ひとりごと2005年3月分  


このページは私の日記のようなものです。私の感じること、周りで起こったことを書きます。


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栄子先生のピアノ教室プロフィールひとりごとも是非ご覧下さい。

生徒さんへの連絡があります。こちらへどうぞ。(2005.3.31


3.31

 桜の開花が認定された今日でした。とても温かくコートを着ていない人もたくさん見受けられました。栄子先生ともどもいまだに体調不充分なので、朝寝しました。おかげでかなり体調が戻ってしました。今日は14:45〜17:00がゲネプロ、19:00〜が本番でした。
 今日は軽騎兵の後メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲でした。渡辺さんはとても軽やかに弾かれていますが、ただ軽く弾いているのではなくとても充実した演奏でした。渡辺さんというと若い芽のコンサートに中学生の時に登場されてバルトークの2番を弾かれたと思います。日本人でもこんなに若くてもこのような日本人離れした音で弾く人が現れるようになったのだとその時は驚いたものです。それからアメリカに行かれて今のような大家になられたのです。

 ゲネプロが終わってからホールの向かいのアンデルセンでコーヒーを飲んだ後、すっかり春めいたカラヤン広場を撮ってみました。ついこの間までは冬景色でしたが、今日のような陽気だと水も寒くは感じません。といってもまた寒い日が来るでしょうから、このまますぐに春になるとは思えませんが.......そういえば渡辺玲子さんも春らしいグリーンのドレスを着ていらっしゃいました。

 今日はこの後楽屋で昼寝をしましたが、コーヒーのせいで20分ほどで気持ち良く起きられました。 実はゲネプロの時は眠くて困ったのですが、うまい具合に昼寝が出来たので本番は快調でした。

 私は普段はD70にSIGMAの18〜125のレンズを着けて、これ1本ですませています。ですが特別に望遠が必要な時はTAMRONの28〜300、暗いところを撮る時は感度の自動調整をONにしてSIGMAの18〜125か手振れ防止のためにはNIKONの24〜120のVRレンズを持って行きます。たとえば24日に載せた2枚の写真は左がLUMIXで、右はNIKONのVRレンズで撮っています。感度の自動調整と相まって小型のデジカメとは一線を画する絵が撮れます。サンバレーのショールームの写真はほとんどこのVRレンズで撮っています。皆様にはご紹介していない写真の中にはシャッタースピード1/20 ISO=1600というものもあります。このような写真は小型のデジカメでは撮れないものです。それにシャッターがいつでも切れるので、動きのあるものを撮る時に重宝しています。よほど特別の場合を除いてこれからはD70を持ち歩きたいと思っています。


3.30

 今日は4月10日(日)の生徒の発表会の折り込みチラシを4ヶ所に持って行きました。市内の近いところなのですが思った以上に時間がかかりました。あわてて家に戻って1人レッスンをしてから用事で練習所に行きました。10時半過ぎに家に戻り1杯飲んでから、デュトワ先生指揮のロメオとジュリエットを聴きました。このCDはウィーンで録音したプロコフィエフの交響曲第6番とロメオとジュリエットの抜粋のカップリングです。交響曲を録音したのは97年の5月1日だったようですが、その頃はまだひとりごとをやっていなかったのでその記録は残っていません。ロメオとジュリエットは翌98年3月22〜23日にすみだトリフォニーで録音したものです。あらためてこの録音を聴くと特に広帯域だなどという感想はありませんが、とても落ち着いた良い響きです。さすがにDeccaの録音という感じです。
 22日の放送記念式典の時にも書きましたが、反響板のないステージというのは響きが何ともパサパサです。演奏は響きに囲まれていないと気持ち良くできません。体育館のような場所でヴァイオリン1本で弾く時など、普通に壁の前に立って弾くのでは壁からの反響はとても少ないです。こういう時はコーナーに立って弾いて2面の壁を反響板として使うのです。このように部屋の反響をいかに活かすかで聞こえてくる音はまるで違ってきます。よく部屋の壁からの反響は良くない要素として排除されます。でも壁そして床からの反響、更に言うと壁と床の鳴りも演奏の助けになっているのです。(床までよく鳴らすために靴の中にアルミフォイルを敷いて音を床に伝えるという人までいるのです。また演奏会場は断面を見るとホーン型をしていて、会場自体を楽器として鳴らそうとしているのです。)会場の響きの助けを借りない演奏家固有の音などというものはとても聞いていられるものではありません。会場の響きの助けを借りてその部屋全体を鳴らしてこそ名演奏なのです。スピーカーやステレオ自体をウンヌンするより前に部屋の響きの特徴をどう活かすかを考えた方が現実的で良い結果を得られるのです。


3.29

 今日はあさってのサントリーでの演奏会の練習でした。今回もこの前の市川公演と似て、軽騎兵、天国と地獄、くるみ割り人形というポピュラーな曲の間に渡辺玲子さんの弾かれるメンデルスゾーンと東儀秀樹さんの笙と篳篥の曲をを挟むというプログラムです。(といっても市川の時のような手拍子はありませんが........)
 昨日書いた大仕事も無事終わり、家に帰ったのは7時半過ぎでした。といっても来月の前半まで宿題は残ったままです。

 この前サンバレーで久し振りにデュトワ先生指揮のロメオとジュリエットのCDを聴きましたが、録音の良さを再確認しました。家でもこのCDを聴いてみようと思っています。一言でいうと音が活きているのです。今のハイエンドのオーディオは音を静的なものとして捉えているような気がします。演奏家の出している音は定常的なものではなく、常に変化しているのです。(同じ音をずっと弾いている時も音量、表情例えばビブラートなど常に変化しています。)音色以前にリズム感拍子感が物を言うのです。ですから性能の良くないはずの装置からでも音楽の真髄が聞き取れるのでしょう。(ですからラジカセでも演奏の良さの骨格の部分は聞き取れるのです。)低域も高域も欲張っている装置の音は不思議な事に何故か中抜けなのです。音楽を聴いてその感想を数値化して研究するから、どんどん迷路に入っていくのです。(演奏する時には奏者は両足でステージの上にしっかり立ちホールの床まで鳴らそうとするのです。これって今のオーディオの基本スタンスとまるで正反対を向いています。これこそがオーディオの混乱の原点だと私は思っています。演奏家は自分を取り囲む空間全てを共鳴させようとし、オーディオはスピーカーの振動板以外の振動を全て取ろうとしているのです。オーディオも部屋の響きをうまく取り込んでいかなければ良い音にはならないでしょう。)演奏という作業を演奏家とともにその場で共有して初めてその音楽と同化でき良さを体感できるのです。演奏する者はお客さんとの一体感を求めているのです。オーディオで聴く場合もそういう気持ちで聴けば演奏の良さは自然と分かります。一番肝腎な事は演奏の良さは頭で理解するのではなく感じるものだという事です。体力と気力が充実していないとそういう気持ちになれないものですが、その感覚を味わうとそれこそ最高の楽しさです。だまされたと思ってそのように音楽を聴いてみて下さい。今までとは違う演奏の断面が自然に見えてきます。(一度でうまく行かなくても何回かトライしてみて下さい。今まで皆さんが予想もしなかった経験が出来ると私は信じています。)


3.28

 今日はN響は休みです。昨日の市川公演の反響は良いものが多かったでした。こういう試みと普段の定期公演が両輪のように進んでいかないと将来のファンを開拓できなくなっているのでしょう。

 今日は春休みなので4月10日のミューズ・コンサートを控えて生徒たちがたくさんきました。皆とても頑張っています。最近しっかり音を出すための秘訣として体重のかけ方を注意していますが、全体的に良い効果が出ています。その事によって一番変わったのは私自身だったりして.......?

