今日から錦糸町のすみだトリフォニーで録音が始まりました。いつも練習所に行くのとほぼ同じ時刻に家を出て20分ほどで着いてしまいました。楽屋口の横に車を置いてから楽屋が開くまで通りの反対側の店で時間を過ごしました。
午前中はマイクが到着しなかったそうで、午後から上の写真のような形で収録を始めました。午前中はまず悲愴を全楽章通して弾き、午後から1楽章と2楽章を録音しました。明日は午後1時から始まりますが、前半は悲愴の残り3楽章と4楽章、後半は1番「冬の日の幻想」の収録に移ります。明日あさってはともに午後1時からトリフォニーで録音し、金曜日からNHKホールに場所を移してC定期でこの2曲を演奏します。
この前書いたように持ち方に目覚めてから色々な事が芋づる式にやっと全貌が見えてきました。やはり一番大切なのは鎖骨への載せ方でした。これによって指の押さえがしっかりしヴィブラートも今までよりも楽にかかるようになりました。生徒にやらせてみても同じように良い結果が出ています。横で見ていても一段と楽に見えるそうです。
ついこの間新年を迎えたと思ったばかりなのに、明日でもう2月も終わりです。本当に月日の経つのは早いものです。4月にコンサートを控えて色々やるべき事があり、今日も朝からレッスンの合間を縫って出かけました。このコンサートについてはこちらをご覧下さい。コンサートの雑務をこなしながら自分の練習をきちんとやるのはとても大変なので今回はチケットについてはFAXでの受付のみに限らせて頂きます。
今回のコンサートはリクエスト・コーナーというのが新企画ですが、これは当日プロと一緒に10数曲のリストをお配りして会場からのリクエストにお応えしてその中から4曲ほど演奏するというものです。
実際に弾く曲数の3倍位の曲を練習しないといけないのでとても負担は大きいのですが、自分のためにもなるので挑戦してみる事にしました。
というような事でこのところはステレオを聴く機会も少なくなっています。(練習の時間が少ないので、ゆっくり全曲を愉しむというような事は出来ません。この曲のここはどう弾いているのだろうという気持ちで聴く事はあっても、今はステレオがどうのこうのという事には気が回りません。このコンサートのあとにも色々の企画があり、しばらく落ち着いてステレオを聴く余裕が持てません。という事は樽アンプもそのままお預けです。聴いてみたいのはヤマヤマなのですが、なにせ作る暇が無いのではどうしようもありません。
明日からはすみだトリフォニーで練習しながら録音をし、金曜日土曜日にC定期という予定です。演目はチャイコフスキーの1番「冬の日の幻想」と6番「悲愴」です。定期で弾いてから録音するのが順当だと思うのですが、定期の練習の段階で録音をするというやり方が続いています。
最近演奏する側の承諾も得ないでCDが売り出されるという事が頻発しています。知らないうちに店頭にN響の演奏したCDが出ている事があるという話をよく見たり聞いたりするのです。私達はこの手の問題に対しては厳しく対処して欲しいのですが、この種の問題はウヤムヤになっているケースがとても多いです。でも私達N響の組合としては放置出来ない問題であるという認識で一致しています。
今日はA定期2日目でした。私が入団した年は創立50周年でした。その頃はドイツ音楽が中心で、指揮者もドイツ系が中心でした。N響はドイツ音楽を中心に弾いてきているオーケストラなので、80周年記念もそういうプロでやって欲しかったです。たしかに今回のスクリヤービンの5番などとても面白い企画なのですが.........それにソリストや合唱団などの共演者には恵まれていました。それにしてもこの画像付の音楽というのが最近の流行りかもしれませんが、このやり方には色々の議論があると思われます。音楽は音で作られる世界ですが、画像が着いてそれを見ていると画像の印象が強く結局は絵が主役になってしまうような気がします。(音はその伴奏という事です。)楽屋ではその事について話に花が咲いていました。
今朝起きたら外は雨の音がしていました。午前中にレッスンをしてからホールに向かいました。今日は両国までは渋滞していましたがそこから先は順調に流れていました。渋滞情報で流れているのと実際とはかなりかけ離れています。私は自分なりの判断基準を持っているので、よく行く所については交通情報はあまり頼りにしていません。要は事故とか故障車がどこで起きているかだけを知りたいのです。
それに不思議な事にここは右車線、ここは左車線、ここで右から左に移ると良いという流れはいつも同じです。(特に合流分流の所は本当に曲者です。)ですからホールに行く時などそれを知っているかいないかで所要時間はかなり違います。首都高を走る場合は空いた所だけどんなに飛ばしても不思議な事に目的地には早く着かないのです。
今日も案の定5号線の下りで事故がありその影響を受けて錦糸町から先は渋滞のようだったので、錦糸町で下に下りてホールに向かいました。土日はどちらかと言うと首都高は渋滞しているのに対して、一般道は空いているケースが多いです。帰りも4号線から環状線江戸橋は渋滞しているようなので、いつもの裏道で箱崎まで行きそこから首都高に乗りました。順調に流れれば土日はすいすい走れるのですが、どこかで事故があると途端に大渋滞になります。
今回のスクリヤービンの5番は特に理由はないのですが、なんとなくタン・ドゥンさんの曲を弾いた時の事を思い出しました。オペラ的な所もあるしピアノ協奏曲のような所もあるし、とても盛りだくさんな内容でした。従来の路線とはまるで違う演目で、これからのオーケストラ活動の進む方向を示しているのでしょうか?今回の定期は舞台の転換に時間がかかるので休憩時間は30分でした。その間に10分ほどプレ・トークがあったようです。
20年後の100周年の時にはN響は一体どうなっているのだろうかと思わせられた今日の演奏会でした。
