栄子のひとりごと2004年11月分

 栄子先生へのメールはこちら


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昭義先生のひとりごともぜひご覧下さい。

生徒さんへの連絡のページを更新しました。緊急連絡があります(2004.12.6フィットペダルのページを更新しました。(2004.11.07)ぜひごらん下さい。


11.30

 ショパンコンクール・イン・アジアに参加した生徒のコンクール後、初のレッスンでした。この生徒は10月半ばまで別のコンクールで最終審査まで残っていたので、ほぼひと月でショパンコンの課題曲であるバロック1曲、ショパン2曲を譜読みし、詰め込みレッスンで何とか間に合わせで本番に持って行くしかありませんでした。ですから状態は万全ではなく結果も当然思わしくありませんでした。ところが今日のレッスンで嬉しい発見をしました!!譜読みの力が別人のようにレヴェルアップし、指もふわふわしていたはずがしっかりし、肝心なやる気も数倍伺えました。結果には表れなくても、目的を持って必死で頑張ると、このようにしっかりと実力につながっていくことが証明され、このコンクールに参加させて良かった!!と実感しました。本選で弾けなかった大好きなワルツを12月の受賞者記念コンサートで魅力的に弾いてくれることでしょう。楽しみです。


11.27

 朝9時から7時まで立て続けにソルフェージュとレッスン頑張りました。コンクールや勉強会、アドバイザーなどで土日がつぶれることが多く久しぶりのソルフェージュです。やはり定期的に書いていないとかなり実力が落ちてしまいます。今日は生徒達一つ一つの課題にかなり手間取っている様子で、時間ばかりかかり捗らず憂うつになります。ソルフェージュは大きくなってからでも訓練次第である程度は出来るようになりますが、私の理想としては小さい頃から少しずつでも和声、リズム、メロディー等耳の訓練を続けて行って、特に和声には敏感な子供たちを育てたいと思っています。

伸び伸びと歌えるようになってきました 思いがけずこんなプレゼントを戴きました

 我が家では理恵子が生まれてすぐに、夫婦で毎日訓練してをして耳の良い子に育てよう!!!という取り決めがありました。そこで理恵子が読み書きが出来る3歳になった頃昭義先生は和声を担当し、私はメロディーとリズムが担当でした。ところが理恵子はリズムが複雑なメロディー聴音が大嫌いで和声ばかりやりたがるのです。せがまれるままに和声ばかりを特訓してしまい、幼稚園卒園の頃には、7声くらいまで完璧に聴こえるまでに成長していたことを思い出します。なんと小学校卒業するまでこのメロディー聴音嫌いは続きました。(そういえば現在我が教室にも同じような子がいましたっけ!!?)

 生徒はなかなかそんな環境にはもって行けませんが、自宅で自分で和声を弾いて響きや進行を聴き分けられる耳を育てることは可能なので是非実行して頂きたいです。和声は年齢が低いほど訓練しやすいです。


11.26

 またまた今日、早朝に理恵子から連絡がありショパンの生家「ジェラゾヴァ・ヴォラ」で来年8月リサイタルが決まった!との事でした。ここで演奏出来ることはピアニストにとって大きな夢であり最高の喜びですから本当に嬉しそうでした。ワルシャワでの春夏だけの特別行事なのです。一日2回のリサイタルでもう1回はなんとエヴァ先生がご出演されるそうです。・・・出来ることなら聴きに行きたい!!

 今生徒達は、来月に迫ったコンサートや、ステップ、来年早々のコンクール、発表会などそれぞれの目的に向かって歩み始めました。どの生徒も意欲に溢れていて教える方ものんびりとしている暇さえありません。新しく入ってきた生徒なども親子で大変熱心な方ばかりで、大変楽しみです。自分の練習時間も出来るだけ作りたいのですが、来年からは新しいソルフェージュのクラスも増え、理恵子からは今年こそポーランドのクリスマスを見に来て欲しい!!と言われています・・・・ああ身体がいくつあってもたりません。生徒の事を考えると行くにしても1週間以内で帰ってこないといけないし・・・本当にどうしたら良いのでしょうか。

