昭義のひとりごと2007年3月分  


このページは私の日記のようなものです。私の感じること、周りで起こったことを書きます。


このページは下から上へ順番に日付が新しいものになっています。
前のものを読みたい方はこちらからどうぞ。

生徒さんへの連絡があります。こちらです。(2007.4.12)ピアノの生徒さんは栄子先生から重要な連絡があります。必ずご覧下さい。

栄子先生のひとりごとはこちらです。理恵子の公式サイトが出来ました。こちらをご覧下さい。(2006.11.17!


3.31

 今我が家は屋根裏部屋のリフォームを考えているのですが、午前中にドンナハウスさんが建てられた幕張の美容院に屋根裏部屋を見に行きました。深い緑が基調のとても素敵なお部屋でした。そのお宅は今ベランダを作っていらっしゃるところで、2階のリビングから見えるベランダも素晴らしかったです。
 帰りの車中で私達の家も今日のお宅のように余計な物を置かずにいつでもお客様を呼べるようにしようという話をしました。そして家に帰って早速リビングの整理を始めました。ところが積年の悪弊の賜物で、なかなか片付けがはかどりません。
 午後3時からは市川市文化会館でユネスコ協会の15周年記念のコンサートにお邪魔しましたが、戻ってきてからは栄子先生の庭の手入れ(花殻詰み)を手伝いました。 このところの暖かさのためかお花はとても勢いよく咲いています。(その様子は栄子のひとりごとをご覧下さい。)そして夕食後またリビングの片付けを再開しました。家中の片付けが終わるのは一体いつの事なのでしょう?その時には無駄な持ち物を盛大に処分しないといけないでしょう。

 タイヤ屋さんから電話があり、お願いしていたDunlopのサマータイヤが組み上がったそうです。今まで一番遅い降雪が4月の初めだそうで、それまでは一応スタッドレスのままでいきます。来週の半ばには履き替えようと思っています。225/50R17というサイズのランフラットはBSとDunlopにしかないそうで、替えるならDunlopしかありません。

 昨日届いたSV-4にはGoldenDragonのKT66(Retro)とSvetlanaのEF86がついています。GECのKT66など4本ペアで手に入れる事など至難の業でしょう。それにあったとしても目玉が飛び出すような値段がついているでしょう。実用的なコストパフォーマンスから言えば付属の管で充分ですが、QUAD IIの本来の姿を是非とも聴いてみたい気もします。KT66の音はとても素晴らしいそうですが、プッシュプルになると4本要りますからとても敷居が高いのです。


3.30

 朝宅急便で待望のSV-4が届きました。まだ時間がないので中をちゃんと確認してはいませんが、早く作りたいです。今日は夜になって自分の練習をしてから、iPodの中身の整理をしていたらもう2時半です。明日は朝が早いのでもう寝ます。


3.29

 今日は最初に栄子先生をニューオータニまで送り、それからヤマハとApple Store銀座に行きました。ヤマハ銀座店は今は有楽町駅前の仮店舗で営業しています。今日は前に頼んでおいた楽譜が入ったので取りに行ったのです。ここに行く時は会社線下の銀座駐車場に車を置いていますが、もう少し近いところがあると助かります。
 その後Apple Storeに行きましたが、ここは裏にビルに付属の駐車場があります。今最新のOSは10.4.9だそうですが、私はいまだに10.3.9を使っています。もうすぐ新しいOS Leopard10.5が出ますが、それに対してどのように備えたら良いのか情報を聞きました。OSは10.4にした方が良いだろうという事でしたが、10.5が出たらしばらく様子見で行くのが得策のようです。 (近いうちにHDDをフォーマットして新しいOS10.4をインストールしようかな?これって1日から2日仕事なので、気が進まないのです。)
  今日のように都心を走り回る時には特に裏通りでは1サイズ小さい方が取り回しは良いのですが、長距離乗ると大きい方がはるかに楽です。バックカメラとアクティブ・ステアリングのおかげで狭い所もあまり苦にならないのは助かります。
 帰りはガソリンを入れて洗車をしてもらいました。先週末に静岡に行った事もあって今回は8.5km/l位走っていました。普段は良くて7.5km/lですから1km/l位良かった事になります。今日は年度末という事もあってか、車の台数はそれほど大した事はないのですが流れが悪かったです。普段なら余裕を持って行けるはずのニューオータニに結局時間ギリギリに着くという失態を演じてしまいました。

 今日のサンバレーの店主のひとりごとに「造り壊し」の事が出ていました。ただでさえ数の少なくなっている管でこの造り壊しをやって欲しくないです。根拠のない定数変更で次々管を壊されると、どんどんその大切な管がなくなってしまいます。その結果その管が市場から消えて行き値段が高騰してしまう訳です。ただでさえ数が少なくなった管は皆で大切に守っていかなければいけません。
 この種の不幸はその昔ヴァイオリンの世界でも起こりました。その昔ヴァイオリン作りとしてとても高名なフランスの作者がなぜか古い楽器をよく鳴らすには蒸気乾燥が良いと言い出し、とても多くの名器をパサパサにしてしまったのです。とても数多くの名器がその餌食になってしまいました。今流行の定数変更もこれとよく似ています。
 今では数少なくなってしまったビンテージ管は皆で大切に保存していきましょう。でも単にしまっておくだけでは意味がありません。楽器も管も実際に現役で使って良い音を出しましょう。そして音ではなく音楽を心から楽しみましょう。
 そういえばSV-4が出荷されたそうで、明日宅急便で到着するようです。早く作りたいです。といってもアンプに掛かり切りになると家族に評判が悪いし、なかなかまとめて時間がとれません。


3.28

  今日も落ち着かない1日で、アッという間に夜になってしまいました。
 4月になったらスタッドレスから普通のタイヤに戻すと書きましたが、候補として上がっていたDunlopのランフラットがなかなか良い物だとお世話になっているタイヤ屋さんが言われるのでそれにする事にしました。225/50R17 94W SP SPORT 01☆ DSSTという物です。「今までよりは摩耗も少ないのでは?」という事でとても期待しています。今着けているPirelliのSotto ZEROはHR(210km/h)規格ですが、時々スタッドレスだという事を意識させられます。とは言ってももともと着いていた物よりは感触が気に入っています。早く来月になってタイヤを履き替えたいです。

