に聞こえるものと似ても似つかなくなっています。ということは最近のCDなどいくら聴いてもその人の演奏など分からないという事.........?やはりレコードか古いCDしか楽しめないということになります。若手のうまい人の演奏も実演で聴く方がだいたいCDよりよく聞こえます。
 この隙間をうめる役をするのがステレオです。ぜひ音楽的な音を出すステレオを作って下さい。
 ザジツキのマズルカをオイストラフとフーベルマンの2人の演奏で聴くととても面白いです。私は初めはオイストラフのものを聴いて、これで決まりだと思っていました。ところがフーベルマンの演奏を聴いたらまるで違う曲に聞こえるのです。とても真似の出来るものではないしまたお手本にもならないと思うのですが、とても魅力的です。(同じことはチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲についても言えます。)フーベルマンという人もっと評価されても良いと思うのですが.......


1.23

 昨日ご紹介したCD達です。

 左側の2枚がミルシュタイン、右の上がオイストラフ、右の下がフーベルマンのSPの復刻版です。ミルシュタインの2枚は曲目はかなりダブっています。ただノイズの処理がかなり違い、下のオーパス蔵の方がノイズが多いですが音は活きています。車で聴くためにコンサートで聴く曲だけをCDに焼きました。
 昨日栄子先生が書いていますが、練習する時に歌ってみるのはとても良い事です。楽器を弾くだけだとどうしても弾き癖に左右されてしまうのですが、歌ってみると本来のリズムを再確認できるからです。(難しい所になると必要もないのに急ぐものです。やはり基本はソルフェージュなのです。)
 出来るだけ早く全曲を暗譜しないといけません。私は早い時期から譜面を見ないで練習して、どこで間違えるかを早くから覚えるようにしています。また暇な時には頭の中で曲を歌ってみて、曲のつながりを覚えているか確かめています。こうやると曲自体はすぐ覚えられますが、つなぎを覚えるだけでは曲にならないのでそれから先が大事なのですが........


1.22

 今日は前半2曲ともなぜかホールの響きがボーッとして聞こえ、タイミングがとても掴み難かったです。特にメシアンの時に音の移り目がとても分かりにくかったです。
 今回のようにプロが進むごとに演奏者が減って行くのは珍しい事です。(これはセカンドヴァイオリンに限っての話です。)弦楽器はプロが進むほどに編成が大きくなるのが普通ですから、最後の曲が16型(ないしは14型)というのがほとんどです。 管楽器や打楽器の人はこういう事はよく経験するので慣れたもののようですが、私達は帰りながらも「本当に帰って良いのかな?」と不安になります。(「なら弾いていけば〜〜?」という声が聞こえてきそうですが........)
 昨日も今日も帰りの道は空いていて、家には8時40分には着きました。

 栄子先生と久し振りにコンサートを開くので今から準備をするためにいろいろのレコードやCDを聴きたいのです。本当はリビングもSV-722+SV-91Bにしてみたいのですが、いざという時はアンプを移せば良いしSV-501 SEの音も聴きたいのでこちらはQUAD66+SV-501 SEで行く事にしました。
  今度のコンサートではポーランドの作曲家達という事でウィニアフスキーのスケルツォ・タランテラ、シマノフスキーのアレトゥーザの泉、ザジツキ(Zarzycki、ツァルツィッキという読みのCDもあります。)のマズルカの3曲を取り上げますが、アレトゥーザの泉はオイストラフとカントロフ、ザジツキのマズルカはオイストラフとフーベルマンのものが家にありました。1人の演奏だけを聴いているとそれにすごく影響されてしまうので、まるで違う演奏があると助かります。
 このポーランドの名ヴァイオリニスト、フーベルマンという人は今ではほとんど演奏が残っていないと思いますが、私が最初に聴いたのはラロのスペイン交響曲とチャイコフスキーの協奏曲がカップリングされたレコードでした。チャイコフスキーなど鬼気迫る名演です。ザジツキのマズルカはオーパス蔵というところがSPから復刻した小品集の中にたまたま入っていたのです。これを聴くとオイストラフとはまるで違うこの曲の一面が見えてきます。
  ここからはミルシュタインの小品集も出ていますが、これをSV-91Bで聴くと世の中の評判より遥かに実力のあるすごいヴァイオリニストだという事がよく聞き取れます。ミルシュタインを、そしてフーベルマンをオーパス蔵が復刻した理由がよく分かります。ただこのCDはSPの復刻ですからスクラッチノイズはかなりあります。ですが聴いているうちに演奏の迫力の方が勝ってきます。


