昭義のひとりごと2010年5月分  


このページは私の日記のようなものです。私の感じること、周りで起こったことを書きます。

このページは下から上へ順番に日付が新しくなっています。前のものを読みたい方はこちらからどうぞ。

生徒さんへの重要な連絡があります。こちらです。(2010.7.27)必ずご覧下さい。

栄子先生のひとりごとはこちらです。理恵子の公式サイトはこちらです。
根津理恵子の ポーランド通信第17回がアップされました。 こちらからどうぞ!


5.27

 今日はB定期の2日目でした。1曲目のベリオは10分弱の短い曲で、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番がそれに続きます。ソロのダヴィッド・フレイさんは2日ともアンコールを弾かれていました。休憩後バーバーの弦楽のためのアダージョ、そしてメインのブリテンのシンフォニア・ダ・レクイエムです。私は後半の2曲はテンポというか流れに今一つうまく乗れませんでした。
 こういう時は演奏中に色々な事が気になるものです。昨日は家に戻ってから、本番中に気になった右手の構えを見直してみました。結論としては親指の弓にあたる角度が少しずれていました。少し前に楽器の角度を少し変えたのが影響しているのでしょう。楽器の構えをホンの少し変えただけでも、身体のバランスは変わってしまいます。今日は昨日よりかなり弾きやすかったです。
 この次の出番は6月のA定期です。6月はアシュケナージ先生の指揮です。


5.26

 ゲネプロが終わった時に下野さんは今回の定期のプロについて説明されました。ブリテンのシンフォニア・ダ・レクイエムを是非定期で取り上げたい、というのがきっかけでBoccherini/Berio、Beethoven、Barber、BrittenというBで始まるプロになったそうです。Brittenのシンフォニア・ダ・レクイエムはBritten自身が50年前にN響で振っていたそうです。下野さんのこの曲への思い入れが、Andanteと書いてある第1、第3楽章がとてもじっくりしたテンポになっている事に現れていると思います。

 ゲネプロが終わってから本番までは結局ホールにいました。そのためにMIDIキーボードを持っていきました。この前手に入れたKORGのnanoKEYは薄くて持ち運びやすくとても便利です。前に使っていたQY-70も良かったのですが、nanoKEYはUSBにつなげれば使えるので電源アダプターがいらないのです。QY-70は電池でも使えますが、単3を6本も入れても1〜2時間しかもたないのです。

 もう1つ、QY-70はまだMacがシリアルポートを持っていた頃の機器なので、今使おうと思うとMIDIのインターフェースとMIDIコードが必要です。卓上型のTG-100やMUシリーズもシリアルポートしか持っていません。USBのインターフェースを持つ音源でなければ、今では使えません。

 QY-70がMIDIインターフェースを持っていればこれでも良いのですが、MIDIのインターフェース+コードはどんなに小さくても、USBのコードに較べれば.......


5.25

 練習は昨日と同じ進行で進みました。明日はいよいよゲネプロ本番です。1曲目の「マドリッドの夜の帰営ラッパ」は11のVariationからなっていますが、短い曲です。その後ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番、そして休憩後バーバーの弦楽のためのアダージョ、ブリテンのシンフォニア・ダ・レクイエムです。4曲のプロですが、それほど長いプロではありません。
 今回初めての1曲目と4曲目が会場でどのように響くか、今から楽しみです。明日はB定期ですから、サントリーホールで1日過ごします。明日は天気も荒れ模様のようなので、外には出ないつもりです。


