昭義のひとりごと2008年7月分  


このページは私の日記のようなものです。私の感じること、周りで起こったことを書きます。


このページは下から上へ順番に日付が新しくなっています。前のものを読みたい方はこちらからどうぞ。

生徒さんへの重要な連絡があります。こちらです。(2008.08.02)必ずご覧下さい。(パスワード変更しました。)

栄子先生のひとりごとはこちらです。理恵子の公式サイトはこちらです。
根津理恵子の ポーランド通信第9回がアップされました。 こちらからどうぞ!


7.31

 生徒のための毎日のウォーミング・アップの課題を作ろうと思って、Finale2008(最新バージョン)を起動させると「突然終了しました。」というメッセージが出ます。バグの修正もあるだろうと思ってアップデータをかけました。今度は無事起動できましたが、MIDIの設定をしようとするとまたまた「突然終了しました。」が出ます。FAQに出ているように初期設定ファイルは何度もゴミ箱に入れています。思いあまってサポートに電話したら、何とかつながってcom.makemusicで始まるファイルを捨ててみて下さいと言われ、やってみたら無事動作するようになりました。たったこれだけの事でも1時間近くを棒に振ってしまいました。
 それから楽譜を入力しました。複雑な譜面ではないのですぐに終わりました。それからその譜面をグラフィックとして出力して、InDesign上でまとめました。内容的には普段のレッスンの時に手書きで渡していたものをまとめた物で、左手はトリルの変型、右手はレガートとスタッカートとデタッシェの基本練習を扱っています。
 この後色々なスケールを譜面にしようと思っています。スケールは同じポジションの1〜2オクターブ、1弦上の1オクターブ、3オクターブを中心に、ポジション移動との関連も取り込みたいと思っています。


7.30

 ケースの乾燥は有効で、2台とも発音が軽くなりました。今回バスタオルはアイロンをかけるのではなく、衣類乾燥機に5〜10分かけました。ケースの中身を全部取り出して、乾燥させたバスタオルを楽器の替わりに入れて1時間位放っておきます。(もちろんケースのふたは閉めておきます。)部屋のエアコンはドライにして弾いていない方の楽器も乾燥させます。
 この乾燥法は私が学生の頃楽器屋さんに教えてもらいました。今ではエアコンでドライをかけた部屋で弾くだけでも、かなりの除湿効果が期待できます。でも弾いていない時に楽器を入れておくケースが湿っているのでは意味がないので、ケースも乾燥させないといけないのです。
 梅雨から夏にかけての高温多湿も問題ですが、冬場の乾燥も大きな問題です。エアコンで部屋の温度を上げると、湿度が思った以上に下がってしまいパサパサになってしまうのです。加湿器を使ったり、加湿機能のあるエアコンを使うのがお奨めです。


7.29

 このところ自分の楽器の発音が今ひとつシックリこなかったのですが、バスタオルを乾燥させてケースに入れて湿気を吸わせたら、思った以上にバスタオルが湿気を吸っていました。指板が落ちるほどにはなっていませんが、発音がボーッとしていたのです。ケースの除湿については気をつけていたのですが..........皆さんも湿度には充分気をつけて下さい。
 楽器が湿気を吸うと弦の張りの強さに耐えられなくなるのですが、私はG線にはOlive-endのRigid(堅巻)の太い物を使っているので、その度合いが大きいのです。そうなると楽器が弦の振動に応えられなくなって、発音が悪くなるのです。
 オーディオについても同じ事が言えます。スピーカーも発音体ですから、湿気を持てば音が悪くなります。部屋の湿気の管理はとても大切だと思います。


7.28

 今日は午前中に大崎の歯医者さんの予約が入っていました。ところが両国の手前からびっしり渋滞していて全然動きがとれません。結局30分弱遅刻してしまい、午前中の最後に診てもらいました。栄子先生のかかりつけの歯医者さんなのですが、去年の秋から私も診てもらっています。午後1時前にやっと終わり、家に戻りました。それからまた家の近くに用事で出かけてやっと3時過ぎに全てが終わりました。それにしてもこの熱気にはホント参りました。

 最近あまり登場しないスリッパですが、今もとても元気にしています。今スリッパは鶏のササミが大好きで、ことあるたびに「お父さん、ササミちょうだいニャーッ!」と寄ってきます。スリッパは鶏肉が一番好きで、次が豚肉、そして牛肉はそれほど食べたがりません。マグロやホタテも好きなのですが、それよりもササミが好きなようです。ササミをラップでくるんで電子レンジで全体が白くなるまで温めてから、細かくほぐしてからあげています。ほぐすのに手間取っていると、手(前脚)を出してきます。スリッパはササミを噛まずに丸呑みするので、細かくちぎってあげないとすぐに吐いてしまいます。


