今朝近くの鶴木クリニックで奥歯に金を被せてもらいました。来週また噛み合わせの調整をするのですが、とても具合良くなりました。それが終わって家に帰ったら新しい用事が持ち上がり、それが終わってからN響のヴァイオリニスト中村弓子さんの結婚式に行きました。帝国ホテルの光の間での披露宴で、中村さんの普段見られない心の底からの笑顔が印象的でした。家を出るのが遅くなってしまったので出かける時にデジカメを持ったのを確認しなかったので、向こうについてカバンを見たらいつも持っているデジカメがもぬけの殻でした。用もない時はいつも持っているのに、肝心の時は持って行くのを忘れるという間抜けさ加減に嫌気が差しました。
出席したN響の女性陣は半数くらいが着物で、普段と違う姿に見入ってしまいました。中村さんは挙式は白無垢だったそうですが、披露宴は赤い着物からお色直しで白いドレスに着替えられていました。中村さん、末永くお幸せに......
今日は日曜日で案の定首都高の上でいくつも事故がありましたが、私の通るところではほとんど影響はありませんでした。帰りは練習所によって帰りましたが、箱崎まで下の道を行きそこで首都高に乗りました。日曜日のせいか首都高の江戸橋の渋滞に付き合わされるより速く帰れました。
家に帰ってからレッスンをして今になったのですが、今日は妙に疲れました。
おとといの栄子先生のひとりごとにスリッパのツメ跡の写真が載っていますが、今日レッスンをしている時にタルティーニの悪魔のトリルのピアノ伴奏譜を見たらなんとそこにもスリッパのツメ跡が残っていました。爪が伸びてきたスリッパにとっては当然の爪研ぎという行動なのですが、どこかの段ボールでやってくれると助かるのですが.........紙絆創膏で爪研ぎの痕を隠したら、ちょっと見には目立たないようになりました。
来週は明日がNHKでの録音、火曜日は急遽お休み(といっても私は夜NHKで用事があります。)、シュテファン・ザンデルリングさん指揮で水木が練習で金土がC定期の本番です。(ブルッフのヴァイオリン協奏曲とショスタコーヴィッチの交響曲第5番)
今日はレッスンの後久し振りに習志野フィルの弦分奏の練習に行きました。題材になる曲はデュカスの「魔法使いの弟子」、ルーセルの「バッカスとアリアーヌ」でした。譜読みの段階で弦分奏の練習というのはとても効果が上がります。最初にin
tempoで弾いて、弾けないという印象を持ってしまうとそれ以降焦って弾くようになってしまいます。今日は本来のテンポよりかなり落としたテンポで弾きにくい所を譜読みすることに徹しました。その曲を最初に弾いた時の印象というのはとても強いので、後からゆっくり練習したとしてもイザという時になると結局は焦って終わってしまうのです。今日の練習が習志野フィルの皆さんが落ち着いて弾ける役に立てば幸いです。
実は今日習志野フィルの練習で家を出たのは普段より15分位早かったのですが、最初から最後まで渋滞していて普段の倍くらい時間がかかってしまい結局遅刻してしまいました。最近土日はどこでも事故だらけです。やたら強引かとっても慎重なサンデードライバーの中で運転するのはとても恐いです。もっとも帰りは信じられないくらい速く帰れましたが.......
明日は同僚である中村弓子さんの結婚式に参加します。中村さんは千葉県人になられるとのことです。午前中に歯の工事(治療)をしてもらった後、昼からの披露宴に参加させていただきます。
キット屋さんのホームページを見ると、会社とご自分のリスニングルームへの引っ越しが続いているようです。新しい部屋にステレオを移すのはとても夢が膨らんで楽しいものです。家ももう1回つなぎ直そうかな?.............最近いささか忙しく、下の部屋で落ち着いて音を聴けません。
今回は残念ながらペースを合わせられないうちに終わってしまいました。弾き間違えたとか違うところで弾いてしまったとか落ちたとかいうことはないのですが、どうしてもシックリしないまま終わってしまったのです。今日は午前中に千駄ケ谷まで往復し、家に戻ってから少し練習してから昼寝をしてホールに行き体調としてはとても快調だったのですが.........タマにはこういう事があるにしても、すごく口惜しい1日でした。 全体的にはマーラーの3楽章など昨日の方が流れがあって良かったようでした。
今日はA定期の本番でした。私がペースが合わないというのは振り出しのタイミングにどうしても馴染めないからです。いつ振りだされても良いように身構えていれば良いのですが、普段はそんな事を感じたことはありません。といっても私自身の問題ですから、全体の出来には関係のないことです。
全体についてはツァグロゼクさんはとても小さい音で弾かせるところが多いので、会場で聴いてどういうバランスに聞こえるのか興味があります。 この前のモーツァルトプロは全体にとてもテンポが速かったのですが、今回は前半は速く、マーラーはゆったりしていました。
今日の前半はとてもあっさり終わってしまった感じでしたが、マーラーが終わって楽屋に戻ったら普段とほぼ同じ時間でした。前半は2曲ともいささか地味な感じなので終わった時の拍手が割とすぐに終わってしまったのでしょう。
今日はステレオのページを書き直しました。真空管アンプに夢中になってから2年が経ちましたが、私のシステムもほぼ固まりました。後はSV-91B(300Bのシングルアンプ)を作り、SV-501SEと切り替えながら聴いてみたいです。最近サンバレーのDAC Model2を色々のCDプレーヤーで使ってみましたが、ARCAMではとても音が変わりますがMYRYADとMERIDIANではそれほど変わりません。 真空管を使っていれば良いというものではないようです。 また石のDACが必ず悪い音だというものでもありません。やはり聴いてみなければ本当のところは分からないです。
今日はA定期の最後の練習でした。私は個人的にどうしてもペースが合わず、一人だけ空回りしていました。ツァグロゼクさんはいつもニコニコと人当たりが良く、その表情とは裏腹にご自分の主張は絶対に曲げないといういかにも指揮者らしい方です。とにかくやると決めたら必ずやらないと気がすまないというタイプの人です。練習していると時々とても綺麗な音色が聞こえてきてきます。いかにも弱音に拘りを持つツァグロゼクさんらしい表情です。
マーラーの曲の場合は同時にある楽器はフォルティッシモ、他の楽器はピアニッシモで進行するというのはよくある事です。同じ音形でも強く弾く楽器が徐々に替わっていくことによって、表情を変えていきます。譜面にはとても細かくディナミークの指定がされています。ブルックナーのようにフォルティッシモになると全ての楽器が一緒に大きくなるというのとは違います。指揮者としては指揮のやり甲斐もあろうというものです。今回はどの曲の場合も弱音を大切にするようにとても細かく指定されています。
