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晴海にこの11月オープンしたトリトン・スクエア内にある第一生命ホールへ行ってきました。娘が大学でお世話になっている迫昭嘉先生のリサイタルを聴きに行き、たった今帰宅したところです。ベートーヴェン・ピアノ・ソナタ全32曲の連続演奏会の第1回目である今日は、やはりこれから全曲を弾くという気迫と闘志が感じられ、実に見事で聞き応えのある演奏会でした。力強いタッチと透明感のある音色は最初から最後まで魅力的で迫先生の世界にぐいぐいと引き込まれていくようでした。こんな素晴らしい先生に指導を受けられる娘は幸せで実に羨ましく思いました。今日のコンサートは隣に住む両親も一緒で、コンサート前には久し振りに夕飯も一緒で幸せムードでした。
このコンサートに行く前に急いで一人だけレッスンしました。この子は1週間に2回30分のレッスンをするのですが、半年前に他の教室から移ってきました。大変才能豊かでやる気もあるのに、指の形がひどくて直すのに苦労しています。でもこの子のレッスンは毎回毎回大変進歩があり、顔を見ているだけでも幸せになってしまいます。なぜかというと和音あてをしても歌を歌っても勿論ピアノを弾いても、ニコニコの素晴らしい笑顔だからです。こういう子は本当に音楽を楽しんでいるのだと思います。絶対に上手くしてあげなければ......といつも思ってレッスンしています。今では指のフォームは来た時とは別人のように良くなってきましたが、あと一息です。
肺炎にかかって苦しい咳と熱に悩まされましたが、あれから1ヶ月経った今日レントゲン検査をし無事完治していたのでとてもうれしかったです。小林先生も私のレントゲン写真を見て「きれいになりましたね。」とまるで自分のことのように喜んで下さいました。
今日はレッスンがなく久し振りに夕方から青山に出かけ、かねてからの用事を済ませ、帰りはNHKホールで演奏会を終えた主人の車に乗り30分ほどで家に帰れました。今日の青山はクリスマスのイルミネーションで、いつもより一層華やかさを増していました。早いもので今年も残すところ後1ヶ月........となってしまいました。色々な事がありましたが、今回の病気で健康第一ということに気がつき、時には心身ともにリフレッシュしなければいけないと思いました。
新しい曲(エチュードでもバッハでも)をレッスンに初めて持ってくる時、ゆっくり丁寧に弾いてくる子は一見不器用そうに見えますが、何も考えずにやたら速く弾いてくる子に較べ仕上がりが断然早いです。いつも私は生徒に急がば回れとかウサギと亀の話をします。結局急いでみてもユックリと着実に弾かなければ一からやり直しをしなければいけなくなり時間の無駄になります。
もう1つ、他の教室から移ってきた子や始めて間もない子によく言うことは、ボールとザルの違いです。ザルだと水をすくっても全部流れていってしまいますが、ボールには全ての水が残ります。先生の言うことを何も聞いていないのがザルで、一言漏らさず聞くのがボールです。毎週毎週同じことを注意される子には最初は我慢して何度も注意していますが、我慢にも限界があります。そんな時にはこの話をすると大抵は次の週から別人のようになってレッスンに来ます。そしてこの時を境に栄子先生の可愛い弟子に変身するのです。
今年最後のコンサートを12月29日に行います。2台のピアノによるコンサートです。もう少し早い時期にクリスマスコンサートとして企画していたものですが、新宿のトモノホールは大変な人気で、クリスマス前後は全て埋まってしまっているそうです。我が教室は毎年ここでクリスマスコンサートをやっています。でもこの日は年末で会社も終わっているので、きっと普段子供たちの演奏を聴くことの出来ないお父さん達も大勢いらして下さるのではないかと期待しています。トモノホールの近くにおいしいケーキ屋さんがあるので、そこのケーキを取り寄せて皆でコンサートの間にケーキとお茶をいただくのも楽しみの一つです。生徒の中には演奏よりケーキを楽しみにしている子もいます。(栄子先生もその一人だったりして.......?)コンサートや勉強会ではいつも生徒の演奏を客席で聴いていることが多いのですが、今回はほとんどの生徒の伴奏を私がするので大変です。でも毎回レッスンで生徒と合わせていくのがとても楽しく、生徒もソロで弾くよりずっと楽しそうです。
