昭義のひとりごと2007年6月分  


このページは私の日記のようなものです。私の感じること、周りで起こったことを書きます。


このページは下から上へ順番に日付が新しくなっています。前のものを読みたい方はこちらからどうぞ。

生徒さんへの重要な連絡があります。こちらです。(2007.7.2)必ずご覧下さい。

栄子先生のひとりごとはこちらです。理恵子の公式サイトはこちらです。
根津理恵子の ポーランド通信第9回がアップされました。 こちらからどうぞ!


6.30

 今日で今年の前半は終わり、明日からは後半に突入です。本当に月日の経つのは早いものです。
 不思議な事に出番だとなかなか終わらない定期ですが、降り番だと気がついたら今日で定期は終わっています。とはいってもこの降り番の間にはたくさんの収穫がありました。特に弾く事についての収穫が一番うれしいです。

 明日はN響はお休みです。来週月曜火曜は葛飾シンフォニーヒルズでこの前の定期の曲チャイコフスキーのマンフレッドとラフマニノフのピアノ協奏曲第3番のレコーディングです。これがアシュケナージ先生の音楽監督としては最後の仕事になります。
 アシュケナージ先生は2004年10月に音楽監督に就任されましたが、その10月のA定期の初日に2つの大事件がありました。1つは中越地震、もう1つはアシュケナージ先生の指揮棒が手に刺さった事件です。とても印象的な演奏会で、今でも昨日の事のようによく覚えています。あれからもう3年が経ったという訳です。


6.29

 私の家は家中塗り壁でオークのフローリングなのですが、それでも毛足の長いカーペットを敷いてある部屋は響きが止まります。ソルフェージュのレッスン室の中央にシャギーカーペットを敷いてあったのですが、その状態だとその部屋ではいくら頑張っても良い響きが出ません。今日それを取り外してみたら、急に気持ち良く弾けるようになりました。私はどの部屋も響いてくれる方が好きです。(ピアノのように音量が大きい楽器の場合は、音量が部屋の容量を超えているような時はカーペットを部分敷きして音を吸わせる事はあります。でも実際にやってみて吸音し過ぎないように気をつけないといけません。)
 オーディオの世界では原音と称して部屋の響きとは別に元の音があるように思われていますが、 演奏は弾いている空間を響かせて、奏者と空間の響きが一体になって初めて成り立つのです。どのホールも外との遮音には気を遣っていますが、ホールの中はよく響くように設計されています。もちろん鳴き竜が起こったり極端なディップやピークがあってはいけませんが、良い音を聴きたいのだったら演奏室もオーディオ室も中は響かなければダメです。


6.28

 午前中にレッスン室の電気の容量を増やすために電気屋さんが来ました。工事はすぐに終わりました。そして1階のレッスン室のコピー器とプリンタを夜同時に点けても、ブレーカーが落ちなくなりました。そしてEtherのハブを買ってきて、iMacG5、プリンタ、AirMac Expressをつなぎました。これでMac環境は思った通りになりました。カラーの複合機を入れれば良いのかもしれません?
 ステレオを置いている部屋がスッキリしたので、この部屋で弾くと鳴き竜はないのですがよく響きます。今この部屋を昼間はピアノのレッスンに使われているので、折角の降り番でも私は夜にならないとこの部屋を使えません。

 この部屋だと脱力して弾くと音がよく伸びます。今までこの部屋でもこれほど脱力出来ている時と出来ていない時の差を感じなかったのですが、今はそれがとてもよく分かります。弓はもちろん弦にしっかり載っていないといけないのですが、弦の振動を妨げてはいけないのです。ここら辺の呼吸(弓が弦に載る重さとスピードのバランス)を体得する事がとても難しいのです。
 もう1つのポイント構え方とは、私の場合左の肩甲骨の辺りを意識する事です。
 弾いていて無駄に力が入っている事が分かった時、弓の弾力の質によって力を抜きやすい弓と抜き難い弓があるように感じます。これはその人の筋力によって感じ方は違うと思いますが、傾向としては強い弓よりは柔軟な弓の方が扱いやすいでしょう。でも音については扱いやすさだけでなく、パワーや浸透力、弱音の伸びと質など考えるべき要素はたくさんある上に、弾いている時に演奏に対してイメージが膨らむかどうかなど弓との相性もあります。
 楽器も弓も工業製品ではないので、同じ作者でも物によって出来栄えも感触もかなり違います。一概に誰の弓が良いなどとは言えません。


6.27

 朝から来月末のステップの準備で走り回りました。車で移動している間はエアコンが効いて良いのですが、駅前まで2度暑い中を歩いて往復したらすごく消耗しました。暑さ対策をきちんとしないといけないようです。それに色々な事で夜更かしも続いています。能率を上げるためにも考えないといけないと思いました。
 明日は午前中から電気屋さんが来る事になっています。ですから本当はもう寝ていないといけないのですが.......
 いつもそんな事を言っているような気がしますが、実行した試しはありません。