 さて名古屋の名高いピアノ指導者でいらっしゃる杉浦日出夫先生がムジカノーヴァ12月号でフィットペダルとボードを推奨して下さいました。温かく大変ご熱心なお人柄がにじみ出た文章です。出来るだけ早い幼児期からペダルを取り入れてレッスンすることの重要性など細かに書かれていらっしゃいます。杉浦先生とは4年前ワルシャワで初めてお目にかかりお話させて頂きましたが、先日この記事のことに関してお話した際、その時のことをしっかり覚えていて下さって感激しました。


11.24

 六本木のサントリーホールのN響定期公演を聴きに行きました。今日も例によってぎりぎりまでレッスンしていたので開演直前にホールに滑り込みでした。

 四ツ谷の駅からタクシーを飛ばしてもらって普段なら10分で行く所混んでいて20分かかってようやく到着。今日の1曲目は理恵子がポーランドのエヴァ先生宅でレッスンして頂いたネルソン・ゲルネルさんのピアノでラフマニノフのコンチェルト第2番です。息切れして席に滑り込むとなんとお隣の席はオーボエの茂木さんでした。声をかけようと思ったのですが始めから終わりまで何か書き物をされていてとてもその様な雰囲気ではありませんでした。茂木さんは大変面白い方なのでお話したかったのに、残念・・・
 さてゲルネルさんは先日のエヴァ先生と対照的な体つき・・・つまり大変小柄な方なのです。ところが出てくる音は驚くほどダイナミックで、ラフマニノフの甘いロマンティックな部分は夢見心地で、現実を忘れてしまうほどうっとりと聴かせて頂きました。目をつむっているととても小柄な方の演奏には思えませんでした。休憩時間に楽屋に行ってゲルネルさんにご挨拶してきました。理恵子のレッスンのお礼を申し上げると、レッスン曲の一つパデレフスキの「メロディー」がとても素敵な曲なのに僕はあの曲を知らなかった。とおっしゃりニコニコと写真撮影に応じて下さいました。今日の演奏が放映されるのもまた楽しみです。2曲目はチャイコフスキー第6番悲愴です。私はこの曲とブラームスの4番が特に好きなので今日はとても楽しみでした。指揮者のルイジさんは全身大振りで表現されオーケストラも充分それに答え見事な聴き応えの有る 演奏でした。今日の演奏を聴き生徒達にも是非目と耳でこのような素晴らしい体験をして欲しいと心の底から思いました。

 アークヒルズも帰りに立ち寄ったホテルオークラもクリスマスのイルミネーションが綺麗でした。

アークヒルズ ホテルオークラのロビー

 昨日のショパンコンクールの感想を一部手直ししました。是非お読み下さい。


11.23

 先ほど理恵子からパデレフスキ・コンクールの時の写真が届きました。

ファイナルのコンチェルト(ショパンの2番) ガラ・コンサート(パデレフスキのソナタ)

 さて今日はショパンコンクール・イン・アジアの本選の日でした。小、中、高の3部門を聴いてきました。さすがは本選。ほとんど全てが楽しめる演奏ばかりです。中学生や高校生はまるでコンサートを聴かせて頂いているかのごとく迫力満点です。私の生徒達も沢山聴きに来ていました。皆熱心にやる気充分で感心、感心!!
僅差で明暗が決まるのはコンクールの宿命ですが泣いたり笑ったり・・・今年も色々ありました。でも今日でやっと一段落。

 さて嬉しいニュースです!今日の本選で小学1〜2年部門で立石実桜さん(小1)が見事銀賞を頂く事が出来ました。(予選ではバッハ/メヌエットト長調、ショパン/ワルツ・ソステヌート、本選ではショパン/ポロネーズ変ロ長調遺作を演奏しました。)今夏PTNAコンペティションA1級においてもベスト賞を受賞しています。アジア大会まであと一歩でしたが本人も私も大満足です。今回4段ボード、ゴム付10cmペダルでの快挙でした。

小学1〜2年部門銀賞の立石実桜ちゃん
一緒に帰ってきた電車の中での実桜ちゃんとお母様の会話です。「帰ったらす ぐに練習でしょ?」「今日は練習はもういいの。宿題がたっぷり待ってるわよ !!」「ええ!?やだぁ〜」