7.27

 昨日の夜から午前中にかけては幾分暑さも和らいでいましたが、昼過ぎに庭に出たらやはり目が回るような暑さでした。庭に水を撒くホースが水漏れを起こしているというのでそれを直しに出たのですが、とにかく暑かったです。でも昨日よりはまだマシかな.......?完全には直りませんでしたが、不自由ない程度にはなりました。

 今まで肩当てを使っても楽器が楽に持てず苦労していたアマチュアの方が、今日のレッスンで楽器の持ち方について少しお話をして、2つのポイントを直してもらったら予想もしなかったほど楽そうに弾けるようになりました。2つのポイントというのはどうすれば楽に楽器を支えられて、どうすれば指をしっかり押さえられるかという事です。驚いたのは今まで肩当てがないと弾けなかったのに、持ち方を変えたら肩当ても必要なくなってしまった事です。一緒に曲を弾いている時も楽しそうに顎の力が抜けていたのが印象的でした。
 生徒がこのようにガラッと変わってくれた事がとてもうれしくて、今日1日とても気分が良かったです。


7.26

 N響は今日から島田→大阪→松山という3連戦の演奏旅行に出かけました。この猛暑の中お疲れ様です。
 ブラームス/ハイドン・ヴァリエーション、ジョン・ウィリアムズのチューバ協奏曲(チューバ/池田幸広)、ベートーヴェン/交響曲第5番「運命」というプロで、指揮はパスカル・ロフェさんです。今回の演奏旅行は今日は18:00、明日は16:00、あさっては19:00と毎日開演時間が違います。
 以前は演奏旅行というと一筆書きで書けるようなコースのとり方をしていましたが、最近はあまり関係のない所が続く演奏旅行が多く、短いものでもとても疲れます。先週のNHKホール→大阪→武雄といい、今度の島田→大阪→松山も移動時間が毎日とても長いです。無駄な行程が多いと主催者の負担が多くなるのが心配です。


7.25

 今日はクラシックコンクール小学校部門の東京予選の審査でした。小学校1年〜6年まで35人が出場されました。小さくても難曲を弾く人もいて、とても印象に残った人が何人かいました。クラシックコンクールは自由曲なので、皆それぞれに得意な曲を演奏してくれました。今日聴いていて2点気になる事がありました。
 1つは弾く時の身体の向きです。お辞儀をしてそのまま正面を向いて弾き出す人が何人か見受けられました。伴奏者を見るために正面より更に右(弾いている本人から見て)を向いている人もいました。こうなると表板より裏板が客席に向いてしまいます。
 もう1つが葛飾シンフォニーヒルズの小ホールはよく響くホールなのですが、ステージ上でその響きを聞き取れないのか右手が頑張りすぎている人が多かった事です。
 とはいえ今日はなかなか面白いと同時に参考になる1日でした。


7.24

 日本の梅雨から夏にかけてはヴァイオリンにとってとても条件の悪い季節です。というのはこの季節の湿度の高さが曲者なのです。湿度が高くなるとその関係で指板と弦の距離が大きくなる、いわゆる指板が落ちた状態になりやすいのです。こうなると弦を押さえる事が大変になり、無理を続けていると指を痛める事にもなってしまいます。弦を押さえて指がきついとか痛いような場合は要注意です。よく分かる方に是非見てもらって下さい。最近レッスンした子の中にもこの状態の人がいました。指の形が悪いので注意したのですが、なかなか直らないので私が自分で押さえてみたらすごく指板が下がっていたのです。まず楽器を乾燥させて状態が戻るか見てから、対処法を考える事にしました。
 楽器の乾燥はエアコンをドライにしたところに楽器を置いておくか、ケースの中身を全部外に出してからアイロンで乾燥させたバスタオルをケースに入れて冷めたら楽器を入れて湿気をケースに吸わせるのです。ケースの湿気をアイロンで乾燥させたバスタオルに吸わせて、そこに問題の楽器を入れて楽器の湿気をケースに吸わせるのです。効果はバスタオルの方があるでしょう。(1回で改善されなかったらもう1回続けてみて下さい。それでもダメでしたら楽器屋さんに相談して下さい。楽器が乾燥しても症状が治らない場合は修理するしかありません。)程度が軽ければドライをかけたところで弾くだけで良い状態をキープできます。
 他に夏の湿気は膠がつかなくなって、ビリビリいう症状を引き起こす事もあります。これも気をつけて下さい。
 逆に冬場の乾燥も大敵です。楽器にとっては湿度は50〜60%がベストです。何も文句を言わない楽器ですが、いつも楽器が良い状態であるように気をつけてやって下さい。