 この前から弾く事がとても楽しくなっています。私の場合大切なポイントは2つ、構え方と弓の重さとスピードのバランスです。今回は出て来る音が横で聴いてもよく分かるくらい変わりました。 今まで断片的には気がついている事ですが、弓の弾き較べを通してその断片的な対処法が1つにまとまったのです。音色の変化とレガートが今まで以上によく出るようになりました。
 今までの私の弾き方の骨子は弓によって作られてきたようで、その行き過ぎの部分に弓の弾き較べで気がついたのです。


6.26

 今日は午前中に1階の2つのレッスン室のピアノの入れ替えをしました。といっても自分でやったのではなく、以前お願いしたピアノ運送の専門業者に運んでいただきました。1階奥のレッスン室へはまっすぐにピアノを移動出来ないので、写真のようにドアを外してなんとか移動させました。スタインウェイなどの運搬を手がけるところで、とても手際が良く丁寧にやって下さりました。アンプなど大事な物が置いてあるところはきちんと把握して、それを避けて動線を確保されていました。

2つのレッスン室の間に保護のシートを敷く

ピアノの足を取り、3人がかりでピアノを持ち上げる

今回のピアノ移動の難所

無事奥の部屋に運べました

 2時間かからずにピアノの入れ替えは無事終了しました。もし左下の写真の難所を通らない場合は、ピアノを玄関から外に出してベランダ経由で入れる予定でしたが、その必要もなく順調に進みました。

 午後は練習終了後3時半からN響の練習所でコントラバスとヴィオラのオーディションがあるので出かけました。その後家に戻りレッスンをしてから、自分の練習をしました。このところボーイングにちょっとしたポイントがある事に気がつき、練習がとてもはかどっています。この前6本の弓を弾かせていただいたおかげです。
 明日は7月31日に第1回目のステップを開く江戸川区の東部フレンドホールに打合せに行きます。毎日夜更かしで、朝起きてもまだ復活出来ない日々の連続です。今日も2時半になってしまいました。


6.25

 今日オーディオの小道 番外編に久し振りに第11回を書きました。最近の色々の変化の結果について書きました。どうぞお読み下さい。

 楽器にはStradivariusとGuarnerius del Gesu、弓にはTourteとPeccatteという存在があります。例えばStradは色々なタイプの演奏家の手にかかってもそれに応えています。広い会場の隅まで通る浸透力のある音が出る上に、ローレベルになっても少しも曇らずニュアンスを正確に出したりとその適応力の広さには驚くばかりです。ですから演奏家も楽器作りもStradを手本として崇める訳です。つまりStradからまともな音を引き出せるかが演奏家に課せられた課題なのです。Stradを弾いて癖があると感じるとしたら、それは弾き手にその悪い癖があるという事なのです。
 良い楽器も良い弓もそれを弾ける人の前にしか姿を現さないという話があります。ですから自分が見た事のあるものが全てではないのです。世の中には私達オケマンでは拝む事の出来ないような異次元の別世界があるのです。ただ私達には幸運な事にステージ上でそういう素晴らしいソリストと共演する機会があります。ですからそういう時の印象を忘れないようにしています。それこそが私達の最大のお手本なのです。
 そして何度も言いますが、オーディオはそれを家で再体験するための師匠なのです。ですから私はオーディオに凝るのです。


6.24

 今日はA定期の2日目、全体の印象は昨日と同じです。1曲目の清水和音さんのソロが何と言っても印象的でした。今回の2曲を7月2日3日の両日に今回と同じメンバーでかつしかシンフォニー・ヒルズでレコーディングします。このレコーディングがうまく行くと良いのですが、この速いテンポにおいていかれないようにしないといけません。
 アシュケナージ先生についてはネット上にこのような記事が流れています。(2009年からシドニー交響楽団の首席指揮者として活動されるとの記事です。)

 この前楽器屋さんで弓を弾いて以来、同じ自分の弓が変わったような印象を受けています。実は弓が変わったのではなく、私の弾き方が変わったのです。この前弾いた弓の中には前にも弾いた事のある弓が含まれています。同じ弓でも弾き手の意識の持ち方によって受ける印象は全然違います。今回弾き方の違いによる音の変化に驚かされました。自分自身だけでなく、横で聴いている栄子先生も驚いています。

 明日はN響はお休みです。その後C定期の練習が始まります。ベートーヴェンの6番「田園」7番の2曲のプロです。この定期はライブ・レコーディングが入るそうです。(私は降り番です。)


6.23

 今日はA定期の初日でした。今回は何と言っても清水和音さんの名演が印象に残りました。色々の悪い条件の中で何という事なしに弾かれています。今回は楽屋は妙に静かです。合わせるのがとても難しいラフマニノフの3番に、テンポの変わり方が難しいチャイコフスキーのマンフレッドと弾くだけでもとても気を遣わないといけないので、疲れてしまった訳です。明日本番がある上に7月の初めにこの2曲のレコーディングです。どうなるのでしょう?

