ひとりごと2005年1月分  


このページは私の日記のようなものです。私の感じること、周りで起こったことを書きます。


このページは下から上へ順番に日付が新しいものになっています。
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栄子先生のピアノ教室プロフィールひとりごとも是非ご覧下さい。


1.31

 今日はN響は休みだったのですが、私は午前中に用事で練習所に行きました。夕方からは叔父夫婦に食事に招待していただきました。幕張のホテルの和食に招待されたのですが、春を感じさせる梅が添えられた先付に始まるコースはとても美味しかったです。でもこれから一年で一番寒い時期になるのですが.......

 私は今までひとりごとでステレオの事をたくさん書いていますが、何か良い機会があったら演奏する立場の者として皆さんとお話する機会を持ちたいです。実は楽器選びとステレオ選びはとても似た面を持っています。但し楽器選びの方がステレオより1桁ないし2桁高いですが.......更に物選びよりその使いこなしの方がはるかに大切なのも同じです。同じ楽器でも奏者の技術や感性によって出てくる音はまるで違ってきます。そこら辺の事を実際にヴァイオリンで聴いて頂いたり、色々なソースでそれを実感していただきたいのです。いつかそのような機会を持ちたいなというのが私の夢です。

 今日は用事で一日潰れてしまいましたが、明日あさっては落ち着いて自分の時間が持てそうです。


1.30

 今日はA定期の2日目でした。私は一日中せわしなかったです。
 演奏の印象は昨日と同じです。ヤンセンさんのアンコールは昨日と同じバッハの無伴奏ソナタ第1番のAdagioでした。どうしてもあのロマンティックなメンデルスゾーンと古楽器で弾かれているようなバッハの落差が気になりました。

 今日は2人レッスンをしてからホールに向かいました。本番の前は本当はレッスンをしたくないのですが、去年の9月からA定期が土日になりどうしてもマチネーの時はレッスンを入れざるを得なくなってしまいました。A定期とC定期が両方とも出番だと月の半分は潰されるという事になってしまうのです。更に土日に演奏会が入るようだとレッスンをする日がほとんどない状態になります。

 我が家もいよいよTEPCO光を入れる事にしたのですが、明日の工事予定が延期になってしまいました。今はケーブルテレビを使っていますが、ひかりになると更に一段速くなります。こうなると海外旅行でモデムでつなぐ時など気が遠くなってしまうかもしれません。これに伴って今まで10Base-TだったEthernetを100Base-TXにしました。AirMacも今までは遅いものでしたが、今は全てがAirMac Expressのカードを持っています。(一番古いiMac G4/800MHzはEtherに直接つないでいるので、カードは遅いものでも関係ありません。)
 こうやって新しい速い環境を手に入れても、その速さに感激するのは初めの1週間くらいです。しばらくするとちょっと待たされただけで遅いと感じるようになるものです。
  ここ何年かMac環境に全然手を入れなかったのですが、ここでガラッと環境が変わりました。パソコンの環境はせいぜい2年しか持ちません。3年経つと完全に浦島太郎状態です。この先ずっとこんな調子だとたまらないですね。


1.29

 今日はA定期初日で、ゲネプロ本番がありました。昨日も書いたように空き時間にD70の使い方を覚えようと思って、大荷物なのですがPowerbookとD70を持って行きました。この2つと普段持っているバッグに楽器と衣装と靴を持った姿は見ていられないようなものだったでしょう。ゲネプロが終わってから5食(5階の食堂)でお昼を食べて、昔行った事のある13階の喫茶室に行こうと思って西館の中を歩いていたら、警備員に声をかけられてしまいました。何と今から10年位前にこの喫茶室と食堂はなくなってしまっていたそうでした。実はここから明治神宮を見る事が出来たので、ここから明治神宮の写真を撮りながら色々なモードの練習をしようと思っていたのです。しかたなく5食に戻ってそこから色々試しに写真を撮ってみました。でも無機的な景色でご紹介するようなものは撮れませんでした。撮った写真をPhotoshopやNikon Capture Editorで色々細工して楽しみました。

 さて本論の演奏会の事です。メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲はとてもロマティックでよく弾かれるものとはかなり違っています。でもなかなか聞き応えのある良い演奏だったと思います。更に意外だったのはアンコールに弾かれたバッハの無伴奏の1番のAdagioです。古楽器で弾かれているような錯覚に捕らわれました。あのメンデルスゾーンとバッハが同じ人の弾かれているものとは思えないような違いなのです。ただどちらがこの人の本性なのか私には分かりませんでした。演奏というものの質が段々変わってきているようです。これからの演奏家のスタイルのとり方がどうあるべきなのか議論が起きてくるでしょう。
 後半のグレートはピアノ曲を聴いているような感じの進行でした。アシュケナージ先生の持って行き方は細部の変化よりは全体の統一性の方に重点を置いているようです。 シューベルトの特徴は「天国のような長さ」といわれますが、私達にとっては「地獄のような長さ」になりがちなのです。休みなく速い難しい音形を弾き続けるので、体が硬くなってしまうからです。聴いている限りではとても良い曲で幸せなのですが.........つまり物理的にキツイ曲なのです。

 今日弾きながら思ったのは、ステレオをお宅だけで聴かれている方には多分私達が協奏曲の時に弾いている音量など想像も出来ないだろうなという事です。ソロを引き立てる必要がある時のオケのプレーヤーの音量などとても小さいものです。(ただ小さい音で弾けば良いという事ではないのです。皆の音がよくブレンドしてなおかつ透明度が保たれていなければいけないのです。実はこういう協奏曲の伴奏にオケの違いが一番出てくるものなのです。)オーケストラの曲の場合でも大同小異です。(オーケストラの場合もピアニッシモにそのオケの力が出るものです。)曲によって編成は違いますが、メインプロの場合普通は80人位が弾いています。よくアンプの批評に「ある曲のある部分を聴いたら低音がよく出てよく聴こえたから、このアンプの低域性能は良い。」というものがあります。オーケストラというのは全員がソリストのような弾き方で弾いているのではありません。オーケストラはまとまりが命なのです。ですからオケマンは常にどのパートが主役で一番表に出なければいけないかを考えながら、ほとんどの場合は人を邪魔しない範囲で控えめに弾いているのです。ですからそういう主役のパートがよく聞こえる様に私達は弾いているのです。その事がアンプの良さを証明するものではないのです。
 主役のパートでもただ大きく弾けば良いのではありません。からんでいる対旋律とのバランスも大事です。
 私達プロのオーケストラプレーヤーがステレオを聴く場合まずほとんどの人が音量は皆さんが想像するよりはるかに絞っていると思います。自分が弾いている時に人の音が聴こえなくなるほど大きな音で弾いたら、間違いなく周りの人に「気はたしか?」という顔をして見られるものです。(人の音を聴きながら弾こうとしたら自然と音量が小さくなるのです。)その中で説得力(生命力)のある音を出さないといけないのです。小さな音で弾くのはとても難しい事なのです。


