栄子のひとりごと2005年9月分 

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昭義先生のひとりごともぜひご覧下さい。

生徒さんへの連絡のページを更新しました。(2005.11.1)重要な連絡があります。必ずごらん下さい。


9.18

 今日は出発前最後のレッスンを10時間ほぼ休み無く頑張りました。例によってリビングにたどり着いてホッとした途端約1時間にわたり気持ち良く居眠りしてしまったようです。昭義先生がアマチュアオケの指導に行って帰ってくるまで気が付かずにいました。今日も地元のちばコンクール本選会やショパンコン クール・イン・アジアなどコンクール出場者、年末年始に向けてのコンサート出場者などそれぞれの目標に向って少しも手の抜けないレッスンばかり。特に地元のコンクールは私の留守中に開催なので心配は尽きません。どうにか実力を発揮し自分らしい演奏を披露して欲しいと願うばかりです。
 いよいよ出発日も近づき、明日はやっと荷造りと昭義先生のお食事対策に専念しましょう。

 可愛い生徒達やスリッパやお花達をおいてひと月留守にするのは勇気のいる事です。とにかく明日は昭義先生の一月分のご飯をラップにくるんで冷凍させたり簡単にできる食材を揃えたり何とか困らないようにして行くつもりです。でも昭義先生無事にお食事作れるかなぁ・・・。今から3〜4年前私が忙しい時に腕によりをかけてスパゲッティを茹でてくれたのですが、なんと一袋ごと全部お鍋に入れてしまったため膨れ上がり今まで見たことも無い大量のスパゲッティが出来上がったのでした。それもホウレンソウスパゲッティ(恐)この時以来私も理恵子も暫くスパゲッティは見るもの食べるのもイヤ!!!でした。 こんな昭義先生ですから家事を全面的に任せることも実は不安です。とにかく元気に生きていてくれることを願うのみ・・・・。
 パソコン持って行きませんのでこれから暫くの間ホームページも更新できません。その様な訳で今月末の理恵子のスカパー放送も残念ながら見ることは出来ません。もしご覧頂ける方は25日午前9時からです。どうぞよろしく御願いい たします。
 無事帰国したらまた再開します。飛行機事故やテロがない事を祈って・・・では行ってきま〜〜〜す!!


9.16

 今日で最後の買い物だ!!と思っては買い忘れに気が付き今日も午前中買い物に走りました。その忘れ物の一つが香水のアトマイザー。普段ほとんど香水はつけないのですが、気に入っている一つだけはどうしてもワルシャワに持って行きたくて小さな詰め替え容器を買ってきたのですが、いざ入れてみようとしたら・・・・香水の瓶て開かないように なっているのですね。悲しい・・・・まさかこの瓶ごと持って行けないし。まあ香水はつけなくても生きて行けるので我慢しましょう。
 けさ金子先生からお電話が。先生も御忙しい中スケジュール調整されワルシャワに行かれるとか。 前回もそうでしたが今回は特に御世話になった先生方や知り合いの方が大勢行かれるので、とても楽しみです。とにかく出発まで疲れないように頑張ろう!!

 いつも理恵子のドレスを作って下さるMEMEさんのページにカザルスのリサイタ ルで着用したドレスがアップされています。どうぞご覧下さい。


9.14

 朝お花に水を上げながらよくみるとあちこちに可愛い蕾が・・・・あまりの忙しさに今年の夏はほとんどお花のお世話をしてあげられなかったのに、その間も一生懸命こうして咲いていてくれた事に感激!!!出発までに液肥と毛虫対策しなくては・・・。とうとう日本を発つまでに一週間を切ってしまい、それまでにしなければならないことが山積みなのにこういう時に限ってピアノが弾きたくなるので困ったものです。
午後からのレッスン開始まで、来年春に昭義先生と予定しているコンサートの曲を夢中で弾いていました。