 今日はゲネプロが終わってからNHKで食事をしてから、練習所に行きました。週末の渋谷近辺はとても運転がし難いのですが、渋谷にいるよりは無駄な金を使わないからです。

 昨日書いた事に一言加えます。「音が良くてもその良い音を出すのにものすごく気を遣うとしたら、少しくらい音が良くなくても扱いやすい方をとる人もいるでしょう。」という事についてです。これを安易に妥協する事だと受け取られるかもしれませんが、事はそれほど単純ではないのです。弾きやすくなる事によってイマジネーションが広がり、今までより表現力が増す事もあるのです。音質自体がベストではなくても、それを弾く事によってイマジネーションが刺激されて表現が広がり、結果的に良い音になるという場合もあるのです。
 弓を替えると弾き方を変えないといけなくなり、そうすると音楽の作り方がまるで変わります。それをまとめるにはしばらく新しい弾き方で色々な曲を弾かなければいけません。更に奏法が変わると身体の使い方が変わりますから、弾いた時の身体的な感触も変わるのです。このように楽器や弓を替えると音に対する発想まで変わるのです。道具が自分の限界を作ってしまっている場合もありますから、自分の持ち物はきちんと選ばないといけないのです。


6.22

 今日はホールでの練習、いつも通り7時半過ぎに家を出ましたがホールには順調に着きました。今日は朝大宮の架線事故があり、遅刻する人がいるのではないかと心配しました。でも電車を諦めて車で来た人がいたりして、結局誰も遅刻しませんでした。
 午前中はマンフレッドを、午後はピアノ協奏曲第3番を練習しました。アシュケナージ先生は哀れな弦楽器の音形に関係なく、とても速いテンポで振られています。譜面の指定には関係なく、 もたれないように颯爽としたテンポで振られるので何ヶ所かとても危ないところがあります。客席で聴いてどう聞こえるのかとても興味があります。

 練習が終わって帰ろうとしたら、雨が降っていてそのせいか道はとても混んでいました。まず原宿の駅前が大渋滞、いつもは信号1回待ちで抜けるところを3回かかりました。その後も2ヶ所ほど混んでいました。

 昨日の続きですが、弓は楽器以上にとても手強い存在で、良い弓だからといって誰でもその良さをすぐに発揮出来る訳ではありません。それに弓は弾き手との相性による部分がとても大きく、弓の個性に合わせて弾き方を替えられないといけないのです。弓が替わればそれを活かす弾き方は違いますから、どういう弾き方がその弓を一番活かせるのか分からなければその弓を判断出来ません。2〜3回TourteとかPeccatteなどの最高峰の弓を触ったぐらいではその弓の本領など分かりません。(ソリストの場合でもこういう弓を弾きこなすには最低でも何ヶ月かかかるそうです。)弓選び、そして楽器選びはその人のセンスや音楽性、価値観と深く結びついた問題なのです。音が良くてもその良い音を出すのにものすごく気を遣うとしたら、少しくらい音が良くなくても扱いやすい方をとる人もいるでしょう。また例えば音が通るためにノイズがあっても気にしない人もいれば、ノイズがなくて質が良く音の通るものを求める人もいます。このように良い音といっても人によって意味合いは違います。
 この話はそのままオーディオにも通用するでしょう。どんなに名器でも持っているだけでは意味はありません。きちんと使いこなして初めて意味を持つのです。同じ言葉を使っていても人によって意味は違う、という事にまたここでも遭遇します。考えれば考えるほど奥の深い問題です。


6.21

 今日からはA定期の練習で、今日は1日マンフレッドの練習をしました。過去の記録を調べた訳ではないのでたしかではありませんが、私はこの曲を弾くのは初めてのような気がします。ただ予定表でマンフレッドという文字を見た覚えもあるので、降り番だったのかもしれません。
 アシュケナージ先生はテンポがもたれないように速めのテンポで振られていますが、譜面の指定より遥かに速いので細かいところまで弾き切れません。今日の練習も終わり頃になって私達も先生に合わせられるようになりました。明日はNHKホールでの練習です。会場の響きを聴きながら練習出来るので明日でかなりまとまるでしょう。

 練習終了後に行きつけの楽器屋さんに行きました。そこで色々弓を見せていただいたのですが、弓の判断はなかなか難しいです。どうしても自分が今持っている弓が判断の基準になってしまうので、全然持ち味の違う弓の本領をなかなか見極められないのです。つまりそれぞれの弓に合う弾き方は違うのです。色々取り混ぜて結局6本の弓を弾かせていただきました。やはりボリュームがありながらノイズが少なくて音の浸透力があるもの、というと目の玉の飛び出すような値段がついています。自分の財布とパフォーマンスの妥協点をどこに見つけるかという苦渋の選択を求められます。弓だけでも私が「これなら!」と思うものは最低でも700万近くしていますから.......