今日もホールで最後の練習をしました。1番の方は普通の交響曲ですが、5番の方は照明などの仕掛けを伴った視覚に訴えるものです。5番「プロメテウス」の最後には白装束がステージの奥に浮かび上がりいささか不気味な感じです。今回のこの2曲は今まで弾いた事のない曲なので細かい所の絡みがよく分らず、ルバートして突然振り分けられたりするとこちらはドキッとします。
明日は11時からゲネプロ、18時から本番です。今回の定期は1曲目と2曲目の転換に時間がかかるので、休憩時間はなんと30分の予定です。たとえばピアノは上手側の袖から何人がかりかで手持ちで運び込むのだそうです。
ホールで10時から練習というのは練習所に行くより気が重いです。というのは11時からのゲネプロの時に較べて余計に時間がかかるからです。今日も錦糸町に行くまでにカーナビが錦糸町で下りろと言ったりそのまま高速で行けと言ったり言う事が変わるのです。という事はそのまま我慢していた方が楽なのでナビに逆らってそのまま上で代々木まで行きました。結果的には思ったより早く着きました。土日というのは曲者で、基本的には空いていても事故が起こると大渋滞必死なのです。(普段の日に較べて合流がスムーズでないのです。)こういう時は早々に下に降りて裏道を使うしかありません。
今日からホールで2日間の練習です。朝駐車場でステージマネージャーのTさんに会って話を聞いたら、昨日のうちに搬入してあったそうです。今回はステージ袖の場所が狭く大変そうです。ピットをステージ面より少し低いところまで上げています。前半の1番は6楽章、後半の5番は1楽章形式の交響曲です。今日は1番の方は合唱団のみで、ソロ(メゾ・ソプラノとテノール)は入らない練習でした。
後半に弾く5番はとても大きな編成で、舞台中央にピアノが入ります。ソロはペーテル・ヤブロンスキーさんです。5番の終わりの部分にはバックステージに合唱団も入ります。2曲とも合唱団は国立音大ですが、規模は1番の方がはるかに大人数です。
今回の定期はN響創立80周年記念の第1562回目の定期演奏会です。(1つの定期で2回の演奏会がありますから、演奏会の数から言うともっと多いです 。)デュトワ先生と言いアシュケナージ先生と言い普段なかなか出来ない大規模な曲を進んで取り上げられるので、今年もこの手の大作が取り上げられます。(4月のデュトワ先生の「ファウストの劫罰」が次の大作です。)
明日も同じくホールで練習です。
このところアンプの電源を入れてすぐにちゃんと音が出ない事が続けて起き、最初は寒いので管が温まるのに時間がかかるのだと思っていました。ところがこの前いつまで経ってもちゃんと音が出て来ないのでよく見たら、なんと整流管がソケットから少し浮いていました。もう一度挿し直したらきちんと音が出るようになりました。(今も1階でハイフェッツの若い時の演奏を聴いています。これはこの前買った文献社のThe Stringsではありませんが、名演ぞろいです。Carl Fischerからハイフェッツのアンコール集が2種類,Encore FolioというのとTranscriptions & Cadenzasが出版されています。ハイフェッツの小品集をこれらの譜面を見ながら聴くのは本当に面白いです。)
もう1つ車に着けた玉手箱が最近ちゃんと動作しなくてどうしたのか分らなかったのですが、今日家に帰ってよく見たら線が1本外れていました。このところこういう分ってみればどうという事もない小さい出来事に悩まされ続けている私でした。
昨日は本当に早く寝たので今日は快調でした。今回はスクリヤービンの交響曲2曲ということで、実際にオーケストラの中で弾いてみないとどの程度難しいのか本当のところは分りません。今日の練習の様子から見ると所々リズムが複雑だったり和音が難しかったりしますが、全体としては特別に難しいという事はないようです。明日からはホールでの練習なので他のパートの聞こえ方も本番と同じになります。今回は2日ホールで練習出来るので、今回のような初めて弾く曲の時はとても助かります。規模は2曲目の5番の方がかなり大きいです。
4月のコンサートに向けての練習に時間をかけたいのですが、今日は夕方から突然用事が持ち上がり結局ほとんど満足に時間はとれませんでした。でもキッカケはちゃんと掴めたので、今まで弾き難かった曲がかなり楽に弾けるようになりました。気をつけるべき事はそれほど難しくはないのですが、詳しい事は秘密です。
今年の確定申告をこの降り番中にすませておきたかったのですが、なんとか今日終える事が出来ました。まだ確定申告が始まってあまり日が経っていないので、順調に済ます事が出来ました。
今回の降り番は雑用のオンパレードのうちにアッという間に終わってしまいました。いつもの事ながら気がついたらあと2〜3日になっているのです。
この1週間夜更かしが続いているので、今日は明日からの定期に備えて早々に寝ます。
NHKの夜9時のニュースに今日の武満さん没後10周年コンサートの様子が放映されました。といってもアシュケナージ先生の弾き振りの様子とヴァイオリン協奏曲のカーテンコールの様子しか紹介されていませんでした。N響は明日は休みであさってからはA定期のスクリヤービンの1番と5番の練習が始まります。この定期はN響創立80周年記念の定期です。とても大掛かりな曲だそうで、80周年を飾るに相応しいものになって欲しいです。
私は今日は朝から用事でずっと出かけて夕方家に戻りました。朝は雨は降っていなかったのですが11時前から振り始め、午後には本降りになりました。今日出かけたのは築地なのですが、市場の前の通りは中央分離帯があるので駐車場が見えても反対側からは入れません。そのためカーナビに案内させても結局は大回りさせられてしまいました。次に行く時は今日の事を覚えておかないといけません。
練習所に行く時首都高が混んでいると昭和通りを使う事はよくあるのですが、この市場の前の通りと昭和通りはかなり雰囲気が違って軽トラックやバンがとても多く走っています。
