栄子のひとりごと
  2006年7〜9月分

栄子先生へのメールはこちら


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昭義先生のひとりごともぜひご覧下さい。

生徒さんへの連絡のページを更新しました。(2006.9.10)重要な連絡があります。必ずごらん下さい。


9.20

 母の看病の為週半分は病院に泊まり込みの毎日です。連日生徒達にはレッスン変更やキャンセルで迷惑のかけっぱなしです。

 昨日は、母の状態が少し安定していたので、豊橋からいらした長谷川淳先生とご一緒にコンペやステップ、フィットペ ダルについてピティナ専務理事福田成康様とお話しさせていただきました。長谷川先生からは今後のコンペや ステップに向けてすぐにも改善されるべき点、じっくり時間をかけて改善されるべき問題点等、有意義なご提案がなされ、今後のピティナの発展に確実に繋がっていく事を予感出来る素晴らしい内容でした。
 フィットペダルに関しては私が短時間にセットする映像がPTNAホームページ専務理事日記に紹介されています。このように無駄なくセット出来れば問題ないのですが、ステージ上で時間のロスがあったりする事で運営の都合上「主催者側で一方的にセットします」という支部も出てくることになるのでしょう。
 でも毎日そばで見ている親御さんは必ずご自分のお子さんの状態をしっかり把 握できていて装着もプロです。ですから私は支部の方で全てお任せ下さいという場合でも、親御さんが希望した場合には例えば30〜40秒という制限付きで 許可をして戴きたいと思っています。


9.3

 活気に溢れたソルフェのレッスンです。佐々木先生の他に愛弟子のお2人が強力なアシスタントとしてレッスンを補佐して下さいます。底抜けに明るい楽しいレッスンの様子は言葉で書かなくてもこの写真から伝わりますね!!楽典、聴音、初見、歌全てに渡り完璧に訓練されていきます。


9.1

 いよいよ明日は佐々木邦雄先生をお迎えしての第2回目のソルフェージュ・グループレッスンの日です。佐々木邦雄先生には理恵子も芸高受験の前にお世話になっています。レッスンがスムーズに進み、全ての生徒に行き渡るようにキーボードを揃えたので、明日のレッスンがどのように展開され、どのように生徒達が反応し変わっていくかが大変楽しみです。普段から行き届いた地道な訓練が必要なのは何事も同じですが、特にソルフェージュはたとえ初めは苦手であってもこつこつと努力すれば相当の力がついてくるものです。佐々木先生も常に自分自身に負荷をかけチャレンジ精神旺盛であって欲しいと仰っていました。

 母の手術等で第1回目から間が開いてしまいましたが、これからも生徒一人ひとりの様子を見ながらじっくりと育てていきたいです。


8.30

 午後からオーディオ雑誌「アナログ」の取材があり、その前に皆さんでランチタイム。その間オケ、バイオリン、理恵子のCD等を聴き大いに盛り上がりました。大橋さんはこの日のためにわざわざ刈谷からみえたのですが、約3時間の取材に同席下さり、その後秋葉原に立ち寄られすぐにまた刈谷へとんぼ返りされました。睡眠時間は毎日ほぼ4時間とか。。。精力的かつ情熱的にオーディオの事を語られ、普段あまりそのあたりには関心がない私ですが、大橋さんのお話には共感する部分が多く、つい引込まれてしまいました。この雑誌は来月15日に発売の予定です。

 話しは変わって我が家には現在数台のピアノがありますが、それらをいつも良い状態に維持していくための縁の下の力持ち調律師さんが3名いらっしゃいます。コンサートやコンクールでも常に重要な関わりを持って下さいます。
 昨年ワルシャワで開かれたショパンコンクールでも調律師さん方にはどれだけ心配をかけお世話になったかわかりません。そんな調律師さんMPA(マスター・ピアノ・アーティザンの略、最高の技術と感性を身につけたコンサートチューナーという意味)の苦悩や国際コンクールでのハプニングなど興味深いお話のコーナー『コンサート調律師のひとりごと』があります。ショパンコンクールの時の理恵子のリハーサル風景や第3回には私までも・・・・是非ご覧下さい。


