栄子のひとりごと 2003年8月分

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8.31

 現役のN響ホルン奏者の一色さんが27日に48歳の若さでご病気のためご逝 去されました。N響が演奏旅行中の悲しい出来事でした。お通夜は今晩、告別式は明日です。まだまだこれからという時に愛するご家族をおいての旅立ちはどんなにか無念だったことでしょう。我が家にも何度かいらしていただき私の大好物の讃岐うどんをお土産にいただいたことも今となっては忘れられない思い出です。ご冥福をお祈りいたします。


8.30

 全国決勝大会の表彰式と記念パーティーの様子をご紹介しましょう。

 

 8月26日に帝国ホテル孔雀の間にて行われた表彰式の様子です。この2枚はB級です。

銀賞を受賞した浅原由香さんを囲んで、
左はご指導いただいた長谷川淳先生、右は私

播本三恵子先生と

理恵子のコンサートでは絶妙なトークで
盛り上げて下さる國谷尊之先生
「お会いできて光栄です。」とまるで
私が言うべきセリフを逆に言われて
しまい恐縮しました。

 色々な先生やお友達とお話が出来る滅多にないチャンスです。

 

 生徒からのプレゼント、六甲おろしを歌いながら踊る『阪神タイガースベアー』です。
 今日は特別にお茶目なスリッパ君の様子を6コマ漫画風にお届けしましょう。

1.ん!? 2.六甲おろ〜しに〜 ・・・・・?
3.おどってるよぉ(怖) 4.ちかづいてくるなよ〜
5.こっちにこないでね 6.おかあさま〜 たすけて・・・

8.29

 新しい目標に向かって生徒が新しい曲を持ってくると必ずと言って良いほど間違い直しに時間のほとんどがつぶれてしまいます。今日もそんなレッスンが延々と続きました。これなら何も練習せずに来てもらって譜読みから手伝う方がずっと楽です。譜読みを完璧にしてくれたらどんなにレッスンが捗るかしれ ません。何人かの生徒は近々レッスンを入れてそのように対策を立てましたが 独り立ちしてくれるのっていったいいつなんだろう・・・。でも私の生徒達のいいところは基本練習を嫌がらずやってくれることです。特に面倒な指のトレーニングは嫌がるどころかむしろ楽しんでやってくれるので助かります。私自身指のトレーニングは必要に迫られ?必ず毎日やっているので不思議と生徒に通じるのかなぁ・・・。


8.27

 今日は朝から夏休み中帰省などでレッスン出来なかった生徒のレッスンに追われました。このところずっと出かけていて、かなりばて気味。今日のレッスンの生徒さんには申し訳ない様なレッスンしか出来ませんでした。ごめんなさい。夕方にはレッスンが終ったので早めの夕食を終らせそろそろ自分の練習を して早く休もうと・・・と思っているところへピンポ〜ン・・・とチャイムが ・・・いやな予感・・インターホンに映ったのは可愛い高校生の顔でした。旦那様の大切なヴァイオリンの生徒のソルフェージュレッスンをすっかり忘れていたのです。もちろん今まで1度も忘れたことなんてありません。ああ〜1日だけでも何にも考えずにゆっくり寝られる日が欲しいな〜


8.26

 ピティナコンペティションの表彰式と受賞者パーティーが帝国ホテルで行われ毎年のことながら凄い人数が全国から集まりました。今年は参加人数が延べ30000人を超えたそうでそうです。
 さて嬉しいニュースです!B級の生徒が銀賞を頂けました。長谷川先生の生徒さんはあと二人銀賞とお一人銅賞という見事な成績でした。おめでとうございます!!遠い豊橋から何度もいらしていただき素晴らしいレッスンをして下さった長谷川先生本当にありがとうございました。そして更に嬉しかったことは教室の生徒さんが皆で応援してくれたことです。本人も仲の良いお友達の応援は大変心強かったと思います。また次は誰がこんな素敵な思いが出来るでしょう。全国決勝大会にはほんの少人数しか行けませんが可能性はほとんどの生徒が持っているのでぜひとも頑張って欲しいと思います。
 パーティーではメールでお約束した方々が何名かいらしたのですがほとんどお会いできず残念でした。そういえば私はホームページに自分の姿を紹介していないので多分探せなかったのでしょう。ごめんなさい!!名札でもつけておくべきでしたか・・・?パーティーでは立ち通しだったのでかなり足が疲れました。写真も沢山撮れたので後日まとめて紹介します。とりあえず今日の報告 でした。