 今のオーディオの世界の怪奇現象の1つがオーディオが実際に音を聴く道具ではなく、所有する事が自慢になっている事です。高価な物を買ってもそれを大事に取っておくだけでは、折角手に入れた物の本領を知らないままで終わってしまいます。私はそういう物こそ毎日聴いて良い状態に保っておかなければいけないと思っています。普段聴いていないという事はバーンインも出来ていないわけで、たまに聴くだけではその本領など出て来ません。(いくらビンテージの管を買ってもその良さを出せていないのでは宝の持ち腐れ?)そんな使い方をするのだったら安い管で毎日聴いてそれをよく鳴るようにしておく方がはるかにマトモです。
 良い楽器を手に入れても普段からそれを弾いていないとそれを弾き切れないのと同じです。良い楽器を手に入れたらそれをいつもよく鳴らしておく事は弾き手としての社会的責任です。(縁あって今たまたま手に入れた楽器を後世に良い状態で引き継いで行く事は弾き手の責任です。)同様にオーディオも良い物を手に入れたらそれをフルに使い切らなければ勿体ないです。少なくともその装置の能力くらいは見極めてやらなければいけません。
 良く鳴らなかったらその原因がどこにあるのか(装置にあるのか自分にあるのか使い方に原因があるのか)見極める事が最初のステップです。道具を使い切れていないのに道具に文句を言うのは筋違いです。(楽器を弾く人は誰でもこの事を先生から必ず言われているはずです。)
 今日はアッカルドのパガニーニの小品集とハイフェッツのアンコール集のレコードを聴きました。


3.27

 今週は用事が重なってとても気ぜわしい一週間です。その上来週は組合の用事でとても忙しくなりそうです。来週中には解決しないでしょうから、再来週も忙しくなるでしょう。

 そんな中での一服の清涼剤がしんみりと聴く音楽です。今月末にはRogersのLS5/9を多分最もよくドライブしてくれるサンバレーの復刻版SV-4が出荷されるそうで、とても楽しみです。我が家のメインスピーカーTANNOYはDevonもStirlingも300Bシングルが合いますが、 LS5/9の場合は300Bシングルではどうも今一つでした。そこでプッシュプルのSV-9tを試しにつないだら、急に焦点が合ったようなきりりとした音像が浮かび上がりました。この間手に入れたkitLS3/5Aを聴くとSV-9tがジャストフィットするので、LS5/9に組み合わせるアンプをどうしようか迷っていました。そこで1月下旬の愛知県芸術劇場でのコンサートの時にLS5/9を持って行って、サンバレーのショールームで聴かせて頂く事にしました。大橋さんは近いうちに復刻するSV-4で聴かせて下さいましたが、9tほど元気良くありませんがとても落ち着いた良い音でした。3/5Aより容積が大きいその余裕を活かせる素晴らしい音で、一聴してこれで決まり!と感じました。このシステムを予備にしておくのはとても勿体ないので、これを置く部屋を決めないといけません。ラインナップはCECのTL51X+Model2+ SV-14LB+SV-4+LS5/9です。
 もう1つはARCAMのFMJ23T(+Model2)+SV-3+SV-9t+kitLS3/5Aです。(Model2を使うかどうか迷っています。)その他には樽アンプ+樽miniあるいはEntry Sという組み合わせもあります。
 最終的にはスピーカーをドライブするのはアナログ信号ですから、ディジタルを聴く場合にはDAコンバーターがとても大切です。CDプレーヤにお金をかけた方が良いというのはこの部分に投資すべきだという意味です。ここで手を抜くと折角拾った音をきちんと再生出来ないからです。
 私は自分が聴いて音楽が楽しめる事しか興味がないので、スペックにはまるで興味がありません。たとえば出力が何Wで歪率が何%かと言うような事は見ません。問題は「出てくる音に生命力があるか?」だけです。生命力こそが音楽の命だからです。聴くべきは音ではなく音楽なのです。(音と音楽は何が違うのかと言うと音楽は音の連続に演奏家が音楽的メッセージを込めてまとめ上げたものなのです。単に音を続けて出すだけでは音楽とは言えないのです。つまり弾き手の音楽的メッセージが聞き取れるものがオーディオなのです。)


3.26

 午前中に白井に行き、母の遺品を車に乗せて運びました。あらかた片付いた母の部屋を見て、また悲しみを新たにしました。そして家に戻ってそれを片付けてから、今度はららぽーとに行きました。その後家でレッスンをしてから、トリフォニー・ジュニア・オーケストラの演奏会を聴きに行きました。我が教室でピアノとヴァイオリンを勉強している生徒さんがオーボエで出演するので栄子先生と一緒に聴きに行ったのです。ペール・ギュント組曲では1番を吹いていました。このような形で音楽に関わる事が出来るのはとても幸せな事だな、とあらためてオーケストラ活動の楽しさを再発見しました。

 このオーケストラを指揮し指導されているのは松尾葉子さんです。私が芸大の学生の頃、芸術祭の時に松尾さんが指揮されたオーケストラのコンマスをした事があります。またN響を指揮された事もありました。とてもきびきびと活動的な方で、今日のコンサートでもジュニアたちをさかんに盛り立てていらっしゃいました。
 今日のプロは「軽騎兵」序曲、歌劇「魔笛」より夜の女王のアリアと2重唱「パ、パ、パ」 、シュトラウスの「春の声」、「ペール・ギュント」組曲より、そしてフィンランディアでした。とても多彩で変化に富むプログラムで、ジュニアたちにはいささか厳しかったかな?という感じです。でも皆はりきって演奏していました。
 メンバーの中には栄子先生が昔教えた生徒さんの子供さんもいて、 いやでも歳月を感じさせられました。

 というような訳で今日も1日BMWのお世話になりましたが、移動が多かった割には疲れませんでした。


3.25

 しばらく雨が降らないと思っていたら、昨日からの雨はものすごかったでした。降らないと異常乾燥、降ると豪雨と最近の天気は極端ですね。昨日終演後は静岡インターではなく、清水インターから東名に乗りました。そこまでバイパスを通ったのですが、そのバイパスが水浸しでどの車も用心して走っていました。東名の上も皆100km/hでゆったりと走っていました。
 昨日は土曜日でトラックが少なかったので、とても走りやすかったです。普段の日は80km/hで走るトラックを81km/hで延々とのんびり追い越すトラックに悩まされます。
 今までは新車に乗って1年もするとどこからともなくギシギシと音がしたものですが、今回はそのような興ざめな音はいまだに聞こえてきません。ボディの剛性の高さがものを言うのでしょう。そのため前車に合わせて速度を制御するアクティブ・クルーズ・コントロールや車線に合わせてハンドルを切る車線維持機能などついていませんが、運転した後の疲労感ははるかに少なくてすみます。