5.24

 今回の定期は最初のボッケリーニ(ベリオ編)の「マドリッドの夜の帰営ラッパ」と最後のブリテンのシンフォニア・ダ・レクイエムは初対面の曲です。私だけでなく、今回出演のOBのO澤さんもO松さんも初めて弾く曲だ、と言われていました。この2曲に挟まれるベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番とバーバーのアダージョはよく弾かれる曲です。ボッケリーニ(ベリオ編)の「マドリッドの夜の帰営ラッパ」はテーマと11のVariationからなります。pppp という弱音に始まり、ppppに終わる曲です。ブリテンはLacrymoza、Dies irae、Requiem aeternamの3楽章からなっています。全体的にはそれほど難しいわけではないのですが、特に第2楽章Dies irae(怒りの日々)は弾きにくいです。
 今日の練習はブリテン、ボッケリーニ/ベリオ、バーバーの Adagio の順に練習しました。明日はこの3曲の後ピアノ協奏曲の練習があります。
 指揮の下野さんはN響初演ではないかと思われるこの2曲を、細かく説明して要領よく導いてくれています。面白い定期になるのではないかと思います。


5.23

 今日は公開録音コンサートでした。詳細は理恵子と栄子先生がご報告すると思うので、そちらをご覧下さい。理恵子は今週の火曜日にポーランドへ飛び、木曜日にワルシャワでコンサートをして、昨日戻ってきました。そして今日のコンサートだったので色々心配でしたが、何とか無事乗り切ってくれました。この後にはまだ31日にショパン協会のランチタイムコンサート、来月5日にショパン協会のガラ・コンサート、18日にはポーランドでコンチェルトと続きます。
 この強行軍のおかげで私もこの2日間で220km走りました。長距離走るのには慣れているといっても、時間を気にしながら、道路情報をナビで見ながら渋滞を避けて、目的地まで最短で行くのは気が疲れます。でも逆にこういう事を通して、新しい道を覚えられます。今日もナビが自分では思いつかないルートを指示してきました。試しにそれに従ってみたら、とても早くて走りやすかったです。明日からは練習ですし、今日は疲れたので早々に寝ます。

 明日からはB定期の練習です。しばらくN響からご無沙汰していましたが、明日からはしばらく出番が続きます。


5.22

 やはり管を挿し替えると、しばらくはどんどん音が変わっていきます。本当に落ち着くのには2〜3ヶ月はかかるでしょうが、方向性は既にハッキリ見えています。私には中低域の響きのふくよかさが一番大切です。以前SV-722の管をMullardに替えた時の事はあまりハッキリ覚えていませんが、音の輪郭がくっきりしたような気がしています。ECC83とECC82の違いかもしれませんが、今回は輪郭というより響きの幅が増えたような気がします。当時と今とでは私の聴き方もずいぶん変わっているので、この印象はいささかいい加減かもしれません。ただMullardに替えると表現力がまるで違う事だけは共通しています。

 ところで明日はPTNA主催の公開録音コンサートです。今回はピアノソロばかりでなく、ショパンの「序奏とポロネーズ」というチェロ・ソロの曲も弾きます。チェロ・ソロはN響の宮坂拡志さんが弾いて下さいます。演奏後にはミニ・パーティーもあるコンサートで、何といっても変わっているのは入場料はお客様が決めるというシステムです。みなさま是非お聴きになって下さい。

 あさってからはB定期の練習が始まります。指揮は下野さん、ボッケリーニ(ベリオ編)の「マドリッドの夜の帰営ラッパ」、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番(ピアノ/ダヴィッド・フレイ)、バーバーの弦楽のためのアダージョ、ブリテンのシンフォニア・ダ・レクイエムというプロです。その後は6月のアシュケナージ先生指揮の3つの定期に出ます。