8.25

 今日は全国決勝大会、王子ホールへJ・G級を聴きに行きました。その後トッパンホールへC級を聴きに行くつもりがJ・G級を聴き始めたらもうあまりの面白さに釘付けになり、結局そのまま王子ホールで全部聴いてしまいました。まずは小学校5年生の演奏に唖然!。小学5年生といえば普通ならC級を弾いているところですが、この人はショパンエチュード2曲、グリンカ=バラキレフひばり、バルトークのロンドというプロで全部で約25分というものでした。その後も続々と驚くべき演奏の連続。今日は自分の指導者としての自覚と厳しさが足らなかったことをいやというほど思い知らされて帰路につきました。あまりのショックでこれ以上書けません。


8.24

 今日は津田ホールまでB級を聴きに行ってきました。さすがに全国大会。総勢88名 私はその中の30名ほど聴きました。どの演奏も個性的で自信のあるものばかり、同じ曲でもまったくちがう曲に聴こえるから不思議ですね。審査するわけでもなく無責任に聴いているだけなので、演奏者の皆さんには申し訳ないのですがとても楽しかったです。
 これを88名神経とがらせて聴かれる審査の先生方はどんなにお疲れでしょう。 本当にお疲れさまです。私の生徒もよく頑張って健闘していました。これを機会にさらに精進してくれることを願っています。明日はJ.G級とC級を聴きに行くつもりです。


8.23

 いよいよ全国大会幕開けです。ほとんどの会場は我が家から1時間かからずに行けるので頑張って聴きに行こうと思っています。25日のJr.G級は特に聴いてみたい人が沢山います。プログラムを見ると小5から高1までのすご〜いメンバ ーがそろっていてびっくり。熱い戦いがくり広げられそうです。明日は生徒も出るのでB級を聴きに行きます。私の生徒達も皆応援に行くようです。
 今日はレッスンでまたとんでもない楽しいプレゼントをもらってしまいまし た。何と六甲おろしを身振り手振りつきで歌う大きなくまちゃんです。これで 六甲下ろし完ぺきに歌えるぞ!
 それから次の生徒さんにも今度はトラッキーつきのシャープペンシルをいただき大感激!私は大の阪神ファンなので生徒はこの頃よくわかってくれていて阪神グッズが随分たまってきました。ありがとうございます。今度まとめてデジカメで写しますからお楽しみに・・・。


8.22

 今日は長谷川先生のホールで全国決勝大会に向けてリハーサルの日。私の生徒も弾かせていただきました。本番直前にこんな素晴らしい企画をされるとは流石!!この企画が決まった途端に、8名の演奏をどうしても聴いてみたくて私もなんとかレッスンを変更しようとしたら先生に自分のお仕事を全うして下さい。とお叱りを受けてしまいました。・・・・その通りでした。なぜなら新幹線で豊橋まで往復するということは一日仕事の上レッスンの生徒6名が犠牲になるわけですから・・・。行かれなくて残念ですが多分あの素晴らしいホールに自分の思う精いっぱいの音を響かせてくれたことでしょう。
 そんなわけで今日は朝から可愛い6名の生徒達のレッスンを予定通り頑張りました。その中でとてもうれしいことを経験しました。それはちょうど去年の9月からピアノを習い始めた小学3年生の生徒のことです。年齢的には幾分遅めのスタートでしたが毎回のレッスンでの成長が目覚ましく、この夏休み中も大変頑張って練習していたらしく私がコンクールの生徒に夢中になっている間にバ スティンの教本を3冊仕上げていてびっくり。しかも弾き方もどんどん変わってきていてしっかりした打鍵で歌わせ方も自然なのです。知らないうちにこんなに頑張って変身してくれていて感激でした。今まではお互いに探り合いということが多かったこの生徒のレッスンでしたが本音で通じる生徒がまた一人増 えたということになります。やはり生徒は1年目くらいからどんどん変わってくるものなのですね。
 5時半までレッスン頑張りその後銀座のヤマハまで欲しかったCDと譜面を買いに行きました。帰り本八幡の駅で今日長谷川先生のリハーサルに出演した生徒親子と偶然会い相当消耗したようで親子共ぐったりしていました。本番まで後 もう少し頑張れ!!!由香ちゃん。長谷川先生本当にありがとうございました。