夜になってから栄子先生と今度のコンサートのための合わせの練習をしました。リクエスト・コーナーでどの曲をリクエストされてもちゃんと弾けるようにしないといけないからです。曲目は当日のお楽しみです。このリクエスト・コーナーの練習をしているうちに私は弾き方が変わったのです。やはりこのような期限付きの宿題を課せられると本気で練習しなければならず、得るところはとても大です。(今回は楽器と弓の持ち方に大きなヒントを得ました。)
自分一人ではちゃんと練習していても、こうやって合わせてみるとテンポや伴奏との絡みなど色々な点で問題が出てきます。
今日の練習を元にまた練習してまた合わせるという事を何度も繰り返して、段々曲はまとまって行きます。それにしても本番まで後1月ちょっとなので、早くまとめないと大変な事になります。
今日はN響は明日の武満さん没後10周年メモリアルデー・コンサートの会場(サントリーホール)での練習でした。今回の演目は5曲ですが、曲毎にセット替えがあるのでしょうからとても長いコンサートになるでしょう。
私は降り番でレッスンを今日明日にまとめたので、今日はレッスンで大変でした。このところ自分で弾きながら感じる楽器の持ち方のコツを生徒にやってみました。楽器を顎と肩ではさむのではなく、楽器を鎖骨に載せて左手で先を支えるようにするという事ですが、左手で楽器を支える時に肘から腕全体で楽器を支えるようにするのが大事な点です。この左腕の上に向かう力が指を押さえる時の支えになるのです。このように楽器を持つと楽器を顎で支える必要はほとんどありません。(ポジションの下降の時だけ楽器が抜け落ちないように顎で少し支える必要があるのです。)
N響で他の人が弾いているのを見ていて突然閃いた事なのですが、こういう事こそ私がN響にいる有難みだと痛切に感じます。こういう事は誰の目にも実は見えているのですが、自分が本当に必要だと思わなければ見えてこないのです。更にそのように思うようになってもすぐに真の姿が見えてくるのではありません。そういう観点で物を見るようになってから色々試行錯誤のあとやっとキッカケが掴めるようになるというくらいたった1つの事が分るのにも大変な努力を必要とするのです。(演奏する人は大なり小なり同じような事の連続の末に今の演奏スタイルを獲得しているのです。)今日来た生徒の一人は今まで出せなかったような音が出せてうれしかったらしくニコニコ帰って行きました。
最後に一服の清涼剤をどうぞ。
自分からフトンにもぐり込みました | 定位置の専用ホットカーペット |
今日も年中行事の続きをやりました。あとは火曜日に提出すれば良いだけになりました。
今日はソルフェージュのレッスンの日でしたが、私は初見のレッスンをしました。ピアノの生徒さん4人(中2,小6が2人、小4の4人です。)にその場で譜面を渡して私の弾くヴァイオリンの伴奏をするというものです。(ソロで初見をするより合わせ物で初見をした方が楽しいだろうという事で、伴奏を取り上げる事にしたのです。)今日は金婚式を題材にしましたが、皆それぞれにソロで弾く時とは違う良いところを発揮していました。合奏がとても好きそうな生徒、すぐに譜面が読める生徒、最初は不器用に見えるけれど少し練習すると変わる生徒、今日は緊張してしまったけれど慣れたら上手くなれそうな生徒と今日はそれぞれにさまざまな反応を見せてくれました。私が予想したよりは初見は難しかったようですが、譜面の見方を覚えればソロの練習の時にも今までより早く譜面を読めるようになってくれるでしょう。
出来るだけ速く正確な音を覚えて欲しいのですが、それだけにとどまらずソロの音の表情に早く合わせるように人の音もよく聴くようになって欲しいです。こういう部分はセンスが物を言うところで、譜読みはあまり早くないけれど私の弾き方に合わせようと努力している生徒もいます。こういう生徒は合わせの経験をたくさん持って譜読みのコツを覚えたらすごく上手くなれると思います。今から半年後には確実に変わってくるであろうと今からとても楽しみです。
昨日はN響はお休みでレッスンもないという日だったのですが、毎年この時期の年中行事のために忙殺されて気がついたら午前3時でした。今日は昼頃用事で練習所に行きました。そして早速家に帰り昨日の続きをするつもりだったのですが、途中で車のキーのトラブルがありディーラーに行ったらコンピューターを調べてくれるとの事で1時間ほど待たされました。今日は栄子先生の誕生日なのでそれからケーキを買って帰りました。生徒のおかあさまからも手作りのケーキを頂いたりその他にもプレゼントや手紙を頂き、栄子先生はとてもうれしそうでした。
この用事のためにこの降り番は土日以外はほとんどレッスンを入れないようにしました。とにかくこの降り番中に片を付けてしまおうと思っています。
私達プレーヤーは自分で弾くと同時に人の演奏を聴く事もある訳で、場合によってはすぐ隣で聴く事もありまた会場の一番後ろで聴く事もある訳です。その意味では客席で聴く機会しかない聴衆の皆さんとは音の聴き方が違うのかもしれません。奏者は無意識のうちに音の芯を聞き取ろうとします。そして経験を積んだ耳の肥えた聴衆も同じ聴き方をして行くようになります。料理で言うと素材の味を味わうのと同じでしょう。今流行りの音場再生型のオーディオというのはある意味調味料で料理を食べさせるのと似ています。私がSPの復刻版を評価するのはなんと言っても演奏そのものが素材として調味料に負けない美味しいものだからです。今の技術で昔に較べて帯域が広がってより充実した音が聴けるなら私も昔の物に拘らないでしょうが、帯域が広がると同時に音の芯になるべき中域が薄く聞こえる今のやり方は私は感覚的に受けつけません。これはプレーヤーなら誰しも同じ意見だと思います。
N響の仲間もより良いステレオを手に入れようと皆色々な店に行って試聴しています。でも皆上に書いた問題に引っかかって新しい物を買う気にならないのです。色々聴き較べる以前の時点で買う気がなくなってしまうのです。その典型的例がTさんです。この女流ヴァイオリニストは能書きなど全然興味がなく、出て来た音が自分の感覚に合えば何でも良いのです。
聴いて音が良ければブランドなど何でも良いという事です。音の善し悪しが分るというのは簡単なようでいて、実はとても奥が深いのです。