7.23

 明日からN響は島田→大阪→松山という演奏旅行の練習です。(私は降り番です。)明日は夕方用事で練習所に行きます。そしてあさってはクラシックコンクールの小学校の部の予選の審査をします。次のN響の出番は来月初めのほっとコンサートです。そしてそれが終わると夏休みになります。

 サンバレーの店主のひとりごとにショッキングな記事が載っていました。SV-91BとSV-310が310Aが入手できないので、終了になるというのです。手元にはそれなりに予備の管はあるのですが、この2つだけで310-Aを6本使っているのでとても心配です。私は音色的にSV-310 EQ+SV-310+SV-91Bのラインナップが大好きなのですが、もう人に奨められません。更にSV-4も今ではありません。これらを手に入れる事が出来たのはとても幸せな事だったのだな、と今になってみるとつくづく思います。
 今となっては難しいのかもしれませんが、いつか必ず復刻して欲しいものです。

 今持っている組合せを神棚に祀るのではなく、毎日大事に聴いていこうと思っています。いつまでも長持ちして欲しいなぁ〜〜!

 今地震があり、テレビをつけたら東北地方で震度6強(M6.8)の地震があったと報じられています。まだ被害については報道されていませんが、まだ詳しい情報は入っていないようです。でもこの前の地震より震度が強いようなので、被害が心配です。


7.22

 昼前に練習所に行ってヴァイオリンと衣装を取ってきて、早速昨日書いた顎当てについて試してみました。私の楽器は2台ともHill型の顎当てですが、どちらの場合も程度の差こそありますが同じ現象が起きています。それは顎当ての顎の当たる木の部分は響きに大きな影響力を持っているという事です。この木の部分の振動を止めてしまうと、響きが止まるだけでなくレガートにも悪い影響を与えます。
 乾燥したところでヴァイオリンを弾くのでしたら必要ありませんが、高温多湿の日本で演奏するには汗が入らないようにハンカチなどを使わないといけないでしょう。実際に試してみれば分かりますが、ちょっとした事で楽器が響いたり響かなかったりと激変します。要は振動を止めないようにする事です。

 このところ原油の高騰で首都高は空いていたのですが、今日はナビが錦糸町で下に降りるように指示してきました。素直にそれに従って新大橋通を行くと首都高は箱崎の手前がかなり渋滞しているようでした。帰りも江戸橋はかなり渋滞していました。


7.21

 朝佐賀を出発して福岡空港から帰りました。昨日は終演後武雄に泊まる人、福岡に帰る人、私のように別の所に泊まる人と皆思い思いの行動をとっていたようです。大阪でご一緒したHさんは武雄に泊まられていました。そして博多から空港への地下鉄の中であったOさんも武雄温泉に泊まってきたそうでした。私は飛行機で移動するのはあまり好きではないのですが、時間的に考えると飛行機の方が良いのです。いくらのぞみが速くなったといっても5時間以上も同じ席に座るのはいささか苦痛ですから。
 でも飛行機に乗る時は楽器は団に預けて運んでもらわないといけません。MacBook Proとデジタル1眼を持っていくので、ただでさえギリギリの大きさの旅行カバンで動いていますから。(ですから明日楽器と衣装を取りに練習所に行かないといけません。)
 羽田と家の間は今ではいつも京成を使っています。エアポートライナーでちょうど1時間で乗換なしだからです。JRを使うと2回乗り換えないといけないのです。

 まだ確証が得られていないのですが、最近顎当てについて面白い事に気がつきました。色々試してみて確証が得られたらご報告します。Hill型の肩当て特有の問題なのか、どの型でも共通しているのか分からないからです。


7.20

 今のぞみの車中で、今日の目的地武雄温泉に向かっているところです。昨日も今日ものぞみは700系に乗っていますが、グリーン車の肘掛けにはコンセントがついています。そこで持ってきたMacBook Proの電源アダプターをつないで、E-MobileのD02HWをUSBに繋いで下の写真のように使っています。

 E-Mobileは低速で運転している時は接続できますが、高速で巡航している時はエラーを起こしてしまいます。駅に近づいて減速した時に接続してメールを読んでおけば充分使えます。W01Kの時は圏内であればいつでも接続できたので、その点はW01Kの勝ちです。またエリアの広さにはまだ大差があります。