 何日か前のキットや店主のひとりごとに『「ヴァイオリンを習ってみたいがどの程度のものが良いのだろう。最初だから一番安い何万で買えるセット物で良いのか、お店を見ると何十万なんてのがゴロゴロしてるし。お店の人や先生は「是非良い楽器を求めなさい」って言うし。単に分不相応な買い物をするのは勿体無いしなあ・・・どうしたもんだろう」なんてお話。』というお話がありました。
 これは私の個人的な意見ですが、初心の方がヴァイオリンを(ステレオも同様だと思います。)揃える時には思いのままに予算を割ける訳ではないので、何か核になる物を1つ決める事をお奨めします。ヴァイオリンの場合は弓と楽器しかないので、弓に少し張り込んで将来楽器をグレードアップした時にも使えるような物を最初から手に入れておく事をお奨めします。ステレオについてはCDプレーヤーを他よりワンランク上にしておく事をお奨めします。全てを同じグレードで平均させるよりは1点豪華主義というかしばらくは悩まなくてすむ部分を作っておくのが良いです。その代わりその影響を将来まで強く受けますから、その選択はとても大事です。信頼のおける人の意見を参考にする事は絶対条件です。
 また予算についてはかければかけるほど良いのは当たり前ですから、最初に予算を決めます。そしてそのパフォーマンスを聴きます。もし満足が行かなかったらワンランク上のものと入れ替えてどの位違うか聴いてみます。そしてコスト・パフォーマンスを見て自分の判断を決めるのです。一番いけないのが、高い方がそして人が良いと言っている物の方が良いのだろう、という人任せの判断です。聴くのは人様ではなく自分自身なのです。人が何と言おうと自分が納得出来れば良いのです。自分の耳を信じて無心に虚心に音だけを聴くのです。能書きは百害あって一利なしです。
 こうやって自分で納得して手に入れれば、自分の道具に愛着を持てます。


3.24

 今朝はゆっくり起きて朝の一連の行事を済ませてから、部屋で午後1時までゆっくりしました。駅前の高層のホテルでツイン部屋が割り当てられてとても快適でした。チェックアウトしてから会場に行き荷物を置いてから、静岡出身のSさんご推薦の蕎麦屋に行きました。とても美味しく、店は地元の方で一杯でした。

 今日の会場は市民文化会館、昔懐かしい感じのするホールです。

 私がホールに着いた時にはまだほとんど誰も来ていませんでした。インターネットの交通情報を見ると大渋滞のようで、気をもまないだけ前日入りした意味があります。駐車場が離れているので、本番が終わってから階段を大きなかばんを持って歩きたくないので、会場の様子をアップしたらかばんを車にしまいにいくつもりです。あとは家に帰ってからご報告します。(15:10)

 昔からあるホールはデッドな事が多いのですが、実際に演奏してみたらこのホールはかなり反響がありました。本番最後には会場から強い反射が聞こえました。ソリストは大家の風格を漂わせています。
 NTTコンサートは今までの分を全部累積すると183回になるそうです。

 終演後のドライブは沼津あたりまでは凄い雨降りでしたが、 東京に近くなったら雨は降っていませんでした。 その分皆さんが早く引き上げたからか、途中は全然渋滞していませんでした。走りにくかったですが、渋滞しなかった分楽でした。思ったより早く帰れてホッとしました。


3.23

 今日は池袋の芸術劇場での演奏会でした。昼過ぎに家を出たのですが、案の定5号線の下りでトラブルがあり錦糸町から渋滞していました。ナビの言う通り錦糸町で降りましたが、飯田橋で右折するのに信号2回待ちだった以外は大して待たされず1時間かからずに着きました。

 今回のプロでは何と言ってもチョーチンさんが聞き物です。とてもゆったりとした堂々たるテンポです。テンポだけ聞くととてもこんなに若い人が弾いているとは思えないです。現田さんも全体にゆっくりしているので、プロ自体で2時間以上かかっていました。
 ゲネプロの時はお客さんがいないので響き過ぎに聞こえた会場も、お客さんが入ったら落ち着きました。客席で聴くととても良かったそうです。

 終演後私は静岡まで来ました。全体にあまり流れが良くなく、ホテルに着いたのは夜中の12時でした。特に三宅坂から三軒茶屋まで渋滞していたのは計算外でした。とはいっても明日は午後1時まで部屋にいられるので、身体はこの方がはるかに楽です。


3.22

 今日は第82回放送記念式典での演奏でした。昨日が休日だったので今日は渋滞が激しいだろうと思ったのですが、思ったほどではありませんでした。錦糸町から竹橋までノロノロでしたが、思ったよりは早くホールに着けました。
 都営の駐車場から外にでたら、ホールの前は記念式典の準備で混雑していました。

 5食で朝食を食べてからホールに戻ってきたら、式典は表彰に移っていました。結局12時近くになってから演奏になりました。今日は新世界の第2第4楽章を弾きました。
 明日は芸術劇場で午後3時からゲネプロ、夜7時から本番です。あさっては夕方4時半からズィッツ・プローベ、夜6時から静岡市民文化会館での演奏会です。プロは前にもご紹介したオール・ドヴォルザーク・プロです。

  式典の後練習所に寄ってから家に戻りました。そしてガソリンと洗車をしてもらって明日あさっての準備をしました。このところ一般道を走る時にDSモードで走っているのですが、そのせいか燃費はDモードより1km/l近く悪くなっています。その分きびきび走ってくれるので気分はとても良いですが、ガスだけは余計に食っているようです。まあそこまで気合いを入れる必要はないのですが.......
 明日こそはゆっくり運転しようとは思うのですが、ハンドルを持つとなかなかそうはいきません。


3.21

 休日は基本的に道は空いているのですが、首都高は妙に渋滞していました。そこで錦糸町で下に降りたのですが、こちらはとても空いていてアッという間に練習所に着きました。帰りは私の通るところは事故もなく順調でした。
 休日はとてもゆっくりした車ととても強引な車が同居していてとても怖いです。こういう日はとにかく他の車と絡み合わないように走るしかありません。

 今日は新世界、スラブ舞曲、チェロ協奏曲の順に練習しました。この前のグリーンさんの新世界は速めのテンポでしたが、今回はごく普通のどちらかというとゆったり目のテンポです。チェロ協奏曲はまだ若いのにスケールが大きくとても余裕たっぷりに弾かれています。

