昭義のひとりごと2011年7月分  


このページは私の日記のようなものです。私の感じること、周りで起こったことを書きます。

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7.30

 事情があり今回のN響の演奏旅行を降ろしていただいたので、アイシンや名古屋の演奏会がある時にいつもお邪魔するサンバレー訪問は今回ありません。実は色々聴かせていただきたい物(オートグラフにVP-2500SE、SV-23Dなど.......オートグラフとVP-2500SEは音を耳に焼き付けておきたいのと、SV-23Dはリビングの高域用としてどうかな?というのがあるからです。今の42シングルはとても気に入っていますが、管がダメになった時を考えておかないといけないからです。多分性格は全然違うでしょうが.......)があったのですが、残念です。
 昨日スピーカーを動かした時に目に留まったのがスピーカーコードでした。ここ何年も放ったらかしだったので、コードが酸化していたのです。
 実は昨日Devonをスタンドに載せようとした時に、載っていたピアノのイスから後ろ向きに床に落ちてしまいました。スピーカーを傷つけないように必死に抱え込んだので、スピーカー自体は右下の角が少し傷ついただけですみました。でも私自身はお腹がDevonと、背中が床とぶつかって今でも内出血の跡があります。幸い痛みはほとんどありませんが......家族には「これくらい鈍感だったら、死んでも気がつかないかもね?」と評判の良いこと。Rogers位ならまだしも、Devon程になると大きさも重さもかなりのものです。
 昨日の事があるので、またDevon相手に格闘するのは気が進まなかったのですが、昼頃アンプ〜Devon〜ST25のコードを新しく剥き直しました。

 今のTANNOYは皆バナナプラグが使えるので苦労しないのですが、Devonの端子の穴はとても細いので、SV-91Bからのコードとスーパーツイーターへのコードはこのようにしてつなぐしかないのです。まあ自分でバナナプラグが使えるように細工すれば良いのですが、面倒なので今はパス。小一時間かかって接点をすべて新しくして、お気に入りのCDを何枚かかけてみました。そうしたらなんとも新鮮な音に変貌しました。そういえば前の店主のひとりごとに同じ事が書いてありましたね。その時は自分のところはまだ大丈夫だろうとタカをくくっていましたが、こうしてみると私も酸化被膜の音を聴いていました。
 昨日Devonを移動する前の左の写真の時に感じた高域の抜けの悪さが、今ではすっかり抜けてむしろ高域を抑えた方が良いかな?というくらいになりました。文句を言う前にやるべきことをきちんとするように、という神様の思し召しでした。でも何年か経つと忘れちゃうのですよね!


7.29

 今日久し振りに1階レッスン室の音を聴いたら、音が抜けません。今の配置だとスピーカーの間隔が開いて、壁からの反射の影響を受けやすいのでしょう。今までRogersを載せていたチェストベンチにDevonを載せてみました。

 左はステレオのページに載せた写真です、それを右のように替えました。右チャンネルのスピーカーがピアノに隠れているのが気になったからです。そしてスピーカーを壁から少し前に出しました。こうすると抜けは良くなったのですが、音が高域寄りになってしまいました。スピーカーを壁に少し近づければ良いのかな?と思い、わずかに後ろに持っていったら良いバランスになりましたが、この調整はとてもシビアです。Devonをこの高い位置に持っていくと、今まで出なかったような明るい音が出てきました。しばらくこれでやってみます。こういう事に凝ると次から次へと問題が出てきて、いくらやっても終わらなくなるのが心配です。
 Rogersはどうしたのかというと、右の写真の前に写っているのがRogersです。

 このように樽ボードの上に載せているので、普段は片づけておいて、使う時だけピアノの前に出すようにしました。定位置を決められないのが気になるのですが、この部屋はレッスン室ですからレッスンが優先です。

 ヴァイオリンの方はだんだん新しい調整に慣れてきました。今までのように発音に気を遣わなくても良くなったので、弾くのが楽しくなりました。弦を細くして音量が減るのが心配でしたが、弱音がきれいに出るので今までよりダイナミックレンジは広がりました。