 本日の結果をもってアジア大会出場は我が教室からは浅原由香さん一人だけですが、来年1月の大会に向けて是非頑張ってもらいたいと思 っています。

 以下にはお叱りを頂戴することを承知の上で今回このコンクールで思ったことを2〜3書きたいと思います。一昨日21日の関東甲信越地区5〜6年生部門の予選を通過したのはたった2人でしたが、本日23日の本選ではこの部門のみ、奨励賞でさえ無しの全ての賞該当者無しという寂しい結果(審査結果→関東甲信越地区→学生・一般部門→小学生5・6年部門とお入り下さい。)でした。この予選を通過されたお二人は本選でそれぞれ幻想即興曲、アンプロンプチュ1番を弾かれました。この2曲はその演奏者の状態がはっきり見えてしまう曲なので本日本選での結果は大変妥当だとは思いますが、その原因となった一昨日の予選の審査に問題があったのではないでしょうか。この部門だけは未だに予選の審査結果に疑問を抱かずにはいられません。昨年のアジア大会出場者2名、他地区で既に入賞してきている人が軒並み予選落ちしてしまったのですから。
  またショパンコンクールを目指す小さいピアニスト達の励みにするためには、あたたかい審査員のアドバイスが不可欠であることは言うまでもありません。それにもかかわらず今回生徒にいただいた講評を読んでみると思わず生徒の目には入って欲しくないというような物がありました。ショパンコンクールを愛する者にとって今回は色々考えさせられました。

各部門銀賞 各部門金賞

11.22

 理恵子のパデレフスキコンクールでのことをピティナのホームページでも紹介 して下さいました。どうぞご覧下さい。

 今日は正午から出かけるぎりぎりまでレッスンし、王子ホールまでエヴァ・ポブウォツカ先生のリサイタルを聴きに行きました。昨年は体調不良で急遽来日中止となったため日本のファンにとっては待ちきれないほど楽しみなコンサートだったのです。今回は来日直前まで理恵子のコンクールに付きっきりでレッスンされたりコンクール会場には毎日タクシーを飛ばしてご自分の練習時間を削ってまで聴きにいらして下さったそうです。その場所はタクシーで3時間以上もかかる所なのです。その様な状況だったことは微塵も感じさせない圧倒的な演奏で聴衆を魅了してしまうのですから驚きです。まずは王子ホールのステージに出ていらした姿!!さっそうとステージに現れた先生はあまりにも堂々としていてかっこ良くてその姿にしばし見とれていました。ゆったりと腰を下ろし出てきた音色の美しいこと。こんなにも王子ホールのピアノが美しい音色を奏でるとは想像もしておりませんでした。モーツァルトを聴きながらこの先生が理恵子を毎日育てて下さっている・・・と思ったら涙が溢れ、困ってしまいました。何しろ隣の席は大きなNHKのテレビカメラだったのですから。今日はステージと客席に合計3台の大きなカメラが設置されていて聴いている方が緊張するようでした。泣いてるところ映ってたらどうしよう!?!後日の放映が楽しみ!!「しまった!生徒全員を連れてくるべきだった」と後悔しきりでした。残念。コンクールを受けたり練習するより生徒達に聴かせたかった!!
今日のプログラムは
モーツァルト/幻想曲ニ短調、ソナタ「トルコ行進曲付」
ベルク/ピアノソナタOp.1
シューマン/子供の情景
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
グリーグ/叙情小曲集より
ショパン/ノクターン第7番嬰ハ短調、マズルカOp.24、スケルツォ第1番
とバラエティに富んだ物であり一つ一つどの曲も素晴らしく、くたくたに疲れていたはずの身体をすっかり元気にしてくれました。先生の演奏はこの世の物と思えないほどあたたかく、柔らかく、時には地響きがするほど激しく、子どもの情景はどれもお話や情景が目の前に浮かんでくるのです。グリーグの抒情小曲集はこれほどチャーミングな曲だったとは。その後の曲は全てストレートに演奏されぐいぐいとショパンの世界に引き込まれて行ってしまいました。マズルカ昨日生徒達のショパコンで散々聴いたっけ ・・・あまりにも違いすぎ!!当たり前。