 楽器の持ち方と弓の持ち方はとても深く関連しています。楽器が自分の納得のいくように持てるようになったら、それにつられて弓の持ち方も良くなりました。楽器が鎖骨にしっかり載るようになった事が、今回弾き方が変わった大きなキッカケでした。(楽器は肩と顎で挟むものではありません。顎で楽器を押さえ込むと左手の動きが悪くなります。)最終的に音が変わったのは弓の持ち方が変わってからでした。
 人間の筋力や身体のバランスはどんどん変わっていきます。ある程度までは誤差の範囲内として吸収出来ますが、ある程度以上変わってしまうと新たにバランスを取り直さないといけません。 また身体的な事と同時に感覚的に求める物が変わってくる事もあります。それを実現するためにバランスを取り直さないといけない事もあります。 一度覚えたらその後一生そのままのやり方で良いというものではないのです。


3.20

 弓の手応えは今日1日色々弾いていくうちに慣れました。楽器の構え方の微調整も大体納まるとこに納まりました。一番変わったのは右手の親指の弓へのあたり方です。右手でしっかりとしたアーチが出来る事が大切なのです。その感触を得る事が出来ました。これで今まで最後の部分で納得出来ていなかったところが解決されました。
 不思議な事に自分で納得が行くと精神的にもとても落ち着いて、気持ちに余裕が持てるようになりました。その上ヴァイオリンを弾く事がとても楽しいです。残念ながらその分ステレオを聴く時間が少なくなっています。

 明日は今度の現田さん指揮のスラブ舞曲Op46-8、チェロ協奏曲[チェロ:チョー・チン]、新世界というドヴォルザーク・プロの練習です。放送記念日は新世界の第2,4楽章を演奏します。次の日の池袋の芸術劇場では午後3時からフルにゲネプロを行います。私はその後静岡まで行ってしまうつもりです。終演は9時ですが、距離は200km弱なので12時までには着けるでしょう。土曜日はチェックアウトまで部屋でゆっくりして、午後4時半からのズィッツ・プローベに向かいます。

 今はBMWはPirelliのスタッドレスを履いていますが、4月になったらサマータイヤに戻します。今まで履いていたタイヤの感触が今一つピッタリこないのと減りがとても速い事から、サマータイヤにする時に違うブランドにしようと思っています。ランフラットだと選べるのはDunlopしかありません。Dunlopが良い事を祈るばかりですが、場合によっては普通のタイヤにするかもしれません。


3.19

 今日は午前中に毛替えをすますつもりだったのですが、楽器屋さんの方が午後でないと空きがないという事で午後2時からになりました。今回は毛替えの他に去年の9月のフロッグが割れた事件以降気になっていたフロッグの緩みも直してもらいました。大きめのくさびを入れてもらったのですが、弾いた時の手応えが微妙に変わりました。早く慣れないといけません。

 今週はあさってが休日のせいか渋滞は普段の3割増しという話です。首都高も錦糸町から銀座まで35分と出ていてナビも下に降りるのを奨めているので、新大橋通りで都心に向かいました。隅田川を渡るところで上を見たら、今日は渋滞が普段より激しかったでした。北の丸でもう1度首都高に乗り直したら、結局は予定より20分ほど早く着けました。
 毛替えをしてもらってから練習所に行きました。京王線沿線にすんでいるN響の人に教えてもらった笹塚から渋谷への裏道は快調でしたが、このルートも全体としてはかなり渋滞していました。また練習所から家へのルートも江戸橋が混んでいるようなので、湾岸の千鳥町で降りるルートを使いました。
 今日は結局80km位走ったのですが、前の車の時よりはるかに疲労感が少ないです。走行距離は今22000km位ですが、今まではこれ位走ると色々なところに不満を感じるようになったものです。(今までは1万km位走ると、必ずどこかにきしみ音が聞こえてきたものです。)でも今回はそういう事を全然感じません。そのため今までより年間走行距離は多くなっています。
 今までは単にDに入れて走っていたのですが、この前担当のセールスの方にDSモードで走ると気持ちが良いと言われました。 それから時々DSモードを使っていますが、5シリーズでは最も非力な525iでも充分速く走れます。低速からトルクもあるしエンジンブレーキもかかるので、首都高で混んだところを走る時などとても重宝しています。


3.18

 今日はN響の市川公演ですので、午前中に文化会館に行って皆さんへの差し入れを置いてから用事で出かけました。私が着いた時はまだ早かったので、あまり楽員の皆さんはいませんでした。ですがステージの上では篠崎さんがヴァイオリンを弾かれていました。差し入れを置いてから市川インターに向かう間に3台位N響の人の車とすれ違いました。11時少し前の事です。

 夕方用事から戻ってきたら栄子先生が庭の手入れをしていました。庭の中央の花壇のパンジーの花殻摘みと色々なところで芽を出しているノースポールの植え替えを手伝いました。栄子先生が「花は生徒と同じ。悪い芽が出たらすぐ摘まないと大変!」という気持ちが分かります。しばらくしたら離れのレッスン室の前はノースポールが咲き揃うでしょう。
 このノースポールは5年前に生協で買った1鉢が元なのですが、今では庭中に種が広がって数え切れないほど咲いています。

 昨日は久し振りにレコードを聴きました。目に入ったのはオイストラフのハチャトリアンとシベリウスのレコードです。ハチャトリアンの出だしなどオケの音が歪んでいるのですが、しばらく聴いているうちにそんな事は気にならなくなってオイストラフの音に引き込まれていきました。1950年代の半ば、オイストラフが40代の半ばに録音された音源の復刻版のようですが、レコード自体には録音年月は書かれていませんでした。
 このレコードに限らず古いレコードを聴くといつも音が活きている事に驚かされます。誰か昔の器械を持ち出して来て今録音をしたら、どんな音が録れるのでしょう。色々制約のある物をフルに使おうと苦労するからこそ良い音が録れるのだったりして?性能が上がるに従って個性が切り捨てられていくような気がするのは私だけでしょうか?