 私たちは理恵子が生まれる前は年に何度もデュオ、トリオ、クインテットなど多くの室内楽のコンサートを開いていました。特に地元で人気のあった企画は、私たちのデュオです。曲を20曲くらい準備して一覧表にし、その中から当日その場でお客様からリクエスト頂いた物を数曲を弾くというものでした。ほとんどがよく知られた名曲ばかりなので全曲完璧に練習しておかなければならないし数が半端では無いので練習するのも必死でした。会場のお客様の楽しそうな様子が嬉しく、私たちにとってこの企画は大変やり甲斐のあるものでした。その後は子育てと生徒の指導が忙しくなってしまったため残念ながら演奏会を開く時間がほとんど無くなってしまいました。
 子育てが完全に終わった今生徒達の指導と共に、いつまでもステージの緊張感は忘れないでいたいからコンサートも出来る限り続けて行きたいと思っていま す。
 来年のコンサートはまた沢山のお客様に喜んで頂ける様考えています。


9.9

 今日は朝10時から社会人の方のレッスンから始まりソルフェージュ二組とレッスンで夕方まで頑張りました。本当はまだまだ夜9時までレッスンが続く予定でしたがあまりに疲れたのでその後のレッスン3名をキャンセルしました。自宅に戻りリビングのイスに座った途端意識朦朧となり2時間熟睡してしまったのでした。朝いらした社会人の方は、なんと高校生からピアノに目覚め始められた方でレッスンに持ってきている曲はショパンエチュード10-1、バラード4番、そこそこに弾いてしまうのには驚きです。しかもお仕事が忙しく弾きたくても時間がとれないので一日30分しか練習できないそうです。失礼な言い方 かもしれませんが『好きこそ物の上手なれ』とはこの様な方にあてはまるのでは・・・と思います。もしももう少し前から始めていたらどんなに凄くなっていたことでしょう。何事にも謙虚で一生懸命で子供たちとは違った意味で楽しみなレッスンです。

 さて年末のクリスマスコンサートで弾くアンサンブルが順番に決まってきて譜面を渡すとそれぞれに瞳を輝かせています。コンクールを受ける生徒はその余裕がないのでやらせるつもりは無かったのですが、意外にもやりたいやりたい !!!とせがまれてしまいました。なんと可愛い生徒達!!普段の自宅練習からステージまで孤独な独り舞台が多いので皆アンサンブルに憧れているようです。
 そういえば私も旦那様とけんかしていても合わせをしていると忘れてしまう事がありましたっけ!!!シマッタ!!と思っても後の祭り!!


9.8

 渡航準備と生徒の事と気になることが多く頭の痛い日が続きます。そんなことの疲れから体調を崩してしまいホームページも休みがちですが、今日はどうにか少し回復しました。ワルシャワ行きも迫ってきたので少しずつ準備を始めないと・・・。1ヶ月の滞在なので着替えや理恵子のドレスなど衣類が結構かさばるので先にEMSで送るつもりです。

 それにしても1ヶ月間生徒をおいて留守をする事は、勇気のいる事ですが、生徒にとっては先生がいない時に先生を頼らず自分だけでどれくらいできるのか試す良い機会だとも思っています。でも全く任せてしまうことは危険なので今週は生徒達に私の留守中、どんな練習をするかをしっかり伝えておかなければなりません。所詮は人間は目標がなければ楽な方へと流れてしまうのですから、いつまでに何をどれくらい弾けるようにする!!としっかりした目標を立て、たとえ私が不在でも頑張ってやれるだけやって欲しいと願っています。


9.4

 昨夜窓を開けたらり〜〜〜んと鈴虫の声が・・・いよいよ秋の訪れですね。

今日も11時から夕方までびっしりレッスン頑張りました。今年はじめてコンクールに参加した幼稚園の生徒は4ヶ月間同じ曲を弾き続け、コンクール最中は飽きてしまい集中出来ませんでしたが、一段落してからは落ちついた練習でバスティンの教則本を丸々1冊練習してきて驚きました。コンクール前よりずっと集中して私の話を聞けるようになり、指先も気持ちもしっかり安定してきて、やはりコンクール効果って凄いなあと思います。この生徒に限らず他のほとんどの生徒も読譜力、感じ方、気力等が一回りも二回りも大きくなっていて頼もしい限りです。