8.21

 連日の雨続きで全然手入れが出来なかった我が家のお花達はかなり痛んでしまいました。でも今日は久しぶりに太陽が顔を出し、つぼみ達は待ちかまえていたように色とりどりの花を咲かせやっと美しさを取り戻してくれました。レッスンの合間に少しずつお花の手入れが出来てほっとしています。

 今日は私が過去に教えた二人の生徒のことをお話ししましょう。
 何年か前にF級で全国決勝大会に行った生徒から結婚して赤ちゃんが産まれましたという嬉しい手紙を最近受け取りました。この生徒はピティナをA1級か らずっと受け続けF級全国で奨励賞を受賞しています。その後東京学芸大学に進み都立芸術高校の先生になりました。私はこの生徒を4年生の時からピアノとソルフェージュを見ていましたがまれに見る努力家だったのでレッスンにもかなり熱が入り、楽しくて毎回遅くまでレッスンしていたことを思い出します。
 この時同じように頑張っていた生徒がもうひとりいます。それは今ピティナ の事務局でベテランとして頑張っている菅野恵理子さんです。彼女のピアノを私はやはり6年生ぐらいから見ていました。お父様の海外勤務の関係でエジプ トからの帰国子女だった彼女は大変しっかりとしたお嬢さんでした。1回のレ ッスンに持って来る物は必ず全部暗譜してあり、ショパンエチュードは2〜3 曲、平均律2〜3曲という具合で音大進学の生徒顔負けの内容で私はことあるごとに音大を勧めましたが彼女の意志は堅く、全く揺らぎませんでした。 「ピアノはあくまでも趣味で英語を活かせる仕事につくのが私の夢です!』そして千葉の名門東葛高校を卒業後上智大へ、卒業後はイギリスへ留学。帰国後見事にピティナに就職され途端に国際部で活躍している姿に感動したものでした。現在は会報担当だそうです。前回の会報で紹介されたフィットペダルの詳しい記事は彼女が我が家まで取材に来てくれてのものでした。
  本部に関係のある先生方で菅野さんと言ってわからない先生はいらっしゃらないほどです。今は亡き福田靖子先生に菅野さんが元私の生徒だったことをお話ししたらとても驚かれ『彼女はTOEIC900以上でこの抜群の頭脳はピティナにはなくてはならないものです。就職は即決定でしたよ!!』と大きな声で話して下さったことを懐かしく思い出しま す。ピティナに電話する時は今でも菅野さんを呼びだしてしまう栄子先生で す。

 今日からご主人様は夏休み明けの演奏旅行です。京都、神戸、和歌山、北九州、大分、宮崎、鹿児島というスケジュールです。暑い中本当にご苦労様で す!!


8.20

 何と可愛い生徒達!!年末のコンサート、コンクールに向かって新たな出発です。コンクールが一段落した生徒が今日は何人も新しい曲をもってレッスンに来ました。楽しそうに譜読みしたての曲をおっかなびっくり弾く様子はなんとも可愛いくて、見とれてしまいます。お料理で言えば野菜を切ったところでしょうか。茹でたり炒めたり煮たりした後に味付けをして、盛りつけてご馳走をいただけるようになるにはいったいどれだけかかるか分かりません。でもこれは生徒と私に与えられたわくわくするようなお楽しみです。
 ・・・・でもおいしいと言って頂けるかどうかは先生の腕にかかっている訳だから現実は厳しい・・・・。とにかく私も今は必死で沢山の曲を練習しています。コンクール真っ最中の時と違い時間がある限りたっぷりと練習できます。
 夕食後生徒のお母様手作りのシフォンケーキをいただき、コンクールに出た生徒からはプレゼントを沢山いただいたり今日はしあわせムード一杯です!!レッスン代より毎週ケーキが欲しいな(冗談・・・いえ本音です)