今日ヴァイオリンのページに手を入れました。楽器について、楽器の維持管理、奏法、練習法、アマチュアオーケストラのページも書き直しました。ごらん下さい。
今日は午前中にプロ前半の2曲、ハイドン・ヴァリエーションとフィンガルの洞窟を練習しました。独特の練習スタイルで、まず全曲を通して弾いた後初めからジックリとやっていきます。私はどうもテンポが合わず、忍耐の修業の一日でした。午後からはマーラーの4番を1,2,4,3楽章の順にやっていきました。4楽章のソプラノはクラウディア・バラインスキーさんです。声量で押してくるタイプではなく、全体に音量をセーブするように注文されました。マーラーの4番は全体に落ち着いたテンポでジックリ弾いていくという感じです。今回のフィンガル、ハイドン・ヴァリエーション、マーラーの4番というプロはこの前のモーツァルトとはまた一味違って弾いていても楽しめます。(この前のモーツァルトプロは、聴いていれば楽しめるでしょうが弾いているととても楽しむような心境にはなりません。)こういうプロは久し振りという感じです。
家に帰ってから再度MCの昇圧トランスの聴き較べをしました。(音を聴いて気になる部分があったのです。)以前ORTOFONのMC30で使っていたT20 MkIIを見直しました。このトランスはハムを引き安いのですがアースの取り方を工夫すればかなりのところまで追い込めます。今使っているKontrapunkt bとの相性も同じメーカーだけあってとても良いです。小振りなトランスですが音はなかなかのものです。特に広帯域だとは思いませんが、全体のバランスや音のつながりがとても自然で、開場での反響が自然に聞こえます。近いうちに今のシステムについてまとめてご紹介します。
今日は一日マーラーの4番の練習をしました。最初の練習ということもあってお互いに探り合いがあります。指揮者の方も振ってから私達の方を観察している感じがありますし、私達の方も棒を見てからどういうタイミングで発音しようかと悩んでいるところがあります。常任指揮者というのはお互いにそういう探り合いをしなくて良い存在な訳で、デュトワ先生とかサヴァリッシュ先生の場合にはこのような探り合いはありません。(アシュケナージ先生の場合にはまだお互いに分かりあっているというところまでは行っていないので、まだ探り合いはあります。)普段共演しない客演の指揮者の場合には大なり小なりこの手の探り合いは避けられないものです。
この2日間で今やっている歯の治療のための仮歯と高さ調整のセラミックが外れてしまったので、練習の後本郷に行きました。今日は休日なので道が空いていて約束の時間より1時間以上早く着いたので、赤門のすぐ近くの学士会分館の喫茶店で時間を潰しました。去年N響アワーの録画の時に赤門で写真を撮りましたが、今日学士会に行ったらその時のことを思い出しました。
今日昔のひとりごとを見ていたら、2001年9月の末にN響の市川公演があり、その直前に今の私のレッスン室の改装工事が終わったところでした。それから2年が経ち、今では私もその頃とはまるで違うラインナップのステレオで音楽を聴いています。その経緯については色々あるのですが.........やはり物選びは落ち着いてやらなければダメだというのが貴重な教訓です。(その頃から未だに残っているのはTANNOYのDevon、LINNのLP12、MERIDIANの207 MkII、ORTOFONのT20 MkIIです。新しくラインナップに入った物の中から10年位経って何が残っているのかとても興味があります。この2年間に手に入れた物の中にも「?」という物がかなりあります。アクセサリーの類が今の私のシステムの中では一番役立っていません。鋳鉄のスピーカースタンドにオーディオボードなど私の環境では全然活きないので、サンバレーの大橋さんに使っていただくことにしました。この2つだけでも5万近くかかっています。今有効に使えているアクセサリーはコーリアンのボードとスペーサーだけです。)
実はおとといの夜私のステレオのある部品について再度聴き較べをしました。AとBの2つの聴き較べだったのですが、Aは前から私が持っていたものでした。Bを買った時はAより帯域が広いような気がしていたのですが、今一つ納得できないものを抱えていました。この前の定期の時にIさんという前のメンバーの方がエキストラにいらしていたのですが(この方は一時期私の先生でした。私の音に対する感覚を教えて下さった方です。)、その方の話からヒントを得て、再度聴き較べをして確認した方が良いと思ったのです。英雄の生涯で比較したのですが、Aの方は決して帯域が広いわけではありませんが、Bに較べて音に落ち着きがあると同時に音のつながりがはるかに良いのでした。
最近は私は自分の部屋でジックリ選べるようになりました。RogersのLS5/9もMYRYADのMCD500も自室でジックリ選んで買ったものです。(今レッスン室で使っているサンバレーのSV-501SEとSV-722もジックリ聴いてから導入を決意しました。)
このようにちょっとした部品1つでも慎重に選ばないと後から無駄な買い物になってしまいます。音の判断の基準をハッキリ持っていても、あわてて選ぶと失敗するのだということを深く反省させられた出来事でした。
明日からはツァグロゼクさんの2番目のA定期の練習です。フィンガルの洞窟序曲、ブラームスのハイドンヴァリエーション、マーラーの4番というプロです。
今日は足利の演奏会でした。朝起きた時から交通情報をインターネットで見ていたのですが、どの高速でも必ず事故があり見ているだけでウンザリさせられました。問題の東北も朝から久喜インターの先で事故があり、私が通った12:00頃も10kmの渋滞でした。運転していてもとにかく意地の悪い人の多いこと。特に休日の運転マナーは最悪です。
今日の足利市民会館は私が入団した当時からある会場で、今では床が傾いてしまっています。この会場は控室の数が足りないので普通の会場では必ずあるコンサートマスターの控室がありませんでした。足利は足利学校で有名ですが、私はその足利学校の印を題材にした古印最中を足利に行くと必ず買うことにしています。サッパリした甘さのとても美味しい最中です。(市民会館のレストランでこれを売っています。)
今日は定期を2日弾いた後1日間をおいての本番だったので、私自身は集中しきれないままの状態で空回りしてしまいました。足利の皆さん、すみませんでした。
指揮のツァグロゼクさんは終演後もとてもご機嫌でした。私達は普段と違う午後の時間帯にモーツァルトの細かい曲を7曲も弾くのは、いささか大変でした。といってもモーツァルトやハイドンの曲の特集の時はいつも同じなのですが.......