8.28

 早いもので朝夕は耳を澄ませば鈴虫の声も聞こえるほど涼しくなってきました。今朝は暫く全く手を付けられなかった庭の手入れ(草取りと花殻摘み)に時間をかけられました。3時間位夢中で頑張りましたが生え放題の草取りは時間がかかる割には、まだまだ完全ではありません。
いつも綺麗な状態をキープできる為にはやはり毎日ある程度の時間をかけないといけません。普段さぼっていて一気に後で取り返そうと思っても中々思うよ うには行かないものですね(T_T)。

全国大会表彰式とパーティーの様子を少しですがご紹介します。

 その後も、沢山の嬉しいメールを戴いています。中でも見事金賞を受賞された方はピティナのホームページでもその演奏を聴くことが出来ますが、美しく見事な音色でとても小さな子どもさんが演奏しているとは思えない様な素晴らしいものです。嬉しい事に新型フィットペダルで演奏して下さったそうです。ま たベスト賞を受賞された方は私がステップで書いた講評が大変励みになり、それまで落ち込む事が多かったそうですが毎日それを壁に貼って練習して下さったそうです。ステップなどでは講評書きにその数をこなすだけでも大変な事ですが、このようなメールを戴くと腱鞘炎寸前になりながらも一生懸命書いた甲斐 があります。  
 一方、生徒達は相変わらず元気一杯でどんどん次の課題を持ってくるので、疲れて元気を無くしている私の背中を押してくれます。こんな生徒達を見ているとまた頑張ろうという意欲が湧いてきます。やはり私の元気の基、原動力となっているのは可愛い生徒達の様です。


8.23

 3月から始まった今年のピティナの暑い夏も今日で幕を閉じました。参加された生徒さん先生方ピティナの皆様本当にお疲れさまでした。先程ホテルニューオータニでコンペティションのクライマックスである表彰式と祝賀会が開かれ、たった今帰宅しました。1977年以来今年で30回目を迎えたピティナコンペティション!!年を追うごとに大きく華やかになっていくピテ ィナですが今年は全国から38000名が参加したそうです。こんな大きな規模のコンクールですから全国決勝大会に残る事だけでも大変な事。その人数はたったの380名。まさに100人に1人が全国大会に出られるという狭き門です。全国に残る事も、またその中で入賞していく事も少しの努力だけで報いられるものではありません。本人のひた向きな努力、指導する先生の熱意、お家の方の並々ならぬご協力全てが上手く絡み合った時初めて素晴らしい結果となるのです。
 つい先程結果が出ましたが、入賞された方々おめでとうございます!!!惜し くも入賞できなかった方も、ここに出てこられなかった方も皆さん暑い夏、よく頑張りました。
  我が教室からC級で全国に残った生徒は入選という結果でしたが、夢にまで見たステージで演奏する事が出来、大満足の笑顔で次の目標を語ってくれた事が何より嬉しかったです。また新たな気持ちで頑張りましょうね。

 もう一つ嬉しかったのは今回フィットペダルを使って入賞した方が大勢いらした事です。新型フィットペダルでの快挙も数名から報告を受け、なかでも身長 125センチくらいの可愛いピアニストから踏みやすかった!!姿勢が良くなったと言ってもらい、飛び上がるほど嬉しかったです。日本中の方からその様に笑顔で報告してくださる事が私にとってはこの上ない喜びです。
 注文が殺到して製造が追いつかず、お待ち頂いていた新型がいよいよ月末には 発売出来そうです。自分の娘には残念ながらフィットペダルを使えず、中途半端な姿勢を何とか良くしようと電話帳を重ねて足台にし、ペダルに厚い消しゴムを挟んでガムテープで閉じペダルを踏ませていました。もう15年も前の話ですが、その時の辛い苦しみが今のフィットペダル誕生の基になっています。ひとりでも多くの方がこれによって理想的な素晴らしい姿勢で演奏して下さる事が私の願いです。

 今日は疲れてこれ以上は書けません、表彰式や楽しいパーティーの様子はまた後日写真と共にご紹介します。おやすみなさい!!