1.21

 デュトワ先生の手の調子はまずまずだったようです。本番の時は手の調子を気にしているような素振りはありませんでした。時々このような症状が出るという事を、先生は言われていたという話です。


1.20

 デュトワ先生は手の具合が本調子ではないようで、練習は午前中で終わりにしてその後病院に行かれたようです。見た目にも右手が腫れているようです。今回の定期は全曲合唱がついていますが、オーケストラの方の編成はとても小さいです。メシアンの第2楽章は速いテンポで変拍子という難物ですが、テーマはトゥーランガリラと同じものですし、他のテーマも覚えてしまえばそれほど難しい拍子でもありません。練習初日はメシアンだけという当初のスケジュールからさぞかし難しいのだろうと思ったのですが、いささかホッとした事は事実です。
 今までだと先生は速い楽章はとても速く振られていたのですが、今回はメシアンの2楽章など急がないようにと何度も注意されていていささか意外でした。(とても速く振られると思っていたので、2楽章など忙しくなりそうだと思っていたのですが......)音楽監督の時とは印象が違います。

 インターネットとグラフィックをOS Xに移行して、ほとんどの作業はOS X上でやるようになりました。でもまだOS Xの動作に慣れないので、「あれっ?」の連続です。(環境設定をしようと思っても、9の時とやり方が違ったりしています。)でも今となってはOS9に戻ろうという気はあまり起きません。やはりOS Xの方がエレガントですから。今はPowerbookの方は10.2.8ですが、今まで一度もエラーは起きていません。問題はいつPantherにするかです。

 今日は家の用事で忙しく、残念ながらステレオを聴く時間は持てませんでした。栄子先生も毎日忙しく、睡眠不足だとぼやいています。


1.19

 今日はプーランク、フォーレ、メシアンの順に練習しました。プーランクはゆったりとした曲で、ニュアンスやバランスは難しいですが弾く事はそれほど難しくはありません。フォーレは曲降りなのでよく分かりません。(つまり私はプロの前半で終わりなのです。さらに強者がいて、プーランク1曲だけという人もたくさんいます。)メシアンはヴァイオリンは第1第2ともに8人で、人によって弾く譜面が違います。私は第2ヴァイオリンの第4プルトで、前のプルトが一生懸命弾いている所でも「tacet」と書いてあって休みというところがかなりあります。(本番の時に私が弾いていなくても落ちていたりサボっているわけではありません。)
 実は昨日はデュトワ先生の手の具合が良くなくて、練習は岩村さんの代棒で行われたのですが、今日は先生自らの棒で練習が進みました。最後には少し痛そうにされていましたが、練習自体は普段通りに進みました。多分影響はないと思われます。(見た目には右手がかなり腫れていました。)

 昨日書いたようにAdobeとMacromediaから来たバージョンアップ版のソフトはどちらもOS X専用なので、私も少しずつOS Xに移行します。手始めにインターネットとグラフィックは全てOS Xに移行しました。(このひとりごとも10.2.8で書いています。)以前に作ったヴァイオリン教本をAdobe InDesign CS(Creative Suite)で開いたら、譜面がちゃんと表示されない所がかなりあります。教本ももう一度内容まで含めて見直しをしないといけません。

キット屋さんに頂いたトレーナーを着ながらMilsteinのCDを聴いている私夜になるといつもこのような姿でステレオを聴いています。

1.18

 今日はメシアンの「神の現存の3つの小典礼」だけを練習しました。今回の定期については色々とアクシデントが重なり、大変だったようです。その1つをご紹介すると、今回オンドマルトノの楽器とソリストは無事に到着したのですが、この楽器に必要な電源コード一式がロストバッゲージになってしまったのです。今日10時からの最初の1コマはオンドマルトノなしで練習しました。2コマ目には秋葉原で4口のコンセントを調達してきたらしく、ちゃんと音を出すことが出来ました。この曲は第2楽章が速い変拍子なので弾きにくいですが、それ以外は特に難しくはありません。初めのテーマはトゥーランがリラと同じですが、その後7/16とか5/16のリズムが取りにくいです。7=2+3+2、5=3+2で取れば良いのですが、速いので勘違いしやすいです。物すごく遅いテンポで弾く練習をして一応ビックリしてオタオタしないようにはなりました。

 このところMacromediaとAdobeのバージョンアップが重なりほぼ同時に家に届きました。たしかに高価なバージョンアップですし立派な箱に入れないといけないのかもしれませんが、次の写真をごらん下さい。