今日は終演後会場を出る時に急にひらめいて裏通りを通って行った方が速いのではないかと思いやってみましたが、大正解でした。メインストリートの混雑を見事に回避する道を見つけました。帰りは行きより30分以上早く帰れました。
今日は朝から一日中運転しました。連休前の金曜日ということで、今日1日で事故現場に2つ出会いました。直線の所だけいくら飛ばしても、渋滞に巻き込まれないように道を選んだ方がはるかに目的地には早く着きます。明日は足利の演奏会ですが、事故のないことを祈るのみです。(インスパイアのクルーズコントロールで運転して思うのは、普通の運転の状態では絶対的に車間距離が足らないということです。車間を一番詰めた設定でクルーズコントロールで前車に追従運転しても、普通に運転している人なら割り込むくらいの距離を自動的に取っています。という事は今の普通の車間では、もし前で事故が起こったらそれを回避する余裕などない状態だということです。割り込まれたくない時はクルーズコントロールをOFFにしていますが、実はとても危険な状態なのです。)
このところGallery ふさことか理恵子の留学日記とかの新しいページを作りましたが、それに伴ってこのホームページも装いを新たにしようと思っています。それとは直接関係ないのですが、自作の教本も全面的に手直しします。(前にもそんな事は書きましたが.......)
今回エキストラとして昨年N響を御卒業されたIさんがいらしています。Iさんはご自分はGoodmanのAXIOM80をもっていらっしゃるそうです。真空管アンプにはとても興味があるようで、楽屋でYさん、私の3人でステレオのことで盛り上がりました。そのIさんはそのAXIOM80を秋葉原の某有名店(私もその店は知っています。)に持っていって相談されたそうですが、奨められたエンクロージャーにしたら音が全然良くならなかったそうです。Iさんはその店はハッタリだけだとさかんに怒っていました。ステレオは本当に出てくる音が全てです。色々能書きが付いていても出てくる音がそれを裏付けていなければ意味がないのです。
今日は定期2日目でした。ネイグルステッドさんのソロが今晩の極め付けでしょう。ツァグロゼクさんの指揮は振り出しがどうもよく分からないのですが、不思議とN響はずれないで弾いていきます。本当に合わせることにかけてはN響は素晴らしいです。誰か1人くらい間違えて弾き出しても不思議ではないのに、誰もずれないでちゃんと合わせて弾いています。腕自慢を集めたオケではこういう事は絶対に出来ないものです。
実は今日朝食を食べながらアシュケナージ先生指揮のラヴェルのCDを聴いたのですが、面白いことが起こりました。まずCDをメリディアンに入れたら、CDを認識しないのです。また具合が悪くなったのかと思って、他のCDを入れてみたらちゃんと読んでいます。つまりこのCDだけを読んでいなかったのです。試しにこれをCD-Rで複製してみたら、複製したCDはちゃんと読んでくれました。いよいよメリディアンが成仏してしまったのかと思っていささか暗い気分になりかけたのですが、心配はいりませんでした。
更にこのCDを最初にARCAM+Model2で聞いたらあまり良く聞こえなかったのですが、複製したCDをメリディアンに入れて聴いたら、アナログもディジタルをModel2を通したものでもとても良い音に聞えました。更にその複製CDをARCAM+Model2で聴いたら、なかなか良い音が楽しめ安心しました。
今回の指揮者ツァグロゼクさんの持って行き方で特に面白いのは緩徐楽章です。39番の2楽章はテンポ表示はAndante con motoです。(譜面によっては単にAndanteです。)拍子は2/4ですが、普通は4/8のように振られます。でもAndanteで2/4だったら今回の様なテンポで行くのが正解でしょう。今回ゆっくりな所が全体にもたれずに進んで行くのはとても新鮮に感じます。アイネ・クライネの2楽章も同じです。今回の様なモーツァルト・プロは私達にとっては休む場所もなく気を遣うところばかりでとても気疲れするプロですが、弾き終わるととても充実した疲労感に満たされます。演奏会が終わってツァグロゼクさんはとてもうれしそうでしたが、私達も同様です。
今日はお昼を真空管アンプの師匠Yさんと食べたのですが、その後Yさんは秋葉原に行くとのことでしたが私はやめました。シーメンスのEL84とECC83を買ってこられて楽屋でそれを見せてもらいましたが、とても綺麗な作りでした。同じ名前の管でも音はかなり違いますが、しばらく聴いているとその音の違いはほとんど気にならなくなってしまいます。
帰りにオークラホテルの本館5階のロビーを通ったら、もうすぐ12月だなと思いました。
サントリーホールの前もそろそろクリスマス景色になりそうです。今年もあとほぼ1月です。
今日は主に歌物の練習をしました。ソロはキャサリン・ネイグルステッドさんです。いつも笑顔一杯の方で、とても余裕たっぷりの素晴らしい歌です。プロ前半のドン・ジョヴァンニは2曲とも割と短いですが、後半の2曲はソロの魅力をたっぷり味わえます。今回のプロは曲数は7曲ととても多いです。ドン・ジョヴァンニの序曲とアリア2曲、アイネ・クライネ、レシタティーボとアリアを2曲、交響曲第39番というプロです。振り出しがよく分からないのは依然として感じるのですが、考え過ぎではないかと感じたのは表情の付け過ぎのせいだったようです。わざわざ音を止めてcrescendoをして欲しいと言われるので、私達が過剰に反応し過ぎていたようです。フレージングをハッキリするためにチョット表情を付けて欲しいということだったようです。ツァグロゼクさんはドラマティックなものがお好きなようで、そういう表情をさかんに要求されます。昨日も今日もドン・ジョヴァンニの序曲にとても時間を使われています。特に序奏の部分はとても細かくニュアンスを要求されています。
今回の定期は編成が小さいということをほとんど意識させない変化に富んだ内容のプロだと思います。明日あさっての定期の後1日おいて足利の市民会館でも演奏会があります。最近はこういう出張定期が多くなっています。
今日はローター・ツァグロゼクさんのB定期の練習でした。ドン・ジョヴァンニの序曲と歌物、アイネクライネ、コンサートアリア、交響曲第39番というプロです。今日は歌なしの練習をしたので、序曲、39番、アイネクライネと歌物のカラオケを少しやりました。今回は水木の定期の後1日おいて土曜日に足利で演奏会があります。ツァグロゼクさんはどの曲でも独特のニュアンスをつけさせています。モーツァルトの曲にしてはいささか考え過ぎの感がありますが、まだ指揮者との折り合いがうまく取れていないからかもしれません。振り出しも今一つよく分かりません。といっても普段振られていない指揮者の場合は大なり小なりこの手の問題は起きるものです。