 スケルツォ1番最初の不協和音の強烈な響きに始まり、中間部のクリスマスキャロルのなんと美しいこと、この曲への先生の思い入れがずっしりと伝わってくるようでした。なりやまぬアンコールに先生は満面の笑みで答えられ何と6曲も演奏して下さいました。ショパンノクターンop.55-1 、バッハパルティータより3曲、ショパンマズルカop.7、幻想即興曲
こんな素晴らしい先生と毎日衣食住を共にさせて頂いている理恵子は本当に幸せ者です。

私の生徒たちと楽屋で

 一緒にコンサートを聴きに行った昭義先生のひとりごとをご覧下さい。面白い エピソードが読めます。


11.20

 朝から8時近くまでレッスン頑張り、口も利けないほどくたくたです。最近真夜中や明け方に理恵子からの電話で起こされることが多かったので寝不足もピークを迎えました!!!電話は何より嬉しいけれど、いい年の身体にはかなり応えます。お肌はボロボロ、生徒のコンクールを控え食欲も無くゲッソリ。明日は朝早くから出かけるので今日は早く休まなければ。と言うことで朝から夢中でレッスンしていたら嬉しいことが・・・疲れで倒れそうになっている所にこんな素敵なお花が届きました!!

 みずみずしく色とりどりのお花はじっと眺めているだけで心が洗われて行くようです。美味しそうな豪華なケーキ!!これも実はお花なんです!!!箱から出てきた時、早速紅茶を用意しようかと思ったほどお見事なケーキフラワ ー!!
美しいお花達は疲れた身体を一瞬にして癒してくれました。


11.18

 速報です!!!さて今日は早朝にビッグニュースが飛び込んできました!!ポーランドで10日間にわたって開かれていた第6回パデレフスキ国際コンクールで理恵子が第4位に入賞しました。昨夜ファイナルに残った6名のコンチェルトがあり理恵子はショパンピアノコンチェルト第2番を演奏しました。そして副賞として2次予選で弾いたパデレフスキのソナタに対しこのコンクールの最高に名誉なパデレフスキ賞を受賞出来ました。うれしい事にポーランドで2006年までのコンサート契約も結ばれたそうです。ポーランドでは勿論、日本の皆さまにもいつも応援して頂いたおかげです。本当にありがとうございました。11月に入ってから生徒のコンクール、勉強会、ステップの審査と慌ただしく過ぎる日々、片隅にはいつも理恵子のことが気になっていましたが、これでやっと一つ肩の荷が下りました。今朝理恵子の嬉しそうな声を聞いていたら今までの疲れも癒され、また頑張ってレッスンしようという意欲も湧いてきました!!!


11.17

 レッスンが立て込んできて少々バテ気味・・・一年があっという間で、もうこんな季節になってしまいました。

 生徒のお母様が、10センチペダルに2センチゴムを貼るとき用の両面テープで、大変性能の良い物を探してきてくれました。寺岡製作所の「ゴム用強力両面テープ」という物です。これならはがれてくる心配もほとんどありません。今度のショパンコンクール・イン・アジアでは初めて4段ボード10cmペダルがデビューする予定です。