 左がAdobeのCreativeSuite、右がMaromediaのStudio MEJ 2004です。(後ろが送られてきた包装箱、前がその中身です。)たったこれだけの中見に対して周りについてくるゴミの大きいこと.......最近はどこも包装は簡略化されていると思っていましたが、昨日テレビで見たゴミの最終処分地があと12年で一杯になるというニュースを思い出しました。
 このバージョンアップでこれらのソフトのシステム要件がいよいよOS Xだけになったので、そろそろJaguar(10.3)に移行しようかなと思っているところです。

 今日1階のレッスン室の模様替えをしました。レッスンの時に足下が寒いので大きなホットカーペットを買ったのです。それとともにアンプも整理しました。


1.17

 今日はレッスンをした後習志野フィルの弦分奏に行きました。曲目はなかなかの難曲なのですが皆さんやる気充分です。今日は前回やれなかったフランクのニ短調でアッという間に時間が終わってしまいました。月曜日に指揮の山田さんの練習を見ているので、テンポや持って行き方を見られたのでとてもやりやすかったです。次回は2月の15日にまた弦分奏がありますが、前の週の7日に山田さんが練習されるのをまた見ようと思っています。今日は今まで分奏では練習していないのでフランクを取り上げましたが、やはり一番問題になるのはルーセルでしょう。ルーセルについては今日は出来ませんでしたが、この次の全体練習を見て問題点を洗い出します。

 今朝待望のSV-91Bが届きました。レッスンの後習志野フィルに行くまでの間にちょっと聴きましたが、予想以上に素晴らしい音が聞こえました。前にサンプルをお借りした時以上の感激です。(手直しをして更にエージングまでして下さったので、出来立てのキツさは感じられません。)その時より柔軟さが増しているようですし、音がこちらに向かって来る時の重量感が増しているように感じました。またこのアンプの音の骨太さは逸品です。私が今まで色々聴いた中でもトップクラスの出来栄えです。(私がキットで作った5種類の中でも最も気に入っていますし、色々な所で聴いた真空管アンプの中でもピカ一です。)これから色々のソースで聴き較べをしようと思っています。(その感想についてはまた後日...........)

この写真はサンプルの時のものです。私のアンプは310Bのコードは黒です。

 入口(CDプレーヤーやレコードプレーヤーetc.)と出口(スピーカー)が最も音を決める要素であることは確かですが、その間に入るプリとメインのキャラクターもとても大きな影響を持ちます。同じシステムでもメインアンプを替えると音の様相がガラッと変わります。ヴィブラートなどの細かい表情もよく描き出しています。そして何より気に入っているのは音楽の推進力が最もよく出ていることです。出てくる音が活き活きとしていて「音楽は生命への賛歌である!」ということを再確認できるのです。(同じ演奏ですからアンプを替えてテンポが変わるわけではないのですが、弾く人が感じているテンポ感がとてもよく表に出てくるのです。「これだからこの人はこの曲を弾きたいのだ!」ということが納得できると言ったら良いのかな........?演奏家がその曲を気に入っている理由がよく分かるのです。)それに300Bのシングルで10W+10Wのアンプとは思えない余裕というか懐の深さを感じます。(大排気量の車の持つトルクの余裕のような感じです。)
 私のメインシステムはプリがSV-722(Macintosh型)、メインがこのSV-91B、スピーカーがTANNOYのStirlingで決まりました。(今までメインに使っていたSV-501 SEはこれとは違うタイプです。このアンプの色彩感は91Bにはない独特の味です。2つの楽器を同時には弾けないように、同時に2つのアンプを鳴らす訳にはいかないのが残念です。)特に91BでStirlingの表現力を再確認しました。(私の部屋で私が聴くという条件下での話です。他の方がご自分の部屋で聴いてどう思われるかについては分かりません。)なお出力管はサンバレー標準のPrime Tubes300Bです。
 ただこのアンプ、WE310Bが数を揃えられる訳ではないので初回のロットはアッという間に一杯になってしまったそうです。次回入荷は3月末とのことで今でも余裕があるのかどうかは知りませんが、私としては音楽ファンの方には是非ともお奨めしたい機種です。今3時間の練習の後防音室から戻って来た栄子先生も、「なに、このはじけるような音!」と言ってニコニコしながら聴いていました。