練習が終わってからアカデミアに行き、色々楽譜を探してきました。実は来年5月ごろ栄子先生とティー・タイム・コンサートを企画しているのですが、その譜面を探しに行ったのです。(詳細が決まり次第、発表いたします。)HEIFETZの編曲集の新しい譜面(CARL FISCHER版)を見つけたので、思わず買ってしまいました。HEIFETZのアンコールアルバムは同じCARL FISCHERから出ていますが、曲はそれとほとんどダブっていません。ピース物で出ているハイフェッツのアンコールはこの2つでほぼ網羅できます。
家に帰ってから昨日外れてしまった奥歯をもう一度付けてもらいに行きました。今は両方の奥歯が仮の歯になっているので、外れると神経に触ったりするので大変です。今は食事も歯が外れないように恐る恐る噛んでいるので、食事もとても時間がかかります。月末にはちゃんと直るのですがそれ迄はビクビクしながら食事をしないといけません。
栄子先生の風邪は一進一退でなかなか回復しません。今日は早く風呂に入って寝ると言っています。
このところ楽器について書いていますが、小さいお子さんが初めに使う楽器についてはプレスの楽器で充分です。分数の楽器については極く短期間しか使わないので、神経質になる必要はないでしょう。でも3/4とかフルサイズになる時にはよく先生に御相談になって下さい。どこまでヴァイオリンを本気でやるか分からない時期に無理をして高価なオールドの楽器などを初めから買い求める必要は全然ありません。勉強しながら上手くなって行くに従って段々高度な楽器に手を出せば良いのです。弾く本人が心から必要を感じないのに、見えで高い楽器を買うのは危険だということを言いたいのです。それより小さい時から良い音楽を聴かせてあげることをもっと大事にして下さい。楽しみで弾く中から少しずつ楽器に色々な要求をして行くので充分です。
同じStrad作の楽器を弾いていても、演奏者が違うと出てくる音はとても違います。楽器の場合は何といっても奏者の責任が一番大きいものです。ちゃんとした技術を持った人の手にかかるとプレスの楽器でもまるでStradを思わせるような音が出せるのです。普段ヨーロッパでStradを弾いている人が日本に来る時にVuillaumeを持ってきても、批評家は何も知らずにさすがにStradの音だと書いたりするくらい、聴いて楽器の違いを見分けるのは至難の業なのです。ヨーロッパでは通用しなくても日本では分かる人があまりいないので、Vuillaumeで充分だとなめられているのです。(日本に来る時はサブの楽器を持ってくる人が多いことは、有名な話です。日本は湿気が多いので、Stardやdel
Gesuを持ってくるのをためらうのです。)日本が本気で真価を問うべき市場にまだなっていない事のとてもハッキリした証拠です。弾き手が日本を厳しい市場だと思っていないのですから。いくら湿気が多くても日本で演奏会を開く時は自分の持っている一番良い楽器で勝負しないといけないという気にさせるようでなければ、日本が本当の意味で国際的になったとは言えないと思います。(この事は一般の方はほとんど御存じないですが、私達の間では常識です。)日本人としてとても口惜しいのですが、でもこれは現実です。
オーディオの世界でもスペック重視で音無視の日本では、音が良くないことは作っている人も承知しているような商品が儲けのために大手を振って高価な値をつけて闊歩しているのです。要するに一般の消費者は踊らされているのです。もう本当は何が良いか分からないのに、高い物なら良いだろうと高価な物ばかり買いあさるというのやめませんか?こんな風潮に付き合っていたらいくら金があっても身が持ちません。本当に自分が必要になった時に高い物を買えば充分ではないでしょうか?それから価値判断の基準は1つではありません。人によって大切にするものは違うのですから、皆同じ方向を向いていないと不安になるというのも止めましょう。
昨日は私の楽器遍歴について少し書きました。弓は楽器以上に曲者で、冷静に評価しにくいのです。弓は何といってもF.TourteとD.Pecatteが有名です。弓は楽器以上に消耗が激しいので(演奏家1代でほぼ寿命を迎える上に、折ったりする事故は弓の方がはるかに多いです。)、良い物はどんどんなくなっていきます。
弓の評価は演奏する人の技術に深く関わっています。Tourteなら誰でも良い音が出るのではありません。(楽器もStradを持てば誰でも良い音が出せるのではないのと同じです。)自分のレベルより少し上の楽器と弓を持って、それらに教えてもらうというのが一番有効なやり方だと言われています。ヴァイオリンの世界では本当に良い物がほとんどないという事もあって、本当に良い楽器と弓は弾ける人の前にしか現れません。弾けない人ないしは弾いても分からない人には名器は弾かせてももらえないものなのです。(ですからStradの良い物などオーケストラプレーヤーの前には出てきません。楽器だと名器を弾きこなすのに名手でも2〜3年、弓でも半年はかかるでしょうから、そういう楽器を持っているような人でなければ弾いてすぐにその音は出せないのです。)
私もいつかはそういう名器を持ちたいとは思いますが、その前にそれらを弾ける技術を身に付けろと楽器に言われます。それと同時にそういう楽器から出る音が普通の楽器から出る音とどう違うのかということが分からないといけません。自分の楽器しか弾かないと段々その楽器のレベルに縛られて、自分の音の感覚が鈍くなっていくものです。ですから名手の演奏をすぐ近くで聴く機会を持てる私達は、とても恵まれています。
私達も生徒やアマチュアの皆さんと本質的には同じことを克服して勉強していかないといけないということなのです。(楽器とケンカするのではなく、協同作業をして良い音を聴いている人に提供しないといけないのです。)
今日は母がほぼ1月ぶりに退院するので、父と一緒に迎えに行きました。今回の入院は肝機能が低下したからなのですが、数値はとても高いのですが母はずっと元気でした。薬のアレルギーによるものだそうです。今日は行きも帰りも普段よりとても余計に時間がかかり、いささかウンザリしました。その後ナメクジ駆除の薬を買い、銀行巡りをしました。
私達オーケストラプレーヤーの前にはStradやTourteといった名器は姿を現しません。とても買える物ではありませんからそれに触れる機会もないわけで、従ってStradを弾く機会があってもとてもその実力は私達には発揮できません。(名ソリストがそういう楽器を弾くのを間近で聴く機会は持っていますから、どんな音がするのかはよく分かります。)次のクラスの楽器に触れるのが精々です。
私は今までフルサイズの楽器は手元に4台持っています。最初の楽器はプレスされた安物、次はJorioというラベルの貼ってある楽器(これは何も知らない時に掴まされたいささか眉唾物)、次が今のメインとサブの楽器です。メインの楽器を手に入れた時は私は芸大に入る前でした。この時私はまだ楽器の音にはあまり興味がなく、この楽器が良い音を出すのだということが分かったのは芸大を卒業してN響に入った頃でした。弓は楽器と一緒に買ったものをずっと使っていたのですが、しばらくして今の弓に買い替える事が出来ました。
