2.19
明日は私はN響の名古屋公演ですが、同時に市川フレンドステーションの「長谷川先生によるショパン講座第1回」の日でもあります。
初めは車で行く予定だった今日の刈谷行きですが、車の不調で急遽新幹線で行きました。最初は三河安城までこだまで行って・・・と考えていたのですが、大橋さんがS木さんをお迎えにセントレアにいらっしゃる、という話に乗り換え案内で色々調べてみました。するとのぞみで名古屋に出て名鉄でセントレアに行くのが品川から2時間ちょっと、ここまで私が行く方がはるかに効率的である事が分かりました。
そしてまず大橋さんのお宅にお邪魔しました。何度もご紹介しているご自宅のリスニング・ルームです。

前回お邪魔した時の印象とはかなり違う音作りになっていました。前回は基本的に客席で気持ち良く聴く、という感じの距離感だったように覚えています。でも今日はもっと近い音で、私の距離感とほぼ同じ感じでした。そして何より印象的だったのが音の粒の細かさです。スーパーツイーターを外すと「音が寝る」ので、この音の粒子の細かさはスーパーツイーターが作り出しています。さらに高域の音触がとてもキレイで印象的でした。

その立役者がこれVP-2500SEです。これこそが寛ぐために聴く音で、何時間でも聴いていられます。しばらく色々のソースを楽しんでから、今度はショールームに移動しました。

こちらは主人公はMID、予想したのとは一味違うくっきりとしたスピード感のある音でした。TANNOYのユニットとは思えません。こちらはSuonoが上に載っています。私は初めてSuonoの音を聴きましたが、これはすごいです。Suonoを外していただくと、私が想像した通りの音が聞こえてきました。これはこれで充分のクォリティーなのですが、Suonoを足すと次元の違う音になります。色々聴いている内にMIDに魅了されましたが、私の家にはこれを置く場所がありません。

今日聴いた中で一番面白かったのがこのレコードです。1960年代に岩城さんがN響を指揮した運命と未完成のレコードです。私が入団した当時の印象として残っているのと同じ音触で、今のN響では絶対に出せない音でした。個人技は当時とは比較にならないほど上がっていますが、オーケストラとしては素晴らしいまとまりです。昔からのN響ファンの求める音の片鱗が伺え、いささか色々考えさせられました。それにしてもこれを聴くMIDの再生力はすごいです。そして家に帰ったら大橋さんが書かれていた「音のお掃除」をしてみようと思いました。 |