11.15

 勉強会の翌日は横浜ステップでした。まずは勉強会の様子です。

さあ、始めますよ〜 緊張するなぁ
 
まずはトップバッター  
 楽しいティータイムのひととき

 今回長谷川先生と初めてご一緒に審査させていただき、私も生徒達も沢山の素晴らしい経験が出来ました。今回締め切りが1週間延びたこともあり、コンクールの近い生徒達も長谷川先生がアドバイザーと分かってから滑り込みで参加申込みをすることが出来、長谷川先生、平嶋先生から大変貴重なメッセージを頂けました。(平嶋先生とはこの日初対面だと思っていたら、理恵子のリサイタルに親子でいらして頂いた事を知りビックリ!)私も生徒達の普段のレッスンでは見えなかった部分を知り、その点をアドバイスする事が出来、コンクールを直後に控えた生徒達には大変な刺激となりました。この日はステップの審査の他に長谷川先生のワンポイントレッスンもあり一人10分足らずでしたが、その短い時間に驚くほどのテンポの良さで進められた内容は目もくらむほどの充実度でした。先生のレッスンを受けると刻々と別人のように変身してしまうのですから。この日のステップの締めくくりとして、コンクールやステップでステージ経験を継続して行くことの意義や素晴らしさを熱く語られた長谷川先生のお話に感動し、これからもますます生徒達にはステップを活用し成長して行って欲しい!!と願わずにはいられませんでした。この日生徒達はいつの間にかその数10回や15回になっており表彰されたのには正直驚きました。しかも、参加した生徒3名とも思いがけず継続表彰の賞状と盾をステージで長谷川先生から直接頂けこんな幸せはありません。生徒の嬉しそうな表情をご覧下さい!!

左から平嶋裕美子先生、私、長谷川淳先生 感動的なお話
 表彰を受ける3人の生徒たち
  長谷川先生のワンポイントレッスン

 今日は長谷川先生のレッスンの日でした。月曜日で学校が終わってからの開始なので4時からコンクールとコンサートを間近に控えた6名の生徒をお願いしました。昨日のステップで大変な疲労状態にもかかわらず、事前にほんの少し打ち合わせた内容通り、一人ひとりに充てた時間にぴったりと終了。さすがです!!その内容は企業秘密ですが、無駄がひとつもなく的確で生徒達が見る見る変わって行く様子は感動でメモする手が震えます。

 急に寒くなりレッスン室にもホットカーペットを敷きましたが、出したばかりの時は折りしわがついていて床とのすき間が出来てしまいます。それを見た長谷川先生は「根津先生、ガムテープを貸して下さい!!」とおっしゃり、凄い早業でこのようにして下さいました。「はい!これで生徒達がつまずく心配がありません!」長谷川先生の愛情がこもったガムテープ付きのホットカーペットでこの冬の寒さを乗り切れることでしょう!!

11.13

 たった今トモノホールのコンサートから帰ってきました。皆頑張って弾いてくれましたが、それぞれの緊張ぶりは想像をはるかに超えるものでした。それもそのはず、最高の響きのホール、最高のピアノ、最高の調律、全て超一流のおぜん立てが準備されていたのですから。

 コンクールの生徒達は思わぬ所でミスをしたり本番を前に大変良い経験が出来あと1週間で何をしなければならないかが明白になりました。
 写真や楽しいティータイムの様子など紹介したいのですが明日早朝からステッ プの審査に出かけなければならないので残念ですがいつ出来るかはよく分かりませんが後ほどアップいたします。 どうぞお楽しみに。


11.12

 明日にトモノホールの勉強会を控えピアノの生徒のレッスンの合間にバイオリンの生徒の伴奏が入り、レッスン室を行ったり来たり。ここ2〜3日あまりに色々ありすぎて明日が勉強会ということも今朝気が付いた程です。全部終えた時にはもう口も利けないほど疲れ切ってしまいました。この3日間連続で明日は勉強会、明後日は横浜でステップのアドバイザー、その翌日は長谷川先生のレッスンと大変な行事が続きます。今日はもう早めに休まないといけません。さて明日は皆どんな演奏をしてくれるでしょうか。楽しみでもあり恐くもあり・ ・・・

 生徒には最初から教えている生徒と他から移って来た生徒と、見方がどうしても変わってしまいます。最初から教えている生徒の中でも特に3〜4歳で基礎から教えていると、どうしてもいつまでもまだ小さい子どものように思ってしまいます。今日もその一人由香ちゃん(小5)のレッスンをしていて、ふと指先に目が行き指が物凄く長いことに気が付きました。驚いて自分の指と比べたらとっくに私の指の長さをこえていたのです。楽々10度が届くではありませんか。短かったり小さかったりで苦労している人のことを思うと、本当に幸せなことです。この他身長でも生徒にどんどん追い越されて、中2の真理ちゃんには20センチ近く離されてしまい、レッスンの時は恥ずかしいのでなるべく側に寄らないようにしています。生徒は知らない内に身も心もあっと驚くほど成長しているのですね。