 明日はN響はお休みですが、楽器屋さんに行って毛替えをしてもらうつもりです。次は22日(木)放送記念日、23日(金)芸術劇場の都民フェスティバル、24日(土)静岡市民文化会館の3回の演奏会シリーズです。プロはおととい書いた通り新世界をメインとするドヴォルザークプロです。
 チェロ協奏曲でソロを弾く趙静(チョウチン)さんは、2001年に亡くなられた三谷さんがその3年ほど前にアマチュアオケを指揮された演奏会でエルガーのチェロ協奏曲を見事に弾かれていました。


98年の演奏会の時の三谷さん


3.17

 明日はN響の地元市川でのコンサートなのですが、所用があって降り番です。今日中にすませておかなければいけない用事があり、朝からてんてこ舞いしました。

 このところ構えが変わり、前思っていたより更に一段階身体の力が抜けるようになりました。この脱力というのは単にグニャグニャと力を抜くのではなく、必要な所には力を集中しながら無駄な力を入れないという禅問答のような世界です。分かってみるとごく当たり前の事ですが、分からない時はツボを外れた所をウロウロしてしまうのです。私の場合には鎖骨の楽器を載せる台が更に安定しただけですが、演奏上は大きな違いです。
 奏法の点から言うと弓の持ち方が微妙に変わりました。出て来る音はもちろん変わりましたし、楽に弾けるようになりました。不思議な事に音の聴き方まで変わりました。
 演奏する人は常に短期的な体調の変動と長期的な体力の変動に悩まされています。一度決まったバランスでも歳月が経って体力が変わり筋力も変われば、それに伴って音楽感も変わっていきます。ですから一度「これだ!」というものを掴んでも、歳とともに身体が変わればそれに合わせて弾き方も変えていかないといけないのです。20代と40代が違う演奏をするのはそういうところに原因があり、同じ人でも20の時と40の時では違う演奏をせざるを得ないのです。極端に言うと去年出来た弾き方でも今日は出来ないという事が起こるのです。
 たとえば若い時は体力に任せて弾き切れても、ある程度年が行くとどこまで自分が持つかを計算しながら弾かないといけなくなります。だから演奏はいつになっても完成しないし、指が動けばそれで良いというものではないのです。(もちろん指は動かなければ話にならないのですが......)

 同じ事はオーディオについても言えます。人間の聴力は日に日に衰えているのです。若い時には聞こえたものが徐々に聞こえなくなっていきます。一方それと同時に経験は年をとるに従って豊富になっていきます。ですから一度自分の中で出来た基準も日に日に作り直さないといけないのです。これは良い悪いではなく、人間は日々変化して行くからです。聴力の衰えより経験の方が勝れば年とともに成長出来るというものです。
 問題は誰も自分が変わっている事を認めたがらない事です。ある時点での判断は、その時点での体力や聴力によって下されたものです。誰も10年後に今と同じ基準では聴けないのです。


3.16

 今日は午後から用事で出かけた後レッスンをして気がついたら夜になっていました。それから自分の練習をしたのですが、もう日が変わってしまいました。

 前持っていた古い20GBのiPodのバッテリーが弱ってしまったので、最新のiPodを手に入れました。30GBの黒のiPodです。ディスプレーがカラーになっている上に薄くて軽いのです。iCalとCLIEとiPodでデータを共有する事が出来るのですが、iPodでは新しいスケジュールを入力出来ないのが残念です。もし出来るのだったらCLIEを使わなくても良くなるのですが.......
 私は今スケジュール管理にメインに使っているのはA5サイズのシステム手帳です。バイブルサイズでも用は足りるのでしょうが、色々なデータをプリントしてはさむには定型サイズでないとプリントが面倒なのです。今使っているCLIEが出た時には本気でスケジュール管理をCLIEに移そうと思ったのですが、SONYがCLIEを手放してしまった今ではCLIEに頼る訳にはいきません。
 たとえば旅行の時などネットでとったホテルからのメールをCLIEに保存して持ち歩いていました。また高速バスの時間表などもCLIEに移していました。今はそういうメールなどはA5に縮小して両面プリントして手帳にはさんでいます。一時流行ったPIM(Personal Information Manager)ですが、最近はあまり騒がれなくなりました。携帯がスケジュール管理機能を持つようになったからでしょう。でも携帯ではたくさんのメモを付けておく事は出来ません。結局アナログの方が全体像が見やすいという事です。

 明日はあさっての市川の演奏会の練習です。私は残念ながら用事があって出られません。その後は現田茂夫さん指揮の放送記念日、都民フェスティバル(芸術劇場)、静岡市民文化会館というドヴォルザーク・プロ(スラブ舞曲Op46-8、チェロ協奏曲[チェロ:チョー・チン]、新世界)での3連戦があります。


3.15

 今日はサントリーホールでのN響ロマンティック・コンサートでした。いつもなら午前11時からゲネプロがありますが、今日は午後3時からでした。

 前半は小松亮太さんのバンドネオンソロを特集したプロでした。自作の「無限鉄道」、ピアソラのリベルタンゴとバンドネオン協奏曲です。ゲネプロの時客席で聴きましたが、広上さんの指揮でとても楽しそうでした。
 後半は展覧会の絵です。客席で聴くとなかなか良い響きだそうです。広上さんは指揮も注文の出し方もとてもユニークで、私はとても面白いと思います。ただ注文の中には意味のよく分からないものもありますが.......

 ゲネプロが5時に終わり本番が7時に始まるというのは、やはり気分的に落ち着きませんでした。ゲネプロは11時本番は夜7時というパターンが身体にしみ込んでいるので、A定期の開演が6時になっただけですごく抵抗を感じました。本番に向けて気持ちを盛り上げていく過程が出来上がっていると、それとは違うパターンを求められると抵抗を感じるのです。


3.14

 今日も広上さんの練習でした。印象は昨日と同じです。明日はサントリーホールでの演奏会ですが、ゲネプロは午後3時からプログラム順に行われます。ゲネプロは5時15分まで、本番は7時からなので間は2時間ありません。軽く食べたらすぐ本番という感じでせわしないです。

 今回先日卒業されたMさんがいらっしゃっています。卒業記念に買われたステレオの話をお聞きしたら、とても音が気に入っているとうれしそうに話をされていました。前段をWEにした件については、音の発音がWEの方が良いと言われていました。その点については私も同様に感じます。
 音の表面を美化して全部を塗りたくったような音ではなく、発音がゾリッと聞こえてくるような感じが聞こえて欲しいのです。そこら辺の母音と子音のバランスのとり方に秘訣があります。これは説明して理解出来る事ではなく、感覚的に感じるものです。演奏家でも人によってそのバランスは違います。これこそ演奏家としての個性の表われです。

 サンバレーの店主のひとりごとに登場した佐藤さん作の42シングルアンプです。Stirlingを鳴らすとSV-501 SEとは一味違う個性を聴かせてくれます。 この個性は管がRCAの42だからだそうで、管が違うとこういう音にはならないであろうとの事でした。


3.13

 今日は広上さん指揮のあさってのコンサートの練習でした。私は今回プロ前半は降り番で、展覧会の絵だけが出番です。練習は展覧会の絵から始まりました。広上さんは細かい事はあまり言わないで、イマジネーションを中心に注文を出されます。日本人の指揮者には珍しいタイプです。