5.20

 MullardのECC82に挿し替えたSV-192Sの音はどんどん馴染んでいっています。おととい書いた「重心が下がる」という部分は、聞き込んでいくと少し表現が違っていました。Mullardの持ち味は中域が充実している事です。Milsteinの小品集が今まで感じた事のない響きで聞こえてきました。またクーベリック指揮のシューマンの交響曲全集も素晴らしい響きです。私の好みにはCV4003よりECC82の方が合うだろうという大橋さんの見立てはまさにドンピシャでした。響きだけでなく、リズム感というか躍動感も素晴らしいです。同じ楽器でも弓が替わるとまるで音が変わりますが、それに近い感じです。
 今までSV-192Sを聴いて感じた以上にまろやかな音で、ボリュームを上げても全然うるさくなりません。唯一の問題はコストでしょう。でもCP(コストパフォーマンス)は最高です。
 次の宿題はSV-9T SEです。メインアンプですし、プリント基板なので初代の空中配線のSV-9Tのような大変さはないでしょう。2〜3日かけて楽しみながらゆっくり作りたいです。


5.18

 朝サンバレーからMullardのECC82とSV-9T SEが届きました。色々用事があり、夜になってSV-192Sの12AU7を挿し替えてみました。SV-192Sの出力をLINE-OUTからMONITOR-OUTに替えた時以上に音の重心が下がりました。私にはとてもご機嫌な音の厚みです。全体のバランスから言って、ヒョッとするとLINE-OUTの方が良いかもしれません。でもしばらくはこのまま聴いてみます。
 それにしてもMullard、WE、GEC、TELEFUNKENの管から出てくる音は骨太で重心が低いです。20世紀の巨匠たちの音を聴いていても、それぞれの演奏家の特徴がよく分かります。粒が揃って均質でキレイ、というよりは音の芯をよりハッキリ伝えてくれるこれらの管の方が私には面白いです。ただ楽器と同様、良い音がするものはケタ違いに高価です。その音を必要とするかで評価は分かれるでしょうが、私は流して聴いている時でも、これらの管により魅力を感じます。今までの管と挿し替えて聴かなくても、その違いはハッキリ分かります。


5.17

 レッスンの時にコピーした譜面を大判のスケッチブックに貼って持ってくる方がいますが、重くて大きくて取り回しが悪いです。私がN響の先代の譜面係の方に教えて頂いた製本の方法をご紹介します。
1.譜面を元の譜面通りに両面コピーします。(片面コピーしかできない場合は、表と裏を貼り合わせます。貼り合わせる場合、4辺全部をのり付けするのではなく、長辺の方だけをプリットでのり付けします。)
2.両面コピーした譜面を最初から2枚とり出し、紙絆創膏で貼り合わせます。セロテープはお奨め出来ません。

2の裏は1ページ、3の裏は4ページです。
2ページと3ページの間に上の写真のように紙バンを貼ります。
実際には紙バンははみ出さないように切ります。
(写真では見えないのでわざとはみ出して貼ってあります。)

3.次の2枚(5,6ページの分と7,8ページの分)を同様に紙バンで貼り合わせます。
 そしてすべてを2枚ずつ貼り合わせます。最後が1枚になった場合はそれもその前のブロックにプラスして貼り合わせます。
4.2枚ずつのブロックを貼り合わせ、最終的にすべてを貼り合わせます。
 2枚ずつに分ける理由は、貼り合わせる時に左右の高さが違い過ぎると、隙間なく貼るのがやりにくいからです。
5.最後に下の写真のように外側に紙絆創膏を貼って完成です。

見難いですが、紙絆創膏を貼ってあります。
これを貼らないと、内側の紙バンがベタベタ貼り付きます。

 コピーする時のコツとして、A4に楽譜をコピーする場合は100%ではなく96%位に縮小してコピーした方が良いでしょう。

 全集物のようにページ数がとても多い場合は、紙バン式では手数がかかり過ぎて大変です。紙バン式はせいぜい10枚(20ページ)位が限度でしょう。それより多い場合はリング式の方が良いです。私がのり付け式の製本機を使わないのは、譜面が完全に開かないからです。その点についてはリング式が最高ですが、リング式製本機はかなり高価です。
 私はソロのコンサートの時には譜面をB5に縮小コピーして、それにボーイング・フィンガリングを書き込んで持ち歩いています。紙バン式の譜面は薄いですし、B5にしてあるので楽器ケースにもキレイに納まります。譜面台に楽譜を載せる場合はA4判を使います。