 今日の会場の響きはどちらかというと懐かしいタイプでした。

 前半のチャイコフスキーについてはソリストも今日はリラックスした感じで、一番落ち着いた演奏でした。後半は今日はとてもノリの良いテンポで、昨日以上に追い上げられました。お客様にはとても受けていますが、弾く側はたまったものではありません。確かに聴く分には面白い効果があるのですが、とても弾ききれるテンポではないので速いところは半分以上効果音になってしまいます。N響はこのテンポでも何とか弾いてしまうので、指揮者としては手応えがあるのでしょう。ルイジさんはとても喜んでいらっしゃいました。
 前半のチャイコフスキーの演奏中に雷のような音が聞こえました。外は大雨なのかな?と思いながら前半が終わって外を見たら、雨の降った気配もなければロビーにいる人は雷など鳴っていないと言っています。会館の人に聞いたら、この音は空調から出ているという話でした。いささか残念な出来事でした。

 終演後武雄温泉から佐賀まで各停に乗りました。今日は開演時間が6時だったので、9時過ぎにはホテルにチェックインできました。ほとんどの人が福岡に連泊しているので、他に佐賀に泊まっている人はいないようでした。明日は佐賀空港から帰ろうと思っていたのですが、都合の良い便がないので福岡から帰る事にしました。


7.19

 今日は10時過ぎの新幹線で大阪に来ました。連休のせいか新幹線は満席で、周りは家族ずれでいっぱいでした。梅雨の明けた大阪の暑さは半端ではなく、ホールに着いてからまた暑い外に出る気がしないので、新大阪で駅弁を買って楽屋でお昼をすませました。

 昨日の演奏会を反映してか、今日は昨日とは微妙にテンポ感が違いました。全体に幾分テンポを押さえているようでした。昨日はとにかく速かったのですが、今日はその推進力を活かしながらも幾分テンポを押さえている感じでした。私は今日の方が良かったように感じました。アンコールはベートーヴェンの8番の2楽章でした。これも例のない位速いものでした。
 昨日はアンコールにパガニーニのキャプリース第9番を弾かれたペク・ジュヤンさんですが、今日はアンコールなしでした。

 今日は午後4時からのマチネだったので、ほとんどの人が終演後福岡に行くようでした。私は今日福岡に行っても、明日武雄温泉まで1時間ほど列車に乗らないといけないので、大阪に泊まる事にしました。終演後大阪出身のHさんに連れられて天満宮の境内を見てから近くのイタリアンに行きました。(身軽に動きたかったので、カメラは持って行きませんでした。残念!)色々の話で盛り上がり楽しいひとときを過ごしましたが、ホテルに戻ったらしばらく気持ちよく寝込んでしまいました。
 明日は新幹線に乗って博多経由で武雄温泉に行きます。(今日ご一緒したHさんは飛行機で行かれるそうです。)泊まりは佐賀にする予定です。あさっては福岡に出て飛行機で帰ります。


7.18

 今日はN響「夏」の本番でした。家に戻って明日からの荷物を作っていたら、そろそろ2時になってしまいました。明日は10時過ぎの新幹線で大阪に行くので、今日の演奏会については書いている暇がありません。とてもたくさんのお客様が入り、皆さんとても喜んで下さった事をご報告します。


7.17

 今日はベートーヴェンの7番、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲の順に練習しました。ルイジさんは7番については音量のコントロールを細かく注文を出されますが、その通りにやるとなかなか効果的に聞こえます。また付点のリズムについても細かく注意されます。

8分の6拍子であって、4分の2拍子ではないという事です。この事は7番を弾くとよく言われる事です。ただそれをきちんと表現できるテンポではないような気がしますが.....?迫力はあるのですが.......
 明日の本番はなかなか面白いと思います。チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲も自然な演奏だと思います。

 お昼には練習も終わったので、家にすぐに戻りました。練習中に気がついた事があったので、それの確認とレッスンをしました。その合間を縫ってTimeMachineのバックアップが中途で終わってしまっていたのを修正しました。TimeMachineはとても便利な機能なのですが、途中で中断すると余計な時間がとてもたくさん掛かってしまいます。(昨日大きなデータをバックアップ中にスリープさせてしまったのです。)今もこれを書いている裏でTimeMachineは動いています。終わるまではスリープさせてはいけないのです。


7.16

 今日はN響「夏」の練習初日でした。指揮はファビオ・ルイジさん、店村さんによると生粋のイタリア人で北部出身ではないか?とのお話でした。
 今日はベートーヴェンの7番のみを練習しいました。速めのテンポ、それも爽快というレベルを超えて忙しい事この上なしです。