私が今まで楽器と弓を買い替えた時のことを思い出してみると、弓が大事か楽器が大事かという問題については一般的な答はないです。楽器とか弓に出会うのはとても偶然の支配する要素が多いので、それぞれの機会とその時の予算で考えるしかありません。両方ともが同じレベルでバランスのとれた良い物が出てくるなどいうことはまず期待できません。もし弓がすごく良かったら楽器は適当な線で妥協し、次の機会のグレードアップに期待するしかないのです。楽器は良い物は全てUsed品〔中古〕ですから、今のようにスペックがちゃんと揃った新品とは訳が違うのです。同じメーカーの物でも楽器ごとに音も状態もまるで違います。(その意味ではオーディオは一応工業製品ですから選択が楽です。それにいくら高くても1000万位までですから。楽器の場合は本物かどうかも保証されていないものに場合によっては何千万払うのです。恐いことこの上ないのです。ですから信用のおける先生や楽器屋さんが必要になるわけです。)
今MERIDIANとARCAM+Model2を聴き較べています。細かい部分の違いをあげるとキリがないのですが、私がもっとも大事に思う音が活きているかどうかという点については両者ともに素晴らしいです。音のタッチについてはきつさの全然ないMERIDIANの方が好きですが、ARCAM+Model2の若々しさも素晴らしいです。昔の製品にはこういうタッチを大切にしている物がたくさんありました。
今日もMERIDIANはちゃんと動いてくれて、一安心です。まだしばらくは何とか使えるでしょう。
楽器の保守については音が出やすいように貴重な楽器を蒸気乾燥してしまった人のことを前に書きましたが、その他にも表板を削って薄くしてしまった人もいます。(表板を削り過ぎたので裏に紙を貼った楽器というのを見たことがあります。)この手の改良と称した破壊作業の数々は歴史上たくさんあります。今では良心的な楽器職人は、改良ではなく元の状態に戻すことに専心して仕事をされています。貴重な古い楽器を歴史的に長く残すためには、出来た時の状態でその楽器を残すことが一番大切だという考えからです。Stradに誰かが工夫を施した楽器を後世の人が見た時、その楽器の特徴がStradivariusによるものなのか後で工夫を施した人によるものなのかが分からなくなってしまうのです。Stradの楽器をそのままの形で残すことによって、Stradの良さを後世の人がちゃんと評価できるのです。楽器は部分的にどこかに手を入れても、その事によって全体として良くなるかどうかは疑問です。その時に一番大切なのは価値観です。バランス感覚とも言えるかもしれません。
誰も自分のアイデアを試してみたいという気持ちを持っています。でもその対象として過去の立派な作品を選ぶのは傲慢というものです。その事によって過去の作品が取り返しのつかない手術を受けることになるからです。もし自分のアイデアを試したいのだったら、自分のブランドで新しい作品を作れば良いのです。(もっとも先ほど書いた蒸気乾燥を試みた人は、自分のブランドでたくさんの名器を輩出しています。)
自分の楽器から思ったような音が出ないからと言ってこの様な改良には手を出さないで欲しいです。自分が思っている音が正しいという保証はどこにもないからです。
昨日の夜成仏してしまったと思ったMERIDIANの207IIでしたが、今日片付けをしながらもう一度試してみたら今日はどのディスクもちゃんと読んでくれました。あわててリビングのステレオにつなぎ直して聴いてみました。リビングでいつも聴いているModel2経由のARCAMとは違う素晴らしい音を楽しめました。(真空管だから音が良いという事ではないです。石のDACでもちゃんと作られた物はそれなりにちゃんとした音がしています。音楽好きの設計者の作る物は好みはあっても皆良い音が聞こえてきます。)今日はメリディアンを処分するなら一度ここに聞いてみたらというメールをいただき、もし症状がまた出たら相談してみようと思っています。情報をメールで下さった方には本当に感謝します。有難うございました。
昨日でN響の演奏旅行は終わったはずです。今回の広上さんの指揮がどうだったのかは私は聴いていませんが、今までの彼の指揮振りを見ると日本人の指揮者の中でもっとも注目すべき存在の1人だと思います。色々な人の演奏会を聴いての感想を読むと、前回私が彼に対して持った印象と今回もそれほど変わっていないようです。今月の定期を1本しか振らないのはとても残念です。演奏旅行については横山さんのページの近況報告をご覧になって下さい。
今日は午前中は片付けをして、午後からはお見舞いに行きました。家に戻ったのは夕方5時過ぎでした。そのあとレッスンをして8時に仕事は終わりました。やる事だけはやたら多いのですが、思ったようにこなせないうちに一日が終わってしまいました。栄子先生は寒気がすると言って早々に寝ました。
昨日書いた弓のことの続きですが、私は今3本の弓を持っています。これを色々な人に弾かせてみると、この3本をちゃんとレベル順に並べられる人はほとんどいません。皆今の自分のレベルを基準に物を見るので、自分より下のレベルの物は冷静に見られるのでしょうが、自分より上のレベルの物についてはそれをどう理解したら良いのか分からないのです。楽器も大同小異なのですが、特に弓の場合はその判断は難しいです。自分の感覚は普段自分が触れているものによって決められてしまいます。ですから普段弾いている楽器と弓にすごく縛られてしまうのです。この事に気がついたのは私がサブの楽器を買ってからです。サブの楽器を買ってからは楽器を見る時に前より冷静に楽器に対することが出来るようになったのです。結局出来るだけ多くの楽器に触れる機会を持つことが一番大切なのです。でも高い楽器を買ってもそれを弾く技術とそれを感じられる感性を持っていなければ宝の持ち腐れなのです。普通は金があれば技術と感性がなくても希望の物が手に入ります。でも楽器の場合は残されている物が限られているので、技術と感性のない人にはそういう良い楽器(弓も)はもったいないので姿さえ現さないものなのです。(理屈だけ知っていても感性が伴わないとダメなのです。)
どんな分野でも同じですが、本当に良い物に巡り合うということは本当に難しいものです。
今日理恵子のCDをメリディアンのCDプレーヤーで聴いてみようと思ってかけてみたらディスクを認識しません。ディスクを色々取り換えてみましたが、全てダメでした。一度スリープさせてもう一度やってもダメ、完全に電源を切って再起動させても一向にディスクを読みません。とうとうメリディアンのプレーヤーはCPUが昇天してしまったようです。前に2度ほどオーバーホールをしてもらいやっと一時期使える状態になったのですが、もう再起不能のようです。(オーバーホールした時もし次に何か問題が起こるようだったら多分寿命ですねと言われていました。)
リビングにもう1つあるARCAMのCD23のDACの音は硬いので好きではないのですが、光のアウトをModel2DACに入れて聴くとなかなかの良い音になるので、しばらくは充分これで楽しめます。でも私にとって1つの時代が過ぎ去ったような感じで残念です。MERIDIAN
207IIご苦労さまでした。
