栄子のひとりごと2004年8月分

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昭義先生のひとりごともぜひご覧下さい。

生徒さんへの連絡のページを更新しました。ぜひごらん下さい。


8.31

 今日は先日のピティナコンペティションで全国大会で入賞出来た生徒達が親子で揃って挨拶にきてくれました。毎年恐ろしいほどレヴェルが上がってしまうピティナだけに、今年私の生徒のほとんどは予選を通るのも一苦労でした。一つの予選が終わる度に生徒が運んでくれたビデオを見たりMDを聴きその度に大きなため息をついていたことを思い出します。それほど一つ一つ予選を通過し本選をくぐり抜け最終的に全国に行くということは大変な事です。たとえ実力があったとしてもなかなか実現出来ることではありません。ましてやその中で金銀銅を獲得することは太平洋の中に落としたピアスを見つけるくらい至難の業ではないでしょうか・・・。またコンクールの成績と言うのはほんの少しのこと【本番での演奏番号(演奏順)、テンポ設定、身体のコンディションなど】で結果が、がらっと変わってしまうものでもあります。毎年のことですが実力がありながら残念な結果に終わってしまった人も大勢います。もともとコンクールは水物、結果が良ければ喜べば良いし、悪ければさっさと忘れて次に挑戦すれば良いのです。今日来てくれた私の生徒達も今回「時の運?!」かもしれませんがとにかく全国に残れて賞まで戴けたことはこの夏の素晴らしく嬉しい出来事でした。そして忘れてはならないの が影で毎日子供たちを支えてこられたおかあさま方の御苦労です。日々あたたかく見守って下さる愛情なしには子どもの成長は考えられません。決勝に残った生徒だけではなく全ての生徒の御家族皆さまにこの場をお借りしてお礼を申し上げたいです。本当にありがとうございました!!!さらに嬉しいのは教室の生徒達が皆自分のことのようにこの二人のことを喜んでくれたこと。間近にこうして頑張っている仲間の様子を見ることはやはり大きな励みになるのでしょう。次の目標に向かってスタートを始めた生徒一人ひとりの目がやる気に満ちていて教室全体にますます活気が出てきました。

一緒に頑張って下さったお母様と 小さくてきらきらするものが大好きな栄子先生にまたまた素敵なプレゼント頂いちゃいました!!!

 今日は都内に住む高齢の伯母のお誕生日でした。94歳になります。2年前糖尿病の後遺症で足を一本ひざから下を切断しました。でも今は松葉杖を使いとても元気にしています。忙しさについお見舞いにも行ってあげておらず今日久々に電話をしたら感激で涙されてしまいました。この伯母以外にも周りには高齢の叔父、叔母が何人かいて皆何かの病気で寂しい辛い思いをしている人ばかり・・・お見舞いに行ってあげたい気持ちで焦ります。レッスンに追われる毎日ですがどうにか近々都合をつけて行きたいと思っています。


8.30

 生徒達は新しい課題をもらってそれぞれ嬉しそうに頑張っています。私もこの2週間は出来るかぎり譜読みを手伝うつもりなので、スケジュールのほとんどがすでに埋まってしまいました。特に一人ひとりに合った指遣いを考えるだけでも大変な作業です。私の生徒達はまだ任せておくと間違いだらけの譜読みをしてくるので、結局はできる限り手伝う方が時間のロスが無いのです。放っておいても完ぺきな譜読みをしてくるようになるには、まだ程遠い気がしています。早くそうなって欲しいな。秋にはまた新しい生徒も何名か増えるので、気を引き締めて頑張りま〜す!


