昭義のひとりごと  


このページは私の日記のようなものです。私の感じること、周りで起こったことを書きます。

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生徒さんへの重要な連絡があります。こちらです。(2017.11.1)必ずご覧下さい。

〜栄子の花日記〜...ときどき音楽こちらです。

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12.15

 しばらくバッハ・コンクールに追い回されて、じっくり弾く時間が持てませんでしたが、今日久し振りに落ち着いて弾けました。久し振りに弾くと、力が入って硬くなるか力が抜けるかのどちらかですが、今回は力が抜けました。普通しばらく弾いていないと、なかなか感覚が戻らないものなのですが、今回は割とすぐに馴染みました。
 用事や病気でしばらく弾けなかった後というのは、弾き方を見直す良い機会です。 普段癖でしていることが、このようにあらためて弾く時に、普段ならあるポイントから右に動くところ、無意識に左に動いて思わぬ発見をすることがあります。勿論いつも良い発見があるわけではありませんが、たまに普段の癖から解放されて、大発見をすることがあります。(残念ながら今回はただ元に戻るだけでした。)

 そのバッハ・コン関連のプリントは事前にするものは全て終りました。私が今主に使っているのがMountain LionののるMacbook Proですが、バッハ・コンの当日問題が起きた時に使うサブのMacbook Pro(ElCapitan)の動作を確かめました。これにはAdobeCCのInDesignとExcelがのっています。採点票は問題なく動作したのですが、当日プリントする賞状のプリントをしようとしたら、「フォントが見つからずデフォルトフォントに入れ替える」というメッセージが出ました。Adobeのホームページを探って問題解決をしようと思ったのですが、具体的な手順を示すページが見つかりませんでした。そこでAdobeのヘルプデスクに電話して対策を教えてもらいました。


12.11

 バッハコンクールの参加票と審査票のプリントをしました。審査票はA4のコピー用紙に部門、演奏番号、曲名/作曲者名をプリントします。こちらはエラーが出たら、プリントし直せば良いので、気は楽です。でも参加票の方はエラーが出ると62円のはがきがダメになってしまうので、とても気が重いです。今回も紙送りのエラーが出て、予備を含めて買った100枚のはがきは全て無くなりました。
 C811dnはスピードが速いので、もしか見送りで何枚か重なって送られると、アッという間に何枚かのはがきがボツになります。1枚ごとにきちんと紙送りが作動していることを確認するよう、プリントを見ていないといけません。ですから参加票のプリントが一番気が重かったです。
 あとはプログラムと表彰状のプリントが待っています。プログラムはプリントの枚数が一番多いですが、同じ物をたくさん刷るだけですから気は楽です。
 あと大変なのは当日の集計以降の作業です。各審査員の点数を入力すると順位を自動で計算してくれる集計システムというExcelの表が出来ているので、入力さえ間違えなければすぐに結果は出ます。そして順位が出たら、表彰状の名前のプリントをしないといけません。これを審査終了後30分でしないといけないのが一番大変です。まさに時間との勝負です。

 バッハコンクールは佳境に入ってきましたが、普段のレッスンではiPhoneが大活躍です。それ1つで写真、ビデオ、録音機の3つの動作ができるので、良い例悪い例を簡単に見せたり聞かせたりできます。わざわざビデオを持って行かなくても、スマホでビデオは撮れます。私は他の先生のレッスンをiPhoneで撮っています。(もちろんその先生のご了解はいただいています。)そして撮ったレッスンの記録は絶対に他の人には見せてはいけません。それは当然の礼儀です。iPhoneのスタンドがあれば、iPhoneでビデオを撮りながらiPadでIMSLPにアクセスして譜面を見ることが出来ます。IMSLPに譜面がなければ、自分で楽譜をスキャンしてそのデータをiPadに取り入れれば良いわけです。そうすればレッスンの様子も簡単に記録に残せます。


12.8

 今月25日(月)に開くバッハコンクール in 江戸川地区の打合せをしました。ちば・市川バス研とフレンドステーションが共同で主催するので、総勢20人の方が集まって下さいました。役割分担などを決めて、持って行く物の確認をしてと、いつも通りの進行なのですが、その作業は大変です。今回は84名のエントリーがあったので、参加票、審査票などのプリントは数がとても多いです。

 こういう時によく使うのが、InDesignのデータ結合です。データ結合は差し込み印刷と同じ意味です。Excelの表をcsv形式で書き出し、InDesignの書類に埋め込みます。手順は簡単で、データを入れたいところにカーソルを置いて、入力するデータをクリックするだけで簡単に書類ができます。
 今回は84名のエントリーなので、参加票(はがき)が84枚、両面印刷しますから168枚、審査票が審査員が3人なので84×3=252枚、合わせて420枚ということになります。 これだけの枚数のプリントになるとインクジェットでは追いつかないでしょう。プリントという意味ではあと表彰状の印刷があります。骨格はOKIのC811dnでプリントしておいて、現地でエプソンのモバイルプリンタPX-S05Bで名前と部門だけをプリントするようにしています。そのあと年賀状のプリントが待っています。無事に動いてくれることを祈るのみです。
 今のところ2台のMacbook Proで1台は10.8(Mountain Lion=ML)、もう1台は10.11(ElCapitan=EC)が稼働しています。AdobeのCCにしたくないので、10.8上でCS6が動いている間はこのまま行くつもりですが、他のソフトがアップグレードし、MacOSがアップグレードして行くのを見ると、そろそろ10.8は見切らないといけないかもしれません。何しろ最新のOSは10.13High Sierra、ElCapitanの2世代後なのですから。
 iOSの新しい機能を使おうとしても、受け手のMacのOSがMLでは動きがとれません。iPhoneのAirDropにはECの方は現れても、MLの方は現れません。今はAirDropでiPhoneからECに移してから、MLの方に再度AirDropで移すという2度手間を取っています。(DreamweaverはCS6、MLの方にあります。)Adobe CCにしてしまえば、1台で全てが動くのですが、高過ぎるので踏み切れません。