8.16

 昨日母が住んでいた白井のマンションから母が大切に育てていた植木を持ってきました。その一つ一つに母の愛情を感じ息がつまりそうでした。白井の母は手術後、横浜の姉の家にお世話になっています。

 もう固形物は一切食べられなく、受け付ける量もほんの僅かになってしまいました。でも昨日私達が持っていったスープや桃のジュースを嬉しそうに飲んで くれたのでほっとひと安心。楽に飲む事が出来、栄養のあるものを探してまた 持って行こうと昭義先生と話しています。

 早いもので母の手術からひと月半が経ちました。その間生徒達の予選本選と実に目まぐるしい日々の連続でした。正直言って今年は自分で課題曲をさらう時間が殆どありませんでした。その上レッスンのキャンセルや変更、ダブルブッキングの連続。。。。常に迷惑をかけっぱなしの最悪の状況の中、 生徒もお母様も誰一人文句も言わず一生懸命頑張ってくれました。とてもありがたい事で感謝の気持ちは言葉では言い尽くせません。母の事も心配で仕方ありませんが、明るく一生懸命な生徒達を見ていると今後は気持ちを切り替えて何とか頑張らなくてはいけません。コンクールを受けていない生徒のレッスンや暫く滞ってしま ったソルフェージュも来週から再開します。
 全国決勝大会に出場の生徒も張り切っています。どの生徒も次の目標に向って 歩みだしました!!元気でひた向きな生徒達と、また新たな気持ちで頑張ります!


8.9

 カワイ音楽振興会様より「理恵子の留学日記を公開しました。」との御連絡を頂きました。トップページよりお入り下さい。波乱万丈のはらはらドキドキ日記です。綺麗な景色なども見られますのでどうぞご覧下さい。


7.30

 昨日出かける前にたっぷりと水をあげ、元気になったお花をご覧下さい。

 日ごとに蕾の数も増え、次々咲くので今は満開となりました。このポーチュラカは簡単に増やせるのが特徴です。毎日涼しい内に挿し芽をするのが楽しみな日課となっています。今はお花屋さんに持ってきてもらった時より倍くらいに増えました。
 生徒さんで欲しい方は持っていって自宅でも増やしてみて下さいね。どんどん増えて次々咲きます。赤、黄、オレンジ、白、ピンク、ピンクマーブルと色の種類も豊富で観ているだけで癒されます。
 この日はせっかくたっぷりとお水を上げたのですが出かけた途端に降りだしました。

 みなとみらいへは昭義先生の車で送ってもらったのですが、日頃の疲れがうっ積していて車の中でぐっすり眠ってしまい気が付いたら会場の楽屋口に着いていました。

 さて嬉しい報告です!!カワイ音楽コンクール全国大会Bコースに出場の浅原由香さん(中1)が課題曲の三宅榛名さんの変奏ファンタジー(このコンクールの為の委嘱作品)とラヴェルのソナチネ第3楽章を演奏し、見事銀賞に輝きました。今年全国から予選会に出場したのは5700名、その中から地区本選を勝ち抜き全国大会に出たのは20名。ピアノと平行して管楽器も猛勉強中の浅原さん!!限界まで挑戦する頑張り屋なので、この結果が付いてきたのでしょう。これからも楽しく厳しく頑張っていこうね!! おめでとう!!