6.20

 今日は午前中に車で走りましたが、この暑さの中を走るといくらエアコンがかかっていても正面からの日差しに消耗させられます。トータルで80km以上3時間近く走りましたが、大変でした。
 家に戻ったらしばらく1人にさせられていたスリッパが「ニャ〜〜〜」と寄って来て大変でした。

 ソルフェージュのレッスン室の出窓にステレオを置いたのですが、その奥の狭い隙間にスリッパは寝そべっています。西向きの出窓でとても暑いはずなのですが、スリッパはこの場所が大好きです。よくここに何時間もこうやって寝ています。

 明日からはA定期の練習です。もともとは練習は3日間の予定でしたが、急遽今日の練習はなくなりました。今度はチャイコフスキーの交響曲「マンフレッド」がメインです。前プロは清水和音さんのソロによるラフマニノフの3番のピアノ協奏曲です。7月の初めに葛飾のシンフォニーヒルズでこの2曲のレコーディングがあります。


6.19

 おとといの夕方4時(日本時間夜11時)からワルシャワのワジェンキ公園で理恵子のオールショパンリサイタルが開かれました。昨年は豪雨で流れてしまった悔しい思い出があるので、今回はひとしおの思いがあったと思います。
 こちらにたくさんの写真とともにそれが紹介されています。是非ご覧下さい。これだけたくさんの人がこのコンサートに集まるのは、ポーランド人のショパンを慕う気持ちが支えているのでしょう。日本から見ると実にうらやましい環境です!

 皆様お気付きのようにトップページ昭義栄子のプロフィールのページの写真が変わりました。この写真はサンバレーの東京試聴会の打ち上げ(私のひとりごとはこちら)にお宅(?)を解放して下さった彩虹舎のK林さんに撮っていただきました。


6.18

 昨日の模様替えの様子です。

Rogers LS5/9もピアノの後ろへ

聴取位置のテーブル

ソルフェージュのレッスン室は
ヴァイオリンのレッスン室に様変わり

 今までRogersの置き場が考えつかなかったのですが、家の中にあったチェストベンチの上に樽ボードを敷いてその上に今まで使っていたスタンドを載せています。Rogersがピアノに隠れないようにするにはスタンドを何かに載せないといけないので、苦肉の策でこのようにしました。チェストベンチが軽いので、ガッチリさせるために中に物を入れた方が良いのかもしれません。重さを持たせるためにコーリアンではなく樽ボードを使いました。一度コーリアンを試してみようと思っています。
 まだまじめに聴く時間はとれていませんが、一応の音はしています。でも色々気になる部分はあるので、これから調整していきます。Rogersを置くためにピアノを少し前に引き出しているので、それが影響しているのでしょう。

 もう1つのソルフェージュのレッスン室は下のようになりました。栄子先生には事務室みたい、とあまり評判良くありません。その上夜すべての電気器具をONにするとブレーカーが落ちてしまいます。プリンタとコピー機は同時には使えません。それにプリンタがONになると部屋が暑くなります。
 色々問題はありますが、部屋の使い勝手は随分良くなりました。それにしてもプリンタの重い事、2階から階段を下ろすのに栄子先生と2人で大変な思いをしました。
 プリンタを設置してからテストプリントしようとしたのですが、うまく行きません。iMacG5のEtherポートにプリンタをつないでもプリント出来ません。結局旅行の時に使っているAirMac Expressを使ってなんとかプリント出来るようにしました。どうすれば良いのか今1つのみ込めませんが、なんとかプリント出来てホッとしました。

 この調子で家中を綺麗にすれば良いのでしょうが、休みの時でないと出来ません。その上7月の終わりにはフレンドステーションのステップがあるので、なかなか時間がとれません。


6.17

 夜更けてから模様替えを始めたので、終わったら午前3時になってしまいました。1階の2つの部屋を大規模に模様替えしたのですが、LS5/9も上手い具合に納まりました。今はもう遅いので、細かい事は明日ご紹介します。
 あ〜ぁ、 疲れた上に眠いです。


6.16

 6時半からピアノのレッスン室前の花壇にポーチュラカを植えました。6時半には花壇は家の影になっていましたが、終わる頃(8時ごろ)には太陽の直射に晒されました。帽子を被らずに太陽にあたってしまったので、頭が温まってしまいました。その成果はしばらくしてお花が咲き揃ったらご紹介します。この前届いた苗はこれで全部植え終わりました。
 普段夜更かしをしているのに朝早く起きた上に陽に晒されたので、昼過ぎには無性に眠くなり昼寝をしました。私の部屋の前の花壇に植える苗は残っていなかったので、また注文するそうです。休みの日の朝に植えるのが一番都合が良いのですが、そううまく行くでしょうか?

 このところずっとLS5/9を聴いていますが、SV-4の管を替えてから今までの印象と違うまろやかな音になりました。今はピアノの前に置いていますが、今日のようにソルフェージュのレッスンがあると場所をずらさないといけません。スピーカーの置き方を考えて何かある度にスピーカーを移さずすむようにしたいです。

 明日17日の午後4時(日本時間では午後11時)理恵子がワルシャワのワジェンキ公園でのリサイタルに出演します。去年は雨のために流れてしまいましたが、今年は天気も良さそうです。

 N響は今日からアシュケナージ先生のベートーヴェンの1番と8番のレコーディングです。月末のC定期もライブ・レコーディングがあり、こちらはベートーヴェンの6番と7番です。その他に7月初めにはA定期の2曲のレコーディングがあります。こちらは葛飾シンフォニー・ヒルズで録音されます。
 葛飾シンフォニー・ヒルズはクラシックコンクールの審査会場なので毎年何回か行っていますが、N響としてここに行くのは久し振りです。


6.15

 今日は午後から栄子先生と一緒にポーチュラカを植えました。届いた株の半分位しかまだ植えられていません。残りは明日朝早く起きて植えます。ピアノのレッスン室の前と私の部屋の前の2ヶ所がまだ手付かずになっています。朝まだ暑くなる前に起きるつもりです。
 午前中には水道屋さんが来て、キッチンのシンクの下の水漏れを直してもらいました。我が家は玄関周りをリフォームしているので、キッチン以外の水周りもリフォームされています。キッチンだけは建てた時からほとんど手を入れていないので、パッキングが利かなくなっているようです。電気器具も特にエアコンがそろそろ寿命を迎えそうですし、壁も塗り直ししたいのですが............