8.28

 今日は久々のソルフェージュレッスンでした。朝10時からピアノのレッスンとソルフェージュの連続で6時まで8時間ぶっ続けで頑張りました。でも生徒は皆レッスンをとても楽しみにしてきてくれるので生徒の顔を見ていると疲れも吹き飛ぶようです。今日は新しい玄関が出来てから初めてのソルフェージュでした。生徒が入ってくるたびに嬉しそうに喚声を上げてくれるのでそんな様子を見ていると、こちらまで嬉しくなります。沢山の靴をおいておけるので本当に助かります。リフォームして良かった!!!今日から私の教え子が生徒の楽典を担当してくれるようになったので大助かり。責任感がありまじめなので生徒にとっても、頼り甲斐のある良い先生になってくれることでしょう。

 楽員の家族には毎回の定期公演の招待状を頂いていますが、あまりに忙しくて行く時間がなく、そのほとんどを無駄にしているような気がします。でも明日はいよいよほぼ1年ぶりにN響のコンサートを聴きに行けることになりました。先日テーブルの上に台本があったので何気なく見ていたら明日のコンサートのものでした。司会者とゲストのやり取りが一部始終事細かに書いてあるものでした。ぱらぱらと繰って見てみると普段の堅苦しいコンサートとは少し様子が違ってなかなか面白い企画のようです。服装も燕尾服ではなくTシャツとジーンズのようなラフな格好で演奏するらしくどんなことになるのかとても楽しみ。明日は午前中から3人レッスンしてその後コンサートに出かける予定です。居眠りしないように今日は早く休みます!!


8.27

 ワルシャワの理恵子からつい先程、9月25日のリサイタルに先立ちご挨拶文が届きましたのでここにご紹介いたします。

 いかがお過ごしでいらっしゃいますか。
 昨年10月からの留学生活がもうすぐ1年を迎えようとしております。ポーランドではピアノの他にポーランド語、英語、ドイツ語を勉強し充実した生活を送っています。この度、節目として一時帰国し、リサイタルをカワイ音楽企画様の主催で開いて頂けることになりました。
 今回のプログラム最後のパデレフスキのソナタは演奏時間約40分の大作です。日本ではもちろんのこと、ポーランドでさえもほとんど演奏されておりません。この曲を先日ポーランドでのリサイタルで演奏いたしました際、光栄にも称賛をいただきまして、ポーランド国営ラジオで放送される予定になりました。今後もますます多くの経験をし、学んで参りたいと思います。
 エヴァ・ポブウォツカ先生(ワルシャワで行われる2005年第15回ショパン国際コンクール審査員)の下で日々研鑽を積んでおります私の成長過程を、お聴き頂ければ幸いでございます。

 プログラムは以下の通りです。
ショパン/ノクターン 変ホ長調 Op.55-2
     4つのマズルカ Op.24
    スケルツォ第1番 ロ短調 Op.20
リスト/ハンガリー狂詩曲第6番 変ニ長調
パデレフスキ/メロディー 変ト長調 Op.16-2
       ソナタ 変ホ短調 Op.21


8.26

 おとといの表彰式とパーティーの様子をやっとアップしました。ごらん下さい。

 昨日は久しぶりにゆっくりと過ごせました。朝庭に出てみると、コンクール中には全く気づかなかった草が生え放題になっていてびっくり!!夢中で採っていたらすぐに3時間が経っていました。そしてゆっくりお花を眺めていると心がなごみ、次に向けて頑張る意欲が湧いてきます。コンクール中はほとんど家の掃除もさぼっていたので、家の中はごみ箱状態です。今日は家じゅうの大掃除も頑張りました。スリッパは隅の方が好きなのでとくに掃除のしてない所にわざわざ入ってホコリッパになってきます。スリッパのためにも掃除は毎日しなければと思いつつも、なかなか厳しい現実です。救いは私の旦那様は家の中が汚くても何の文句も言わないことです。なぜなら散らかす本人ですから。

 熱い暑い夏も終わりました。人間何かに向かって夢中になれるということは本当に幸せなことです。コンクールというとどうしても華やかな活躍に目が行きがちです。勿論負けるよりは勝った方が嬉しいに決まっていますが、所詮は自分との戦いなのですから。今年惜しくも本選に残れなかった生徒たちも、その頑張りには心打たれるものがありました。
 こんな曲弾けるだろうか?と半信半疑で譜読みから始め、予選までの努力と驚くばかりの成長振りはしっかりと栄子先生の頭に一つ一つ刻まれています。そしてその努力は必ず何かの形で反映されるものです。どの生徒も一人残らず大切にして育てて行きたいです。