今日の夜は真冬並の気温まで下がるということだったので、蘭の鉢や植木鉢を家の中に入れました。やりだしたらかなり量があったので、朝からお昼過ぎまでかかってしまいました。うれしいことに蘭にはたくさんのツボミがついていて、春から肥料をあげたり一生懸命育てた甲斐がありました。午後からは4人レッスンをしました。中には塾に行っている子もいて、あまり練習の出来ていない子もいました。塾に行きながらピアノをやることはとても大変なことだと思います。是非上手く計画を立てて勉強とピアノの両立をさせて欲しいものです。我家では独自のスケジュール表を作り、やるべきことを箇条書きにして書き出し、それぞれ何分やるという風にゲーム感覚で一つ一つこなしていくという方法を娘が小学生の頃からやっていました。このやり方はもっとやりたくても時間が来たらやめなくてはいけないので、その時間内に精一杯頑張れとても効率が良いです。娘がノンビリした性格なので、せっかちな私が見るに見かねて絞り出した知恵です。
今日はレッスンがなくのんびりと身体を休めました。病気になって以来約1ヶ月が経ちました。無理は出来ない年になってしまったと思うと少しがっかりですが、生徒や家族のためにも元気でいなければいけないとつくづく感じています。私の父は私が中学3年生の時に病気で亡くなってしまいましたが、それまではいつも健康だけが取り柄と言っていた人でした。父はクラシックが大好きで、特にベートーヴェンがお気に入りでした。私もよく父の膝の上に乗ってベートーヴェンを聴いていた覚えがあります。隣に住む両親もクラシックが大好きです。私が結婚する頃は父がよくピアノでハノンやツェルニーを練習していました。なんとベートーヴェンの悲愴をその昔ラジオで演奏したという経験もあるそうです。私達夫婦がこうやって音楽の道を歩んでいるのもその昔の両親の苦労があったからこそだと思い感謝しています。
私は学生の頃からピアノを教えているので、もうかれこれ25年くらい教えていることになります。子供の指導の重要性と可愛さを本当に解ったのは、自分の子供が産まれてからです。子供ができる前は生徒があくびをしただけでやめさせてしまったことがあります。やる気がなく、なんて失礼な子なんだろう!と思ったからです。今考えるとなんて可哀相なことをしてしまったのだろう‥と反省しています。生徒のことを少しも理解せず一方的に押し付けのレッスンをしていた様に思います。あくびは小さい子の場合、特に集中するからこそ出るものなのです。(これも自分が子供を育てて初めて気が付いたことです)今ならむしろ「あくび?していいよ!一生懸命やった証拠だね。」といって逆に誉めてしまうくらいです。そして生徒はどんなによく練習する子もそうでない子もそれぞれにどこか、必ず良いところを持っているのでその長所を引き出して誉め、短所を長い目で見て直していく、ということが一番大切なのかもしれません。
多摩市では11月23日を家族の日とし、毎年何か行事を行っているそうです。それで今年は「楽しいウィンド・オーケストラ」と題し、プロのオーケストラやプロとして活躍しているソリスト達を集め、この日の為に特別のオーケストラを結成し文字どおり楽しい演奏会がパルテノン多摩で行われました。そのオーケストラのメンバーの一人として娘の理恵子もピアノで参加させていただきました。今日の指揮者はN響のホルン奏者として活躍されていらっしゃる山本
真さんです。この山本さんに声を掛けていただいて娘も参加しました。プログラムは次の通りです。
第1部
1・ロサンジェルスオリンピック ファンファーレ