1.28

 今日はA定期の練習でした。午前中はグレートを通して練習しました。午後からはメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲の合わせをしました。ソロはジャニーヌ・ヤンセンさんでした。演奏中の様子はとてもロマンチックな情熱的な弾き方です。練習中など管楽器と掛け合いになる所など管楽器の方をにこやかに見ながら弾かれるという余裕です。練習が終わってからも2階の控室でしばらく練習をされていました。

 このところ私はステレオの他に新しいPowerbookと新しいデジタル一眼D70を手に入れて、色々やる事が多くて困っています。Powerbookについては今まではOS 9とOS Xを併用してきたのですが、もうOS 9で起動できなくなっているので自然とOS Xのソフトに移行しています。そうなると新しいソフトの操作法に慣れないといけなくなります。また今までのコンパクトデジカメは本当にただ撮るだけでしたが、一眼になると色々な事が出来るのでそれを活かしたくて色々参考書を手に入れて片っ端から読んでいます。明日など楽屋で時間がある時にカメラと参考書を見ながら色々実験をしてみようと思っています。NHKの高い階の食堂から外を見ながら写真でも撮ってみようかな?いい写真が撮れたらご紹介します。


1.27

 今朝10時頃100万に到達したようです。また気持ちを新たにして新しい出発をしようと思いました。これからもよろしくお願い致します。実は100万をゲットされた方からはメールがあったのですが、999999の方からのメールはありませんでした。100万の方にはN響グッズと我が家の長男長女からのプレゼントを併せてお送りいたします。
  実は100万になった時に表示が000000になるのだろうと思っていたのですが、昼過ぎにカウンタを見たら1桁増えていたのには驚きました。

 私がホームページを始めた97年当時とはN響も世の中もまるで変わってしまいました。音楽に求める物も変わってきていますし、ヨーロッパでも音楽ファンの高齢化が心配されています。今はどの分野でも2極化が進んでいます。どの分野でも今はファンに支えられてはいるのですが、それをこれから引き継いで発展してくれる若年層がとても手薄になっています。ファンの構成がちゃんとした三角形を成していればこれからを支えてくれる若い感性に期待できるのですが、音楽の分野もオーディオの分野も次世代に引き継ぐという観点がとても弱いです。音楽を演奏する立場の感性を皆さんにご理解していただきたくて始めたこのホームページですが、このような時代になればなるほどその意味は大きいと思っています。

 今日は1日グレートの練習でした。家に帰ってからさすらい人幻想曲を聴いたら、テーマは勿論違うのですがその展開の仕方がソックリだと思いました。とても素晴らしい曲なので聴くのは最高ですが、弾くのはいささか大変です。


1.26

 今日は銀行に行ったり買い物に行ったりと色々家の用事をした一日でした。近くのショッピングセンターの電気屋に行って色々見ていたら、同じような製品でも細かいところで色々改良されているようです。4〜5年経つと機能がまるで違っています。

 夜になって練習していたら、スリッパがすり寄ってきて頭を撫でてと催促するのです。テーブルにのって手を伸ばしてくるのです。自分の練習をしたいのに、弾き出すと「ニャ〜〜!」と窓を開けてとか頭を撫でてとか催促してきます。(泣き方で何をして欲しいかは分かります。)

 明日からはアシュケナージ先生の最後のA定期の練習が始まります。メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲(ヴァイオリン:ジャニーヌ・ヤンセン)、シューベルトのグレートというプロです。グレートは久し振りに弾きます。シューベルトの曲は休むところがなく弾きにくい音形を次から次へと休みなく弾かなければいけない難曲です。C-Durという調性は弦楽器にとっては指遣いの点で鬼門なのです。C-Durというのは指を伸ばすか移弦するかとても微妙なところがたくさんあります。ジュピターも同様で、セカンドにとってはフィナーレの始めなど大変です。
 このところ夜更かしが続いているのでもう寝ます。練習中眠くなると困るので......


1.25

 昨日の収録の頃から栄子先生はのどが痛いと言い出し、今朝も咽喉の痛みが引かず微熱も出てきたのでレッスンの前まで寝ていました。レッスンの頃には熱も引きましたが、本調子ではないようです。

 そろそろアクセス数が100万に到達しそうです。私がこのホームページを始めたのが1997.5.17でした。今から考えるととても勿体ない事なのですが、今手元には97年9月からしかひとりごとは残っていません。始めの4ヶ月分は月が新しくなる度に消してしまっていたのです。ほぼ7年半ほぼ毎日色々な事を書いてきましたが、我ながらよく続いたものだと思います。大体何をやっても三日坊主の私が続いているのがこのひとりごとです。(その他にステレオと毎日の運転記録です。[毎日の目的地と運転キロ数、車の保守の記録です。])
 私がインターネットをやるようになったのは1996年理恵子がスウェーデンのKIL国際コンクールを受ける事になった時に、KILという街の情報を得たくて急遽ISDNを引いて情報を集めようとしたのがキッカケです。(このKIL(現地ではシルというような発音をしていました。)はスウェーデン第2の都市Karlstadの隣町でした。スウェーデンでホームページを開いている音楽関係の人を色々な検索エンジンで捜して、とにかくメールを出してみて返事を待つ日が続きました。結局行く前には有力な情報は得られなかったのですが、 インターネットの面白さにはまってしまいました。それから1年位してホームページを始めたのですが、その時はこれほど長くやる事になるとは夢にも思っていませんでした。今となっては次は200万を目指してという事になります。

 その当時はPowerbook2400を持っていたようで、デジカメも何と25万画素のKODAKでした。(このKODAKはまだ家の引き出しに残っています。)PowerbookはそれからPowerbookG3/500MHz、PowerbookG4/1GHz、そして今年からPowerbookG4/1.5GHzと替っています。カメラの方はフジのFinePIX、SONYのDSC-P1、P7、PENTAXのOptioS4i、PanasonicのLUMIX DMC-FX2と移り、コンパクトデジカメでは手振れとシャッターチャンスの問題があるという事でデジタル一眼に乗り換えました。LUMIXは手振れ補正付きなので今もスナップ専用に持っています。今から思うと97年ごろはパソコンももっと面白かったのですが、今は夢をかき立てられるソフトはほとんど無くなってしまいました。
 今はそこそこの物を安い値段で手に入れられるようなったのですが、ハッキリ言ってどれも皆中途半端です。今は数が出る事こそが良いという風潮で、本当に良い物がどんどん姿を消しています。良い物を維持するにはものすごく手間がかかるのだという事を再認識して欲しいとつくづく思う今日この頃です。

 夜のニュースではNHKの海老沢会長の辞任劇を報じていました。N響にとっても影響の大きな話になるでしょう。といっても私達にとっては良い演奏をする事が一番大事な訳で、今まで以上に頑張るしかありません。


1.24

 今日は栄子先生の収録があるので朝からてんてこ舞い、レッスンと歯医者さんの合間にリビングの片付けをしました。夜8時半過ぎにやっと終わりましたが栄子先生はクタクタの様子、近くに一緒に食べに行きました。(理恵子は今朝から東京で1つ用事を済ませたあと仙台に行きました。)
 このような時はスリッパはいつも寝室に閉じこめられるのです。というか怖がりのスリッパは自分から寝室に入ってしまうのです。夜になって収録のクルーが帰ったら外に出てきて、頭を撫でろと催促の嵐.......しばらくはスリッパの相手!

