栄子のひとりごと2005年4月分

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昭義先生のひとりごともぜひご覧下さい。

生徒さんへの連絡のページを更新しました。(2005.5.3)重要な連絡があります。必ずごらん下さい。


4.30

 ピアノとソルフェージュで連続9時間レッスンは、さすがに病み上がりの身体にはきつい一日となりました。夕食の時から意識朦朧として眠くてどうしようもありません。特に今週は早朝から母の病院通いに付添う事が多く、毎日ひどい寝不足状態が続いています。明日は重要なレッスンがあるのでもうこれ以上疲れる訳にはいきません。忙しい時には複数の課題が押し寄せてきてオーバーヒート気味です。疲れ切った顔は鏡を見たくないほどです。かなしい・・・


4.29

 朝あまりにも良いお天気だったので、時間を忘れ夢中でお花の手入れをしていたら、もう出かけなければならない時間に!!今日は四ツ谷の紀尾井ホールで金子先生の40周年記念コンサートです。小学1年生の角野未来ちゃんから大崎結真さんまで11名の演奏を聴かせて頂きました。金子先生は専門に勉強される方は勿論、アマチュアの方も大変素晴らしい生徒さんがいらして、全ての生徒さんにたっぷりの愛情を注がれ、日頃の行き届いたご指導が良くわかる、素晴らしい演奏ばかりでした。3時間半はあっという間でした。
 終演後は何年かぶりにゆまちゃんとそのお母様と再会し、懐かしいひとときでした。
 金子先生は50代後半になって運転免許の取得、ホームページの開設、本の出版、60代になって昭和音大教授に就任と、その輝かしい経歴にはいつもの事ながら驚かされながら、人生のお手本とさせて頂いております。金子先生45周年、50周年その先までずっとお元気で、この素晴らしい企画を続けられ、多くの人に夢と希望を与えて下さい。

カーテンコール 大崎結真さんと

4.26

 久しぶりに大人の方のレッスンがありました。大人の方も大変熱心な方が多く、エチュードやショパンをしっかりさらってありその一生懸命な姿はいつも感動的です。5月からは大人の方のレッスンが増える事になり、多少身体はきつくとも楽しみです。今日レッスンしたのはヴァイオリンの生徒のお母様ですが、この方は先日の発表会で見事なアナウンスぶりを披露して下さいました。
 2年前の発表会でもアナウンスを快くお引き受け下さったので、過去にその様な関係のお仕事だったのかと思い、尋ねると国際線のスチュワーデスをされていたとの事。なるほど・・・・会場の雰囲気を一変に華やいだものにして下さる訳が良くわかりました。その上私の教え子で、阪神タイガースで大活躍した和田豊さんの奥様とスチュワーデス仲間だった事まで判明したのにはさらに驚きました!!!世の中狭いですね。


4.24

 6月、7月とコンペシーズンで時間がないため今の時期ソルフェージュレッスンを、無理しても頑張ってやっています。
 生徒達は面白いほど実力がついてきていて、やり甲斐があります。ピアノのレッスンの他に毎週土曜日にソルフェのレッスンをしていて月4回でも1回でも好きなだけ来られるように希望制にしてあります。やはり頻繁に来ている生徒はぐんぐん実力をつけ上のクラスに上がって行きます。私の理想は和声やリズムに敏感な子どもを育てることなので、出来るだけ毎回のピアノのレッスンの時にも少しの時間をこの訓練に充てていますが、それが大変良い方向に作用していて、ソルフェのグループレッスンでは、生徒の反応の鋭さに驚かされる事もしばしば。訓練次第で生徒が見違えるように成長する事はピアノのレッスンでも言える事なので生徒の可能性の大きさを知れば知るほど、その責任の重さも痛烈に感じているこの頃です。


4.22

 これからの予定表を作ってみたら、ここ数ヶ月は生徒も私も大忙しになりそうです。一日も無駄に過ぎて欲しくないのに悲しい事に毎日があっという間に終 わってしまいます。

 5月、6月はステップのアドバイザーで愛知や大阪方面へ数回出かけます。この時期なのでコンペの課題曲が主になりそうでとても楽しみな反面、私にとって初めてのワンポイントレッスンもあり今から緊張しています。この年になると想像もしていなかった仕事が突然目の前に現れるので、覚悟しておかないといけません。もともと楽な仕事などある筈もなく、とにかく若いつもりで頑張るのみです!!!!