今朝インターネットを見ていたら突然「PPPoEホストを探しています」というメッセージが出てアクセスが出来なくなってしまいました。BIGLOBEのヘルプデスクに電話をしても全然つながらず、途中で諦めて私はサントリーホールに向かいました。帰ってきても接続出来なかったらどうしようかなと思いながら.......(W01KでBIGLOBEに入る事は出来ましたので、光回線[TEPCO]の側の問題だったのでしょう。)
今日はゲネプロが午後3時からなので、昼頃家を出て1時過ぎにアークヒルズでお昼を食べました。そしてプログラム順にフィガロ、ピアノ協奏曲、アイネ・クライネ、ハフナーという順で練習しました。アシュケナージ先生はとても細かい所までニュアンスを大事にされるので、場合によっては私にはどうしたらよいのか良く理解出来ない事があります。微妙な節回しなどはあらかじめ決められるようなものではないと思うのですが、そこまできちんと決めておかれたいようです。ですが結局本番では足並みが揃いませんでした。ピアノのように一人で弾く場合にはルバートをきちんと決める事はできるでしょうが、オーケストラのように何十人もの人が弾く場合には色々約束事をしてもその場になると人によって感じ方が違ってしまうのです。
アイネ・クライネやハフナーのフィナーレは予想よりかなり速いのでとても大変でした。
サントリーホールは今年出来てから20年を迎えますが、今から思うとつい昨日のような気がします。出来たばかりの頃は今のように後ろのプルトが上に上げられると前の音が全然聞こえなかったものでした。この状態で前に合わせろと言われてもどうやって合わせるのか教えてよ、という気になったものです。最近はホールに馴れたのかホールが熟成したのか分りませんが、最初の頃に感じた違和感は感じません。皆自分の場所での聞こえ方が当然だと思って話をしていますが、大して広くないステージの上でも場所によって聴こえ方はすごく違うのです。これ位聴こえ方について語るのは難しいのです。同じ音を聴いているように見えても人数分だけ違う音があるのです。今では私はサントリーホールの響きは好きですが、出来た当時はこのホールで弾くのは大嫌いでした。
今日たまたま同じ音源から作られた2枚のCDを聴いてその音の違いに愕然としました。ちょっと聴くとまるで違う人の演奏に聴こえます。私はオリジナルをたまたま持っているので違いが分ったのです。低域を増強してメリハリをつけたのでしょうが、響きが腰高で肝心の中域の音の芯がまるで聞こえて来ないのです。どのホールのどこで聴いても共通して聞く事の出来るものがその演奏家の個性なのです。その音響環境の違いで違って聞こえる部分とどこで聴いても同じに聞こえる分の両方がある事をハッキリ意識して、CDなどにまとめる時にはその演奏家の個性の部分には手を加えないできちんと生の形で伝えて欲しいものです。
明日は最高気温が今日より10〜15℃低いそうで風邪をひきそうです。昨日今日が異常に暖かだったのでしょうが、これだけ気温が違うと心配です。あさってからは武満没後10年メモリアルデーの練習ですが、私は降り番です。
今日はアイネ・クライネ、ハフナー、フィガロ、ピアノ協奏曲の順に練習しました。今回のピアノ協奏曲はアシュケナージ先生の弾き振りではなく、ルーカス・フォンドラチェクという若い人のソロです。(アシュケナージ先生の指揮の下でピアノ協奏曲のソロを弾くというのはとても大変でしょうね。ソリストに同情するような気持ちです。)アシュケナージ先生は当然ピアノ協奏曲にはとても拘りがあるので、オーケストラのTuttiの部分の弾き方にも細かく注文が出ています。いよいよ明日は本番です。普段はゲネプロは11時からなのですが、今回は午後3時からゲネプロで本番は7時からという変則スケジュールです。ゲネプロから本番まで2時間位しかありませんが、私自身はこの午後のゲネプロの方が無駄な時間とお金を使わなくてすむのでありがたいです。
夕方家に戻った時にN響のTさんに電話をしたら、今日のセッティングがとてもうまくいって良い音が出ているとの事で安心しました。大橋さんともお話をしたら、FMとアナログがともに上手くセッティング出来たとの事でした。Tさんはオーディオには興味のない方ですが生のヴァイオリンの音をちゃんと再生出来る事が一番の目的なのです。そのTさんがニコニコとうれしそうな声を出しているので、さぞかし良い音が出ているのだと思います。私もお邪魔して音を聴かせて頂きたいです。
N響の人達は皆あまりオーディオには期待していません。でもTさんのように部屋の環境やセッティングまで面倒を見て頂けるのなら皆ステレオにもっと興味を持つでしょう。皆良い音のステレオを探した経験はあるのですが、納得出来るような音には遭遇していないのです。ですから今使っているステレオが良くない事は充分分っていても、乗り換えるべきステレオが見えてこないのです。今の主流のオーディオは私達プレーヤーの神経とはかけ離れた所で成り立っているのです。なにか白々しい音ではなく私達が聴いて寛げるような音を出して欲しいものです。
今日からアシュケナージ先生の練習が始まりました。今回のモーツァルトプロには思い入れがあるのでしょうが、とても念入りな練習をでした。今回は10型(ファーストが5プルト10人)という編成で、ハフナーには珍しい小編成です。今日はハフナー、フィガロ、アイネ・クライネの順に練習しました。明日はこの3曲とピアノ協奏曲を練習します。
今日は家に帰ってから色々あって妙に疲れました。今日は早めに寝る事にします。
今日はお休みですが、レッスンの合間を縫って模様替えをしました。レッスン室のクッションを替えカーテンを洗い、ホットカーペットもはずしました。夜になって4月のコンサートのチラシを作りました。ディスプレー上で見てもあまり感じが分らず、何枚もプリントしてみました。私はどうも画面上だけでは実際の感じが掴めないので、大事な物については結局何枚もプリントアウトしてレイアウトを確認してしまいます。