7.28

 昨日はスリッパの命日、リビングにはまだ元気だった頃の足跡が残っています。

 今日はおととい預けたGuadagniniを取りに行きました。魂柱については位置、太さ、長さともに標準だそうでした。駒はまだ削りたてなので、今はバーンインの時期です。じっくり弾き込んで馴染ませないといけません。駒がヘタっているのに太めの弦を張っていたので、思いの外に両手が影響を受けていました。もう1台のSgarabottoについても、細めの弦にした方が反応が良いようです。きちんと構える時間がある時は弦が太い方が音量は出ますが、オーケストラのように自分でテンポを決められない時にはすぐに反応できる状態でないと困ります。

 震災の頃から悩まされていた問題が、まだ解決はしていませんが一応のメドがつきました。これで色々な事にやっと手を出せるようになりました。今は何といっても弾く事に一番関心がありますが、その参考にするためにもオーディオを再構築しようと思っています。御影石をやめて、木材のブロックから真鍮+ステン・インシュレーターに戻った今、ちょうど良いタイミングだと思います。
 一時期Rogersをレッスン室の長辺に置いたりしましたが、結局最初と同じ置き方に戻しました。でも最初に音を追い込んだ時とは求める音が微妙に変わっているので、前よりは色彩感を出す方向に変わるかもしれません。とはいっても音の中核は中域にあるという基本方針に変わりはないので、大きく変わる事はないでしょう。


7.25

 今日はクラシック・コンクールの小中学校の部の予選を審査してきました。39人の演奏を聴きましたが、その中に1人とてもうまい人がいました。とても音楽的で技術も確か、とても中学生とは思えない演奏でした。審査員一同も皆驚いていました。

 この前弦の微調整をしてから徐々に慣れてきたので、最初は思わず力んでいたところも構えずに弾けるようになってきました。今までの太さの弦の時は身構えないといけなかったのが、その必要もなく普通に弾けます。これは想像以上に演奏に大きな影響がありました。これで駒を新しく作り直してもらえば、今回の再調整も終わりです。いよいよ明日楽器をドック入りさせます。3日間くらいで出来るとの事で、今から出来上がりが楽しみです。

 このところ色々な事をして環境が変わったステレオのページを書き換えました。


7.22

 この前弓の持ち方が変わってから、弦についても色々トライをしてみました。その中で弾いた時の楽器からの返りの反応が今一つ気に入りませんでした。自分が動かそうと思っているのより大きな部分が塊で動いているような感覚があるのです。2位の部分を動かしたいのに、弾くと3〜4位の部分が一緒に動いてしまうような感覚です。前にも魂柱の位置を少し動かしてもらいましたが、まだ切れが良いとは言えません。魂柱の太さか位置の問題かと思っていたのですが、今日診てもらったらどうもコマが原因のようでした。楽器を手に入れた時からコマは替えていないので、当然かもしれません。来週楽器を入院させてコマを替えるのと同時に、魂柱も診てもらうつもりです。また弦を太さを微調整して、楽器の反応が良くなりました。
 ここら辺の加減はオーディオと本当によく似ています。最初は細かく振動していなかったDevonが色々やっていく中でだんだん細やかに振動するようになっていったのとそっくりです。Stirlingも同様の経緯で細かく振動するようになっていきました。

 上の写真がこの前ご紹介したThe Way They Play全14冊です。カーソルを載せると見えるのが第1巻です。第1巻はMISCHA ELMAN、ZINO FRANCESCATTI、JASCHA HEIFETZ、FRITZ KREISLER、YEHUDI MENUHINといった錚々たる巨匠のインタビューが写真付きで紹介されています。

 こちらは第8巻Nina Beilinaという人の記事です。ヴァイオリニストだけでなくヴィオリスト、チェリストも載っています。昔はヤマハにも置いてありましたが、今はどうなのでしょう?