 秋には(・・・と言ってももうすぐですが)各種コンクール、演奏会、勉強会etc.が控えているので、その課題決めや生徒の顔や能力を思い浮かべて色々弾いてみたりしていたら一日もあっという間に暮れてしまいました。いよいよ生徒達はそれぞれ次の目標に向かってスタートです。例えそれがどんなに小さな事であっても何かに向かってきらきらと輝いていて欲しい・・・それが願いです。 

 またまた体重が減ってしまいました。食欲の秋に期待して・・・・


8.24

 たった今表彰式と盛大なパーティーから帰ってきました。朝の肌寒い曇り空から一転して午後からは蒸し暑く会場である帝国ホテルも若さと熱気で溢れ返っていました。さてさて私の可愛い生徒達は嬉しいことに、二人揃ってベスト賞を受賞出来ました。こんなハイレヴェルな戦いの中での受賞だけにただただ驚くばかり。特にD級では信じがたい激戦の中、上位12名の中に入れて頂くことが出来まるで夢のようです。ご一緒に熱いご指導を頂きました長谷川淳先生に感謝の気持ちで一杯です。先生ありがとうございました。長谷川先生は今回金 賞、銀賞、銅賞ベスト賞と複数の受賞者を出され、もう驚きと感激で言葉を失ってしまいそうです。詳しくは先生のホームページをご覧下さい。先生は生徒と共に体力の限界までベストを尽くされ、最後の最後まで生徒を信じ愛し、その結果がこの大勢の生徒さんの受賞という形で表れました。私も生徒達もこんな素晴らしい先生の下で勉強出来る喜びを今日はひしひしとかみしめ、またますます頑張る意欲が湧いてきました!!(でも先生、少しは身体を休めてゆっくりされて下さいね!!)

 今回の特徴は毎年のことですが、特に飛び級の方の上位入賞でしょう。D級は金が小学5年生、銀と銅が小学3年生です。驚いたことにJr.G級も小学3年生が金でした。一見華やかに見える小学生の天才振りの影には相当な努力が隠されていることでしょう。心から拍手を送リたいと思います。そして今後これをステップに素晴らしい成長を期待しています!!

 表彰式後のパーティーでは思いがけず沢山の方からサインを求められ当惑しました。ほとんどがホームページをご覧の方やフィットペダルのお陰で全国に来られたとおっしゃる方々でした。ほんのちょっとスター気取りでサインしちゃいました!!!今年はB級、C級、D級の金賞受賞者がフィットペダル使用だった様で考案者としては最高の喜びです。インターネットの影響の大きさをあらためて感じています。嬉しかったもう一つは尊敬する山田先生や、國谷先生から9月25日の理恵子のリサイタルを聴きに行きたいとおっしゃっていただいた事です。山田先生は深いお悲しみからやっとお元気が出てこられたようです。國谷先生は今やトークコ ンサートで日本中を回られていらっしゃる超人気ピアニストです。全く贅沢な話ですが、いつも理恵子のリサイタルではインタビューなどをして下さっています。ステージ上では國谷先生と話し好きの理恵子がまるで漫才コンビのような会話で盛り上がってしまうのですから不思議ですね!!!そろそろチケットの方も残り少なくなってきました。いつも大勢の方に聴いて頂けて幸せな理恵子です。ありがとうございます!!!

 表彰式の写真を沢山撮ってきました。後ほどアップします。今日は疲れたのでここまでが限界です。お休みなさい。

D級金賞の佐藤元洋君(小5)

佐藤君の先生長谷川先生と右は國谷先生
立石実桜さん(小1 A1級ベスト賞)と
工藤麻梨乃さん(小5 D級ベスト賞)

JG級金賞の小林さん(小3)を囲んで 福田成康専務理事とともに
金子先生とともに。
実桜ちゃんの隣は未来ちゃん。
まさに帰ろうとした時、播本先生に声をかけていただきました。いつも理恵子の事をお気にかけて下さいます。左は山田先生。