1.16

 今回の降り番もアッという間に明日1日を残すばかりとなりました。今日も一日色々の用事をやっているうちにアッという間に夜になってしまいました。明日も多分アッという間に夜になります。(明日は夕方から習志野フィルの弦分奏があります。今週の月曜日に聴きに行ったフランクとルーセルの問題ヶ所をやってみようと思っています。)

 実は今回右側のDevonのサランネットを外してみたらなんと次の写真のように穴が開いていました。左側は穴は開いてはいないものの、劣化はかなり進んでいるようです。

 私がN響に入団してすぐ買った物ですからほぼ28歳になっています。今まで私に付き合ってくれた物なので何とか復活させたいと思い、輸入元であるTEACにエッジの張り替えを依頼をしました。(今回サランネットを外さなかったら更に何年か気がつかなかったでしょう!.......?サンバレーの大橋さんに相談したら、エッジの張り替えは是非した方が良いとのことで早速色々調べてみました。色々なところでこの種のエッジ張り替えをやっているようですが、機能は直っても音については保証してくれないので輸入元に頼むことにしました。)前にTEACのホームページでArdenとBerkleyについてはエッジのHE(ハードエッジ)化の案内がありましたが、Devonは対象外でした。
 そろそろSV-91Bが戻って来ます。前にお借りした時に「これだ!」と感じたのですが、戻って来たらdel Gesu型の本領を発揮してくれるでしょう。 今のStrad型SV-501 SEとはかなり持ち味が違います。今日もこれからSV501で聴いてみようと思っています。


1.15

 今日は夕方に用があってホールの楽屋に行きました。着いたのが夕方5時位で本番の開始直前までいました。普段は気がつかないのですが、本番前の楽屋の緊張感というのはとても気持ちの良いものです。帰りの車中でFMで本番の様子を聴きましたが、N響の音がとても素晴らしい音に聞えました。(1曲目のベルリオーズの序曲「ウェイヴァリー」の途中から2曲目のハチャトリアンのピアノ協奏曲を聴き終わったところで家に着きました。)最近N響の音をFMの実況中継で聴いたことがなかったので、N響の音がすごく変わったように聞こえました。いつもオケの中で弾いていると少しずつ変わっていることには気がつかないものです。今日このFMを聴きながらN響にいることを誇らしくそしてうれしく感じました。
 私は最近車に乗るとCDやFMを聴くことが多いです。前は交通情報を知りたくてAMラジオ放送をいつも聞いていたのですが、いつも音楽を聴くようになってから殺伐とした渋滞の中でも気持ちに余裕が出て割り込まれてもイライラしないですむようになりました。特に今の車になってCDが6枚入るようになるとその時に気に入っているCDを順番に聴けるので、かなりの長距離でも楽しく運転できます。(名古屋くらいだと全部聞き終わらないうちに着きます。)
 更にこうやって何回も聴くとよほど面白いCDでないと聴いているうちに飽きてきます。家でステレオで聴くのとは違って運転している時は他の車とのやり取りがあると耳はおろそかになり何も聴いていないものですが、何回も聴いていると不思議と面白いCDだけを選んでいます。(純正のステレオなので、カーナビの案内が音楽と同時に聞こえたり携帯に電話がかかると勝手に音楽が中断したりと音楽を聴く環境としては褒められたものではありません。でも車にいる時はこれでも充分楽しめるのですから不思議なものです。)


1.14

 今日は午前中に近くの歯医者さんに行った後練習所に行き、結局家に戻ったのは夕方でした。正月休みに挑戦したSV-91Bは配線ミスがありサンバレーで見てもらったら、B電源の配線のヒゲがアースに触ってショートしていたそうです。近いうちに戻ってくるとのことで、今はSV-501 SEで色々なCDやレコードを聴いてその音を頭にしっかりたたき込んでいます。楽器の弾き較べと同じで、ちょっと変わるとそれがとても新鮮に聞こえるものですが、変わったという事と良くなったという事とは別のことなのです。でも聴いていると結局は音楽の方に魅かれていってしまいます。今はノイマン指揮チェコフィルのスラブ舞曲を聴いています。昨日ネットを外したので今迄とは違う音が聞こえています。
  今までより1段階大きい音で聴いてもうるさくありません。逆に今までより1段階落としても音が痩せません。また前より分離も良いのですが、全体のまとまりが少しも損なわれていません。StirlingもDevonもこの音が出れば文句付けようがありません。よく考えられていながら神経質でない素晴らしい音が聞こえてきます。私は悩んでいるような顔をして神経質に演奏するのは個人的に好まないのです。大家といわれる人は皆極く自然に弾いています。
 このCDが終わったら今度何を聴こうかな〜〜?と楽しく悩みながら聴いている私です。シェリングの悪魔のトリル、理恵子の先生ポブウォツカ先生の弾くショパンのソナタ、ジュリーニ指揮ロサンジェルス響の展覧会の絵........等片っ端から聴いてみたいです。(結局はオケの音を聴きたいということで展覧会の絵を選びました。)