 去年の秋には指揮棒を手に刺してしまったアシュケナージ先生は今では何の後遺症もなくお元気です。先生はいつもご自分のピアノの練習は欠かさないそうで、N響が休みの日は練習所にいらっしゃってご自分の練習をなさっているそうです。
 次は週末のA定期です。メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲とシューベルトのグレートです。

 前のPowerbookの時から悩まされている事にNikon CaptureとDreamweaverの相性があります。Nikon CaptureをインストールするとDreamweaverを起動できなくなってしまうのです。(Dreamweaverに変更を加える時はパスワードが要るというメッセージが出て、いくらパスワードを入れても同じメッセージが現れるのです。)これはDreamweaverを再インストールすれば直るのですが、その事を見つけるまでにとても苦労しました。
 またD70のUSBの設定にMassStorageとPTPの2種類ある事を初めて知りました。普通はMassStorageで良いのですが、Capture Controlを使う時はPTPに設定しないといけないのです。MassStorageのままでCapture Controlを起動するとカメラが接続されていないというメッセージが出ます。逆にPTPのままではデスクトップにマウントしません。難しい事.......!


1.23

 今日は阪神淡路震災10周年のコンサートでした。今日の合唱団は神戸市混声合唱団で、とても良くまとまっていて東京での二期会にも引けを取らない素晴らしさでした。会場は良い音なのですが、もう少し響いて欲しかったです。会場練習の時は2階席などよく響いて素晴らしい音だったそうです。
 私は今朝から鼻水が止まらず、パッキングの壊れた蛇口の状態でした。本番中も使っていないハンカチを横に置いて......という散々な状態でした。鼻炎の薬はちゃんと飲んでいるのに今日は全然効いていませんでした。
 今日の演奏会は超満員で、やはり10年前の震災は神戸の方にとってはとても大きな意味があったのだと改めて思いました。私はこの震災の何ヶ月かあとまだ新幹線は不通で在来線が通じたばかりという時期にN響の演奏旅行で神戸を通った事があります。その時は被災地の近くになってビルが斜めになっていたり家が壊れている様子が見えると、車中は皆急に無言になってしまいました。今日も本番を弾いている時にその時の事を思い出し、もうあれから10年も経つのだと感慨を新たにしました。アンコールにアヴェ・ヴェルム・コルプスを演奏して今日の演奏会を終わりました。(私自身は散々でしたが........今も鼻の調子は良くありません。1年に1回か2回は毎年こういう事があるのですが、今日のような寒い日にこのような事になったのが意外でした。)

 今家に戻ってきてホテルではBaseStationとして使っていたAirMac Expressを今までの中継器としての設定に戻す事が出来、今回の演奏旅行のモバイル環境のトライアルは大成功でした。このAirMac ExpressはWindows環境でも使えるようなので、ワイヤレスのカードを載せていらっしゃる方は是非お使いになることをお奨めします。ホテルの部屋の中でもコードなしに使えるのは楽です。Etherのアダプターとコードがラップトップにまつわりつくのは面倒くさいものです。

 これがAirMac Expressです。今はコンセントに直接挿していますが、延長コードもあります。今はAirMacの通信範囲を拡げる設定で使っていますが、ホテルで使う場合は一番奥のEtherのポートにホテルのブロードバンドのEtherのコードを挿せば良いのです。その状態でAirMac設定アシスタント(AppleのホームページにはWindows用のAirMac 4.1もあります。)を起動して、自分をAirMacのBaseStationに設定すれば良いのです。
 こちらがauのW01Kです。今のPowerbookはカードスロットがサイドにあるので、このような形になります。神戸文化ホールでは楽屋の中でも充分に通信できました。もともとWindows専用なのですが、Appleのホームページにモデムスクリプトと細かい設定法があります。自分のIDの設定法はプロバイダのホームページを確認して下さい。(例えばBIGLOBEの場合自分のID@biglobe.ne.jpとしないといけません。biglobeの前のxxx.はいりません。)

 


1.22

 今日は今年初めての演奏旅行です。11時前に家を出て今(12:10)新幹線の車中で、新横浜を出たところです。今までとはまるで違うモバイル環境で、先ほど品川で乗ってすぐ早速W01Kで移動中にメールとホームページの表示にトライしてみました。メールは20通弱、ホームページは比較的に重いページでしたが今までのH"とは比較にならない位のスピードで読み込めました。まずは第一段階は成功です。D70については既にトライしているので、あとはホテルのEthernetにAirMac Expressをつないでワイヤレスが出来るかです。いつもは山側(進行方向右側)の席をとるのですが、今回は反対側の席になってしまいました。富士山が見えると良いのですが.......

 会場の神戸文化ホールには3時位に着きました。ホールでは合唱団がアシュケナージ先生の指揮の下で練習をしていました。4時半からはコーラス付の練習が始まります。

 練習終了後三宮で中華料理を食べ、ホテルに入りました。写真を見れば地元の方はホテルが分かるかもしれませんが、私の部屋から見た夜景です。

左が船着場、正面がMOSAIC、右がポートタワー

 今回の旅行の私にとってのもう1つの目玉、部屋のEtherを使ったブロードバンドにAirMac Expressをつないでワイヤレスでインターネットにつなぐ事もうまく行きました。実はPowerbookにAirMac Expressを認識させる事がいささか難しく、30分ほど時間がかかってしまいました。結局設定をリセットさせる事で事無きを得ましたが、なかなか夜景を楽しむような気分にはなれませんでした。今は部屋の窓際で外の景色を楽しみながらこれを書いています。本当にコードに煩わされないのはうれしいです。


1.21

 今日は一日色々やっているうちにアッという間に夜になってしまいました。明日あさっての神戸への旅行の用意がまだ全然出来ていないので、今あわてて荷物を作っているところです。向こうに行って通信しようと思っても設定のデータを持っていないと動きが取れないので、今コピーして手帳に挟みました。普段私は車で動くので移動中にメールの確認をする事はないのですが、明日は新幹線なので車中での通信をやってみます。それにD70とLUMIXとCLIEのバッテリーの充電をしたりと、着替えや洗面用具の用意以上にやる事が増えてしまいました。

 実はこの週末は我が家は皆やる事がありてんてこ舞いをしています。その頂点は来週の月曜日です。そういえばもう1月も下旬になってしまいました。私も明日は神戸まで行って練習があるのでもう寝ないといけません。今日は皆元気である事をご報告して、これで寝ます。