 帰りに銀座のアップル・ストアでAirMac Extremeを買って帰りました。早速ネットワークを設定し直したのですが、なかなか思ったようにいきません。2回全てのAirMacをリセットしてやっと直りました。設定のしかたについて店頭で店員さんに質問をしたのですが、家に帰ってからやってみたら言われた通りでは動作しませんでした。TimeCapsuleを買った時にも同じ事を経験しています。GeniusBarか電話サポートでエキスパートに聞くのが良いようです。


7.15

 明日からはN響「夏」の練習です。チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲(ヴァイオリン:ペク・ジュヤン)、ベートーヴェンの7番というプロで、指揮はファビオ・ルイジさんです。18日(金)はNHKホールで19:00から、19日(土)は大阪のザ・シンフォニーホールで16:00から、20日(日)は武雄市文化会館で18:00から本番です。大阪と武雄は移動がある上に早めの時間の演奏会ですから、忙しない感じの移動です。


7.14

 このところ古いAirMac Extremeの電源が入ったり入らなかったりで調子が悪かったのですが、今日いよいよまともに動かなくなりました。そこで新しいTimeCapsuleを802.11nではなく802.11g互換のモードに直してネットワークを作り直しました。以前の管理ユーティリティを使って設定するのに較べると、今のAirMacユーティリティは使いやすいです。とはいってもネットワークの設定は気をつけるところがたくさんあります。でもAppleのホームページ上に詳しい情報が載っているので、それを見ればほとんど問題なく設定できるでしょう。(ネットワークの設定をする時はすべてをリセットしてゼロからやり直した方が早いです。)
 今日プリントをしようとしたらプリンタが見つからないというメッセージが出ました。IPアドレスの設定のせいでした。TimeCapsuleはn専用にしたいので、新しいAirMac Extremeを買ってきてb/g互換モードで使うようにする予定です。遅いネットワーク機器が残っている間は2つのネットワークを残しておかないといけません。
 毎日ネットワーク関連のトラブルに巻き込まれて寝不足になっているので、今日はもう寝ます。


7.13

 今まで浦和に行くルートは色々の候補がありました。1.首都高7号線→環状線内回り→5号線2.中央環状線の四ツ木→川口線3.三郷から外環という3つの行き方があります。外環が三郷南まで延びた事と、矢切のあたりに抜け道が出来た事の2つで3が急浮上してきました。行きも帰りもとても順調に走れました。
 会場に着いたら会館の駐車場はすでに満車で、仕方なく通りの反対側の駐車に入れました。1日の上限が2000円なので、安心して預けられます。今日はどちらでも値段は同じ位だったようです。
 12時半にズィッツ・プローベ、2時に本番という何とも微妙な時間設定でした。何が微妙なのかというと食事をする時間がうまくとれないからです。ズィッツ・プローベの前はまだ店が開いていませんし、本番までの1時間では落ち着いて食べられません。本番が3時だともう少し楽なのですが........
 練習の時もとても楽しい井上道義さんですが、本番の時は会場までも巻き込んでしまいます。そしてあまり深刻でない楽しい曲を中心に取り上げられています。ただ細かいポイントはほとんど出されないので、私の所からだとあまり分かりよくありません。でも独特な風貌とお喋りで会場は盛り上がっていました。

 浦和というと私が最初にヴァイオリンを教えていただいた先生が住んでいらっしゃいました。今でも当時の事をよく思い出します。ヴィオラのSさんも小さい時にその先生に習ったという事をこの前ご本人から聞きました。
 また浦和にはウナギのお店がたくさんあるのが有名です。楽屋で同室したMさんはズィッツプローベの後昔から有名なお店のウナギのお弁当を食べられていました。1つ1700円となかなかの値段ですが、とても美味しそうでした。時間があれば食べに行きたいところですが、今日のスケジュールでは無理でした。

 最近荷物が多くなるのでカメラを持って行かない事が多いので、写真がありません。


7.12

 今日はオーチャード定期でした。錦糸町まで行くとその先が渋滞しているようで、ナビが下道を行くように指示してきました。普段より重傷な渋滞になっているようでした。下はとても空いていて、わざわざ首都高にのる必要はありませんでした。
 11時にゲネプロ、三時半に本番という忙しないスケジュールでした。(明日は12時半にズィッツ・プローベ(短い30分の会場練習)、2時から本番という更に気忙しいスケジュールです。)ゲネプロの後食事をしてから、買い物があるのでハンズとロフトに行ったのですが、とても暑くて閉口しました。
 ところが本番の直前になったら窓の外で雷鳴が聞こえ、空が暗くなって今にも降りそうでした。1曲目のビリー・ザ・キッドが終わって楽屋に戻ったら、窓に雨粒がたくさんついていました。でもその後は降らなかったようでした。
 ゲネプロの時は今ひとつポイントが掴めず苦労しましたが、本番になったら割り切れました。全体の響きも本番の時の方がずっと良かったでした。