1.13

 今日からのA定期は降り番です。今朝サンバレーのザ・キット屋店主のひとりごとを読んで今までTANNOYのサランネットを取る事など考えなかったのですが、物は試しにリビングのDevonでやってみました。これが驚くほどの効果がありビックリしました。家にはスリッパもいるのでスピーカーで爪研ぎをされると困るのでサランネットは外せなかったのです。でも出てきた音を聴いたら栄子先生と一緒に大感激しました。サランネットがスピーカーに対して負荷になっていたような感じです。ネットをとったら高音がうるさくなるのではと誰でも思いますが、それがまるで違います。むしろ高音のレベルを一段階上げた方がバランスが良いです。それに細かいニュアンスがこの方がよく聴きとれます。それにネットを取った方が繊細な音になります。(今まで音にまつわりついていた重さがとれたように聞こえるので、細かいニュアンスが綺麗に浮かび上がってきます。)リビングも1階のレッスン室でもこの演奏者との間のカーテンをとるのはとても効果があります。
 私の家ではTAOCのボードは思ったような効果を上げないので(色々な置き方を試してみましたが、コーリアンのボードの方が効果がありました。)、サンバレーの大橋さんに使って頂きたく差し上げたのですが、サンバレーの試聴室ではとても効果があるようです。今私の目の前ではオイストラフと理恵子がその演奏の本領を発揮しています。今までステージが今一つ距離があった感じが、それこそカーテンを開けたような感じです。(1階はスピーカーの間隔をやり直してみたいのですが、ピアノがあると1:1:1の間隔には出来ないのです。)それにしても早くSV-91Bで聴いてみたいな。

音を第一に考えるならネットはない方が......でも見た目は?
この方がはるかにエレガント。でもこの程度だったら許せるかな.....特にリビングが気になる!

 今日は朝から自分で聴くためにCDのコピーをしていたのですが、音楽CDを自動的に再生するという設定にしておくとフリーズしてしまいます。何回かフリーズした後気がつき、自動再生のチェックを外したらフリーズしなくなりました。CDからデータを読み出すのと自動再生がケンカをしているようです。


1.12

 今日は午後から去年の夏頃からトレーナーをしている習志野フィルの練習に行きました。

 津田沼の駅近くの消防署の5階で練習がありました。今年の夏の本番に向けての練習で、指揮は山田和樹さんという小林研一郎さんのお弟子さんがされていました。この方は若いのに想像していたより手慣れていて、聴いていて私が感じた事をすぐに指摘していました。習志野フィルの方もとても素早く反応していて、とても実のある練習になっていました。
 1.魔法使いの弟子/デュカス
 2.バッカスとアリアドネ/ルーセル
 3.交響曲ニ短調/フランク
というフランス物を並べたなかなか手強いプロなのですが、今日の練習を聴いていてこれなら上手にまとまりそうだなと思いました。この山田さんという人、必ず近いうちに大きい舞台に出てくるであろうなかなかの実力者と見受けました。
 今日は本来私の出番はないのですが、今度の土曜日に弦練をするので、テンポとか表情の設定などどのようにしたいのか聴いておこうと思って出かけました。課題となることもとてもよく分かりましたので、今週の土曜日にはそれをまとめてやろうと思っています。時間が足りるかな?という不安はあるのですが........
 今日聴いていて感じたのは2点、ピアノの時に弓幅を大きく取りながら柔らかく弾いて欲しいことと、速い所で弓を使い過ぎていることです。今度の練習でその点を特に取りだしてやってみようと思っています。
 魔法使いとフランクはN響でも何度も弾いたことはありますが、ルーセルは今まで1回弾いただけのような気がします。スコアを見ながらCDを聴いていたらその時のことを思い出しましたが、誰の指揮だったのかは覚えていません。


1.11

 今日は午前中はいただいたメールへのお返事に費やしました。このホームページに関する事ではない別口の用事ですが、複雑な話で時間がかかってしまいました。このところ栄子先生のiBookの調教に時間がかかっています。(前のPowerbookと出来るだけ同じような感じになるようにするのが大変です。)