7.15

 本来今日からのN響夏シリーズとその後の梅田芸術劇場+アイシンetc.は出番だったのですが、急遽降り番にしていただきました。

 この1月ほどの間に色々な事から奏法上のヒントを続けて得る事が出来、今一つしっくり来なかった部分が解決しました。特に大きなヒントになったのが2つ、1つは「ハンドリングで大事なのは薬指と小指だ!」というドライビングについてのホームページの記述、もう1つは「The Way They Play」という全14冊の本です。1番目は弓の持ち方に、2番目は楽器の支え方にすごく影響がありました。特に「The Way They Play」は色々なヴァイオリニストに対するインタビュー集で、弾いているところの写真がいろんな角度から撮られていてとても参考になります。このシリーズが最終的に何号まで出版されているのか私は知りませんが、手元には1巻から14巻まであります。ハイフェッツ、フランチェスカッティ、ミルシュタインなどの20世紀の大ヴァイオリニストを中心に取り上げられています。
 この中で特に再確認したのがバランスの大切さです。たとえば音量を出す事に拘り過ぎると、発音が悪くなり小音量のニュアンス音色が一色になってしまいます。スピーカーから大きな音を出す事ばかりやっていると、小音量のニュアンスが死んでしまうのと同じです。自分の楽器の特性をよく分かった上で、それをどう活かすか考えないといけません。音量が出るタイプではない楽器で無理して音を出そうとすると、弾き難い上に効果は全然上がりません。ここら辺の加減はオーディオとよく似ています。

 大震災以降残念ながらじっくりオーディオに対する時間を持てなくなっています。断片的に色々試してはいますが、それを再構築する余裕が持てていません。そのため御影石騒動、桜材騒動に嵌まってしまいました。ちょっと落ち着いて何日か聴く事が出来ていれば嵌まらなかったワナでした。とはいってもこの2年間やった事がすべてハズレというわけではありません。また仕切り直して、再出発します。演奏もオーディオも!


7.4

 昨日は埼玉会館での演奏会でした。家に戻ってから妙に忙しく、ひとりごとを書く暇がありませんでした。私が入団した頃、ここでの演奏会のゲネプロのあと、先輩にウナギ屋さんに連れて行っていただいた覚えがあるのですが、今となってはそのお店らしきものは見つかりません。昨日は行きがけに駅でおにぎりを買って行きました。
 昨日は2日目なので、13:30のズィッツ・プローベ(SitzProbe)のあと15:00から本番でした。カサドさんはシベリウスにこだわりがあるようで、かなり細かくリクエストが出てきました。埼玉会館は私が入団した頃からありますが、古色蒼然たる響きではありません。さすがに中の設備などはいささか古さを感じますが.........

 以前のように近郊の演奏会がもっともっと増えるとうれしいのですが、なかなか難しいようです。去年は多摩+所沢という近郊の演奏会がありましたが、集客の点で色々問題があるようです。


7.2

 今日は久し振りのつくばノバホールでの演奏会でした。このホールが出来たつくば万博の頃には何回か行ったことがあります。そして会場の響きを調整した後行ったこともあります。多分ここに行ったのは10何年ぶりだと思います。
 行きに行きつけのタイヤ屋さんで空気圧を診てもらいましたが、少し空気圧が下がっていました。適正に戻してもらったら車が軽くなったような感じがしました。つくばにはちょうどお昼頃着きました。
 駐車場に車を入れてから、ホールに歩いて行った時に見えたホールの外観です。

 そしてホールの様子です。

 カサドさんの持って行き方のせいもあると思いますが、今日弾いた感じではホールの響きは特別な印象は受けませんでした。 チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲はゆったり目のテンポでした。シベリウスの2番は速めにどんどん進んで行くところとゆったり間を取るところがありました。
 明日は浦和の埼玉会館の演奏会です。

 前につくばに行った時にはまだ我孫子に住んでいた頃です。我孫子からだと下道でちょっと走るだけで良かったのですが、市川からだと三郷南→谷田部→つくばという経路で行きます。つくば中央という圏央道の終点もありますが、地図を見るとあまり意味がありません。早く外環が出来て市川インターから三郷南までつながるととてもうれしいのですが、 今の調子だとあと何年かかるのでしょう。明日も多分三郷南から外環に乗って外環浦和で降りるコースをとるでしょう。首都高を使うより外環の方が安い、というのが外環を使う最大の理由です。


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