それが一段落ついてから少し練習しました。今の弾き方に変わった事についてはステレオのおかげがすごくあります。ステレオの表現力が増して眼前に弾いている様子が浮かぶようになって、弓への圧力、弓の動かし方が前にもましてよく見えるようになりました。聞こえるではなく見えると言った方が近い感じです。
私にとってステレオは奏法を学ぶための有力な手立てなのです。ステレオが弾いている様子を感じ取らせてくれるからこそ、私の弾き方も変わる事が出来たのです。 だからといってステレオが部屋の全てを支配するようなのは大嫌いです。気合いを入れなくても良い音の中にすぐ入っていける環境が私にとってはベストです。
昨日書いたオーディオの小道番外編では私の考えを充分にはお話出来ていないので、近いうちにまとめを書こうと思っています。
明日からはアシュケナージ先生の練習が始まります。明日からは水曜日のサントリーホールでのモーツァルトシリーズのための練習です。フィガロの結婚序曲、ピアノ協奏曲第24番ハ短調、アイネ・クライネ、交響曲第35番ニ長調ハフナーというプロです。
今日は足利市民会館での演奏会でした。足利に行くといつも古印最中をおみやげに買います。さっぱりとした甘さの足利の名物です。
昨日書いたように今日のコースを朝の交通情報で考えようと思っていたのですが、朝9時過ぎに情報を見たら都内より東北で事故があり渋滞していました。ステージマネージャーのTさんはその渋滞に巻き込まれたそうです。私は渋滞しているようだったらその手前で一般道に降りようと思って行きました。でも実際には事故渋滞に巻き込まれないで順調に着きました。
10時半に家を出て12時半に会場に着き、会場の食堂で上の写真の最中を買いました。今日の会場は私が入団する前からあるもので、今となってはとても珍しい会場です。(バブルの時期にどこでも新しいホールを造ったものでした。) もっとデッドな会場だと思っていたのですが、想像していたよりははるかに良い響きがしていました。
今日は往復でほぼ200kmのコースでしたが、今までよりずっと疲れが少なかったでした。この前テレビを見ていたら某メーカーの偉いさんが「今は車には付加価値が求められている。」というような事を述べていらっしゃいましたが、
基本の走りの部分でしっかりしていない車はどんなに便利そうな物がおまけでついていても買ってもらえないだろうという事を痛切に感じました。やはりボディの剛性がしっかりしている車は不安なく乗れるので実際の所要時間はともかく、今回は家を出てから会場に着くまでの疲労がはるかに少ないです。(実時間は目立って速いという訳ではありませんが、やはり速いです。)何でも基本の部分がしっかりしていて、その上で付加価値のある物が求められてくるのです。オーディオも出てくる音がしっかりしていなければ私は欲しくありません。
今日でブロムシュテット先生の定期3本が終わり(3本ともコンマスはミリングさんが務められていました。)、来週月曜日からはアシュケナージ先生が登場されます。同時にアシュケナージ先生が今日来日されたそうです。
オーディオの小道番外編を更新しました。
今日はN響はお休みです。このところ夜更かしが続いていたので10時位まで寝てしまいました。それからあわてて駅前に買物に行き、レッスンをしてからまた夕方に車で買物に行き、最後に洗車してもらいました。今朝私がまだ寝ている時にクロネコで「The Strings」(文献社)という全28枚のCDによるSPの復刻版が届きました。このシリーズは品川征郎という方のSPのコレクションを音源としてコンピューター処理でノイズを削減させたもので、想像以上に良い音が聴けます。ヨアヒム、サラサーテ、イザイ、フバイ等の伝説上のヴァイオリニストの演奏が「シャーッ」というノイズに悩まされずに聴けるのです。今早速フーベルマンの演奏を聴いていますがなかなかの聞き物です。
フーベルマン、ミルシュタインの入ったCD(解説書付) |
全28枚の壮観 |
1〜13枚目までがヴァイオリン・ソロ、14〜15がヴァイオリン・ソナタ、16がヴィオラ ソロ&ソナタ、17〜21がチェロ・ソロ、22〜23がチェロ・ソナタ、24がコントラバス&古楽器、25がトリオ、26〜28がカルテットという構成になっています。音質的にはわずかにエコーが長いかな?という感じですが、ノイズをこれだけ取っていながら音が死んでいないのは立派です。今はミルシュタインを聴いています。
明日は足利の演奏会です。14:30にズィッツプローベ(会場練習)があるので家を10:30には出るつもりです。経路の候補は3つ程あるのですが、まだ決まっていません。(三郷まで下の道を行って外郭環状線に乗る[三郷までがかなりかかる]、新小岩まで蔵前橋通りで行って中央環状線に乗る[この線は事故があると逃げ道がない]、7号線が空いていれば江戸橋経由で6号か5号線を使う[江戸橋まで時間がかかるのだったら三郷に行った方がマシ]の3つです。)7号線が空いていれば江戸橋経由が一番速いでしょう。
今朝も早速色々なCDを聴いて昨日の復習をしました。感想は昨日と同じになるのでここには書きませんが、一番違いを感じるのが言葉にならない部分の響きの違いです。言葉の無力さをつくづく思い知らされます。こういう違いを感じられるかどうかがセンスの問題で、私達弾き手が常に試されているのがこういう部分なのです。ドクターがModel2の6DJ8をMullardのECC88に替えて下さった思いがとてもよく伝わってきて私としてはうれしくなりました。こういう感覚は言葉にしなくても伝わるようでないと本物ではないのです。
それにしてもWEやMullardの管の素晴らしさには脱帽です。勿論それだけ高い訳ですから、良くて当たり前ですしコストパフォーマンスが高いかどうかは議論の余地は大です。でも新しい物にはこれらが持つ基本的な質の良さが欠如している事はたしかです。どうも今はどの分野も付加価値とやらで勝負していますが、オーディオも車も付加価値以前にもっと本来の機能の部分で勝負すべきではないでしょうか?