 いつもレッスンをしていて感じるのですが、伸びる子は細かいことに拘らず、図太いところがあります。先生の言うことに戦々恐々としていて何か言われるたびに落ち込んでいるのではいけないのです。「この前注意されたことは?」と聞かれて「忘れちゃった〜」というようなアッケラカンとしたところがあるような子は頼もしいのです。勿論注意されたことを忘れて良いと言っている訳ではありません。
 何度も同じことを言われても次のレッスンにはまた忘れ、注意されると笑って誤魔化すような子は論外です。(そういう事があったら口惜しいと思うようでなければ上達などしません。「この次は注意されないぞ!」と思って練習するから弾けるようになるのです。)一生懸命やっているのですが、たまに取り落としたことがあった時にそれに拘りすぎないことが必要なのです。同じような能力の子でも注意された時の反応によってその先の上達がすごく違ってきます。細心の注意を払いながらも何かあるたびに落ち込まずに伸びていって欲しいのです。(このバランス感覚が一番大切なのであって、これこそが才能なのかもしれません。)上手くなるための秘訣など特別なものはありません。出来るようになるまで頭を使いながら根気よく繰り返すだけです。(自分が何をどう勘違いしているから出来ないのかを自分で掴んで下さい。)
 またレッスンをしてもらうことで安心するのも困ります。レッスンは伸びるための切っ掛けをつかむためのものであって、レッスンを受けたから上手くなるというものではありません。勿論忘れた頃にしかレッスンに来ないのでは伸びるものも伸びませんが........自分自身に言い聞かせているようなお話でした。


1.10

 C定期2日目の今日は私にとってうれしい事がいくつかありました。その中でも特に終演後ロビーに出て篠崎さんとお話をしている時いつもホームページを見て下さっている方から誕生日のプレゼントを頂き、とてもうれしかったです。

 私は焼酎はほとんど知識がないのですが、近いうちに良い機会を見つけて大切に楽しもうと思っております。(最近近くの酒屋で黒糖の焼酎ばかりを選んでいます。この焼酎は米焼酎のようなので、味の違いも楽しみです。)ありがとうございました。

 昨日おとといとiBookG4によるLAN接続のトラブルのせいで睡眠不足が続いていましたが、昨日の夜解説書片手に悪戦苦闘した結果OS XとOS9による接続の仕方の違いが分かっていなかったせいだということが分かりました。(OS9の場合はHDD自体が見えてしまうのに対して、OS Xではアクセスが許されたホンの小さな領域しか見えないのです。どうやってもHDD全体を見ることは出来ません。)

 こうやってPowerbookをやっているとスリッパはホットカーペットの上で気持ち良さそうに寝ています。


1.9

 今日はC定期の本番でした。今回は正月明けにはいささかきついプロでした。(音符に追いかけられて、弾く前に呼吸できないような所が何ヶ所もあるのです。息を詰めたままで弾くようになるのでは良い音は絶対に出ません。)デュトワ先生は本番中も気合いを入れる声を出しながら指揮されていて、客席でもかなり大きく聞こえるのではないかと心配になりました。曲降りでモニターで聞いていた人もその声がかなり聞こえたという話でした。今回のプロはとてもしゃれたプロで、聴いて楽しいと思います。
 今回のサンサーンスのヴァイオリン協奏曲は素晴らしい演奏でした。とても綺麗なヴァイオリンで、この前のウート・ウーギさんのdel Gesuとは対照的な洗練されたいかにもStradという感じの音です。会場への音の通り方も対照的です。
 他の2曲も良かったと思います。1曲目のディヴェルティメントが終わったらまるで演奏会が終わった時のような感じでした。

 今朝も道は割と空いていてホールまでほぼ40分で着きました。来週から本式の渋滞になるとラジオの交通情報では言っていました。(私は来週の定期は降り番です。)ゲネプロが終わってからお昼を食べてから少し暇つぶしをして、4時過ぎに楽屋に戻ってゆっくり寝ました。新しいiBookが来てから夜更かし気味なので、熟睡してしまいました。