 明日からは31日のサントリーでの演奏会の練習です。軽騎兵序曲、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲、東儀さんの曲2曲、天国と地獄序曲、くるみ割り人形というプロです。指揮は渡邊一正さんです。私自身は練習終了後大役が控えているので、そちらの方が気掛かりです。

 栄子先生はまだ完調ではありませんが、ミューズ・コンサートも近いので頑張っています。明日はひとりごとを書くと申しておりますので、もう一日お待ち下さい。


3.27

 寝る前に今度の発表会の伴奏譜を新しいFinale2005で作りました。設定でよく分からないところがあり、思いの外に時間がかかりましたが、きれいに仕上がりました。

 花粉と風邪が同居しているようで今の体調は最悪ですが、風邪(肺炎?)の方は今朝9時近くまで無理やり寝ていたので昨日よりは良いです。栄子先生の方はまだ完調ではないにしても声も普段に近くなってきました。今は私の方がすごいガラガラ声です。栄子先生は私にうつるのではないかと心配して、何かある度に大騒ぎしています。今は熱もないしノドも痛くはないのですが空咳がでます。今の感じではこれ以上に悪くなるという感じはありません。今日はこれから市川市文化会館でN響公演があります。G.P.(ゲネプロ)が13:00から、本番が16:00からです。今回の市川公演は今までの伝統的なプロとは一味違う味付けがありました。東京近郊の演奏会はどこでも定期と同じ路線のプロを踏襲していますが、市川辺りのファンは定期を聴きに行ってしまうので市川で同じ路線の演奏会を開いてもそれを聴きに行く事はないのです。逆にごく一般的なお客さんにとっては定期のプロは敷居が高いのです。今日のような会場ぐるみでリズムを手で叩いて盛り上がるというのは新しい試みとしてとても良かったと思いました。遅刻してきたお客さんが会場の雰囲気に乗れず憮然とした表情をしていたそうですが、それくらい会場全体に盛り上がっていたという事です。今までのN響では考えられない路線なのですが、社会的な環境がどんどん変わってきているのですから演奏会も旧態依然たるやり方では取り残されてしまうのでしょう。要するに格好つけてやっているだけではお客さんにアピールできなくなっているのです。こういう寛いだ演奏会でもオケの音色の豊富さなど端々に現れてくるので、今日N響がこのようなコンサートやった事は今後の展開を考えるととても良い事だったと弾きながらも感じました。後半の新世界が終わったあともお客さんには前半のブラジル・サンバの余韻が残っているのがよく分かりました。
 演奏会のあと会館の食堂でパーティーがありました。指揮の岩村さん、コンサートマスターの篠崎さん、そして地元という事で私が出席しました。

 今日は体調が副快調だった私ですが(花粉症に風邪が混ざって咳と鼻水に悩まされています。)、家に帰ってきたら顔色も良くなっていました。


3.26

 今日は明日の市川公演の練習でした。私は今日は花粉で全然ダメ、その上家に帰ってからは空咳が出てきてヒョッとすると栄子先生の肺炎がうつったのかもしれません。今日は早々に寝ます。栄子先生は徐々に回復してきています。今日は2人ともダウンしています。


3.25

 すっかり忘れていたのですがいよいよ明日は地元市川のあさっての演奏会の練習でした。今までは毎回70〜80枚以上のチケットをさばいていましたが、今回は特に協力を頼まれなかったので知らないうちに本番直前になってしまったというわけです。指揮は岩村さんで、剣の舞、モーツァルトのディヴェルティメント、ダッタン人の踊り、ブラジルサンバ、新世界という親しみやすいプログラムです。

 今我が家は色々な問題が噴出して大変です。何といっても栄子先生が風邪ではなく、肺炎だったという事で全ての計画が狂ってしまっています。今までは市川の演奏会の日にはN響の人達に我が家に来ていただいていたのですが、今回はそれも出来ません。

 今日この前サンバレーにうかがってから初めて自分のレッスン室のステレオの音を聴きました。聴いてみたら思った以上に健闘していました。この前試聴室で聴かせて頂いたStirlingの音は流麗さが勝っていましたが、私の調整は音が塊で前に出てくるようになっています。(大橋さんが私の部屋の音を聴いて、SV-91Bにおまじないをかけて下さっています。そのおかげでレベル調整がしやすくなっています。)それに部屋のせいでしょうが反響の長さは私の家の方が長いです。ただこれはどちらが良いという事ではなく、それぞれが自分の部屋の特性をどこまで活かせているかという問題なのです。やはり音は人なりでした。(私の部屋ではピアノが中央にあるのでサンバレーのような置き方は出来ません。でも音の柔軟性やつながりは良いです。重心の置き方が異なるので音の肌合いが少し違います。このままどんどん弾き込んで[聴き込んで]いけばもっと滑らかになるでしょう。)

 最近弾いていてとても面白い事を発見しました。簡単な事なのですが、思った以上の効果があります。昔から大家が自分の生徒によく注意していた事だそうなので、まんざら見当外れでもないようです。生徒たちにも試してみて有効なようでしたらご紹介します。


3.24

 昨日おとといとサンバレーにお邪魔した時の事で書き忘れた事がいくつかあるので追加します。

去年の11月26日のセッティング 昨日の時点のセッティング

 今回聴かせていただいたセッティングは以前より30cm位スピーカーの間隔を開けて、スピーカーの内振りは少し増やしてあるそうです。またスピーカーの前のスパイクを受ける皿が変わっているそうです。初日に感じた音の感触はプリアンプがSV-3だったからのようで、昨日はSV-722のMarantzタイプでしたが重心の置き方がかなり違いました。