 今日は理恵子が銀座のシャネルで4回目のピグマリオン・デイズでした。ピグマリオン・デイズは全6回のステージで、あと2回9月26日(金)と12月6日(土)に弾きます。お時間の許す方は是非お聴きになって下さい。本番が終わってから銀座で待ち合わせて家に戻りました。


7.11

 井上道義さんの指揮はとても豪快に見えるのですが、とても細かいところまでよく計算されています。言葉で表現されると豪快な表現をされるのですが、実際は見かけと違ってとても繊細な印象を持ちました。ショスタコーヴィッチについては倦怠感のようなものを表現したいと言われていました。でもあの独特な風貌を見ながら弾いていると、どうしても倦怠感より積極的に動きたくなってしまいます。
 最初にショスタコーヴィッチを練習した時は長い曲のような気がしていたのですが、実際に通してみると割とコンパクトにまとまっている曲です。ビリー・ザ・キッドはアメリカの草原を、ショスタコの9番はロシアの草原を表現しているようです。

 前にも書きましたが今は土居コーヒーというところから豆を送ってもらい、毎回豆を碾いてコーヒーを出しています。今までコーヒーというとただ苦いだけか、ほとんど味も香りも抜けてしまったようなものしか巡り会わなかったのですが、土居コーヒーに巡り会ってそのおいしさに感激しました。注文を受けてから焙煎して、悪い豆を取り除いてすぐに出荷してくれます。ただここのコーヒーに慣れると、他のコーヒーが飲めなくなってしまいます。今気になっているのはウォータードリッパーという水出しコーヒーの器械です。


7.10

 今日は井上道義さん指揮のオーチャード定期と浦和の埼玉会館の演奏会の練習でした。プロは
コープランド/ビリー・ザ・キッド
ガーシュイン/ラプソディー・イン・ブルー
ショスタコーヴィッチ/交響曲第9番
です。ラプソディー・イン・ブルー以外はあまり弾かれない曲ですが、弾いても聴いても面白いです。弾くのは簡単ではありませんが..........今日は午前中にショスタコーヴィッチを、午後はコープランドを練習しました。明日は今日練習した2曲の他に、小曽根真さんのピアノとともにラプソディー・イン・ブルーを練習します。今回はともにマチネでオーチャード定期は15:30、浦和は14:00開演です。

 今月はこの後来週の金土日にN響の夏で東京、大阪、武雄温泉(佐賀県)に行きます。そしてその後月末に島田、大阪、松山という演奏旅行があります。(この旅行は降り番です。)


7.9

 昨日夜寝る時にTimeCapsuleへのバックアップを始めようと思ったのですが、うまくいかず結局あきらめました。そして夕方になって時間が出来た時にAppleCareセンターに電話して、対処法を教えてもらいやっとバックアップを始められました。今もこれを書いている裏でTimeMachineが稼働しています。今バックアップが3/4ほど終わった状態ですが、まだ少なくともあと1時間ちょっとかかりそうです。TimeMachineに余計な負荷をかけたくないので、今日はこれで終わりにします。最初のフルバックアップは中断せずに1回で完成させないといけないからです。


7.8

 昨日の夜からTimeMachineの様子がおかしく、TimeCapsuleはマウントするのですがTimeMachineはバックアップするディスクが見つからないというエラーメッセージを出してしまいます。さらに動いているアプリケーション、特にFinderが応答せずフリーズしたようになってしまいます。
 TimeCapsuleのアーカイブをとってから初期化して、アーカイブを元に戻してみたのですが途中でエラーが出てしまいます。どうやってもうまくいかないのでAppleに電話をして対処法を聞きました。原因は昨日の夜ダウンロードしてインストールしたウィルスソフトのようです。ウィルスソフトがTimeCapsuleをスキャンしない設定にしないといけないとの話でした。
 TimeMachineは単純なファイルのコピーではないそうなので、エラーを起こしている部分だけを削除してはいけないそうです。
 今までとったバックアップは使えそうにないので、TimeCapsuleを初期化してもう一度フルバックアップをとらないといけないようです。最初のフルバックアップはワイヤレスではなくEtherを使ってした方が良いとの事でした。今日寝る時にMacBook ProとTimeCapsuleをEtherでつないでフルバックアップをとります。今日はこの一件に付き合わされて2〜3時間無駄に使わされました。文明の利器はきちんと動いていれば快適ですが、何かトラブルがあるとそれを元に戻すのはとても大変です。