1.20

 理恵子がモーツァルトのレクイエムを聴きたいという事で、夕方サントリーホールで待ち合わせました。近くのショッピングセンターのカメラ屋さんで昨日入ったレンズを買ってからアークヒルズに向かいました。このレンズは今日は試す時間がなかったので、明日ゆっくり試してから神戸に行こうと思っています。
 理恵子は6年ほど前にベルリンでアシュケナージ先生が主宰された講習会に参加した事があるので、先生の楽屋に行きご挨拶をしてきました。先生はとても気さくな方でニコニコとお話をして下さいました。その時の写真が栄子先生のひとりごとに載っています。

 あさっては神戸での演奏会のゲネプロ兼練習が神戸文化センターであります。今回の神戸行きは昨日も書いたようにこれからのモバイル環境の試金石です。今まではインターネットへの接続はH"で、デジカメはコンパクトタイプでした。今年からはインターネットへはauのW01Kで、デジカメは今日買ったSigmaの18〜125mmのレンズを着けたD70に替ります。(このレンズを着けても純正のソフトケースに納まります。TAMRONの28〜300mmの望遠レンズでもこのソフトケースに入りました。)更にPowerbookも1.5GHzの新型になりました。またホテルにブロードバンドが入っている場合は、AirMac ExpressにEtherのコードをつないでワイヤレスでインターネットにアクセスします。荷物は増えてしまうのですが、今までより充実したモバイル環境になると思います。

左上からAirMac Express、右上がD70+Sigma
左下がauのW01K、右下が新しいPowerbook

1.19

 今日はB定期の本番初日でした。レクイエムの合唱団は二期会です。
 今日のプログラムはどの曲もいつも音量をコントロールしながら弾かなければいけない上に、細かくてとても弾きにくい音形が多いのです。聴いていると幸せに聴こえるのですが、弾くと地獄とは言わないにしてもものすごく気を遣わされます。ゲネプロの時は私は噛みあわなかったのですが、本番はうまく行きました。
 本番が終わったらアシュケナージ先生は舞台袖で「とても良かった!」ととても喜んでいらっしゃいました。

 ゲネプロが終わってお昼を食べてから、アークヒルズの丸善に行きました。システム手帳のリフィルを捜してから、ディジタル一眼関係の雑誌を買いました。その雑誌にはD70のオフィシャル・ガイドというDVDがついていて、D70の使い方を分かりやすく解説してます。
 丸善で色々見ていたら、0.9mmのシャープというものを初めて見つけました。これだけ太いと書きやすく譜面も傷つかないです。それに消しゴム付きです。(この消しゴムの替えも売られています。)家に帰って試してみたらなかなか使い心地が良いです。消しゴムもよく消えます。これならこれ1本だけですみそうです。(私が手に入れたのはPentelのTUFF0.9というものです。PILOTにも0.9mmのシャープはあるようです。)


1.18

 今日も昨日とほぼ同様の進行で練習は進みました。アシュケナージ先生はいつもニコニコとご機嫌でいらっしゃいます。交響曲第29番は私には思い出の曲なのですが、今回久し振りに弾く事が出来ました。フリーメーソンの葬送の音楽は意味合いのよく分からない日本人にとっては猫に小判のような感じがします。1曲目がそのフリーメーソン、2曲目が交響曲第29番です。後半はレクイエムです。ヴァイオリンにとってはこのレクイエムは何かのトレーニングのような感じのする同じような細かい音形が何度も出てくる手強い曲です。

 カメラが趣味の方にお話を聞いたら今18〜70mmのレンズを持っているのだから超広角のレンズは今の段階ではいらないでしょうとの事でした。むしろ旅行の時にレンズ1本で行けるように、Sigmaの18〜125mmのレンズを注文しました。今度の神戸には間に合うと思うので、神戸の演奏会の様子は新しいレンズでお伝えできるでしょう。(土曜日に午後から神戸で練習があり、その後美味しい物を食べに行く予定です。その日は海沿いのホテルに泊ります。このホテルではEtherのポートのある部屋を予約しています。うまく行かない場合はこの前手に入れたW01Kの出番です。色々な意味で今度の神戸行きはモバイル環境の試金石です。)

 Powerbookを新しくして起きた一番大きな事件は、携帯万能のメモリを読み込めなくなった事です。純正のUSBコードを使っているのにです。サポートに電話してもちゃんとした回答は返って来ませんでした。(窓口の説明と実際にダウンロードしたソフトの内容が違っているのでした。)古いPowerbookではちゃんと動作しているので理由が分からないのです。前にメールで質問を出していたのですが、それに対する回答はありませんでしたし、電話での回答は実際とは違う状況です。これでは信用できません。
 結局前に使っていた携帯Syncのバージョンアップ版携帯Sync for Mac2をダウンロードしてみたら何という事なくちゃんと動作するので、それに乗り換えました。携帯万能の持っている機能(電話帳、メール、写真の読み書き)はこちらも持っています。


1.17

 今日は午前中は交響曲第29番イ長調とフリーメーソンの葬送の音楽を練習し、午後からレクイエムを練習しました。合唱は二期会です。(神戸では神戸市混声合唱団と共演します。ですから本番の前の日に神戸に行き、会場で合唱団と合わせの練習をします。つまり土曜日は神戸に泊る訳です。)練習は順調に進み、早めに練習は終わりました。

 先週末の理恵子のリサイタルの前は色々の事があり、落ち着いてステレオを聴けませんでした。やっと一段落付いたところで今は気持ち良くCDを聴いています。この前のサンバレーのひとりごとにSV-310の事が出ていましたが、1階のSV-91Bと組み合わせて聴いて見たいと思っています。私はSV-91Bは他の300Bのアンプと較べた時の感触から310のキャラクターの影響がとても大きいのではないかと想像しています。300Bのすごいところは私は300Bのアンプを5つ作ってみましたがそれぞれに持ち味がとても異なる事です。どれも音離れが良いという共通点はありますが、音色は1つずつかなり違います。管も中国管、EH、Svetlana、GD、PrimeTubesのVer.1と2、そしてWEと馬鹿みたいに色々試しました。
 こうして得た私の結論は管についてはPrimeTubesのVer.2がお奨めです。最高の音を求めるという意味では本家のWEが一番良いでしょう。でもコストパフォーマンスを言ったらPrimeTubesVer.2でしょう。アンプについては値段を考えるならエレキットのシングル、音楽を楽しむならSV-501 SE、楽しみながらも演奏の細部まで聞き取ろうとするならSV-91Bでしょう。
 私の感じではアンプにこだわるよりは、スピーカーのセッティングに手をかけた方が良い結果が得られると思います。まず床をしっかりさせて、部屋が音の響きで満たされる事が大切です。和風の家に住んでいると部屋の中で響かせるという事はお分かりにならないと思います。私も今まで和風の家に住んでいたので部屋が良い響きを持つ事の大切さは分からなかったのですが、本物の2×4は部屋自体が良い響きを持っています。(床はオークのフローリング、壁はペイント仕上げです。合板のフローリングにクロス張りの壁という日本風にアレンジされた2×4では響きは良くありません。)本式の作りだと部屋の中は響きは多いですが、妙な鳴き竜や共振はありません。ステレオ以前に演奏していてもとても気持ち良く弾けます。
 私の家では音量を上げなくても充分部屋の中で響くのです。ですから音量を絞ってもほとんど不満は感じません。私は耳をつんざくような音で聴く人は部屋が響かないので、響きが部屋一杯に広がっているイルージョンを得たくてボリュームを上げるのだと思います。上手に部屋を響かせる事が一番早道だと思います。(和風の家ではそれが一番難しい事ではあるのですが......)


