このページは2000年にNHK交響楽団が共演した指揮者、独奏者のプロフィール(N響の機関誌「フィルハーモニー」の解説を抜粋したものです)と私の感想をまとめたページです。(全部の公演を網羅するものではありません。)
指揮者、ソリストご紹介のページのトップはこちらです。
イヴァン・フィッシャー |
|
|
1951年ブダペストの音楽一家に生まれる。65〜70年バルトーク音楽院でチェロと作曲を学んだ後、ウィーン音楽院でハンス・スワロフスキーに師事。74年にディプロマを得て卒業、75年にブダペストデビュー、76年ロンドンの指揮者コンクールで優勝、ロイヤル・フィルを指揮して国外デビュー。同年プレミオ・フィレンツェ国際コンクールでも優勝。79〜82年に音楽監督・首席指揮者を務めたノーザン・シンフォニア管弦楽団時代に国際的な注目を集める。
N響との共演は今回3回目を数える。 |
レナード・スラトキン |
|
|
1499年9月1日ロサンゼルス生まれ。音楽家の両親の間に生まれ、1979年よりセント・ルイス交響楽団の首席指揮者となり、一躍注目を集めた。その後は多くのオーケストラへの客演と録音でアメリカ全土やヨーロッパ各地、日本にもその名を知らしめている。96年からはロストロポーヴィッチの後任として「大統領のオーケストラ」と呼ばれるワシントン・ナショナル交響楽団の音楽監督に就任。2000年10月からは新たにロンドンBBC交響楽団も率いることになっている。 |
エリアフ・インバル |
|
|
1936年エルサレムに生まれた。後にオランダでフランコ・フェラーラの、イタリアでセルジュ・チェリビダッケの教えを受けた。63年カンテルリ国際指揮者コンクールに優勝、74年フランクフルト放送響首席指揮者に迎えられ、世界の檜舞台に躍り出た。初来日して読響を振り、見事なマーラーの5番を聞かせたのはその前年である。2001年ベルリン響首席指揮者就任も発表されているが、このオケに往年の名声をいかにして取り戻させるかに期待が集まる。N響には93、94、96年に客演している。 |
デービッド・ロバートソン |
|
|
1958年アメリカのカリフォルニア州サンタ・モニカに生まれる。ロンドンのロイヤル音楽アカデミーで学び、オランダでK・コンドラシン、ルツェルンでR・クーベリックに師事。21歳の時、ニコライ・マルコ国際指揮者コンクールで第2位
になったのを機に本格的な活動を開始、85〜87年にエルサレム響の常任指揮者を務めた。2000/2001年シーズンから国立リヨン管の音楽監督並びにリヨン市オーディトリアムの芸術監督に就任する。 |
朝比奈隆 |
|
|
1908年東京牛込に生まれる。京都帝国大学在学中に同大のオーケストラに入り、ヴァイオリンをモギレフスキー、指揮をメッテルに学んだ。33年大阪室内楽協会を設立、37年京大オーケストラを振って指揮者でビュー。40年には新響(現N響)を指揮してデビュー。
現在日本指揮者協会会長、東京国際音楽コンクール(指揮)審査委員長も務める。
|