8.19

 今日も朝から沢山のレッスンに追われた1日でした。

 朝1番にレッスンした生徒が先週とずいぶん態度が変わっていたので紹介しましょう。普段余り練習してこない生徒なので多分今日も同じだろうな・・・と気分も乗らずレッスンを始めてみると、凄い勢いで譜読みがしてあり私の注意もよく聞いているのです。普段なら何を言っても無反応なのでほとんどすることがなくすぐに終ってしまいますが、今日は1曲に30分たっぷり時間をかけて 説明すると驚くほど反応がよくついてきたのです。普段は60分のレッスンを頼まれていても練習量が足らずすることが無くなって30分ぐらいで終わざるを得ませんでした。今日は60分でも足らないほどでした。
 都内の超お嬢様学校に通うこのお嬢様に先週私はレッスンを中断してこんなことを言いました。『ドアを開けて入ってきても挨拶はしない、始める前に「お願いします」も言わない。説明しても何の反応もなくうなずくだけ・・・・こんな生徒に誰がレッスン楽しく出来ると思う?』・・・とそして聞いてみると、この日の朝食はヨーグルト一つ食べてきただけと言うのです。おなかに力が入らずしかも脳に栄養も行かないので頭の回転も鈍いのです。帰り際にもうひと言『これからはちゃんと朝ご飯を食べて元気一杯来てね。』・・・と。演奏は普段の生活態度が音に出ると私は思っています。
  そしてこちらが当然と思っていることでもやはり生徒にははっきりと話してあげないとわからないのですね。


8.18

 もう夏休みも3分の2終ったというのにまるで梅雨のような今年の夏、今日もついに太陽は影を潜めたままでした。平成5年以来の冷夏だそうです。我が家のお花達は長い雨に打たれかわいそうな姿になっています。暑すぎるのもいやですがお花のためには早く太陽が出てきて欲しいです。最近新しい生徒をとっていなかったのですが、私が導入から教えた生徒達が成長し、だいぶ楽になってきたのでこの秋から可愛い生徒がかなり増える予定です。新しい出会いはいつも期待と緊張感で一杯です。
  今月末はピティナの全国大会、私の生徒も頑張っているのでとても楽しみです。この時はレッスンもお休みして出来るだけ多くの級を聴きに行って大いに勉強してこよう思っています。

ごはんが欲しい時はこのスタイルで何十分でも待っています。「おかあさま、ごはんください。」 私がお料理を作っている間いつもここ2階のキッチンの窓辺にいます。

8.16

 今日は感激の日、朝二人レッスンしてから全国大会出場の生徒を連れて、豊橋の長谷川先生のホールまで行ってきました。先日オープンしたばかりのホールでレッスンしていただきました。豊橋駅からタクシーに乗ること10分、素敵な3階建ての3階部分がホールになっていました。1階には弟さんが経営していらっしゃるピアノルームがあり素晴らしいピアノが何台も並んでいて驚きました。可愛いワンちゃんに迎えてもらって階段で3階まで上がると長谷川先生がニコニコとレッスンされていました。何とあの有名な佐藤君がレッスンをうけているではありませんか!佐藤君の演奏 スタインウェイの耀く響き、ホールの美しさ、すべてが夢のようでしばし我を忘れて聴き入ってしまいました。いきなり凄いレベルの演奏を目の当たりにして私たちは場違いなところにいる恥ずかしさで一杯になってしまいました。彼の次に弾く私の生徒はいささか可哀想でしたが先生の熱いご指導に徐々に身体もほぐれ最後には自分らしさを発揮してくれました。(帰りがけに私の生徒のことを音楽的だと言っていただき、私もホッとしました。)こんな素晴らしい環境で長谷川先生のレッスンを受けられる生徒さんは本当に恵まれていますね・・・生徒はもちろん私自身も沢山勉強できた1日でした。
 ただ残念なことにあまりの感激に持って行ったデジカメで写真を撮るのをすっかり忘れてしまいました。