2・ルロイアンダーソンのトランペット吹きの休日、サンドペーパー
3・ディズニーメドレー
4スターウォーズ
第2部
1・ 一分間指揮者コーナー
2・ワーグナーのタンホイザー序曲
3・レスピーギのローマの松よりアッピア街道の松
家族で楽しむ事が目的なので3歳くらいのやっと聴けるかなと思うような小さな子供までいました。流石に2時間はもたず途中で泣き出したり騒いだりしていましたが特に注意することもなく、暖かい雰囲気の中で最高に盛り上がりました。久し振りに心から楽しめたコンサートでした。このような催しを地元の市川でも是非やってほしいと願っています。
昨日に続き今日もポカポカ陽気でした。午前中は歯医者に通い、午後生徒がくるまでゆっくりと自分の練習が出来ました。病気以来やっとまともに練習した!という感じです。主婦業もあるので、毎日せめて3〜4時間は弾きたいと思っています。
親が音楽好きでいつも家に音楽が流れていると、その家の子供は音に対する反応が速くリズム感が良い場合が多いです。反対に小さい頃から何も聴かずに育った子は反応も鈍いため、教え辛いということがあります。特に拍子感は無いと、本当に惨めです。出来るだけ小さいうちから、モーツアルト、バッハ、ショパンなどからわかりやすい曲を選んで聴かせてあげると良いです。構えて聴くのではなく、出来れば食事中や遊んでいる時など無意識の内に聴こえて来るというのが理想的です。そしてレッスンに通う頃になったら、何ヶ月か(何年か)先に弾く曲を先取りで聴かせていけば良いのです。
今日もまた暖かい一日でした。気候が良いと色々なことを欲張ってやりたくなってしまいます。買い物、布団干し、一階から三階までの掃除など思う存分できました。午後からは沢山のレッスンがありやはり少々疲れ気味です。2台ピアノの方も本番まで約一ヶ月となり、そろそろほとんどの生徒が暗譜で弾けるようになってきました。あとは堂々と曲想をつけて楽しく合わせられる様に持っていくことが私の役目です。コンクールはどうしても人との比較なので競争心が先走りしてしまい殆どの場合あまりよくありませんが、このようなコンサートは一人一人の個性も伸ばせるし、実力を付けられる良いチャンスです。今回は昭義先生のバイオリンの生徒さんも出演するのでとても華やかなコンサートになりそうです。
「どんな時幸せだと思いますか?」と聞かれたら私は多分「生徒が嬉しそうにレッスン室に入って来た時」と答えます。私は教える事が何より大好きなのでレッスンを楽しみにしていてくれる事が一番嬉しいのです。生徒のタイプを分けると大きく3つに分かれます。
1:凄く楽しみにしてニコニコ入ってくる。
2:心配でオドオドしている。
3:淡々として無表情。
1はレッスンしていてとても楽しく毎週の成長が期待出来ます。2のタイプは時間をかければ1になる可能性大。でも「もっと、音楽って自由で楽しいものですよ」と言いたいです。3は「何が面白くてピアノ弾いてるの?喜怒哀楽はっきりしようよ」という感じです。このタイプは教えていて一番やりにくく上達もむずかしいでしょう。感じられない人を感じられる様にもっていく事は至難の技だからです。
午前中は暖かかったので庭にでてお花の手入れをしました。落ち葉をかき集めていると秋になったんだなあとしみじみ時の流れの早さを実感しました。家の中へ戻ってしばらくすると非常に不愉快な電話がありました。いきなり子供にピアノを習わせたいんですけどお月謝はいくらですか?レッスン時間は何分ですか?発表会はありますか?と立て続けに聞かれ最初はまたこれか…と思いながらも最後にはいささか頭にきましたが我慢して電話をきりました。ピアノの先生は沢山いるので結局こうなってしまうのは仕方がないのかもしれませんがそれにしてもスーパーのバーゲンセールじゃないんだから安けりゃいいってもんじゃないでしょ!‥といいたかったです。うちはどちらかというと飛び込みで来る生徒はほどんどいません。発表会を聴いて是非教えて欲しいとか先生や生徒からの紹介がほとんどです。今考えてみると現在うちの教室にいる生徒さんでこんな風に電話で問い合わせてきた人は一人もいません。習おうと思うなら先ずは自分が親として子供をどの様に育てたいと思っているのかを先生に話すことが先ではないでしょうか。