1.16

 昨日はあのように寒い上に横殴りの雨の伴奏付きの悪天候の中を、とてもたくさんのお客様にご来場頂き心より感謝いたします。今朝もまだ雨が降り続いていて、つくづく昨日は雪にならなくて良かったと思いました。
 演奏会の時はいつも感じるのですが、コンパクトデジカメでは演奏会の雰囲気はよく撮れません。少々重くてもデジタル一眼を持って行かないといけません。今は標準レンズと望遠レンズを持っていますが、あと超広角レンズがあると良いなと思います。3本あれば一応ほとんどの場合には対応できるでしょう。(演奏会の時にはTAMRONの28〜300mmの望遠がとても重宝しています。標準はNIKONの18〜70mmです。12〜24mm程度の広角が欲しいのです。)

 昨日の演奏会の時に大江戸線の牛込柳町からトモノホールまでの道筋を示す貼り紙をはずさないまま家に戻ってきてしまったので、午前中にまたホールまではずしに行きました。道が空いているので片道30分ほどで行けました。結局昼前に家に戻れました。
 午後からはレッスンがありました。小さい子のための教材については作り直さないといけないと痛感させられているので、教本を作り直さないといけないと思っています。最初に教本を作った頃とは私の考えも微妙に変わってきています。最初に教本を作った頃にはDTP(デスクトップ・パブリッシング)が流行りでしたが、今ではわざわざDTPなどとは言わなくなっています。フォントの環境もまるで変わっています。譜面の元ファイルからもう一度作り直さないといけなくなってしまいました。

 明日からはモーツァルトのレクイエムのB定期の練習が始まります。来週の日曜日には神戸文化ホールで阪神淡路震災10周年特別公演で同じプロを弾きます。(前日土曜日には神戸で地元の合唱団との練習があります。)今月は中越地震のチャリティコンサートがあり、またスマトラ沖の地震とそれに伴う津波の被害があったりと震災に関係した月です。明日からは練習が始まるので体調が悪くならないように、今日は早く寝ます。


1.15

 今日はトモノホールでの理恵子のコンサートで、朝から出かけるまでてんてこ舞いの連続でした。プログラムの印刷をしようと思ったのに、用紙とプリンタの相性が悪くトナーの乗りが悪いのです。あわてて用紙を買ってきてコピー器を使ったらきれいにでき、一安心。そのあと色々持って行く物をそろえるのに一苦労。やっと準備をして家をあとにしました。
 今日は雪の予報だったせいか道はがら空きで、予想の半分くらいの時間で着いてしまいました。雨の降りはすごくて、ワイパーはあまり効きませんでした。
 そのような悪天候にもかかわらずたくさんのお客様にいらして頂き、会場は熱気に溢れていました。今日の演奏会はトモノホールのオーナーでいらっしゃる御木本澄子先生が昨秋の青山のカワイでの理恵子のリサイタルをお聴き下さり、急遽企画して下さったものでした。

留学して演奏がガラッと変わった理恵子。
この演奏会をホームページでご紹介下さった
キット屋さんから頂いた花カゴ
キット屋の皆さんありがとうございました!
休憩時間にはロビーでティータイム
皆さんにお茶とケーキで楽しんでいただきました
終演時のホール

 おかげさまを持ちまして大した事故もなく無事コンサートも終わりました。この次は6月18日(土)のカザルスホールでのリサイタルです。


1.14

 いよいよ明日は理恵子のリサイタルです。今日は一日その準備に大わらわでした。私はOS 9の時にはPageMakerでプログラムを作ってきていたのですが、OS XになってからはInDesignに移りました。まだInDesignを使う経験がPageMakerに較べて圧倒的に少ないので、まだ操作法が身に付いていません。ホンのちょっとした事でも思った事をどうすれば実現出来るのか色々トライしないと分かりません。栄子先生のちょっとした意見から思いもかけぬ技を発見し、大収穫だとうれしくなりました。
 明日は朝から雪という予報で、ホールまでどうやって行くか悩ましい所です。ホールの近くは坂道が多いので、雪が積もっていると車で行くのは危険だからです。明日朝起きてから対策を考えるしかありませんが........
 夜1階で練習してステレオを聴こうと思っていたのですが、明日の準備をしていたらもう日付変更線を越えてしまいました。


1.13

 今日もお昼に練習所に行きました。今日は錦糸町で下に降りて、第一京浜を通って行きました。思ったよりはるかに順調に行けました。2時頃まで練習所にいましたが、そのあと秋葉原に寄って新しいPowerbook用のプロテクターを買いました。前のPowerbookの時はディスプレーの裏にプロテクターを着けておかないと心配でした。ですが今のモデルは頑丈になっているそうで15"用のプロテクターはどのメーカーも生産終了になっていました。結局ディスプレーのフィルムとボディを保護するフィルムの2つを使う事にしました。実はキーボードのフィルムも買ったのですが、実際につけて見たら使い物にはなりませんでした。(フィルムが厚過ぎてその上からキーボードを叩いても満足な反応は得られませんでした。)

 今日も夜になって自分の部屋でステレオを聴いています。やはり自分の気に入ったステレオで音楽を聴くと気持ちが良いです。正月前に私のSV-91Bの調子が今一つだと感じサンバレーに送って見てもらったら、B電圧が整流管のエミッション減で20%ほど下がっていたそうでした。自分の部屋で自分が手を入れたシステムを聴いたので気がついたのでしょうが、その時は何か聴いていてふっ切れない物を感じたのです。数値で言えば少しの事かもしれませんが、聴いた感じでは明らかに不調に聴こえました。
 今は問題も解決されてとても気持ち良く聴けています。今はヨゼフ・スークの弾くドヴォルザーク全集とラファエル・クーベリック指揮のバイエルン放送響のシューマンの「春」を聴いています。何が気持ち良いのかというと言葉では上手く表現できないのですが、音の尾がとても気持ち良く伸びているのです。発音から響きがなくなるまでの音の移ろい方が実際の演奏と同じように感じられる事が魅力で選んでいるアンプです。部屋の空間を充実した音で隙間なく埋めてくれなければウソなのです。
 実は最近1階で使っているSV-722を2階で使ってみようかなと思っています。使い勝手だけを言うとQUAD66はリモコンが付いていて良いのですが、音の事だけを言うとSV-722の方が合うのではないかと前から感じているのです。でももしSV-722の方が良かったりすると1階のプリアンプがなくなってしまうのです。