8.15

 アメリカから帰国して今日で10日・・・。ピティナの本選も一段楽したのでそろそろアメリカでの出来事をお話ししましょう。私のアメリカ行きというのは、娘の理恵子がクリーブランド国際ピアノコンクールを受けるのに同行したので す。このコンクールはもとはロベール・カサドシュ国際ピアノコンクールという名で知られています。2年ごとにアメリカ オハイオ州クリーブランドで開かれます。実は理恵子は2年前にもこの同じコンクールに挑戦しています。そ の時は運良くクォーターファイナリストに残れ16名に選ばれたものの、とに かく曲の仕上がりが生煮え状態での出場でそれ以上は進めませんでした。一次の曲しか自信がなかったのですから本人よく自覚しての出場でした。そんな悔しい思いがあり今度こそ!!という思いが再出場を決めたわけです。
 このコンクールは今年3月に世界225名の応募者からビデオ審査と書類選考で50名(世界22カ国)に絞られていました。今度は前回の失敗を繰り返したくなくファイナルのコンチェルトまでじっくりと練り上げての再出場です。今回 棄権者も含めて最終的には世界から37名での激戦が繰り広げられました。   
まずくじ引きでひとりずつの演奏順が決まり、その後3種類(2台のニューヨー クスタインウェイとハンブルクスタインウェイ)の中から自分に1番あったも のを選ぶピアノ選びです。理恵子はハンブルクを選びました。
コンクール会場に常置されているたくさんの練習室でコンテスタント達が毎日何時間もそこでさらいます。
 
 最初に残った16名のうち12名がアメリカの音楽学校在学または卒業、他4名がロシア イスラエル カナダ 日本という結果でした。この時点でこのコンクールはアメリカ在住が条件だったかな??と思わせる入賞者の顔触れ・・ ・。エリザベート ブゾーニ、ジーナバックアゥワー、ヴィオッティ等の一流の国際コンクール上位入賞者が軒並み一次予選落ちしてしまったのだからもう驚き!!。少し 審査に疑問を持ったのは事実ですが、第二次を聴いてそんな疑問は吹き飛んじゃいました。テクニック、暗譜力、出てくるコンテスタントすべて凄過ぎましたというのが本音。食事タイムはホテルのガーデンや広い部屋で一緒にとるのですが、世界各国の言葉が飛び交い気さくで和気あいあいと楽しいムードでした。英語ドイツ語は当たり前でその他二〜三カ国語は平気で話せる人ばかり・・・・ここにいる人たちって皆一体どんな頭脳を備えているのだろう。あれだけピアノを弾いて母国語以外も何カ国語も出来ちゃって・・・。理恵子は演奏では満たされませんでしたが沢山の友が出来、帰国後も楽しそうに連絡を取り合っています。これも素晴らしい出来事!!!。
 それにしても第一次予選通過者発表から一つも落ち込んだ様子がなく、あっけらかん!とした理恵子。さあ次々!と言ってもうリサイタルに向けて準備開始。ほとんど新しい曲で挑戦する意気込みも凄い!!練習のペースもコンクール前と少しも変わらないところが我が子ながら驚きです。頑張れ理恵子。

 

 私達が泊まったGlidden Houseの朝食。甘いものばかりでいささかウンザリ...コンクールの会場のすぐ隣のホテルです。街の中の至る所にこの旗が掲げられています。

 

 コンクールの前日に行われたコンサートの様子。下の写真は今回の参加者と、会場であるクリーブランド音楽院。
 
 あ!!肝心なこと忘れていました。このコンクールの優勝者はなんと四年前ピティナG級で金賞をとられた福間洸太朗君でした。理恵子曰く、彼は一次予選 の発表直前に、著名なコンクールに数多く入賞しているロシアのコンテスタン トの名前を出して『○○さんが優勝候補かな〜?(ニコニコ)』などと暢気に 話していたそうですが、そのロシア人は二次予選に進めず自分の方が選ばれたことにかなり動揺して、通過者の名前にマークをつけることも出来ないほど手が震えていたそうです。本当に純粋で可愛らしい若干二十歳の青年!!ところが演奏はしっかりと終始安定し会場を湧かせました(私は二次予選までしか聴けませんでしたが・・)。
 福間君は今後アメリカを中心にヨーロッパなど二年間のコンサート契約が結ばれました。今後の更なるご活躍をお祈りいたします。
  
 生徒のコンクールの間にしっかり娘のコンクールが挟まれた状態だったのでかなり精神的につらかったところを長谷川先生は生徒の窮地に駆けつけて下さりどんなにか心強かったです。