5.16

 昨日15日は王子ホールでの「ショパンをめぐる作曲家たち」の第10回(最終回)でした。詳細は栄子先生と理恵子のページで紹介されると思うので、そちらをご覧下さい。
 そして今日は昨日買っておいたセレクターの配線をしました。S映像と普通の映像を変換する機能を持っているので、セレクターとテレビはS映像でつないでいます。セレクターにつなぐ機器は普通の映像でもS映像でもそのまま使えます。この4回線のセレクターを通して、今まで持っていた機器(ビデオデッキとハードディスク・ムービー)との接続ができるようになりました。これでHDMI端子、D端子、従来のAVケーブルの3通りのインターフェースが揃いました。


5.14

 明日は理恵子の「ショパンをめぐる作曲家たち」の第10回(最終回)です。2002年に第1回を開いてから丸8年が経ちました。今回はショパンをめぐる作曲家たちとして、スペインのショパンと呼ばれるモンポウ、大統領でもありショパンの楽譜を校訂したパデレフスキ、ショパンにノクターンのインスピレーションを与えたフィールドの3人を取り上げています。プロは以下の通りです。

 モンポウ/『歌と踊り』第7曲 『内なる印象』より 「ジプシー」
 パデレフスキ/ピアノ・ソナタ 変ホ短調 Op.21 
 フィールド/ノクターン 第12番 ト長調
 ショパン/2つのノクターン Op.62 バラード 第1番 ト短調 Op.23 バラード 第4番 ヘ短調 Op.52

 コンサートは午後2時から銀座の王子ホールで開かれます。ショパンの曲以外は日本ではあまり演奏されません。パデレフスキというとメヌエットくらいしか思い浮かばない方がほとんどだと思いますが、とてもキレイなメロディー、スカルラッティを思い起こさせるキャプリース、主題と変奏Op.16-3(イ長調)、そして今回取り上げるピアノソナタなど名曲があります。ショパンに興味のある方は是非お聴きになって下さい。

 二十歳を過ぎれば人間年々老化していきます。例えば目、若い時は細かい譜面でもなんの苦労もなく見えていましたが、50を過ぎるとだんだん角度によっては臨時記号がよく見えなくなってきます。私も大好きなアンプ作りも同様で、この2〜3年細かいプリアンプなどは大変です。そこで譜面もアンプも近い所専用のメガネで対処しています。
 これは演奏にも言える事で、奏法も歳とともに少しずつ替えていかないといけません。その日の調子による短期的な変化、体力の老化に伴う長期的な変化の両方を織り込んで、自分の思う音を出していかないといけません。それに感じ方も日に日に変わっていきますし。
 最近は楽器を今までより少し傾けて持つようにしました。その方が平らに持つより音が良いからです。でも最初は今一つしっくり来なかったのですが、楽器を少し左に向けてバランスをとるようにしたら違和感がなくなりました。なんの抵抗もなくスッと弾ける人は良いですが、普通はそうはいきません。色々迷って、自分のポイントを見つけないといけません。それに将来もし迷いが出た時には、抵抗なく弾けていた人はそれぞれのポイントを意識していないので、簡単には元に戻れません。不器用な人は色々なポイントを経験しているので、そう大きくは崩れません。
 いつも弾いていて納得のいかないところがあったら、それをキチンと詰めておこうと思っています。でもそれを貫くのは気持ちの上でけっこう大変です。でも「これでいいや!」と思ったらそれ以上には伸びませんから.......