みなとみらい小ホール
素晴らしい響きでした

7.28

 先日の宝塚西ステップ代表の原谷様から写真が届きましたので、アップします。

素晴らしい演奏を披露された方の継続表彰 手際よくステップを進められた
宝塚西ステーションの皆さんと楽しい打ち上げ

 母の入院手術騒動で心ここにあらずという私の気持ちが反映し、今年は一回目予選落ちの生徒を複数出してしまいました。それから気持ちを切り替えて出来る限りのレッスンをし、結果的には14名受けて12名が本選に行く事になりました。(私の生徒は毎年8名前後しかコンペを受けません。)しかも一番遅い予選地区を通ったにも関わらず一番早い本選に出る生徒も数名いて、ほぼ2週間弱で本選曲を仕上げなくてはなりません。そんな中生徒の出来は全くというのに、わざわざ豊橋から長谷川先生にいらして頂き、素晴らしいレッスンをして頂きました。おかげさまで生徒達はやる気充分なのですが、何しろ本選まで秒読み状態ですから果してどうなる事やら。ただ弾くだけになってしまわないよう、少しでも余裕で弾けるよう最後まで諦めずに頑張って欲しいと思います。明日はカワイコンクール全国大会に向けて頑張っている生徒を聴きに横浜みなとみらいホールに出かけます。
  母の事やフィットペダルの事、その他雑用に追われ毎日ノートとにらめっこの日々が続いています。


7.17

 15、16と宝塚西ステップの審査を終え帰宅しました。15日は夕方から伊丹ホールで26名、16日は朝から宝塚のソリオホールで99名と二日間で125名の演奏を聴いてきました。ご一緒したのは横浜の笹山美由紀先生。当初は一日の予定が希望者が多く、急遽別のホールを借りての開催となったそうです その中の1/3はコンペ参加の方々でその内容は恐ろしくハイレベルで、中でも数名は確実に全国決勝大会上位入賞レベルだったのでもう驚き!!他にも弦とのアンサンブルやグランミューズなどもあり、感動的な二日間になりました。後で知って驚いた事に、この宝塚西ステップは今回が立ち上げの第一回目だそうです。そんな記念すべきステップにアドバイザーとして呼んでいただき、昭義先生とトークコンサートまでさせていただけたことに感謝の気持ちで一杯です。スタッフも有能な方がそろっていらしたようで、エネルギーの塊の石井なおみ先生や本部からはイギリス生活の長いバイリンガルの本田絵里子さんも応援に駆けつけて下さり、大いに盛り上がり大成功のステップとなりました。
 帰宅してすぐ書いていますが、これからすぐに今日夕方にコンペを控えた生徒やカワイ全国大会を月末に控えた生徒など夜までびっしりレッスンが待っています。 厳しい一日になりそう。


7.11

 ホームページすっかり更新が遅れてしまいました。今年は気が付いたらレッスンの量が例年の半分以下になっていました。いつもならレッスンに集中し念には念を入れて生徒をコンペに送り出すのですが、今年は一回通ってしまった生徒やある程度出来上がってきた生徒は本人に任せっきりにしていたら、数名から予選通過ならず!!の知らせが届いたのでした。確かに今年の予選のレベルは驚くほど上がってしまった事も原因のひとつですが、明らかに母の事が気になり気もそぞろな中途半端な私の気持ちが覿面に結果となって出てしまった今年の予選。あぁ〜2回目は確実に何とかしなくて は!!!生徒さんも1回目はダメでも絶対諦める事なく、これからの人も決して油断せず精一杯の努力をして臨んで下さいね。

 今週末はステップの審査と昭義先生とのデュオコンサートで大阪まで出かけてきます。母の事を考えて今年お引き受けしたコンペティションの審査は申し訳なかったのですが、全てお断りしてしまいました。でも今週末に控えたステップとその中での演奏だけはそのままさせて頂く事にしました。母の病状が気になり精神的に追い込まれていて辛い時なのですが、苦しい病と闘ってがんばっている母のためにも、精一杯のお勤めをしてこようと思っています。母もそれを望んでいるに違いないので。


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