11.11

 レッスンをぎりぎりまでして、今日は御茶ノ水のカザルス・ホールへ宮澤むじかさんのピアノリサイタルに行ってきました。開演前ホールのロビーにむじかさんのご両親がいらしたので初めてご挨拶させて頂き大感激でした。何といっても名門札幌コンセルヴァトワールの院長先生であり、奥様も噂に聞いていた通りの大変お美しい方で、そばでお話させて頂いただけで緊張してしまいました。こんな素敵なご両親の元ではぐくまれたむじかさんの演奏を大変楽しみに今日初めて聴かせて頂きました。大変清楚で隅々まで行き届いた音楽作りに感心して聴かせて戴きました。特に弱音の美しさには魅力を感じました。今日はハイドンソナタ、シューベルト即興曲集、シューマンクライスレリアーナ、というドイツ物でまとめられていらっしゃいましたが、次回には是非フランス物を聴かせて頂きたいと思いました。これと同じプロで札幌でも演奏されるとのこと、今宵のカザルスと同様大成功を収められ、ますます羽ばたいていかれることを期待しております!!


11.10

 レッスン室の周りの花壇は色とりどりのジュリアンが生徒達を迎えてくれます。

 フィットペダルを選ぶ時、身長で大体の目安をつけるようになっていますが、本人が踏みやすいならそれにこだわる必要はありません。例えばこの生徒は小4で130センチ、3段ボード7センチペダルが大好きなんです。

 こちらの生徒は小3で137センチ、1段ボードに3.5センチのペダル(セット2)を使用しています。

 半年前から私のところに来て驚くほど成長し頑張っています。今日もバスティンレベル4、パフォーマンス1冊全部復習と他2冊からは14曲練習してきていました。練習してきた物にこのようにインデックスを貼ってくるので教える方も即座にレッスン時間の配分が出来とてもやりやすいのです。手のフォームも見違えるほど綺麗になってきて凄く楽しみです。本当に驚くばかりの努力家です。調性も全くといってよいほど解っていませんでしたが今ではご覧の通り全調何調でも移調出来てしまいます。生徒の能力は無限です!!

 今日トップページの家の写真に少し手を加えしました。家の写真をクリックしてみて下さい。


11.7

 昨日の嵐のような連続レッスンが嘘のような一日。今日は予定していた重要なことが延期になり、私にとって降って湧いた休日となりました。朝から洗濯掃除、最近すっかりさぼっていた主婦業を一通り終え、読みたかった本を読みふけり、スリッパと遊び・・・時間に追われない生活の魅力をたっぷりと味わってしまいました!!!でも来週には勉強会やステップの審査、再来週には生徒のコンクールを控えているのでこの安らぎも今日たった一日のこと。明日からはまた死にそうなハードレッスンが始まります。
 今日は嬉しいプレゼントを戴きました。それは今夏関西で本選の審査をご一緒させて頂いたピアニストの伊奈和子先生からのもので、ご自身のCDでした。伊奈先生は私が学生時代に大切に持っていた「日本の音楽家達」という音楽之友社からでている雑誌に大きく写真入りで紹介されており、私は伊奈先生と審査をご一緒出来ることを心待ちにしていました。先生は私がその話をするととても喜んで下さり、ご自宅でガーデニングを楽しんでいらっしゃる話などでも意気投合してしまったのでした。その時先生がもっていらしたコーヒーに入れる甘味料を私が大変気に入ったのまで覚えていらして、それも一緒に送って下さったのです。それは日本では手に入らない貴重な物で、ドイツに行ってわざわざ買ってこられた物なのだそうです。なぜか伊奈先生は自分でも不思議なほど親密感を感じてしまい、忘れられない先生のお一人です。ピティナの審査では毎年素晴らしい先生方とお会い出来き、新しい輪が広がって行きます。先日の理恵子のリサイタルにも今夏審査をご一緒させて頂いた先生方にご案内状を差し上げたら、ほとんどの先生方がいらして下さって感激しました。このように審査では多くの先生方との出会いがあり、多くを先生方から学ぶことが楽しみの一つでもあります。


