我が家には3つのレッスン室とリビングにステレオがあります。
スピーカー:TANNOY Devon
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リビングのスピーカーTANNOYのDevonのセッティングは以前は木のスピーカースタンドを横にしてその上に置いていました。ですがキット屋さんのホームページに出ていたTANNOYのStirlingの置き方の記事を読んで、この写真のようにスタンドの上に載せることにしました。スタンドは2つを一緒にして使っています。
Devonの音がなかなか思ったようにならず、色々なインシュレーターを試してみましたが、基本的な置き方をちゃんとしてそのちょっとした補助にインシュレーターを使うという程度にすべきで、インシュレーターを使うことによって新しい世界が開けるというようなことは期待しない方が良いようです。
リビングに2つCDプレーヤーがありますが、今まで使っていたMERIDIANの207 IIがそろそろ老朽化してきて後2〜3年くらいしか持たないだろうと言われてしまいました。そこでMERIDIANを出来るだけ良い状態に保てるように、普段用にARCAMのプレーヤーを買いました。この2つのプレーヤーは対照的なキャラクターを持っていて私としてはMERIDIANが好きなのですが、今のMERIDIANの音は好みではないのでARCAMを選びました。
今までここで使っていたDENONのコンポ軍は1Fのソルフェのレッスン室に行きました。
スピーカー:ALRJordan Entry S
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以前ご紹介したスピーカーKEFのCrestaとトライオードVP-Mini84 Mk IIアンプは今両親の家で活躍しています。またその後釜に入ったB&WのCDM-9NTは、今年の初めに売りました。今の機器の置き方は問題ありですが、とりあえずこのようにしています。なおスピーカーは向かって右側のベイウィンドーに置いています。ここはCDとカセットを聴くのが主です。
2001年にこの部屋が出来て、この部屋のシステムをメインにしました。2002年10月にこの部屋のピアノを一回り小さなものにしたので、以前よりまとまりが良くなりました。更に2003年3月にTANNOYのStirlingを入れました。
スピーカー:Rogers LS5/9
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この部屋は2002年の正月に作った300Bのアンプがメインです。下の写真のように今まで入れていた棚板を外して300Bアンプ専用の場所を作りました。
左の写真はメインアンプHK-300BSです。トランス類の重さは半端なものではありません。電源トランスなど片手で持てるようなものではありません。そのおかげもあってこのアンプはcrescendoしても頭打ちの感じがありません。右の写真の左側上の段は左からチューナーとMDプレーヤー、下の段は左からヒノ・オーディオのSTEP UP TRANS HG2021、MYRYADのCDプレーヤーMCD500とその上に写真ではほとんど見えませんがCREEKのプリアンプP43です。
2003年6月にサンバレーの2つのアンプを作りました。プリアンプSV-722 Macintosh型とメインアンプSV-501SEです。プリアンプは管にする必要はさほどないというのが世の中の定説のようですが、聴いてみると音の密度の点でかなり違います。音楽の芯を伝えてくれるという点で一日の長があります。またSV-501SEは6BM8によるパワー管ドライブで今までのアンプとは違う音色です。
現在右側にはSV-501SEを左側にはSV-722を置いて、エージングさせています。落ち着いたらジックリ比較してみようと思っています。
こちらは防音室のシステムです。こちらはスピーカーは弟が使っていたVictorの古いものをもらい、コンポはVictorのものです。(左に3段重ねになっているもので、上からCDプレーヤー、カセットデッキ、プリメインアンプです。)こちらの部屋には据置のMDはありません。横にあるのはPioneerのDATです。こちらは1つのリモコンで全てが集中コントロールできます。
私はN響に入団当時一時期オーディオにのめり込みました。その産物が未だに家で現役として活躍しています。レコードプレーヤーのLINN SONDEK、CDプレーヤーのMERIDIAN207II、プリアンプのQUAD66、メインアンプのQUAD606、スピーカーのTANNOYのDEVONです。(最初に買ったのはLINNとQUADの33と303、Devonです。)
ところが2年前にエレキットのTU-870(6BM8シングルアンプ)を借りて聴いてから物事は変わりました。それまでCDを1枚聴くと「ご馳走さまでした。」という気分にさせられていたのですが、この小さなオモチャのようなシングルアンプだと何枚聴いてももっと聴きたいという気にさせられたのです。それから2年間にプリアンプを5つ、メインアンプを5つ立て続けに作りました。その中から私が得たのは私の求める音です。それはまず第一に機器の存在を忘れられるようなものであること、次に音の芯をしっかり伝えるものであること、そして音の質感密度感スピード感が全帯域で同じであることを私は無意識に求めているのでした。
私にとってはオーディオは音楽を聴くための便利な道具であるのであって、音を聴くことが目的ではないからです。私にとっては演奏家が何を求めて何を表現しようとしているかが分かれば、少々のステレオの音の違いなど問題にならないのです。