1.8

 今日はラフマニノフとストラヴィンスキーを午前中に、午後からサンサーンスのヴァイオリン協奏曲第3番を練習しました。デュトワ先生は音楽監督の頃とは一味違うもって行き方で、音量を細かくセーブさせて落ち着いたテンポで弾くようにさかんに言われていました。とても良くコントロールされた演奏です。ラフマニノフの交響的舞曲にはとても拘っていらっしゃるようで、私にはストラヴィンスキーにもう少し時間を割いた方が良いのではないかと思われました。今年の最初のプロ(今回のC定期)は聴いてとても楽しめるのではないかと思います。ストラヴィンスキーとラフマニノフは普段あまり聴かない曲ですが、楽しい曲です。私達ヴァイオリンにとってはとても手ごわいプロです。(パートによってはそれほど難しくない所もあるようです。)

 練習が少し早く終わったので家に帰って昨日来たiBookに手を入れました。メールソフトのアドレス帳がOSが変わったせいかちゃんと移らなかったので移行させ方をソフト会社のサポートに聞いたのですが、それに伴ってトラブルが発生しなんとも無駄な時間を費やされました。(前のバージョンから新しいバージョンに移行する時のやり方についての詳しい説明がマニュアルにもオンラインヘルプにもなかったのです。)iBookを他のMacから見ることが出来なくなったのです。色々やっているうちに何となく復旧しましたが、本当の原因が何だったのかは今一つ掴めませんでした。OS9までとはまるで違うインターフェースに戸惑ってしまいます。でもやはりOS Xの方がインターフェースはエレガントです。ただPantherに移行するとなると、今家にあるiMac800MHz、iBookG4、PowerbookG4は使えると思いますが、PowerMacG4(400MHz)はそろそろ荷が重いようです。それにしても1年も経つと状況はガラッと変わってしまいます。とても付き合い切れないというのが本音です。
 私がMacを始めたのは1990年ですから今から14年前です。その当時私が最初に持ったのがMacIIciでメモリーが8MB、ハードディスクがなんと100MBだったのです。今では私の使っているPowerbookはメモリーが1GB、ハードディスクが60GBです。この14年間で全てが2桁くらい大きくなってしまいました。でもMacをいじっていて一番楽しかったのはOS8の頃まででした。今ではあまりに複雑で手を出せないようになってしまいました。


1.7

 今日はほとんどをラフマニノフで費やしました。1楽章から順に細かく練習していきました。今日もゆっくり練習を何回も部分的にやりました。やはり速く弾けるようになるための秘訣はゆっくり練習です。特に第3楽章が複雑で弾きにくかったです。今日の練習時間もあと残り30分位なったところで、ストラヴィンスキーのディヴェルティメントの練習に移りました。前に書いたパールマンの弾くヴァイオリン版のディヴェルティメントはもっとずっと速いテンポで弾いています。テンポの表記から言うと今回のテンポの方が正解でしょう。

 家に帰ったら新しいiBookG4が配達されていました。

 奥に見えるのが私のPowerbookG4です。今回のiBookは私のPowerbookと同じ1GHzのG4のCPUを載せています。今回のモデルからOS9では起動せず、OS X(10.3)Pantherで起動します。 このiBookは栄子先生の物なのですが、今までのPowerbookG3のメールデータを移したりとなかなか大変な作業です。(移動自体は大した手間ではありませんが、何をどこに移したら良いのかが分かり難いのです。)このiBook、カードスロットがない以外普段に使うのだったらこれで充分です。スピードもすごく速いとは思いませんが、これで充分です。(私の場合には演奏旅行の時にPHSのカードを挿すスロットがないのは致命傷です。)実は一緒にAirMac Extremeのベースステーションも買ったのですが、今までのものでも充分つながっています。 これでOS Xを色々いじっていたら、そろそろOS9からOS Xに移行しても良いかなという気になりました。OS自体の堅牢さは勿論比較にならないのは充分分かってはいるのですが、周辺機器のドライバの機能がちゃんとしていないのが気になってOS Xに移行できなかったのです。