 また今回うかがったら横と後ろの棚が一杯になっていて、サンバレーのラインナップの豊富さが手に取るように見えました。今回は初日は主にVP-3000を聴きましたが、2日目はSV-91BとSV-501 SEを聴きました。同行した横山さんはSV-501 SEがとても気に入っています。ですがSV-91Bをしばらく聴いて「このアンプは聴かされてしまうね。」と言われていました。私もまさにその通りだと思います。私はSV-91Bが大好きなのですが、このアンプは体調が良くないと自分が負けてしまいます。これって香りの強い吟醸酒と似ているかも?などと思います。(SV-91Bが香りが強いと言う意味ではありません。体調不充分でフルーティーな吟醸酒を飲むと1杯で「今日はダメだ。」と思う事があるのと同じという事です。)この2つのアンプはとても同じ管の音とは思えないくらい違います。どちらもそれぞれのアピール度はすごいものがあり、300Bの包容力の大きさが分かる現象だと思います。(どちらのアンプも熱烈なファンを獲得するのがよく納得できます。)

 横山さんは音を楽しむのと同じかそれ以上に作る過程を楽しんでいますが、私は作る事も楽しいのですが基本的には良い音を聴きたいという要求の方が強いのです。ですからアンプを作り始めると早く聴きたいという気持ちが先行して、つまらないところでミスをする事が多いです。今回は残念ながらSV-310の音が聴けませんでしたが、近いうちに是非聴いてみたいです。私がサンバレーのアンプに傾倒するのは、作り手の大橋さんの音楽に対する姿勢がアンプを通して見えてきてそれに賛成できるからです。私にとっては良い出会いだったという事なのです。私の場合は大橋さんですが、皆さんそれぞれにそういう人を持てると良いですね。

 おととい昨日とご一緒したMさんから、お知り合いの方が飼っていらっしゃるスリッパのそっくりさんの写真が送られてきました。

 本当にスリッパそっくりです。


3.23

 今日も午前中サンバレーにお邪魔しました。昨日ご一緒したMさんと待ち合わせてサンバレーに一緒に行きました。

早速昨日と同じく音楽談義に花が咲きました。
 
EntrySやウッドコーンを聴きました。  

 今日の話では道しるべとしてエレキットの6BM8のアンプ+Entry Sのようなもので1つのスタンダードを決めて、それから少しずつ自分の好みの方向に振って行くのが早道だという結論になりました。私も自分でSV-91BやWEの管を使ってみてここら辺から入って行って、少しずつ自分の耳を磨いて行くのが一番早道だと思います。このような安いものでもとにかく気軽に音楽を聴くのが一番の寛ぎになるのです。それに今のオーディオ界は値段は性能の指標になっていないのです。こんな安いアンプでも黙って音だけ聴いているとかなりの値段のアンプでも影が薄くなってしまいます。とにかく指標は生の音なのです。生の音が聴けないからオーディオをやるというのは、ある意味仕方のない事ではあるでしょうがとても無駄の多いもので、やっているうちに樹海の中をさまようような事になってしまうものです。生の音と聴き較べてオーディオの音をどうしたいのかという事を見て行かないと、頭の中だけの遊びになってしまうのです。

 というような時間を過ごして1時半過ぎに刈谷を出て今日の演奏会場愛知県芸術劇場に向かいました。ゲネプロが16:00から、本番が19:00からです。私はそのあと自分の車で家に向かいます。何時に着く事やら。

 今日の演奏会に大橋さんと仲川さんをご招待しました。仲川さんは初めてのN響の演奏会だと思いますが、とても楽しんでいただけたようで家に帰ったらメールをいただいていました。これをキッカケに色々な演奏会を生で聴いて頂いて楽しんで頂きたいものです。(私はステージの上から2階席を見ていたら、なんとなく仲川さんが見えたような気がしました。)私は去年の11月にうかがった時とはかなり違う大橋さんの音を聴かせていただいた事がとても印象的でした。音のつながりが良くなって音の粒子がずっと細かくなった感じで、私も自分の音をもっと追い込まないといけないなと気持ちを新たにしました。
 楽器もよく弾き込むと音の粒子が細かくなって行きます。その変化と今回のサンバレーのStirlingの音の変化がソックリなのです。生の音を知らない人がステレオの音を追い込んで行くと、目標が見えないのでどうしても樹海の中を歩いているような状態になってしまうようです。安くてもバランスの良いフルレンジか2ウェイのシステムをとことん聴き込んで下さい。そうすると自分音の好みがハッキリ見えてきます。
 図々しくも昨日今日と続けてお世話になり、大橋さん仲川さんを初めとするサンバレーの皆様、本当にありがとうございました。またご一緒させていただいたMさん、近いうちにまたお会いしたいです。

 栄子先生は熱もほぼ引いたようです。私が出かけた2日間寝込んでしまい、レッスンが全然出来なかったそうです。


3.22

 今日は放送記念式典の記念演奏でした。放送開始80年を記念する式典だそうです。驚いたのは今日はステージの後ろの反響阪がなかったので、ステージの上で弾いていてもぱさぱさの音に聞こえた事です。普段いかに反響阪に助けられているかを再確認しました。式典が終わってから横山さんと一緒に車で刈谷のサンバレーにお邪魔しました。雨で速度規制がかかっているせいもあってとても時間がかかりました。今日はVP-3000を中心に聞かせていただきましたが、今までのサンバレーの試聴室のイメージとはかなり音が変わっていてビックリしました。初めは大橋さんが最近ALTECをよく聴かれているので、その影響でStirlingもその方向へ振られているのだと感じたのですが、そうではないようでした。これは大橋さんのトーンだったのです。私には出せない音だなと思いながら、色々聴かせていただきました。とても音の粒子の細かいバランスの良い音です。私だともう少し低域よりの調整をするなと思いました。

 今回は神楽坂にお住まいのMさんとご一緒させていただきました。アンプ軍の中では6C33C-Bを使ったSV-63がひときわ偉容を誇っていました。今日は私の持って行ったCDでフーベルマンとその楽器を譲り受けたルッジェロ・リッチの音を聴いて頂いて、楽器より弾き手の方が影響が大きい事を聴いて頂きました。しばらく音楽とアンプの話で盛り上がってから、いつも通りの進行で場所を変えました。


ご一緒したMさんに撮っていただきました。

 それからホテルに帰り家に電話を入れたら、栄子先生はインフルエンザにかかってしまったようで39度近い熱があるようでした。私が電話した時は38.5度だという事でした。そのあと眠くて居眠りをしてしまいこの時間になってしまいました。
 明日は16:00から名古屋の芸術劇場でゲネプロがあります。午前中にまたサンバレーにうかがう事にしました。


3.21

 今日は明日からのシリーズの練習2日目でした。初めに昨日練習したオーケストラの曲を練習し、午後から佐藤しのぶさんの歌う2曲「運命の力」と「シチリア島の夕べの祈り」のアリアを練習しました。N響は歌物はほとんど弾かないので、こういうちょっとした曲でも様子を呑み込むのに時間がかかります。今日の練習ではやはりドビュッシーの海に一番時間をかけて練習しました。

 明日は放送記念式典があり、N響は多分11:45から運命の力序曲、美しき青きドナウ、フィンランディアの3曲を弾きます。多分12:30には演奏が終わると思いますが、そのあと横山さんと一緒に刈谷のサンバレーに行きます。夕方には着けると思います。明日の様子についてはauのW01Kを使ってご報告できると思います。今日はこれから明日の準備をします。


3.20

 今日は放送記念日と愛・地球博の練習でした。今日はオーケストラのみの曲を練習しました。指揮は尾高さんです。
 練習はドビュッシーの海から始めまりましたが、尾高さんのTシャツにも海の文字がありました。フィンランディア、運命の力序曲と進みました。海についてはかなり細かく手直しがありましたが、フィンランディアなどは割とあっさりと進行しました。内容から考えると当然でしょうが.......