昨日は大橋さんと別れてホテルに入って色々楽しいお話を思い出していたので、感想が中途半端だったので少し補足します。昨日伺って最初に聴いたのが86B+EntrySでした。我が家とはつないでいるアンプが違うのでこんなに音が違うのかとビックリしました。後でTU-8730につないで音を聴いたらやはり私の家とは違います。スピーカーのセッティングが私の家とは違う事が原因のようでした。スピーカーを私がStirlingを買う前に使っていたRogersのLS5/9にしたら、またしても私の聞きなれた音とはまるで違う音がしていました。(SV-86BとSV-91Bも狙う音が違うので、同じスピーカーからかなり違う音色を弾きだしています。どちらもとても魅力的で出来れば両方欲しいですが、それは無理というもの、どちらか1つを選べと言われれば91Bをとるでしょう。でも86も魅力的でした。エレキットの300Bも値段を考えれば素晴らしいですが、他の2つとは格が違うのは仕方ないですね。)
楽器に求めることは発音が良く、音域による音色音量の違いがないこと、そして音が遠くに届くこと(遠達力のある音)です。あと言葉で表現するのはいささか難しいのですが、音の明るさとバネの強さが問題になります。音の明るさというのは明るければ良いというような単純なことではなく、弾く人の感覚にピッタリ合う明るさが求められるのです。またバネの強さというのはバネを押した時の抗力のようなもので、チョット押しただけでも強く返ってくるものもあれば、どこまでも飽和しないで押した力に比例した力で押し返してくるものもあります。最初の3つの要素(発音、音域による差、遠達力)はどれも善し悪しはハッキリしていますが、音の明るさとバネの強さは弾き手によってさまざまな好みがあり、どれが良いと簡単に言えるものではありません。
また楽器の場合は弾く本人は楽器の差をとても強く感じて悩むものですが、横で聴いていると楽器の差より弾き手の差の方が大きいものです。同じ楽器でも人が違えば、「えっ、これ同じ楽器?」というくらい音は違います。要は弾き手の感性と技術が出てくる音を決めるのです。
更に言うと楽器より弓の方が良い物を探すのが大変なのです。楽器は演奏家が何代か弾き継いでもそう簡単にはヘタリませんが、弓はフルに使うと1代でヘタってしまうと言われています。それに弓の方が楽器よりはるかに事故に遭いやすいのです。楽器は事故から復旧させることは出来ても、事故に遭った弓はそこで寿命は終わってしまうのです。弓は楽器より1桁少ない金額なのですが、良い物を見つけるのは数が少ないのでとても大変なのです。(いくら金を積んでもない物はないと言われてしまいます。)
昨日自分のスピーカーを持って行って聴かせていただいて、ステレオも要は使いこなし、ちょっと音を聴いてこれはどうと言えるほど簡単なものではないということを再確認しました。本当にオーディオは演奏とよく似ています。音を扱うのですから当然と言えば当然.......
家に帰ってから持って行ったスピーカーを元に戻しましたが、これから昨日聴いたような音を出せるように頑張ってみます。(といってもピアノを動かさないと理想の配置にはならないので悩ましいのですが......)
手前の2つが私の持って行ったEntrySとRogersのLS5/9。後ろがSpendorのS3/5。音を聴く時はスタンドに載せて聴いています。(昨日の大橋さんのひとりごとの写真のように。) |
昨日今日と1日350kmずつ走りました。昨日は日曜日、道は空いているけれど普段運転しない人が多いので気をつけないといけませんでした。今日は月曜日、用賀までは混んではいましたが慣れた人が多いので運転は楽でした。その先三軒茶屋からは一寸刻みの渋滞でウンザリしました。行きは4時間半、帰りは6時間でした。
昨日出かける時に給油して今日家に戻ってくるまで給油しないですみました。使ったガソリンは56リットル、距離は700キロですから、燃費は12.5km/lという事になり3000ccの車としては上出来でしょう。(東名の上ではHiDsを使っているので機械が上手に燃費の良くなるように加速してくれるので、ECOマークのついていることがとても多いです。110kmで巡航している時などほとんどECOマークです。ECOマークは瞬間燃費がリッター10km以上の時に点きます。それにペダルを踏み続けなくて良いし、ハンドルも軽く触っているだけで良いので疲労はとても少ないです。前の車だったら車で行こうとは思わなかったでしょう。)
結局11時位に家を出発して午後3時半位に刈谷に着きました。途中浜名湖で30分位休憩しましたから、4時間半位かかったことになります。首都高も東名も混んでいる所もなくとても順調に走れました。
今日は結局SV-91B、ALRJordanのEntryS、RogersのLS5/9、TAOCのオーディオボード、何枚かのCDを持って行ったのです。まずSV-86BでSpendor、Jordan、Rogersと聴き、次にエレキットの300Bのアンプで、最後にSV-91Bでオーケストラ、ヴァイオリン、ピアノと色々のCDの聴き較べをしました。聴いての印象は2人とも同じことを感じていました。私にとって今日の一番の収穫はスピーカーのセッティングの問題でした。サンバレーの試聴室では私の持って行ったEntrySもRogersも私の家とは違う音で鳴っていたのです。最初はSV-86Bで聴いたのでアンプのせいかと思ったのですが、アンプを替えてみたらどうもそうではないのです。私の家ではピアノを置く必要があるので、スピーカー同士の間隔が開きすぎているようでした。サンバレーの試聴室では音の充実度が一段勝って聞こえたのです。今まで私の聴く環境は充分色々な事を追い込んだと思っていたのですが、それほど簡単ではないということを今日教えていただきました。同じスピーカーでもセッティングひとつでこれほど違う音を奏でるのだという現実は私にとってとても良い教訓でした。
通販でキットを売られるというキット屋という業態には私には想像も出来ないほどの御苦労があるようです。大橋さんはその事をまるで気にかけないで我が道を行っていらっしゃるのですが、その精神力の強さには感心させられます。私ももっと自分の思うことを徹底しないいけないと思いました。とても楽しかった今日一日でした。
今日はこれからヴァイオリンを始める子の第1回目のレッスンでした。ヴァイオリンは楽器と弓を持てないと音が出せないので、ピアノと比べて取っ掛かりが難しいのです。あまり厳しく言うと難しすぎてやる気が無くなりますし、逆に甘過ぎるといつまで経ってもちゃんとした弾き方が身に付きません。バランスの難しいところです。
また夕方来た高校生の子にこの前私が気がついたことをやらせてみたら、ポジション移動がとても楽にできるとうれしそうな顔をしていました。気がつけば簡単なことなのですが、なかなかポイントをつかむのが難しいのです。
今までに作った教本をプリントしようとすると、最初から全部プリントすると良いのですが、奇数ページだけをプリントして裏に偶数ページをプリントしようとすると楽譜の部分が文字化けを起こしてしまいます。結局コピーをして何とか問題は回避できましたが、もう1度作り直さないといけないようです。私の教本はおおもとのファイルは今から10年位前のソフトで作った物です。内容的に手直ししたい部分もたくさんありますから、もう一度初めから作り直そうと思っています。