 最近弾く時の力のバランスが微妙に変わりました。言葉で表現するのは難しいのですが、出て来る音はかなり変わりました。そして弾き方もかなり変わりました。ステレオと同様奏法の上達のキッカケも目の前にあるのですが、それに気が付いて活かせるようになるには長い時間がかかります。こういう事を何度も繰り返して、一生努力を繰り返していかないといけないようです。大変と言えば大変ですが、うまくキッカケを活かせればすごく変われるので、楽しみでもあります。


6.14

 今日は文化会館演奏会の2日目でした。コーエンさんは今日はアンコールにプロコフィエフの兵士の行進曲を弾かれました。昨日のバッハとはまるで違うものでした。
 この次はあさってから洗足学園前田ホールでベートーヴェンの1番と8番のレコーディングです。(私は降り番です。)その次のA定期の練習は来週の木曜日からです。

 今日は久し振りに朝ゆっくり起きました。家中の掃除と花壇の手入れで夕方まで頑張ってから文化会館に向かいました。朝から雨が降っていましたが、その合間を縫って今まで咲いていたヴィオラをとりました。 昼頃自分の練習をしている時にふと外を見たら、お花屋さんがたくさんのポーチュラカを持って来て下さいました。今度はこれを植えないといけません。今日梅雨入りしましたが、植える時には降らないで欲しいものです。

 昼にはもう1つサンバレーからゲイン可変型プリアンプSV-14LBが届きました。これはSV-9t+kitLS3/5Aのプリとして使うつもりです。もっともこれを作る前にModel2とSV-3の改造が待っています。これがすべて出来ると初めて我が家のステレオシステムが完成します。とは言っても7月の終わりまで時間がないので、夏休みの楽しみになりそうです。CEC TL51X+Model2+SV-14LB+SV-9t+kitLS3/5Aというシステムはピアノのレッスン室に置きます。スピーカーの置き方にずっと迷いがあったのですが、この前のEntry Sの置き方に倣ってみようと思っています。うまく行くといいなぁ〜〜!


6.13

 今日は文化会館の演奏会でした。アシュケナージ先生はどの曲もとても速いテンポで持っていかれていて、色々なところが弾き切れませんでした。魔法使いの弟子も火の鳥も今まで何度も弾いていますが、今回のように感じたのは初めてです。
 朝少し早めに起きて朝の散歩をしてから家で朝食を済ませて、文化会館に向かいました。ホールとそれほど時間は違わないのですが、上野というだけで気持ちの負担が全然違います。ゲネプロが終わってすぐに家に戻りました。1時半過ぎには家に着きました。昼寝をしてから家の用事を済ませて5時過ぎに家を出ました。

 今日は何と言ってもコーエンさんのロココが最高でした。とても自然で上品で、音量で脅かすというハッタリとは無縁の演奏でした。アンコールにバッハの組曲第1番のメヌエットを弾かれました。

 この前のサンバレーの東京試聴会でお話しした事を1つあらためてご紹介します。それは同じ音でも聞き方によってまるで違って聞こえる、という事です。シューマンの2番の第2楽章スケルツォを題材にまず皆さんに出来るだけ高い音を聴いていただき、次にできるだけ低い音を聴いていただきました。同じ曲でもどこに焦点を合わせるかでまるで違って聞こえるのです。更に言うとそれぞれの人の聴き方は耳の特性にすごく影響を受けています。自分の聴きやすいところに自然と焦点を合わせる訳ですから、同じ演奏を聴いても人によって受ける印象は全然違うのです。
 私が一番言いたいのはこのように耳の特性は人によって違うのだから、人の批評をそのまま鵜呑みにしてはいけないという事です。皆自分の聴き方が当たり前だと思っていますが、聞こえ方は人によってまるで違うのが現実です。つまりオーディオは自分の耳で選ばなければ絶対に自分の気に入った物は手に入らないのです。
 演奏の評論についても同じ事が言える訳で、音の評価の難しさは本当に奥深い物なのです。


6.12

 午前中はオケの曲3曲を練習しました。早めに昼休みに入り、午後からチャイコフスキーのロココ・ヴァリエーションを練習しました。デーヴィッド・コーエンさんのソロは素晴らしかったです。サントリーホールの改装が終わる9月からはB定期が復活しますが、明日からの2日はB定期の代わりの文化会館演奏会の最後になります。私自身は文化会館の方が行きやすいので、文化会館の演奏会が定期になってくれる方がうれしいです。
 今回のプロは昨日もご紹介したようにとても色彩的です。N響というと今までは何となく水墨画のようなイメージを持たれていると思いますが、デュトワ先生以降N響も何度もこういうプロを弾いて、N響の演奏スタイルも変貌してきています。昔はドイツ音楽を指揮すると右に出るものはいないという指揮者がいらっしゃいましたが、最近はそういう人はほとんどいなくなってきています。