5.11

 今朝の店主のひとりごとに、TelefunkenのPCL86の事が出ていました。私の持っているSV-9tは初代のものですから、管は6GW8/ECL86です。手元には予備として秋葉原で手に入れたULTRONとIntercontinentalの6GW8の4本セットがあります。大橋さんに伺ったら、MullardやTelefunkenのECL86には何年もお目にかかっていないとの事でした。となると今回のPCL86は最後のチャンスかもしれません。
 とはいっても私のSV-9tにそのまま挿せるわけではありません。ヒーター配線をやり直さないといけません。でも小さい筐体にプッシュプルを載せているので、かなりの大仕事になります。どうするか今考慮中です。

 今週の土曜日15日の理恵子の王子ホールのコンサートについては8日にご紹介しましたが、来週の日曜日23日には巣鴨の東音ホールで公開録音コンサートがあります。プロは以下の通りです。
 フィールド
  ノクターン第12番
 ショパン
  ノクターン 嬰ハ短調 遺作 (マヨルカ島ショパン&サンド博物館所蔵初稿の自筆譜による)
  即興曲第1番 Op.29
 パデレフスキ
  ピアノ・ソナタ Op.21 より
 ショパン
  序奏とポロネーズ Op.3 【ゲスト】チェロ:宮坂 拡志(NHK交響楽団)
  2つのノクターン Op.62
  バラード第4番 Op.52
 90分のコンサートの後ワイン付きのミニパーティーがあり、入場料はお客様がご自分で決める、という面白い企画のコンサートです。皆様、こちらも是非お聴きになって下さい。よろしくお願い致します。お申し込みは上記のリンクから《申込》のボタンを押して下さい。


5.8

 3日のサントリーホールでのN響☆カンタービレコンサート以来、色々な事がありました。特にスリッパの体調が今一つだったので大騒ぎでした。今はケロッとして元気に飛び回っています。

 それと同時に家のステレオの音の整理を始めました。最初に手がけたのはリビングです。テレビの音声の光出力をSV-192Sに入れてステレオから再生すると、いくぶん神経質な音になるので、少し重心を下げたくなります。その方法を大橋さんに伺ったら、モニターレベルをUnity以上にしてモニター出力からプリ(SV-722)に入れると良いとの事でした。重心を下げるには管をMullardにするのも有効だそうです。
 モニター出力からとるのを試しながら、急に思い立ってナス300Bの音も聴いてみました。前に聴いた時と違って、かなり好印象を持ちました。とても明るく前に張り出してくる音です。私は重心が低くて輝きのある、一言で言えば黒光りする音が好きです。楽器で言えばデルジェスの響きです。ナス300Bの響きはそういう私の趣味とは違いますが、私にはとても興味深い良い刺激です。
 SV-192Sの管は12AU7ですが、私は初めてこの管に触れました。電圧増幅管でよく触れているのはSV-722の12AX7/ECC83、SV-310などの310A、樽プリの6DJ8/ECC88です。

 一番大変なのがレッスン室のシステムです。入力の種類が一番多くて、メインアンプ+スピーカーが2系統あるからです。
 色々比較しながら聴くのも楽しいのですが、その比較試聴で組み合わせやセッティングを替えるより、ある組み合わせをずっと聴いている中からふと良いアイデアが湧いてくる事の方が圧倒的に多いです。どうも比較試聴の時は検事の耳が中心で、違いを聴く方に神経が行き過ぎるのでしょう。弾いている姿がふっと浮かぶように聴いている時の方が、私は好きです。スリッパも落ち着いてくれたので、これからどんどん聴いていきます。

 来週の土曜日15日には理恵子が続けてきたシリーズ「ショパンをめぐる作曲家たち」のVol.10〜最終回が銀座の王子ホールで14:00から開かれます。
 モンポウ/『歌と踊り』第7曲 『内なる印象』より 「ジプシー」
 パデレフスキ/ピアノ・ソナタ 変ホ短調 Op.21 
 フィールド/ノクターン 第12番 ト長調
 ショパン/2つのノクターン Op.62 バラード 第1番 ト短調 Op.23 バラード 第4番 ヘ短調 Op.52
というプロです。皆様、是非お聴き下さい。