 考えてみると今年のコンペはほとんどの生徒が飛び級での出場です。顔と課題曲を照らし合わせて決めて行ったら、自然にそうなってしまいました。スタートが大幅に遅れてしまっているので、いまのところレッスンのほとんどが課題曲の譜読みに追われています。でも生徒は中々思うように動いてはくれません。本気になればもっともっと底力を発揮出来るのに、それに気が付いていない子がほとんどなのです。本気になったら全曲の譜読みなんて1〜2週間もあれば完璧に出来るのです。自分はどれくらいやれるのかに早く気が付いて、計画的に、無駄の無い練習を重ねて欲しいものです。


4.17

 理恵子から久々に嬉しい知らせが入ってきました。5月末にポーランドテレビ局内のルトスワフスキ・コンサートスタジオで『国際コンクール入賞者によるコンサート』という生放送の番組に出演が決定したそうです。これが正式なヨーロッパ・デビューとなる為、かなり緊張しているようです。そしてその後6月初めに行われる学校の試験を終えてから、日本でのリサイタルのために帰国予定です。

 そのカザルスホールでのリサイタルは6月18日(土)19:00開演、ポスターやチラシもいよいよ出来上がってきました。今回は大変光栄な事にポーランド大使館、東京芸術大学付属高校、ピティナ本部、カワイ楽器、日本ショパン協会、日本シマノフスキ協会、が後援して下さる事になりました。大々的なコンサートで、理恵子にとってはピティナ主催の10代の演奏家シリーズ、王子ホール以来の大舞台となります。
  このコンサートは3年前から始まった『根津理恵子リサイタルシリーズ・ショパンをめぐる作曲家たち』第5回目となります。ショパンの作品(ノクターン、ソナタ、ロンド、マズルカ、スケルツォ)の他パデレフスキ、シマノフスキ等ポーランド作曲家の作品を演奏致します。留学してから早1年半、ヨーロッパの空気の中で学んだ音楽をぜひお楽しみ頂ければと思います。

 チケットは根津又はカワイどちらでもお申し込み戴けます。沢山のお客様のご来場を心からお待ち致しております。詳しくはこちらをご覧下さい。

J. パデレフスキ
主題と変奏 イ長調 作品16−3
F. ショパン
ノクターン 第12番 ト長調 作品37−2
ソナタ 第3番 ロ短調 作品58
K. シマノフスキ
ポーランド民謡による変奏曲 作品10
F. ショパン
序奏とロンド 変ホ長調 作品16
マズルカ 作品41
スケルツォ 第3番 嬰ハ短調 作品39

全席自由3500円


4.17

 今日は幹事さんと各係の責任者にお集まり頂き、発表会の反省会をしました。各係毎に良かった点、改善すべき点など積極的な意見が交わされ、次回に向けての申し送り事項も明確になり、これで発表会に関する一連の行事を無事終える事が出来ました。
毎回の事ですが、お母様方は皆さん、徹底したお仕事ぶりで驚くばかりです。ここ数年は2年に一度の発表会ですが、以前は一年に一度開いていた事もあったので今年でもう15回目となりました。第1回目は理恵子が1歳の時。この頃はまだ私も20代と若く、何もかも自分でしなければという思いが強く、雑用から全てをしきりくたびれ果てていました。ところが最近では、お母様方が色々と気を配って下さり、ほとんど何をしなくても任せっきりで、事が進みます。ですから私たちは、何の心配も無くレッスンに徹する事が出来るのです。ご理解ある御家族のサポートがどれほどありがたいかは言うまでもありません。

 子どもが順調に育つには、本人の努力の他に、御家庭での応援がどうしても必要になります。特に幼時から小学生の間の子どもの成長は毎日陰で支える母親の考え方次第なのです。毎日毎日の事なのでその接し方は工夫が必要ですが、理想が低ければその様にしか育たないし、高ければいくらでも成長は期待出来るのです。決して無駄な練習をしない事も大切です。的を得た練習を重ねて行く事で子どもは信じられないほどの成長をします。逆に無駄な練習を重ねると練習嫌いを育て、何年かかっても著しい上達はありえないというかなしい結果になってしまうのです。

 今回私の身体の具合が悪く生徒達やお母様方にご心配やご迷惑ばかりかけてしまいましたが、それにもかかわらず必死で頑張り、その後は休む暇なくコンクールや自分の目標などに挑戦する生徒達を目の当たりにし、気持ちも新たに引き締まる思いです。
 最近は体力に少々自信をなくしている私ですが、命有る限りこの可愛い生徒達と頑張って行こう!磨けばいくらでも輝く子供たちだから!!