 明日はゲネプロ本番の1日ですが、ゲネプロが終わったら一度家に戻ろうと思っています。30〜40分で家に帰る事が出来るからです。7時本番ですから5時過ぎに家を出れば、ゆっくり本番に間に合います。3時間半くらいは家にいる事が出来ます。

 今日SV-14LBというヘッドフォン出力付ゲイン可変型プリアンプを注文しました。私はヘッドフォンは使う必要はないのですが、色々な種類のプリを使ってみたいのです。別棟のレッスン室のkitLS3/5Aのシステムに組み合わせたいのです。それにしてもこれだけ色々な候補が出て来るようになると、こちらもよほど自分のスタンスをきっちり決めてかからないといけません。真空管アンプに目覚めた頃はCDのOUTをメインに直接入れていましたが、今では必ずプリを使うようにしています。表現力にハッキリとした差があるように感じます。


6.11

 昨日は打ち上げの後会場近くのホテルに泊まりました。 打ち上げ会場のK林さんのお宅についてはザ・キット屋店主のひとりごとの5月3日分に書かれています。 機器のラインナップなどは既に紹介されているので、ここでは省略します。Macintoshの管のアンプの良い音を楽しませていただきました。

大橋さんごきげんですね!

K林さん、N間さん、村瀬さんとご子息
N間さんは去年我が家の取材にいらっしゃいました。

 K林さんはレコードもたくさんお持ちで、アシュケナージ先生の若い頃のリストの超絶技巧練習曲のレコードを聴かせていただきました。1970年代の録音だったと思います。素晴らしい名演でした。

 今朝は演奏旅行のような感じで、起きてから風呂に入り朝食を食べて8時過ぎにホテルを出ました。お茶の水から練習所なので大して時間もかからずに着きました。
 今日からは文化会館の演奏会の練習です。6月の定期はアシュケナージ先生の指揮で、まず今週は
1.デュカス/交響詩「魔法使いの弟子 」
2.チャイコフスキー/ロココ風の主題による変奏曲
  チェロ:デーヴィッド・コーエン
3.ルーセル/組曲「バッカスとアリアーヌ」第2番
4.ストラヴィンスキー/バレエ組曲「火の鳥」
というプロです。次のA定期はラフマニノフのピアノ協奏曲第3番(ピアノ:清水和音)、チャイコフスキー/交響曲「マンフレッド」、C定期はベートーヴェンの6番、7番です。 今週のプロはとても色彩的で、聴いてとても楽しめると思います。
 今日はロココ以外の3曲をルーセル、デュカス、火の鳥の順に練習しました。中でもルーセルは滅多に弾かない曲なので、念入りに練習しました。


最後に長〜〜いネコをご紹介します!

6.10

 今日はサンバレーの東京試聴会でした。私が会場に着いた時には4コマ目が始まっていました。

 大橋さんのアンプ解説パート1のあと、村瀬さんのウインズタイム、アンプ解説パート2と進み、いよいよ私の時間になりました。今回は私が真空管アンプを使い始める前に感じていた疑問を紹介し、皆様にもそれを追体験していただきました。アッという間に時間が過ぎ、気がついたら私の出番は終わっていました。
 試聴会の終了後、打ち上げに参加させていただきました。秋葉原の東口のすぐ近くにお住まいのKさんのお宅が会場でした。楽しい一時を過ごしてホテルに戻ったところですが、気持ち良く飲んだせいか頭がちゃんと働いていません。眠くて仕方ないので、細かい事はまたご報告します。


6.9

 今日はサンバレーの大橋さんと佐藤さん、この間N響を卒業された鶴我さんがいらっしゃいました。佐藤さんと鶴我さんは我が家へは初めていらっしゃいました。
 初めは1階の部屋のRogers LS5/9とDevonの音を聴いていただき、しばらくしてから2階のリビングでStirlingの音を聴いていただきました。

皆で乾杯!

佐藤さんが作られた42シングルアンプ

 鶴我さんはオーディオには全然拘りはありませんから、出て来る音だけが問題です。色々なヴァイオリニストの演奏を聴いていくうちに、鶴我さんも私と同様「昔のヴァイオリニストばかり聴くわよ!」と言われていました。ティボー、ハイフェッツ、ミルシュタイン、エルマンとすべてSPから起こしたCDを聴きました。鶴我さんも最近の演奏も録音も薄く感じると言われていました。演奏も今の方が平均的な技術的レベルは間違いなく高いですが、音楽の説得力は一昔前の方が遥かに高いという事で意見が一致しました。楽器も1700年代前半がピークで、それ以降それを凌駕するものは出て来ていません。オーディオも同様の事が言えます。
 今日の話の中に出て来た事を踏まえて、明日の試聴会では大橋さんが紹介されたCDの他に何枚か持って行こうかな?と思っているところです。