 昨日も今日も休みなのに7号線は昨日は上りで今日は下りで事故があり(その見物渋滞に巻き込まれた訳です。)大渋滞でした。私は錦糸町から両国までの所要時間が25分だとの事で、早々に錦糸町で下の道に降りました。そこから練習所までは下の方がはるかに速かったようです。明日は練習終了後オーディションがあるので、帰りはまた首都高は大渋滞でしょう。休みの日は首都高は空いているところだけ使って、混んだらさっさと下に降りる方が良いです。(ただ第一京浜のトンネルではねずみ取りをやっていましたから、調子に乗るとすぐ捕まります。)


3.19

 今日は午前中から用事があり、家に戻ってからレッスンをしたら夜になってしまいました。明日からはN響は放送記念式典と名古屋万博のプレ・イベントの演奏会の練習です。放送記念式典はフィンランディア、美しき青きドナウ、運命の力序曲を弾きます。名古屋ではこの3曲の他に佐藤しのぶさんの歌とドビュッシーの海というプロです。指揮は栄子先生と理恵子がワルシャワでお会いした尾高忠明さんです。とても楽しい式典向きのプロです。前は3月というと日本人の若手指揮者が登場する定期の月だったのですが、何年か前から演奏旅行の月になり昨年おととしはニーベルンクの指環でした。今年は5月と10月に海外旅行があります。5月は韓国、10月はヨーロッパです。5月の韓国旅行はこのところの竹島の問題でいささか物騒なものを感じます。日本は韓国ブームに浮かれていますが.......
 明日から2日、世の中は連休ですが私達は練習です。おかげで道が空いてありがたいです。といっても今日は7号線は大渋滞でしたが。


3.18

 今日は高松からの帰りです。今は羽田に着いて京急のホームで成田行きのエアポート快速の中でこれを書いています。今回旅行で使ってみてこのW01Kはとても優秀で、ホテルのブロードバンドが使えない場合はいつもこれを使っています。何と言ってもスピードの速さが気に入っています。(PHSとはスピードは格段の違いがあります。またサービスエリアもこちらの方が広いようです。それに高速で移動中でもちゃんとつかえます。)私は10:50発のJAL便で帰ってきましたが、同じ飛行機にはKさんとFさんの2人だけがいらっしゃいました。ほとんどの人は前のANA便で帰られたようです。今日は天気は晴れですが、羽田に着く前は気流が悪くかなり揺れました。日航の不始末が昨日報じられていてあまり気分は良くありませんでしたが、無事帰ってきました。私は最近JALが飛んでいる所はほとんどJALを使っています。Jクラスが快適だからです。今回インターネットで予約してしばらくしたら電話がかかってきて、機材が変更になってJクラスがないという話になりました。仕方なく普通席にしたのですが、何日かしてまた電話がかかってきてJクラスが復活したとの事でホッとしました。

 もう1つのテストケースだったバッグの方もとても好調でした。問題はPowerbookとD70を入れているバッグがとても重い事です。 SWANYのバッグの方は軽いのに、その上に載せるバッグが重いのでバランスが悪いのです。もう一工夫しないといけないようです。Powerbookだけを入れるバッグと少し大きめのカメラバッグにしようかな?今回のパソコン用バッグは重くて取り回しが悪く、失敗でした。
 家に帰ってから色々手持ちのバッグを見ていたら軽いA4サイズのバッグが見つかり、それをD70を入れるセカンドバッグとして使いPowerbookは軽いバッグに入れるようにすれば良い事が分かりました。結局新たにバッグを買う必要はなかったという事です。あわてる乞食はもらいが少ないとはよく言ったものです。


3.17

 昨日の夜部屋から外を見たら福山城がライトアップされていました。写真に撮ろうと思っていたのですが、気がついたら夜も更けて火は消えていて撮り損なってしまいました。

 今日は最後の公演地高松に向かいます。今は岡山から高松へのマリンライナーの中でこれを書いています。残念ながら雨が降っている上に見通しが悪いので、瀬戸内海の景色は期待できそうにありません。

 いつも思うのですが、ホテルの朝食というのはなんであんなに高いのでしょう。私はバイキングに1500円とかいう値段を払う気にはならなかったので、駅の近くまで歩いて行ったら喫茶店のモーニングサービスに和食セットというのがあったのでそれを食べました。(テーブルへのサービスを省くためのバイキングになんでそんな高価な値段を設定するのでしょう。同じ所でランチというと信じられないくらい安く食事を出すクセにです。)私には丁度良い分量で650円。ホテルに泊る時はホテルの近くを探すと必ずこういう喫茶店があるものです。

 今日のホテルと会場はともに駅前にあり、とても便利です。部屋の中からみえる景色の写真を撮ったのですが、よく見ると自分の姿がガラスに映っていました。上にも書いた通り今日は見通しが悪く景色も良くないです。こちら高松は今年の1月8日に理恵子が四国村で演奏会を開いています。栄子先生も理恵子も楽しい思い出を作れたととても喜んでいました。四国村の皆さん、ありがとうございました。

 今日の会場サンポートホールは新しいホールです。会場の中にいるだけでもなかなか良い響きを期待出来そうなホールです。これからのズィッツプローベが楽しみです。

 会場自体の響きは良いのですが、ステージの客席寄りの所が絞られているので、ホーンスピーカーのような状態になっていて客席で聴く音は少しきついようです。会場で聴くとチェロ協奏曲など今日が一番バランスが良いそうなのですが、ソロの山崎さんは今日は後ろからの音に攻められているように感じられたそうです。ステージの上で弾いているとたしかに音が通っている感じはしますが、もう一息ソフトな感じだと有難いです。

 今回の演奏旅行は今日で終わりました。来週はいよいよ放送記念日と名古屋万博プレ・イヴェントの演奏会です。私と横山さんは22日の放送記念式典の演奏終了後一緒にサンバレーにうかがいます。今からとても楽しみにしています。