8.14

 今日は一月ぶりに午前中のレッスンがない日。朝、生徒からの電話で起こされてしまいました。ほとんど頭が働かないまま電話を終え、外を見るとまだ薄暗 かったので当然7時前だろうと思い、時計を見てびっくり!何と9時半になっ ていました。こんなによく寝たのは久しぶりです。でもやはり疲労回復には睡眠が1番ですね。体力がほとんど回復できました。レッスンのない日といえども家の用事がたまっていて、なかなか次のレッスンの準備に取り掛かれま せん。午後からは青山まで出かけ用事をすませつい先ほど帰宅しました。リビングに上がってきてみると、9月20日にリサイタルを控えた理恵子がフォーレのアンプロンプチュやノクターンをさらっています。美しいフォーレ独特の響きです。そういえばその昔私が学生の頃試験で弾いた曲でした。なぜかとても懐かしく聴き入ってしまいました。今度のリサイタルは芸大オケの首席チェロ 奏者の先生との共演もありとても楽しみです。詳しくはこちらをごらん下さ い。


8.13

 昨日ですべての本選がおわりました。今年はコンクール参加のどの生徒も大変頑張り大きな成長をしてくれました。本選の終った今、長谷川先生にレッスンしていただいて何よりも生徒が変わったことは練習に対する真剣さです。もちろん私一人でやっていた時も真剣でしたが先生の徹底したご指導に生徒達のピアノに向かう姿勢が180度変わってしまったようです。毎回コンクールまでに 必ずあった中だるみのような物も今年は全く感じられずそれどころか全員が全力でコンペに向かう気迫はすごいものでした。そして私がアメリカに行って不在中ホールリハに先生が見えた時の、先生をお迎えするお母様がたの徹底した一致団結ぶりも後で知って驚かされることばかりでした。そしてレッスン内容はビデオをじっくりと見ましたが分刻みで素晴らしく充実したレッスンが展開されていました。先生は眠っていた生徒の意欲も引き出していただいたようで コンクールが終わった直後はいつもなら2〜3週間平気でお休みしている生徒達 が今年はもう別の曲が弾きたくてたまらない様子で今日も何人かの生徒が挨拶に来たり電話をくれて、やる気充分の態度を見せてくれました。でもそれに応えなければならない私の方が疲れ切っていてついていけません。今日は朝からコンクールに参加しなかった生徒のレッスンに追われ、夕方からは芝刈りの続きをし、我が家の庭はすっかり元気を取り戻しました。でも家の中は散らかりやることだらけです。生徒の皆さんもう少し栄子先生に時間を下さいね!!


8.12

 千葉本選を聴きにに行ってきました。シャンデリアが美しく輝くアミュゼ柏というホールです。聴いた級はC級のみです。レッスンがあったので全体の3分の2しか聴けませんでしたが印象としては、気負うことなく自然で無理がないこと、一つ一つの音を大切にしている、ブレスがたっぷりとれコントロールが効くこと...などが優劣を分けた要素と言えそうです。この級はちょうど足台なしでは無理な子が多い年齢です。うれしいことにフィットペダルとボードを使用して下さっている方がたくさんいらっしゃいました。やはり使用して下さった人の演奏や姿勢は光るものを感じました。なかにはフィットペダルを使えばもっと楽に弾けるのに・・・と思う少し残念な演奏もありました。演奏は姿勢が第1条件です。
 もう1つ結果を聞いて毎年感じる事は、選曲でほぼ6〜7割が決まってしまうという厳しい現実です...

 


8.11

 コンクールも明日で本選が終了です。ようやく我が家も普通の家庭のように規則正しい生活が戻って来ました。残念なことにまたひとり今年初めてコンクールに挑戦したA2級の生徒が次点で決勝に残れなかったと連絡をくれました。せっかく頑張ってきたのにあと一歩で全国に行けないなんて・・・。やっぱり悔 しいですね。
 私がアメリカに行っている間に昔教えていた兄妹が家族で会いに来てくれてポストに可愛い手紙とプレゼントが入っていました。この兄妹は私が5年前に教えていた生徒で北海道に父親の転勤で引っ越して行きました。大変熱心で全調メソードも3歳で楽々こなせる楽しみな生徒でした。もちろんピアノを続けているそうですが今はサッカーに夢中だそうです。
 あいにく私が留守の時に来てくれたので残念ながら会えなかったので、今日電話を入れると当時小学1年生だったお兄ちゃんが出て来て私が名乗ると「あ! お久しぶりです!」と聞き覚えのない低い声が帰ってきました。もうすでに大人のような声と話し方になっているのです。どんなに成長したのか会ってみたかったな・・・。幼稚園だった妹も4年生になり生まれたばかりの赤ちゃんだったもうひとりの妹も5歳となったそうです。時の流れの速さには驚くばかりです。でも、こうしていつまでも私のことを忘れないでいてくれて本当にうれしかったです!!
 今日は夕方から昭義先生と庭の芝を刈りました。コンクールで忙しくやっと気になっていた芝刈りが出来、一安心。さっぱりと美しくなった芝を見ていると 疲れも癒されます。庭の手入れをしている時がやっぱり1番幸せ・・・。