7.7

 わが家にある年代物のiBookが何をやっても風車が回るようになってしまいました。私のPowerbookと同時期に買った物で、今年の1月にハードディスクを交換したのですが、調子は最悪です。新しいMacBookになったら、すべてがガラッと変わるでしょう。
 私の常用のOSはやっとLeopardになりましたが、もうすでに次のSnow Leopardが取り沙汰されています。せっかく本体を新しくしても3年経てばまた替えなくてはいけなくなるのです。複雑な事をしなければ古い物でもそこそこに使えますが、問題は本体が月日とともに確実に劣化する事です。
 私がMacを始めたのは1990年ですが、漢字トークと言っていた頃は色々の裏技があって面白かったでした。OS Xになってからは昔のようにシステムに手を出す事は出来なくなり、ファイルの数は膨大に増えました。またインターフェースもガラッと変わってしまいました。昔は周辺機器を付けたりはずしたりする時は、シャットダウンしないといけませんでした。でも今では電源ONのままで周辺機器を取り替えられます。

 こういうディジタルの器械は新しい物ほど良いですが、オーディオや楽器は古い物の方が説得力があります。特に楽器についてはそれが顕著です。ヴァイオリンは1715〜1730年頃のStradivariusやGuarneriusの時代が最盛期で、未だにこの2人の作品が最高と評されています。弓もF.TourteやD.Peccatteが最高と言われています。後世の人がどんなに頑張ってもこれらの巨匠の作品を上回る事は出来ていません。今となってはこういう物は新たに作られる事はないので、とんでもない値段がついています。
 オーディオについても新しい300BよりWEの300Bの方が音に説得力があります。整流管も古いWEに替えると俄然音が活きてきます。とは言ってもこの年代物の管は今では手に入りませんが........

 新しい物と古い物を同時に扱う私としては、単純に新しい物ほど良いわけではないというこの現象はとても不思議です。ディジタル機器も使って面白かったのは2000年位までです。バージョンアップというと、次は何が出来るようになるのだろうとワクワクしたものでした。でも今はバージョンアップといっても、そんな機能誰が使うの?という感じしかしません。そうしてみると進歩って一体何なのでしょう。


7.6

 今日は河野さんのリサイタルの本番でした。とてもじっくりした曲ばかりで、とてもじっくりしんみりとした演奏会でした。ただ本番の時は色々中では問題がありました。
 実は今日黒服は持って行ったのですが、銀タイを持って行くのを忘れてしまいました。そこで隣の全日空インターコンチネンタルホテルに行ってネクタイを探したのですが、たかがネクタイ1本が18000円でした。またアークヒルズは食事もとても高いです。近くのセブンイレブンに行ったらなんと100円の白ネクタイを売っていました。実際には楽屋で隣にいたMさんにネクタイを借りました。

 いつもより遅く家を出たのですが、途中がほとんど渋滞していなかったのでとても順調にホールに着きました。駐車場に着く前にアメリカ大使館のあたりを抜けるのですが、とてもたくさんの警官が歩き回っていました。明日からサミットが始まったら一体どうなるのでしょう。

 サントリーホールの演奏会の時はいつもMacBook Proを持って行くのですが、今日はゲネプロと本番の間が2時間しかないので持って行きませんでした。もし持って行ったとしても実質的に使えるのはせいぜい30分位だからです。珍しくBookを持たずに行ったら、とても身軽で楽でした。


7.5

 今回のプロは聴いていると癒しの音楽なのでしょうが、弾く側から言うととても緊張を強いられて、とても癒しにはなりません。それにテンポが到る所でルバートするので、それにもアンテナを張っておかないといけません。明日はとても気疲れする演奏会になりそうです。またマチネーだという事もきつい部分です。というのは11:00から13:15までゲネプロで、そのあとお昼を食べて15:00から本番なので、ペースが作りにくいのです。
 実は今日カメラを持って行ったのですが、私の座っているところからはあまり良いアングルで撮れませんでした。明日はただでさえ荷物が多いので、カメラは持って行けません。残念ながら今回は写真なしになってしまいました。

 明日の会場はサントリーホールです。サントリーホールの時は行きは会社線の新橋で降りますが、帰りは飯倉で環状線の内回りに乗ります。以前は帰りも土橋から会社線に乗っていたのですが、新橋駅前は混雑するので今は飯倉を使っています。新橋まで下道を行くより大回りでも環状線を走る方が速いです。それにもし箱崎のあたりが大渋滞の時は湾岸線に逃げられるので飯倉で乗る方が融通が利くのです。(湾岸に出る場合は千鳥町で降りますが、そこから京葉道路の市川インターまでほとんど信号のない走りやすい裏道があります。)
 明後日からはサミットで道路も検問が多くて大変でしょう。明日の演奏会の後は月〜水までN響はお休みなので、サミットの影響を直接には受けないので助かります。


