スピーカー:TANNOY Devon
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リビングのセッティングは色々変わっています。Devonは結局この写真のように木のスピーカースタンドを横にしてその上に置くことにしました。スタンドを縦長にして使っていた時より低域がよく出て、音のつながりが良くなりました。(今までユニットが耳の高さに来ることを一番大事にしていたので、できるだけスピーカーを高い位置に置こうとしていました。ですがそうするとどうしても低域が痩せてしまうのです。)
Devonの音がなかなか思ったようにならず、色々なインシュレーターを試してみましたが、特に2種類のインシュレーターを一緒に使うのは良い結果にはなりませんでした。基本的な置き方をちゃんとしてそのちょっとした補助にインシュレーターを使うという程度にすべきで、インシュレーターを使うことによって新しい世界が開けるというようなことは期待しない方が良いです。
リビングのステレオで今問題になっているのはCDプレーヤーです。MERIDIANの207 IIをこの前修理してもらったのですが、また色々な問題が出てきてもう一度オーバーホールしないといけないようです。そこでARCAMのFMJシリーズのCD23TというCDプレーヤーを買い、MERIDIANはもう一度入院させることになりました。
今までここで使っていたDENONのコンポ軍は1Fのソルフェのレッスン室に行きました。
スピーカー:KEF Cresta2
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このステレオは一応聴けるという次元の音で、ラジカセを少し良くした程度の音です。特にスピーカーとアンプの相性は良くないようです。
去年この部屋が出来て、この部屋のシステムをメインにしました。2002年10月にこの部屋のピアノを一回り小さなものにしたので、以前よりまとまりが良くなりました。
スピーカー:Rogers LS5/9 |
この部屋は2002年の正月に作った300Bのアンプがメインです。下の写真のように今まで入れていた棚板を外して300Bアンプ専用の場所を作りました。
左の写真はメインアンプHK-300BSです。トランス類の重さは半端なものではありません。電源トランスなど片手で持てるようなものではありません。そのおかげもあってこのアンプはcrescendoしても頭打ちの感じがありません。右の写真の左側上の段は左からチューナーとMDプレーヤー、下の段は左からヒノ・オーディオのSTEP UP TRANS HG2021、MYRYADのCDプレーヤーMCD500とその上に写真ではほとんど見えませんがCREEKのプリアンプP43です。
こちらは防音室のシステムです。こちらはスピーカーは弟が使っていたVictorの古いものをもらい、コンポはVictorのものです。(左に3段重ねになっているもので、上からCDプレーヤー、カセットデッキ、プリメインアンプです。)こちらの部屋には据置のMDはありません。横にあるのはPioneerのDATです。こちらは1つのリモコンで全てが集中コントロールできます。
真空管アンプについては色々作ってみたいのですが、置いておく場所の問題もありメインアンプはもう作れないでしょう。真空管のプリアンプの良い物があればですが、プリアンプについてはあまり真空管の優位はないようなので迷っています。
それより能率の高いスピーカーで音の良い物があったら手に入れてみたいです。
今一番やってみたいことはプレーヤーの好むステレオの条件を見つけることです。プレーヤーはほとんどが真空管アンプを聴くと感激します。どこがそんなに感激的なのか知りたいのです。
去年の初夏から色々真空管アンプに再び凝ってしまいました。今から10年ほど前にQUADのプリとメイン、メリディアンのCDプレーヤー、LINNのLP12を買った時にはかなり色々の雑誌を調べました。私は大げさなステレオがあまり好きではないので、こういうイギリス流の可愛い物を選んだのですが、今回はやっていくうちにかなり大掛かりなものになってしまいました。
色々なところでアンプやCDプレーヤーを聴きますが、今の物は良く言えばクリアなのですが、どうも音が平板で薄いです。今の時代の好みがそうなのでしょうが、レコード(アナログディスク)を聴くともっと帯域は狭いのに充実した音が聞こえてきます。今のCDはSACDやアップサンプリングが流行りですが、何百万という物まで含めてそれほど充実感のある音はしていません。
普通の状態とアップサンプリングがボタンで切り替えられるものを聴いたら、普通の状態の方が遥かに良い音でした。作っている方も自信がないからアップサンプリングと普通の状態の切り替えボタンをつけているのでしょう。(本当に自信があるならこんなボタンなど付けるはずがないからです。)アップサンプリングなどやめてもっと安くちゃんとしたものを作るべきです。私が聞いて一番すごいと思ったのはスチューダーのCDプレーヤーです。これは売られていた時に100万位だったそうですが、これを持っている人は絶対に手放さないそうです。
私の持っているMERIDIANのCDプレーヤーにしても、昔の207MK IIと最新版の507を聴き較べると新しい方の507は「良く言えばクリア、悪く言えば音が薄い。」という印象です。
もう1つ聴いていて不思議に思うのは、日本のメーカーは不要な振動を出来るだけ止めることに専心していることです。弾く側は振動するものは全て楽器の一部という感覚で弾いているのにです。部屋だって楽器の一部です。無用な振動を止めると言って楽器に重い鋳鉄のボードを付ける人など聴いたことがないです。よく雑誌にスピーカーを載せる台に重い鋳鉄のボードが良いと書いてありますが、私にはそれよりコーリアンのボードの方がずっと自然に聞こえます。それに遥かに安いですし。(両方とも買って長い間試した結論です。鋳鉄のボードはその上に何をおいても響きが出てきません。)
その意味では輸入住宅の本物の厚いフローリングを敷いた部屋というのは部屋自体がとても良い響きを持っていて気持ちが良いです。