1.12

 今日は昼休みに練習所に行く用事があったのですが、成人の日も終わり渋滞も普段通りでした。予定していた時間より20分位余計に時間がかかってしまいました。明日も昼休みに練習所に行くので1時間以上前に出るように心掛けます。

 家にとんぼ返りで戻り、近くの歯医者さんに行きそのあと懸案のH"の解約をしました。今まで旅行の時には大活躍してくれたH"なのですが、auのW01Kは桁違いのパフォーマンスを持っています。H"は春には256kにスピードアップするそうですがそれでも........
 朝宅配便で新しいPowerbookのディスプレーに貼るフィルムが届きました。前のPowerbookの時も最初にこの種のフィルムを買ったのですが、何回やっても気泡が入ってしまってどうにもならなかったのです。今回雑誌の記事を読んでもう一度挑戦してみたのですが、2年前とは比較にならないほど取り回しが良くなっています。でもディスプレーが静電気を帯びてゴミを吸い付けるのは同じです。でも今度の物は空気を通す小さい穴が開いているようで、何日かすると気泡が抜けるそうです。
 Appleのホームページを見たら、小さなMac miniが発表されていました。1.25GHzと1.42GHzのG4が載っているようで、6万弱で本体が手に入るようになりました。家には液晶の17"のディスプレーが余っているのでこれにつなげば..........?

 夕方から夜にかけて自分の時間が持てたので、まず練習して今はステレオを聴いています。モーツァルトの狩と第15番の弦楽四重奏を聴いています。演奏はスメタナカルテットです。そのあと同じスメタナの演奏するベートーヴェンの2番を聴いています。やはり良い音楽を聴くと気持ちが落ち着きます。

 部屋の電気を消して300Bの青い光を撮って見ました。シャッターが2〜3秒くらい開いている間、手でD70を支えているのでどうしてもブレてしまいます。コンパクトデジカメでは絶対に撮れない写真です。(右にある整流管WE274Bは青い光をほとんど出していません。)


1.11

 マインド・マップという思考法があります。メインテーマを中心にいくつかの枝があり、それぞれにまた更に枝があるというように情報を放射状に拡げて行く思考法です。このやり方はClassic環境ではインスピレーションがその代表的なアウトライン・プロセッサでした。インスピレーションにはアウトラインとダイアグラムの2つのモードがあり、ダイアグラムのモードがこのやり方そのものです。ですがOS X対応のバージョンが出てこないのです。Inspiration 7.5 Intl Trialというお試し版があるのですが、完全に日本語に対応している訳ではないようです。MacPeopleの2月号にはOS Xで使えるOmniOutliner+OmniGraffleやNovaMind、FreeMind等のソフトが紹介されています。Omniの2製品はマインドマップが楽にできる訳ではなく、Outlinerで考えをまとめGraffleでそれを見せるというものです。私としてはインスピレーションバージョン7.5が早く出て欲しいです。
 色々やっているうちに嫌でもOS Xの動作の癖が分かってきました。OS9の時に較べて圧倒的にフリーズが少なくなっています。ソフトが突然終了する事は時々ありますが、フリーズして動かなくなるとか、文字列が突然表示されるパニックの状態になった事はまだ経験していません。
 午後になったらAirMac Expressが届きました。今までAirMacはExtremeも含めて3台使っているので設定は問題ないと思っていました。ところがExpressを電源に挿すとオレンジ色のランプが点きっ放しになり、しばらくすると点滅するようになります。一体どうなっているのか分からなかったのですが、説明書を見ているとリセットスイッチがあるではありませんか。これを押してみたら全ては解決しました。AppleのホームページにAirMacネットワーク構成の手引きというPDF書類があるので、それをプリントしてみたら何と80ページ近くもあるとても細かいマニュアルでした。持っていればネットワークについて何かしたい時に参考になりそうです。

 夜になって1階で何か聴こうと思っていたら、理恵子がポーランド語で送られてきたメールが文字化けしているというので色々やっていたらもう1時をまわってしまいました。結局メールの本文のポーランド語は化けてしまいますが、添付書類になっているWordの書類の中ではちゃんとポーランド語が表示されていました。(使っているソフトはEudora6Jr6です。)
 もう寝ないといけないので今日もステレオはお預けです。残念........!明日も一日忙しいのですが、明日は絶対に聴くぞ.......!


1.10

 実は最近楽器の構えが今までと少し変わってきました。(ヒントはN響で他の人が弾いている姿を見た事にあります。)重心を少し左足に余計にかけるようになってきたのです。ホンのちょっとした事なのですが影響はかなり大きいものがあります。音もかなり変わってきます。私自身にはとても有効でも、生徒の場合は人によって効果の現れ方は違います。よくその様子を見ながらアドバイスを与えて行かないといけません。

 今日はレッスンのあと近くのショッピングセンターの電気屋さんに行き、100Base-TX対応のEtherのハブとケーブルを買いました。家に帰り早速今の10Base-Tのハブとケーブルと交換しました。同じケーブルネットなのにAirMac Extremeの速さが100Base-TXで活きたようで、ホームページの表示もメールの取り込みもかなり速くなりました。(これだけ速くなるとLAN上のHDDももっと有効に使えるかもしれません。)ただケーブルは1mと1.5mを4本ずつ買ったのですが、1mのものは少し短過ぎ1.5mの物を全部使ってしまいました。1mの物が2つ余っていますが、1つは旅行用に、1つは予備にというつもりです。
 旅行の時にホテルにEtherの口がある場合の為にAirMac Expressを注文しました。(ホテルのEtherのポートに今日買った1mのケーブルをつなぎ、それをAirMac Expressを繋ぎPowerbookでワイヤレスに接続する訳です。)これがあると部屋中どこにいてもPowerbookからインターネットに接続出来ます。
 今家にあるMacでAirMac Extremeに対応していないのは私のPowerbookとiMacG4/800MHzだけになりました。iMacG4は100Base-TX対応なので、ハブにつなげば良い訳です。問題は私の旧型Powerbookです。まだ充分使えるのですが家中のネットワークの足を引っ張る事になるので、TEPCOひかりを導入するに際し新しいPowerbookにする事にしました。メインは新型にしますが、2台並べて使ったりと色々使い道はあります。(例えば旧型の方でヘルプを表示しながら、新型で作業するなどです。)
 ついでに250GBのハードディスク(USB2.0)とUSB2.0のケーブルも3本買いました。USB2.0は新型のPowerbookとiMacG5でしか使えませんが、ハードディスクはiMacG5につなぎました。これでここ2年ほどご無沙汰していたMac環境のアップグレードが一気に進みました。(OS 9でずっと頑張ってきたのでインターフェースも昔のままですんでいたのですが、さすがにもうそういう訳には行きません。)