 明日はいよいよ東京試聴会です。私の今までのオーディオ遍歴のキーワードは「浸透力」です。演奏でもオーディオでも良い音には必ず浸透力があります。浸透力のある音は自分のいる空間に染み入っていき、自分のいる空間を満たしてくれるのです。そうなればむやみにボリュームを上げなくても演奏の細部まで聞き取れます。そして浸透力のある音はボリュームを絞っても死なないのです。その辺りのお話も明日は実例入りでしようと思っています。
 また今日の話に出て来た「同じ音を聴いても人によって聴き方が違うのではないか?」という事についてもお話しします。明日いらっしゃる方はどうぞご期待下さい。お話だけではなく実際の音を使って私の感覚をご説明します。これこそが試聴会でお話しする最大の意味でしょう。


6.8

 昨日の夜家に戻ってから前から気になっていたAdobeのCreative Suite3へのアップグレードを検討していたら夜更かししてしまいました。いまだに10.3.9を使っている私から言うと、これを機会に10.4へアップグレードしないといけないでしょう。データを他のHDDに退避させて、HDDのフォーマットからやらないといけません。10.4でないと動かないソフトが多くなっている以上このままではやって行けません。
 前バージョンのCS(Creative Suite)2が出てから、AdobeがMacromediaを吸収したので、今回のアップグレードではDreamweaverとFireWorksの事まで考えないといけなくなってしまいました。(Freehandsも持っていますが、Illustratorがあればダブって持つ必要はないでしょう。)今回のバージョンアップは考えないといけない事がたくさんあり、悩ましいです。

 この週末はオーディオ漬けです。明日はTさん、Tさんの大ファンである大橋さん、佐藤さんがいらっしゃいます。1階の私の部屋、1階のレッスン室、2階リビングと3ヶ所の音を聴いていただきます。本当はもう1ヶ所kitLS3/5Aを置く予定の離れのレッスン室も聴いていただきたいのですが、準備不足で叶いませんでした。私は部屋による違いより、どの部屋の音も似ている事の方が印象的だと思っています。他にも何人か声をかけたのですが、用事があって来られないとの事でした。そしてあさってはサンバレーの東京試聴会の本番です。今日明日とお話の最後のツメをしようと思っています。


6.7

 午前中は自分の練習をするつもりでいたのですが、結局雑用に追われてしまいました。ゲネプロは午後3時からなので、家は昼過ぎに出ました。途中少し渋滞していましたが、とても順調に会場のオペラシティに着きました。

 ゲネプロはプロ順に「動物の謝肉祭」、チェロ協奏曲、交響曲第3番と弾きました。藤森さんの弾かれたチェロ協奏曲はゲネプロ本番ともに素晴らしかったでした。本番の後半が始まる前には奥様である向山佳絵子さんが舞台袖にいらっしゃいました。
 交響曲は広上さんらしく悠揚迫らぬ感じで進み、最後はとても盛り上がりました。会場も凄い盛り上がりでした。
 今日のプロはどの曲もソロがつくという一風変わったプロでした。

 このあとは来週からアシュケナージ先生の定期が始まります。来週の水木の文化会館のコンサートのあと洗足学園前田ホールでレコーディング、A定期とC定期のあと葛飾シンフォニーヒルズでレコーディングというスケジュールです。


6.6

 今日も昨日に続いての明日のコンサートのための練習でした。交響曲第3番「オルガン付」のあと、藤森さんがソロを弾かれるチェロ協奏曲第1番を練習しました。この曲は流麗で魅力的なテーマがたくさんあるのに、あまり定期などでは取り上げられない曲です。前回弾かれたのはいつの事なのでしょう。私自身はこの曲はとても好きな曲です。午後からは動物の謝肉祭の練習ですが、今回はとても小さい編成です。これはオーケストラの演奏会では滅多に聴く事の出来ない形です。今回のコンサートはどの曲も多彩な変化に富んでいて楽しめると思います。

 お昼には動物の謝肉祭以外の練習は終わりました。明日までの宿題は我が家ならではのとても面白いアイデアが浮かび、無事解決しました。これであとは週末のサンバレーの試聴会です。

 この前美容師の方に教えてもらった手のケアがとても具合が良いのでご紹介します。その方法とはただハンドクリームをつけるのではなく、まず化粧水を手につけてからハンドクリームをつけると良いと教わったのです。手がカサカサで困っている方は是非試してみて下さい。


6.5

 今日からは木曜日のオペラシティでのMicrosoft presents N響プレミアムコンサートの練習です。広上淳一さんの指揮で
組曲「動物の謝肉祭」(ピアノ:児玉麻里、桃)
チェロ協奏曲第1番(チェロ:藤森亮一)
交響曲第3番(オルガン:ギラン・ルロワ)
というサン・サーンス特集のプログラムです。
 今日は交響曲第3番と動物の謝肉祭を練習しました。動物の謝肉祭は室内楽版とでもいうべき編成で、ヴァイオリンはファーストセカンドともに1人です。明日は交響曲、チェロ協奏曲、動物の謝肉祭の順に練習の予定です。