12.3

 デュトワ先生指揮のN響12月A定期を聴きに行ってきました。

 古風なメヌエット
 組曲「クープランの墓」
 左手のためのピアノ協奏曲(ピアノ:ピエール・ロラン・エマール)
 道化師の朝の歌
 スペイン狂詩曲
 ボレロ

 というラヴェル没後80年記念のプログラムでした。ラヴェルという曲のせいかも知れませんが、N響の音がずいぶん変わったように感じました。私たちの世代が卒業してから10年近くの歳月が過ぎているのですから、当然といえば当然です。今日のプロは色彩的で華やかで、とても楽しめました。

2時過ぎにホールに着いた時にはこんな感じ
それが帰りにロビーに行ったら.......
 陽の落ちるのが速く、17:00の終演時には、外はLEDのライトによるイルミネーションが満開。驚きました。

11.30

 今年もあと残すところ1月、月日の経つのは速いものですね。

 先ほどプリントしようとしたら、「プリンタが見つかりません。」というエラー。色々いじったらプリンタにつながるAirMacの設定がおかしいよう。ネットワークの設定も含めて全てやり直したら、快調に動いています。

 ヴァイオリンを弾く上で気になるのがヴィブラートとシフト、左手の問題という共通項がありますが、どちらも楽器をきちんと定位置に持てれば、自然に解決します。特にヴィブラートをかける時、指が指板を押す力を強くしすぎないことが大切です。押さえる力が強過ぎると関節が固まってしまいます。右手も弓を柔らかく持たないと、弓が弦に跳ね返されてしまい、チョンチョンした音になります。


11.29

 このところ湿度が下がって楽器の音が変わってきました。母家のピアノのレッスン室は60%位ありますが、レゾナンスは40%前後で警報の赤ランプが点いたり消えたりです。私は基本的にレゾナンスで弾いているので、母家で弾いても乾いた音がしています。母家は今除湿も加湿もしていませんが、レゾナンスは1週間位の間に除湿器から加湿器に替わりました。
 乾燥するとその分発音しやすくなるので、特にcrescendo する時など力を加減しないといけません。湿度が同じでも楽器の状態が違うと音は変わるので、いつも自分の楽器から出る音を聴いていないといけません。


11.24

 今日は家でのレッスンと出身校新宿高校の管弦楽団のトレーナをしました。特に新宿高校のオーケストラはSPOと言いますが、弦楽器の人数が少ないのが問題です。人数が少ないと、どうしても音量を稼ぐために押さえつけて弾くようになってしまいます。本番は卒業生がエキストラとして出演するので音量の心配はありませんが、ふだんの練習の時は人数が多い他のパートに煽られてしまうでしょう。試演会などの様子を見ていると、その様子が目に見えるようです。そこで無理をしないで弾くことの大切さを、良い弾き方悪い弾き方の実演をして分かってもらいました。
 他人が弾くのを聴けば誰でも良い音と悪い音は分かりますが、 自分で弾くと冷静に聴けず、どんどん深みに嵌まっていくものです。そうならないようにするために、まず自分の楽器からどんな音が出るかを分かってもらうことから始めます。次にその音に似た音を弓で弾いて出す練習をします。
 無理をしないでよく響く音を出すのですが、皆さんが想像するよりはるかに少ない力で音は出せます。その基本になる音を覚えることが第一段階、色々な曲を弾いてどんな状況でもその良い音を出せるようにするのが第二段階です。このよく響く音、前にご紹介した楽器屋さんTさんがよく言われていたことがヒントでした。

 今日出かけた時も、基本的にはそれほど車の量は多くないのに、右折1ヶ所に10分近くかかるという妙な渋滞でした。最近は信号が変わっても、車はすぐに動き出しません。そのかわり信号が赤になっても、そして直交する道路の信号が青になっても、交差点に突っ込んでいく車の多いこと。(これはタクシーにとても多い。警察もスピード違反より、こういう違反をもっと取り締まるべき。)アメリカみたいに直交するレーンの信号を信号器に表示するようにしたら良いのに。


11.22

 午前中に今度のバッハコンクールの会場タワーホール船堀に、スタッフの方お2人と会場の詳細を見に行きました。今まで勉強会などで使ったホールですが、コンクールで使うのは初めてです。