明日はいよいよサンバレーにお邪魔します。色々持って行きたい物があったのですが、とても全部は持って行けません。何とか1品減らして持っていけそうです。明日は名古屋の近くに泊まり、あさって午後早い時間に戻って来ます。
今日片付けをしていたら、急にPowerbook1400のことを思い出しました。(机の中に1400用のフロッピードライブがあったのです。)私の最初のPowerbookが1400、すぐに2400が出てそれに乗り換えしばらくそれを使いました。どちらもしばらくしてG3のアクセラレーターを載せました。(2400にアクセラレーターを載せた時の大騒ぎを思い出しました。)2400の方はPowerbookG3に切り替えてしばらくして、人に譲りました。そして去年の年末に今のPowerbookG4に乗り換えました。G3は今栄子先生が使っています。(このG3は今年のロシア演奏旅行の時にも活躍してもらいました。栄子先生と理恵子が使うようにiBookを買いましたが、今は理恵子がポーランドが持っていっています。)今はもうその存在すら忘れていたPowerbook1400を今日片付けている時に思い出し、久し振りに動かしてみたらちゃんと動きました。(ここ2年位スリープしていました。)この前粗大ゴミでQuadra840AVを出してもう2DDのフロッピーを読めるものが全てなくなったと思っていたのですが、なんとこの1400で読むことが出来るのでした。今となっては2DDのフロッピーに入っているデータなど大事なものは全然ないのですが、過去のデータを全然読めないのはとても心残りだったのですが、まだ現役で使えるPowerbookがあるのはとてもうれしくなりました。Ethernetのポートもないのですが、唯一カードのスロットがあるのでここに何かメモリーのカードを挿して2DDのデータを今の機種に移して、それをCD-ROMに焼けば良いのです。(1400のシステムを見たらなんと漢字トーク7.5でした。)最近はパソコンを動かしてドキドキすることなど全然ないのですが、今日は久し振りに昔の感動を覚えました。(このホームページを始めた頃のことを思いだして、また新しいスタートを切ろうと思った今日です。)
キーボードのカバーが年月を物語っています。左にあるのはその昔のADBのマウスです。今となっては前世紀の遺物です。ADBにSCSIなど今では死語になっていますから...... |
肝心の片付けの方は部屋があまりにも散らばっていてほとんど捗りませんでした。今家にあるのはPowerbookG4とG3、PowerMacG4/400MHz、iMacの4台です。これを家の中でどう置くかが問題なのです。(PBG3とPMG4がもうかなり年月が経ってモニターがくたびれてきています。)
あさってはいよいよサンバレーにお邪魔します。色々の物を持って行って聴き較べを心ゆくまでしたいです。普段はメールでしかお話が出来ないので、水入らずでゆっくりお話しをしようと思っています。ともに作り手としての観点からの話はとても共通点が多いのです。私も物作りの大変さのお話にはとても参考になるものがあります。実は私を真空管の世界に引き込んだYさんと一緒に伺いたかったのですが、Yさんは用事があってこの日には来られないのが心残りではあります。(サンバレーはこのYさんが紹介してくれたのです。)
サンバレーさんは4年連続クラフトオーディオ賞金賞受賞、それもパワーアンプ部門でSV-2、プリアンプ部門でSV-722、その他の部門でmodel2DACという全部門での受賞という快挙を成し遂げられました。(そのうち2つプリとDACは私も毎日使わせていただいています。)他人事ではないようなうれしさです。
今朝は目覚ましをセットしなかったので、目が覚めたらもう9時半を回っていました。午後から栄子先生を青山まで送り、そのあとヤマハに譜面を買いに行きました。譜面を探したあとCDを見ていたら、ハイフェッツとフーベルマンのSPを入れ直したCDを2枚買いました。これから聴こうと思っています。降り番の時は楽なはずなのですが、日ごろたまった野暮用を消化することに追われて出番の時の方がいつも楽です。
このところ色々なところに車で行くのですが、結局はカーナビの言う通りに従っている方が速いようです。今日もヤマハからの帰りにいつも通る道を帰ったのですが、カーナビの指示している道を行った方が速かったようです。(ある交差点を右折するのに信号3回待ちを食らい、結果的には前の交差点を右折した方がはるかに速かったようでした。)勿論全ての場合にカーナビに従った方が良い訳ではありませんから、そこら辺の判断はとても難しいですが。
実は今家のすぐ近くの歯科医(鶴木クリニック)で歯の治療を受けています。私は噛む力がとても強いらしく、歯がとても消耗しているそうです。虫歯は全部処置をしてもらい、これから金やセラミックを歯に被せる事になるのですが、今はその前段階です。仮の被せ物を先週入れてもらったのですが、今は食べながらも歯が外れるのではないかと恐る恐る噛んでいます。
私はこれから今日買ってきたCDを聴こうと思っています。私は今までフーベルマンのレコード(チャイコフスキーとラロのスペイン交響曲)を1枚持っているだけでした。今日買ったフーベルマンのCDは小品12曲を集めたものです。フーベルマンは大変な技巧家で、チャイコフスキーなどすごい演奏です。小品をどのように料理するのかとても興味があるので、このCDを見た途端に買おうと思いました。ハイフェッツの小品集の方は1925〜1934年の極く若い頃の演奏を集めたものです。Carl Fischer版のハイフェッツのアンコール・フォリオという楽譜に載っている小品のお手本になるもので、とても楽しみです。
今朝は6時半に起きて、花壇の模様替えを手伝いました。気がついたら10時半になっていました。それから朝食を食べて近くのショッピングセンターに買い物に行き、段ボールを調達して理恵子へ荷物を送りました。それから近くの歯医者さんに行って治療をしてもらい気がついたら外は真っ暗になっていました。あっという間に一日が終わってしまいました。
実は今週末にとても楽しみにしていることがあります。N響の名古屋の演奏会の前の日に刈谷のサンバレーに行くのです。私の持っているアンプとスピーカーを持っていって色々聴き較べをしてみようと思っています。これを決意したのはこの前愛知県の三好町から帰った時に想像以上に楽に帰ることが出来たからです。今回も日帰りではないので多分それほど負担にはならないでしょう。
今回のN響の指揮者広上さんは今の若手指揮者の中でもっとも期待できる人の一人です。今までの演奏会でも練習の時まで含めて、指揮をするという部分については評価できる存在だと思います。妙に大家にならずに自然な音楽家として活躍して欲しい存在です。
今日からは11月のC定期の練習が始まりました。指揮は広上さんです。(私は今回降り番です。)地方公演がセットになった定期は今までB定期の場合がほとんどでした。(B定期は水木が本番で1日おいて土日に地方で演奏するというケースが多いからです。)今回は金土のC定期の後月曜日に名古屋、火曜日に岡山です。