 その可愛い生徒の一人がテレビ出演しました。この番組の取材は今年1月に行われ、放映は2月に既に終わってしまいました。実は私はこの放送のビデオ(クラシカジャパンから放映後頂いたもの)を昨日になってやっと見たのです。なぜ見なかったかというと理由は二つ。この取材があった日に、ひどい風邪を引き最悪のコンディションだった事もあり画面に映った自分を見たく無かった事。人前でレッスンなどした事も無いのにいきなりテレビカメラの前でレッスンを撮られ緊張し通しだった事。このくだらない理由から私は勝手に永久に見ないつもりでいました。
 でもあれから冷静になって考えてみたら、この時のレッスン生である工藤麻梨乃ちゃんは、演奏もおしゃべりも物凄く頑張ってくれたのでした。TVで自分を見られたくないという自分勝手な理由から、頑張った麻梨乃ちゃんのTV出演までも公表しなかった事が、最近になって悔まれていました。もうTVでは見る事は出来なくなってしまいましたが、ラッキーな事に今ピティナのホームページでそのダイジェスト版ならまだ見られるようです。今更ではありますが、もしご興味のおありの方はこちらからご覧下さい。(90秒のダイジェスト版の最後の20秒に映ります。)


4.14

 やっとコンクールの準備に取り掛かれているのですが、生徒の人数は少ないのに今年はほぼ全級に渡っているので、一通り練習するだけでも膨大な時間がかかります。病み上がりで、まだ少し咳が出て、呼吸は苦しく辛いものがあります。今は発表会の後なので少しの間レッスンはないのですが、病院行きや雑用に追われ思うように捗りません。早く課題曲を軌道に乗せなくては・・・

春になってこんなに大きくなりました  このイスは生徒さん用に買ったものなのに、
まだ誰も座ってくれません。悲しい・・・・
座ったのは長谷川先生だけです。
発表会の最後の花束贈呈

4.13

残念ながら全員は写っていないのですが.....
生徒が送ってくれた10日の発表会の写真です。


4.11

 発表会のDATテープをあらためて聴いてみました。当日は冷静に聴けなかった分、今聴いて見ると色々な事がわかります。心配で直前までレッスンした生徒は思ったより安定した演奏を聴かせてくれました。まるで安心し切っていた生徒は逆にテンポ設定が乱れ、本来の持ち味が出し切れなかったり、集中しきれず、思わぬ弾き直しやミスタッチが出たりと、冷や汗ものでした。逆に前日にかなり注文をつけた生徒がほとんどクリヤ出来ていて、一日でまるで別人のように弾き切ってしまった生徒もいました。この事は私にとって前日まで決して気を抜いてはいけないと言う教訓でした。バランスやテンポ設定はほんのちょっとのことでも演奏に大きく作用し、甘く考えると大変な事になるので全く気が抜けません。今回肺炎のおかげで全てが狂ってしまい、バイオリンの生徒さんとの合わせもいつもの半分しかやってあげられず、ピアノの生徒には充分なレッスンがしてあげられなくなった事が今になって悔やまれます。特にまだ小学生の内は直前レッスンがいかに大切かという事を思い知らされたコンサートでもありました。

まだ演奏する事自体、照れたり、身体が硬くなってしまったり、なかなか勇気ある演奏が出来ない生徒達ですが今回は嬉しい事も沢山経験しました。それは1週間前のリハーサルで全員に散々言ったブレスや姿勢の注意を多くの生徒がしっかりと受け止め懸命に努力してくれたようで、それが良い方向に実っていた事です。


4.10

 たった今発表会を無事に終え帰宅したところです。朝10時過ぎに家を出て、半に会場に到着すると、もうほとんどのお母さまがいらして、準備が整っているのには驚きました。しかもどのお母さまも生き生きと輝き、くたびれ果てている私は、恥ずかしくて顔を上げられないほどでした。今回もお母さま方が徹底して裏方のお仕事をして下さったので、私はなんの心配も無く、演奏に耳を傾けられました。そして生徒達も嬉しそうに走り回っていて、演奏前に疲れてしまわないかと心配になりました。松尾楽器から超一流の調律師さんにいらしていただいて、素晴らしい響きのピアノが用意されていました。11時から予定通りゲネプロでしたが小さい子はほとんどフィットペダル等の足台を使うので、セッティングに思いの外時間がかかり、一人3〜4分の持ち時間はあっという間でした。 開場ぎりぎりまでゲネプロをしていよいよ開演です。