8.23

 22日は決勝大会D級の審査をしてきました。ご一緒の先生方はどなたも著名でご立派な先生方ばかり。なので朝から緊張気味の栄子先生でした。各本選を1位でくぐりぬけてきた32名の演奏は、出てくる方すべてが完成された演奏で甲乙つけ難いものばかり。すべての方がある水準まで行っているので、まるでコンサート会場にいる感覚で聴かせて頂きました。正直点数をつけるの大変難しかったです。ましてやこんなハイレヴェルな中で賞を獲得するのは並大抵な事ではありません。しかもD級からは金銀銅各一人ずつとは・・・・D級は上限が中学2年生までですが、何と小学3年生がお二人いらっしゃり中学生と並んで勝負しても引けを取らないのですから凄いですよね!!午前10時から午後8時まで一気に聴き入ってしまいました。この結果は明日の表彰式までお待ち下さい。
 今日は生徒が参加しているA1級を聴きその後JG級を聴いてきました。ここでも驚きの連続。やはり小学3年生がいました!!!もうショックで眠れそうにありません。この小学生さんは一体どのような教育を受けていらっしゃるのでしょう。目をつむって聴いているととても小学生の演奏とは思えません。力強く時には信じられないほど繊細で、テクニックも音楽性も全く子供っぽさがないのには驚きです。私は最後の7名を聴きましたが、ほとんど名も知られていない中学生の演奏に心打たれ帰ってきました。彼はいったい何者なのでしょうか・・・?!もしかするととても有名人なのかな?ほとんど世の中の事情に詳しくないので、知らないのは私だけだったりして・・・

 明日はいよいよ帝国ホテルでの表彰式です。また楽しい写真沢山とってきますのでどうぞお楽しみに!!!


8.20

 明日からいよいよ全国決勝大会の開幕。どの級にも興味があり全て聴きに行きたい心境です。今年のピティナは異常なほどレヴェルが高くそこをくぐり抜けた全国から選りすぐりの演奏を見逃す訳にはいきません。特にJG級は昨年聴きかなりショッキングだったので今年もまた刺激を受けたいと思っています。幸いなことにどの会場も自宅からほとんど30分から50分ほどで行けるので私の生徒達もそれぞれに自分の受けた級や目指す級の演奏を聴きに行くようです。。

でもその前にしなければならない事が・・・決勝に残った生徒のレッスンあと一頑張りしま〜す!!!


8.19

 昨日は豊橋まで長谷川先生のレッスンを受けに行ってきました。前回本選前に豊橋に行った時はひと夏に1度くらい生徒達と新幹線に乗るのも良い思い出、と思っていました。その後まさかすぐにもう一度生徒を連れて豊橋に足を運ぶ事になろうとは想像もしていませんでした。長谷川先生のレッスンの魅力に引かれてついにまた決勝の二人を連れて行ってしまいました。その内容の素晴らしさはとても簡単には説明出来ないほど中身の濃いものです。大勢の生徒さんを全国決勝大会に導かれ、この限られた時間の中で最大限、最高のレッスンをして下さり感謝の気持ちで一杯です。
 さあ!あと数日・・・生徒達がどれくらい頑張ってくれるでしょうか。勿論不安もありますが生徒達がひのき舞台に上がれる楽しみの方が大きいです。

 今日は朝からインターフォンとセキュリティのことで業者さんが1階から3階まで家じゅうを走り回っているので何か落ち着きません。その間スリッパは可哀想に怖がって一番奥の部屋の隅に入ったきりです。落ち着いて生活出来る日を毎日待ちわびています。