 夕方からは渋谷の白寿ホールにトリオ・エスパスの演奏会「収穫祭コンサートFete des Vendanges Vol.7」を聴きに行きました。前回白寿ホールに行った時と同様、今日も渋滞に巻き込まれました。明日が休日のせいでしょうか?ホールには時間ぎりぎりに着きましたが、駐車場に車を入れるのに手間取り、2曲目からしか聴けませんでした。(前回のことがあるので、余裕を見て家を出たのですが.......)
 ヴァイオリンとチェロのためのソナタ/ボッケリーニ
 ピアノトリオ第3番/ベートーヴェン
 ピアノトリオ第2番/ショスタコーヴィッチ
というプロで、ヴァイオリンは相川麻里子さん、チェロは植木昭雄さん、ピアノは佐藤勝重さんです。アンコールはロンドンデリーの歌でした。

 この10日間で4回コンサートを聴きましたが、白寿ホールの2回のコンサートはどちらも渋滞で1曲目は聞き逃しました。NHKホールと王子ホールのコンサートは順調に行けたのに........私にとっては白寿ホールは鬼門です。(NHKホールのすぐそばなのに。)


11.21

 今日レゾナンスで弾いていたら赤いランプの点滅が見えました。見るとなんと湿度が30%台に落ちていました。ついこの間まで除湿器を使っていたのに、もう加湿器が必要になっていました。

 上の写真でも分かるように湿度が40%以下、75%以上になると赤いランプの点滅で警告を出します。母家に戻ったから奥のレッスン室の湿度計を見たら55%、その違いに驚きました。
 こうなると弾く時にハンカチを使う必要もありません。外してみたらこの方が音がハッキリ出ます。弾く時に汗をかく季節ではないので、梅雨前までハンカチはやめます。

 私は今2012年製の13インチMacbook Pro2台を使っています。1台はOSX 10.8(Mountain Lion)、もう1台はOSX 10.11(ElCapitan)がのっています。SSD版のMacbook Proが高いので、最後のHDD版Macbook Proを買い足しました。最大の原因はAdobeのCreative Cloudです。InDesign、Dreamweaver、Photoshopを主に使う私としては、10.8のMacbook ProにのるCS6が動いている間はこれで行くことにしました。(今書いているひとりごともMountain Lionの方のMacbook Proで書いています。)
 他のソフトもOSが今やHigh Sierra(10.13)になって、徐々にElCapitanあたりが最低条件になりつつあります。もう少ししたらOSをアップグレードせざるを得なくなるかもしれません。AirDropもMountain LionとiPhoneの間は直にはつなげません。写真などはiPhone→ElCapitan→Mountain Lionというように2段階で移しています。この面倒くささを考えると、そろそろAdobe CCに移行しないといけないかもしれません。Adobeの思うつぼ?..........


11.17

 昨日は王子ホールに白井篤さんのリサイタルを聴きに行ってきました。(ピアノは大須賀恵里さん)N響の活動の合間を縫ってこのようなリサイタルを続けられるのは大変だと思います。
 無伴奏ヴァイオリンのための前奏曲とフーガ/レーガー
 ヴァイオリンソナタ第10番/ベートーヴェン
 パガニーニアーナ/ミルシュタイン
 ヴァイオリンソナタ第1番/プロコフィエフ
前半後半ともに1曲目はソロ、2曲目はソナタという構成です。2008年から続けてこられたベートーヴェンのソナタは今年10番を迎えられました。Facebookを見たら昨日は白井さんのお誕生日だったそうです。
 N響の先輩、現役の人たちが何人もいらっしゃっていました。

 今日は気分転換に筑波山に紅葉を見に行ってきました。2年前と同様に、最初に常陸牛のお店に行きました。(料理のコースはその時と同じです。)その後女体山にロープウェイで登りました。

筑波山、左が男体山、右が女体山
常陸牛のお店から見た様子
女体山御本殿
幼稚園児が元気に登っていました
 前回は本殿まで行かずに戻ってしまいましたが、今回は幼稚園児らしき団体が元気よく登っているのを見て、本殿に行ってきました。今日は寒いと思って用意して行ったのですが、それほど寒くありませんでした。前回と同様戻ってきた時に、栗のソフトクリームを食べました。
 前回も今回も車のナビを信じて行ったら、途中で迷ってしまいました。今回は途中で野菜を売っている店があり、そこで道を聞いて行きました。iPhoneのカーナビを使えば良かったようです。

11.14

 今日は札響のコンサートマスター大平まゆみさんのリサイタルを聴きに白寿ホールに行ってきました。
 無伴奏パルティータ第3番/J.S.バッハ
  ヴァイオリンソナタ第2番/ブラームス
 カルメン幻想曲、アンダルシアのロマンス、サパテアード、ツィゴネルワイゼン
             /サラサーテ
というプロでピアノは佐藤勝重さんです。開演時間にホールには着いたのですが、駐車場が見つからず、やっと見つけてホールに入ったら既にブラームスの1楽章の始まったところ。2楽章への一瞬にホールに入れてもらい、なんとか聴くことができました。ゆったり目のテンポでじっくり弾かれていました。アンコールはグラナドスのおじぎ草、ファリャのスペイン舞曲、カザルスの鳥の歌の3曲でした。