5.3

 今日はサントリーホールでN響☆カンタービレコンサートでした。メルクルさんは音楽が流れてしまわないように、じっくりと構えて指揮されていました。特に楽章の最後が印象的でした。
 前半降り番なのですが、用事で早めに家を出たのでホールには9時半に着いてしまいました。ゲネプロは私の出番は12時位からなので、2時間近く時間が余ってしまいました。でもMacBookを持って行ったので時間が無駄にはなりませんでした。本番は15:30からなので、ゲネプロの後2時間半しかなく気忙しかったです。明日は協奏曲がモーツァルトのヴァイオリン協奏曲に変わります。
 明日は軽井沢の行きも帰りも渋滞が予想されるので、ほとんどの人が新幹線で行くようです。関越の近くの人も新幹線で行くといっていました。

 これで少し落ち着いたので、しばらく遠ざかっていたオーディオに向かい合いたいと思っています。母屋にある4つのシステムをもっと煮詰めないといけません。去年の春からかなり構成が替わっているのですが、その総決算をしないといけません。


5.2

 明日はサントリーホールでN響☆カンタービレコンサート、あさっては軽井沢の大賀ホールで〜軽井沢大賀ホール開館5周年記念 2010春の音楽祭〜という演奏会があります。プロはフィガロの結婚序曲、協奏曲(明日はショパンのピアノ協奏曲第1番(ピアノ:伊藤恵さん)、あさってはモーツァルトのヴァイオリン協奏曲第5番(ヴァイオリン:庄司紗矢香さん)、ブラームスの交響曲第1番です。今日は午前中に編成の小さい前半のプロを、午後からブラームスの1番を練習しました。指揮は準メルクルさんです。先月の末には、アイスランドの火山噴火でヨーロッパから日本に飛行機が飛ばないのでは?と心配させられました。ついでながら理恵子もこの噴火のためにジュネーブでの演奏会が秋に延期になりました。
 あさっての大賀ホールはステージが小さいようで、弦は1プルト小さい編成になります。連休中なので大渋滞になるのでは?という事で、新幹線で行く事にして早々に切符を予約したのですが、私は軽井沢は降り番になってしまいました。
 連休の真っ最中で、泉岳寺の駅近辺の食堂は軒並みお休み、お昼を食べるのも一苦労でした。


5.1

 今日は5月1日、ゴールデンウィークのまっただ中です。今日は四谷まで3往復、130km位走りました。錦糸町から先は毎回違うコースでしたが、都心は下の道もとても走りやすかったです。いつもこれくらい空いているとありがたいのですが.......そしてその間をぬってレッスンと自分の練習をしました。

 この前から書いている新しいテレビのおかげで、楽器の持ち方の新しい側面を発見しました。それは楽器の傾きです。楽器が傾くと、G線を弾く時に右腕をすごく上げなくても良いですし、楽器が肩にしっかり載るので、楽器の振動が共鳴体である胸郭によく伝わります。ただ肩を上げてその傾きを出すと、左肩がこわばってしまいます。肩を上げずに傾きを出すポイントは、楽器が肩に載る場所、楽器の先の向き、小道具の3つです。肩に載る場所は鎖骨の上、楽器の先は少し外向き(左向き)にして肩が楽器をしっかり支えるようにして、そして私の場合は着ている物によっては折ったハンカチを肩に載せるのです。ただし小道具はその人の体形によって変わりますので、人によってはいらないでしょう。いずれにしてもハンカチは半分に折った位の厚さで充分です。
 今までは細かい所が塗りつぶされたようなブラウン管テレビしか見ていなかったので、視覚的要素があってもあまり触発されませんでした。でも今回のテレビで細かいところまで見えるようになりました。音だけでもすごいアピールがありますが、それに視覚が加わると更に強力です。

 明日は3日のサントリー、4日の軽井沢の演奏会の練習です。指揮は準メルクルさんです。


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