3.16

 今回持ってきているカバンですがスワニーというメーカーのもので、今まで通信販売やホームページなどで何度も見ていました。今年になってデジカメが大きくなり着替えを3組ほど持って行く必要のある場合はとても今までの小さいバッグには入らなくなってしまいました。今までのバッグの最大の問題点はキャスターが2ヶしかないので、人ごみで扱うのが不自由だったり地面が悪いとバッグがひっくり返る事があったのです。それで前から4輪のバッグが欲しかったのです。このスワニーという会社の社長さんがご自身小児マヒを患った事があり、世界中をご自分で動き回るのに良いバッグとして開発されたのがこのバッグだという事は前から知っていました。でも大した事ではないだろうと思っていたのですが、今回自分で使って見てこれはとても楽でした。普通のバッグは自分の後ろにおいて引っ張るものですが、このバッグは自分の横に置いて押す感じで使うものです。荷物がたくさん入っているので持ち上げると重いのですが、このバッグを押すように使うととても軽く感じます。(間違えてバッグを引っ張るとその重さにビックリします。)私は国際線持ち込み可のサイズを買いましたが、もっと小さい物もっと大きい物もあるようです。

たまたま行った店にはこのモデルがあったので....... 部屋から駅越しに福山城が見えます

 2時過ぎにここ福山に着きました。部屋に入ったら正面に駅越しに福山城が見えました。今日はふくやま芸術文化ホールリーデンローズで18:30から演奏会があります。これから会場に向かおうと思っています。昨日はとても寒い上に小雨が降っていましたが、今日は朝からとても温かいです。持ってきたコートの裏地を外してスプリングコートにして丁度良い気候です。こういう事があるので旅行の時は寒い時は重ね着で対応した方が良いようです。1枚だけ厚いものを持ってくると脱ぐと寒い、着ると暑いという事になるので。いつまでこの気候が続くのか分かりませんが......会場に着いたらソロの山崎さんがステージの上で練習されていました。あと2時間ほどで本番が始まります。私はこれから指馴らしをします。
 今日はとても演奏会が盛り上がりました。N響は6年ぶりに福山に来たそうですが拍手がすごかったでした。このような拍手を頂くと私達もやり甲斐があるというものです。福山の皆様、ありがとうございました。今日はホテルに帰り軽く食べて寝る事にしました。


3.15

 今日は奈良県文化会館での演奏会です。品川を昼前に出るのぞみに乗りました。栄子先生が朝早く用事で出かけたので、私が家を出る時スリッパがさかんに頭を撫でてと催促するのには閉口しました。私が家を出たら、2階の窓からこちらを見て鳴いていました。今日はのぞみに乗るとすぐお弁当を食べて寝てしまいました。途中富士山は雲の中で見えないようでした。驚いたのは名古屋を過ぎた辺りが銀世界だった事です。ちょうどPowerbookでメールを読んでいたし隣の席には他の人がいるので、D70を取り出す事は出来ませんでした。黒い地面と雪が混じったあまりきれいな景色ではありませんでした。
 私は今日は奈良に泊るので、今ホテルに入ったところです。少し休んだら会場にいくつもりです。今日の開演は19:00です。

 今日の会場文化会館は公園の中にあり、周りの建物も高さが制限されているようです。

 会場に行って楽器を確認してから、通りの反対側にある興福寺に行ってきました。今は改築工事中でした。

興福寺の五重の塔  
 
金網のすぐ向こうには鹿が........  

 あと1時間ほどで本番が始まります。

 今日の会場は私が入団した頃から同じ所ですが、中は改装されているようで反響阪など新しく見えました。響きも質は悪くないのですが、もう少し響いてくれると良いなという感じです。今日は1日おいての本番ですがなかなか良い感じでした。

 本番が終わってから興福寺の裏手にある不思議なレストランで夕食を食べました。構えは昔の芸者の置屋で、中は天井の高い不思議に寛ぐお店でした。メニューがとても凝っていてどの料理も今まで食べた事のない味でした。例えばウニ豆腐とか鶏ガラ入りのキンピラごぼうというものです。こういう店を見つけられるのも旅行の醍醐味です。
 部屋に戻ってきたら眠くてそのまましばらく寝込んでしまいました。明日は福山に行きます。ここ奈良からは2時間半ほどで着くのでゆっくりできます。今回持ってきたカバンはとても快調です。これについては明日ご報告します。


3.14

 明日からの演奏旅行を控えて今日は色々な用事を全部すませておこうと張り切っていました。まず最初に郵便局と銀行に行き、午後1時からのNTTの工事を待ちました。FAXが来た時に自動で電話とFAXを切り替えられるように配線のやり直しを頼んであったのです。ところがこの工事がなかなかの難物で、4時間近くかかってやっと解決しました。ただFAXがナンバーディスプレーに対応していないので、FAX回線の方はナンバーディスプレーは使えなくなってしまいました。(もしFAXが送られてくるとFAXの器械が1度鳴り、FAXだとそのまま受信し通話の場合はホームテレフォンの方が鳴る仕組みです。)
 それと同時に並行して行きつけのタイヤ屋さんに家に来ていただいてスタッドレスから普通のタイヤに戻しました。本当は今月末までスタッドレスにした方が良いのでしょうが、今度の名古屋行きはノーマルで行きたいのです。こちらは順調に1時間もかからずに終わりましたが、電話の方は一向に終わりません。そうこうするうちに生徒が来てレッスンになりました。

 夜になって明日からの旅行の用意をしました。昨日買ってきた今までより大きめのバッグに今荷物を詰めているところです。前にも書いた通り今回は連泊が出来ないので、日数分の着替えを持って行かないといけません。明日は11時前に家を出れば良いのですが、初めてのカバンなので手順がよく分かっていないので今日作ってしまう事にしたのです。Powerbookとディジタル一眼D70を入れる大きめのカバンも今回初のお務めなので、今奮闘中です。旅行用品用のカバンとモバイル用のカバンの2つで行き、飛行機に乗る時は大きいカバンは預けます。


3.13

 今日はオーチャード定期でした。11時位に一度家を出たのですが、市川インターに入る直前で忘れ物に気付き、家に戻りました。結局11時半くらいに家を出ました。でもさすがに今日は日曜日、順調に東急本店までは着いたのですが、駐車場に入るのに一苦労しました。14:00からズィッツプローベがあり15:30から本番でした。今日も花粉症の薬を飲んでいるので眠くならないように本番前にコーヒーを3杯飲みました。さすがによく効いてくれました。
 今回は堀江さんと板橋さんにお手伝い頂いていますが、私は堀江さんと並んで弾いています。お隣のプルトには板橋さんがいらっしゃいます。

 今日は昨日以上に用心深く指揮されていて、全体にテンポはゆっくり目でした。普通は一息に行ってしまう所を2つに分けて前半はさっと行って後半はじっくり歌わせるというように、面白い変化をつけていました。(弾いていると「あれっ?」と思いますが。)