8.17
本棚を片づけようとして部屋の隅に
積み上げてあったエッセが・・・・
ハイ、ぼくの仕業です。

8.16

 ドゥシニキ国際ショパンフェティバルに行っていた理恵子から10日間振りに電話をもらいました。沢山のコンサートやマスタークラスなど素晴らしい経験が出来たようです。第一日目にはこちらが真夜中とわかっていても大変な興奮状態でゲストの福間洸太朗さんのリサイタルの様子を熱く語ってくれるなど、音楽祭を満喫している様子。勿論恩師であるエヴァ・ポブウォツカ先生のリサイタルもあったそうです。(そう言えばエヴァ先生はもうすぐ開催されるショパンコンクールインアジアの審査員として来日されます!!。)学ぶ事が多い中 しっかりと出演者の方や仲間の学生さん達とも楽しい交流の時間もあるようです。中でも驚いたのは理恵子があのコブリンとビリヤードをした話や、浜松国際コンクール2位のブレハッチが素晴らしい演奏からは想像も出来ないほど日常では可愛らしい少年である事など電話口の向こうで話は尽きませんでした。カードでかけているらしくそれが無くなってしまっても「まだまだ話したいから今度はそちらからかけて!!!」と言い出す始末。嬉しかったのは私の生徒達がコンクールでそれぞれに活躍している事をまるで自分のことのように喜んでくれた事です。あ〜あまた長電話してしまいました・・・


8.14

 やはり生徒達の本選に向けてのレッスンや本選審査等このところずっと緊張の連続だったので寝不足と疲れが限界を越していたようです。レッスンの後ほんの少し休むつもりが3時間も爆睡してしまいました。爆睡からお目覚め後は京都で審査した方から思いがけず沢山の嬉しいメールを頂いていたのでお返事メールタイムでした。久しぶりにゆっくりとした時間を持つ事が出来幸せなひととき!。でもこのゆとりも今日だけ・・・。まさか全国に出場する生徒のレッスンをするとは思ってもいなかったので(しかも二人も!!)コンクールに出場しなかった生徒のレッスンで埋まっていたスケジュールをまたまた調整し直したり秋のコンクールやコンサートに向けての準備・・・等次から次と課題は押し寄せてきます。今年は決勝大会の審査もあるのでまだまだ暫くは緊張の日々は続きます。大量のサプリメントと栄養ドリンクで無理矢理シャキッ!!とさせ明日からのかわいい生徒達のレッスン頑張りま〜〜す!!

 京都から帰ってきたら玄関のドアが新しくなりあまりにも変わってしまっていたので自分の家と言う気がしませんでした。8月末にはやっと完成するので滞っていたソルフェージュレッスンが再開出来ます。新しい玄関は前の時のほぼ倍以上の大きさになったのでソルフェージュの時に一気に沢山の生徒が来てももう大丈夫。生徒達の嬉しそうな顔を早く見てみたいです!!


8.13

 二日間で276名の審査を終え午後京都の審査から帰ってきました。一日目は会場につくや否や黙々と講評用紙にサインをしデュオを朝から100組近く聴き午後からはB級のみの審査が夜まで続きました。10分の休憩時間には点数の確認、賞状へのサイン、各級の終わりには審査会議・・・・全くトイレに行く暇も無い有り様。二日目は一日目に賞状へのサインが終わっていたのでかなり楽でしたがそれでもD級,A2,A1級,C級と聴きやはり朝9時から夜9時まで12時間大変な思いで審査してきました。出場人数もかなり多くこんな大変な審査は久々でした。

 でもどんなに疲れたと言っても審査中は勿論演奏する本人達は皆この日に向けて必死なので疲れたなんて言っている場合ではありません。常に気持ちをリフレッシュさせ一人ひとりに限られた数分でできる限りのアドバイスを書き続けました。全てが終わり気が付いた時は全神経の疲れがピークに達していて放心状態です。朝お会いした時とは人相が変わってしまうほど目が腫上っている先生もいらっしゃいました。私もその一人。

 さてその演奏はといえば・・・こんなに沢山のデュオの審査をしたのは初めてでしたが、どれも皆楽しそうではつらつとしていてデュオの魅力を改めて再確認しました。今の私には時間がなくてとてもデュオまで手が回りませんが、近い内に是非実現したい課題です。ソロ部門はどの級も素晴らしい演奏が多く、思わず審査を忘れて聴き入ってしまうものも沢山ありました。それなのに全国に行けるのはその内のごくごく僅かですから、審査会議では心を鬼にして決めるしかないので辛いものがあります。今回フィットペダル使用者の方をA1からDまで それぞれの級に多く見かけました。またうれしいことに全国に行ったほどんどの方がフィットペダルによって自然な姿勢を維持出来、それによって音色にも無理が無く素晴らしい音色を奏でていたのです。フィットペダルを作って本当に良かったと実感出来ました!!!!