  今週はN響のスケジュールは楽なのですが、それ以外の用件が不思議と続いています。考えておかなければならない事と同時に練習しなければいけないものもあるので、そちらの方が大変です。差し当たりあさっての午前中に締切りの用件の後、日曜日のサンバレー東京試聴会の準備をしないといけません。


6.4

 この前ケーブルテレビの契約をアナログからディジタルに替えました。最初はただディジタル放送が見られるだけだと思っていましたが、テレビでホームページを見られる事が分かりました。テレビの裏に置いてあるAirMac ExpressのLAN端子とアダプターのLAN端子をつないだら、ポータルサイトに接続出来ました。またアドレスを入力してこのホームページを表示させる事も出来ました。 道路情報にも簡単にアクセス出来ますし、乗換案内も見られます。1階のレッスン室のテレビにも今使っていないAirMac Extremeをつなぎました。ブラウザのスピードは速くはありませんし文字入力は手間ですが、 テレビが情報センターに替わります。

 今週の日曜日のサンバレーの東京試聴会がありますが、これに参加される方からうれしいメールを何通かいただいています。更にうれしい事にその前日土曜日にこの前N響を卒業されたTさんに我が家にいらしていただける事になりました。その時にはサンバレーの大橋さんと佐藤さんもいらっしゃいます。次の日の試聴会の相談と同時に、Tさんと佐藤さんに私の音を聴いていただくのが目的です。私もお2人の感想を是非聞いてみたいです。


6.3

 普通なら定期の2日目は午後からホールに行くだけなのですが、今日は朝から色々な事をしました。午前中に2つ用事を済ませてから、ホールに向かいました。本番は3時開演なのですが昨日今日とホールの前ではイベントが行われているので、昼過ぎには着いていないと駐車場が一杯になる恐れがあるのです。実際には駐車場は普段よりは混んでいましたが、そんなにあわてる必要はありませんでした。

 昨日はブルックナーの8番という壮大な曲をゲネプロと本番で2回弾いているので、疲れが抜け切っていない感じのまま今日の本番が始まりました。曲の最後は昨日以上にスケール大きく終わり会場はとてもわいていました。さすがに3楽章だけは長過ぎて、気持ちが切れないように持って行くのに一苦労しました。これは私だけではなかったようで、終演後の楽屋では皆無口でした。

 終演後家に着いてから、庭の雑草とりをしました。今まで放っておいた庭が生き返ったようです。とはいってもまだ2/3はまだ手付かずです。この雑草とりのおかげで今日のビールの美味しかった事!


6.2

 本番になったらゲネプロまでとは違ってテンポを速めに感じました。曲の最後だけはすごくたっぷりしていましたが、それ以外は全体に速かったです。この曲の場合は特に3楽章が延び気味になると、間が持たずにとてもきつく感じるものです。本番は良い感じで弾き続けられて私自身は良い感じでした。

 今日はゲネプロから本番までの間は楽屋で過ごしました。Powerbookを持って行ったので新教本のデータの整理をしました。QY-70も持って行ったのですが、譜面の入力までは行きませんでした。第1版は曲数を絞っていたのですが、第2版は曲数はかなり多くなっています。それだけ譜面の入力は大変な作業になりますが......
 ヨーロッパの教本には2台ヴァイオリン用に書かれたものが多いのですが、弾き方のイメージを分からせるにはソロではなくアンサンブルで弾いた方が良いです。それに生徒も先生と一緒に弾けると楽しいものです。どこまで教本でフォローするのかは未定なのですが、ポジションの導入位までのつもりです。
 カラーレーザープリンターが安くなり製本器も簡単に手に入るようになった今、自作の教本を作るのはとても簡単になりました。私はFinale2007で楽譜の入力をしてそれをEPSで書き出し、AdobeのInDesignでEPSの譜面や写真、イラストを本に仕上げるようにしています。(出力センターの人に聞いたらIllustratorのファイルにした方が良いという話を聞きました。でもInDesignの前身PageMakerの頃からずっとDTPソフトを使い慣れているので、今更慣れないIllustratorに移れないのです。譜面書きのソフトもNightingaleやSibeliusも試してみましたが、結局最初から使っていたFinaleに戻ってきてしまいました。)
  ある程度まで進んでドントの予備教本やクロイツェルが弾けるようになるまでの部分を扱おうと思っています。


6.1

 今日はホールでの練習でした。とてもゆったりとしたテンポで、間延びしないようにしないといけません。今回のように練習の最終日にホールで弾けるのはとてもためになります。世界の一流オケは自前のホールを持っていますが、N響も早く自分のホールで練習出来るようになりたいです。今回は久し振りに1曲だけのプロです。

 今週は朝の渋滞は思ったほどでなく、今日も江戸橋と竹橋の間が渋滞した他は順調でした。これもガソリン代が上がっている事が関係しているのでしょうか?帰りは錦糸町まで下の道で行きましたが、こちらは思ったほど空いた感じではありませんでした。今回のように週末のA定期の時は大抵どこかで事故があり、その渋滞に悩まされます。週末に順調に走れる事は最近珍しくなっています。


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