  明日は1日お休みですがあさってから奈良、福山、高松と3連戦です。今回はブロードバンドの入っているホテルではないので、部屋からはW01Kでつなぎます。この前の神戸のオークラのようにEtherをAirMac Expressにつないでワイヤレスにインターネットにアクセスできると更に快適なのですが......
 演奏旅行というと普通の着替えの他にPowerbookとデジカメ関連の用意もあります。Powerbookとデジカメ、CLIE、携帯の電源アダプターの他にデジカメとのUSBのアダプターも持っていないといけません。またワイヤレスのためにW01Kのカードも持って行きます。また諸設定のためのデータも持って行かないといけません。それにEthernetのケーブルも持っています。PowerbookとD70を入れてその他の小物や手帳を入れられるカバンはかなりの大きさになってしまいます。今までは機内持ち込みが出来る事に拘っていたのですが、結局機内持ち込みで済ます事は出来なくなってしまいました。今回も最後の演奏地高松からは飛行機で帰ってきますが、バッグは預ける事にしました。


3.12

 今日は厚木での演奏会です。11時半過ぎに家を出て1時前に会場に着いたので8km渋滞の割には早く着けました。昨日書いた手振れ防止の策としては色々ガイドブックを読んでいたら感度自動調整をONにするのが良いようで、早速試してみました。シャッタースピードを最長1/30にしてみました。(左の写真はISO560、シャッタースピード1/30。ISOは400に設定してあるので自動調整が効いている事になります。右はISO400、シャッタースピード1/100です。)昨日手振れしていた写真のシャッタースピードは1/8とか1/13、手振れしやすいのは当然と言えば当然です。この設定変更で今度の旅行はSIGMA1本で行けそうです。

 今回の指揮者阪さんはよく歌わせるタイプの方で、普通は1つのテンポで行く所でもゆっくり行ってから速くなるというように2つのテンポになるので、弾いていると「あれっ?」と思う事があります。フレーズの移り目などとても念入りな感じです。明日はオーチャード定期ですが、今日が初日なので明日はズィッツプローベが14:00〜14:30、本番が15:30からという事になります。でも明日は日曜日なので東急デパートの駐車場は混むでしょうから、昼過ぎには着くように行かないといけないでしょう。

 本番を弾いてみての印象はとても丁寧に進んで行くのですが、もう一息勢いに乗って欲しかったです。今日山崎さんが弾かれたチェロは徳永さんが弾かれていた楽器だそうです。N響にとってはとても懐かしい楽器という事になります。
 今朝出がけに花粉に悩まされそうな予感がしたので花粉症の薬を飲んだのですが、そのおかげでゲネプロの時はとてもきつかったでした。ゲネプロが終わってから本番までの間に何杯もコーヒーを飲んで本番は無事でした。私は年に2〜3回突然花粉症に悩まされる事があります。明日は寒いそうなので花粉はあまり飛ばないでしょう.......


3.11

 今日は久し振りの練習でした。ドヴォルザークの8番から始まり、アンコール(曲目は当日のお楽しみ)、ドヴォルザークのチェロ協奏曲の順で練習しました。チェロ協奏曲のソリストは初めは昨日もご紹介したアレクサンドル・クニャーゼフさんの予定でしたが、健康上の理由から山崎伸子さんがソロをされる事になりました。
 明日は厚木市文化会館での演奏会です。私はこの会場に行くのは久し振りです。

 帰りに近くのショッピングセンター(コルトン・プラザ)でまたまたPowerbookのスリーブを見ましたが、全然ピンと来ませんでした。手持ちのカバンで何とかやりくりした方が良いと納得しました。


3.10

 今日は4月10日の生徒の発表会のプログラムを作り、それからもう1つの懸案の宿題をすませ何とかこの降り番の予定はこなしました。先月末の降り番で確定申告をすませられなかったのが最大の誤算でした。

 今度の演奏旅行は去年の暮から一眼レフNIKONのD70を使うようになって初めて飛行機に乗ります。Powerbookとカメラの他に旅行用品も機内持ち込みにしたいので、よほど工夫しないとうまく行きません。Powerbookはスリーブに入れて小物はカバンの袖の物入れに入れてカメラはレンズ1ヶ(SIGMAの18〜125mmのレンズ)に付属品は充電器のみという形にせざるを得ません。実はここ何日か機内持ち込みの出来るサイズでタイヤが4つ付いているカバンを探していたのですが、Powerbookをを入れたカバンが入り切らず諦めました。でもスリーブが入れば良いのなら可能性は充分にあります。
 今使っているバッグはとても軽くてその点は気に入っているのですが、道が悪いと思うように動きません。キャスターが4〜5ヶあるカバンだともっと楽に動けると思うのです。でも実際にPowerbookを入れてみないと良いのか悪いのか分かりません。こんな事ばかりしているのでどんどんカバンが増えていってしまいます。「バ〜〜カ!」という声が聞こえてきそうです。

 明日からは阪哲朗さんの指揮で、ドヴォルザークのチェロ協奏曲(チェロ:アレクサンドル・クニャーゼフ)と8番というプロです。12日(土)が厚木市文化会館、13日(日)がオーチャード定期、15日(火)が奈良県文化会館、16日(水)が福山芸術文化ホール、17日(木)がサンポートホール高松です。3泊4日ですが、スケジュール的にはそれほど大変な旅行ではありません。問題は洗濯をする時間がないので、着替えを4日分持って行かないといけない事です。私はスケジュールを決める時に洗濯の事を考えて出来るだけ連泊するようにしています。


3.9

 私は今では演奏旅行の予約はほとんどオンラインでやっています。例えばJRの場合、東海道新幹線はEXPRESSカードで、それ以外はプッシュフォン予約でとっています。EXPRESS予約だと新幹線に乗り換える所でカードを使って切符を取り出せます。(プッシュフォン予約はどこかで発券してもらわないといけないのですが、空いている窓口や旅行会社を見つけたら発券してもらえます。)飛行機はネットでカードを使って予約します。(座席まで指定できますし、空港での発券も簡単です。)ホテルも色々なサイトで条件を見て安い所で予約しています。(ネットの場合キャンセルも簡単なので、より良い条件がでた時に簡単に乗り換えられます。)というように旅行の前にはインターネットは大活躍です。
 家の中は無線LAN、外に対してはTEPCOひかりという条件が揃っているので、レッスンにもそれを活かせるのではないかと今トライアルの最中です。起動時間の短い素早くシャッターの切れるNIKONのD70を手に入れたのですから、これを活かさない手はありません。私が注目しているのはiSightです。相手がMacintoshで高速な接続環境だったら大画面電話になるからです。

 インターネットの中を飛び交う情報は本当に玉石混交で、良いサイトを見つけられればこんなにありがたい事はありませんがそういうサイトを探す事は至難の業です。それに較べるとテレビは発信者がハッキリしているだけ情報もあるレベルが確保されています。やはり短い時間で広範囲な正確な情報を得ようとしたらテレビやラジオというマスコミを使った方がはるかに効率的です。インターネットという形はとても魅力的ではあっても、そこを飛び交う情報の正確さや信頼性を確保できなければメジャーな存在にはなれないでしょう。(現に私の所に来るメールの8割以上はゴミメールです。[毎日300通以上のジャンクメールを消去しています。]こんなゴミメールをかき分けないと有効な情報にたどりつけないのではテレビがなくなって全てがインターネットになるというような事にはならないでしょう。もちろんとても参考になるサイトがたくさんあり、テレビよりためになるものもたくさんある事は承知していますが、そういうものは圧倒的に少数派です。)


3.8

 今日は久し振りに落ち着いた一日でした。何が出来たかという事ではないのですが.......