開演前 白寿ホールのX'masデコレーション

 午前中には千駄ケ谷の病院に行き、昼過ぎにビオラ150株を植え、夕方6時に白寿ホールに行くということで、1日に120km位走りました。高速を走っている時は大した渋滞もなく順調でしたが、白寿に行く時高樹町を降りて白寿ホールに行くまでの246から宮下公園に右折するところが混んで、その交差点の右折だけで10分近くかかってしまいました。


11.12

 N響のA定期を聴きに行ってきました。マレク・ヤノフスキさんの指揮で
 ヒンデミット/ウェーバーの主題による交響的変容
 ヒンデミット/木管楽器とハープのための協奏曲
 ベートーヴェン/交響曲第3番「英雄」
というプロです。前半はあまり弾かれない曲で、私もウェーバーの主題による変容は弾いたことはありますが、木管楽器とハープの協奏曲は弾いた覚えがありません。エロイカは速めのテンポで引っ張って行かれていました。
 今日は招待状で入ったのでB席、3階席で天井のかぶっているところなので、音が少し遠く聞こえました。

 このところ色々な行事が目白押しだったので、終演後栄子先生と打ち上げに行きました。とはいってもこの後も次から次へと行事のオンパレード、落ち着くのはいつのことやら。


11.9

 台風が通り過ぎてから湿度がどんどん下がって行き、今日などレゾナンスの湿度は40%台になっています。母家のレッスン室はほぼ60%ですが.......そろそろ除湿器から加湿器に換えないといけませんね。
 そのせいか今日弾いていたら弓が少し張ってきました。ケースの中より部屋の方が湿度が低くなっているのです。少し弛めたら、とても良い響きになりました。同じ弓でも人によって弓の張り方はすごく違います。私はどちらかと言うと乾期はゆるめに張った方がシックリきます。湿度の高い時期は少し強めに張ります。でも一般的な張り方よりは柔らかめの方が好みです。Joseph Henryの方は張り方によって音がかなり変わるというか、良い音の出るポイントがとてもシビアです。弓が張ってくると、音が硬くなるのと同時に、音が少し引っ込みます。


11.6

 楽器を肩に載せる、ごく当たり前の作業ですが、身体の中の動きはとても複雑です。いつも同じようにしているつもりでも、疲れてくると構えは狂ってきます。
 いつでも自分の出したい音を出せるように弾き方をきちんと直そうと思ったら、まず楽器屋さんに楽器の状態を診てもらい、基準から外れていたら直さないといけません。 楽器の状態を良くしたら、基準の音( p f の中間のごく普通の音)を力まず無理をせずに出せるようにします。そしてそれから色々の曲を弾いて、どこを弾いても良い音を出せるようにしていかないといけません。ff であっても弓を押さずに音を潰さないで弾かないといけません。この弾いて直すというループを何回か繰返して、自分の出したい音に持って行くのは年単位の時間がかかります。(一応良い音を単音で出せたら、その弾き方で色々な曲を弾いてみます。するとそれまでの癖が出て悪い音になってしまうところが出てきます。そこを直してまた他の曲を弾くと、他のところに問題が出てきます。こういうことを何回も繰返して、前の悪い弾き方が出てこなくなるまで練習しないといけません。)中途半端なところで妥協すると元の木阿弥、折角それまでにかけた時間と努力が無駄になります。
 ある時良い音が出ても、次の日にはまた元通り、ということはよくあります。(フレッシュの本に「ヴァイオリニストは一生の間に何千もの新しい工夫を発明します。でもそのうち使えるのは1つあるかないかです。」という下りがあります。)その状態を卒業して、いつでもあるレベルの音が出せるようになって第一段階終了です。
 弾き方に悩んでいる生徒さんの場合、まず楽器の状態を見ることが大事です。ハシにも棒にも掛からないような楽器ならともかく、使える楽器だったら、それを最大限活かすことを考えるべきです。どうしてもダメな時に初めて楽器の買い替えが選択肢に入ってきます。
 弓と楽器は大ざっぱに言って1桁金額は違います。でも弓でかなり印象を変えることはできます。とはいっても最終的には楽器が響きを決めます。良い楽器が持てればそれにこしたことはありませんが........


11.4

 習志野市にお住まいの横川晴児さん(元N響クラリネット首席)が「お世話になった地域に音楽で恩返しをしようよ」ということで習志野文化ホール発のプロフェッショナル・オーケストラ「習志野シンフォニエッタ千葉」を立ち上げられました。


 来年1月12日(金)18:30に習志野文化ホールでプレ・コンサートを開きます。
 ワーグナー:ジークフリートの牧歌
 モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番「トルコ風」
  ヴァイオリン:ジェラール・プーレ
 メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」
というプロで、横川さんが指揮をされます。全席指定で一般席:3,500円 ペア:6,000円 学生席:500円(大学生以下)です。新しいオーケストラの船出です。皆様どうぞ応援よろしくお願い致します。


11.3

 早いものでもう11月、今年も残すところあと2ヶ月になりました。

 コンサートの前にCDやレコードを聴くのは想像以上に参考になりました。ふだん何気なく聴くのとは違って、全体にも細部にも色々イメージを与えてくれました。自分で弾いて迷っていたことが2〜3回繰返して聴いたら、頭の中でイメージがすんなりまとまりました。聴いたのはリビングですが、LS5/9を壁から離しているので、気配がよく感じられます。気配とは弓が弦にあたる気配です。そのおかげで勉強会のアンサンブルはとてもうまくいきました。伴奏してくれた生徒達も、進むに従ってどんどん「のって」弾いてくれました。