1.6

 今日は仕事始めでした。ラフマニノフの交響的舞曲から練習が始まりました。久し振りにデュトワ先生の練習でしたが、練習が進むに従って本領を発揮されていました。さすがに要領の良い練習で、最初の1コマが終わる頃には音が段々まとまってきていました。午後はストラヴィンスキーのディヴェルティメントでした。
 今朝久し振りに朝のラッシュアワーに車で出ましたが、本当の渋滞は来週からだそうで今朝は両国で少し渋滞しただけで、とても速く着きました。(いつもこれなら良いのですが.........)いつも練習所に行ってから朝食を食べるのですが、今日からまたその再開です。家で食べてから行くのは何となく落ち着かないので、食べる物を専用の袋に入れてもらっています。
 ラフマニノフの交響的舞曲はまず最初に全曲通してから、フィナーレのコーダから細かく練習していきました。この曲は前にもデュトワ先生でやったそうですが、私は曲自体は弾きながら思い出したのですがそれがデュトワ先生だったかどうかは思い出せませんでした。見た目には難しそうな曲ですが、ゆっくり練習するとそれほど難しくはありません。(デュトワ先生はパートごとにゆっくり練習してから、全体をまとめていかれました。)ストラヴィンスキーの方も同じやり方でした。ヴァイオリンとピアノのデュオに書き直されたディヴェルティメントの方が部分的に少しカットされた部分がありますが、全体としてはほとんど同じです。ストラヴィンスキーのヴァイオリン曲としてはデュオ・コンチェルタンテ、イタリア組曲が有名ですが、ディヴェルティメントはそれほど有名はないようです。(他の2曲と同様Boosey & Hawkesから出版されています。)
 今日は久し振りの練習だったので妙に疲れました。でも今日は弾くこと自体はとても好調にできました。この前家で練習した時に気がついた事が的を得ていたようです。


1.5

 今日はリハビリの一日でした。明日からはN響の練習ですから、それに備えて練習をしました。今日の練習では思いもかけぬ収穫がありました。やはり基本が大切ということでした。普段本能的にやっていることはなかなか見直しをしないのですが、弾く時に一番影響するのがこういう部分です。今までの色々な悩みや疑問がかなりの部分解決しました。
 実は明日は私の??歳の誕生日なのですが、栄子先生のスケジュールの都合で今日1日早く誕生日を祝ってもらいました。この後1時間位練習して、今日は早々に寝ることにします。明日からは久し振りにデュトワ先生の定期の練習です。


1.4

 今回のSV-91Bはとても手間どり、ほぼ出来上がってはいるのですがまだ音出しは出来ません。もうアンプにかかっている時間はないので、しばらくおあずけです。おとといから不健康な生活の連続ですし、明日はちゃんと練習しないといけません。今は4日のほぼ24:00です。
 アンプを作っていたので1階のレッスン室はとても人にお見せできない状態です。これからアンプを箱にしまって部屋を掃除します。というような事でご報告できることは全然ありませんので、今日はこれで失礼いたします。


1.2

 今日は昼頃からSV-91Bを作り始めたのですが、手順がとても複雑で後の事まで考えながらやらないといけないのであまり進みませんでした。入力ボリュームを付けてその両端の抵抗が変わるのをテスターで確かめたのですが、右チャンネルが常に0Ωなのです。端子につけたハンダが多すぎてショートしていたのです。その事が分かるまでかなりの時間を使ったりしているので、全然捗りませんでした。
 アンプを作りながらオイストラフ、ミルシュタイン、ハイフェッツ、フーベルマン、シェリング、アッカルドというように色々のヴァイオリニストのCDをどんどん聴いていきました。半分バックグラウンドなのでちゃんと聴いてはいませんが、これだけ聴くとそれぞれに個性があってとても面白かったです。(今年の5月の栄子先生とのコンサートで弾く予定の悪魔のトリルを色々な人の演奏で聴きましたが、まさに人それぞれでとても面白いです。サンバレーの大橋さんは同じCDを何度も聴かれて新発見をされたそうですが、私の方は手当たり次第に聴いていきました。)昨日両親の家で昔私がよく聴いたレコードが何枚も見つかったので本当はレコードを聴きたいのですが、レコードプレーヤーが工作道具を入れたキャスターの上にあるので、アンプを作っているとレコードは聴けないのです。早く作ろう〜ッと!


2004.1.1

 皆さま、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。

 昨日は夜栄子先生のお母さんのところで年を越したあと、家に戻って来ました。元日の今日は目が覚めたらもう10時でしたが、弟一家が両親のところに来るのでお昼を一緒に食べました。そのあと栄子先生と一緒に神田明神に行きました。

 ごらんのような大混雑の神田明神でした。まず手を浄めてから参拝をして、お札を何枚か買いました。最後におみくじを引いたら、栄子先生は大吉、私は中吉でした。(去年のお札もちゃんと返してきました。)去年も神田明神にお参りしたのですがその時に車を置けなくて苦労したので、今年は初めから近くのホテルを目指して行きました。着いた時は満車でしばらく待ちましたが、駐車違反の心配なくゆっくりとお参りできました。これで一応年初めの恒例の行事は全部終わりました。いよいよ明日から楽しみのアンプ作りに着手します。


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