 演奏の時に大事なのはやはり脱力です。どこかに力が入るとそれが引き金となって結局は身体が固まってしまうのです。身体の中心を安定させて自分が楽器を持ちやすいように身体の構えを調整する事が大事で、自分に合った身体の構えを見つける事が必要です。そのポイントが分かると楽に弾けるようになります。(もちろんそれだけで全てが解決する訳ではありませんし、技術的な問題や音楽的な問題は別にクリアしなければいけません。でも今まで力んでしまって弾けなかったところが、これによって弾けるようになるのです。)


3.12

 午前中に1週間ぶりに健康法をやりに出かけ、午後からはPTNAの取材を受けました。その後レッスンをして、夜はCDのコピーに大わらわという具合でアッという間に寝る時間になってしまいました。

 明日からは木曜日のサントリーホールでのコンサートに向けての練習が始まります。
 プロは広上淳一さん指揮で
 小松亮太/無限鉄道
 ピアソラ(小松亮太編)/リベルタンゴ
 ピアソラ/バンドネオン協奏曲
  バンドネオン:小松亮太
 ムソルグスキー/展覧会の絵
です。

 理恵子のiPodが調子が良くないというのでPowerbookにつないでみたのですが、認識しなかったりエラーが出たりと機嫌が良くありません。リセットして充電をしたらそれからは順調に動いています。また家の電話の子機が1台エラーを起こしたのですが、それも主装置のリセットで直りました。コンピューターを使っているものはエラーを起こすとリセットによって直る場合が多いですが、車の場合運転中にエラーを起こされたら本当に困ってしまいます。運転に直接関係するエラーは経験していませんが、iDriveがちゃんと動作しなくなった事はあります。交差点で止まった時にエンジンをかけ直して事無きを得たのですが、カーナビがブラックアウトするとびっくりします。


3.11

 10時45分のJALで熊本から帰ってきました。指揮者も同じ飛行機に乗られていました。空港でマエストロにお会いしたら、ニコニコととてもご機嫌でした。今回の旅行では大分宮崎の後、鹿児島に2泊出来た事が色々な意味でとても良かったです。
 京成八幡の駅を降りたら思った以上に寒く、コートを持っていくべきでした。直前に買ったニットが厚手で目がつんでいたので、中にベストを1枚着るだけで大丈夫だったので助かりました。
  来年も今回と同様3月に九州の旅行がありますが、今度は熊本→日田→大分→宮崎という4連戦のようです。初めは毎日宿泊地が変わるのかと思っていたのですが、旅行日と熊本の日は熊本に、日田と大分の日は大分に泊まれば良いようで思ったよりは楽そうです。
  来年はそのあと東北への旅行もあります。こちらは会津→仙台→盛岡→秋田→青森というものです。東北の都市をこのように順に回るのは久し振りの事です。福島、山形が入っていないのが残念です。


3.10

  私は今回九州新幹線には初めて乗ります。山の中を走るのでトンネルが多く地下鉄のようです。鹿児島から新八代まで40分、そこから熊本まで20分と慌ただしい移動でした。

 熊本に着いてホテルに入り、一寝入りしてから会場に向かいました。今日の会場は県立劇場です。

 今日の会場もよく響き、ヴァイオリン協奏曲など迫力のある音でした。
 この会場に来る時に乗ったタクシーの運転手さんの話では市民会館は今改装中だとの事で、席をゆったり取るようにしているそうです。改装と言えばサントリーホールも改装されますが、音響に関する部分には手を付けないとの事で、その点はいささか残念です。ホールの音響は年月と共にどんどん変わって良くなっていきます。宮崎の会場などその好例です。
 今回のオーチャード定期から始まった演奏旅行はとても長く感じました。でも私にとってはとても収穫が大きかったでした。

 理恵子のパウゼでのリサイタルも無事終了したそうでホッとしました。

 明日は午前中の飛行機で東京に戻ります。そして夕方には年末の強風で傷ついたドアを修理に出した車が戻ってきます。そして月曜日からはまた目の回るようなスケジュールが待っています。


3.9

 いよいよ明日は理恵子のショパンをめぐる作曲家たちVol.7です。私は明日は熊本公演なので聴けないのですが、「肝心な時にはいない!」と家族には不評です。

 今日の会場は県文化センター(宝山ホール)です。実は昨日お話しした地元の方に会場は海の方の会場市民文化ホールではないという事を聞きました。私は何となく天文館のホテルを取ったのですが、結果的にはそれが大正解でした。部屋を掃除してもらう間会場まで散歩してきました。歩いて10分くらいの距離です。
 ホールの中に一応入ってみましたが、ステージのセッティングは午後からとの事でした。

県文化ホール(宝山ホール)

西郷さんの像

照国神社

本堂の方から見た鳥居

 ホールの近くは文化施設がたくさん集まっていて、隣は中央公民館、通りの反対側は中央公園という立地です。時間もあるので歩いてみました。中央公民館の通りの反対には西郷さんの像がありました。また照国(てるくに)神社の大きな鳥居が目に入ってきたので、行ってみました。参詣に来ている人はほとんどいませんでしたので、とても静かな時間を過ごせました。
 それからホテルの近くに戻って、昨日お話しした地元の方ご推薦のウナギ屋さんでお昼を食べました。味噌仕立ての肝吸いという珍しいものもありました。ゆっくりウナギを楽しんだ後ホテルに戻り、少し昼寝をしてからホールに向かおうと思っているところです。(例の20分昼寝法です。)
 新しい健康法のせいで精神的にとても落ち着いていて今まで旅行中に散歩するというような事はほとんどなかったのですが、今回は自然に歩きたくなってきます。

 3時過ぎに会場に行きました。

  このホールは1階席しかないので収容人員は少ないようです。でも古いホールにありがちなデッドな響きではありません。客席に降りて弾いてみてもよく響きます。
 今日はオーチャード定期から数えて4回目です。新世界の2楽章の初めのテンポはほぼ普通の感じに収束してきましたが、4楽章などの速めのテンポは健在です。チョー・リャンリンさんのヴァイオリンは今回のシリーズの中では私の席ではG線の響きなど一番良く聞こえました。