今日はレッスンがなく白井に住んでいる母の誕生日で朝から夕方まで出かけていました。近くの公園や池で紅葉、美しい景色など自然をたっぷり満喫し元気のもとを吸収してきました。帰宅して娘の練習するショパンのノクターンを聴きながらホームページを書いています。この曲はショパンコンクールでサ・チェン(4位の人)が弾いた曲で、この世にこれ以上こんなにも美しい曲はないのではないかと思う程のもので宝石をちりばめたという表現がぴったりの曲です。娘は12月22日のクリスマスコンサートでこれを弾きます。ショパンコンクール以来公の場でショパンを弾いていないのでとても楽しみです。
今日から娘がソルフェージュを手伝ってくれました。年が近いせいか生徒も私のレッスンより楽しかったのかもしれません。今日は2年生、5年生、6年生という組み合わせでした。いつも土曜日はソルフェージュのレッスンに追われてクタクタになってしまうのですが、今日はピアノのレッスンに専念できました。そして今日とてもうれしい出来事がもう1つありました。お母さんのお迎えが遅れて一人で帰ってしまった2年生のことを心配していたら、一緒にソルフェージュをやっていた6年生の子がお母さんが来るまでどこかで一緒に待っていてくれたのです。お昼も食べずに学校から直接来てお腹が空いていたはずなのに、自分のことで精一杯にならずそうやって年下の子の事を思いやれる気持ちに感動しました。この子は小さい時からレッスンしているので、こんな優しい子に育った事はとてもうれしく不思議な感じがしました。
演奏会というのは弾き手だけで成り立つものではありません。聴衆とともに作っていくものです。いくら弾き手が一生懸命弾いていても聴き手が少しも聴いていないのでは弾き手は張り合いがありません。ステージに立っている演奏家というのはタダ弾いているだけではなく、聴衆の様子はいやでも見えて来るのです。自分がどんなにニュアンスを大切に弾いていても、聴衆が散漫で全然聴いていないのでは折角の良い演奏でもそこまでという風になってしまいます。
演奏会を聞きに行く前に一度でも演奏される曲のCDを聴くとか、譜面を見るとかするとそれだけでもその演奏会の聴き方が変わるというものです。一生懸命ピアニッシモを弾いているのに客席では誰も聞いていないのでは弾き手もやる気が無くなります。演奏会は演奏家と聴衆が一緒に作り上げて楽しむものだと思います。
昨日は娘が芸大オーケストラとジョージ・ガーシュインのラプソディー・イン・ブルーを山口で演奏してきました。シンフォニア岩国というつい最近出来た綺麗で素晴らしいホールだったそうです。
最初に譜面を見て、音だけ合っていれば良いという練習をしてくる人がいます。音以外に大切なことは、指遣い、アーティキュレーション、強弱、曲想の指示など絶対におろそかにしてはいけないことがたくさんあります。最初のレッスンに持って来た時にこれらを無視して弾いてくると、その日のレッスンは正確に弾くために直すことで終わってしまいます。自己流に弾いてしまった癖が強ければ強いほど(つまり間違った練習を長い間積み重ねてしまうこと)直すのに2〜3週間、ひどい時には1月かかっても直らないことがあります。最初のレッスンで正確にゆっくり弾くことがいかに大切かを分かってもらいたいです。これが上達の1番の近道なのですから。
昨日からスリッパの具合が悪く、心配で今日一日中何も出来ないでいました。寝ている時は安心ですが、起きていると具合が悪そうで本当に可哀想でした。ですが夜になってやっとご飯を食べられるようになり、大好きなピンポンで遊ぶようになりました。今日は一日中スリッパに振り回されてしまいましたが、スリッパが元気がないとこちらまで何もする気がしなくなります。やはり我が家には元気一杯のスリッパがいないと始まらないようです。