 


8.9

 ピティナと、千葉音楽コンクールを掛け持ちで受けていた生徒が見事難関を突破し最終選考の本選出場が決まりました。小さな体で精一杯頑張ってくれたので私もとてもうれしいです。この生徒は昨日千葉コン、今日と明日はレッスン、明後日はピティナと続きます。本当にお疲れさまです。
 今日は久しぶりに5時にはレッスンが終わったのでゆっくりと夕食の支度をしようと思い、自宅に戻りました。ところがいつの間にかすやすやと眠ってしまい気がついたら7時を回っていました。2時間以上意識不明のまま眠っていた ようです。本来なら驚いて飛び起きるところですが、もう何も考えたくないほど疲れてそのまま眠ってしまいたいほどでした。家族がいなければそのまま寝てしまうところです。仕方なく頑張って夕食の準備をしましたが頭がついていかずしばらくボーとした状態でした。鏡を見るとまるでウサギのような真っ赤な目をした自分が映っていて驚いてしまいました。これって時差ボケでしょうか?アア主婦はつらい・・・。

 

 左の写真は帰りのアラスカ上空の飛行機の窓から見た景色です。右は暑くて寝てばかりいるスリッパ君!少しはお手伝いをしなさい!!


8.7

 今がちょうど本選と地元のコンクールが重なっていて今日は朝9時からレッスンの嵐・・・30分や15分の休憩時間を見つけては海外帰りの後片づけの洗濯物や家族の食事作りでてんてこまいの1日。時差ボケなんていってられない状況で、もうふらふらになりかけていた頃、朝レッスンして今日D級の本選を受けた生徒から2位で全国への切符を惜しくも逃してしまったとの連絡を受け驚いていたところへ更に驚きの出来事が・・・。大変熱心なB級の生徒が全国へ行けるとのうれしい報告をしてきてくれました。全国へ行くことは本当に大変なことです。この生徒は親子で大変熱心で、何度も都内のホールを借 りて練習を積んできたようです。陰で支える親御さんの努力もすごいものを感 じます。今回は長谷川先生の熱い熱いご指導が生徒の意欲を駆り立てたのでしょう。先生のおかげで全員が大変やる気を出し、毎回毎回成長してくれて私もレッスンが楽しくて仕方ありませんでした。まだいらしていただくようになって日が浅いのですが私自身が長谷川先生から教えることの楽しさや厳しさを教えていただいている毎日です。
 まだこれからも本選は続きます。頑張らなくては....


8.6

 先ほどアメリカから帰ってきました。成田空港まで昭義先生が迎えに来てくれていて初めてインスパイアに乗せてもらい快適に帰宅できました。アメリカでは世界の精鋭達の驚くばかりの演奏をたくさん聴き、大きな刺激を受けてきました。オハイオ州は気候もしのぎやすく緑やお花が多くとても私好みでした。 可愛いリスがあちこちにいてつれて帰りたくなりました。そのリス達と私が泊まったホテルです。

 

 たった10日間なのに懐かしい我が家、うれしいことに可愛いお花達も昭義先生が手入れしてくれていて健在でした。
 留守中に一番驚いたことは超多忙の長谷川先生が私の生徒のホールリハー サルにいらしていただいたことです。帰ってきて早速先生のホームページに目を通すと信じがたいハードスケジュールの中いらしていただいたことを知り、 先生の暖かくあふれる情熱に感謝の気持ちでいっぱいです。こんな素晴らしい 先生にご指導いただける生徒達は最高に幸せ者です。精いっぱい頑張ってくれることを願うばかりです。帰宅して1時間ほど休んでから明日に本選を控えた 生徒のレッスンをしました。10日間ほとんどピアノに触れなかったので指が感覚を失っていて自分の手ではないような感覚でした。やはり少しでも毎日弾いていないとすぐに動かなくなってしまう悲しい現実があります。


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