 今回の演奏旅行もいよいよ明日の熊本を残すのみとなりました。明日は八代まで新幹線に初めて乗ります。八代までは40分位、その先熊本まで20分位で熊本まで1時間位です。こちらでは福岡まで2時間半と大きく宣伝されていますが、日豊本線では大分→宮崎だけで3時間以上かかる事を考えると新幹線の威力は大きいです。
 その新幹線のせいかは分かりませんが、ここ鹿児島は街にとても活気があります。特に鹿児島中央駅周辺などずいぶん変わりました。昨日レンタカーを返しに行った時に中央駅の前を通ったのですが、西鹿児島と言っていた頃とは随分違っていました。早く福岡まで新幹線が通ると良いですね。
 それに較べて東海岸側は元気がありません。たとえば鹿児島→小倉を乗り換え案内で調べると、新幹線を使って3時間位です。それを宮崎大分経由で調べると6時間半近くかかります。高速や新幹線など地方に作ると無駄だという議論がありますが、街にもたらす活気を見るとそうとばかり言い切ってはいけないような気もしてきます。


3.8

 今日は旅行日、宮崎から鹿児島への移動日です。私は1人でレンタカーを借りてのんびり動きました。

錦江湾に浮かぶ桜島

磯御殿

錦江湾と桜島を借景とする

とても珍しい猫神様

 初めは色々なところを回るつもりだったのですが、レンタカーがどうやっても馴染まないので磯庭園に寄るだけにしました。前は公開されていなかった御殿の中を見てお茶をいただけるようなので、磯御殿の中に入りました。私1人だけなのに説明の人がついてくれてゆっくり楽しめました。昨日おとといはとても寒く、霧島では雪も降ったそうです。今日はそれに較べれば陽気も良く助かりました。
 お茶をいただいた後、御殿の裏手にある日本でも珍しい猫神様を拝みました。 スリッパの事を思い出した私でした。


3.7

 今にちりん9号で宮崎に向けて移動しています。今回の旅行の中では最も時間のかかる移動で、グリーン車はN響の人で一杯です。指揮者ソリストも一緒です。普通車の方はがら空きです。旅行規定では4連戦まで認められているのですが、最近では3連戦も稀です。今ではN響のスケジュールに合わせてうまい具合に会場をとる事が出来なくなっているからでしょう。今回も前なら4連戦になるはずですが、間に1日旅行日が入るというスケジュールになっています。私達は楽ですが、1日分の宿泊費が余計にかかっている訳です。
 今乗っている日豊本線は特急列車と言えどものんびり走っていて200kmほどの距離を3時間10分かけて走っています。新幹線の有り難みを痛切に感じます。このにちりんの車両は残念ながら古いものの上に、私は1番C席という壁に面した席です。N響が長時間の移動をする時はいつもグリーン席がほぼ満席になっています。
 今全行程のほぼ半分が過ぎましたが、いくらグリーン車と言えども3時間も乗っていると疲れてきます。 これから大分で買ったお弁当を食べます。目的地まではまだ1時間半もあります。今は山の中を走っているせいかW01Kのランプも点灯しません。緑ランプが点いたらアップロードしてみます。

 ホテルにチェックインしてから会場である芸術劇場に行きました。

 ズィッツプローベ(会場練習)の時は響きの芯を掴み難かったのですが、本番の時はその心配はありませんでした。ここは来るたびに響きが馴染んで良くなっていくようです。今日の会場はひな壇が固定されていて、下の写真のように段差がとても大きいのです。普通は後ろのプルトが檀上に上げられると前の音が聞き取り難いものなのですが、今日の会場はそれほど聞き取り難くありませんでした。これだけの段差の割には不思議な現象です。セカンドのトップは私のところからははるか前に見えます。でも音の全体像を掴むのはそれほど難しくない不思議なホールです。サントリホールが出来た頃やはりヴァイオリンの後ろは檀上にあげられたのですが、この時は前の音は聞こえない上に他のパートの音もよく聞こえずとにかく弾き難かったものです。ホールに湿気が残っている間は他のパートの音が聞き取り難いのですが、乾燥してくると他の音も聞きやすくなってくるのだと思います。つまりホールも生き物であって、それぞれの瞬間にホールも違う姿を見せるのです。

今日も会場にはとてもたくさんのお客さんがいらっしゃっていて、見た目には満席です。

 今日はホテルに戻ってから、昨日と同じくNさんと一緒に地鶏の専門店に行きました。昨日は食べ過ぎな位食べてしまったので今日は軽くしようと言っていたのですが、今日も腹いっぱい食べてしまいました。昨日お話しした健康法のせいでお腹の調子もとても良く、たくさん食べても全然もたれません。

 明日は鹿児島への移動日です。本番はないので、のんびり色々なところを見ながら夕方までに鹿児島に行きます。


3.6

 今日は今回の演奏旅行の初の演奏会でした。お昼を食べてからこのところの睡眠不足を解消すべく、2時間ほどゆっくり昼寝をしました。
 今日の会場はホテルのすぐ隣です。4時前に会場に行くと、既に何人もの人が来ていました。

 5時半にズィッツプローベが始まりました。今日の会場はステージで弾くとドライ気味に聞こえます。更にフォルテで弾き切ると、会場から少し遅れて音が戻ってくるのが聞こえます。会場で聴くと良い響きに聞こえるそうです。
 7時から本番です。今日弾いていて新世界の2楽章など遅い所がとても遅いのは、お互いに見合ってしまっているからではないかと感じました。棒の動きは弾かれているテンポほど遅くないのです。これも本番を通してお互いに馴染んでくると徐々に解決されて行きます。

 今日は本番の後Nさんに連れられて焼肉を食べに行きました。馬に牛にイベリコ豚と色々食べましたが、どれもとても美味しかったです。 昨日は呑まなかった分今日は酒も堪能しました。

 明日は11時のにちりんで宮崎に移動します。列車で3時間10分位、車だと4時間以上だそうです。今回は大分でレンタカーを借りて熊本の空港で返すという人が多いです。車での移動は明日が一番きついようです。私は明日はJRで、そしてあさってだけレンタカーを借ります。
 新しい健康法を今試しているところですが、もし今回の旅行を通して快調だったらそれをご紹介したいと思っています。今のところはとても体調は良いです。


3.5

 今日は朝から大忙しで 用事で2ヶ所に出かけ、午後からはここ大分に向けての移動という1日でした。東京はとても暖かだったのに、大分に着いたら寒いのには参りました。駅でバスを降りてホテルまで5分ほど歩くのですが、用心してベストを1枚着ていたので助かったのですが寒かったです。ホテルについてまずインターネットに接続できるかを確かめました。最初はうまく行かなかったのですが、そのうち何となくつながりました。
 部屋から外を見たら日もすっかり落ちて夜景が面前に広がっていました。綺麗なので早速カメラを取り出しました。

 夜景のモードで撮ったのですが、シャッターが2秒以上開いているのでカメラをちゃんと固定しないといけません。部屋の中の電気を全て消して、カメラが動かないように固定して撮りました。
 それから駅前まで歩いて「関あじ、関さば」という看板の出ている店に魅かれて入りました。女将さんが1人で切り盛りしている店で、さば1尾をコースにしたものをたのみましたがとても美味しくお腹いっぱいになりました。事情があって今日は禁酒!シラフで関さばを食べる事になってしまいました。あ〜ぁ、残念!