 明日からはN響はC定期の練習が始まります。私は降り番です。次のB定期+阪神淡路震災10周年特別公演は出番です。


1.9

 昨日寝る前にPowerbookの環境を前と一緒にしようと思ってライブラリを丸ごとコピーしたのですが、これが思わぬ誤算で思っていたのとはまるで違う状態になってしまいました。今朝からレッスンの前にまずOSを新規にインストールし直しました。そのあと前の環境をPowerbookに移行するという選択肢を選びました。初めは後5時間という表示が出てビックリしましたが、実際には30〜40分ほどですみました。ただDreamweaverなどのMacromediaのStudio MXとCLIEとの連携をとるMissingSyncはインストールしなおさないといけませんでした。また細かい所で不都合は多々ありました。でもアプリケーションを再度インストールしなおすよりははるかに短い時間ですみました。
 今度は理恵子のiBookG4/12" にいくつかソフトをインストールして使いやすいように整えてやらないといけません。それが出来たらiMacG5にVirtualPCをインストールしてWindowsで私のホームページがどう見えるのか確認しようと思っています。(以前私のホームページのメニューが1文字だけ次の行に押し出されているというご指摘を戴きました。これは私がMacだからではなく、ブラウザのデフォルトのフォントサイズが16ポイントと大きくなっているからです。この16ポイントでもちゃんと表示されるように近いうちに直します。私はこのとても大きい16ポイントの文字は好きでないので、自分で見る時は最大でも14ポイントに直しているのです。それでデフォルトでご覧になる方は1文字だけ改行しているのです。)

 今日はPowerbookの面倒を見ているうちに終わってしまった一日でした。


1.8

 今日は中越地震被災者の為のチャリティコンサートでした。1日予定を早めて来日されたアシュケナージ先生は、今朝成田に着かれたはずです。来日早々ゲネプロ兼練習と本番というハードスケジュールですが、ニコニコと指揮台に立たれていました。
 14:00〜16:15まで練習をして、19:00から本番でした。私は編成の都合でピアノ協奏曲は降り番でした。今日はほぼメンバーだけのオケで、14型にもかかわらず(普段は16型です。)とてもよく音が出ていました。
 今日の演奏会はとても多くのお客さんがいらっしゃっていて、開演の時の拍手を聴いたら普段の定期より厚い拍手の音でした。このようにたくさんのお客様のご来場心より感謝いたします。今日の演奏会の音を聴くと手前味噌ながらN響は良い音がしていました。

 今日はゲネプロと本番の間に新しいPowerbookにソフトをインストールしようと思って新しいソフトのシリアル番号とCD-ROMを持って行ったのですが、どのソフトも前のシリアル番号か前のバージョンのCD-ROMが必要なので満足にインストールも出来ませんでした。ハードディスクをイニシャライズした時など面倒くさい事夥しいです。少しは使う側の都合も考えて欲しいものです。正規の使用者ほど面倒くさい事をしないといけないというやり方はおかしいのではないでしょうか。


1.7

 今日は今年の初演奏会、オーチャード定期でした。今回はオルガンのないオーチャードホールでサンサーンスの3番という事で、一体どういう事になるのだろうと思っていました。ゲネプロの時は音が全然馴染まず心配しましたが、本番になったらなかなかの音になっていて安心しました。今日の演奏会はどの曲もとても速いテンポで進んでいて、一番速い所など弾き切れない感じです。
 パガニーニのヴァイオリン協奏曲は練習の時は音が小さめに聞こえていたのですが、今日会場で聴いてみると会場の奥まで音が響いていました。今日のプログラムを見ると弾かれている楽器はStradの後期の1725年のものだそうですが、聴いている限りでは後期の特徴はあまり強く出ていないように感じました。楽章が進むにつれて盛り上がるように、1楽章は意識的に抑え気味に弾かれていました。またイタリア人パガニーニの本領を発揮するように自由によく歌われていて、日本人のヴァイオリニストとしては新星と言えるでしょう。パガニーニの曲にこのようなアプローチをするのはとても効果的だと思います。ですからなおのことモーツァルトなどどのように弾かれるのかとても興味が湧きます。

 今日はゲネプロのあと楽屋に戻って昨日買ったW01Kを使ってみました。楽屋は鉄筋ですから私の家ほどの速さは出ないようですが、普通に使うのにこれくらいの速度が出るなら充分だと思いました。今まではこのような携帯やPHSの中ではH"が一番速かったのですが、今回のPacketWINは最大2.4Mbpsですから1桁違うスピードと言う事になります。H"も近いうちに256Kbpsになるという話ですが、それでも1ケタ違います。
 家に帰ったら玄関に新しいPowerbookがありました。出来るだけ速くこちらに移れるようにしようと思っていますが、なかなか時間がとれません。これで家中のMacは全てAirMac Extremeになったので(古いiMacは前のAirMacですがこれはEthernetでインターネットにつなぐので問題になりません。)、Ethernetを100Base-TXにしようと思っています。

 今日は理恵子と栄子先生が明日の異人館四国村の演奏会のために高松に行っているので、私は今家でスリッパと2人で過ごしています。スリッパはずっと家で寝ていたようで、私が帰った時も私の布団上で寝ていました。スリッパは甘エビが気に入ったらしく私の食べようとした甘エビを3匹も平らげてしまいました。スリッパもそろそろ高齢猫の部類に入るのでしょうが、最近「ニャ〜〜!」と鳴くのも色々なニュアンスが込められています。まるで人がしゃべっているような感じです。
 明日は新潟県中越地震被災者の為のチャリティコンサートがあります。指揮はアシュケナージ先生、ソロは清水和音さんで前半がモーツァルトの「フィガロの結婚」序曲とピアノ協奏曲第23番、後半がドヴォルザークの新世界です。出演者は全てボランティアで収益は全て被災者の為に使われるとの事です。アシュケナージ先生は来日を速めて明日午前中に来日されるそうです。


1.6

 パガニーニの2番を弾かれた佐藤俊介さんは日本人離れした感覚の持ち主で、これほど自由に弾く人は珍しいです。どんな所もとてもよく歌っています。他の曲を聴いてみたいです。今回は滅多に弾かれない2番を取り上げられていますが、聴いてとても楽しめると思います。会場で聴いてどう聴こえるのかとても興味があります。聴かれた方は是非そのご感想をお聞かせ下さい。今までの色々な枠に捕らわれない若い人達がどんどん出てくるのは頼もしいことです。

 帰りに携帯にメールがあり、auのW01Kが入ったとの事でした。早速近くのauショップに行きました。このW01KはWindowsに対応しているのですが、Appleのホームページにモデムスクリプトがあります。それをダウンロードしてModemScriptフォルダに入れて、WW01Kをカードスロットに挿してもろもろの設定をして早速インターネットにつないでみました。設定自体はAppleのホームページに詳しく載っているので全然大変ではありません。今までは演奏旅行に出ると、部屋にブロードバンドが入っていない場合はH"でインターネットにつないでいました。家ではケーブルテレビのネットワークにつないでいるので、H"での接続は遅く感じました。でもこのW01Kはとても気持ちよく接続出来ます。私のこのひとりごとをキャッシュをクリアして読み込んでみました。H"の場合は3分20秒、W01Kの場合は25秒でした。色々な条件があるのでどこでもこんなに差があるとは思えませんが、W01Kがかなり速い事は確かなようです。これで頼もしい旅行の伴侶が手に入りました。問題はサービスエリアですが、ホームページを見る限りでは普通に使うには充分なエリアをカバーしています。