 今年もまた年末には恒例のクリスマスコンサートを御木本ホールで予定しています。そこではソロの他に連弾やバイオリンとの合奏も計画中です。休憩タイムには普段顔を合わすことの少ない生徒やご家族とケーキを頂きながら交流します。生徒の中にはこれが一番楽しみだという子もいます。(実は栄子先生も・・・?!)
 この日、出来れば私も今、はまっているブラームスのソナタ2番を昭義先生と弾きたいと思っていますが中々練習時間を確保するのが大変なのでどうなるかは未定です。学生時代はあまり感心の無かったブラームスが今は弾きたくてたまらないのですから不思議なものですね。

 コンクールに参加した生徒は年末年始にかけて計画されている地元の受賞者コンサートの曲も決まり、全員が新たな目標に向かって歩み始めました。頑張る生徒たちを見ていると自然に勇気とファイトが湧いてきます。

 生徒の譜読みをつき合っていていつも思うことですが、始めの1週間から2週間はとにかくゆっくりと丁寧に、書いてあることを徹底的に正確に弾く事に専念して欲しいと思います。今私の生徒達はショパン、リスト、ドビュッシー・・・・etc.かなりの難曲をそれぞれに抱え、必死で頑張っています。その頑張り方は大きく2種類に分けられます。
 まずその1番目の例です。初めのレッスンからかなりのテンポで弾き飛ばして来る生徒は、結局はいい加減な譜読みなのでまちがえなおしに時間をとられ中々充実したレッスンに入って行く事が出来ません。私はこのレッスンが本当に辛くいやです。なぜならレッスンの間中『そこが違う、あそこも違うここも違う!!!』とそればかり言っていなくてはならないから。生徒も褒められるのはよくても注意ばかりされていたのではやる気を失ってしまいます。一度いい加減に覚えてしまったものを直して正しいものを教える労力は、極力避けたいです。
 それに対し第2番目の例は、正確に弾きたいと言う意識が細部に行き届いていて決して速く弾いてこない生徒です。最初は時間がかかり一見大変そうな事をしているように見えるのですが、間違ったことをしていない分、直すことに時間をとられないのでここを乗り切ると毎回のレッスンで見違えるほどに成長出来ます。こうなれば本人も教える方も楽しく仕上がりも早く成長間違えなしと言うことが出来ます。

 私はこれを書きながら理恵子が小さい時からやっていた練習を思い出しました。小さい頃から正確に弾く癖がついているので初めは驚くほどゆっくり丁寧です。小学高学年になり、ひとりで譜読みできるようになってきた頃、これは一体どういう曲なのだろう??と思わせるほどのゆっくり練習が始まります。指遣い・音・強弱は勿論アーティキュレイション・フレージングに至るまでありとあらゆることに神経を使いながらゆっくりと練習は進みます。・・・・本当に弾けるようになるのだろうか??所詮はこんな曲無理だったんじゃないかな??等と内心心配している内に3日目くらいからだんだん曲らしくなってきて、1週間後にはかなり正確に弾けるまでに成長します。こうなると2週間後には暗譜でレッスンに持って行く事も可能になります。初めは無駄なことをせず一歩一歩正確に進んで行くことが大切ですね!!初めの一歩!!が上達のカギを握っています!!!


9.2

 白井の母のマンションから見える木に鳩が巣作りし二つ卵を産みそれが無事孵りました。二羽の鳩の赤ちゃんはおかあさんが餌を運んで来てくれるのをじっと待ち大きな口を開けてその餌を毎日食べてあっという間に大きくなってきたそうです。母は毎日その様子を観察し一部始終を私に報告してくれます。おかあさん鳩が餌を探しに遠くまで行ってしまうと子供たちはその帰りを今か今かと首を持ち上げて待っているそうです。

2羽の赤ちゃん鳩をおなかで温める
キジバトのお母さん

 ワルシャワへ出発まであと少し。。。生徒達は皆異様なほどに頑張っていてこんな生徒達をおいてあと少しでワルシャワに発たなければならないのが申し訳なく、可哀想・・何か生徒達がこの鳩のように思えてしまい複雑な心境です。そういえばすっかり忘れていましたが栄子先生も一応はおかあさんでした!!!ワルシャワで頑張っている鳩ちゃんにもこの時だけはご飯を作ってあげなければならないのでひと月は長いけれど必ず帰ってきますから待っていて下さい!!!


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