いつもツェルニーを1つか2つしかやってこない生徒が、先週ちょっと注意をしたら今日は4つやってあり、そのほとんどがかなり良い出来で3曲も録音でき、本人もとても喜んでいました。指先がかなりしっかりしてきて、ハノンの効果も確実に出てきました。やはり本気になってよい練習を積み重ねると1週間でずいぶん変わるものなのだということが分かりました。
今日は午後からたくさんレッスンがあるので午前中に夕飯の支度をすませました。生徒の中には1時間レッスンして下さいという希望があるのに、家ではホンのちょっとしか練習してこないために、30分位でレッスンは終わってしまうという子がいます。60分のレッスンを受けるためには最低1日2時間以上は練習していなければいけません。家ではちょっとピアノに触るだけで、レッスンだけは1時間やってもらって上手くなろうというのはちょっと虫が良すぎます。中には1時間でもとても時間が足らないという子もいます。こういう子のレッスンはとても楽しくあっという間に時間が過ぎてしまいます。本人も「アレッ、もう終わり?」という顔をしています。こうでなければ上達は難しいでしょう。
今日は学生コンクールを聴きに行くつもりでしたが、病気が治ったばかりなのであきらめ、気になっていた本棚の整理や部屋の掃除をしました。レッスンの方もコンチェルトがだいぶ軌道に乗ってきました。とは言っても個人個人出来には差があります。かなり長い曲を暗譜して曲想をたっぷりつけて弾けるようになった子もいれば、まだつかえつかえやっと弾いているような子もいます。2台ピアノのコンサートは初めての試みなのでどうなるか少々心配ですが、反面楽しみでもあります。その1週間前の22日には娘理恵子のクリスマスコンサートが地元のホールでありますが、こちらの方はチケットが売り出されて1週間もしないうちに完売となってしまったそうです。その後もなおキャンセル待ちの人まで出てきてしまいうれしい悲鳴ですが、楽しみにしていて下さる方がこんなに大勢いらっしゃるという事はとてもありがたいことだと思います。来年の3月には青山のカワイでもリサイタルを開きますので、こちらにも是非いらして下さい。
先程PTNAからメールが入ってきて、創立者でいらっしゃる福田靖子先生が亡くなられたことを知りました。ご病気だったことは聞いていましたが、あまりに突然のことでしたので驚きました。小さい時から娘の理恵子も可愛がっていただいていたので、とても残念です。ご冥福を心よりお祈りいたします。
1階の新しいレッスン室でCDを聴いていたら、ピアノの上にまるで置物のようなスリッパがいました。あまりにも可愛かったのでここに紹介します。
音楽が鳴っているといつもこのようにじっと聴き入っています。
今日は朝から娘がハニーブレッドを焼き、それが今日のランチでした。あたたかくふんわりとして買ってきたパンとは段違いの差でした。
娘は幼稚園の頃朝からお帰りの時間まで一日中お団子作りをしていた時期があり、幼稚園の先生からも飽きずによくやりますねと感心されていました。それが今のパン作りにも共通しているらしく、手でこねてこねてこねまくるのが大好きだそうです。私が面倒だから機械を買ってあげようかというと、娘はこれが面白いのに何を言っているのとこんな調子です。こんな単純なことが大好きなので、ピアノの練習も飽きずに出来るのかなあと、妙に感心してしまいました。
今学校の合唱コンクールの伴奏をしている子が、その課題曲をレッスンに持って来ました。レッスンの曲はあまり練習していないのに、そちらの方はほぼ完璧に練習してあります。音色や曲想、バランスなどかなり高度なことまで追及できました。この調子で普段のレッスンの曲も夢中になって練習してもらいたいものです。
やはり人に聴かれて恥ずかしくないようにしたいので、かなり時間をかけて練習したのでしょう。レッスンの曲にもそれを応用できるようになったら一皮も二皮も脱皮できるのですが...............