10.29

 今日は勉強会でした。最初に私たち2人が3曲、クライスラーの「前奏曲とアレグロ」、グラズノフの瞑想曲、クライスラーの「中国の太鼓」を弾き、それからソロの部、最後にアンサンブルの部(私がヴァイオリンの名曲を弾いて、生徒さんがその伴奏を弾きます。)という構成です。アンサンブルで弾いた曲はベートーヴェンのメヌエット、モーツァルトのメヌエット、マスネのタイスの瞑想曲、モンティのチャルダッシュです。タイスやチャルダッシュを弾くにはソロを聴いてその rubato に合わせ、更に弾きながら他人の音を聴いてバランスをとらないといけません。今までソロで自分の音しか聴いてこなかった小さい生徒さんにとっては、とても良い経験になります。練習3回にゲネプロ、本番と進んでいく中で一皮も二皮もむけたように育った生徒さんもいます。

今回出席の皆さん 栄子先生とのデュオ
初歩の子はヴァイオリン2台のデュオ アンサンブル(BeethovenのMenuetto)
今日の会場小岩アーバンプラザの
ベーゼンドルファー・インペリアル
さいころやカードで選んだ調の
スケールを弾く

10.28

 今日は知り合いの方のお誕生日をお祝いしてコンサートをレゾナンスで開きました。ご主人が奥様の還暦のお誕生日をお祝いするコンサートを企画され、お知り合いの方をご招待されました。奥様が娘のピアノをお聴きになりたいと仰るので、娘と何度も協演される永井公美子さんとのジョイントコンサートになりました。お誕生日をコンサートでお祝いするという楽しい機会でした。

 エルガー/愛の挨拶
 ウィニアフスキ/スケルツォ・タランテラ
 チャイコフスキー/ワルツ・スケルツォ
 ショパン/ノクターン遺作、子犬のワルツ
 スクリャービン/左手のためのノクターン
 ショパン/英雄ポロネーズ
 フォーレ/夢のあとに
 ブラームス/F.A.Eソナタより第3楽章スケルツォ

というプロの「根津理恵子&永井公美子 デュオ コンサート」です。皆様にお楽しみいただける良いコンサートになりました。


10.26

 夕方から市川市文化会館でクラシックコンクール本選の審査をしてきました。前は管楽器部門が行われていました。弦楽器はチェロの中学生部門、ヴァイオリンの小学校〜一般、アンサンブル部門の順で行われました。
 会場の小ホールは私自身何回も弾いたことがありますが、会場からの響きの返りをあまり感じられない自滅しやすいホールです。今日聴いていても無理をせずに自然に弾いていた人は数えるほどしかいませんでした。結局全国大会には前半2名後半2名計4名の方が進まれました。特に後半の2名(1名とアンサンブルの1グループ)は抜きん出ていました。


10.25

 今私がステレオに一番求めるのは、発音の軽さが表現できる事です。弓がどのくらいの深さで弦に接しているかが感じ取れるのが理想です。大きな音、エネルギーのこもった音を出せる事も大事ですが、それ以上に大切なのは細かいコントロールが表現できることです。難しいところを弾こうとすると、どうしても身構えてしまい、つい力で押さえつけてしまいます。そういう時に手本になる演奏を聴いても、細かいところをよく表せないステレオでは肝心なところは分かりません。
 とはいっても高い物を買う必要などありません。今持っている物を最大限活かせば良いのです。具体的に言うと、今持っているスピーカーを1:1:1:1の位置に置いてその音を聴いてみて下さい。適当な位置に置いた時とは違う次元の音が聞けます。
 私がそれを経験したのはレゾナンスにStirlingを持って行った時です。前にも書いた1:1:1:1のところに置いたら、大きい方向にも小さい方向にも軽く活きた音が出てくるようになりました。大音量も一つの魅力ではありますが、音楽の神髄は小音量にあります。軽く活きた音が魅力です。

 演奏も同じです。無理して大きい音を出すのではなく、無理をしない軽く活きた音を出しましょう。名手の演奏を聴くと、無理して弾く必要などないことが分かります。


10.23

 超巨大台風と言われて強風が心配だったのですが、何事もなく良かったでした。昨日の夜は騒々しいエリアメールで市内北東部の傾斜地は避難の準備をするように指示が出ました。そのあと夜中に一度目が覚めた時は雨の音がすごかったですが、朝目が覚めたら「台風は?」という感じでした。朝8時ごろケーブルテレビを見ていたら、時々黒い画面に「電波を受信していません」というエラーメッセージが出ましたが、我が家の被害はその程度でした。