 最近自分が弾いていてもレッスンをしていても感じる事なのですが、ヴィブラートをかける時に体の重心をつま先にかけて更に左足に体重をかけ左手の指先を意識すると良いです。右手と左手を同様に意識して片方に負担がかかり過ぎないようにする事も大切です。弾く構えをして(楽器を持たないで)ヴィブラートをかける真似をしてみて下さい。体重が後ろにかかっている時はヴィブラートはしっかりかかりません。そのまま足のつま先に体重をかけて同じ事をやってみると、ヴィブラートの強さ(密度)が上がります。ヴィブラートがよくかからないで悩んでいた方は試してみて下さい。ここでヴィブラート!という時に体重を移動する事がとても助けになります。
 イスに座って弾く時も体重をお尻ではなく足にかけるようにすれば解決します。

 しばらくステレオを落ち着いて聴く事の出来なかった私ですが、やっとその時間がとれるようになりました。
 私がステレオに対して一番求める事は「違和感のない事」です。周波数特性がどうかという事よりその音を聴いて雑念が起きずに音楽が聴ける事です。その音を聴いて演奏している様子が想像できる事が私にとって最も大切なのです。私も最初はベストの物を求めていました。でも色々演奏経験を積むに従って段々肩から力が抜けてきて、どんなものでも良い点と悪い点が同居している事を痛切に感じるようになりました。良さ悪さをウンヌンするよりそれぞれの良さを分かって活かす事の方がはるかに大切だったのです。

 前から気になっていたEDIROLのR-4の情報が入ってきました。今月末に発売になるそうです。最初の生産台数は少ないそうです。また値段は15万弱という話です。(ネット上では14万いくらという感じの値がついています。)R-1以上に高性能なレコーダーで波形の編集まで出来るようです。それにマイクやACアダプターを内蔵できるハードケースがあるようです。


3.7

 今日午前中に最終確認をして昼過ぎから確定申告を済ませてきました。毎年税務署ではなく青色申告会に行きます。減価償却の部分で手間取り、結局3時間近くかかってしまいました。終わって家に帰ったらグッタリ来ました。これでやっとノドのつかえがとれた感じです。まだもう1つ大きな宿題があるのですが、こちらの期限は今週中です。

 昨日MacとCLIE(Palm)の同期をとるソフトMissingSyncのバージョンアップのお知らせが来ていたので、バージョンアップの手続きを取りました。ところがこの新しいバージョンでHotSyncをしたらエラーが出てうまく動きません。この前スケジュール管理をシステム手帳に戻した直後の事だったのでCLIEの大逆襲かと思ったのですが、再起動をかけたら一発で直りました。一時はスケジュールはiPodに任せるかなどとも思いましたが、ちゃんと動いてくれて一安心です。
 本当はPowerbookでスケジュール管理ができると最高なのですが、こんなに大きな代物をいつも持って歩くわけには行かないし、この後のスケジュールをちょっと見るというわけにも行きません。やはりこのサイズが最高な上に、データがCLIEとPowerbookで共有できるのが最高なのです。


3.6

 去年おととしと「ジークフリート」「神々の黄昏」で忙殺された3月でしたが、今年は例年通り演奏旅行のひと月です。先週今週と九州、そして今週末からオーチャード定期とそれに伴う厚木、奈良、福山、高松の演奏旅行、そのあとは放送記念日と名古屋万博のプレ・イベント、そのあとは東京で2回演奏会があります。今では演奏旅行というと国内も長くて1週間、海外は2週間くらいです。昔は国内は長くて2週間、海外は40日が相場でした。特に海外演奏旅行40日というのが大変で、私は結婚した年の東南アジア〜オーストラリア、そして理恵子が3歳ぐらいの時のヨーロッパ旅行はともに40日間でした。これだけ家を空けるとその前後は大変です。
 もっともこういう強行軍のおかげで今の演奏旅行はそれほど大変とは感じません。でも毎日ホテルが変わるのだけは今でも嫌いです。来週の奈良→福山→高松の3連戦は毎日ホテルが変わりますが、 移動時間がそれほど長くないので救われます。前は演奏旅行というと1月位前からお膳立てをしていたものですが、今では出たとこ勝負で適当にしています。

 今回のように降り番で家にずっといると栄子先生と2人でいる事が多くなります。栄子先生は私とは全てに渡って正反対の性格の持ち主です。例えば私はぎりぎりまで仕事にとりかからないタイプですが、栄子先生はいつまでにやると決めたら頭の中で計画を決めてそれに向かって毎日少しずつやっていくタイプです。また拘る所もまるで違っていて、例えば食事の時私は箸はちゃんと対になっていないと気が済まないのですが、栄子先生は1本が青もう1本が赤でも全然気にしない人なのです。「箸なんて食べられれば何でも良いの!」だそうです。また私は「人間はゴミでは死なない!」というタイプなのですが、栄子先生は私の歩いたあとはゴミだらけと言っていつも怒っています。私が一番苦手なのは、栄子先生は何かを気がついた時にちゃんとなっていないと気が済まないと言う事です。といってもそのおかげで私は救われているのですが.......
 理恵子は「良い所はお母さま譲り、悪い所は私譲り」なのだそうで、我が家では物事がうまく行って当然、うまく行かないと私が怒られるという寸法になっております。


3.5

 またまたAirMacの不調で悩まされました。結局徹底的に最初からやり直した方が早道という事のようです。これは何事も同様で何か不調になった時は原点に立ち戻れという事だとつくづく思わされました。設定をゼロからやり直すのはとても大変なのですが、適当に見当でやるとなかなかうまく行きません。弾く時も同様で弾けないところをただ弾いているだけではダメなのですが、気持ちばかりが焦るとその一番いけない事ばかりを繰り返してしまうものです。
 1つ1つ確認しながらやり直すというのは気持ちに余裕がないと出来ないものですが、このところの色々の出来事でこの事の大切さを再確認しました。(といってもすぐ忘れてしまい、同じような事の繰り返しになるのでしょうが...)
 気分転換をしてから次の仕事にとりかかります。