 この日は生徒達の最後のコンペの日でもありました。審査中に結果メールが入っているのは充分承知していたのですが怖くて見られなかったのです。
 審査が終わってそっと一人メールを見ましたが手が震えてなかなか確認出来ないのですから困ったものです。勇気を出してみてみると驚いた事に二人の生徒から全国行き決定のメールが届いていたのです。しかもD級の生徒はその日の全級の中の最高点を頂き総合一位だったそうです。行きの新幹線の中や当日の朝まで生徒達の演奏が気になりメールで連絡をとり直前までじたばたしてしまいましたが本当によく健闘してくれました!!本人の努力は勿論、かげで毎日支えて下さったご家族にも感謝の気持ちで一杯です。そしてなにより長谷川先生の素晴らしいご指導が今回の夢のような結果となって表れました。先生本当にありがとうございます!!!「生徒を信じ最後まで生徒達と頑張ってください!!」と言う長谷川先生の言葉が今も耳に残っています。

 惜しくも全国にいけなかった生徒達もよく頑張って皆何かの賞には入ってくれました。今年はどの地区も信じられないほどレベルが上がっていたので本選にいけなかった生徒も良い経験が出来ました。


8.9

 明日本選に向けて最後のレッスンをしてから、夕方関西方面に審査に出かけます。本選も半分終わり生徒達は今のところそれぞれに優秀賞や優良賞を戴き2回目の本選に向けて頑張っています。惜しくも次点で全国を逃してしまった生徒、思うように弾けなかったのに思いがけず優良賞を戴けた生徒など様々です。どちらにしても毎年全国の壁は厚くなるばかりです。今年は家のリフォームと同時進行なので何かと気ぜわしく毎日があっという間に終わってしまいます。早くゆとりのある生活がしたいな・・・

身体にいいものにはすぐ飛びつきます。
今はこのブルーベリーの酢と牛乳で作る
ヨーグルトに夢中です!!!


8.7

 家のリフォームがやっと軌道に乗ってきました。完成は6月の予定でしたが2ヶ月も遅れて8月の終わりになってしまいます。この所コンクールのレッスンや結果報告などで頭の痛い日々が続いています。いい報告ばかりではないのでストレスたまりっぱなしです。ほんの少し休みたい心境・・・・。
  そうでした!!!まだ本選が始まったばかりというのに弱音をはいている場合ではありませんでした!!!生徒達は皆張り切っているし、精一杯の事をして悔いのないようもう一頑張りしなくては!!それにこの夏、コンクールを受けていない生徒達はすでに秋のショパンコンクールの準備を始めています。全ての生徒の意欲には頭が下がります。ありがたいスズメバチウォーターで無理矢理元気を付けて頑張りま〜す!!

 私にとって毎朝のお花の手入れをしている時が大きなストレス発散です。お花を眺めている時は本当に幸せ!!