 今回は幼稚園児から社会人まで皆よく頑張って演奏してくれました。会場一杯にそれぞれの個性ある音が広がり、私はピアノの生徒の演奏を客席で聴きましたが、感動したり何度かヒヤッとさせられたり、その度に心臓が飛び出しそうになりました。この日のために多くの時間を練習に充て、ひたすら努力を積み重ねてきた生徒達。そして極度の緊張の中、精一杯の演奏してくれました。その純真に演奏する姿を見て、いつもの事ながら感動で胸が熱くなる思いでした。本番では予期せぬミスも起こりますが、一つずつが貴重な経験となります。痛い経験も時には必要です。

 私は直前に肺炎を患っていたので、今日無事演奏会が出来、頑張った生徒たちにはご来場頂いた方々から盛大な拍手を戴けた事がまるで夢のようです。バイオリンの生徒さん達とはその様な訳で、本番まで2〜3回しか合わせる事が出来ませんでしたが、その成長ぶりには目を見張るものがありました。私は伴奏でステージにいたためゆっくり聴く事は出来ませんでしたが、皆さん本当によく弾いていました。中でも大人の方はお勤めされながらの出演にもかかわらず、素晴らしい出来で感心するばかりです!!!これからもぜひ頑張って下さい。

 今回はソロのみのまじめなコンサートだったのですが、生徒達またアンサンブルがどうしてもやりたいようです。教室の生徒達はバイオリンもピアノも生徒同士とても仲が良いので、一緒にアンサンブルが出来る事を楽しみにしています。次回にはまた企画したいと思っています。

 今日のこの経験を、今後に生かしててさらに成長して行って欲しいと願っています。いよいよコンペに向けての練習が始まります。発表会で少々出遅れてしまっていますが、生徒たちには頑張ってもらいましょう。


4.8

 いよいよ本番が近づいてきました。最後のレッスンでもやはり間に合わない生徒が何名かいて、気が気ではありません。でも、もうここまで来たらじたばたしても仕方がないので、最後まで諦めずど れくらい頑張ってくれるかに、賭けるしかありません。
 その反面、嬉しい事に、リハーサルから急激に成長した生徒もいて、頼もしい限りです。生徒は変わる時にはあっと驚くスピードで変わってしまう事もあります。生徒のレッスンに夢中になり気が付くと自分の練習が出来ていない。このジレンマが身体に良くありません。
 しかも昭義先生とプログラムの最後に弾く曲は、肺炎になる前に決めたものなのでかなり体力がいる曲なんです(冷や汗)。先生達も必死で頑張りま〜〜す。生徒の皆さん諦めず最後の練習頑張れ!!

 このホームページをお読み頂いている皆さま!まだまだ課題は山積みの生徒達ですが、精一杯頑張りますので、お近くの方はぜひ聴きにいらして下さい。今回は全く時間がなく、この教室にいらした方や卒業生の皆様に発表会のご案内を郵送できなかった事をおわびいたします。どうか一緒に勉強していた頃を思い出して是非当日は聴きにいらして下さい。生徒一同お待ちいたしております!!!


4.6

 午前中は発表会の会場へ足を運びました。まだ出来たばかりのホールなのでホールも楽屋も全てぴかぴかで、素敵な雰囲気です。昭義先生と二人で生徒達が皆喜ぶだろうね!!!と言いながら係の方と大体の段取りや、時間配分など、細かい打ち合わせをしてきました。
ホールはとても綺麗で広く、当日ピアノの状態が良ければ言う事なしです。

 明日はきついレッスンスケジュールが待っていますが、それぞれに最後の調整となるので、気が抜けません。後一頑張りです。

 ピティナからは、肺炎なんかで弱ってないでそろそろシャキッ!としろ!!! と言われているかのようなきついお話が・・・。他人事で済ませてきたワンポイントレッスンがついに我が身に降りかかってきました。わぁ〜ついに来月で す!!!
 昨年は、いきなり予選ほとんどが審査委員長を命ぜられ、本選の一部まで委員長だったのには唖然としました。本部は逃げ回る私を容赦なく審査委員長にして下さいました。もうこうなったら開き直ってやるしか有りません。いくら逃げても、逃げられない年になってしまった、という事でしょう。
でもいざやってみるとそれは非常にやり甲斐があり、勉強になる事も沢山経験 出来たのは事実でした。ワンポイントレッスンもやってみると楽しいのかなぁ〜
 実は随分昔からレッスン以外の仕事には非常に消極的な私だったのです。例えば審査は少しだけお引き受けし、ステップのお仕事はほとんどお断りしていたのです。その昔はピティナの委員のお仕事を播本先生から頂きながら、まだ子どもが小さかったのでお断りし、ステップが誕生したての初期には委員としての推薦を受けながらお断りしたり、と自分としては非常に消極的な態度だったと今にな って、大いに反省しています。
 現在の自分は以前とはまるで違ってきています。理恵子が独り立ちしてくれた事で生徒に全力かけられるようになった事、素晴らしい先生方を知る機会が増え今までの自分を大いに反省した事等がその原因です。