 DVDレコーダーのHDDに録ってあったエヴァ先生の演奏をビデオ(PAL)にダビングしました。昔はたくさん出ていたNTSCとPAL両用のビデオデッキも今では国産のメーカーからは出ていなくて、SAMSUNGから出ているものを見つけました。今まで何回かこのデッキでNTSCをPALに変換したのですが、今回はHDDからビデオという形なのでとてもきれいに変換できました。今家にはHDD付きのビデオデッキとこのSAMSUNGのデッキ、この前買ったTOSHIBAのRD-X5というDVDレコーダーの3台とケーブルテレビのチューナーとテレビの外に4台の機器がつながっているので、リビングはコードがとぐろを巻いています。

 おとといの事でしたが夜リビングで栄子先生と話をしていたら、突然ガタッと大きな音がしました。何事が起きたのかと思ったら、何とテレビの上で寝ていたスリッパがそのままテレビの向こう側に落ちてしまったようでした。本人(本猫?)は寝ぼけ眼でテレビの後ろからノソノソと歩いて出てきました。

寝返りを打ったら下に落ちてしまった?

 N響が昨日演奏した佐世保のアルカスというホールは2001年にも行っているようです。


3.4

 昨日は結局4時少し前に寝たので、9時半ぐらいに起きました。外を見たら道は積もっていませんが、庭は銀世界でした。

 午後から駅前の銀行に行き、夕方からはかかりつけの内科に行きました。

家の前の通りの様子 いつもは大渋滞の市川インター入口交差点近く

  朝の様子ではどれ位積もるのか分からないので、出かける人が少なかったようで車も人もほとんど出ていないようでした。夕食頃になってやっと念願の用事は形がつきました。もうすぐ夜10時ですが、今日はこれからヴァイオリンを弾いてステレオを聴くつもりです。
 今まで弾き方が変わる時はどこをどうするという事を強く意識していましたが、今回は不思議な事にどこをどうしたという事はないのに弾き方は今までにないくらい変わってしまいました。自分によく馴染んでいるからなのでしょうが、今まで経験した事のない感覚です。弾き手はいつも何かを求めてさすらっています。その時頼りになるのが方向感覚です。あるいは価値観と言ったら良いのでしょうか?基準があってないような音の世界で自分の方向性を正しく保つのはこの方向感覚のおかげなのです。技術ももちろん大切ですが、この方向感覚が間違っているとやればやるほど違う方向に行ってしまうのです。

 N響は今日は佐世保の演奏会だと思いますが、九州の天気はどうなのでしょうか?冬の演奏旅行は時々雪に悩まされることがあります。今日は車に乗る暇がなかったので折角スタッドレスをつけているのに有難みはありませんでした。今月の終わりの名古屋の演奏会の時には元のタイヤに戻そうと思っています。名古屋の往復700km近くを走るのは普通のタイヤでないと調子が狂いますから。


3.3

 昨日は3時過ぎまで色々と野暮用の数々で、気がついたらひとりごとをアップできる時間ではありませんでした。この前買ったiMac G5を相手に格闘していたのですが、その間久し振りにSV-91Bの音を聴きました。聴いたのは展覧会の絵+マ・メール・ロワ+スペイン狂詩曲(ジュリーニ指揮 Los Angelesフィル)のCDを聴きました。しばらく弾いてなかった楽器を弾いた時と同じ印象で、まだ音は渋いです。
 理恵子から久し振りに留学日記が届きました。トップページからお入り下さい。

 というような事から始まった今日も一日iMacの前で格闘していました。といってもまだ野暮用は片付いていません。毎年この時期は降り番1つがこれに忙殺されてしまいます。今日は昨日以上にステレオを聴いたのですが、音を出せば出すほど音が馴染んでくる感じで昨日とはまるで違うような音を聴かせてくれました。反対に今日は一つもヴァイオリンに触れませんでした。明日が大変です。今は午前3時ですが、外はみぞれになっています。庭は芝の上は白くなっていて、朝になったら銀世界になっているでしょう。明日からはまともな生活が出来ると思います。とはいっても銀行に行ったり病院に行ったりしないといけません。どこかでつまずくとまた1日棒に振ることになってしまいます。
 嫌な事ばかりではなく今日は点検に出していたSIGMAのレンズが戻ってきました。これで早速明日は雪景色を撮ろうっと....!またNIKON純正のカメラバッグが届きました。こちらも楽しみです。

 N響は今日の佐賀を皮切りに九州の演奏旅行です。佐賀という思い出すことがあります。それは私がたしかPowerbook2400を使っていた時だと思うのですが、佐賀のニューオータニに泊った時に急に不調になったのです。これはG3のアクセラレーターを載せてすぐの時だったと思うのですが、あわてて福岡までPowerbookを持って行って見てもらい、何とかだましながら旅行をしました。でも結局はうまく行かず東京に戻ってすぐ修理してもらったのです。明日は佐世保の演奏会ですが、私が入団した当時はよく行った場所です。とても懐かしい気がします。といっても私は東京にいるのですが......


3.1

 今日の午前0時から8時の間にPathインターネットのIPアドレスの変更があり、その間Pathのメールやホームページのアップロードが出来ませんでした。私は昨日折角ひとりごとを書いたのにアップしようとしたらこの影響で出来ませんでした。8時までということでしたが、10時頃になってもメールだけは受けられませんでした。昼に病院に行く用事があったので3時頃家に戻りましたが、その時には無事メールも読めました。家に戻ってメールの整理と手帳の整理をしていたらアッという間に夕方5時になり、あわてて多戸さんの送別会に行きました。多戸さんは皆さんもよくご存知の名チューバ奏者で、N響の顔でいらした方です。

今日の主役 多戸さん 最後に記念撮影
管楽器の人達 弦楽器の人達
既に卒業されている板橋さんも参加されています もうすぐ卒業の秋山さん

 私も個人的に多戸さんには色々お世話になりました。特に思い出に残るのは私がオーディオに興味があるというので、今はご自分ではプレーヤーを持っていらっしゃらないのでレコードを聴く事もないということでレコードを100枚近く下さったことです。不思議なことに私の持っているものとはダブっていません。これからどんどん聴いていこうと思っています。

 N響もここ4〜5年でメンバーがガラッと変わってしまいます。今日の会に集まった人の半分くらいはあと4〜5年で定年を迎えます。多戸さんはN響の組合を創設したメンバーの一人であると同時に去年まで組合の幹部として活躍されてきました。多戸さんのご卒業でN響も新しい世代に突入していっています。これからもご健康でN響を見守っていただくようよろしくお願い致します。


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