もうほとんど諦めて捨てようと思っていた
金魚草が急に蕾をつけ満開になりました
小さな鉢は全て挿し芽で増えました
 
増え過ぎて足の踏み場も無くなってしまいました  

8.5

 今日は生徒達を連れて豊橋の長谷川先生の所まで行ってきました。本選出場者5名の内5名ともに先生のレッスンを受けさせたかったのですが、2名はどうしても都合がつけられず今回は断念・・・。結局3名を連れて朝8時半に家を出てお昼過ぎに先生のホールに到着。先生が昼食を済ませていらっしゃる間、一人5分くらいでしたが練習させて頂いた音を聴き焦ってしまいました。普段自宅のレッスン室での聴こえ方とまるで違うのです。あまりの恥ずかしさに慌てて調整しようにも時間も無く結局ここでじたばたしてみても仕方ない・・・と観念し・・・そこへ先生が日頃のお疲れのご様子は一つも出されず、にこにこと入っていらしてレッスン開始。まずは3人通して演奏。次から次と的確な指示が飛びあっという間に生徒達の演奏が変化して行く様に呆気にとられながらも必死でメモし、またたく内に3時間が経過。何という充実感!!!これだけの中身の濃いレッスンを今後限られた日程の中でどれだけ消化し本選に持って行けるかが大問題ではありますが、生徒達がどれだけ健闘してくれるか大変楽しみでもあります。帰りの新幹線の中では3人ともやる気充分の笑顔で朝からの遠出にもかかわらず全く疲れた様子も無く「また行きたい!!!」と言ったのには驚きました。でも本当は結果より何より、この素晴らしい体験が出来ただけでも生徒にとっては大きな喜びなのです。
 長谷川先生、お忙しい中貴重な時間を割いていただきありがとうございました。

帰ってきたらこのような姿で
お母様を待っていました

8.3

 本選が近づきこんなトラブルを耳にしました。普段ご家庭で何の問題もなくスムーズにフィットペダルと、ボードをご使用の方が本番に臨んだ時の事です。親がステージに上がる事を禁止されている地区でフィットペダルを初めて触ったという方にセットしてもらい、無理矢理ネジを回したため壊されてしまった。あるいは慣れない人がセットしたためなかなかセット出来ず時間ばかりかかった。せっかく頑張ってもこんな事では私もフィットペダルを開発した意味がありません。くれぐれも普段触った事がない方や慣れていない方のセッティングは避けて頂き慣れている方がセットをされることをお願いしたいと思います。

生徒さんのお宅に咲いていた ブルーセージを
分けていただきました
ポーチュラカもいよいよ満開
挿し芽でどんどん増えるのです
時々スリッパの目はエメラルド、
元野良猫ちゃんも高級猫に変身!・・?

8.1

 受賞者記念演奏会からたった今帰ってきました。生徒二人は落ち着いてよく音を聴いて演奏してくれたのでほっと一安心。笑顔で堂々とお辞儀してくれた事も最高に嬉しい出来事。少し残念だったのはホールの残響はほとんどなく、ステージにかけられたカーテンが音を全て吸い取ってしまうという状況の中、最初から最後の出演者まで結局どんなに頑張ってもほとんど響かないという可哀想な状態だったことです。今日のコンサートに向けてひたすら頑張ってきた子供たちなのでもう少しだけ気持ち良く弾かせてあげたかったな・・・と少し心残りではあります。でもこのようなめったに経験出来ない大舞台に上がれた事だけでも今後の大きな励みとなり、新たな気持ちで頑張れるきっかけとなった事は確かです。素晴らしい機会を与えて下さった主催者の方に心から感謝いたします。昨年12月から予選、本選、アジア大会、受賞者コンサートと本日出演の半分以上方の演奏を聴かせて頂きましたが段階が進むに連れて演奏が萎縮して行ってしまう方が多いように感じました。これは私の生徒達にもぴったりあてはまることです。プレッシャーに押しつぶされないでステージを楽しみ奔放に弾けるようになるには多くのステージ経験と練習量がものを言うのでしょう。
 このコンサートを通して今後の課題が明確に見えてきました。

 朝から大人の方2人のレッスンをして大慌てで会場にたどり着き、驚いたのは5〜6年部門で銀賞の矢野君の先生から声をかけていただいた事でした。私も私の生徒達も予選から矢野君の演奏が大好きで聴き惚れていました。優秀な生徒さんを育てられる先生に共通する腰が低く控えめな想像した通りの先生でした。
 帰宅後生徒からいただいた手作りのクッキーとコーヒーでほっと一息ついているところです。クッキーは口の中でとろける格別の美味しさで感激!

有海友加里さん(小3)
工藤麻梨乃さん(小5)

頑張りました!
あこがれの矢野君とともに

それぞれのお母様方とともに
実桜ちゃんのあこがれはゆかりちゃん

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