この前の演奏会の時舞台袖で他の人が弾いている姿を見て、とても良いヒントを得ました。それは楽器の構え方の事なのですが、楽器をどうやって力まずにしっかりと保持するかということについて当たり前のことを再確認したのです。さすがに本番の時にそれを試してみるのは危険なので、家に戻ってから色々やってみたのですがとても楽に弾けました。ポジションの移動がより確実になりました。
オーケストラにいると自然と色々な人の弾く姿を見ることが出来ますが、これはとても貴重なヒントを与えてくれます。有名なソリストを後から見るのもとても有益なのですが、もう一度見たくても次の機会は何年後に来るのか分からないというジレンマがあります。ですが同僚はいつも一緒なので色々な角度から見ることが出来るので、とても参考になります。
昨日の富士市のロゼシアターの会場はふじ色(富士色?)の座席が印象的な会場でした。前にも行っているホールだと思うのですが、地図ソフトProAtlasで調べていて、急に楽屋口に車を呼ぶと外に出るのが大変なホールだと思い出しました。ここの食堂も時間がとてもかかった覚えがあります。(昨日は近くの立ち食いのそば屋でうどん定食を食べて簡単に済ませました。)
昨日書いた不審者の話の続きですが、私達か会場の関係者というのは見ればすぐ分かります。会場の廊下を何の関係もない人が歩いていると私達は言われなくても、「あいつおかしいよ!.......」と言い合ってすぐに警戒モードに入るのです。不審者の方は私達がお互いに充分に知りあっているとは思わないようですが........(例えば私達はお互いにこのケースは誰の物かということは、見ればすぐ分かります。)
今年これから行く地方のホールは来週の愛知県芸術劇場、岡山のシンフォニーホール、足利の市民会館の3ヶ所です。今回の浦和、富士と同様、これからの3ヶ所も定期と同じプロで回ります。定期演奏会というのは私達にとって気持ちの負担がとても大きいものなので、定期2日のあとホッとする間もなく同じプロで2回弾くというのはかなりの負担です。その分お客さんの方からは聴き甲斐があるというものなのでしょう。地方にいるとテレビでしか見られない定期の雰囲気を実際に味わうことが出来るというのは素晴らしいことでしょう。
この私達の定期などの演奏会を家で味わう時に助けになるのが皆さんの家にあるオーディオ装置です。私達の演奏を出来るだけ私達の目指すような音で聴いていただきたいので、私はオーディオについて色々言うのです。例えば6万も出せば真空管アンプ(エレキットのTU870)とALR
JordanのEntrySというスピーカーは買えます。これに手持ちのCDプレーヤーをつなげば充分楽しめる音が聴けます。更にディジタルアウトのあるプレーヤーだったら、これに真空管式のDAC
Model2をつなげば音は更にグレードアップします。私自身も今は寝室にはエレキットのアンプとJordanのスピーカーを置いています。(DACは寝室では使っていません。)寝る前の一時にはこれで充分です。
勿論私自身はレッスン室やリビングにはもっと高い物を使っています。たしかに聴き較べれば音は違います。でも安いものでも良い演奏なら充分に楽しめますし、コンポのステレオとは次元の違う音が楽しめます。普通に聴くのだったらこれで充分です。音楽を聴いての感想は言葉の遊びではありません。気の利いた言葉で表現できなくても、少しも恥ずかしいことではありません。それより10しか聴いていないのに100も発言できる事の方がおかしいのです。(内容のある100ならともかく、無意味な100であるケースのなんと多いことか........)
今日は富士市のロゼ・シアターでの演奏会でした。富士山の麓だし天気も良いので多分富士山がよく見えるだろうと思っていたのですが、実際には富士山は雲の中でした。
富士市に近づいた時に撮った写真ですが、御本尊富士山は正面の白い雲の中で、麓だけは見えますが肝心の山頂は見えませんでした。会場にはとても早く着いてしまいましたが、着いた早々に楽屋に白いナイキを着た金髪の不審者がウロウロしていて、カバンの中を探られた形跡があるので充分注意するようにという話を聞きました。こういう不審者は色々な会場で時々見かけます。例えばステージから戻って来た時に楽屋の廊下を見たこともない人が歩いているということは時々あります。こういう話はとても不愉快な気分にさせられます。
今日の演奏会は昨日とほぼ同様の反応でした。今まではシュトラウスのブルレスケのあとアンコールがあったのですが、今日はアンコールになる前に拍手が止ってしまい、今までより10分近く早く演奏会が終わってしまいました。(そのおかげで終演後間に合うはずのない17:11発のこだまに乗ることが出来、家には予定より30分以上早く着いてしまいました。)今日は4連戦の最後でしたが、シュトラウスの曲をこれほどたくさん弾かされるのはいささか大変でした。
今日は車で朝早く東京を出た人は順調に着いたようですが、少し遅めに出た人は大渋滞に付き合わされたようです。帰りも順調に行くとは思えないので、新幹線に乗ったのは正解だったようです。今回初めて品川で新幹線に乗り換えましたが、総武快速で行くと乗り換えはとても楽です。(ホームから上に上がるとすぐそこが新幹線の乗り換え口です。東京で乗り換えるよりはるかに楽です。)
来週は広上さん指揮のC定期で、プロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第1番(ヴァイオリン:ボリス・ベルキン)と大地の歌というプロです。今シーズンは9月に第1番「巨人」(飯森範親)、10月に第2番復活(準・メルクル)、11月に大地の歌(広上淳一)と第4番(ローター・ツァグロゼク)、12月に第5番(マッシモ・ザネッティ)、5月に第6番「悲劇的」(ユッカ・ペッカ・サラステ)とマーラーのオンパレードです。(1、2、4、5、6、大地の歌と弾きます。)
今日は埼玉会館での演奏会でした。お客様の反応がサントリーホールの時とは違って、1曲目のグラネルトのブルレスケが終わった時など「えっ?」というような感じがします。明日の富士の演奏会ではどうなるのかなと心配になります。定期演奏会と同じプロで近郊や出張定期を弾いたとしても、お客様の反応は定期の時とは自然と違ってきます。特に今日の浦和のような土地柄だと、興味のある人は定期を聴きにいらっしゃるわけですし、どういう人をターゲットにしている演奏会なのかとても難しいところがあります。近郊の演奏会だったらもっと聴きやすい曲を弾いた方が良いかな.....と思いました。たしかに定期と同じプロで色々なところに行くのは、私達の活動をそのまま理解してもらえるので良いとは思うのですが、曲が難しすぎるのは避けられないでしょう。
今日は行き帰りともに渋滞に巻き込まれ、思ったよりずっと時間がかかってしまいました。この調子だと明日は新幹線にして正解だったようです。今日から富士に行ってしまった人達も何人かいます。