午後からは栄子先生と一緒に渋谷の東急で買物をし、それからサントリーホールに一緒に行きました。ホールの前のアンデルセンで一緒に軽く食べて、私は楽屋で15分ほど昼寝をしてから本番に向かいました。
今回は2曲とも昨日の方が出来は良かったようです。(終演時は今日の方が良かったですが......... )
今日はフォークトさんはアンコールを弾かれました。モーツァルトのピアノソナタハ長調の第2楽章でした。あさっては同じプロで足利の市民会館で演奏会です。とてもデッドな会場なので、ゲネラルパウゼの響きが心配です。ここに行く時はいつも古印最中が楽しみです。
もう1つの楽しみはこの足利行きが今度の車で行く初の近郊の演奏会だという事です。今度の車の唯一の欠点はホイールがすぐ汚れてしまう事です。明日洗車してもらおうと思っています。
今日はB定期の本番でした。1曲目のフォークトさんの弾かれるモーツァルトのKV488はとても音を吟味した素晴らしい演奏でした。フレーズの持っていき方は独特のものがあります。またフォルテの音もすごくコントロールの利いた音でした。ゲネプロの時はセカンドの後ろは1段高いところにいたのですが、ブロムシュテット先生のリクエストでもっと前に出てまとまるように座り直しました。客席で聴いている人の話では本番の時の並びの方が音が遅れずによくまとまって聞こえたそうです。
後半のブルックナーは小さな事故がありドキッとさせられましたが、
全体としてはなかなか良かったと思います。最大の問題は最後の音のあとゲネラルパウゼが譜面には書いてあるのでブロムシュテット先生は終わりの動作をしなかったのに、その事を知らずに拍手をする人がいたために妙に間の悪い一瞬が訪れてしまったのです。
家に帰ったら玄関にドクター大橋から戻ってきたプリアンプとModel2がありました。夕食を食べてから早速つないで聴いてみました。素晴らしい音が出てくるはずだったのですが、何故かノイズだらけ.......?CDプレーヤーを取り換えてもARCAMのアナログアウトからの音を聴いても同じです。色々やっても同じ症状です。がっかりしながら試しに違うCDをかけてみたらキレイな音が聞こえてきます。何とかけたCDの問題だったのです。このCDはライブ録音のコピーですが、オリジナルをかけてみたら今まで聴いていたのとは一味違って細かい音がきらきらしていながら響きのスケール感が一段と大きく、打鍵のスピードは速いのに決して音が硬くならないというMullardのECC88の底力を堪能させてもらいました。(響きの懐の深さが素晴らしいのです。)それにボリュームを一段絞っても音が死にません。楽器もピアノ(弱音)が活きるためには数段良くないといけないのですが、この厶印のECC88には同じような力があるのでしょう。今はフランチェスカッティの弾くベートーヴェンのロマンスを聴いていますが、今まで聴いた事のない種類のニュアンスが聞こえてきます。スペック上では同じでも出てくる音がこれだけ違うというのは一体何なのでしょう。初めてフランチェスカッティの音の神髄を味わった思いです。ECC88のおかげで今日も夜更かししてしまいました。ECC88の音楽的な分解能はすさまじいものがあります。音色やニュアンスだけでなくピアノとヴァイオリンの微妙なズレとそれを即座に修正する演奏の素晴らしさまで聞こえてきます。そうでありながらどこか一部が浮き上がって聞こえるのではありません。今まで聴いたCDをもう一度全部聴き直さないといけなくなりました。
昨日心配されていた雪は今回は私の家の近くでは全然積もっていませんでした。時々屋根に雪の載った車を見ましたが、東京の西側では道路に影響はなくてもかなり積もった所があるようでした。もし今朝雪が積もっているようだったら無条件で電車で行くつもりだったのですが、どこにも雪の影はありませんでした。
朝は1.5度しかありませんでしたが、予報では日中は15度位になると言っていました。でも実際は寒い1日でした。
今日は午前中にブルックナーの3番を、午後からはモーツァルトのKV488のピアノ協奏曲イ長調(ピアノ:ラルス・フォークト)を練習しました。ブルックナーについては予想よりはるかにあっさりと練習が終わりました。ピアノ協奏曲は異例とも言えるくらいとても細かく練習しました。今回の本番の出来がどうなるのか楽しみです。
明日あたりプリとModel2がドクターから戻ってくるようです。メインの楽器がドック入りしてその間サブの楽器で過ごすのと同じような感じです。でも今回は不思議にそのサブ楽器を見直す良い機会になりました。たとえばTL-51X+Model2になる前はARCAMのCD23からDACを通さずアナログアウトで聴いていた訳です。またその頃はプリはSV-3だった訳で、その頃に戻った訳です。ですが他の部分が良くなっているのでその頃気がつかなかったそれらの良さを再発見出来ました。こういうトラブルを機会に昔に戻ってみる事も思わぬ発見が出来てとても意味があると思います。勿論Model2とプリが戻ってきたらそれを使いますが、今は使っていないARCAMとSV-3に対する愛着も一段と増しました。