 身体に無駄な力が入るのが演奏を悪くする原因ですが、弓幅を使い過ぎるのがその最大の誘因になります。弓幅を使い過ぎると弓が暴れます。そうなると右手に力が入り、音を潰してしまいます。(子供の頃よく全弓で弾く練習をさせられましたが、何のメリットがあるのでしょう?)良い音かどうかはホールで弾けば分かります。潰れた音はホールでは全然響かず、弾けば弾くほど悪い方向へ行ってしまいます。とはいってもホールで弾く機会はなかなか持てません。普段練習する部屋が良い響きを持っていないと、良い弾き方を身に付けることはなかなか難しいです。
 野中の一軒家でもなければどうしても防音しないといけないでしょうが、この防音が曲者。スペック優先で何dB(デシベル)減衰出来るという数値優先で選ばれるケースがほとんどでしょう。でもそういう防音室では、すぐにその部屋で弾くのが嫌になります。というのはそういう吸音中心に作られた防音室で弾くと、自分が下手に聞こえてくるからです。(そんな部屋でいくら練習しても、響きとはどういうものかは分からないし、力の抜き方も身に付かないので、なんの練習にもなりません。)
 オーディオの場合も同様で、響かない防音室だとどうしても音量を上げたくなってしまいます。響きのある空間で無理をせずに響かせてやれば、自分の持ち物を再認識するでしょう。それくらい音を出す作業には響きは大切です。響きを体感するにはフローリング(できたら無垢の、畳は吸音材です。)、そしてステレオの場合はスピーカーは出来るだけ1:1:1:1を守る(壁からの反射から解放されるFree Standingが理想)、演奏の場合は一番響くポイントで弾くことです(弾いてみれば分かりますが、場所によって微妙に響きの量が変わります。)。
 こういう細かい事、やってみると想像以上の影響があります。良い音を出したいなら面倒でも試すべきです。そうすると思いもかけない発見があります。演奏もオーディオもこういう小さい発見の連続です。歳とともに経験を積む一方、確実に体力は落ちていきます。(全身平均して老化するわけではないので、いつも新しいバランスを作らないといけません。弾きながらの微調整ですむ場合もあれば、弾き込まないといけない場合もあります。オーディオの場合は老化は聴力に表れます。全帯域が平均して聞こえなくなるわけではありません。まず高域が聞こえにくくなります。)


10.22

 レゾナンスをホールとして使うことが続いているので、Stirlingは休眠中です。レゾナンスのスピーカー下のボードは色々試しましたが、樽ボードの上に真鍮&ステンインシュレーター3個(前2個、後ろ1個)を置き、その上にStirlingを載せています。Stirlingの前につけるねじ込み式のスパイクは床を傷つけるので使いません。セットしたら動かさないのなら良いのですが、頻繁に動かさないといけないレゾナンスでは使えません。そこですぐに聴けるリビングのRogersのLS5/9のシステムが大活躍です。
  参考にしたくて同じ曲をCDで2枚レコードで1枚聴きました。やはりスピーカーは出来るだけ1:1:1:1に近い位置に持ってくるのが、壁からの反射を防げて伸びの良い音が聴けます。その意味ではレゾナンスが最高なのですが、リビングも出来るだけLS5/9を前に出して、伸びの良い音を出すようにしています。(リビングは縦長なので、スピーカーを少しなら前に出しても邪魔にならないのが幸運でした。)こうすると演奏の細かいニュアンスがとてもよく分かります。レゾナンスはピアノが主役なので、どうしても1:1:1:1に置かざるを得ません。それによってその良さを私自身初めて経験することが出来ました。皆様にも邪魔にならない範囲で出来るだけ壁から離すことをお奨めします。(特に横方向の1:1:1を守ると良いです。)


10.19

 まだしばらくは持ちそうなのですが、来週日曜日のコンサートに備えて弓の毛と弦を交換しました。毛と弦のどちらの影響が大きいのかは分かりませんが(いつも同時に取替えるので。)、今回は弦の影響が大きく感じました。毛も弦もそれほど悪くはなっていませんが、替えるとやはり良い音になります。ただ毛と弦1セットで3万位するので、そう気楽に替えられません。(今日も2セットとも交換しました。)
 昼前に弓を預けて、3時過ぎに取りに行きましたが、偶々ヴィオラのOさんにお会いして色々面白い話を聞きました。

 毛替えの後は毛を充分乾燥させないといけません。乾燥しないうちに松脂を塗ると、松脂が湿気てしまいカラッとした音にならないからです。この秋の長雨シーズン、しばらくは要注意です。長雨が終ると今度は乾燥に注意です。日本の湿度は冬は20〜30%、夏は70〜80%ととても大きな巾があります。夏と冬で松脂を替える人もいるのは頷けます。冬になったら松脂を替えた方が良いかもしれません。(冬はDark系、夏はLight系)


左からNYMAN、Guillaume、MELOS
松脂の弾き較べで色々集めました


10.15

 午後1時からPTNA主催のレッスン見学がレゾナンスで開かれました。栄子先生の2人の個人レッスン、ソルフェージュのグループレッスンのあとディスカッションという進行でした。

 レッスン見学は普段のレッスンを全国から参加された20名のピアノ指導者の皆さんにお見せするという企画です。特に面白かったのはソルフェージュのグループレッスンです。小2〜5の6人のクラスで、皆元気に和音をイタリア語ドイツ語で言ったり、和音を聞いて和音のカードを取ったりと、遊びながらソルフェージュを勉強していきます。