7.4

 今回の河野克典さんのリサイタルは沼尻竜典さんの指揮の下で弾いています。メインプロは「大地の歌」の告別ですが、午前中はほとんどこれに使いました。まだ練習が始まったばかりなので、全体の感じはまだつかめていませんが、とても内省的な出来上がりになりそうです。「子供の魔法の角笛」のあと、アダージェットをオケのみで弾き、それから「さすらう若人の歌」に移ります。他に適当な曲もないので仕方ないのですが、アダージェットは口直しにしてはいささか大曲です。

 練習のあと大崎のゲートシティの歯医者さんに行きました。以前他の歯科で直してもらったところが調子が悪いので、去年の秋から全部やり直してもらっています。私はどうも噛む力が強すぎるらしく、治したところが割れてしまうのです。最初の治療代と同じ位のお金がまたかかるのはいささかきついです。


7.3

 午前中にこの前MacBook Proを買った時にインストールしたソフトのCD-ROMを片付け始めたのですが、OSが新しくなった事によって使わなくなったCD-ROMが予想以上に多く、想像以上に時間を食われてしまいました。たとえば今わが家のMacは私のMacBook Proだけが10.5Leopardですが、それ以外の4台は10.4 Tigerを使っています。そこで10.3Panther関連のインストール用CD-ROMは必要ありません。という具合にいらないCD-ROMは思いの外に出てきます。

 明日からは日曜日の河野克典さんのバリトン・リサイタルのマーラー曲集の練習です。子供の魔法の角笛、交響曲第5番のアダージェット、さすらう若人の歌、大地の歌という作品群を弾きます。


7.2

 6月30日未明にN響のヴィオラプレーヤーで5月にご卒業なさり闘病を続けてこられた永野雄三さんが亡くなられました。今日はそのお通夜に行きました。(告別式は明日の予定です。)すでに卒業された皆さんもたくさんいらっしゃっていました。私も永野さんとよくご一緒させていただいた頃のことを思い出しました。永野さんは一度大病をされたのに奇跡のカムバックを果たされたので、今回もと思っていたのですが残念です。

 今日の会場は東久留米だったので、私の家から松戸を抜けて三郷南から外環に入るというコースをとりました。途中矢切のあたりに三郷南に抜ける新しいバイパスが出来ていました。市川から矢切までは渋滞していましたが、それ以外はとても順調に走れました。

 昨日のコンサートから8月終わりまで衣装が黒服に替わりました。燕尾服はこの間にクリーニング屋に行きます。燕尾服の時は靴はエナメルを履いていますが、黒服の時は普通の黒靴にしています。1年のうちほんの2ヶ月しか着ない黒服ですが、気楽なコンサートの時は黒服でするので私たちにとってとても大切な衣装です。(この前のサンバレー10周年記念コンサートも黒服で弾きました。)
 下に着るシャツは本当は長袖を着るべきなのでしょうが、私は暑い時は燕尾服の場合も半袖の白シャツを着ています。暑くて湿気のある真夏など、とても長袖を着る気にならないからです。


7.1

 今日から7月、今年も半分過ぎてしまいました。今日はMusic Tomorrowの本番でした。チケットがあまり出ていないという前評判通り、空席の目立つ残念なコンサートでした。こういうコンサートはものすごい経費がかかるのですから、出来るだけ多くの方に聴いて戴く場を作る工夫をもっとしなければいけないでしょう。膨大な経費に見合う成果を上げて初めて意味のあるイベントになると思うのですが、今日ステージに出た時に客席を見てはっきり言って調子が狂いました。もともとこの手の演奏会が黒字になるとは思いませんが、それにしても........という感じでした。

 ゲネプロが終わってお昼を食べてから、楽器屋さんに弦を買いに行きました。ユーロ高の影響もあり、弦の値段も高騰しています。今日は4セット買ったのですが、1セット15000円位かかります。なんといっても高いのはオリーブエンドのG線です。楽器屋さんで話が盛り上がってしまい、気がついたら4時前になってしまいました。そこでApple Storeに行く事はあきらめて、オペラシティに戻って昼寝しました。
 今日はMacBook Proは持って行ったのですが、E-Mobileを持って行くのを忘れてしまいました。ファイルをネットでダウンロートをしようと思っていたのに、空振りに終わりました。


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