それに私にとってこのSV-3はサンバレーとの懸け橋になったとても想い出深いものなのです。(この頃エレキットのTU-875の後継機種となるべきプリを探していたのです。いくつかプリを作ったのですが、サンバレーだけが私の疑問に対して正面から応えてくれたのです。)この後SV-501iを作り、そのあとは順番も覚えていない位たくさんのアンプを作りました。(SV-501 SE、SV-722、SV-91B、SV-9t、Model2、SV-11FM、SV-310などです。ヒョッとすると忘れているものもあるかもしれません。) どれもとても満足しています。今はWS350B樽アンプが宿題として残っていて早くサンバレーのショールームで聴いた音を家でも聴いてみたいと思っていますが、今は時間がなくてレッスン室の片隅に箱ごと置いてあります。
今日はブルックナーの3番の練習でした。1、2、4、3楽章の順に練習しました。今回出番の都合で私は一番後ろのプルトにいます。この後ろのプルトというのはステージから2段ほど上がったところに位置しています。たったこれだけの段差でも周りの音の聞こえ方は床にいる場合とかなり違います。下に降りると向かいのファーストの音はほとんど聞こえませんが、高い位置にいると自分のパートの音はまとまって聞こえないのですが、ファーストの音は割と聞こえてきます。サントリーホールが出来たばかりの頃、ヴァイオリンの後ろがもっと高い段の上にいた事があります。この時はとにかく前の方の音などどうやっても聞こえず、この段の上で弾くのは私は大嫌いでした。練習場ではこれ位の段差だとそれぞれに良さがありますが、会場であるサントリーでは今回どのようになるのか未知数です。(段差をどれ位にするかは会場に行ってみないと分りません。)
実はこの前Model2がTL-51Xを認識しなくなり、それに伴って色々裏のコードをいじっているうちにプリSV-722にも問題が起こりました。今までずっとプリを動かさなかったので分らなかったのでしょうが、今回全てを並べ直したりして移動したためにハンダ付け不良などの隠れていた問題が表に出てきてしまったのでしょう。本当は自分で解決したいのですが、4月までスケジュールが一杯なのでドクターに聴診器をあてていただく事にしました。今のところModel2にはハンダ不良と管の劣化の2点があったという話です。
今回のトラブルに関連して今まで使っていたアンプやトランスポートを再度使ってみて意外な事に気がつきました。それは新しいアンプになった事によっていつもより良いものに移ったと思っていましたが、振り返ってみると事はそれほど単純ではありませんでした。例えばARCAMのCDプレーヤーとTL-51Xを較べると全体のキャラクターはたしかにTL-51Xの方が良いとは思いますが、ARCAMも捨てた物ではありません。あるレベルに到達している物はやはりそれなりに良さと存在価値を持っています。楽器の場合と全く同じです。
今日はレッスンの予定だったのにインフルエンザで来られなくなった子が多くて、予定より1時間早く終わってしまいました。N響でもインフルエンザが大流行で、かからないように気をつけないといけません。とにかくまめにうがいをして手を洗うように気をつけています。
それから栄子先生と一緒にミョウガとアスパラを植えました。収穫は早くて半年後くらいだそうです。
そのあとスポーツ用品店に行って、握力をつけるためのハンドグリップを買いました。
栄子先生が生徒がレッスンを待っている間にトレーニングさせるために欲しいという事なのですが、ヴァイオリンの生徒にも有効なので2つずつ買ってきました。その他にもResistance Tubeという面白そうなトレーニング器がありました。
早々と夕食にして、そのあとずっと練習しました。そろそろ2人で合わせようという話になっていたので、インターフォンで話をしたら栄子先生はご機嫌斜めです。どうしてかと思ったらヴァイオリンは単旋律で簡単なのにピアノは音が複雑で何声もあるので不公平だというのです。あのぉ、ソロは全部暗譜しないといけないのですが........
明日からはB定期の練習が始まります。明日は1日ブルックナーの3番(第1稿)を練習します。今回は練習2日ですから、それだけ練習は細かくやられると思います。こちらもそれに対応出来るように、そしてインフルエンザにかからないように体調を整えておかないといけません。
今朝CDを聴こうとしたら、片チャンネルしか音が出ていません。接続コードのせいかと思って色々やってみたのですが、考えられる原因はModel2かプリSV-722です。レコードを聴くとちゃんと左右ともに聞こえるし、MDの同軸アウトでも同じ症状が出るからです。このところステレオには色々小さな事故が起きているのですが、どうも原因は1つではなさそうな気がします。(たまたま2つの原因が同時に起こったのではないかと思っています。)
といっても私の家には前に使っていて今は手元に残っているCDプレーヤーやプリ、メインがあるのでピンチヒッターには事欠きません。DACだけは1つしかないのですが。いざとなれば1階で聴けば良いので助かります。(TL-51XだけはDACがないと聞けないので、別のDACが欲しいといえば欲しいのですが.........)