 今回私は写真を撮るはずだったのですが、他の用事に取り紛れて撮り忘れてしまいました。そこでバルコニー席からピアノを撮ったビデオから写真を撮り出しました。取説が見つからず、適当に触っているうちに動画から静止画を取り出す方法を見つけました。(動画を再生しながら、静止画にしたいところで一時停止してsnapshotのボタンを押したら、静止画が保存されました。サイズは1920×1080pixel[16:9]です。Photoshopでそれを427×240に縮小して、更に320×240[4:3]にしました。)それが上の2枚の写真です。今回この機能を初めて使いました。
 初めは取説をダウンロードしようと思ったのですが、かなり古い機種なのでメーカー(Victor)のホームページでも見つかりませんでした。家中探さないといけないかと思ったのですが、適当に触っているうちにその方法を見つけました。


10.13

 一生懸命弾こうとして頑張れば頑張るほど、身体に無駄な力が入ります。そうなると音が出なくなり、更に力を入れて音を出そうとします。こうなると抜け出すのは至難の業になります。どうすれば良いのでしょう?
 自分の出す音を冷静に聴いて、自分の出したい音が出ているかを吟味すれば良いのです。でもそのためには顎から力が抜けてフリーになっていないといけません。
 どういうことかと言うと、身体の力を抜いて身の回りの音を聴いてみて下さい。次に顎に力を入れて、同じように身の回りの音を聴いて下さい。顎に力が入ると、耳が詰まった状態になります。この状態では音はよく聞こえません。楽器を持つのに顎に力を入れてはいけません。しっかり楽器が持てないからといって、何度も構え直すのは止めましょう。顎は顎当てに載せるだけです。
 この身体的な動きに加えて、楽器の調整も大事です。良いアドバイザー(先生)と良い楽器屋さんを見つけましょう。


10.12

 先月の大腸の内視鏡検査に続いて、今日は胃の内視鏡検査を受けました。(栄子先生も日は違いますが、同様に検査を受けました。異常はありませんでした。)大腸の方は検査前日の食事制限と下剤の服用がありますが、胃の方は前日夜8時までに夕食を済ませるだけですむので、とても楽です。
 私は以前の健康診断で大腸のポリープが見つかり、それ以来10何年ポリープと付き合ってきています。実は大腸の検査そのものは負担ではないのですが、下剤が苦手です。今日の胃の内視鏡検査は検査前に麻酔をされたおかげでぐっすり寝てしまい、検査後1時間位経って看護婦さんに起こされるまでなんの意識もありませんでした。麻酔が大腸の時より強いようで、起きた時に少しフラフラしました。でも全体としては大腸より楽でした。終ってしばらくしてから診察室に呼ばれて、大腸と違い胃はとてもきれいだと言われました。ずっと胃はどうなのだろうかと心配だったのですが、良かったです。
 今日は朝トースト1枚を食べただけでお腹が空いていたので、病院近くの明治神宮前駅そばのコロンバンで軽く食べて帰りました。


10.11

 音楽の先生や生徒さんのお宅でよく見かけるのが、スピーカーを本棚に入れてあるケースです。スピーカーが楽譜に覆われているのです。ブックシェルフ型スピーカーとは言いますが、本当に本棚に入れてしまったら響きがなくなってしまいます。良いアンプを使っても、これではその良さが活きません。特に本棚の一番下の段に入れると、高音の軸は耳の高さには来ませんし、中域以下も楽譜に吸われてしまいます。
 同じことは演奏室についても言えます。楽譜を見るためには本棚に扉がない方が扱いやすいのはたしかです。ですが本は吸音材です。折角空間に放射された響きのかなりの部分を吸ってしまいます。オーディオ的にも演奏的にもとても惜しいです。

 音楽室を作るなら、どうしても遮音(防音?)をしなければいけません。でもこの遮音が曲者でいくら遮音が出来ても、その部屋の中で音楽を弾いたり聴いたりする気にならないケースが多いです。以前の我が家の防音室は外に対してはほぼ完璧な遮音が出来ていました。ですがそこで弾いていると、全然響かないので、気が滅入ってくるのです。後追いで色々響きを増やす方法を試しましたが(天井の反射材の割合を変えたり、天井に反射材をつけたりと色々試してみました。)、どれもうまくいきません。基本的に弾きたい気分にならない空間にいくら反射材を入れても無駄です。(最初はこの部屋は私が使っていましたが、どうしても好きになれず、母家に移りました。)

 演奏室の中で弾いて響きを感じられようでなければ、良い音を身に付けることは出来ません。響かない部屋でいくら練習しても、どんな音を目指せば良いのか分からないからです。


10.7

 私はもし何かがあった時に困らないように2セットヴァイオリンを持っています。2台あると必ず弾きやすい方の楽器が出てきます。なぜもう1台を弾きにくく感じるのでしょう。それは同じ力をかけても、楽器の反応が違うからです。繊細に反応できる楽器の方はそれだけ細かくコントロールしないといけないわけで、その分弾きにくく感じます。ツボさえ分かれば、弾きにくさはなくなります。早く慣れることが大事です。(どうしたら良い音が出せるかいつも考えながら弾いていれば、ある時突然閃きます。解決法は人から習うのではなく、自分で悩んで考えて自力で見つけるものです。できる人は皆その人なりの独自の方法をとっています。先生に習うのはヒントにはなりますが、人によって感覚は皆違います。分かってみれば当たり前のことが分かっていないから、問題が起きるのです。)
 思ったような音が出ない時、無気になって弾くのではなく、力を抜いて省エネでよくコントロールできるようにしてみましょう。諸悪の根源は迫力のある音を出そうと思うことです。そのためにも楽器の先を無理に上げる鉄砲を撃つような姿勢はやめて、まず第一に自然な発音を心がけましょう。