 左が新しいW01K、右が今まで使っていたH"です。私は無線LAN倶楽部にも入っていたのですが、こちらは使える場所が限られています。エリアとスピードの点でこれなら充分使えるでしょう。


1.5

 今日は初仕事、サンサーンスの3番から始まりました。こちらもまだお屠蘇気分が抜けていないので、初めはテンポがかみ合いませんでした。今日はサンサーンスとこうもりを練習しました。パガニーニの2番のヴァイオリン協奏曲は明日練習します。3楽章がラ・カンパネラとして有名です。

 昨日今日と残念ながらステレオを聴けず、今は無性に聴きたいです。明日は時間がとれそうなので思いきり聴こうと今から手ぐすねを引いています。楽器と同様にステレオも毎日音を出していないと反応が悪くなるものです。電源だけ入れても音を出さないのでは管のバーンインは出来ても、スピーカーの振動板は何の仕事もしていないのです。楽器の場合も短時間に鳴らし込もうと無気になって弾くと、ガサガサとした音になってしまいます。だからといって恐る恐る弾いたのではいつまでたっても底まで鳴り切りません。
 スピーカーも普段聴く音量でじっくり鳴らし込まないと良い音が出ません。ただ小さい音量でならすと初めはなかなか思ったように鳴らし込みが出来ません。でも気長に少しずつ鳴らし込んでいくと、10年とか20年経った時の音がまるで違うのです。(楽器と全く同じです。)コーン紙が全体に一緒に前に動いたり後ろに動いたりするような大音量ばかりで聴いているのでは、いつまでたってもコーン紙は分割振動しないので微妙な表情が出にくいのではないでしょうか。小音量が充実して鳴るスピーカーというのはそういう微妙な表情を必要とするソースを何回も聴いてセッティングなどを詰めて行って初めて得られるものです。(Devonの場合がまさにそうでした。ずっと音に不満があったのですが、高さ65cm位のスピーカースタンド2ヶを1組にして使う[これは自分で考え出した方法です。]ようにしてからやっと本当に思ったような音が出てくるようになりました。そのヒントはキット屋店主の「TANNOYの場合ユニットを耳の高さに持って行くと良い。」というひとりごとにありました。)素材として良い物でも初めからその本領を発揮する訳ではありません。自分の求める音の方向に楽器やスピーカーを誘導して行ってやらないと、自分の思ったように良い音で反応してくれるようにはなりません。つまり楽器もスピーカーも弾き手の音楽感の表現なのです。良い音が出ないのは弾き手に問題があるのでしょう。


1.4

 年末年始のお休みも今日で終わりました。明日からは練習です。ディーラーに行って車の保守点検をしてもらい、そのあと博多に向かう栄子先生を送りがてら買い物に行きました。街はまだ正月気分で、道もまだ混んでいません。
 年末にAppleStoreに発注したPowerbookG4/1.5GHzは発送が遅れているようで今週中には手に入りそうです。今のPowerbookと同じG4ですが、細かいところはかなり変わっています。キーボードがバックライト付きになり、インターフェースが後ろから横に変わっています。あと100BaseTXと150〜200GBのHDDが必要です。D70を使うようになってそのデータを入れておけるHDDが必要になるからです。もう1つモバイル用のauのW01Kカードが入荷待ちです。正式にはMacには対応していませんが、AppleのホームページにはW01Kのモデムスクリプトが載っています。早く入ってきて欲しいものです。

 明日は初仕事、といっても普通の会社とは違って初日からフルに練習をします。多分明日はサンサーンスの3番から練習が始まります。サンサーンスの3番はピアノもオルガンも使っているとても大きな編成の曲です。新年を飾るにはふさわしい曲です。


1.3

 今日は早起きをして成田に行き、それから柏、白井と親戚周りをして、家に帰ってきたらグッタリ疲れました。年末からの不摂生の賜物で今も眠くて仕方ありません。夕方からは年賀状の整理に追われて、気がついたらもうすぐ24:00です。私は休みはあと1日で、5日からは今年の初仕事7日(金)のオーチャード定期(指揮:秋山和慶さん)の練習が始まります。J.シュトラウスの「こうもり」序曲、パガニーニのヴァイオリン協奏曲第2番(ヴァイオリン:佐藤俊介さん)、サンサーンスの交響曲第3番というプロです。

 栄子先生は明日福岡に行き、あさってショパン・コンクール・イン・アジアの全国大会を聴きます。色々気になる事が山のようにあり、なかなかひとりごとに手を出せていません。でも元気にしていますのでご心配なく。


1.2

 今日は自分の練習をしたあとステレオを聴こうと思って練習を始める前から電源を入れておいたのですが、昨日SV-91Bを聴いていて気になっていた事を練習し始めたらそれで終わってしまいました。結局バーンインだけした事になってしまいました。今日は飲酒運転になってしまっていたのでしばらく調子が出ませんでした。1時間ほどしてからやっと身体が馴染んできました。やはりバッハとパガニーニを練習するのはとても良いようです。
 キット屋のひとりごとに70歳の整流管の事がでていましたが、私の整流管も52歳、無理は禁物です。 (電源をONにして3分以上たってからB電源をONにするようにとの事です。)今回はアンプドックに入院したのを機会に鼻のアブラをつけた程度(?)の手術を受けました。昨日聴いた時の印象は今までより柔らかくて細かい音の動きがよく前に出てくるというものでした。とても自然に肩から力が抜けているという感じの装置を意識させない音です。


2005.1.1

 皆様、明けましておめでとうございます。

今年の我が家の年賀状です。

 今年は珍しく午前9時頃には年賀状が配達されていました。例年だと早くて昼頃、午後2〜3時頃に配られるのが普通です。お昼には隣の両親の家で両親私達と弟の家族4人で新年のご挨拶をしました。今日はこれからまだ道半ばの片付けと音だし(ヴァイオリンとステレオの両方)をします。
 スリッパも今年初めての毛繕いをしました。午前中に東向きの部屋で撮った写真ですが、ひとしきり毛繕いをしたあと自分のベッドに行ってのんびり昼寝を決め込んでいます。

そんな格好をしているとCATLANDから落ちるよ!

 戻ってきたSV-91Bの音出しをしたら、今までより更に素晴らしい音を聴く事が出来、SV-91Bに惚れ直しました。年末3日間毎日7時間位バーンインした事も良かったのでしょう。(私の手元に来る前にもバーンインして頂いているので、多分30時間位やった事になると思います。)勿論SV-501 SEもiもとても良いアンプですし充分楽しませてくれますが、私の好みにはやはりSV-91Bが一番合います。
 スリッパは私がステレオを聴いている間は私のイスの上で寝ていたのですが、私がヴァイオリンを弾き始めた途端にむっくり起き上がり部屋から出たがりました。猫はヴァイオリンの音はあまり好きではないようです。


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