11.5

 この所ハードなのであまりの忙しさに食欲もなく少々バテ気味です。でも今夜は思いがけず生徒のお母様から手作りケーキを頂きその美味しさに疲れも吹き飛ぶようでした。明日はもう土曜日・・・朝から休みなく夜までレッスンが続きます。最近は新しい生徒も大分増え、レッスンが軌道に乗るまでは何かと気を遣う事が多くくたびれます。


11.4

 生徒って本当に面白い!!コンクールが近い生徒は1週間に2度呼ぶこともあります。3日前凄くよくなってきたのでワクワク期待して聴いて見るとまったく変わってないとか、前の方がよかったとか・・・その度に先生は落ち込んだり食欲が無くなったり・・・。かと思うと全くだめで諦めかけていたはずの生徒が、突如として信じられないほど上手くなっていたり・・・こんな時は思わず時間を忘れレッスンに没頭してしまい、生徒も凄い集中力でついてきます。十人十色、生徒はそれぞれに個性的で違った魅力を持っています。スローテンポ の生徒も長い目で見なければいけないのですが差し当たりのコンクールに間に合うかどうか気ばかり焦ってしまうのです。
 今日とってもよくなってきた生徒に、どんな練習してきたの?と問い掛けると「昨日一生懸命弾いたから」とニッコリひと言。生徒って一日集中するだけでぐんと変わってくるので驚きです。それなら毎日集中してくれたらどんなにか素晴らしくなるのに!!私の生徒達、のんびりムードの、のほほんとしたお坊ちゃまやお嬢様が多く、先生だけがやたら焦っている毎日です。お願いだから早くお尻に火がついて下さいよ〜〜〜〜〜!!先生はその度にしわや白髪が増えるのですから・・・

同じビオラでも皆少しずつ色合いが違って綺麗!!


11.3

 コンクールや勉強会、ステップを控え今日のレッスンは10時から始まって終わったのが6時半、その間休みはたった10分。途中で生協の配達が来たので生徒を待たせておいて大急ぎで仕分けして冷蔵庫に入れて・・・・という目の回るような忙しさでした。ゴムを貼った10センチのペダルと4段ボードを使ってレッスンした生徒は至る所でペダルを使ってショパンのポロネーズとソステヌートを弾いてくれました。今まで使用していたM60とはだいぶ違う踏み心地に思わずにっこり!この生徒(小1)は身長123センチですがこの組み合わせが丁度良いようです。

本番までに猛練習して上手くなってやるぅ!!byみお

 旦那様がゲネプロと本番の合間にこんな可愛いものを見つけたと言って理恵子と私にこれを買ってきてくれました。このテディー・ベア身長12センチのお誕生日の日付入りなんです!!

2月17日と12月23日の日付入り
身長12cm!・・ということはボードは40段必要?


11.2

 理恵子に先月28日に送った荷物(ドレスや書類など)がどうしても今日中に着かないと困ったことになる所でしたが、先程理恵子からの連絡で無事到着したとのこと。いつも一番早い国際スピード郵便EMSで送っていますがやっと肩の荷が下りました。早い時では3日で着きますが遅いと1週間かかってしまいます。この2〜3日、このことが気になり仕方ありませんでした。

 さてフィットペダルは生徒でいろいろ試して見ています。明日も沢山の生徒が来るので写真も撮ってご紹介するつもりです。

4段ボード、10cmペダルに2cmのゴムを貼っています

ペダルにゴムを貼る事により、
初めてのペダル経験者にも滑らず抜群の踏み心地
しかも高さも出るので更に踏みやすくなります

 
近くのホームセンターで買ってきた
厚さ2cmのゴムと強力な両面テープ
 

11.1

 現在ホームページのフィットペダルのコーナーをリニューアル中です。すぐに出来ると思って簡単に考えていましたがかなり手を入れ直さないといけなくて時間がかかります。今暫くお待ち下さい。特に10センチペダルと4段ボードの組み合わせは詳しくご紹介いたします。ご注文の方もそれをご覧になって納得がいってからお求め頂ければあり難いです。どうぞよろしくお願いいたします。


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