3.4

 今日はオーチャード定期でした。去年の秋のノリントンさんの定期の頃から定期の入場者数が増えてきているそうです。今日もチケットは完売にもかかわらず、当日券に並ぶ方がたくさんいらっしゃるそうです。
 最近の流行りなのかもしれませんが、ごく普通のテンポではなく遅い所は更に遅く、速い所は更に速くという指揮が多いです。今回のプロではチョー・リャンリンさんのチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲がとても楽しめます。今回のプロは短めと書きましたが、実際に演奏会をやってみると2時間丁度くらいになっていました。決して短くはありませんでした。
 明日から九州の演奏旅行に出かけます。私は午後の飛行機で大分に向かいます。そして大分に2泊します。
 今日はこれから旅行の荷物を作ります。この前の福岡岡山の旅行とほぼ同様の荷物を持って行きます。 前回はW01Kを持って行くのを忘れたので、今回は最初からポケットに入れました。といっても最近はホテルはほとんどブロードバンドなので、列車に乗る時くらいしかこのW01Kの出て来る場所がほとんどありません。

 10時の東急の駐車場オープンに合わせて会場に行き、ゲネプロが終わってから買い物をして駐車場代をサービスしてもらってから一度車を出して、再度車を駐車場に入れて洗車してもらいました。これで7時間まで駐車場代はサービスになります。そのおかげで今日の駐車場代は250円でした。


3.3

 今日は明日からのオーチャード定期+九州旅行の練習でした。指揮はクリストファー・ワーレン・グリーンさんです。グリーンさんは2年前の夏の旅行で指揮されたそうですが、私は降り番でした。とても気さくで面白い方です。新世界から練習が始まり、「エフゲニー・オネーギン」のポロネーズ、アンコール、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲の順に練習しました。
 新世界はゆっくりなところはかなり遅いです。特に2楽章の初めの部分はかなり遅いです。逆に速い所は颯爽と進んでいきます。普通協奏曲の練習はあっさりと行くものなのですが、今回は指揮者からもソリストからも細かい注文が出て来ました。今回のプロは聴いてなかなか楽しめると思います。時間的には短めのプロだと思うのですが、実際にはどうなるのでしょう?

 1月に卒業されたM上さんの事ザ・キット屋店主のひとりごとに出ていましたが、Mさんから相談を受けた時の予算ではスピーカーはEntry SかkitLS3/5A、アンプはSV-501 SEかSV-9t位かな?と予想していました。Stirling位まで手が出せれば良いけれど、とは思っていました。ところが実際にはkitLS3/5A+SV-91Bという組み合わせを選ばれたのです。それも昨日前段がWEになったとの事、AタイプとBタイプの差をちゃんと分かっていらっしゃるのには参りました。この前卒業された鶴我さんもSV-91Bを選ばれています。お2人とも最初の話では楽しんで聴くシステムを揃えたいと言われていましたが、選ばれたのは音楽と正面から向き合うタイプのシステムです。楽しみながらもご自分が弾く事を想像して聴かれるので、SV-91Bが俎上に上ったのでしょう。私達年代の音に対する理想を91Bは表現してくれているのです。お2人とも能書きなどどうでも良いのです。音を聴いてそれが楽しめれば何でも良いのです。MさんもしWEの300Bと274Bの音を聴いたら、どうするのでしょう?


3.2

 今日栄子先生と一緒に出かけた時に、私の運転する姿勢が変わったと言われました。自分でもすごく変わったと思います。特別に負荷をかけなくても自然に姿勢だけでなく体調まで良くなって行きます。ある1つの分野だけで良くなるのではなく、全体に良くなっていく感じです。

 明日からはオーチャード定期と九州の演奏旅行の練習が始まります。以前は演奏旅行は4連戦が多かったのですが、最近は3連戦という事も稀になっています。今回も6日に大分7日に宮崎ですが、その次の鹿児島は9日、そして10日に熊本というスケジュールです。従って8日は旅行日になりました。この日はレンタカーを借りて観光をしながら夕方には鹿児島のホテルに入る事にしました。
 今回は最初の大分と鹿児島に連泊しますが、このように連泊できるととても楽です。連泊できないと毎日10時頃ホテルを出て次の公演地に移動する(という事は早く起きて荷造りをしないといけないのです。)、という事が毎日続く訳です。 これが4日も続くととても面倒です。
 とは言っても良い事ばかりではありません。今回連泊する大分と鹿児島のズィッツ・プローベは夕方5時半からですから、午後3時位までの時間の使い方に悩みます。もちろん早く会場に行って練習すれば良いのですが、午後3時位にならないとステージのセッティングが完了しないので早過ぎても居場所がないのです。(楽器を団に預けているので、セッティングが完了しないと楽器を取り出せません。)
 今は身軽に動けるように、特に飛行機に乗る時に荷物を機内持ち込み出来る大きさにしています。そのためMIDI関係の道具を持っていく余地はありません。楽譜の入力にはヤマハのQY-70が必要なのですが、それに加えて電源アダプターとMIDIインターフェースと入力する譜面を余計に持っていく余地がないのです。


3.1

 早いもので今日から3月、折角スタッドレスタイヤを着けたにも関わらず一度もその有り難みは味わえないうちに春になってしまいそうです。
 今日は午前中に上野と秋葉原に行きました。家に戻ってからヴァイオリンを弾いてみましたが、自分でも意外なほど大きな変化が見られびっくりしました。今まで何をやっていたのだろう?というのが偽らざる印象です。もちろん全てがうまく行くほど簡単ではありませんが、驚くほど弾きやすくなりました。精神的にもとても落ち着きました。
 車の運転についても同様に良い影響が出ています。気合いを入れなくても自然に良い状態になれるのです。
 明日はレッスンの合間を縫ってまたららぽーとに行きます。この体調の良さをずっと維持できるようにしたいです。

 昨年の11月半ばに始まった理恵子のホームページへのアクセスが2万に達しました。ありがとうございました。またカワイ音楽振興会のホームページ理恵子のポーランド通信第8回「恐怖体験」がアップされました。こちらもぜひご覧下さい。


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