今日レッスンした子のほとんどが熱があったり咳をしたりしていました。急に寒くなったので皆風邪をひいているようです。思わず私が通院していた鬼越の小林医院を紹介してしまいました。この先生は本当に素晴らしいんです。2つの診察室を行ったり来たりして、ほとんどじっとしている時がないくらいの忙しさなのに、嫌な顔一つせずに楽しそうに活き活きと診察されているのです。子供たちで嫌がって来ている子が一人もいないような気がしました。先生と子供との会話が聞こえてしまったのですが、先生はこどもたちの目線になって話しかけていました。子供たちもきっと小林先生が大好きなのでしょう。内科小児科がご専門のようなのですが、変な言い方かもしれませんが医院内は活気に満ちあふれています。看護婦さん達も皆笑顔が絶えなくていつも親切です。病院嫌いだった私も小林医院なら病気じゃなくても先生や看護婦さん達に会いに行きたいほどです。風邪をひいていると集中できないので、早めに治して欲しいです。
久し振りに2台ピアノのレッスンをしました。生徒も待っていましたとばかりに楽しそうに弾いていて、皆自分なりに努力していたので安心しました。心配したほど崩れはありませんでしたが、やはりハノンで変な癖がつかないように常に軌道修正する必要があります。ハノンは即効性が期待できないので、少しづつ少しづつ見守って行かなくてはいけません。
6年生の子Kちゃんのレッスンをしました。この子は今まで何度も挫折しそうになったり、私に止めさせられそうになった子です。言うことは聞かないし、わざと分からないふりはするし、面倒臭そうに弾くし、でもこれも全て演技というか本性ではないことが分かっていたので何とか素直にならないかと思っていました。ふとしたことがきっかけでKちゃんは大変優しくて素直になり、弾き方までどんどん変わってきたのです。そのきっかけとは猫でした。私もKちゃんも猫が大好きです。我が家のスリッパがKちゃんが猫好きなのが分かったのか、この子のレッスンが終わるのを階段のところに来て待っていたのです。ちょうど最後のレッスンだったので、スリッパをレッスン室に入れてやり一緒に遊んだりしました。それを何回か繰り返していくうちに自然とKちゃんは私と笑顔で会話するようになったのです。そんなことがきっかけでどんどん素直になり、ピアノまで上達していくなんて信じられないかもしれませんが、本当にそうなのです。もうすぐ中学の受験が控えているのに、休まずにレッスンに通ってきます。今では私もこの子のレッスンをするのが大変楽しみです。そしてKちゃんは今日私に大きな花束と手紙をくれたのです。
今日久し振りにレッスンをして、自分の練習も出来ました。久し振りに生徒の顔を見て安心しました。私がレッスンを休んでいる間に自分で何とか譜読みをしまとめようとしている様子を見て、なんて可愛いのだろうと思いました。少しアドバイスをしただけで全てを吸収しようとしているようでした。毎週欠かさずレッスンするのも良い事ですが、こうやってやむを得ず間が開いてしまうのも違った意味で生徒には刺激になったのかもしれません。生徒もレッスンに来るのをとても楽しみにしていてくれたので、とてもうれしかったです。
今日も一日ゆっくりして体調を整えました。でも薬を飲んでいるせいかいつも眠たいです。明日からは少しづつレッスンもあるので、あまりのんびりしてもいられません。自分の練習もしないと生徒に笑われるかも..........?
私が休んでいる間に生徒がどんなに変わってくるかがとても楽しみです。病気で寝ているうちに庭の花も満開になっていました。私が良くなったのを喜んでくれているようです。
ほぼ2週間ひとりごとをお休みしてしまいました。10月半ばから肺炎になって以来家事やレッスンをお休みしていました。隣に住んでいる両親や家族の協力を得てやっと無事回復できました。今はまだ咳が出るので本調子ではありませんが、来週からはレッスンをしようと思っています。
この間に色々な方からの愛情を感じることが出来、熱にうなされながらもなんか幸せでした。生徒からの手紙やメッセージ、花束などが届き、どんなに励まされたか分かりません。病気になって初めて今まで気がつかなかった事や分からなかった事が見えてきました。こんなにレッスンを休んでしまったのは産まれて初めてのことです。何かレッスンをするのがとても待ち遠しいです。
もう寝ようと思っていたところにうれしいメールが来ました。阪神タイガースで17年間活躍した和田豊選手からでした。10月1日のひとりごとを読んでくれて、これからは指導者として頑張っていきたいとのことでした。こんなうれしいメールをもらうと病気も吹っ飛んでしまいます。