これに付き合っていたらアッという間に正午を過ぎ、あわててホールに向かいました。両国の合流で少し渋滞した以外はとても順調に行き、思ったよりはるかに早くホールに着きました。
楽屋に楽器を置いてから5食(5階の食堂)に行きました。食事をトレーに載せてテーブルに座ってしばらくしたら、私の右隣に「ヒロシです・・・」という人が座っている事に気がつきました。NHKの食堂には色んな人が来ていて、テレビとは違う素顔を垣間見る事が出来るのでとても面白いです。
楽屋に戻ってから着替えて本番に備えました。今回は微妙に昨日の方がよくまとまっていたかな?という感じです。このマチネというのは普段夜の演奏会が多い私達にとって、気持ちを上手く持っていくのが難しい時間帯なのです。昨日と較べてすごく違うというほどではないのですが、ちょっとした合わせなどで微妙に足並みが合わないところがありました。
終わってホールを出たのが5時でしたが、まだ外は明るく冬至の頃に較べるとかなり日が長くなっています。
今日は節分、そしてC定期の初日です。昨日の夜今日の準備をしようと思ったら、燕尾服とステージで履く靴がありません。前に団に預けたのを取り出すのを忘れてしまったのです。そこで今日はまず練習所に行って燕尾と靴を取り出してからホールに行きました。今日はあまり渋滞していなかったので、予想していたよりはかなり早く着きました。
今回の定期は前半が交響曲第34番ですが、これがなかなか大変そうな曲です。(私は曲降りなので舞台袖で聴いただけですが、弾き難そうな音形のオンパレードです。)そして休憩、そのあといよいよミサ曲です。今日の本番はなかなかの出来だったと思います。私には今回特に合唱団が印象に残りました。(ステージ上での立ち居振る舞いについては「?」はありますが.......)
ブロムシュテット先生の定期はとても評判のようで、私も次のB定期の券をとるように頼まれたのですが完売でした。今回もとても多くの方がいらっしゃっていました。
私はA5版のシステム手帳を使っています。今まで生徒に書き込んでもらっていたレッスン予定表と自分用のシステム手帳を併用していたのですが、ダブルブッキングの心配があるのでシステム手帳だけを使う事にしました。そこで今までの物より少し厚い本革のシステム手帳を東急ハンズで買いました。今までの物だと週間リフィルは3ヶ月分しか入れられなかったのですが、最低でも半年分は欲しいからです。今までの物より少しかさばるのですが(リングが15mmから20mmになりました。)、この程度なら今使っているバッグに入れられます。
今日はホールでの練習でした。昨日と同じく午前中は合唱団の入る曲を、午後からはソロの入る曲を練習しました。今回合唱団は国立音楽大学ですが、田中信昭先生のご指導の賜物だと思いますがとてもよくまとまっています。ブロムシュテット先生は細かいニュアンスをとても大事にされていて、今回のミサはとても聞き物だと思います。
その細かいニュアンスを大切にする分練習はとてもきついです。客席で聴く分には最高でしょうが、弾く側は緊張を強いられます。でも弾きながらも曲の素晴らしさがよく分ります。皆様も是非客席でお楽しみ下さい。
今回の定期の練習でブロムシュテット先生の写真を撮ろうと思ったのですが、先生は出ていらっしゃるとすぐに練習を始められるので撮る機会を逸してしまいます。
このところ雑用に追われ、思うように自分の練習もステレオを聴く事も出来ません。こういう時に限って色々と新しい用事が湧き上がるので困ったものです。(ミョウガとアスパラか........)
先週の末からCDプレーヤーTL-51Xからの信号をModel2が読んでくれず、昔使っていたARCAMのCD23というプレーヤーの同軸の出力をModel2に入れてしばらくの間聴いていました。トランスポートの部分を入れ替えただけでも出てくる音はかなり変わるもので、ARCAMの場合は音がハッキリと前に出てくる感じなのに対してTL-51Xの場合はまろやかで落ち着いた感じです。これだけ違うとやはりTL-51Xでないとという気分にさせられ、その良さを再確認させられました。それもなんとか解決して今は良い音を聴けるようになりました。
寒い季節になると1階のSV-91Bの電源を入れてしばらくしてからB電源をONにしても、アンプが温まるまでしばらくかかります。(初めは小さいしょぼくれた音しかしないのですが、しばらくするとちゃんと鳴り出します。)最初はどうかなってしまったのかと心配になりました。昼間に家にいない時は夜になって1階に行くと部屋が冷え切って寒いので、どうしても2階のリビングで聴くようになってしまいます。
今日から2月、今年になってからもう1月が過ぎてしまいました。
今日からは合唱団(国立音大)付での練習が始まりました。午前中は合唱団付で、午後はソロの部分をしました。今回の先生の練習は今までと一味違うような感じがします。今までは先生が説明を始めるとどんどん話が進んでいってしまって、私達は楽器を持ったまま開店休業の状態になってしまう事がよくありました。でも今回はそれほどの長い話はありません。今回のミサ曲は多分今年のベスト定期の1つに選ばれるようなものになるでしょう。
明日はNHKホールで練習です。
N響もインフルエンザが流行っていて、今日も1人が練習の途中で病院に行かれてしまいました。狭くて換気の良くない練習所では誰かが風邪にかかるとすぐに周りの人に移ってしまいます。今週末は寒気が襲うようで(その時に雪にならない事を祈ります。)そのあとはすぐ春の陽気という予想で、身体がついていかないです。こういう時はちょっとした事で風邪を引いてしまいます。
昨日から雨が降っているせいか今日は加湿器の湿度計が50〜60%を示しています。今では部屋の中の空気がまろやかになり、とても居心地が良くなりました。