10.4

 もし思ったように弾けないとしても、悩む必要はありません。弾き方が悪くてもこれくらいは弾けるのだから、ツボが分かればもっとうまくなれる、と思えば良いのです。もちろんどうすれば良いかが分かっていなければいけませんが........
 うまく弾けないからといって怒っても、身体に力が入って硬直するだけで、どんどん悪い方向に追いやられてしまいます。それに自分の出した音を聴くのに必要な冷静さもなくなってしまいます。
 もちろんただ力を抜いて弾けば良いわけではありませんし、一生懸命弾くことが悪いわけでもありません。でも一生懸命弾くのと無気になって弾くのとは違います。出てくる音をコントロールできる冷静さを失ってはいけません。


10.3

 「ヴィブラートがよくかからないけれど、どうしたら良いのでしょうか」という質問をよく聞きます。左手だけでヴィブラートの真似をする時は、柔らかくきれいに動くのに、楽器を持って弾くとうまくかからない、特に一生懸命ヴィブラートをかけようとすればするほど止まってしまうのです。
 楽器を持つとどこが変わるのでしょう? 実際に弾く時は弓を持ちます。そしてヴィブラートをかけたい場所に来たとします。左手を一生懸命動かそうとすると、それにつられて右腕にも力が入り、固まってしまいます。するとそれが左手に跳ね返ってきてヴィブラートが止まってしまうのです。
 ではどうすれば良いのでしょう?espressivo にしようとするとつい弓幅を使ってしまいますが、ヴィブラートをかけるなら弓幅を小さくして力を抜き、左手首に意識を集中すると良いです。(具体的に言うと体重を左にかけて、右腕を解放すると良いです。)「ヴィブラートをかけろ!」と気合いをかけて直るようなものではありません。無駄な力が入らないように全身のバランスをとるのが大切です。つまりバランスの問題です。
 奏法上の他の問題も怒って気合いをかけて直そうとしても直りません。若いうちは無理をしても体力があるのでなんとかなるのですが、ある程度の歳になると体力が続きません。気合いで弾くのではなく、無駄な力を使わずに弾かなければ長続きしません。


10.2

 思った通りに弾けない時にどうするか?誰もが悩む問題です。普通悩めば悩むほど頑張りますが、それがアリ地獄の入り口です。問題の箇所の入り口では誰もが身構えますが、身構えると力が入り、右腕が固まってしまいます。
 それを防ぐには、まず普通の大きさ( pf の中間)の音を力まずに出せるようにすることです。そしてその音から大きい方( f )へ、小さい方( p )へと少しずつ拡大していくのです。気をつけないといけないのは大きい方への拡大、力任せに弾かないように気をつけましょう。
 forte で弾く時に気をつけることは、弓幅を使い過ぎないことです。弓を使い過ぎると右腕が固まってしまうからです。ただでさえ力みやすいのに、更にそれを助長する必要はありません。良い音の基本は pizzicato 、弓で弾く時も pizzicato のように弦がよく振動させましょう。
 上手い人は弾くのに力は使っていません。(一生懸命弾いているように見せることはあっても、それはパフォーマンス。)もちろん必要な力は入れなければいけませんが、想像よりはるかに小さい力で充分です。特に動作の継ぎ目で動きを止めないことが大事です。自然な弾き方の基本はここにあります。そのためにも楽器を弓の動きにきちんと反応できる状態にしましょう。(色々な要素があって選ぶのは大変ですが、試してみる価値は充分にあります。)弾き方に悩みのある方は是非お試しを!


10.1

 今日から10月、今年もあと残すところ3ヶ月になりました。これからしばらくが楽器が一番良く鳴る季節です。(このところレゾナンスの湿度計は、除湿器が動いていなくても60%前後のベストの状態です。)
  今は湿度も管理してくれるエアコンが主流ですから、弾いている時にケースのフタを開けておけば、ケースと楽器を両方とも乾燥してくれます。防音室で弾くのなら、エアコンをかけておけば良い状態に保たれます。
 もし既に指板が落ちているような場合は、ケースの中身を全て出して、ケースにアイロンがけしたタオルを入れて、 1時間位放っておくと良いです。これを繰返しても状態が戻らない場合は、楽器屋さんに手術してもらうしかありません。
 日本は梅雨の季節は80%以上、冬は30%以下と望ましい湿度50〜60%から大きく外れることが多いです。いつも湿度計をよく見ておけば、気がついたら指板が落ちていた、というようなことは防げます。

 楽器(と弓)が湿気ると、発音が悪くなり思ったような音が出てきません。湿度計の数値に一喜一憂するほど神経質になる必要はありませんが、日に1回位は湿度がどのくらいかは見ておいた方が良いです。
 今度は乾燥する季節です。 天気予報を聞いて、湿度が40%より下がりそうだったら加湿器を考える必要があります。とても場所を取るのですが、ピアノを置いてある部屋には除湿器と加湿器があります。


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