4.4

 昨日のバイオリンの生徒のリハーサルに続き今日はピアノの生徒の番でした。私の身体の具合が悪く中止にしようかとも迷いましたが張り切っている生徒達の事を思うとそうも行かず、何とか午後からのリハに備えて出来る限り眠り約4時間のリハを無事終える事が出来ホッとしているところです。
  何と言っても生徒達が精一杯演奏している姿を見ると、その瞬間には自分が具合が悪かった事などすっかり忘れて夢中になってしまいます。やはり1対1のレッスンや家庭で弾いているだけでは味わえない緊張感の中で弾く事は大きな収穫があります。一人ひとり演奏後感想や問題点等ワンポイントアドバイスをしました。生徒たちは普段聴けない友人の演奏に接して大きな刺激があったようで、今日のリハーサルが当日良い結果となって表れてくれる事を期待しています。

 私が大尊敬する長谷川先生の日記を読ませて頂いたら私の生徒達にもぜひ心に刻んでもらいたい言葉があったので紹介します。
  「この世界で頭角を現すには才能と努力プラス、常に自分に対しての厳しさと、自分自身への負けん気が必要なのも事実である。」


4.3

 まだ微熱が続いて身体は本調子になれません。そんな中、午後からバイオリンの生徒のリハーサルの為、伴奏をし、その間にピアノの生徒のレッスンをするというまさに地獄のような一日でした。その間の空き時間には食事よりひたすら眠るという事で何とか乗り切りました。たった30分でも仮眠出来ると楽になります。何が何でも10日の発表会までは頑張るしか有りません。明日はピアノの生徒のリハーサルと続きます。

 今日レッスンした生徒の一人ははまだ私の所に来て半年です。全ての点においてなかなか思うように事が運ばなくて憂うつです。でも本人は私の苦しみはあまり分かっていないようでニコニコと涼しい笑顔です。身体の調子が良ければ本番まで追い込みレッスンでどうにか鍛えるつもりでしたがここへ来て、私のこの体調では叶いません。新しい生徒はやはり「練習とは・・・」「人前で演奏すると言う事は・・・」など、重大な事をいとも簡単に考えているようで、親御さんや本人にしっかりとご理解頂くまでにはどうしても年月を要するようです。

 一人ひとりに行き届いたレッスンをしてあげる事が私のモットーなのに今回は何名かの生徒は時間切れの感が否めません。とりあえずは発表会を通して一つずつ学び、段々良い方向に変わって行って欲しいと願っています。


4.1

 導入から教えている生徒で中学生のレッスンをしました。この生徒はいつも私の注意をよく聞きまじめできっちり練習してきます。難点は自分でこう弾きたい!!というものがほとんどなく言われた事だけをひたすら一生懸命やろうとするので少しも面白くないのです。ところが今日聴かせてもらっていたら急に自分のやりたい音楽が溢れてきたのです。
面白いように次から次へとルバートやブレスが自然に出来てきたのです。どうしたの??と私が尋ねるとなんかわからないけど急に弾きたい気持ちがわいてきて 凄く楽しく弾けました!!と言ったのです。いままで何年かけても脱皮出来なかったものがふっ切れたような嬉しい出来事でした。生徒は何かを境に急に変わったりするので面白くて目が離せません。この生徒が今後どのように変わってくるのか大変楽しみです!!概して自発的に弾きたい気持を持っている生徒の場合レッスンがスムーズで勢いがあり上達も著しいのですが、逆に言われた事だけを守り何一つ自発性を感じるものがない生徒の場合レッスンはいつもマンネリ化してしまい成長も期待出来ない事が多いようで す。

今日はそんな素晴らしい出来事を経験しましたが大変な事もありました。レッスンしている筈がいつの間にか夢の中に・・・・肺炎の薬を3種類のんでいるためいつも眠くてたまらないのです。今日は二人のレッスン中に寝ていたらしく夢心地の中で生徒の呼ぶ声で目覚めると言うドジをやってしまいました。ああごめんなさいもう2度としませんから許して下さいね。

急に大きくなってきたお花たち
私がお花の手入れをしていると、決まってこの位置からスリッパが見ていてくれます

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